JPH11240180A - インクジェット記録装置とその使用方法並びにそのインクタンク - Google Patents

インクジェット記録装置とその使用方法並びにそのインクタンク

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JPH11240180A
JPH11240180A JP10059078A JP5907898A JPH11240180A JP H11240180 A JPH11240180 A JP H11240180A JP 10059078 A JP10059078 A JP 10059078A JP 5907898 A JP5907898 A JP 5907898A JP H11240180 A JPH11240180 A JP H11240180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク補給並びに記録ヘッドを回復処理しう
るインクジェット記録装置とその使用方法並びにそのイ
ンクタンクの提供。 【解決手段】 記録ヘッドを備えた第1のタンクと第1
のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを装着可
能としたインクジェット記録装置であって、第1のタン
クのインク室と記録ヘッドとを逆流防止手段を具備する
隔壁により連通可能に構成すると共に、インク室内を減
圧して、第2のタンクからインクを補給させうるインク
補給手段を装備させ、第1のタンクを装着しうるキャリ
ッヂ手段が記録する記録位置とインクの補給並びにイン
クの滴吐出を回復させる回復位置とに変位可能に装備さ
れ、第1のタンクが補給位置において、第2のタンクに
連結可能に構成されたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクタンクか
らインクを供給されて記録処理をなしうるインクジェッ
ト記録装置とその使用方法並びにそのインクタンクの技
術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、例えば特
開平9−29991号公報(公知例1)のものが開示さ
れており、その要点はインク補給タンク14からインク
を補給される印字タンク1を往復移動可能に装備させ、
インク量を検出するセンサ9、10の出力によりインク
補給ノズル17を操作してインクの補給を行うものであ
る。
【0003】又、例えば特開平9−11489号公報
(公知例2)のものは記録ヘッド10とインクタンク1
1とを一体化したカートリッヂ1をキャリッヂ2上に装
着し、記録操作するものであってインクタンク11内の
負圧力によりプールタンク9からインクを補給させるも
のである。
【0004】更に、特開平2−63746号公報(公知
例3)のものはサブタンク103内を減圧させ、サブタ
ンク103に連結したメインタンク118からインクの
補給を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知例1乃至3
のものにあっては補給タンクからサブタンクへインクを
補給して長期にわたって記録処理に供しうるようにした
ものであるが、尚改善が望まれる不具合が残されてい
た。
【0006】即ち、公知例1のものにあってはインクの
重力(水頭差)を利用して補給を行うものであるから補
給速度が遅いばかりでなく、補給タンク14内のインク
を使い切ることは困難であり、又インクの補給中におい
て記録ヘッドには水頭差分の正圧が作用することにな
り、ノズルからインク漏れを発生するおそれがあった。
【0007】又、公知例2のものでもヘッドのインク吐
出口から吸引してインク補給を行うものであるため、吐
出口からインクが排出される一方で補給が行われ、補給
速度が低下することは回避出来なかった。
【0008】更に、公知例3のものではサブタンク内へ
インクが記録ヘッドから逆流し、記録処理に支障を来す
おそれがあった。
【0009】この発明が解決しようとする第1の課題点
は、公知例1乃至2のものの不具合を解消しうるものを
提供することである。
【0010】この発明が解決しようとする第2の課題点
は、第1のタンクにインクを補給する際に記録ヘッドか
らインク室方向へインクが逆流するおそれがないものを
提供することである。
【0011】この発明が解決しようとする第3の課題点
は、第1のタンクにインクを補給し、もしくは記録ヘッ
ドの回復処理をなしうるものを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の各課題点を解消し
うるこの発明の具体的な対応手段は次の如くである。
【0013】(1) 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当
該第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを
装着可能としたインクジェット記録装置であって、前記
第1のタンクのインク室と前記記録ヘッドとを逆流防止
手段を具備する隔壁により連通可能に構成すると共に、
前記インク室内を減圧して、前記第2のタンクからイン
クを補給させうるインク補給手段を装備させたことを特
徴とするインクジェット記録装置。
【0014】(2) 前記第1のタンクを装着しうるキャリ
ッヂ手段が記録する記録位置とインクの補給位置並びに
インクの滴吐出を回復させる回復位置とに変位可能に装
備されたことを特徴とする前記(1) 記載のインクジェッ
ト記録装置。
【0015】(3) 前記補給手段を排インク吸収材に連通
させたことを特徴とする前記(1) 記載のインクジェット
記録装置。
【0016】(4) 前記補給位置と回復位置は同位置であ
るよう構成されたことを特徴とする前記(2) 記載のイン
クジェット記録装置。
【0017】(5) 前記補給位置は記録位置に対して回復
位置をはさんで外側に位置するよう構成したことを特徴
とする前記(2) 記載のインクジェット記録装置。
【0018】(6) 前記第1のタンクが前記補給並びに回
復位置において、前記第2のタンクに連結可能に構成さ
れた前記(1) 又は(2) 記載のインクジェット記録装置。
【0019】(7) 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当
該第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを
装着可能としたインクジェット記録装置の使用方法であ
って、前記第1のタンクのインクに対し予め補給手段を
稼動した後、第2のタンクに連通させて第2のタンクか
ら第1のタンクへインクを補給させるようにする使用方
法。
【0020】(8) 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当
該第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを
装着可能としたインクジェット記録装置の使用方法であ
って、第1のタンクのインク残量と回復に要するインク
量を比較の後、前者が少ない場合予め第2のタンクから
第1のタンクへインクを補給の後、前記第1のタンクの
記録ヘッドのノズルをノズルキャップに係合させ、ノズ
ルキャップを減圧させてノズルからのインク滴吐出を回
復させるようにした使用方法。
【0021】(9) 第2のタンクからインクを補給しうる
注入口を備えたインク室を有する第1のタンクにおい
て、当該インク室と記録ヘッドとを逆流防止手段を具備
する隔壁により連通可能に構成すると共に、当該インク
室に続く吸引口を補給手段の吸引口キャップに係合可能
に構成したことを特徴とするインクジェット記録装置用
の第1のインクタンク。
【0022】即ち、この発明によれば、第1のタンクを
減圧させてインクを補給し、長期にわたって利用出来る
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0024】(実施の形態1) 1.手段 1−1.全体装置 図1に示すこの実施の形態のフルカラーインクジェット
プリンタ等の記録装置(以下プリンタ)1000につい
ては、このプリンタ1000上のプリント部にイエロ
ー、シアン、マゼンタ及びブラック等のインクを供給し
うる可動状の第1のタンク1100と、第1のタンク1
100にインクを補給しうる固定状の第2のタンク12
00とを連通手段1300によって連通させて装填可能
に構成しており、後述する補給手段1400によって第
1のタンク1100を減圧させて第2のタンク1200
から第1のタンク1100へインクを補給しうるように
なしている。
【0025】1−2.各部の構成 1−2−1.第1のタンク1100 図2及び図3に示す第1のタンク1100はその一例で
あってケース1101内には注入ニードル1102を経
て第2のタンク1200からインクを注入されうるイン
ク室1103を形成すると共に、隔壁1104で仕切ら
れた記録ヘッド1105を形成しており、ノズル110
6からインク滴を吐出しうるものであり、隔壁1104
の開閉孔1107は逆流防止弁1109によって開閉可
能に構成している。
【0026】逆流防止弁1109は隔壁1104に対
し、ある差圧が生じると開閉孔1107が開くよう構成
されたもので、例えば特開平8−174860号がその
1つの実施例である。
【0027】又、インク室1103の頂部に開放された
吸引通路1110に続く吸引口1111を記録ヘッド1
105のノズル1106に隣接させて開放させており、
ノズル1106と吸引口1111とは後述する回復手段
1500及び補給手段1400に臨ませうるものであ
る。
【0028】図3において1112、1113、111
4はインク上限、下限検出用及び共通の電極ピンであ
り、電極間の抵抗値により第1のタンク内のインク残量
の上下限を検出するものである。
【0029】1−2−2.第2のタンク1200 図1及び図4に示すように第2のタンク1200は第1
のタンク1100に対応するように各インクを個別的に
収容したインク袋1201を外箱1202内に収容さ
せ、そのノズル1203を後述する連通手段1300に
連結可能としている。
【0030】1−2−3.連通手段1300 図2及び図3に示す第1、第2のタンク1100、12
00を連通させる連通手段1300は、第1のタンク1
100に突設した注入ニードル1102を、往復連結具
1301のゴムシール1302に突入可能に対向させ、
ラック歯1303を歯輪1304に係合させており、連
通ノズル1305に嵌着させた可撓性のチューブ130
6の他端を第2のタンク1200のノズル部1203に
挿着して第1、第2のタンク1100、1200を連結
可能としている。
【0031】1307は、歯輪1304を旋回させるリ
バーシブルモータである。
【0032】1−2−4.補給手段1400 第1のタンク1100の吸引口1111に図示していな
い駆動機構によって係合しうる吸引口キャップ1503
をベース1501上に設け、これに連結された補給パイ
プ1401は排インク吸収材1506に連通させると共
に、この補給パイプ1401上にインク室1103を減
圧する補給ポンプ1402を配設したものである。
【0033】1−2−5.回復手段1500 図1乃至図3に示すようにノズル1106のインク滴吐
出を回復させるためにベース1501上にはノズルキャ
ップ1502を配設すると共に、その側部にはノズルク
リーナ1504並びに吸引口クリーナ1505を連設し
ており、ノズルキャップ1502を排出パイプ1508
を介して排インク吸収材1506に連通させると共に、
排出パイプ1508上には回復ポンプ1507を配設し
てインクを吸引しうるように構成している。
【0034】1−2−6.キャリッヂ1600 図1に示すキャリッヂ1600はプリンタ1000のフ
レーム1001に横架したガイド軸1002上に図示し
ない駆動手段により記録位置もしくは補給・回復位置へ
駆動される駆動ベルト1003によって往復移動可能と
しており、その側枠1601と底枠1602によってコ
字形状に形成し、側枠1601間に第1のタンク110
0を挿着可能とすると共に、底枠1602の開放部(図
示略)から第1のタンク1100のノズル1106並び
に吸引口1111を露呈させインク供給位置もしくは回
復処理位置に選択的に臨ませうるように構成している。
【0035】1−2−7.ポンプ(補給ポンプ140
2、回復ポンプ1507)P 図5に示すように支持枠P1 に軸支した駆動軸P2 上に
回転板P4 を固設し、回転板P4 上に遊着した一対のロ
ーラP5 の外周を回転板P4 の外周の外側に部分的に突
出させて配置し、ガイド枠P6 に沿って誘導されたチュ
ーブP7 内でインクを給送可能としており、図示しない
駆動手段によって駆動軸P2 を旋回させてチューブP7
を押圧するローラP5 の位置を変更させてチューブP7
の偏平化される位置を移動させてインクもしくは空気を
給送しうるように構成したものである。
【0036】2.作用 2−1.記録行程 このプリンタ1000による記録行程については、図示
しない操作手段をオペレータによって操作して記録動作
を指令すると、ガイド軸1002上で矢印イ−イ’方向
に適宜キャリッヂ1600が移動され、記録位置(X)
において記録紙S上の所要の位置に臨まされた第1のタ
ンク1100の記録ヘッド1105により円滑に記録処
理が実行されるものであり、記録装置停止中はキャリッ
ヂ1600はホーム位置(H)に停止して、ノズル11
06及び吸引口1111は各々ノズルキャップ1502
及び吸引口キャップ1503によってキャッピングされ
る。
【0037】2−2.インク補給行程 次に、記録処理の継続によって第1のタンク1100内
のインクが消費され、第2のタンク1200からインク
の補給を行う場合については、図6のフローチャートを
も参照してその手順を説明する。
【0038】即ち、第1のタンク1100の下限検出用
の電極ピン1113によりインク室1103内のインク
の消費が検出され、インク補給指令が操作されると、ま
ずキャリッヂ1600位置が検出され、インク補給位置
にあるか否かが判定され(S1)、ホーム位置(H)に
なければガイド軸1002上でキャリッヂ1600をホ
ーム位置(H)に移動させて第1のタンク1100の注
入ニードル1102を連通手段1300の往復連結具1
301に整列させる(S2)。
【0039】尚、ここではホーム位置(H)とインク補
給位置は同位置である。
【0040】この状態で吸引口1111と吸引口キャッ
プ1503を経口させた後、補給手段1400の補給ポ
ンプ1402を駆動させる(S3)。
【0041】この場合、図5に示す回転板P4 と共に、
ローラP5 が回動され、ガイド枠P6 上でチューブP7
が脈動状に変形され、作動時間(Tb)を経る。
【0042】次いで、連通手段1300のリバーシブル
モータ1307を始動させて歯輪1304を旋回させ、
往復連結具1301上に設けたゴムシール1302を矢
印(ロ)方向に前進させてニードル1102を挿入させ
ることによって第1と第2のタンク1100、1200
を接続する(S5)。
【0043】接続に際し、第1のタンク1100に連通
した補給ポンプ1402は既にTb時間動作状態にある
から、ゴムシール1302が開放されても第2タンク1
100側へインクが逆流して空気が侵入することがな
く、スムーズにインクの補給が開始される。
【0044】第1のタンク1100が減圧状態となっ
て、第2のタンク1200からチューブ1306を経由
してインクを第1のタンク1100内に補給するもので
あるが、この場合のインク補給量についてはインク室1
103内のインクが上限検出用の電極ピン1112によ
って検出されてインク量の上限が検知されると(S
6)、リバーシブルモータ1307を作動させて往復連
結具1301を矢印(ロ’)方向に後退させてゴムシー
ル1302をニードル1102から離脱させることによ
って第1と第2のタンク1100と1200とを分離さ
せる(S9)。
【0045】更に、所要の時間Taにわたってポンプ1
402を駆動させた後(S10)、停止させる(S1
1)。
【0046】これによって、第1のタンク1100のイ
ンク室1103内と吸引口1111間の通路及びニード
ル1102にインクが残っていたとしても時間Ta中に
取り除くことが出来、目詰まり等を防止出来、記録処理
のために待機することとなる。
【0047】又、インク室1103内のインク量が上限
値に未達である限りは所要の補給時間TSにわたってイ
ンクの補給が継続される(S7)。
【0048】更に、第2のタンク1200内にインクが
不足した際にはそのエンプティ信号によっても第1と第
2のタンク1100、1200を分離させ(S9)、第
2のタンク1200を交換させて支障なくインクの補給
を完遂しうるものである。
【0049】尚、このインクの補給に際してはインク室
1103は隔壁1104によって記録ヘッド1105と
区画され、開閉孔1107は逆流防止弁1109によっ
て閉止されているのでインクは逆流することがなく、安
全に補給しうるものである。
【0050】又、インク補給中にはノズル1106はキ
ャップ1502でキャップされているため、インク補給
中にノズル1106内のインク粘度の上昇を抑えうるよ
うになっている。
【0051】更に、ポンプ1402を廃インク吸収材1
506に連通させたことでインクしぶきの流れ込みやイ
ンク量上限検出の万一のトラブル時のオーバーフローが
あっても被害を最小限に抑えることが出来るようになっ
ている。
【0052】2−3.回復行程 次に、記録ヘッド1105の回復処理について図7をも
参照して説明する。
【0053】即ち、オペレータ又は予め定められたよう
にシーケンスに基づいて発生する回復処理指令に基づい
てキャリッヂ1600がホーム位置(H)に配置されて
いるか否かを検出し(K1)、ホーム位置(H)へ移動
させるが(K2)、その動作については前記したS1、
S2と同様であるから重ねての説明は省略する。
【0054】次いで、電極ピン1112によって検出さ
れた第1のタンク1100のインクのフルから吐出及び
回復動作による消費量を差し引いたインク残量と回復動
作に必要なインク消費量を比較し(K3)、回復動作の
インク消費量が小であれば回復動作が指令され(K
6)、ポンプ1507が始動され、ノズルキャップ15
02においてノズル1106に負圧を与えて記録ヘッド
1105を回復処理させ、次いで記録位置(X)へ移動
させるものである(K7)。
【0055】又、インク残量が回復動作消費量以下であ
ればインクを第2のタンク1200から補給し(K
4)、電極ピン1112で検出されるまで補給済みか否
かを検出し(K5)、補給が完了していれば回復動作に
入るものである(K6)。
【0056】以上により、第1のタンクのインク残量不
足に起因して回復動作中に記録ヘッド内へ気泡を入れて
しまうことを回避出来る。
【0057】(実施の形態2)図8に示す変形例の特徴
点は、第1のタンク1100にインクを補給する補給位
置(Y)とノズルからのインク滴吐出を回復させるため
の回復位置(Z)とにノズルキャップを併設した点に特
徴があるものである。
【0058】即ち、補給位置(Y)における第1のベー
ス1501Aには有底状のノズルキャップ1502Aと
補給ポンプ1402Aに連通された吸引口キャップ15
03Aを設け、第2のベース1501Bには回復ポンプ
1507Bに連通されたノズルキャップ1502Bと有
底状の吸引口キャップ1503Bを設けたものである。
【0059】従って、第1のタンク1100は補給位置
(Y)においてインクを補給され、又回復位置(Z)に
おいてはノズル1106を回復処理されるものである。
【0060】又、記録装置停止中はキャリッヂは回復位
置(Z)に停止しており、ノズルにはノズルキャップ1
502Aが、吸引口1111には吸引口キャップ150
3Bが施される。
【0061】その他の点は、実施の形態1と共通してい
るので符号にAもしくはBを付して表示するに止めた。
【0062】この実施例によれば、補給動作中ノズルは
キャップ1501Aでカバーされ、回復動作中には吸引
口1111がキャップ1503Bでカバーされ、補給及
び回復動作中での乾燥防止や空気の逆流を防止出来る。
【0063】更に、インク補給時のみ移動する補給位置
(ア)を外方に配置することで通常は回復位置(Z)へ
の移動のみで良く、スループットの低下を防止してい
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明したこの発明による特有の効果
は次の通りである。
【0065】 第1のタンクに第2のタンクからタイ
ムリにインクを補給し、長期にわたって記録処理を供し
うるものである。
【0066】 第1のタンク内を減圧してインク補給
を行う際に記録ヘッドからインク室方向にインクが逆流
されることがなく、空気の混入等による記録不良等が発
生するおそれがない。
【0067】 第1のタンクに設けた記録ヘッドに効
果的に回復処理を施し、高品質な記録処理をなしうるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のインクジェット記録
装置の斜視図。
【図2】図1の要部の斜視図。
【図3】図1の第1のインクタンクと補給手段並びに回
復手段の一部側面図。
【図4】図1の第1及び第2のタンクと連通手段の側面
図。
【図5】図1のポンプの側面図。
【図6】図1のインク補給動作のフローチャート。
【図7】図1の記録ヘッドの回復動作のフローチャー
ト。
【図8】この発明の実施の形態2のインクジェット記録
装置におけるインク補給・回復手段を示す斜視図。
【符号の説明】
1000 インクジェット記録装置 1100 第1のタンク 1103 インク室 1104 隔壁 1105 記録ヘッド 1106 ノズル 1109 逆流防止手段 1111 吸引口 1200 第2のタンク 1501(A、B) ノズルキャップ 1503(A、B) 吸引口キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 澤 久 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当該
    第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを装
    着可能としたインクジェット記録装置であって、前記第
    1のタンクのインク室と前記記録ヘッドとを逆流防止手
    段を具備する隔壁により連通可能に構成すると共に、前
    記インク室内を減圧して、前記第2のタンクからインク
    を補給させうるインク補給手段を装備させたことを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のタンクを装着しうるキャリッ
    ヂ手段が記録する記録位置とインクの補給位置並びにイ
    ンクの滴吐出を回復させる回復位置とに変位可能に装備
    されたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記補給手段を排インク吸収材に連通さ
    せたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記補給位置と回復位置は同位置である
    よう構成されたことを特徴とする請求項2記載のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記補給位置は記録位置に対して回復位
    置をはさんで外側に位置するよう構成したことを特徴と
    する請求項2記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のタンクが前記補給並びに回復
    位置において、前記第2のタンクに連結可能に構成され
    た請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当該
    第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを装
    着可能としたインクジェット記録装置の使用方法であっ
    て、前記第1のタンクのインクに対し予め補給手段を稼
    動した後、第2のタンクに連通させて第2のタンクから
    第1のタンクへインクを補給させるようにする使用方
    法。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを備えた第1のタンクと当該
    第1のタンクにインクを補給しうる第2のタンクとを装
    着可能としたインクジェット記録装置の使用方法であっ
    て、第1のタンクのインク残量と回復に要するインク量
    を比較の後、前者が少ない場合予め第2のタンクから第
    1のタンクへインクを補給の後、前記第1のタンクの記
    録ヘッドのノズルをノズルキャップに係合させ、ノズル
    キャップを減圧させてノズルからのインク滴吐出を回復
    させるようにした使用方法。
  9. 【請求項9】 第2のタンクからインクを補給しうる注
    入口を備えたインク室を有する第1のタンクにおいて、
    当該インク室と記録ヘッドとを逆流防止手段を具備する
    隔壁により連通可能に構成すると共に、当該インク室に
    続く吸引口を補給手段の吸引口キャップに係合可能に構
    成したことを特徴とするインクジェット記録装置用の第
    1のインクタンク。
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