JPH11238686A - Iii−v族化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

Iii−v族化合物半導体装置の製造方法

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JPH11238686A
JPH11238686A JP3990698A JP3990698A JPH11238686A JP H11238686 A JPH11238686 A JP H11238686A JP 3990698 A JP3990698 A JP 3990698A JP 3990698 A JP3990698 A JP 3990698A JP H11238686 A JPH11238686 A JP H11238686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体基板上に積層された複数の半導体素子の
間に挿入するセパレータ層の選択エッチング特性を向上
させ、エッチング抜けを防止し、歩留りのよいIII-V族
化合物半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】InP基板101上にInAlAs結晶と
InGaAs結晶から構成されたバッファー層102、
チャンネル層103、スペーサ層104、キャリア供給
層105、バリア層106、コンタクト層107内に高
電子移動度トランジスターを形成した後、n−InGa
Asコンタクト層107の上層にInAlAsからなる
As蒸発抑制層108とInPからなる選択エッチング
可能なエッチストッパー層109を形成し、エッチスト
ッパー層109の上層に積層されたInAlAs層11
0、111内にショットキーダイオード構造を形成する
工程を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板上に複数
の半導体素子(高電子移動度トランジスター、pinダ
イオード、ショットキダイオード、共鳴トンネルダイオ
ード等)を積層して形成し、これらの半導体素子間に挿
入する半導体素子の分離層(セパレータ層)を用いたII
I-V族化合物半導体装置の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、III-V族化合物半導体装置は
III-V族化合物半導体基板上に形成される。最近では、
高速動作のために、上記半導体基板にInPを用い、そ
の上にInAlAs、InGaAs、InP等から構成
される半導体素子を同一半導体基板上に複数積層した構
造が提案されている。例えば、高電子移動度トランジス
ター上にpinダイオードを積層した構造、高電子移動
度トランジスター上にショットキーダイオードを積層し
た構造、高電子移動度トランジスター上に共鳴トンネル
ダイオードを積層した構造が提案されている。高電子移
動度トランジスター構造の最上層にはソースとドレイン
の電極を熱処理無しに形成するため、1×1019/cm
3以上の濃度でSiを添加(ドーピング)したn−In
GaAsコンタクト層が形成されることが一般的であ
る。従来は、この上にエッチング時に選択性があり、か
つ、上下の半導体装置の電気的接続ができるように、S
iを1×1019/cm3以上の濃度でドーピングしたn
−InPをセパレータ層として成長させた後、次の半導
体素子の成長を行う。また、通常、pinダイオード、
ショットキダイオード、共鳴トンネルダイオードはV族
がAsのIII-V族化合物半導体の積層構造で形成されて
いる。また、例えば、硫酸系のエッチャントやクエン酸
系のエッチャントを用いた場合、n−InP層のエッチ
ング速度はAs系材料のエッチング速度と比較して約1
/200程度(選択比が200)である。このことか
ら、As系材料で形成された半導体素子のみをエッチン
グによって除去し、n−InPでエッチングを停止する
ことができる。さらに、塩酸系のエッチャントを用いた
場合、n−InGaAsはほとんどエッチングされない
特性を持つため、n−InP層を選択的に除去し、n−
InGaAs層でエッチングを停止することができる。
半導体素子を加工する時には、前記のような選択エッチ
ング特性を利用するのが一般的である。
【0003】化合物半導体の結晶成長には、通常、有機
金属気相成長法(MOVPE)や分子線エピタキシャル
成長法(MBE)が用いられるが、Pを含む結晶材料の
成長が必要な場合は、MOVPE法が用いられることが
一般的に多い。MOVPE法の場合、III族の原料ガス
には、トリメチルインジウム(TMI)、トリエチルイ
ンジウム(TEI)、トリメチルアルミニウム(TM
A)、トリエチルアルミニウム(TEA)、トリメチル
ガリウム(TMG)、トリエチルガリウム(TEG)の
有機金属が用いられる。一方、V族原料ガスとしてはア
ルシン(AsH3)、フォスフィン(PH3)の水素化物
の他、ターシャリブチルアルシン(TBA)、ターシャ
リブチルホスフィン(TBP)の有機金属が用いられる
場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このMOVP
E法を用いて、前述した複数の半導体素子を積層した構
造を成長させる場合、MOVPE法では成長温度が60
0℃以上の高温であるため、n−InGaAs上にn−
InPを成長する際、反応炉に付着したInGaAs層
からAsの再蒸発が起こり、n−InP層中にAsが混
入する。つまり、セパレータ層として成長したn−In
P層にAsが混入するために、硫酸系やクエン酸系のエ
ッチャントを用いても、この層でエッチングが停止しな
いという「エッチング抜け」の問題が発生する。また、
As混入によるn−InP層のエッチング抜けは通常、
ピンホール状に起きる。つまり、n−InPのセパレー
タ層から上の半導体装置を選択的に除去したつもりが、
実際には、セパレータ層より下の半導体装置が部分的に
エッチングされることになる。このn−InPセパレー
タ層へのAsの混入を抑制するために、成長温度を低温
化する方法が考案されているが、MOVPE法を用いて
実用レベルの高純度結晶を成長するためには600℃以
上の成長温度が必要であり、前記問題点を解決するには
至っていない。
【0005】また、高電子移動度トランジスターは半導
体基板に対して横方向に電流を流し、ソースとドレイン
間に流れる電流をゲートに印加した電圧で制御すること
を特徴とした半導体素子である。つまり、上述したよう
なセパレータ層を介した、エッチング抜けがピンホール
状に発生した場合、これらのピンホール付近では成長結
晶の電気的特性が所望の特性とは大きく異なる。例え
ば、エッチング抜けがゲート、ソース、ドレイン部分で
起きた場合、抵抗値が大きくなる。つまり、所望のトラ
ンジスター特性は得られず、ウェハー内でのばらつきも
発生し、半導体素子製造上の歩留りが著しく低下すると
いう問題がある。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、半導体基板上に積層された複数の半導体素
子の間に挿入するセパレータ層のエッチング時の選択エ
ッチング特性を向上させ、エッチング抜けを防止し、歩
留りのよいIII-V族化合物半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、半導体基板上にIII-V族の化
合物半導体からなる複数の半導体素子がセパレータ層を
介して積層され、上記セパレータ層がIII-V族の化合物
半導体からなりかつV族元素としてPのみを含み、上記
セパレータ層の下層に積層された上記半導体素子の上記
セパレータ層と接する層がV族元素としてAsのみを含
むIII-V族化合物半導体装置の製造方法において、上記
セパレータ層を積層する前に、III 族元素としてAlを
少なくとも含みV族元素としてAsのみを含むIII-V族
化合物半導体からなるAs蒸発抑制層を成長させる工程
を設ける。
【0008】また、上記半導体基板としてInPを用
い、上記セパレータ層としてInPを用い、上記As蒸
発抑制層としてInAlAsを用いる。
【0009】
【発明の実施の形態】上述のように、ウェットエッチン
グ時のInPの選択比の低下は、InP成長時のAs混
入によって起きている。すなわち、セパレータ層である
InP層の下層がInGaAs層の場合には、セパレー
タ層形成の前の工程において、反応炉の内壁にInGa
Asが付着し、その付着したInGaAsからのAsの
再蒸発が行われる。これはMOVPE法が600℃以上
の高温成長を必要とすることが原因している。InP層
中へのAsの混入を抑制するためには、成長温度を低温
化することが効果的と考えられる。しかしながら、前記
のようにMOVPE法では高純度結晶をエピタキシャル
成長させるためには高温成長が不可欠であるため、成長
温度を下げることができない。一方、III-V族化合物半
導体からのV族元素の蒸発はIII族原子とV族原子の結
合力に依存することが知られている。さらに、その結合
力はInAs、GaAs、AlAsの順に強くなる。よ
って、InGaAsの替わりにInAlAsやAlAs
を成長した場合には、表面からのAsの脱離を低減する
ことが可能である。これは基板表面及び反応炉内壁共に
同様である。
【0010】通常、一つの半導体装置の厚さは200n
m程度である。また、この半導体装置のエッチング除去
には、通常、膜厚の2倍程度のエッチングを行う。半導
体装置をエッチングで除去した後、n−InPセパレー
タ層でエッチングを停止するためには、セパレータ層の
エッチング選択比が200の場合、最低1nmの厚さに
n−InPセパレータ層の厚さを設計する必要がある。
しかし、実際にはさらに余裕をもって、n−InPの厚
さを10〜50nmで設計するのが一般的である。ま
た、n−InP層の下に成長するn−InAlAs、n
−AlAsの厚さは、それぞれ、3分子層(約1nm)
と1分子層(約0.3nm)以上の厚さで、Asの蒸発
抑制の効果が顕著となった。n−InP層の下に成長す
るAsの蒸発抑制層にn−InAlAsを用いた場合に
は、格子定数がInPに整合しているために、厚さに制
限は無い。しかし、n−AlAsをAsの蒸発抑制層に
用いた場合には、AlAsの格子定数がInPと異なる
ため、臨界膜厚以上の膜厚ではミスフィット転位が発生
する。よって、n−InAlAsを用いる場合には臨界
膜厚(10nm)以下の膜厚でAs蒸発抑制層を形成す
る必要がある。さらに、n−InPの除去に用いられる
エッチャント(例えば、塩酸:燐酸:酢酸:水=1:
1:2.5:1)のn−InPのエッチング速度は約6
0nm/minであるが、InAlAs、AlAsのエ
ッチング速度は約2nm/minと遅い。よって、セパ
レータ層とAs蒸発抑制層を同時にエッチングで除去す
る場合は実用的な観点から考えるとInAlAsやAl
AsのAs蒸発抑制層の厚さは10nm程度までで設計
することが望ましい。
【0011】従来技術が成長温度の低温化によって、A
sの混入を抑制しようとしているのに対して、本発明は
n−InP/n−InAlAs、n−InP/n−Al
Asの積層構造を形成することでAsの混入を抑制し、
セパレータ層のエッチング時の選択性を向上した点が異
なる。
【0012】本発明はIII-V族化合物半導体装置の製造
方法において、半導体基板上に2種類以上の複数の半導
体素子を積層して成長させる時、これらの半導体装置間
に挿入するセパレータ層のウェットエッチング時の選択
エッチング特性を向上させるための層構造の製造方法に
関する。換言すれば本発明は、高速動作が期待される高
電子移動度トランジスターとpinダイオード、ショッ
トキダイオード、共鳴トンネルダイオード等の半導体素
子を積層した構造を加工する際のウェットエッチング技
術を安定化することができ、半導体素子の製造上の歩留
りを向上することができる。
【0013】図1は本発明に係るIII-V族化合物半導体
装置の製造方法の第1の実施の形態を示す図である。す
なわち、InP基板上にInAlAs結晶とInGaA
s結晶から構成された高電子移動度トランジスターを形
成した後、As蒸発抑制層とInPからなるセパレータ
層を形成し、その上にInAlAsのショットキーダイ
オード構造を形成した時の層構造を示す。図において、
101はInP基板、102はInAlAsバッファー
層、103はInGaAsチャネル層、104はInA
lAsのスペーサ層、105はInAlAsにSiをド
ーピングしたキャリア供給層、106はInAlAsの
バリア層、107はSiをドーピングしたn−InGa
Asコンタクト層であり、上記102〜107の層内で
高電子移動度トランジスターが形成され、コンタクト層
107はV族としてAsのみを含んでいる。また、10
8はセパレータ層を積層する前に積層された、Siをド
ーピングしたn−InAlAsのAs蒸発抑制層で、II
I 族元素として少なくともAlを含みV族元素としてA
sのみを含んでいる。また、109はセパレータ層とし
てのSiをドーピングしたn−InPのエッチストッパ
ー層で、V族元素としてPのみを含んでいる。更に、1
10はSiをドーピングしたn−InAlAs層、11
1はInAlAs層であり、上記110〜111の層内
でショットキーダイオード構造が形成される。
【0014】図2はエッチストッパー層109のn−I
nP層厚は30nmで一定として、クエン酸系エチャン
トを用いてショットキーダイオードのエッチングを行っ
た場合、n−InP表面に発生したピンホール状のエッ
チング抜け密度を顕微鏡を用いて測定した結果を示す。
この時、図1において、As蒸発抑制層108のn−I
nAlAsの層厚を変化させている。同図からn−In
AlAsの成長によって、エッチング抜け密度が急激に
低減することが分かる。また、1nm以上のn−InA
lAsの成長でピンホール状のエッチング抜け密度は3
000/cm2まで低減し、実用上問題の無いレベルま
で低減していることが確認できた。
【0015】図3は本発明に係るIII-V族化合物半導体
装置の製造方法の第2の実施の形態を示す図である。す
なわち、InP基板上にInAlAs結晶とInGaA
s結晶から構成される高電子移動度トランジスターを成
長した後、As蒸発抑制層とInPからなるセパレート
層を形成し、その上に共鳴トンネルダイオード構造を形
成する場合の層構造を示す。図において、301はIn
P基板、302はInAlAsバッファー層、303は
InGaAsチャネル層、304はInAlAsのスペ
ーサ層、305はInAlAsにSiをドーピングした
キャリア供給層、306はInAlAsのバリア層、3
07はSiをドーピングしたn−InGaAsコンタク
ト層であり、上記302〜307の層内で高電子移動度
トランジスターが形成され、コンタクト層307はV族
としてAsのみを含んでいる。また、308はSiをド
ーピングしたn−AlAsのAs蒸発抑制層で、III 族
元素としてAlを含みV族元素としてAsのみを含んで
いる。また、309はセパレータ層としてのSiをドー
ピングしたn−InPのエッチストッパー層で、V族元
素としてPのみを含んでいる。更に、310はSiをド
ーピングしたn−InGaAs層、311はInGaA
sのスペーサ層、312はInAlAsの障壁層、31
3はInGaAsの井戸層、314はInAlAsの障
壁層、315はInGaAsのスペーサ層、316はS
iをドーピングしたn−InGaAs層であり、上記3
10〜316の層内で共鳴トンネルダイオード構造が形
成される。
【0016】図4はエッチストッパー層309のn−I
nP層厚は30nmで一定として、クエン酸系エチャン
トを用いて、前記と同様、共鳴トンネルダイオードをエ
ッチングした時に表面に発生したピンホール状エッチン
グ抜け密度を顕微鏡を用いて測定した結果を示す。この
時、As蒸発抑制層308のn−AlAsの層厚を変化
させた。図からn−AlAsの成長の場合には、図2で
示したn−InAlAsの結果より、さらに、急激にエ
ッチング抜け密度が低減していることが分かる。これ
は、AlAsの組成の増大によって、Asの蒸発が抑制
されることを示している。n−AlAsの場合には、1
分子層の成長でもピンホール状のエッチング抜け密度が
実用上問題の無いレベルまで低減していることが確認で
きた。
【0017】上記の実施の形態では、n−InPのエッ
チストッパー層109、309の厚さを30nmで一定
とした場合について示したが、10〜50nmの膜厚で
も同様の結果が得られた。また、上部にpinダイオー
ドを形成した層構造でも同様の結果が確認できた。ま
た、As蒸発抑制層108、308にはn−InAlA
s、n−AlAsを用いた場合について示したが、In
AlGaAsでも同様の効果が期待される。また、P系
化合物半導体には、n−InPの代りに、n−GaP、
n−AlPを用いることが可能である。さらに、高電子
移動度トランジスターのゲートのリセスエッチングを安
定化させるために、P系のIII-V族化合物半導体層から
なるエッチストパー層を障壁層に形成した場合において
も、P系化合物半導体成長の直前に、AlAsを含む化
合物半導体を数層成長することで、そのP系化合物半導
体のエッチストッパー層の性能が向上することを確認し
ている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るIII-
V族化合物半導体装置の製造方法においては、半導体基
板上に複数の半導体素子を積層して成長する時、これら
の半導体素子間に挿入するセパレータ層のウェットエッ
チング時の選択エッチング特性を向上させることができ
る。このことは、高速動作が期待される高電子移動度ト
ランジスターとpinダイオード、ショットキダイオー
ド、共鳴トンネルダイオード等の半導体素子を積層した
構造を加工する際、ウェットエッチング技術を安定化す
ることができ、半導体素子の製造において、再現性よく
所望のデバイス特性を得ることを可能にする。つまり、
設計通りのデバイスを歩留り良く製造することができる
ことを意味し、各種半導体デバイスの実用化および応用
を推進する大きな効果を有する。
【0019】また、具体的には、上記半導体基板として
InPを用い、上記セパレータ層としてInPを用い、
上記As蒸発抑制層としてInAlAsを用いることに
より、上記効果を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るIII-V族化合物半導体装置の製造
方法の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1における、ウェットエッチングによって発
生したエッチング抜けの密度とAsの蒸発抑制層の厚さ
の関係を示す図である。
【図3】本発明に係るIII-V族化合物半導体装置の製造
方法の第2の実施の形態を示す図である。
【図4】図3における、ウェットエッチングによって発
生したエッチング抜けの密度とAsの蒸発抑制層の厚さ
の関係を示す図である。
【符号の説明】
101…InP基板 102…InAlAsバッファー層 103…InGaAsチャネル層 104…InAlAsのスペーサ層 105…InAlAsにSiをドーピングしたキャア供
給層 106…InAlAsのバリア層 107…Siをドーピングしたn−InGaAsコンタ
クト層 108…Siをドーピングしたn−InAlAsのAs
蒸発抑制層 109…Siをドーピングしたn−InPのエッチスト
ッパー層 110…Siをドーピングしたn−InAlAs層 111…InAlAs層 301…InP基板 302…InAlAsバッファー層 303…InGaAsチャネル層 304…InAlAsのスペーサ層 305…InAlAsにSiをドーピングしたキャリア
供給層 306…InAlAsのバリア層 307…Siをドーピングしたn−InGaAsコンタ
クト層 308…Siをドーピングしたn−AlAsのAs蒸発
抑制層 309…Siをドーピングしたn−InPのエッチスト
ッパー層 310…Siをドーピングしたn−InGaAs層 311…InGaAsのスペーサ層 312…InAlAsの障壁層 313…InGaAsの井戸層 314…InAlAsの障壁層 315…InGaAsのスペーサ層 316…Siをドーピングしたn−InGaAs層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/88 H01L 29/88 S 29/861 29/91 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にIII-V族の化合物半導体か
    らなる複数の半導体素子がセパレータ層を介して積層さ
    れ、上記セパレータ層がIII-V族の化合物半導体からな
    りかつV族元素としてPのみを含み、上記セパレータ層
    の下層に積層された上記半導体素子の上記セパレータ層
    と接する層がV族元素としてAsのみを含むIII-V族化
    合物半導体装置の製造方法において、上記セパレータ層
    を積層する前に、III族元素としてAlを少なくとも含
    みV族元素としてAsのみを含むIII-V族化合物半導体
    からなるAs蒸発抑制層を成長させる工程を有すること
    を特徴とするIII-V族化合物半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】上記半導体基板としてInPを用い、上記
    セパレータ層としてInPを用い、上記As蒸発抑制層
    としてInAlAsを用いることを特徴とする請求項1
    に記載のIII−V族化合物半導体装置の製造方法。
JP3990698A 1998-02-23 1998-02-23 Iii−v族化合物半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP3670130B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008187164A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Postech Academy-Industry Foundation T−ゲート形成方法及びこれを用いたメタモーフィック高電子移動度トランジスタの製造方法
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