JPH11240271A - 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法 - Google Patents

直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法

Info

Publication number
JPH11240271A
JPH11240271A JP10041711A JP4171198A JPH11240271A JP H11240271 A JPH11240271 A JP H11240271A JP 10041711 A JP10041711 A JP 10041711A JP 4171198 A JP4171198 A JP 4171198A JP H11240271 A JPH11240271 A JP H11240271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
printing plate
weight
sensitive layer
silicone rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10041711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3870534B2 (ja
Inventor
Kazuoki Goto
一起 後藤
Norimasa Ikeda
憲正 池田
Shigehiko Ichikawa
成彦 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP04171198A priority Critical patent/JP3870534B2/ja
Publication of JPH11240271A publication Critical patent/JPH11240271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3870534B2 publication Critical patent/JP3870534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C2210/00Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
    • B41C2210/16Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポジ型の直描型水なし平版印刷版を提供する。 【解決手段】直描型水なし平版印刷版原版を、基板上
に、少なくとも感熱層およびシリコーンゴム層をこの順
に積層してなる直描型水なし平版印刷版原版において、
該感熱層が光熱変換物質とブロックドイソシアネート、
およびポリアミドアミンを含有するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿し水を用いずに
印刷が可能な水なし平版印刷版原版に関するものであ
り、特にレーザー光で直接製版できるポジ型の直描型水
なし平版印刷版原版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製版用フィルムを使用しないで、原稿か
ら直接オフセット印刷版を作製する、いわゆるダイレク
ト製版は、熟練度を必要としない簡易性、短時間で印刷
版が得られる迅速性、多様なシステムから品質とコスト
に応じて選択可能である合理性などの特徴を生かして、
軽印刷業界のみでなく、一般オフセット印刷、グラビア
印刷の分野にも進出し始めている。
【0003】特に最近では、プリプレスシステムやイメ
ージセッター、レーザープリンタなどの出力システムの
急激な進歩によって新しいタイプの各種平版印刷材料が
開発されている。
【0004】これらの平版印刷版を製版方法から分類す
ると、レーザー光を照射する方法、サーマルヘッドで書
き込む方法、ピン電極で電圧を部分的に印加する方法、
インクジェットでインキ反撥層またはインキ着肉層を形
成する方法などが挙げられる。
【0005】なかでも、レーザー光を用いる方法は解像
度、および製版速度の面で他の方式よりも優れており、
その種類も多い。
【0006】このレーザー光を用いる平版印刷版はさら
に、光反応によるフォトンモードのものと、光熱変換を
行って熱反応を起こさせるヒートモードの2つのタイプ
に分けられる。
【0007】フォトンモードタイプとしては、 (1)フォトポリマーを用いた高感度PS版 (2)有機光導電体や酸化亜鉛を用いた電子写真式平版 (3)銀塩方式平版 (4)銀塩複合方式平版 (5)直描マスター等があり、 ヒートモードタイプとしては、 (6)熱破壊方式平版 などが挙げられる。
【0008】しかしながら、(1)の方式はレーザー光
源に主としてアルゴンイオンレーザーを使用しているた
め装置が大型となり、また印刷版も高感度のフォトポリ
マーを使用しているため、印刷版の取扱いに注意が必要
で、なおかつ保存安定性も低下しやすいといった欠点が
ある。
【0009】(2)の電子写真式平版は、明室で取り扱
えるといった利点はあるが、感光層の帯電後2〜5分の
間で暗減衰が大きくなるため、帯電後短時間で露光現像
処理をする必要があり、大判サイズを高解像力で出力す
るのは難しい。
【0010】(3)の銀塩方式平版は、さまざま波長の
レーザーに対応した印刷版が開発されているが、銀廃液
が出ることが問題となっており、また感度が高いため
に、取扱いに注意を要するといった問題もある。
【0011】(4)の銀塩複合方式平版は、感光層上に
高感度ハロゲン化銀乳剤層を設けて上層のハロゲン化銀
乳剤層をアルゴンイオンレーザーで露光、現像後それを
マスクとしてさらに紫外線で露光、現像を行うものであ
る。しかし、この印刷版は露光、現像工程が2回あるた
め、印刷版の処理が複雑になるという問題がある。
【0012】(5)の直描マスターは、直接印刷版にレ
ーザーで書き込むわけではないが、レーザープリンタで
形成されたトナー画像をインキ着肉部として、印刷版上
に転写するものである。しかし、印刷版の解像度という
面では、他の方式と比較して劣っている。
【0013】以上のフォトンモードタイプに対して、
(6)の熱破壊方式は、明室で取り扱えるといった利点
があり、また光源となる半導体レーザーの急激な進歩に
よって、最近その有用性が見直されてきている。
【0014】例えば、特開平6−199064号公報、
USP5339737号公報、USP5353705号
公報、EP0580393号公報、特開平6−5572
3号公報、EP0573091号公報、USP5378
580号公報、特開平7−164773号公報、特開平
6−186750号公報、特開平7−309001号公
報、特開平9−146264号公報、特開平9−146
265号公報、特開平9−236927号公報、特開平
9−244228号公報にはレーザー光を光源として用
いる直描型水なし平版印刷版原版およびその製版方法な
どが記載されている。
【0015】この熱破壊方式の印刷版原版の感熱層は、
レーザー光吸収化合物として主としてカーボンブラック
を用い、熱分解化合物としてニトロセルロースを使用し
ている。そしてこのカーボンブラックがレーザー光を吸
収することによって熱エネルギーに変換され、さらにそ
の熱で感熱層が破壊される。そして最終的に、現像によ
ってこの部分を除去することによって、表面のシリコー
ンゴム層が同時に剥離され、インキ着肉部となる。
【0016】しかしながらこの印刷版は、感熱層を破壊
して画像を形成することから画線部のセルの深さが深く
なり、微少網点でのインキ着肉性が悪く、インキマイレ
ージが悪いという問題点があった。更に、感熱層を熱破
壊させ易くするために、架橋構造を形成しており印刷版
の耐刷性が劣るという問題もあった。感熱層を柔軟化さ
せると感度が極端に低下し、感熱層の柔軟化は困難であ
った。
【0017】更にこの印刷版は感度が低く、感熱層を破
壊させるために高いレーザー光の強度が必要という問題
点もあった。
【0018】特開平9−146264号公報では、光熱
変換層中にレーザー光を熱に変換する化合物、フィルム
形成能を有する高分子化合物、光重合開始剤、および光
重合可能なエチレン性不飽和化合物を有し、シリコーン
ゴム層形成後にエネルギー線による全面露光を施すこと
により光熱変換層と、シリコーンゴム層とを反応させた
ネガ型のレーザー感光性湿し水不要平版印刷版原版が提
案されている。
【0019】この版材では、シリコーンゴム層塗布後に
全面露光を施すことにより、例えば小林らの文献(例え
ば、“印刷学会論文集,18,128(1979)”や
“Journal of Applied Photo
graphic Engineering,vol.
6,pp.65−68”など)に示されている公知の機
構によりシリコーンゴム層と感光層との接着力を向上さ
せ、その結果として、画像再現性、耐傷性に優れた版材
を得ている。しかしながら、前述のように、感光層の柔
軟性と感度のトレードオフ的な関係は存在しており、特
に感度が低いという問題を有していた。
【0020】特開平9−239942号公報では、レー
ザー感応層中に酸を発生する物質と、酸の作用で分解す
る高分子化合物を含有する剥離現像タイプの印刷版が提
案されているが、レーザー光照射の工程と加熱工程とい
う二つの工程が必要になり、また微細な網点の再現性が
悪いという剥離現像固有の問題が存在する。
【0021】また、特に特開平6−55723号公報、
EP0573091号公報、USP5378580号公
報では、光源としてNd−YAGレーザーを用いている
ために、露光装置がかなり大がかりなものとなってしま
うといった、別の問題点もあった。
【0022】その他、USP5379698号公報、特
開平7−314934号公報、特開平9−236927
号公報には、金属薄膜を感熱層として用いる直描型水な
し平版印刷版が記載されている。
【0023】この印刷版材は、感熱層がかなり薄いため
に、非常にシャープな画像が得られ、印刷版の解像度と
いう面では有利であるが、基材と感熱層の接着性が悪く
印刷中に非画線部の感熱層が剥離し、インキが付着し印
刷物上で欠点となるという問題点があった。また、この
印刷版も感熱層を破壊させて画像を形成させることから
画線部のセルが深くなりインキ着肉性やインキマイレー
ジが劣るという問題点があった。
【0024】以上のようなレーザー光を用いた平版印刷
版の他に、特に直描型水なし平版印刷版に関するものと
して、熱接着型の直描型水なし平版印刷版が考えられ
る。
【0025】このタイプの版材は、レーザー光照射部の
シリコーンゴム層が選択的に残存し、非画線部として働
くものである。その機構としては、レーザー光照射によ
りシリコーンゴム層とレーザー感応層との接着力、ある
いはレーザー感応層とその下にある基板との接着力が何
らかの形で向上し、その結果として、未照射部のシリコ
ーンゴム層、あるいはシリコーンゴム層とレーザー感応
層がその後の処理により選択的に除去されるというもの
である。
【0026】このようなタイプの版材としては、例えば
特開平9−68794号公報、特開平9−80745号
公報、特開平9−120157号公報、特開平9−19
7659号公報などが提案されている。
【0027】特開平9−120157号公報で提案され
ている版材は、レーザー光照射により発生した酸を触媒
として感光層の反応を進め、画像を再現するというもの
である。しかしながら、酸発生後、反応を進めるために
は、熱処理という工程が必要であった。さらに、酸発生
後から熱処理までの時間が画像再現性に影響を与えるた
め、画像再現性が不安定となるという問題を有してい
た。
【0028】特開平9−80745号公報、特開平9−
197659号公報で提案されている版材も、感光層中
に活性光線の照射で酸を発生しうる化合物および酸の存
在下で反応し得る結合を有する化合物が含まれており、
レーザー光照射後、発生した酸を用いて反応を進めるタ
イプであるため、上記と同様の問題を有していた。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の欠点に鑑み鋭意検討を行った結果、感熱層中に光熱
変換物質とブロックドイソシアネートおよび特定の構造
を有するアミン化合物を含有させることによって、レー
ザー光照射後の煩雑な工程を必要とせずともポジ型の直
描型水なし平版印刷版を得る技術を見出した。
【0030】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は以下
の構成を有する。
【0031】(1)基板上に、少なくとも感熱層および
シリコーンゴム層をこの順に積層してなる直描型水なし
平版印刷版原版において、該感熱層が少なくとも(a)
光熱変換物質、(b)ブロックドイソシアネート、
(c)ポリアミドアミンを含むことを特徴とする直描型
水なし平版印刷版原版。
【0032】(2)請求項1記載の直描型水なし平版印
刷版原版に、レーザー光照射後、現像処理によりレーザ
ー光未照射部のシリコーンゴム層を除去することを特徴
とする直描型水なし平版印刷版の製造方法。
【0033】(3)現像後のレーザー光未照射部の感熱
層が50%以上残存していることを特徴とする請求項2
記載の直描型水なし平版印刷版の製造方法。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
【0035】本発明の直描型水なし平版印刷版原版に使
用する基板について説明する。
【0036】基板としては、寸法的に安定な板状物であ
れば公知の金属、フィルム等のいずれも使用することが
できる。この様な寸法的に安定な板状物としては、従来
印刷版の基板として使用されたもの等が好ましく挙げら
れる。かかる基板としては、紙、プラスチック(ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)がラミネ
−トされた紙、アルミニウム(アルミニウム合金も含
む)、亜鉛、銅などの金属の板、セルロースアセテー
ト、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタ
レート、ポリエチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリカ−ボネ−ト、ポリビ
ニルアセタ−ルなどのプラスチックのフィルム、上記の
如き金属がラミネ−トもしくは蒸着された紙もしくはプ
ラスチックフィルムなどが挙げられる。
【0037】これらのうち、アルミニウム板は寸法的に
著しく安定であり、しかも安価であるので特に好まし
い。また、軽印刷用の基板として用いられているポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムも好ましく使用される。
【0038】これら基板と感熱層の接着性を強固にする
ために、エッチング処理、コロナ処理、プラズマ処理な
どの表面処理を行うことは好ましく行われる。特に、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
などのプラスチックフィルムを基板に用いた場合は基板
自体が断熱層の役割を果たすため、このような表面処理
で接着性を高めることは特に好ましく行われる。
【0039】また、基板が金属などのように熱伝導が比
較的高い物質を使用する場合には、接着性改良と断熱効
果の目的で、基板と感熱層の間に断熱層を設けることが
好ましい。このような断熱層により、感熱層が熱反応を
起こす際の熱が基板へ拡散するのを防止することができ
る。
【0040】断熱層を設ける場合、本発明においては、
次の条件を満たすことが必要である。すなわち、基板と
感熱層とをよく接着し、経時において安定であること、
さらに現像液、印刷時に使用する溶剤に対する耐溶剤性
が高いことである。
【0041】このような条件を満たすものとして、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノ−ル樹脂、アクリ
ル樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、尿素樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、カゼイ
ン、ゼラチン等を含むものが挙げられる。これらの樹脂
は単独であるいは二種以上混合して用いることができ
る。また、これらの樹脂と類似の組成物を硬化したもの
を使用してもよい。
【0042】これらの中では、ポリウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂
等を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることが
好ましい。
【0043】また、この断熱層中に顔料、染料等の添加
剤を含有させて検版性を向上させることが好ましい。
【0044】断熱層の厚さは被覆層にして0.5〜50
g/m2 が基板表面の形態欠陥を防止し化学的悪影響
を遮断する効果や経済性の点から好ましく、より好まし
くは1〜10g/m2である。
【0045】次に感熱層について説明する。
【0046】本発明において感熱層は、少なくとも
(a)光熱変換物質と(b)ブロックドイソシアネー
ト、および(c)ポリアミドアミンを含有することが必
要である。
【0047】まず、(a)光熱変換物質について説明す
る。
【0048】光熱変換物質としてはレーザー光を吸収す
るものであれば特に限定されない。この時、レーザー光
の波長としては、紫外域、可視域、赤外域のどの領域の
波長であってもよく、使用するレーザー光の波長に合わ
せた吸収域を有する光熱変換物質を適宜選択して使用す
るとよい。
【0049】例えばカーボンブラック、アニリンブラッ
ク、シアニンブラックなどの黒色顔料、フタロシアニ
ン、ナフタロシアニン系の緑色顔料、カーボングラファ
イト、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フ
ェノールチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系
金属錯体、結晶水含有無機化合物、硫酸銅、珪酸塩化合
物や、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸
化鉄、酸化コバルト、酸化タングステンなどの金属酸化
物、これらの金属の水酸化物、硫酸塩、さらにビスマ
ス、鉄、マグネシウム、アルミの金属粉などの添加剤を
添加することが好ましい。
【0050】また、鉄、ストロンチウム、マンガン、ゲ
ルマニウム、銀、コバルト、ニッケル、インジウム、ク
ロムなどの硫化物も本発明に用いることが出来る。
【0051】これらのなかでも、光熱変換率、経済性お
よび取り扱い性の面から、カーボンブラックが好まし
い。
【0052】また上記の物質以外に、赤外線または近赤
外線を吸収する染料も、光熱変換物質として好ましく使
用される。
【0053】これら染料としては400nm〜1200
nmの範囲に極大吸収波長を有する染料が使用できる
が、好ましい染料としては、シアニン系、フタロシアニ
ン系、フタロシアニン金属錯体系、ナフタロシアニン
系、ナフタロシアニン金属錯体系、ジチオール金属錯体
系、ナフトキノン系、アントラキノン系、インドフェノ
ール系、インドアニリン系、ピリリウム系、チオピリリ
ウム系、スクワリリウム系、クロコニウム系、ジフェニ
ルメタン系、トリフェニルメタン系、トリフェニルメタ
ンフタリド系、トリアリルメタン系、フェノチアジン
系、フェノキサジン系、フルオラン系、チオフルオラン
系、キサンテン系、インドリルフタリド系、スピロピラ
ン系、アザフタリド系、クロメノピラゾール系、ロイコ
オーラミン系、ローダミンラクタム系、キナゾリン系、
ジアザキサンテン系、ビスラクトン系、フルオレノン
系、モノアゾ系、ケトンイミン系、ジズアゾ系、ポリメ
チン系、オキサジン系、ニグロシン系、ビスアゾ系、ビ
スアゾスチルベン系、ビスアゾオキサジアゾール系、ビ
スアゾフルオレノン系、ビスアゾヒドロキシペリノン
系、アゾクロム錯塩系、トリスアゾトリフェニルアミン
系、チオインジゴ系、ペリレン系、ニトロソ系、1:2
型金属錯塩系、分子間型CT系、キノリン系、キノフタ
ロン系、フルキド系や、トリフェニルメタン系ロイコ色
素、アゾ系などが挙げられる。
【0054】これらのなかでも、シアニン系色素、アズ
レニウム系色素、スクアリリウム系色素、クロコニウム
系色素、アゾ系分散色素、ビスアゾスチルベン系色素、
ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、ペリレン
系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン金属
錯体系色素、ポリメチン系色素、ジチオールニッケル錯
体系色素、インドアニリン金属錯体色素、分子間型CT
色素、ベンゾチオピラン系スピロピラン、ニグロシン染
料などが好ましく使用される。
【0055】また、特公平2670621号に記載され
ているようなジチオトロポロネート系非対称型金属錯体
も本発明に好ましく用いることが出来る。
【0056】これらの光熱変換物質は単独でも感度の向
上効果はあるが、2種以上を併用して用いることによっ
て、さらに感度を向上させることも可能である。
【0057】吸収波長域の異なる2種以上の光熱変換物
質を含有するすることにより、2種以上のレーザー光源
に対応可能な版材を得ることも可能である。
【0058】これらの光熱変換物質の含有量は、全感熱
層組成物に対して0.1〜40重量%が好ましく、より
好ましくは0.5〜25重量%である。0.1重量%よ
りも少ない場合にはレーザー光に対する感度の向上効果
が見られず、40重量%よりも多い場合には印刷版の耐
刷性が低下しやすい。
【0059】(b)のブロックドイソシアネートとは、
イソシアネート基含有化合物と活性水素化合物(ブロッ
ク剤)の反応生成物であり、かつ常温においては安定で
あるが加熱によりブロック剤を解離し、もとの活性なイ
ソシアネート基を再生する化合物のことをいう。
【0060】イソシアネート化合物の具体例としては、
パラフェニレンジイソシアネート、2,4−または2,
6−トルイレンジイソシアネート(TDI)、4,4−
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリジ
ンジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシ
アネート(XDI)、水素化キシリレンジイソシアネー
ト、シクロヘキサンジイソシアネート、メタキシリレン
ジイソシアネート(MXDI)、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDIあるいはHMDI)、リジンジイソ
シアネート(LDI)(別名4,4’−メチレンビス
(シクロヘキシルイソシアネート))、水素化TDI
(HTDI)(別名メチルシクロヘキサン2,4(2,
6)ジイソシアネート)、水素化XDI(H6XDI)
(別名1,3−(イソシアナートメチル)シクロヘキサ
ン)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジフ
ェニルエーテルイソシアネート、トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート(TMDI)、テトラメチルキシ
リレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイ
ソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート(DD
I)、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス
(イソシアネートフェニル)チオフォスフェート、テト
ラメチルキシリレンジイソシアネート、リジンエステル
トリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイ
ソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシ
アネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレン
トリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネ
ート等やポリイソシアネート類の多価アルコールアダク
ト体、あるいはポリイソシアネート類の重合体が挙げら
れる。
【0061】また、ブロック剤としては、メタノール、
エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1
−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロ
パノール、t−ブタノール、1−ペンタノール、2−メ
チルブタノール、トリメチロールプロパンなどのアルコ
ール類や、フェノール、キシレノールなどのフェノール
類、メチルエチルケトオキシムなどのオキシム類、ε−
カプロラクタムなどのラクタム類、アミン類、カルボジ
イミド類、アセト酢酸エチルなどの活性メチレン化合物
類などが挙げられる。
【0062】ブロックドイソシアネートの解離温度はイ
ソシアネートの種類、ブロック剤の種類などによって変
わるが、本発明においては120℃以上のものが好まし
い。
【0063】120℃以下であると、感熱層やシリコー
ンゴム層の塗布、乾燥時にブロック剤が解離し、レーザ
ー光照射による画像形成が起こり得ない可能性が生じる
ため、特に原版の製造条件上好ましくないためである。
【0064】次に、(c)ポリアミドアミンについて説
明する。
【0065】本発明でいうポリアミドアミンは主として
ダイマー酸とポリアミンの縮合により得られる下記一般
式(I)又は(II)で表される化合物である。
【0066】 HOOC−R−COOH + H2N−R’−NH2 → H2N−R’−NH(−OC−R−CONH−R’−NH−)nH (I) HO(OC−R−CONH−R’−NH−)nH (II) (ここでRおよびR’はそれぞれ炭素数1〜50の炭化
水素基であり、水酸基、不飽和基、アミノ基、メルカプ
ト基等の官能基を有していてもよい。nは1〜50の整
数である。) 原料のダイマー酸は、乾性油、半乾性油などから得られ
るC18の精製植物性不飽和脂肪酸の熱重合により得ら
れ、種々の分子量、置換基およびその位置を有する化合
物群のことをさすが、その主成分は炭素数34、36の
飽和あるいは不飽和ジカルボン酸である。
【0067】その製造方法故に、ダイマー酸中には、一
般に少量のトリマー酸やモノマー酸が含有されている。
【0068】ダイマー酸は長い脂肪族炭化水素鎖を持
ち、他の2,3塩基酸にない特徴を示すため、それから
得られるポリアミドアミンは可とう性に富むなどの特性
を示す。
【0069】また、原料の酸成分としては、生成物の物
性を制御するという観点から、酢酸、イソフタール酸、
マロン酸、ジグリコール酸、ジフェノニック酸、3,9
−ビス(2−カルボキシアルキル)2,4,8,10−
テトラオキサスピロウンデカン、アジピン酸、セバシン
酸などを共重合成分に用いることも好ましく行われる。
【0070】原料のポリアミンとしては、エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、プロピレンジアミン、イ
ソフォロンジアミン、1,4−ビスアミノエチルベンゼ
ン、4,4−ジアミノジフェニルメタンなどが使用され
る。
【0071】また、上記ポリアミンと共に、エタノール
アミン、メトキシプロピルアミンなどを共重合させるこ
とによって、生成物の物性を制御することも好ましく行
われる。
【0072】このようなポリアミドアミンの具体例で市
販されているものとしては、例えば“バーサミド”“D
SX”“ゼナミド”“バーサロン”“バーサミン”“マ
クロメルト”“DPX”“ミルベックス”などが挙げら
れる。
【0073】ポリアミドアミンが活性アミノ基を有する
場合には、感熱層中にエポキシ樹脂などを添加すること
も好ましく行われる。
【0074】ブロックドイソシアネートとの反応性など
との観点から、ポリアミドアミンのアミン化は150〜
500であることが好ましい。アミン化が小さすぎると
イソシアネートとの反応による架橋構造の形成、ひいて
はシリコーンゴム層/感熱層間の接着力の発現が充分で
なく、一方、アミン化が大きすぎると上層のシリコーン
ゴム層の硬化に悪影響を及ぼすためである。
【0075】また、ポリアミドアミンは感熱層とシリコ
ーンゴム層との接着性という観点から、水酸基あるいは
不飽和基を有することが好ましい。
【0076】さらに、レーザー光照射により、必要に応
じて光熱変換物質の作用も加わって、アミノ基などを生
成するようなポリアミドアミンも本発明に含まれる。
【0077】本発明においては、感熱層にレーザー光が
照射されると、光熱変換物質の作用で熱が発生し、その
熱によりブロックドイソシアネートが解離する。解離に
より活性化したイソシアネート化合物は感熱層中に存在
する(c)のポリアミドアミンと反応することにより感
熱層中に架橋構造が形成される。この結果、シリコーン
ゴム層と感熱層の接着力が増し、その後の現像処理によ
り、レーザー光照射部のシリコーンゴム層が選択的に残
存したポジ型の水なし平版が得られる。
【0078】画線部の形成はレーザー光未照射部のシリ
コーンゴム層、あるいはシリコーンゴム層と感熱層の除
去により行われるが、感熱層は塗布量に対して50%以
上残存することが好ましい。感熱層が50%以上残存す
ることで、インキマイレージが向上したり、あるいは染
色、発色などによる検版性の向上が計れるためである。
【0079】本発明の感熱層においては、上記イソシア
ネート化合物と(c)のポリアミドアミンの反応をより
速やかに進行させるため、触媒を添加しておくことが好
ましい。
【0080】このような触媒としては、アミン系、DB
U系、金属系のものが挙げられる。
【0081】アミン系の具体例としては、テトラメチル
ブタンジアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモ
ルフォリン、N−エチルモルフォリン、トリエチルアミ
ンなど、DBU系としては、1,8−ジアザ−ビシクロ
[5,4,0]ウンデセン−7、1,4−ジアザビシク
ロ[2,2,2]オクタンなどが挙げられる。
【0082】金属系としては、K、Na、Pb、Sn、
Ni、Zn、Ca、Ba、Co、Cu、Fe、Mn等の
金属元素の酢酸金属塩、金属塩化物、硫酸金属などに分
類されるが、具体的にはオクトエ酸錫、ジブチル錫ジア
セテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオク
テート、ナフテン酸コバルト、塩化第一錫、テトラ−n
−ブチル錫、塩化第二錫、トリメチル錫ヒドロキシド、
ジメチル2塩化錫、1,3−ジアセトキシテトラブチル
スタノキサンなどが挙げられる。
【0083】本発明において、感熱層はさらにバインダ
ーポリマーを含有することが好ましい。この際、バイン
ダーポリマーとしては、有機溶剤に可溶でかつフィルム
形成能のあるものであれば特に限定されないが、印刷版
の耐刷性の観点から、該ポリマーのガラス転移温度(T
g)が20℃以下のポリマー、コポリマー、さらに好ま
しくはガラス転移温度が0℃以下のポリマー、コポリマ
ーを用いることが好ましい。
【0084】バインダーポリマの具体例としては、公知
のビニルポリマー類、未加硫ゴム、ポリオキシド類(ポ
リエーテル類)、ポリエステル類、ポリウレタン類など
が挙げられる。
【0085】これらのバインダーの含有量は、全感熱層
組成物に対して5〜70重量%が好ましく、より好まし
くは10〜50重量%である。含有量が5%よりも少な
いと耐刷性や塗液の塗工性に問題が生じやすく、70重
量%よりも多いと画像再現性に悪影響を与えやすい。
【0086】上記各種バインダーポリマは単独で用いて
もよいし、また数種のポリマを混合して使用してもよ
い。
【0087】上記ポリマの中でも、特に、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ビニル系ポリマーがバインダーポリ
マーとして好ましい。
【0088】また、本発明において感熱層は不飽和基含
有化合物を有することが好ましい。
【0089】不飽和基含有化合物としては、置換もしく
は非置換の飽和、もしくは不飽和アルコール類の(メ
タ)アクリル酸エステル、カルボン酸類と(メタ)アク
リル酸グリシジルまたはテトラグリシジル−m−キシリ
レンジアミンまたはテトラグリシジル−m−テトラヒド
ロキシリレンジアミンとの付加反応物、(メタ)アクリ
ルアミド、n−メチロールアクリルアミド、メチレンビ
スアクリルアミドなどのアミド誘導体、エポキシ化合物
と(メタ)アクリル酸との付加反応物であるエポキシア
クリレート、ウレタンアクリレート、ロジン変性アクリ
レート、ポリエステルアクリレート、メラミンアクリレ
ートなどが挙げられる。
【0090】具体的には、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリロイルフォスフェ
ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ジシクロ
ペンテニルオキシエチルアクリレート、ブタンジオール
ジアクリレート、ノナンジオールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネ
オペンチルグリコールジアクリレート、トリプロピレン
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールモノヒドロキシペンタアクリレート、さらに、
トリスアクリロイルオキシエチルフォスフェート、トリ
スアクリロイルオキシイソシアヌレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネ
ートウレタンプレポリマー、フェニルグリシジルエーテ
ルアクリレートイソホロンジイソシアネートウレタンプ
レポリマーなどが挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0091】これらのうち、分子中に水酸基やアミノ基
を有するアクリレート類は好ましく用いることが出来
る。
【0092】さらに、シリル基を有する各種アクリレー
ト類も好ましく用いられる。
【0093】更に本発明において、感熱層には、染料、
レベリング剤、界面活性剤、発色剤、可塑剤等を必要に
応じて任意に添加してもよい。
【0094】このようにして得られる感熱層の物性に関
しては、得られる印刷版の印刷特性の観点から、その物
性が特定の範囲にあることが好ましい。この様な物性と
しては引張特性、その中でも引張時の初期弾性率を代表
として挙げることが出来る。具体的には、印刷版におけ
る感熱層のレーザー光照射後の引張時の初期弾性率が7
kgf/mm2〜78kgf/mm2の範囲、さらには1
0kgf/mm2〜65kgf/mm2の範囲にあること
が好ましい。
【0095】感熱層の初期弾性率を以上のような範囲に
設定することにより、印刷版としての特性、特に耐刷性
を向上させることが出来る。逆に、初期弾性率が7kg
f/mm2未満である場合には画線部を形成する感熱層
がベタ着き易くなるため印刷時にヒッキーが発生し易く
なる。また、初期弾性率が78kgf/mm2より大き
い場合には、印刷時に加わる繰り返し応力により感熱層
とシリコーンゴム層との接着界面で破壊が起こりやすく
なり、耐刷性低下の原因となるためである。
【0096】感熱層の厚さは、被覆層にして0.1〜1
0g/m2 であると、印刷版の耐刷性や、希釈溶剤を
揮散し易く生産性に優れる点で好ましく、より好ましく
は1〜7g/m2である。
【0097】次にシリコーンゴム層について説明する。
本発明において、シリコーンゴム層としては、従来の水
なし平版印刷版において使用されるシリコーンゴム組成
物からなるものが挙げられる。
【0098】具体的には線状オルガノポリシロキサン
(好ましくはジメチルポリシロキサン)をまばらに架橋
することにより得られるものが挙げられる。
【0099】架橋方法としては、縮合型のものでも、付
加型のものでもよい。
【0100】縮合型の架橋を行う際には、錫、亜鉛、
鉛、カルシウム、マンガンなどの金属カルボン酸塩、塩
化白金酸のような触媒が添加される事が好ましい。
【0101】付加型においては、白金単体、塩化白金、
塩化白金酸、オレフィン配位白金などの触媒が添加され
ることが好ましい。
【0102】また、付加型シリコーンゴム層の硬化速度
を制御する目的で、不飽和基含有化合物などの反応抑制
剤を添加することが好ましい。
【0103】これらの組成物の他に、付加型シリコーン
ゴム組成物に縮合型シリコーンゴム層の組成物である水
酸基含有オルガノポリシロキサンや加水分解性官能基含
有シラン(もしくはシロキサン)を添加してもよい。
【0104】また、これらシリコーンゴム層組成物に
は、ゴム強度を向上させる目的で、シリカなどの公知の
充填剤を添加することも行われる。
【0105】さらに、本発明においてシリコーンゴム層
は上記組成物の他にシランカップリング剤を含有するこ
とが好ましい。
【0106】これらシリコーンゴム層の膜厚は0.5〜
20g/m2が好ましく、さらに好ましくは0.5〜5
g/m2である。膜厚が0.5g/m2よりも小さい場
合には印刷版のインキ反撥性や耐傷性、耐刷性が低下す
る傾向があり、20g/m2よりも大きい場合には経済
的見地から不利であるばかりでなく、インキマイレージ
が悪くなるという問題がある。
【0107】次に、本発明における直描型水なし平版印
刷版原版の製造方法および製版方法について説明する。
【0108】必要に応じて各種処理を施された基板上
に、通常のコーターあるいはホエラーのような回転塗布
装置を用い、必要に応じて断熱層組成物を塗布し加熱に
より溶媒を揮散させ、さらに熱や光の作用で硬化させた
後、感熱層組成物を塗布し加熱による溶媒の揮散を行
う。この後、シリコーンゴム組成物を塗布し50〜15
0℃の温度で数分間熱処理してシリコーンゴム層を得
る。
【0109】このようにして得られた版には、シリコー
ンゴム層を保護する目的で保護フィルムをラミネートす
るかあるいは保護層を形成してもよい。
【0110】それ故、保護フィルムとしてはレーザー光
の照射を妨げることのないものが好ましい。このような
カバーフィルムの種類としては、ポリエステルフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールフ
ィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物フィル
ム、ポリ塩化ビニリデンフィルムなどが挙げられる。
【0111】このようにして得られた直描型水なし平版
印刷版原版を、保護フィルムを剥離してから、あるいは
好ましくは保護フィルム上からレーザー光で画像状に露
光する。
【0112】本発明の製版露光工程で用いられるレーザ
ー光源としては、発光波長領域が300nm〜1500
nmの範囲にあるものが用いられる。すなわち、アルゴ
ンイオン、クリプトンイオン、ヘリウム-ネオン、ヘリ
ウム−カドミウム、ルビー、ガラス、YAG、チタンサ
ファイア、色素、窒素、金属蒸気、エキシマ、自由電
子、半導体などの各種レーザーが使用される。
【0113】これらの中でも本発明の印刷版原版を製版
する目的から、近赤外領域付近に発光波長領域が存在す
る半導体レーザーが好ましく、特に高出力半導体レーザ
ーが好ましく用いられる。
【0114】現像方法としては、水または有機溶剤の存
在もしくは非存在下での摩擦処理により行われる。ある
いは、保護フィルムを剥離することによって印刷版上に
パターンを形成する、いわゆる剥離現像によっても印刷
版を作成することも可能である。現像処理を行う場合に
使用される現像液としては、例えば、水や水に界面活性
剤を添加したもの、さらには水に下記の極性溶媒を添加
したものや、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハ
ロゲン化炭化水素類などの少なくとも1種類からなる溶
媒に、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル
類、カルボン酸などの極性溶媒を少なくとも1種類添加
したものが用いられる。
【0115】また、上記の現像液組成には、公知の界面
活性剤を添加することも自由に行われる。さらにアルカ
リ剤などを添加することもできる。
【0116】これらの中では、水あるいは水に界面活性
剤を添加したもの、さらにはアルカリを添加した水が好
ましい。
【0117】また、これらの現像液には公知の塩基性染
料、酸性染料、油溶性染料を添加して現像と同時に画像
部の染色化を行うことができる。
【0118】現像する際には、これらの現像液を、不織
布、脱脂綿、布、スポンジ等に含浸させて、版面を拭き
取ることによって、現像することができる。
【0119】また、現像は自動現像機を用い、上記の現
像液で版面を前処理した後に水道水などでシャワーしな
がら回転ブラシで版面を擦ることによって行うことも好
ましい。
【0120】上記の現像液に代えて、温水や水蒸気を版
面に噴射することによっても現像が可能である。
【0121】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく
説明する。
【0122】
【実施例】[実施例1]厚さ0.24mmの脱脂したア
ルミ板上に下記の組成よりなる溶液を塗布し、200
℃、2分間乾燥し、3g/m2の断熱層を設けた。
【0123】<断熱層> (a)エポキシ・フェノール樹脂“カンコート”90T
−25−3094(関西ペイント(株)製):15重量
部 (b)“ホワイト”UL7E265(住化カラー(株)
製、酸化チタン):2重量部 (c)ジメチルホルムアミド:85重量部 次いで、この断熱層上に次の組成を有する感熱層組成物
を塗布し、80℃で1分間乾燥し、膜厚3g/m2の感
熱層を設けた。
【0124】<感熱層> (a)“KAYASORB”IR−820B(赤外線吸
収染料、日本化薬(株)製):10重量部 (b)“デイスモジュール”CTステープル(フェノー
ルブロックブロックドイソシアネート、住友デュレズ
(株)製):30重量部 (c)“バーサミド”125(ポリアミドアミン、ヘン
ケル白水(株)製):10重量部 (d)“TSL”8350(γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、東芝シリコーン(株)製):5重
量部 (e)ペンタオキシプロピレンジアミン/グリシジルメ
タクリレート/メチルグリシジルエーテル=1/3/1
mol比付加反応物:40重量部 (f)“サンプレン”T−1331(ポリウレタン樹脂
三洋化成工業(株)製、 ガラス転移温度Tg:−3
7℃):40重量部 (g)テトラヒドロフラン :1000重量部 (g)ジメチルホルムアミド :165重量部 さらに、この感熱層の上に下記の組成を有するシリコ−
ンゴム組成物をバーコーターで塗布した後、120℃で
2分間加熱硬化させて2.0μmのシリコ−ンゴム層を
設けた。
【0125】<シリコーンゴム層> (a)α,ω−ジビニルポリジメチルシロキサン(重合
度770) : 100重量部 (b)HMS−501(チッソ(株)製 両末端メチル
(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメチルシロキ
サン)共重合体 SiH基数/分子量=0.69mol/
g) : 4重量部 (c)オレフィン配位白金 : 0.02重量部 (d)“BY24−808”(ダウコーニングシリコー
ン(株)製 反応抑制剤) : 0.3重量部 (e)“アイソパー”E(エッソ化学(株)製) :
1000重量部 上記のようにして得られた積層板に、厚さ8μmのポリ
プロピレンフィルム“トレファン”BO(東レ(株)
製)をカレンダーローラーを用いてラミネートし、直描
型水なし平版印刷版原版を得た。
【0126】この後、この印刷版原版をFX400−A
P(製版機、東レエンジニアリング(株)製)に装着し、
半導体レーザー(波長830nm、ビーム直径20μ
m、出力0.75W)を用いて露光時間10μsでパル
ス露光を行った。
【0127】レーザー照射後の版は、カバーフィルムを
剥離した後、“アイソパー”Eを浸した“ハイゼガー
ゼ”(旭化成工業(株)製)を用いて版面を摩擦したと
ころ、レーザー光が照射されていない部分のシリコーン
ゴム層のみが選択的に除去されたポジ型の水なし平版印
刷版が得られた。
【0128】シリコーンゴム層が除去された部分の感熱
層の厚さを重量法により測定したところ2.2g/m2
であり、残存率73%であった。残存率は以下の算式に
より算出した。
【0129】 残存率(wt%)=K1/K01:現像処理後の感熱層重量(g/0.01m2) K0:感熱層重量(g/0.01m2) K1の算出方法は以下に述べる方法で行った。10cm
×10cmの断熱層、感熱層およびシリコーンゴム層を
塗布乾燥した版材を現像処理し、シリコーンゴム層を除
去した後、乾燥させその重量(W1)を測定した。その
後、必要に応じて適当な溶剤を用い、残存する感熱層を
除去した後、乾燥し、重量(W2)を測定した。W1と
W2の差より、現像後残存する感熱層の重量(K1)を
算出した。
【0130】また、K0は、10cm×10cmの断熱
層を塗布した基板に感熱層を塗布乾燥し、感熱層塗布乾
燥前後の重量変化より算出した。
【0131】さらに、得られた刷版を印刷機HAMAD
A RS46L(ハマダ印刷機械(株)製)に取り付
け、水なし平版用インキ(ドライオカラーNSI 藍
大日本インキ化学工業(株)製)を使用して上質紙に印
刷を行ったところポジ画像を再現した印刷物が得られ
た。
【0132】また、感熱層の初期弾性率は16kgf/
mm2であった。
【0133】[比較例1]実施例1において感熱層中の
成分(b)“デイスモジュール”CTステープル(フェ
ノールブロックブロックドイソシアネート、住友デュレ
ズ(株)製):30重量部を、(b)“ミリオネート”
MR−400(ポリメチレンジイソシアネート、日本ポ
リウレタン工業(株)製):20重量部に変更した以外
は全く同様に印刷版原版を作製した。実施例1と同様に
レーザー光を照射し、現像を行ったところ、レーザー光
の照射、未照射に関わらず、シリコーンゴム層が除去さ
れない状態であった。
【0134】[比較例2]実施例1において感熱層中の
成分(c)“バーサミド”125(ポリアミドアミン、
ヘンケル白水(株)製):10重量部を、(c)“スミ
ライトレジン”PR50622(フェノールノボラック
樹脂、住友デュレズ(株)製):10重量部に変更した
以外は全く同様に印刷版原版を作製した。実施例1と同
様にレーザー光を照射し、現像を行ったところ、レーザ
ー光の照射、未照射に関わらず、シリコーンゴム層が全
て除去されたシリコーンゴム層剥がれの状態であった。
【0135】[実施例2]厚さ0.24mmの脱脂した
アルミ板上に下記の組成よりなる溶液を塗布し、200
℃、2分間乾燥し、3g/m2の断熱層を設けた。
【0136】<断熱層> (a)ポリウレタン樹脂“ミラクトラン”P22S(日
本ミラクトラン(株)製):100重量部 (b)ブロックドイソシアネート“タケネートB83
0”(武田薬品工業(株)製):20重量部 (c)エポキシ・フェノール・尿素樹脂“SJ937
2”(関西ペイント(株)製):8重量部 (d)ジブチル錫ジアセテート:0.5重量部 (e)“FINEX”25(白色顔料、堺化学(株)
製):10重量部 (f)“KET−YELLOW”402(黄色顔料、大
日本インキ化学工業(株)製):10重量部 (g)ジメチルホルムアミド:720重量部 この断熱層上に、下記感熱層を乾燥膜厚2.5g/m2
になるように塗布し、80℃×1分間乾燥した。
【0137】<感熱層> (a)SPRIT NIGROSINE SJ(Dye Specialities,IN
C.):10重量部 (b)“デイスモジュール”CTステープル(フェノー
ルブロックブロックドイソシアネート、住友デュレズ
(株)製):15重量部 (c)“バーサミド”150(ポリアミドアミン、ヘン
ケル白水(株)製):10重量部 (d)m−キシリレンジアミン/グリシジルメタクリレ
ート/3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン=
1/3/1mol比付加反応物:30重量部 (e)“デナコール”EX−411(ペンタエリスルト
ールポリグリシジルエーテル、ナガセ化成工業(株)
製):5重量部 (f)“サンプレン”T−1331(ポリウレタン樹脂
三洋化成工業(株)製、 ガラス転移温度Tg:−3
7℃):40重量部 (g)テトラヒドロフラン :1000重量部 (h)ジメチルホルムアミド :165重量部 次いで、下記シリコーンゴム層を乾燥膜厚2.0μm、
乾燥条件は120℃×1分間として塗設し、実施例1と
同様に原版を作製した。
【0138】<シリコーンゴム層> (a)ポリジメチルシロキサン(分子量約35,00
0、末端水酸基):100重量部 (b)エチルトリアセトキシシラン:10重量部 (c)ジブチル錫ジアセテ−ト:0.3重量部 (d)“アイソパ−G”(エクソン化学(株)製):1
200重量部 得られた原版は実施例1と同様に評価を行ったところ、
レーザー光が照射された部分のシリコーンゴム層のみが
残存したポジ型の水なし平版印刷版が得られた。
【0139】シリコーンゴム層が除去された部分の感熱
層の厚さを重量法により測定したところ2.0g/m2
であり、残存率80%であった。
【0140】[実施例3]実施例2で得た断熱層の上
に、次の組成を有する感熱層組成物を塗布し、60℃で
1分間乾燥し、膜厚2g/m2の感熱層を設けた。
【0141】<感熱層> (a)“SOHN BLACK”(Waterbase)(三菱
化学(株)製、カーボンブラックの水分散ペースト):1
0重量部 (b)“メイカネート”TP−10(水分散型ブロック
ドイソシアネート、明成化学工業(株)製):20重量
部 (c)“バーサミド”415(ポリアミドアミン、ヘン
ケル白水(株)製):30重量部 (d)“マルカリンカー”PHM−C(ポリパラヒドロ
キシスチレン、丸善石油化学(株)製):20重量部 (e)“ゴーセノール”KL−05(ポリビニルアルコ
ール、日本合成化学工業(株)製):5重量部 (f)m−キシリレンジアミン/グリシジルメタクリレ
ート/3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン=
1/3/1mol比付加反応物:0.5重量部 (g)ジブチル錫ジアセテ−ト:0.3重量部 (h)精製水:80重量部 (h)エタノール:840重量部 この感熱層の上に下記の組成を有するシリコ−ンゴム組
成物をバーコーターで塗布した後、110℃で1分間湿
熱硬化させて2.0μmのシリコ−ンゴム層を設け、さ
らに“ルミラー”(東レ(株)製、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム 12μm)をラミネートし、直描型
水なし平版印刷版原版を得た。
【0142】<シリコーンゴム層> (a)ポリジメチルシロキサン(分子量約35,00
0、末端水酸基):100重量部 (b)ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラ
ン:8重量部 (c)“アイソパ−E”(イソパラフィン系炭化水素、
エクソン化学(株)製):1400重量部 実施例1と同様にレーザー照射後の版は、カバーフィル
ムを剥離した後、水/ジエチレングリコールモノ−2−
エチルヘキシルエーテル:95/5(重量部/重量部)
の混合溶液に1分間浸漬し、さらに精製水を浸した現像
パッド(3M(株)製)を用いて版面を摩擦したとこ
ろ、レーザー光が照射されなかった部分のシリコーンゴ
ム層のみが選択的に除去されたポジ型の水なし平版印刷
版が得られた。
【0143】[実施例4]実施例2において、感熱層の
組成を下記のように変更した以外は全く同様に印刷版原
版を作製し、同様に評価を行ったところ、レーザー光が
照射されなかった部分のシリコーンゴム層のみが選択的
に除去されたポジ型の水なし平版印刷版が得られた。
【0144】<感熱層> (a)カーボンブラック分散ロジン変性マレイン酸樹脂
(内カーボンブラック20重量部):30重量部 (b)“DMS−6X”(メチルエチルケトオキシムブ
ロックブロックドイソシアネート、明成化学工業(株)
製):20重量部 (c)“ゼナミド”250(ポリアミドアミン、ヘンケ
ル白水(株)製):15重量 (d)m−キシリレンジアミン/グリシジルメタクリレ
ート/3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン=
1/3/1mol比付加反応物:30重量部 (e)ジブチル錫ジアセテ−ト:0.3重量部 (f)“サンプレン”T−1331(ポリウレタン樹脂
三洋化成工業(株)製、 ガラス転移温度Tg:−3
7℃):40重量部 (g)テトラヒドロフラン :800重量部 (h)ジメチルホルムアミド :170重量部 [実施例5]実施例4で得られた印刷版原版に、波長1
064nm、ビーム径100μm(1/e2)の半導体
励起YAGレーザーを用いて連続線の書き込みを行っ
た。記録エネルギーは0.75J/cm2とした。
【0145】その後、実施例5と同様に現像処理したと
ころ、レーザー光が照射されなかった部分のシリコーン
ゴム層のみが除去されたポジ型の水なし平版印刷版が得
られた。
【0146】
【発明の効果】本発明は、直描型水なし平版印刷版原版
において、感熱層が光熱変換物質と、ブロックドイソシ
アネートおよびポリアミドアミンを含有することで、ポ
ジ型の直描型水なし平版印刷版が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、少なくとも感熱層およびシリコ
    ーンゴム層をこの順に積層してなる直描型水なし平版印
    刷版原版において、該感熱層が少なくとも (a)光熱変換物質 (b)ブロックドイソシアネート (c)ポリアミドアミン を含むことを特徴とする直描型水なし平版印刷版原版。
  2. 【請求項2】請求項1記載の直描型水なし平版印刷版原
    版に、レーザー光照射後、現像処理によりレーザー光未
    照射部のシリコーンゴム層を除去することを特徴とする
    直描型水なし平版印刷版の製造方法。
  3. 【請求項3】現像後のレーザー光未照射部の感熱層が5
    0%以上残存していることを特徴とする請求項2記載の
    直描型水なし平版印刷版の製造方法。
JP04171198A 1998-02-24 1998-02-24 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法 Expired - Fee Related JP3870534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04171198A JP3870534B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04171198A JP3870534B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11240271A true JPH11240271A (ja) 1999-09-07
JP3870534B2 JP3870534B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=12616019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04171198A Expired - Fee Related JP3870534B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3870534B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1588860A1 (en) * 2004-04-19 2005-10-26 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Printing plate material and printing process
WO2008056588A1 (en) 2006-11-06 2008-05-15 Toray Industries, Inc. Precursor for waterless lithographic printing plate

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1588860A1 (en) * 2004-04-19 2005-10-26 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Printing plate material and printing process
US7267928B2 (en) 2004-04-19 2007-09-11 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Printing plate material and printing process
WO2008056588A1 (en) 2006-11-06 2008-05-15 Toray Industries, Inc. Precursor for waterless lithographic printing plate
US8617793B2 (en) 2006-11-06 2013-12-31 Toray Industries, Inc. Waterless planographic printing plate precursor
US9199444B2 (en) 2006-11-06 2015-12-01 Toray Industries, Inc. Waterless planographic printing plate precursor

Also Published As

Publication number Publication date
JP3870534B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1011984B1 (en) Thermal waterless lithographic printing plate
JP3157843B2 (ja) ダイレクト感熱平版印刷版とその製造方法
JP3064807B2 (ja) 平版印刷原版およびその製版方法
DE69835969T2 (de) Direkt beschreibbare Flachdruckvorstufe und Verfahren zur Herstellung von Flachdruckplatten
JP3870534B2 (ja) 直描型水なし平版印刷版原版及び直描型水なし平版印刷版の製造方法
JP3206297B2 (ja) 感熱ダイレクト平版原版とその製版方法
JP4186278B2 (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPS62164049A (ja) 平版印刷原版およびその製版方法
JP3769107B2 (ja) 高性能なダイレクト感熱平版印刷原版
JPH11157237A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版およびその製造方法
JPH11268437A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH11254854A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版および直描型水なし平版印刷版の製造方法
JPH1128871A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH1159005A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH10319579A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH11235881A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH11157236A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JP4022987B2 (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH1039497A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JP2000043437A (ja) 直描型平版印刷版原版および平版印刷版の製造方法
JPH11352673A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH10250253A (ja) 直描型水なし平版印刷版原版
JPH11227353A (ja) 直描型水なし平版印刷版の製造方法
JPH11138737A (ja) 直描型水なし平版印刷版の製造法
JPH11334237A (ja) 直描型平版印刷版原版

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061009

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees