JPH11268437A - 直描型水なし平版印刷版原版 - Google Patents
直描型水なし平版印刷版原版Info
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- JPH11268437A JPH11268437A JP10070295A JP7029598A JPH11268437A JP H11268437 A JPH11268437 A JP H11268437A JP 10070295 A JP10070295 A JP 10070295A JP 7029598 A JP7029598 A JP 7029598A JP H11268437 A JPH11268437 A JP H11268437A
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- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/16—Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography
Abstract
ーンゴム層を順次積層してなる直描型水なし平版印刷版
原版において、該感熱層が(a)分子内にヒドラゾ基を
有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物質を
含有することを特徴とする直描型水なし平版印刷版原
版。
Description
なしに印刷が可能である水なし平版印刷版原版に関する
ものであり、特にレーザー光で直接製版できる直描型水
なし平版印刷版原版に関するものである。
ら直接オフセット印刷版を作製する、いわゆるダイレク
ト製版は、熟練度を必要としない簡易性、短時間で印刷
版が得られる迅速性、多様なシステムから品質とコスト
に応じて選択可能である合理性などの特徴を生かして、
軽印刷業界のみでなく、一般オフセット印刷、グラビア
印刷の分野にも進出し始めている。
ージセッター、レーザープリンターなどの出力システム
の急激な進歩によって新しいタイプの各種平版印刷材料
が開発されている。
すると、レーザー光を照射する方法、サーマルヘッドで
書き込む方法、ピン電極で電圧を部分的に印加する方
法、インクジェットでインキ反発層またはインキ着肉層
を形成する方法などが挙げられる。 なかでも、レーザ
ー光を用いる方法は解像度、および製版速度の面で他の
方式よりも優れており、その種類も多い。
に、光反応によるフォトンモードタイプのものと、光熱
変換を行って熱反応を起こさせるヒートモードタイプの
2つに分けられる。
源に主としてアルゴンイオンレーザーを使用しているた
め装置が大型となり、また印刷版も高感度のフォトポリ
マーを使用しているため、印刷版の取り扱いに注意が必
要で、なおかつ保存安定性も低下しやすいといった欠点
がある。
えるといった利点はあるが、感光層の帯電後2〜5分の
間で暗減衰が大きくなるため、帯電後短時間で露光現像
処置をする必要があり、大判サイズを高解像力で出力す
るのは難しい。
ーに対応した印刷版が開発されているが、銀廃液が出る
ことが問題となっており、また感度が高いために、取り
扱いに注意を要するといった問題もある。
高感度のハロゲン化銀乳剤層をアルゴンイオンレーザー
で露光、現像後それをマスクとしてさらに紫外線で露
光、現像を行うものである。しかし、この印刷版は露
光、現像工程が2回あるため、印刷版の処理が複雑にな
るという問題がある。
ーザーで書き込むわけではないが、レーザープリンター
で形成されたトナー画像をインキ着肉部として、印刷版
上に転写するものである。しかし、印刷版の解像度とい
う面では、他の方式と比較して劣っている。
(6)の熱破壊方式は、明室で取り扱えるというといっ
た利点があり、また光源となる半導体レーザーの出力の
急激な進歩によって、最近その有用性が見直されてきて
いる。
は、金属薄膜を感熱層として用いる直描型水なし平版印
刷版が記載されているが、金属薄膜自体がレーザー光が
透過するために、印刷版の感度が悪いという問題があっ
た。このため、レーザー光の吸収率を上げるためには、
反射防止層を設けなければならず、塗布工程がさらに増
えて、コストがかかる結果となる。
開平6−199064号公報、USP5339737号
公報、EP0580393号公報、特開平6−5572
3号公報、EP0573091号公報、USP5378
580号公報、特開平7−164773号公報、USP
5333705号公報、EP0644647号公報に
も、にもレーザー光を光源として用いる、直描型水なし
平版印刷版原版が記載されている。
例えばレーザー光吸収化合物としてカーボンブラックを
用い、熱分解化合物としてニトロセルロースを使用して
おり、その表面にシリコーン層が塗布されている。感熱
層中のカーボンブラックがレーザー光を吸収し熱エネル
ギーに変換され、さらにその熱で感熱層が破壊される。
そして、最終的にこの部分を除去することによって、イ
ンキを着肉しないシリコーンゴム層が同時に剥離され、
インキの着肉する画線部となる。
が高く、レーザー照射部以外の感熱層部分にまで感熱層
の破壊が及びやすく、画線部/非画線部の境界が明確で
なく、現像後の網点形状が悪くなる問題。これに由来す
る印刷時の問題を有している。
たり、感熱層組成の最適化を行う、すなわちニトロセル
ロースの燃焼性を抑えることで回避できる場合がある
が、感度が低下する問題があった。
ルロース化合物を感熱層中に含有する版と比較し、画線
部/非画線部のエッジがシャープで、感度が向上した直
描型水なし平版印刷版原版を提供することにある。
め、本発明は下記の構成からなる。
シリコーンゴム層を順次積層してなる直描型水なし平版
印刷版原版において、該感熱層が(a)分子内にヒドラ
ゾ基を有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換
物質を含有することを特徴とする直描型水なし平版印刷
版原版。
基を有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物
質、(d)加水分解性のシリコン化合物を含有すること
を特徴とする(1)に記載の直描型水なし平版印刷版原
版。
リル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、フェノール樹脂のうちの少なくとも1種
から選ばれた化合物であることを特徴とする(1)また
は(2)のいずれかに記載の直描型水なし平版印刷版原
版。
ることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の
直描型水なし平版印刷版原版。
℃以下であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれ
かに記載の直描型水なし平版印刷版原版。
光時にネガあるいはポジのフィルムを用いずに、印刷版
上に直接記録ヘッドから、画像形成を行うことをいう。
ついて説明する。
を吸収した部分の上層のシリコーンゴム層との接着力が
低下することが重要である。本発明で使用される感熱層
は少なくとも(a)分子内にヒドラゾ基を有する化合
物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物質、(d)加水
分解性のシリコン化合物を含有することを特徴とする。
カリウム、硝酸ナトリウム、ニトロセルロースなどのニ
トロ化合物が用いられてきたが、本発明ではニトロ化合
物を用いず、(a)分子内にヒドラゾ基を有する化合物
を用いる。ヒドラゾ基のN−N結合の結合解離エネルギ
ーは共有結合の中でも際だって低く、(c)光熱変換物
質がレーザーの照射で発生した熱により、ヒドラゾ結合
は容易に切断される。また、ヒドラゾ結合の熱による分
解は、(b)酸発生剤の光や熱の作用により生じた酸に
より、より(a)分子内にヒドラゾ基を有する化合物の
分解が進行し、従来のレーザー照射による加熱のみでは
実現できない化学的な変化を実現することができる。
化合物は、ヒドラジンおよびその誘導体と反応する化合
物により得ることができる。反応性基を有する化合物と
して、例えば、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、メ
ルカプト基などの活性水素を有する化合物、エポキシ
基、カルボニル基、アルデヒド基、イソシアネート基を
有する化合物などが挙げられる。
を以下に示す。
ン。
−、ジ−置換体のアルキルヒドラジン、フェニル基、p
−ニトロフェニル基、2,4−ジニトロフェニル基など
のアリール基で置換したモノ−、ジ−置換体のアリール
ヒドラジン。
ドラジン類 ヒドラジンあるいは前記アルキルヒドラジン、アリール
ヒドラジンとエポキシとの反応により得られる、ヒドロ
キシアルキル(アリール)ヒドラジン類。ヒドラジンあ
るいは前記アルキルヒドラジン、アリールヒドラジンと
グリシジルメタクリレートなどのようなエチレン性二重
結合基を有するエポキシ基含有化合物、脂肪族、脂環族
エポキシ基含有化合物との反応によって得られるエチレ
ン性二重結合基含有ヒドロキシアルキルヒドラジンおよ
びエチレン性二重結合基含有ヒドロキシアリールヒドラ
ジン。
アルデヒド、グリオキサールのようなアルデヒド化合
物、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトンのようなカルボニル化合物との縮合反応によって
得られるヒドラゾン、アジン類。
酸ヒドラジド。アクリル酸ヒドラジド、メタクリル酸ヒ
ドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、アジピン酸ヒドラ
ジド、アジピン酸ジヒドラジド、マレイン酸ヒドラジ
ド、マレイン酸ジヒドラジド、テレフタル酸ヒドラジ
ド、テレフタル酸ジヒドラジド、アセトンジカルボン酸
ヒドラジド、アセトンジカルボン酸ジヒドラジド、セミ
カルバジド、セミカルバゾンなどが挙げられる。他にチ
オヒドラジド、スルホニルヒドラジド、カルバゼート、
チオセミカルバジド、カルボヒドラジド、チオカルボヒ
ドラジド、リン酸ヒドラジド、リン酸ジヒドラジド、チ
オホスホニルトリヒドラジドなどが挙げられる。これら
の中でもヒドラジン、ヒドロキシアリールヒドラジン
類、ヒドラジド類が好ましく用いられる。これらヒドラ
ジンおよびヒドラジン誘導体はそれぞれ単独でも使用で
きるし、2種以上を混合して使用することもできる。
の誘導体は、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、メル
カプト基などの活性水素を有する化合物、エポキシ基、
カルボニル基、イソシアネート基を有する化合物などと
の共重合、縮合、付加およびグラフト重合、もしくは官
能基にペンダントとして結合させて使用されることが好
ましく、これにより主鎖および/または側鎖にヒドラゾ
基を有する化合物を得ることができる。このようなヒド
ラゾ基を有する化合物としてはエチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸イソブチル共重合体、エチレン−塩化ビ
ニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸金属塩共
重合体等のエチレン共重合体、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリオレフィン樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン樹脂、アイオノ
マー樹脂および石油系樹脂等の樹脂類、ジエン系コポリ
マー、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレン
ゴムおよびクロロプレン等のエラストマー類、エステル
ガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂お
よび水添ロジン等のロジン誘導体、フェノール樹脂、テ
ルペン樹脂、シクロペンタジエン樹脂および芳香族系炭
化水素樹脂等が使用される。
て、アクリル系樹脂、フェノール樹脂について詳細に示
す。
は、例えば、(メタ)アクリル酸等の一塩基性カルボン
酸あるいはそのエステルと、前述(1)〜(5)のヒド
ラジンおよび誘導体、これらと共重合し得る少なくとも
一種の化合物と公知の方法を利用して重合させることに
より得られるヒドラゾ基を有する化合物、またカルボキ
シル基を有するアクリル樹脂に前述(1)〜(5)のヒ
ドラジンおよび誘導体、を反応させることにより得るこ
とができる。
エステルの例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)
アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチル
エステル、(メタ)アクリル酸イソプロピルエステル、
(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル
酸イソブチルエステル、(メタ)アクリル酸アミルエス
テル、(メタ)アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)
アクリル酸オクチルエステル、(メタ)アクリル酸−2
−エチルヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸デシル
エステル、(メタ)アクリル酸ドデシルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシメチルエステル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシエチルエステルを挙げることができ
る。また、上記のカルボン酸あるいはそのエステルと共
重合し得る化合物の例としては、エチレン、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、無水マレイン酸、無
水フマル酸、スチレン、2−メチルスチレン、クロルス
チレン、アクリロニトリル、ビニルトルエン、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジンおよびN−ビ
ニルピロリドンを挙げることができる。また、難燃性を
付与するためにハロゲン等で変性されていてもよい。こ
れらは単独であるいは2種以上併用して用いることがで
きる。
は、単独で使用してもよいし、2種以上併用してもよ
い。
について詳細に示す。
ては、例えば、前述(1)〜(5)のヒドラジンおよび
誘導体とフェノール類、アルデヒドまたはケトンとを重
縮合させて得られるフェノール樹脂、フェノール類、ア
ルデヒドまたはケトンとの重縮合物のフェノール性水酸
基に前述(1)〜(5)のヒドラジンおよび誘導体をグ
ラフトさせた樹脂、および変性されたフェノール樹脂に
前述(1)〜(5)のヒドラジンおよび誘導体をグラフ
トさせた樹脂を挙げることができる。
するフェノール樹脂について説明する。
き、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p
−クレゾール、3,5−キシレノール、カルバクロー
ル、チモール等の1価のフェノール、カテコール、レゾ
ルシン、ヒドロキノン等の2価のフェノール、ピロガノ
ール、フロログリシン等の3価のフェノール等が使用で
きる。また、これらは2種以上併用して使用できる。
ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド、フルフラール等が使用できる。また、これらは2
種以上併用して使用できる。
ルエチルケトン等が使用できる。
ルデヒド樹脂、m−クレゾール/ホルムアルデヒド樹
脂、m−,o−混合クレゾール/ホルムアルデヒド樹
脂、レゾルシン/ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロール
/アセトン樹脂が挙げられる。また、上記フェノール樹
脂は、エポキシ変性、アニリン変性、メラニン変性、リ
グニン変性等の変性体であってもよい。
ドラゾ基含有量は、化合物1分子中にヒドラゾ基を2個
以上有していることが好ましい。ヒドラゾ基が2個以下
の場合は、印刷版の感度が低下する。
ましく、より好ましくは400〜11万である。
は、ポリアミド樹脂(1970年、日刊工業新聞社、福
本 修著)に記載されているような、ナイロン6、6
6、610、11、12、13、9などの製造時におい
て、末端アミノ基、末端カルボキシル基、末端アミノ
基、カルボキシル基プレポリマーであるポリアミドを前
述(1)〜(5)のヒドラジンおよびその誘導体で分子
伸長することで主鎖にヒドラゾ基を有するポリアミド樹
脂を得ることができる。
ては、ポリエステル樹脂(1979年、日刊工業新聞
社、滝山 栄一郎著)に記載されているような、樹脂の
製造時において、末端水酸基、末端カルボキシル基、末
端水酸基、カルボキシル基プレポリマーであるポリエス
テルを前述(1)〜(5)のヒドラジンおよびその誘導
体で分子伸長することで主鎖にヒドラゾ基を有するポリ
エステル樹脂を得ることができる。
脂としては、ジアリルフタレート樹脂(1969年、日
刊工業新聞社、吉見 直喜著)に記載されているよう
な、樹脂の製造時において、末端二重結合基プレポリマ
ーであるジアリルフタレートプレポリマーを前述(1)
〜(5)のヒドラジンおよびその誘導体で分子伸長する
ことで主鎖にヒドラゾ基を有するジアリルフタレート樹
脂を得ることができる。
ては、ポリエステルの部分で述べた主鎖にヒドラゾ基を
含有するポリエステルジオールなどのヒドラゾ基を有す
るポリオールをジアミンおよび/または前述(1)〜
(5)のヒドラジンおよびその誘導体で分子伸長するこ
とで主鎖にヒドラゾ基を有するポリウレタン樹脂を得る
ことができる。
物は10〜95重量%が好ましく、より好ましくは20
〜80重量%である。
合物は、加熱によりヒドラゾ基が分解し、酸性条件下で
さらに分解が進行する。分解に際しては化合物中のヒド
ラゾ基の全てが分解しなくても、本発明の目的である現
像性および感度の向上は達成することができる。
ロゲン化物、スルホン化合物およびスルホネート化合物
等を挙げることができる。具体的には以下の化合物を挙
げることができる。
リジニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、セレ
ノニウム塩、アルソニウム塩等を挙げることができる。
好ましくは、ジフェニルヨードニウムトリフレート、ジ
フェニルヨードニウムピレンスルホネート、ジフェニル
ヨードニウムドデシルベンゼンスルホネート、トリフェ
ニルスルホニウムトリフレート、トリフェニルスルホニ
ウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスル
ホニウムナフタレンスルホネート、(ヒドロキシフェニ
ル)ベンジルメチルスルホニウムトルエンスルホネート
等である。
含有炭化水素化合物等を挙げることができる。具体的に
はハロゲンを含有するアセトフェノン化合物、ピロン化
合物、トリアジン化合物、オキサゾール化合物などを挙
げることができる。より具体的にはフェニル−ビス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、メトキシフェニル
−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、ナフチ
ル−ビス−(トリクロロメチル)−s−トリアジン等の
(トリクロロメチル)−s−トリアジン誘導体や1,1
−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロ
ロエタン、トリクロロアセトフェノン、デシルクロリド
(2−クロロ−2−フェニルアセトフェノン)である。
らのα−ジアゾ化合物等を挙げることができる。好まし
くはフェナシルフェニルスルホン、メシチルフェナシル
スルホン、トリブロモメチルフェニルスルホン、ビス
(フェニルスルホニル)メタン、ビス(フェニルスルホ
ニル)ジアゾメタン等である。
エステル、アリールスルホン酸エステル、イミノスルホ
ネート等を挙げることができる。好ましくは、ベンゾイ
ントシレート、ピロガロールのトリストリフレート、ニ
トロベンジル−9,10−ジエトキシアントラセン−2
−スルホネート、2,6−ジニトロベンジルスルホナー
トエステル、o−ニトロベンジルスルホナートエステル
等である。
ロールエステル、ニトロベンジルエステル、α−スルホ
ニルオキシケトン、トリス(トリクロロメチル)トリア
ジンなども挙げられる。
合物をポリマーの主鎖または側鎖に導入した化合物であ
ってもよい。
し、2種以上を混合して使用してもよい。
量%が好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%で
あり、最も好ましくは0.2〜10重量%である。酸発
生剤の量が少ないと感度が低下する問題があり、また多
すぎると感度は一定以上にはあがらずコスト的に不利と
なる。
作用による熱源により酸を発生してもよく、また、酸発
生剤自体がレーザー照射光または異なる波長の光を吸収
し酸を発生させてもよい。
て熱に変換しうる物質であれば、特に限定されるもので
はなく、例えばカーボンブラック、アニリンブラック、
シアニンブラックなどの黒色顔料、フタロシアニン、ナ
フタロシアニン系の緑色顔料、カーボングラファイト、
鉄粉、ジアミン系金属錯体、ジチオール系金属錯体、フ
ェノールチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系
金属錯体、アリールアルミニウム金属塩類、結晶水含有
無機化合物、硫酸銅、硫化クロム、珪酸塩化合物や、酸
化チタン、酸化バナジウム、酸化マンガン、酸化鉄、酸
化コバルト、酸化タングステンなどの金属酸化物、これ
らの金属の水酸化物、硫酸塩、さらにビスマス、スズ、
テルル、鉄、アルミの金属粉などの添加剤を添加するこ
とが好ましい。
よび取り扱い性の面から、カーボンブラックが好まし
い。
外線を吸収する染料も、光熱変換物質として好ましく使
用される。
nmの範囲に極大吸収波長を有する全ての染料が使用で
きるが、好ましい染料としては、シアニン系、フタロシ
アニン系、フタロシアニン金属錯体系、ナフタロシアニ
ン系、ナフタロシアニン金属錯体系、ジチオール金属錯
体系、ナフトキノン系、アントラキノン系、インドフェ
ノール系、インドアニリン系、ピリリウム系およびチオ
ピリリウム系、スクワリリウム系、クロコニウム系、ジ
フェニルメタン系、トリフェニルメタン系、トリフェニ
ルメタンフタリド系、トリアリルメタン系、フェノチア
ジン系、フェノキサジン系、フルオラン系、チオフルオ
ラン系、キサンテン系、インドリルフタリド系、スピロ
ピラン系、アザフタリド系、クロメノピラゾール系、ロ
イコオーラミン系、ローダミンラクタム系、キナゾリン
系、ジアザキサンテン系、ビスラクトン系、フルオレノ
ン系、モノアゾ系、ケトンイミン系、ジズアゾ系、メチ
ン系、オキサジン系、ニグロシン系、ビスアゾ系、ビス
アゾスチルベン系、ビスアゾオキサジアゾール系、ビス
アゾフルオレノン系、ビスアゾヒドロキシペリノン系、
アゾクロム錯塩系、トリスアゾトリフェニルアミン系、
チオインジゴ系、ペリレン系、ニトロソ系、1:2型金
属錯塩系、分子間型CT系、キノリン系、キノフタロン
系、フルキド系の酸性染料、塩基性染料、色素、油溶性
染料や、トリフェニルメタン系ロイコ色素、カチオン染
料、アゾ系分散染料、ベンゾチオピラン系スピロピラ
ン、3,9−ジブロモアントアントロン、インダンスロ
ン、フェノールフタレイン、スルホフタレイン、エチル
バイオレット、メチルオレンジ、フルオレッセイン、メ
チルビオロゲン、メチレンブルー、ジムロスベタインな
どが挙げられる。
記録用の色素で、最大吸収波長が700nm〜900n
mの範囲にある、シアニン系色素、アズレニウム系色
素、スクアリリウム系色素、クロコニウム系色素、アゾ
系分散色素、ビスアゾスチルベン系色素、ナフトキノン
系色素、アントラキノン系色素、ペリレン系色素、フタ
ロシアニン系色素、ナフタロシアニン金属錯体系色素、
ジチオールニッケル錯体系色素、インドアニリン金属錯
体色素、分子間型CT色素、ベンゾチオピラン系スピロ
ピラン、ニグロシン染料などの黒色染料が好ましく使用
される。
度係数の大きなものが好ましく使用される。具体的には
ε=1×104以上が好ましく、より好ましくは1×1
05以上である。εが1×104より小さいと、感度の向
上効果が発現しにくいためである。
上効果はあるが、2種以上を併用して用いることによっ
て、さらに感度を向上させることも可能である。
層組成物に対して1〜70重量%が好ましく、より好ま
しくは2〜60重量%である。1重量%よりも少ない場
合には感度の向上効果が見られず、70重量%よりも多
い場合には印刷版の耐刷性が低下しやすい。
耐性の向上、上層のシリコーンゴム層との接着性の向上
を目的とし、(d)加水分解性のシリコン化合物を含有
することが好ましい。
物としては、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス
(βメトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−
フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロ
プロピルトリメトキシシラン、メチルトリクロロシラ
ン、メチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、
トリメチルクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、
ジフェニルジクロロシラン、テトラメトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシ
シラン、ジフェニルジエトキシシラン、イソブチルトリ
メトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ヘキサメ
チルジシラザン、N,O−(ビストリメチルシリル)ア
セトアミド、N,N´−ビス(トリメチルシリル)ウレ
ア、Tert−ブチルジメチルクロロシラン等が使用で
きる。さらに、前記、加水分解性のシリコン化合物が、
分子内に少なくとも1個以上含有する低分子または高分
子化合物であってもよく、具体例としては、下記のよう
な化合物が一般的である。
しくは最後において、加水分解性のシリコン化合物を反
応させて同一分子内にシリル基を取り込む方法が一般的
である。
化合物を取り込む方法とは、合成反応、高分子化反応の
際に加水分解性のシリコン化合物に存在する官能基を利
用して、取り込むことを意味する。ここで言う合成反応
とは、いわゆる低分子化合物の合成を意味する。また、
ここで言う高分子化反応とは、付加重合、縮重合、開環
重合など公知の重合反応を意味する。
入手の容易さの点から好ましく用いられる。
リコン化合物としては、(メタ)アクリロキシアルキル
シリル化合物、スチリルシリル化合物、ビニルエステル
シリル化合物、アルケニルシリル化合物などが挙げら
れ、これらの(メタ)アクリル基、スチリル基、ビニル
エステル基、アルケニル基などを利用してラジカル重合
を行う。
シリコン化合物なものとしては、ビニルトリメトキシシ
ラン、ヘキセニルトリメトキシシラン、スチリルトリメ
トキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ンなどが挙げられる。
のシリコン化合物は、有機過酸化物、アゾ化合物などの
開始剤の存在下で重合される。例えば、メチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、スチレン、酢酸ビニル、
塩化ビニル、エチレン、プロピレン、α−オレフィンな
どとの間で共重合を行うことによって加水分解性のシリ
コン化合物を含有するポリマーを得ることができる。
シリコン化合物を取り込む方法とは、いわゆる高分子反
応を意味する。すなわち、高分子化合物に存在する官能
基に、低分子の加水分解性のシリコン化合物を反応さ
せ、高分子化合物中に取り込む方法である。
としては、エポキシアルキルシリル化合物、アミノアル
キルシリル化合物、メルカプトアルキルシリル化合物、
イソシアナートアルキルシリル化合物、ヒドロシリル化
合物、ビニルシリル化合物に代表される不飽和基含有シ
ラン化合物などがあり、これらのエポキシ基、アミノ
基、メルカプト基、イソシアナート基、ヒドロシリル
基、ビニル基等を利用して反応を行い、高分子中に加水
分解性のシリコン化合物を結合させる。
に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。
ルキルシリル化合物との反応。例えば、ポリエチレンイ
ミンと3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと
の付加反応物。
ルキルシリル化合物との反応。例えば、ポリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテルと3−アミノプロピル
トリメトキシシランとの付加反応物。
ミノアルキルシリル化合物またはメルカプトアルキルシ
リル化合物との反応。例えば、ジフェニルメタンジイソ
シアネート基末端のポリウレタン前駆体ポリマーと3−
アミノプロピルトリメトキシシランまたは3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシランとの付加反応物。
ル化合物またはメルカプトアルキルシリル化合物との反
応。例えば、ポリブタジエンなどの枝分かれ二重結合に
3−メルカプトプロピルトリメトキシシランまたはトリ
メトキシヒドロシランの付加反応物。
基含有シリル化合物との有機過酸化物存在下での反応。
例えば、高密度ポリエチレンとビニルトリメトキシシラ
ンとのジクミルパーオキサイド存在下での反応生成物。
トアルキルシリル化合物またはクロロシラン化合物との
反応。例えば、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート
などを共重合成分として含むポリマー、ポリビニルアル
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コールなどのアルコール性水酸基含有ポリマーおよびフ
ェノールノボラック樹脂やポリヒドロキシスチレンなど
のフェノール性水酸基含有ポリマーと3−イソシアナー
トプロピルトリエトキシシランやエトキシメチルクロロ
シランとの付加反応物。
ラゾ基を有する化合物と反応させて使用してもよい。
は、0〜50重量%で使用され、好ましくは、0〜30
重量%であり、最も好ましいのは0〜10重量%で使用
される。50重量%を越えると極度に感熱層とシリコー
ンゴム層との接着力が大きくなり、現像性が低下しやす
くなる。
ていてもよく、このような架橋剤としては、架橋剤ハン
ドブック(1981年、大成社出版、山下普三・金子東
助著)に記載されているようなものがいずれも使用でき
る。これら架橋剤の選択は被架橋体によって好ましく選
択される。本発明では、イソシアネート系、エポキシ
系、アルデヒド系の架橋剤が好ましく使用される。
合物と反応させてもよいし、ヒドラゾ基を有していない
他のポリマー、オリゴマーを感熱層に含有させた場合、
その化合物と反応させてもよいし、両者ともに反応させ
てもよい。
用される。
外に他のポリマー、オリゴマーを感熱層に含有させても
よい。
て、カルナバワックス、木ロウ、オウリキュリーロウお
よびエスパルロウ等の植物ロウ、蜜ロウ、昆虫ロウ、セ
ラミックロウおよび鯨ロウ等の動物ロウ、パルミチン酸
セチル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチルお
よびステアリン酸ミリシル等の合成エステルワックス、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス、エステルワックスおよび酸化ワ
ックスなどの石油ロウ、モルタンロウ、オゾケライトお
よびセレシン等の鉱物ロウ等のワックス類、パルミチン
酸、ステアリン酸、マルガリン酸およびベヘン酸等の高
級脂肪酸、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘールアルコール、マルガニルアルコール、ミリ
シルアルコールおよびエイコサノール等の高級アルコー
ル、アセトアミド、プロピオン酸アミド、パルミチン酸
アミド、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等の
アミド類、ならびに、ステアリルアミン、ベヘニルアミ
ンおよびパルミチルアミン等の高級アミン類、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸
共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン−(メタ)アクリル酸イソブチル共重合体、エチ
レン−塩化ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリ
ル酸金属塩共重合体等のエチレン共重合体、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
オレフィン樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂、ロジン樹脂、アイオノマー樹脂およ
び石油系樹脂等の樹脂類、ジエン系コポリマー、天然ゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴムおよびク
ロロプレン等のエラストマー類、エステルガム、ロジン
マレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂および水添ロジ
ン等のロジン誘導体、フェノール樹脂、テルペン樹脂、
シクロペンタジエン樹脂および芳香族系炭化水素樹脂等
の化合物を挙げることができる。これらは単独で用いて
もよいし、併用してもよい。
対して0〜90重量%が好ましい。90重量%よりも多
いと版の感度が低下しやすい。
発現させるために、感熱層中にシリコーンゴム接着反応
成分と反応しうる化合物、官能基を含有させる必要があ
る。
含有化合物および不飽和二重結合基とがそれぞれ独立に
存在しているのではなく、ヒドラジン化合物がシリコー
ンゴム層接着成分と反応しうる官能基を含有している方
がレーザー照射部分のシリコーンゴム層の剥離、脱落、
除去の効果が高くなりやすく、より好ましい。例えば、
上層のシリコーンゴム層が付加型シリコーンの場合、感
熱層にエチレン性二重結合基、水酸基などを分子末端、
グラフト化、ペンダント化された、ヒドラゾ基を有する
化合物を用いる。また、縮合型シリコーンの場合、感熱
層に水酸基などを分子末端、グラフト化、ペンダント化
された、ヒドラゾ基を有する化合物を用いることで達成
される。
ゴム層との接着性の向上の点から、感熱層中に、重合可
能なエチレン性二重結合を有する基を熱、光ラジカル発
生剤を用い、シリコーンゴム層を塗設後、加熱あるいは
光照射により重合反応を進行させても良い。上記の他に
添加できる化合物を以下に示す。中でもエポキシアクリ
レート類が特に好ましい。エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物の使用量は、感熱層に対して0〜30重量
%が好ましい。
酸、メタクリル酸のエステル化物 多官能水酸基含有化合物としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、
1,9−ノナンジオール、ヒドロキノン、ジヒドロキシ
アントラキノン、ビスフェノールA、ビスフェノール
S、レゾール樹脂、ピロガロールアセトン樹脂、ヒドロ
キシスチレンの共重合体、グリセリン、ペンタエリスリ
トール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロ
パン、ポリビニルアルコール、セルロース、およびその
誘導体、ヒドロキシアクリレート、ヒドロキシメタクリ
レートの重合体および共重合体が挙げられる。これらの
多官能水酸基含有化合物とアクリル酸、メタクリル酸は
公知の方法によりエステル化反応させることにより目的
とする化合物を得ることができる。この際、1分子中に
2個以上エチレン性不飽和基を含有する比率で反応させ
ることが必要である。
クリル酸あるいはグリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレートを反応させたエポキシアクリレート類。
で記載した水酸基含有化合物にエピハロヒドリンを反応
させることにより得られる化合物が挙げられる。
それぞれにエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド
を付加したものも同様に使用することができる。
タクリル酸あるいはグリシジルアクリレート、グリシジ
ルメタクリルレートを公知の方法で反応させることによ
り目的とするエポキシアクリレート類を得ることができ
る。
ート、グリシジルメタクリレートあるいはアクリル酸ク
ロライド、メタクリル酸クロライドを反応させたもの。
ラウリルアミン等の1価のアミン化合物、ジオキシエチ
レンジアミン、トリオキシエチレンジアミン、テトラオ
キシエチレンジアミン、ペンタオキシエチレンジアミ
ン、ヘキサオキシエチレンジアミン、ヘプタオキシエチ
レンジアミン、オクタオキシエチレンジアミン、ノナオ
キシエチレンジアミン、モノオキシプロピレンジアミ
ン、ジオキシプロピレンジアミン、トリオキシプロピレ
ンジアミン、テトラオキシプロピレンジアミン、ペンタ
オキシプロピレンジアミン、ヘキサオキシプロピレンジ
アミン、ヘプタオキシプロピレンジアミン、オキタオキ
シプロピレンジアミン、ノナオキシプロピレンジアミ
ン、ポリメチレンジアミン、ポリエーテルジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチルペンタミン、等の脂肪族ポリアミン化合物や、m
−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−
フェニレンジアミン、ジアミノジフェニルエーテル、ベ
ンジジン、4,4’−ビス(o−トルイジン)、4,
4’−チオジアニリン、o−フェニレンジアミン、ジア
ニシジン、4−クロロ−o−フェニレンジアミン、4−
メトキシ−6−メチル−m−フェニレンジアミン等のポ
リアミン化合物が挙げられる。これらのアミン化合物と
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートあ
るいはアクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライド
を公知の方法により反応さることにより目的とする化合
物を得ることができる。
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートを反
応させたもの。
ン酸、コハク酸、リンゴ酸、チオリンゴ酸、ラセミ酸、
クエン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマ
ール酸、イタコン酸、ダイマー酸、トリメリット酸、未
加硫ゴムのカルボキシ変性物等が挙げられる。
知の方法によりグリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレートと反応させて目的とする化合物を得ること
ができる。
ウレタンプレポリマー、ペンタエリスリトールトリアク
リレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレ
ポリマー等が挙げられる。
合を2個以上有する化合物はそれぞれ単独でも使用でき
るし、2種以上を混合して使用することもできる。
チル、過酸化クミル、過酸化tert−ブチル、過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過硫酸カリウム、ペル
オキシ炭酸ジイソプロピル、テトラリンヒドロペルオキ
シド、tert−ブチルヒドロペルオキシド、過酢酸t
ert−ブチル、過安息香酸tert−ブチルなどの過
酸化物、2,2’−アゾビスプロパン、1,1’−アゾ
(メチルエチル)ジアセテート、2,2’−アゾビスイ
ソブチルアミド、2,2’−アゾビスイソブチロニトリ
ルなどのアゾ化合物やベンゼンスルホニルアジド、1,
4−ビス(ペンタメチレン)−2−テトラゼンなどが、
ラジカル発生剤として用いられる。
アセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、1−ヒド
ロキシシクロヘキシル−フェニルケトンなどのアセトフ
ェノン系化合物、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソ
ブチルエーテルなどのベンゾイン系化合物、ベンゾフェ
ノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル
−4’−メチルージフェニルサルファイドなどのベンゾ
フェノン系化合物、2−イソプロピルチオキサントン、
2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチ
オキサントンなどのチオキサントン系化合物、トリエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメ
チルアミノ安息香酸エチル、4,4’−ビスジエチルア
ミノベンゾフェノン、4,4’−ビスジメチルアミノベ
ンゾフェノン(ミヒラーケトン)などのアミン系化合物
や、ベンジル、カンファーキノン、2−エチルアンスラ
キノン、9,10−フェナンスレンキノンなどがラジカ
ル発生剤として用いられる。
ョン防止染料、消泡剤、帯電防止剤、分散剤、乳化剤、
界面活性剤などの添加剤を適宜含有させても良い。
界面活性剤を添加することは好ましい。これらの添加剤
の含有量は、通常全感熱層組成物に対して10重量%以
下である。
コーンゴム層との接着性を向上させるために、シリカ粉
末や、表面を(メタ)アクリロイル基やアリル基含有シ
ランカップリング剤で処理した疎水性シリカ粉末を、全
感熱層組成物に対して20重量%以下の量で添加しても
良い。
ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジオキサン、トルエン、キシレン、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソアミ
ル、プロピオン酸メチル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、アセトン、メタノール、エタノ
ール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、ジア
セトンアルコール、ベンジルアルコール、酪酸ブチル、
乳酸エチルなどの適当な有機溶剤に溶解させることによ
って組成物溶液として調製される。かかる組成物溶液を
基板上に均一に塗布し必要な温度で必要な時間乾燥する
ことにより、感熱層が形成される。これらの乾燥温度は
熱分解性化合物であるヒドラジン化合物が分解しない範
囲で行う必要がある。
/m2が好ましく、より好ましくは0.2g/m2から5
g/m2である。膜厚が0.1g/m2よりも薄い場合は
耐刷性が低下し易く、また10g/m2よりも厚いと、
経済的に不利である。
転移温度は50℃以下が好ましい。
な板状物が用いられる。このような寸法的に安定な板状
物としては、従来印刷版の基板として使用されたものが
含まれ、それらを好適に使用することが出来る。かかる
基板としては、紙、プラスチック(例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)、亜鉛、銅な
どのような金属板、例えばセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、セルロースアセテート、ポリエチレン、
ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリビニルア
セテートなどのようなプラスチックフィルム、上記の如
き金属がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラ
スチックフィルムなどが含まれる。これらの基板のう
ち、アルミニウム板は寸法安定性に優れており、しかも
安価であるので特に好ましい。また、軽印刷用の基板と
して用いられている、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムも好ましく使用される。
は、基板と感熱層との接着を強固にするため、プライマ
ー層を用いても良い。本発明で使用する直描型水なし平
版印刷版原版のプライマー層は、次の条件を満たすこと
が必要である。すなわち、基板と感熱層とを良く接着
し、経時において安定であること、さらに現像液の溶剤
に対する耐性がよいことである。このような条件を満た
すものとして、特公昭61−54219号公報に示され
るようなエポキシ樹脂を含むものの他、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ア
ルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、メ
ラニン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹
脂、ポリアクリロニトリル−ブタジエン共重合体、レゾ
ール樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシフェノール尿素
樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ミルクガゼイン、
ゼラチンなどを使用することができる。これらの樹脂は
単独あるいは二種以上混合して用いることができる。
化したものを使用しても良い。
リエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、エポキシフェノール尿素樹脂、レゾール樹脂などを
単独で、あるいは二種以上混合して用いることが好まし
い。例えば、エポキシ樹脂とアミノ樹脂(尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など)の組み合わせ
は有用である。
層の組成物に対して、20〜98重量%が好ましく、よ
り好ましくは40〜95重量%である。
するために架橋剤を含有させることが好ましい。
いるものが使用できる。上記の樹脂に用いる架橋剤の例
として、イソシアネート化合物と水酸基含有化合物の反
応があり、そのようなイソシアネート化合物としては、
例えばパラフェニレンジイソシアネートがあり、イソシ
アネート化合物をメチルエチルケトオキシム、フェノー
ル、ε−カプロラクタムなどでブロックしたブロックド
イソシアネートも同様に使用できる。
る、水酸基を有する化合物としては例えばエポキシ樹
脂、フェノール樹脂、レゾール樹脂、水酸基含有ポリウ
レタン、アクリル樹脂、水酸基含有モノマーまたはオリ
ゴマーが挙げられる。
組成物に対して20〜70重量%が好ましく、より好ま
しくは30〜60重量%である。
酸や有機スズ化合物などを添加したり、塗工性を改良す
る目的で、界面活性剤を添加することも任意である。
物は、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ジオキサンなどの適当な有機溶
剤に溶解させることによって組成物溶液として調達され
る。かかる組成物溶液を基板上に均一に塗布し必要な温
度で必要な時間加熱することにより、プライマー層は形
成される。
〜50g/m2が好ましく、より好ましくは1〜10g
/m2である。厚さが0.5g/m2よりもうすいと基板
表面の形態欠陥および化学的悪影響の遮断効果が少なく
なり、50g/m2よりも厚いと経済的見地から不利と
なるので上記の範囲が好ましい。
の水なし平版のシリコーン組成物が全て使用できる。
ノポリシロキサン(好ましくはジメチルポリシロキサ
ン)をまばらに架橋することにより得られるものであ
り、代表的なシリコーンゴム層は、次式(I)に示され
るような繰り返し単位を有するものである。
のアルキル、アリール、あるいはシアノアルキル基であ
る。全体のRの40%以下がビニル、フェニル、ハロゲ
ン化ビニル、ハロゲン化フェニルであり、Rの60%以
上がメチル基であるものが好ましい。また鎖末端もしく
は側鎖の形で分子鎖中に少なくとも一つ以上の水酸基を
有する。) 本発明の印刷版に適用するシリコーンゴム層の場合には
次に示すような縮合型の架橋を行うシリコーンゴム(R
TV、LTVシリコーンゴム)を用いることができる。
このようなシリコーンゴムとしてはオルガノポリシロキ
サン鎖のRの一部がHに置換されたものが使用できる
が、通常(II)と(III)、(IV)で表される末
端基どうしの縮合によって架橋される。これにさらに過
剰の架橋剤を存在させる場合もある。
R1、R2は1価の低級アルキル基であり、Acはアセチ
ル基である。) このような縮合型の架橋を行うシリコーンゴムには、ス
ズ、亜鉛、鉛、カルシウム、マンガンなどの金属カルボ
ン酸塩、例えばラウリン酸ジブチルスズ、スズ(II)
オクトエート、ナフテン酸塩など、あるいは塩化白金酸
のような触媒が添加される。
ルコキシシランなどの公知の接着性付与剤を添加するこ
とや、縮合型シリコーンゴム層の組成物である水酸基含
有オルガノポリシロキサン、加水分解性官能基含有シラ
ン(もしくはシロキサン)を添加することも任意であ
り、またゴム強度を向上させる目的で、シリカなどの公
知充填剤を添加することも任意である。
シリコーンゴムの他に、付加型のシリコーンゴムを用い
ることも可能である。
示すようにSi−H結合を有するハイドロジェンポリシ
ロキサンとCH=CH結合を有するビニルポリシロキサ
ンを白金系の触媒で架橋硬化させたものが好ましく用い
られる。
にあっても良く、アルケニル基以外の有機基としては置
換もしくは非置換のアルキル基、アリール基である。成
分(1)は水酸基を微量有していてもよい。成分(2)
は成分(1)と反応してシリコーンゴム層を形成する
が、感熱層に対する接着性の付与の役割を果たす。成分
(2)の水素基は分子鎖末端、中間のいずれにあっても
よく、水素以外の有機基としては成分(1)と同様のも
のから選ばれる。成分(1)と成分(2)の有機基はイ
ンキ反発性の向上の点で総じて基数の60%以上がメチ
ル基であることが好ましい。成分(1)および(2)の
分子構造は直鎖状、環状、分枝状のいずれでもよく、ど
ちらか少なくとも一方の分子量が1000を超えること
がゴム物性の面で好ましく、さらに成分(2)の分子量
が1000を超えることが好ましい。成分(1)として
は、α,ω−ジビニルポリジメチルシロキサン、両末端
メチル基の(メチルビニルシロキサン)(ジメチルシロ
キサン)共重合体などが例示され、成分(2)として
は、両末端水素基のポリジメチルシロキサン、α,ω−
ジメチルポリメチルハイドロジェンシロキサン、両末端
メチル基の(メチルハイドロジェンシロキサン)(ジメ
チルシロキサン)共重合体、環状ポリメチルハイドロジ
ェンシロキサンなどが例示される。成分(3)の付加触
媒は、公知のもののなかから任意に選ばれるが、特に白
金系の化合物が好ましく、白金単体、塩化白金、塩化白
金酸、オレフィン配位白金などが例示される。これらの
組成物の硬化速度を制御する目的で、テトラシクロ(メ
チルビニル)シロキサンなどのビニル基含有のオルガノ
ポリシロキサン、炭素−炭素三重結合含有のアルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メタノール、エタ
ノール、プロピレングリコールモノメチルエーテルなど
の架橋抑制剤を添加することも可能である。これらの組
成物は、3成分を混合した時点において付加反応が起
き、硬化が始まるが、硬化速度は反応温度が高くなるに
従い急激に大きくなる特徴を有する。故に組成物のゴム
化までのポットライフを長くし、かつ感熱層上での硬化
時間を短くする目的で、組成物の硬化条件は、基板、感
熱層の特性が変わらない範囲の温度条件で、かつ完全に
硬化するまで高温に保持しておくことが、感熱層との接
着力の安定性の面で好ましい。
を向上させる目的で前述の公知のシランカップリング剤
を添加することも有効である。
組成物である水酸基含有オルガノポリシロキサン、加水
分解性官能基含有シラン(もしくはシロキサン)を添加
することも任意であり、またゴム強度を向上させる目的
で、シリカなどの公知の充填剤を添加させることも任意
である。
〜50g/m2が好ましく、さらに好ましくは0.5〜
10g/m2である。膜厚が0.5g/m2よりも小さい
場合には、印刷版のインキ反撥性が低下しやすく、50
g/m2よりも大きい場合には、経済的見地から不利で
ある。
版印刷版原版の表面のシリコーンゴム層を保護するなど
の目的で、シリコーンゴム層の表面にプレーンまたは凹
凸処理した薄い保護フィルムをラミネートしたり、特開
平5−323588号公報に記載の現像溶媒に溶解する
ような、ポリマー塗膜を形成することも可能である。
には、保護フィルム上からレーザー露光を行い、その後
保護フィルムを剥離することによって印刷版上にパター
ンを形成する、いわゆる剥離現像を行うことによって印
刷版を形成することも可能である。
法について説明する。基板上にリバースロールコータ
ー、エアーナイフコーター、メーヤバーコーターなどの
通常コーターあるいはホエラーのような回転塗布装置を
用い、必要に応じてプライマー層組成物を100〜30
0℃で数分間熱硬化した後、感熱層組成物塗液を塗布、
50〜180℃で数分間熱硬化、または光硬化し、シリ
コーンゴム層組成物塗液を塗布、50〜200℃の温度
で数分間処理してゴム硬化させて形成する。その後、必
要に応じて保護フィルムをラミネートするか、あるいは
保護層を形成する。
射し感熱層の硬化および感熱層とシリコーンゴム層の接
着力を向上させる。このようにして直描型水なし平版印
刷版原版が得られる。
なし平版印刷版原版は、必要に応じてレーザー照射前に
(b)酸発生剤が吸収する波長の光源で水なし平版印刷
版原版に全面照射または、印刷版全体を加熱し(b)酸
発生剤を分解し、感熱層中に酸を発生させる。
フィルムを剥離してから、または保護フィルム上から露
光する。
この時の光源としては発信波長が300nm〜1500
nmの範囲にあるArイオンレーザー、Krイオンレー
ザー、He−Neレーザー、He−Cdレーザー、ルビ
ーレーザー、ガラスレーザー、半導体レーザー、YAG
レーザー、チタンサファイアレーザー、色素レーザー、
窒素レーザー、金属蒸気レーザーなどの種々のレーザー
が使用できる。なかでも半導体レーザーは、近年の技術
的進歩により、小型化し、経済的にも他のレーザー光源
よりも有利であるので好ましい。レーザー照射部では、
(c)光熱変換物質がレーザー光を吸収し熱を発生し、
発生した熱により(b)酸発生剤が分解し酸を発生す
る、酸と熱の作用により(a)分子内にヒドラゾ基を有
する化合物が分解し、上層のシリコーンゴム層の接着性
が低下する。
印刷版は、必要に応じて剥離現像、または通常の溶剤現
像処理される。
ば水や、水に下記の極性溶媒を添加したものや、脂肪族
炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、「アイソパーE、
G、H」(エクソン化学製イソパラフィン系炭化水素の
商品名)、ガソリン、灯油など)、芳香族炭化水素類
(トルエン、キシレンなど)、ハロゲン化炭化水素類
(トリクレンなど)など少なくとも1種類以上の混合溶
媒に下記の極性溶媒を少なくとも1種類添加したものが
好ましく用いられる。
プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレング
リコール、ヘキシレングリコール、3−メチル1,3−
ブタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオー
ルなど) エーテル類(エチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール
モノヘキシルエーテル、ジエチレングリコール−2−エ
チルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、モノグライム、ジ
グライム、トリグライム、テトラグライム、ジオキサ
ン、テトラヒドロフランなど) エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳
酸エチル、乳酸ブチル、エチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテートなど) カルボン酸(2−エチル酪酸、カプロン酸、カプリル
酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、オレイン酸、
ラウリル酸など)。
性剤を添加することも自由に行われる。また、さらにア
ルカリ剤、例えば炭酸ナトリウム、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、ジグリコールアミン、モノグ
リコールアミン、トリエタノールアミン、ケイ酸ナトリ
ウム、ケイ酸カリウム、水酸化カリウム、ホウ酸ナトリ
ウムなどを添加することもできる。
オレット、ビクトリアピュアブルー、アストラゾンレッ
ドなど公知の塩基性染料、酸性染料、油溶性染料を添加
して、現像と同時に画像部の染色化を行い検版性の向上
をはかることができる。
布、脱脂綿、布、スポンジなどに含浸させて版面を拭き
取ることによって、現像することができる。
7に記載されているような自動現像記を用い、上記の現
像液で版面を処理した後に水道水などでシャワーしなが
ら回転ブラシで版面を擦ることによって、好適に現像す
ることができる。
面に噴射することによっても現像が可能である。
各種プラスチックフィルムをラミネートしたり、版面保
護コーティングを行ってもよい。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
らなるプライマー液をバーコーターを用いて塗布し、1
80℃で2分間乾燥し、膜厚4g/m2 のプライマー層
を塗布した。
いて塗布し、90℃で3分間乾燥し、膜厚1g/m2 の
感熱層を設けた。 感熱層組成 (a)ヒドラゾ基を有するアクリル系樹脂 80重量部
成物をバーコーターを用いて塗布し、露点30℃、12
5℃で2分間湿熱硬化乾燥し、膜厚2g/m2のシリコ
ーンゴム層を設けた。
エステルフィルム“ルミラー”(東レ(株)製)をカレ
ンダーローラーを用いてラミネートし、直描型水なし平
版印刷版原版を得た。
剥離し、X−Yテーブルに装着した半導体レーザー(O
PC−A001−mmm−FC、出力0.75W、波長
780nm、OPTO POWER CORPORAT
ION製)を用いて、ビーム直径20μm、露光時間1
0μsで、パルス露光を行った。この際、レーザーの出
力を、(a)350mW、(b)300mW、(c)2
50mW、(d)200mW、(e)150mWに変化
させ露光した。
60(東レ(株)製、水なし平版印刷版の現像機)を用
いて80cm/minの速度で現像を行った。ここで前
処理液としては、液温は40℃で以下の組成を有する液
を用いた。
色液としては、以下の組成を有する液を用い、液温は2
5℃とした。
感熱層表面状態と画線部/非画線部の境界の状態を観察
し、境界がシャープで画線部のシリコーンゴム層がフリ
ンジがなく剥離できている場合を○、境界がノコギリ刃
状でシリコーンゴムのフリンジの見られる場合を△と
し、シリコーンゴム層が剥離されていない場合は×とし
た。
(Waterless S、ザ・インテック(株)製、
赤)を、版面全面に展開して、感度を調べた。
均一にインキが画線部に着肉している場合を○、不均一
にインキが画線部に着肉している場合を△、全くインキ
が画線部に着肉しない、もしくはシリコーンゴム層が剥
離できていない場合を×とした。尚、ここで言う版の感
度とは、露光条件(a)〜(e)に変更したなかで、レ
ーザーの出力が小さい条件でもシリコーンゴム層が剥離
されインキが均一に着肉するものが感度が高いことを示
し、そのエネルギー値で表す。結果を表1に示す。な
お、以下の実施例2〜19および比較例1〜3の結果も
同様に示される。
有しない以下の樹脂に変更した以外は実施例1と同様に
版を作製し評価した。
ルホンを除いた感熱層組成にした以外は全て同様に版材
を作製し評価した。
コーターを用いて塗布し、90℃で3分間乾燥し、膜厚
1g/m2 の感熱層を設けた。 感熱層組成 (a)ヒドラゾ基を有するアクリル系樹脂 73重量部
成物をバーコーターを用いて塗布し、125℃で2分間
硬化し、膜厚2g/m2 のシリコーンゴム層を設けた。
プロピレンフィルム“トレファン”(東レ(株)製)を
カレンダーローラーを用いてラミネートし、直描型水な
し平版印刷版原版を得た。現像および評価は実施例1と
同様に行った。
しない以下の樹脂に変更した以外は実施例2と同様に版
を作製し、評価した。
ルハライドランプ(岩崎電気(株)製、アイドルフィン
2000)を用い、UVメーター(オーク製作所、ライ
トメジャータイプUV−402A)で11mW/cm2
の照度で6秒間全面露光を施した。その後のレーザー照
射による画像照射、現像評価は実施例1と同様に行っ
た。
と同様に版を作製し、評価した。
同様に版を作製し、評価した。
らなるプライマー液をバーコーターを用いて塗布し、1
80℃で2分間乾燥し、膜厚4g/m2 のプライマー層
を塗布した。
いて塗布し、90℃で3分間乾燥し、膜厚1g/m2 の
感熱層を設けた。 感熱層組成 (a)ヒドラゾ基を有するアクリル系樹脂 68重量部
成物をバーコーターを用いて塗布し、125℃で2分間
硬化し、膜厚2g/m2 のシリコーンゴム層を設けた。
プロピレンフィルム“トレファン”(東レ(株)製)を
カレンダーローラーを用いてラミネートし、直描型水な
し平版印刷版原版を得た。現像および評価は実施例1と
同様に行った。
を有するアクリル系樹脂に変更した以外は実施例5と同
様に版を作製し評価した。
を有するアクリル系樹脂に変更した以外は実施例5と同
様に版を作製し評価した。
を有するアクリル系樹脂に変更した以外は実施例5と同
様に版を作製し評価した。
同様に版を作製し評価した。
ル樹脂を以下に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
ル樹脂を以下に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
ル樹脂を以下に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
ル樹脂を以下に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
ル樹脂を以下に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
ェノール樹脂に変更した以外は実施例10と同様に版を
作製し評価した。
以外は実施例5と同様に版を作製し評価した。
以外は実施例5と同様に版を作製し評価した。
以外は実施例5と同様に版を作製し評価した。
以外は実施例5と同様に版を作製し評価した。
有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物質を
含有する版は、画線部/非画線部のエッジがシャープ
で、しかも感度が高い。
ドラゾ基を有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱
変換物質を含有する版は、画線部/非画線部のエッジが
シャープになる。さらに高感度の直描型水なし平版印刷
版が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】基板上に、少なくとも感熱層およびシリコ
ーンゴム層を順次積層してなる直描型水なし平版印刷版
原版において、該感熱層が(a)分子内にヒドラゾ基を
有する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物質を
含有することを特徴とする直描型水なし平版印刷版原
版。 - 【請求項2】該感熱層が(a)分子内にヒドラゾ基を有
する化合物、(b)酸発生剤、(c)光熱変換物質、
(d)加水分解性のシリコン化合物を含有することを特
徴とする請求項1に記載の直描型水なし平版印刷版原
版。 - 【請求項3】該ヒドラゾ基を有する化合物がアクリル系
樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フェノール樹脂のうちの少なくとも1種から選
ばれた化合物であることを特徴とする請求項1または2
のいずれかに記載の直描型水なし平版印刷版原版。 - 【請求項4】感熱層がさらに架橋剤成分を含有すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の直描型水
なし平版印刷版原版。 - 【請求項5】感熱層のガラス転移温度Tgが50℃以下
であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の直描型水なし平版印刷版原版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070295A JPH11268437A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 直描型水なし平版印刷版原版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070295A JPH11268437A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 直描型水なし平版印刷版原版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11268437A true JPH11268437A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13427338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10070295A Pending JPH11268437A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 直描型水なし平版印刷版原版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11268437A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009037253A (ja) * | 2008-09-29 | 2009-02-19 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版 |
CN102314084A (zh) * | 2010-07-09 | 2012-01-11 | 乐凯集团第二胶片厂 | 一种使用磺酰肼腙类化合物的感光组合物及其应用 |
CN102314083A (zh) * | 2010-07-09 | 2012-01-11 | 乐凯集团第二胶片厂 | 一种使用复合阻溶/促溶剂的感光组合物及其应用 |
CN103885287A (zh) * | 2012-12-24 | 2014-06-25 | 乐凯华光印刷科技有限公司 | 使用磺酰腙改性酚醛树脂作为产酸剂的感光组合物及其应用 |
JP2020092274A (ja) * | 2015-04-10 | 2020-06-11 | 東京エレクトロン株式会社 | イメージ反転、誘導自己組織化、および選択的堆積を補助するための、サブ解像度開口部の使用 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070295A patent/JPH11268437A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4689712B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2011-05-25 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
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