JP2002356111A - 移動車両用の空調装置 - Google Patents
移動車両用の空調装置Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00357—Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
- B60H1/00378—Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for tractor or load vehicle cabins
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00007—Combined heating, ventilating, or cooling devices
- B60H1/00207—Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
- B60H2001/00235—Devices in the roof area of the passenger compartment
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動車両に必要な電動クーラのインバータを
安価に冷却でき、しかも雨水のかからない箇所に配置す
ることである。 【解決手段】 移動車両は、天井部のフロント側に電動
エアコンユニット40を搭載し、該電動エアコンユニッ
ト40の冷却用空気吸い込み口に隣接する位置に、電動
エアコン用のインバータ25を設置したキャビン24を
備えている。前記インバータ25はエアコンユニット4
0の冷風吹き出し口に向かう空気流で冷却される。しか
も、インバータ25はキャビン24の天井壁の下側にあ
るので、雨水が掛かることもなく防水される。
安価に冷却でき、しかも雨水のかからない箇所に配置す
ることである。 【解決手段】 移動車両は、天井部のフロント側に電動
エアコンユニット40を搭載し、該電動エアコンユニッ
ト40の冷却用空気吸い込み口に隣接する位置に、電動
エアコン用のインバータ25を設置したキャビン24を
備えている。前記インバータ25はエアコンユニット4
0の冷風吹き出し口に向かう空気流で冷却される。しか
も、インバータ25はキャビン24の天井壁の下側にあ
るので、雨水が掛かることもなく防水される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動車両用の空調
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクター、コンバインなど移動
車両の操縦室はキャビン又はサンバイザに覆われている
場合が多い。そして操縦室付近の快適性を向上させるた
めに、空調装置や音響機器など様々な電装器機が取り付
けらている。これに伴い、空調装置や音響機器、及びそ
の配線等をコンパクトに収納して操縦室付近の空間を効
率よく利用することが行われている。
車両の操縦室はキャビン又はサンバイザに覆われている
場合が多い。そして操縦室付近の快適性を向上させるた
めに、空調装置や音響機器など様々な電装器機が取り付
けらている。これに伴い、空調装置や音響機器、及びそ
の配線等をコンパクトに収納して操縦室付近の空間を効
率よく利用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】操縦室の空調装置の取
付け構造を工夫することで、該操縦室付近の空間をでき
るだけ広くすることは行われているが、さらにその構成
部品の搭載位置に配慮すべき余地がある。
付け構造を工夫することで、該操縦室付近の空間をでき
るだけ広くすることは行われているが、さらにその構成
部品の搭載位置に配慮すべき余地がある。
【0004】例えば、電動モータで駆動するエアコンの
インバータは防水構成とすると非常に高価になるので、
雨水のかからない箇所に配置する必要がある。しかし、
雨水のかからない箇所は密閉空間である場合が多い。イ
ンバータを雨水のかからない車室内、例えば、操縦室の
シート下に配置すると、インバータからの放熱により、
その機能が低下するおそれがあり、また発熱のため作動
不良を生じるおそれもある。
インバータは防水構成とすると非常に高価になるので、
雨水のかからない箇所に配置する必要がある。しかし、
雨水のかからない箇所は密閉空間である場合が多い。イ
ンバータを雨水のかからない車室内、例えば、操縦室の
シート下に配置すると、インバータからの放熱により、
その機能が低下するおそれがあり、また発熱のため作動
不良を生じるおそれもある。
【0005】さらに、前記エアコン用の電動モータへ電
気を送るオルタネータも防水構成とすると非常に高価に
なるので、雨水のかからない箇所に配置する必要がある
上、インバータと同様に、発熱による作動不良の問題が
ある。
気を送るオルタネータも防水構成とすると非常に高価に
なるので、雨水のかからない箇所に配置する必要がある
上、インバータと同様に、発熱による作動不良の問題が
ある。
【0006】本発明の課題は、移動車両に必要な電動ク
ーラのインバータ及びオルタネータを安価に冷却でき、
しかも雨水のかからない箇所に配置することである。
ーラのインバータ及びオルタネータを安価に冷却でき、
しかも雨水のかからない箇所に配置することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題に対処するために、次のような手段を講じた。請求
項1の発明は、操縦室を構成するキャビン(24)の天
井部左右に前後に配すフレーム(30、30)を設け、
このフレーム(30、30)間に支持部材(32)を架
け渡してエアコンユニット(40)を設ける移動車両に
おいて、前記エアコンユニット(40)の筐体(41)
の一側面には、筐体(41)内のエバポレータ(53)
へ空気を吸い込む開口部(41c)を設け、この開口部
(41c)近傍の支持部材(32)に前記筐体(41)
内の電動モータ(45)を作動させるインバータ(2
5)を設けた移動車両用の空調装置である。
課題に対処するために、次のような手段を講じた。請求
項1の発明は、操縦室を構成するキャビン(24)の天
井部左右に前後に配すフレーム(30、30)を設け、
このフレーム(30、30)間に支持部材(32)を架
け渡してエアコンユニット(40)を設ける移動車両に
おいて、前記エアコンユニット(40)の筐体(41)
の一側面には、筐体(41)内のエバポレータ(53)
へ空気を吸い込む開口部(41c)を設け、この開口部
(41c)近傍の支持部材(32)に前記筐体(41)
内の電動モータ(45)を作動させるインバータ(2
5)を設けた移動車両用の空調装置である。
【0008】請求項2の発明は、車体の適所に電動モー
タ(45)により駆動するエアコンユニット(40)を
設ける移動車両において、前記車両の前部左右には、エ
ンジン取付フレーム(34、34)を配置し、このフレ
ーム(34、34)間にエンジン(12)と前記電動モ
ータ(45)に接続するオルタネータ(35)とを前後
に配置し、かつ前記オルタネータ(35)の入力軸(3
5a)と、このエンジン(12)の出力軸(12a)と
を対向させ、側面視において前記オルタネータ(35)
を前記フレーム(34、34)の巾と一部重複させた状
態で設けた移動車両用の空調装置である。
タ(45)により駆動するエアコンユニット(40)を
設ける移動車両において、前記車両の前部左右には、エ
ンジン取付フレーム(34、34)を配置し、このフレ
ーム(34、34)間にエンジン(12)と前記電動モ
ータ(45)に接続するオルタネータ(35)とを前後
に配置し、かつ前記オルタネータ(35)の入力軸(3
5a)と、このエンジン(12)の出力軸(12a)と
を対向させ、側面視において前記オルタネータ(35)
を前記フレーム(34、34)の巾と一部重複させた状
態で設けた移動車両用の空調装置である。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明により、インバータ25
はエアコンユニット40の冷風吹き出し口に向かう空気
流で冷却され、しかも前記インバータ25はキャビン2
4の天井壁の下側にあるので、雨水が掛かることもなく
防水され、インバータ25の発熱による機能の低下を防
止できる。また、請求項2の発明により、小さい空間内
にオルタネータ35を配置することができ、省スペース
効果がある。
はエアコンユニット40の冷風吹き出し口に向かう空気
流で冷却され、しかも前記インバータ25はキャビン2
4の天井壁の下側にあるので、雨水が掛かることもなく
防水され、インバータ25の発熱による機能の低下を防
止できる。また、請求項2の発明により、小さい空間内
にオルタネータ35を配置することができ、省スペース
効果がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の農業
用トラクタ(以下、トラクタ)に用いられるキャビンの
空調装置について説明する。図1のトラクタ側面図(操
縦席のドアやフロントガラス及びリヤガラス等は図示せ
ず)に示すように、トラクタ10は、ボンネット11に
覆われたエンジン12を備え、これと図示しないクラッ
チハウジング、ミッションケース、及びリアミッション
ケース等を一体的に連結した主枠13を機体の剛体主要
部とし、この主枠13の前後左右に一対の前輪14、後
輪15をそれぞれ設けている。そして、前記エンジン1
2の回転動力をミッションケース(図示せず)内の変速
機構によって適宜減速し、前後輪14、15に伝達して
走行する構成になっている。
用トラクタ(以下、トラクタ)に用いられるキャビンの
空調装置について説明する。図1のトラクタ側面図(操
縦席のドアやフロントガラス及びリヤガラス等は図示せ
ず)に示すように、トラクタ10は、ボンネット11に
覆われたエンジン12を備え、これと図示しないクラッ
チハウジング、ミッションケース、及びリアミッション
ケース等を一体的に連結した主枠13を機体の剛体主要
部とし、この主枠13の前後左右に一対の前輪14、後
輪15をそれぞれ設けている。そして、前記エンジン1
2の回転動力をミッションケース(図示せず)内の変速
機構によって適宜減速し、前後輪14、15に伝達して
走行する構成になっている。
【0011】前記ボンネット11の後部には、メータパ
ネル17が設けられている。更に、前記ミッションケー
ス中央部上面にはフロア18が設けられ、このフロア1
8の後端部は一対の後輪15を前方から上方にかけて覆
う一対のフェンダー19、19に接続されている。フロ
ア18の上方にはハンドル20、運転座席21、操作レ
バー(図示せず)等を内部に配置したフレーム構造のキ
ャビン24を設けて操縦室を構成している。図示してい
ないが、キャビン24の覆いに代えてサンバイサを操縦
室の上方に設けても良い。また、前記主枠13の後部に
は作業機(図示せず)を連結するためのリンク機構16
を設けている。
ネル17が設けられている。更に、前記ミッションケー
ス中央部上面にはフロア18が設けられ、このフロア1
8の後端部は一対の後輪15を前方から上方にかけて覆
う一対のフェンダー19、19に接続されている。フロ
ア18の上方にはハンドル20、運転座席21、操作レ
バー(図示せず)等を内部に配置したフレーム構造のキ
ャビン24を設けて操縦室を構成している。図示してい
ないが、キャビン24の覆いに代えてサンバイサを操縦
室の上方に設けても良い。また、前記主枠13の後部に
は作業機(図示せず)を連結するためのリンク機構16
を設けている。
【0012】キャビン24のフレーム構成は、図1と図
2(a)の平面図と図2(b)の前面図に示すように、
フロア18の前端部の左右から上方に突出して天井部か
ら左右フェンダー19、19の後端部に向けて上方から
下降する一対のパイプ状支柱(フレーム)30、30
と、該一対のパイプ状支柱(フレーム)30、30の後
方部の中間部に一端を支持され、操縦席の背もたれ部分
の後ろを支えながら左右フェンダー19、19の下方の
機体に他端部を支持された一対の後方パイプ31、31
とからなり、該フレーム構成によりキャビン24の室内
を囲んでいる。
2(a)の平面図と図2(b)の前面図に示すように、
フロア18の前端部の左右から上方に突出して天井部か
ら左右フェンダー19、19の後端部に向けて上方から
下降する一対のパイプ状支柱(フレーム)30、30
と、該一対のパイプ状支柱(フレーム)30、30の後
方部の中間部に一端を支持され、操縦席の背もたれ部分
の後ろを支えながら左右フェンダー19、19の下方の
機体に他端部を支持された一対の後方パイプ31、31
とからなり、該フレーム構成によりキャビン24の室内
を囲んでいる。
【0013】図3にエアコンユニット40の平面図を示
し、図4にその簡略図を示すが、キャビンの基部側には
エアコンユニット40を取り付ける。該エアコンユニッ
ト40は、図3の上蓋を取り除いた状態の平面図に示す
ように、コンデンサ49とエバポレータ53の配置及び
風路X、Yの配置により、コンパクトな構造とすること
が、本発明の実施の形態のエアコンユニット40の大き
な特徴である。
し、図4にその簡略図を示すが、キャビンの基部側には
エアコンユニット40を取り付ける。該エアコンユニッ
ト40は、図3の上蓋を取り除いた状態の平面図に示す
ように、コンデンサ49とエバポレータ53の配置及び
風路X、Yの配置により、コンパクトな構造とすること
が、本発明の実施の形態のエアコンユニット40の大き
な特徴である。
【0014】エアコンユニット40は略直方体の筐体4
1を前後の部屋に仕切る仕切壁42を備え、そこへ前側
の部屋を更に左右の部屋に仕切る仕切壁43を設ける。
したがって、図3及び図4に示すように筐体41内は前
左側の部屋Aと前右側の部屋Bと後側の部屋Cに分けら
れる。
1を前後の部屋に仕切る仕切壁42を備え、そこへ前側
の部屋を更に左右の部屋に仕切る仕切壁43を設ける。
したがって、図3及び図4に示すように筐体41内は前
左側の部屋Aと前右側の部屋Bと後側の部屋Cに分けら
れる。
【0015】仕切壁43を貫通するように単一の電動モ
ータ45を取付け、その前(左)軸と後(右)軸ともに
軸流ファン46、47を取り付ける。軸流ファン46を
部屋Aに、軸流ファン47を部屋Bにそれぞれ配置し、
コンデンサ49を筐体41の後側面に接するように部屋
Cに配置する。また部屋Cにはコンプレッサ50及び凍
結時にエアコンを加熱する図示しない凍結サーモを配置
している。そして筐体41の後側壁面の開口部41aか
ら部屋Cに入り、部屋Cから仕切壁42の開口部42a
を経由して部屋Aを通り、筐体41の左側面に設けた開
口部41bから外部に出る風路Xを形成している。
ータ45を取付け、その前(左)軸と後(右)軸ともに
軸流ファン46、47を取り付ける。軸流ファン46を
部屋Aに、軸流ファン47を部屋Bにそれぞれ配置し、
コンデンサ49を筐体41の後側面に接するように部屋
Cに配置する。また部屋Cにはコンプレッサ50及び凍
結時にエアコンを加熱する図示しない凍結サーモを配置
している。そして筐体41の後側壁面の開口部41aか
ら部屋Cに入り、部屋Cから仕切壁42の開口部42a
を経由して部屋Aを通り、筐体41の左側面に設けた開
口部41bから外部に出る風路Xを形成している。
【0016】また、エバポレータ53は部屋B内の筐体
41の前面側に沿って配置されている。また筐体41の
右側面の開口部41cから部屋Bの内部を通り、筐体4
1の前面の開口部41dから外部に通じた風路Yが設け
られている。風路Xを流れる風は温度の高くなったコン
デンサ49を冷却し、温風を外部に排出する。また風路
Yの出口にはエバポレータ53があるので、冷風をエア
コンの外部に供給することができる。
41の前面側に沿って配置されている。また筐体41の
右側面の開口部41cから部屋Bの内部を通り、筐体4
1の前面の開口部41dから外部に通じた風路Yが設け
られている。風路Xを流れる風は温度の高くなったコン
デンサ49を冷却し、温風を外部に排出する。また風路
Yの出口にはエバポレータ53があるので、冷風をエア
コンの外部に供給することができる。
【0017】従って、コンデンサ49とエバポレータ5
3を狭い空間に配置し、コンデンサ49とエバポレータ
53の各風路X、Yを筺体41内に形成することで、移
動車両の電動エアコンユニットをコンパクトに構成する
ことができる。また、単一の電動モータ45を筺体41
の略中心位置に配置して、二つの風路X、Yを構成する
ことで、安価でコンパクトな空調装置が得られる。
3を狭い空間に配置し、コンデンサ49とエバポレータ
53の各風路X、Yを筺体41内に形成することで、移
動車両の電動エアコンユニットをコンパクトに構成する
ことができる。また、単一の電動モータ45を筺体41
の略中心位置に配置して、二つの風路X、Yを構成する
ことで、安価でコンパクトな空調装置が得られる。
【0018】電動エアコンユニット40を上記したよう
にキャビン24の天井前方に配置して、クーラとして電
動エアコンを作動させる場合には、キャビンの左右上フ
レーム間に支持部材32を架け渡し、このフレーム状の
支持部材32上に電動エアコンユニット40を載置す
る。そして、前記キャビン24内部への冷風吹き出し口
である開口部41dに向かって右側にある冷風取入れ用
の吸入口(筐体41の後側壁面の開口部41a)の近傍
で、且つ前記支持部材32上にインバータ25を配置す
る。
にキャビン24の天井前方に配置して、クーラとして電
動エアコンを作動させる場合には、キャビンの左右上フ
レーム間に支持部材32を架け渡し、このフレーム状の
支持部材32上に電動エアコンユニット40を載置す
る。そして、前記キャビン24内部への冷風吹き出し口
である開口部41dに向かって右側にある冷風取入れ用
の吸入口(筐体41の後側壁面の開口部41a)の近傍
で、且つ前記支持部材32上にインバータ25を配置す
る。
【0019】そのため、インバータ25はエアコンユニ
ット(クーラ)40の冷風吹き出し口(開口部41d)
に向かう空気流で冷却される。しかも、前記インバータ
25はキャビン24の天井壁の下側にあるので、雨水が
掛かることもなく防水され、従来のようにインバータ2
5からの放熱による機能の低下などが発生するようなこ
とはなくなる。
ット(クーラ)40の冷風吹き出し口(開口部41d)
に向かう空気流で冷却される。しかも、前記インバータ
25はキャビン24の天井壁の下側にあるので、雨水が
掛かることもなく防水され、従来のようにインバータ2
5からの放熱による機能の低下などが発生するようなこ
とはなくなる。
【0020】図5にキャビン24の天井部のエアコン設
置部の側面図で示すように、前記キャビン24の天井部
左右には、略面視略「井」形状のアルミ製フレーム30
を前後に配し、このフレーム30の下部に前記エアコン
ユニット40の下方を覆う内装材27を、この左右端を
挟持させながら固定する構成となっている。
置部の側面図で示すように、前記キャビン24の天井部
左右には、略面視略「井」形状のアルミ製フレーム30
を前後に配し、このフレーム30の下部に前記エアコン
ユニット40の下方を覆う内装材27を、この左右端を
挟持させながら固定する構成となっている。
【0021】また図6に図5のX−X線断面図を示すよ
うに、電動エアコンの冷風吹き出し口(開口部41d)
のなす平面の傾斜と前記内装材27の冷風吹き出し口に
対向する傾斜を同一にすることにより、電動エアコンユ
ニット40と内装材27との一体感が得られ、美観が向
上する。
うに、電動エアコンの冷風吹き出し口(開口部41d)
のなす平面の傾斜と前記内装材27の冷風吹き出し口に
対向する傾斜を同一にすることにより、電動エアコンユ
ニット40と内装材27との一体感が得られ、美観が向
上する。
【0022】図7に電動エアコンユニット40の斜視図
を示すように、電動エアコンユニット40の両側の側壁
に突出部40aを設け、該突出部40aの下面にゴムマ
ウント28を取り付ける。そして、該ゴムマウント28
を介して、電動エアコンユニット40収納用筐体の取付
ブラケット29(図2(a)参照)にエアコンユニット
40を取り付ける。こうして、電動エアコンユニット4
0の耐振性が低いコンプレッサの振動がゴムマウント2
8で吸収される。
を示すように、電動エアコンユニット40の両側の側壁
に突出部40aを設け、該突出部40aの下面にゴムマ
ウント28を取り付ける。そして、該ゴムマウント28
を介して、電動エアコンユニット40収納用筐体の取付
ブラケット29(図2(a)参照)にエアコンユニット
40を取り付ける。こうして、電動エアコンユニット4
0の耐振性が低いコンプレッサの振動がゴムマウント2
8で吸収される。
【0023】図2(a)、図2(b)、図5に示すよう
に、キャビン24の天井部のフロント側フレームに、排
水用のホース61をパイプ状支柱(フレーム)30を貫
通し設置する。該パイプ状支柱(フレーム)30を貫通
して設置するために、フロントガラス上部両端を斜めカ
ットし、排水用ホース61の出口を確保する。操縦席の
フロントガラスの両端上部に排水することで、上記溶接
の気密性、及び、成形ホースが不要となる。排水は、フ
ロントガラス側方のシール材裏を流れるため、美観をそ
こなわない。
に、キャビン24の天井部のフロント側フレームに、排
水用のホース61をパイプ状支柱(フレーム)30を貫
通し設置する。該パイプ状支柱(フレーム)30を貫通
して設置するために、フロントガラス上部両端を斜めカ
ットし、排水用ホース61の出口を確保する。操縦席の
フロントガラスの両端上部に排水することで、上記溶接
の気密性、及び、成形ホースが不要となる。排水は、フ
ロントガラス側方のシール材裏を流れるため、美観をそ
こなわない。
【0024】また、クーラ排水用ホース61を内装材2
7の上面側に溝部を形成し、これにホース61を収納、
配索することにより、電動エアコンユニット40から排
水口まで導くことができる。
7の上面側に溝部を形成し、これにホース61を収納、
配索することにより、電動エアコンユニット40から排
水口まで導くことができる。
【0025】キャビン24の天井部に電動エアコンユニ
ット40を搭載する構成の場合、従来はその排水用のド
レンホースは左右のフロント側パイプ状支柱(フレー
ム)30、30内までドレンホースを配し、排水してい
たが、前記左右フロント側パイプ状支柱(フレーム)3
0、30が溶接構造の場合、溶接の機密性を確保する必
要があった。また、ドレンホースとして成形ホースを使
用しなければならなかった。
ット40を搭載する構成の場合、従来はその排水用のド
レンホースは左右のフロント側パイプ状支柱(フレー
ム)30、30内までドレンホースを配し、排水してい
たが、前記左右フロント側パイプ状支柱(フレーム)3
0、30が溶接構造の場合、溶接の機密性を確保する必
要があった。また、ドレンホースとして成形ホースを使
用しなければならなかった。
【0026】しかし、上記図2(a)、図2(b)、図5
に示すクーラ排水用ホース61の配索経路とすること
で、簡単に、しかも美観を損なわずに電動エアコンユニ
ット40のクーラ排水ホース61を設置することができ
る。また内装材27に設ける溝の形状をクーラ排水ホー
ス61の配索経路に合わせることも容易になる。
に示すクーラ排水用ホース61の配索経路とすること
で、簡単に、しかも美観を損なわずに電動エアコンユニ
ット40のクーラ排水ホース61を設置することができ
る。また内装材27に設ける溝の形状をクーラ排水ホー
ス61の配索経路に合わせることも容易になる。
【0027】次に、エアコン内の電動モータ45へ電気
を発電するための機器であるオルタネータ(発電機)3
5の取付構造を説明する。図8に示すように、車体前部
には前記エンジン12を取り付けるためのフレーム3
4、34を左右に配し、この左右間にプレート部材(オ
ルタネータ取付ブラケット36)を架け渡す構成となっ
ている。そして、前記フレーム34、34間後部に、出
力軸12aを前方に突出させた状態でエンジン12を取
り付ける。このフレーム(34、34)間にエンジン
(12)と前記電動モータ(45)に接続するオルタネ
ータ(35)とを前後に配置し、かつ前記オルタネータ
(35)の入力軸(35a)と、このエンジン(12)
の出力軸(12a)とを対向させ、側面視において前記
オルタネータ(35)を前記フレーム(34、34)の
巾と一部重複させた状態で設ける。
を発電するための機器であるオルタネータ(発電機)3
5の取付構造を説明する。図8に示すように、車体前部
には前記エンジン12を取り付けるためのフレーム3
4、34を左右に配し、この左右間にプレート部材(オ
ルタネータ取付ブラケット36)を架け渡す構成となっ
ている。そして、前記フレーム34、34間後部に、出
力軸12aを前方に突出させた状態でエンジン12を取
り付ける。このフレーム(34、34)間にエンジン
(12)と前記電動モータ(45)に接続するオルタネ
ータ(35)とを前後に配置し、かつ前記オルタネータ
(35)の入力軸(35a)と、このエンジン(12)
の出力軸(12a)とを対向させ、側面視において前記
オルタネータ(35)を前記フレーム(34、34)の
巾と一部重複させた状態で設ける。
【0028】また、フレーム(34、34)間にオルタ
ネータ取付用ブラケット36を設置する。ベルト調整
は、オルタネータ取付ブラケット36に調整用ステー3
7を回動可能なように取り付けて行う。こうして、小さ
い空間内にオルタネータ35を配置することができ、省
スペース効果がある。
ネータ取付用ブラケット36を設置する。ベルト調整
は、オルタネータ取付ブラケット36に調整用ステー3
7を回動可能なように取り付けて行う。こうして、小さ
い空間内にオルタネータ35を配置することができ、省
スペース効果がある。
【図1】 トラクタの側面図である。
【図2】 図1のキャビンの平面図(図2(a))とキ
ャビンの前面図(図2(b))である。
ャビンの前面図(図2(b))である。
【図3】 上蓋を取り除いた状態のエアコンユニットの
平面図である。
平面図である。
【図4】 図3の簡略図である。
【図5】 キャビン天井部に収納したエアコンユニット
の側面図である。
の側面図である。
【図6】 キャビン天井部にエアコンユニット収納用内
装材の取付図(図5のX−X線断面図)である。
装材の取付図(図5のX−X線断面図)である。
【図7】 エアコンユニットの斜視図である。
【図8】 エアコン用オルタネータの搭載をしたエンジ
ン部分の側面図(図8(a))と正面図(図8(b))
である。
ン部分の側面図(図8(a))と正面図(図8(b))
である。
10 トラクタ 11 ボンネット 12 エンジン 12a 出力軸 13 主枠 14 前輪 15 後輪 16 リンク機構 17 メータパネル 18 フロア 19 フェンダー 20 ハンドル 21 運転座席 24 キャビン
(サンバイサ) 25 インバータ 27 内装材 28 ゴムマウント 29 取付ブラケ
ット 30 パイプ状支柱(フレーム) 31 後方パイプ 32 支持部材 34 フレーム 35 オルタネータ 35a 入力軸 36 オルタネータ取付けブラケット 37 調整用ステー 40 電動エアコ
ンユニット 40a 突出部 41 筐体 41a〜d、42a 開口部 42、43 仕切
壁 45 電動モータ 46、47 軸流
ファン 49 コンデンサ 50 コンプレッ
サ 53 エバポレータ 61 排水用ホー
ス X、Y 風路 A、B、C 部屋
(サンバイサ) 25 インバータ 27 内装材 28 ゴムマウント 29 取付ブラケ
ット 30 パイプ状支柱(フレーム) 31 後方パイプ 32 支持部材 34 フレーム 35 オルタネータ 35a 入力軸 36 オルタネータ取付けブラケット 37 調整用ステー 40 電動エアコ
ンユニット 40a 突出部 41 筐体 41a〜d、42a 開口部 42、43 仕切
壁 45 電動モータ 46、47 軸流
ファン 49 コンデンサ 50 コンプレッ
サ 53 エバポレータ 61 排水用ホー
ス X、Y 風路 A、B、C 部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩山 丈士 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 越智 孝司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (2)
- 【請求項1】 操縦室を構成するキャビン(24)の天
井部左右に前後に配すフレーム(30、30)を設け、
このフレーム(30、30)間に支持部材(32)を架
け渡してエアコンユニット(40)を設ける移動車両に
おいて、前記エアコンユニット(40)の筐体(41)
の一側面には、筐体(41)内のエバポレータ(53)
へ空気を吸い込む開口部(41c)を設け、この開口部
(41c)近傍の支持部材(32)に前記筐体(41)
内の電動モータ(45)を作動させるインバータ(2
5)を設けたことを特徴とする移動車両用の空調装置。 - 【請求項2】 車体の適所に電動モータ(45)により
駆動するエアコンユニット(40)を設ける移動車両に
おいて、前記車両の前部左右には、エンジン取付フレー
ム(34、34)を配置し、このフレーム(34、3
4)間にエンジン(12)と前記電動モータ(45)に
接続するオルタネータ(35)とを前後に配置し、かつ
前記オルタネータ(35)の入力軸(35a)と、この
エンジン(12)の出力軸(12a)とを対向させ、側
面視において前記オルタネータ(35)を前記フレーム
(34、34)の巾と一部重複させた状態で設けたこと
を特徴とする移動車両用の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165495A JP2002356111A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動車両用の空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001165495A JP2002356111A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動車両用の空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002356111A true JP2002356111A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19008154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001165495A Pending JP2002356111A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 移動車両用の空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002356111A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1963120A1 (en) * | 2005-12-20 | 2008-09-03 | Carrier Corporation | Outside airflow circulation to cool condenser for integrated transport refrigeration unit |
WO2009054418A1 (ja) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Toshiba Consumer Electronics Holdings Corporation | 車載用温度調節装置 |
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EP4286196A1 (en) * | 2022-06-03 | 2023-12-06 | Kubota Corporation | Work vehicle |
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-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001165495A patent/JP2002356111A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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