JPH11238617A - マンガン−亜鉛系フェライト - Google Patents
マンガン−亜鉛系フェライトInfo
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- JPH11238617A JPH11238617A JP10116227A JP11622798A JPH11238617A JP H11238617 A JPH11238617 A JP H11238617A JP 10116227 A JP10116227 A JP 10116227A JP 11622798 A JP11622798 A JP 11622798A JP H11238617 A JPH11238617 A JP H11238617A
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Abstract
になる温度が20〜80℃にあり、かつその値が230
kW/m3 以下であり、50℃での飽和磁束密度が500mT
以上であるマンガン−亜鉛系フェライトを提供する。 【解決手段】 本発明のマンガン−亜鉛系フェライト
は、100kHz、200mTの交流磁界を印加したとき、
コアロスが極小値になる温度が20〜80℃にあり、こ
のコアロスの極小値が230kW/m3 以下であり、かつ5
0℃での飽和磁束密度が500mT以上である。
Description
めのトランス用コアに用いて望ましいマンガン−亜鉛系
フェライトに関する。
信機器、民生用機器などのトランス用コアの材料として
多用されているが、最近、周波数の高い電源が使用され
る傾向があり、その目的にあうトランス用コアの材料と
しての性能が要求されるようになってきている。特にス
イッチング電源においては、10〜500kHz の高周波
域にて使用するトランス用コアが必要であり、この他、
モータードライブ用、信号増幅用、発振用等の各種トラ
ンス用コアも必要とされている。トランス用コアの材料
には、これまでマンガン−亜鉛系フェライトが用いられ
てきたが、10〜500kHz 程度の高周波領域ではコア
ロスが大きく、コアロスの面での改善が要求されてお
り、このための提案が種々なされている。
7−297025号(従来例1)における、主成分に、
SnO2 、TiO2 のうち少なくとも1種と、Nb2 O
5 、ZrO2 を組み合わせて添加することにより、飽和
磁束密度から残留磁束密度を引いた値が大きく、80〜
110℃でコアロスが極小値を示すマンガン−亜鉛系フ
ェライトや、特開平9−2866号(従来例2)におけ
る、主成分に、CoOを100ppm 、Nb2 O5 、Ta
2 O5 のうち少なくとも1種を含有し、100kHz、2
00mTでのコアロスが400kW/m3 以下で、そのコアロ
スが極小値になる温度が20〜60℃にあるマンガン−
亜鉛系フェライトが提案されている。
大、携帯端末機器の性能の向上のため、実際に携帯端末
機器が使用される温度領域(20〜80℃)での特性を
優先する必要がある。よって、20〜80℃にコアロス
が極小値になる温度があり、かつ低コアロス・高飽和磁
束密度のマンガン−亜鉛系フェライトが必要とされてい
る。
亜鉛系フェライトでは、例えば、従来例1では、コアロ
ス、飽和磁束密度に関しての考慮はなされているいる
が、発熱による障害防止を主目的とし、80〜110℃
での磁気特性改善を主としたものであり、20〜80℃
での磁気特性改善に関しての考慮がなされておらず、一
方、従来例2では、20〜60℃でのコアロスに関して
は改善されているが、実際に使用される温度での高い飽
和磁束密度に関しての考慮がなされておらず、上記した
ような携帯端末機器のトランス用コアの材料として必要
な磁気特性を全て備えたマンガン−亜鉛系フェライトは
現在のところなかった。
は、100kHz、200mTでのコアロスが極小値になる
温度が20〜80℃にあり、かつその値が230kW/m3
以下であり、50℃での飽和磁束密度が500mT以上で
あるマンガン−亜鉛系フェライトを提供することにあ
る。
(1)〜(5)の本発明によって達成される。 (1)100kHz、200mTの交流磁界を印加したと
き、コアロスが極小値になる温度が20〜80℃にあ
り、このコアロスの極小値が230kW/m3 以下であり、
かつ50℃での飽和磁束密度が500mT以上であるマン
ガン−亜鉛系フェライト。 (2)100kHz、200mTの交流磁界を印加したとき
の20〜80℃でのコアロスの極小値Pcv minと、50
℃での飽和磁束密度Bsとが2.17≦Bs/Pcv minを満足
する上記(1)のマンガン−亜鉛系フェライト (3)主成分として、Fe2 O3 換算で53.8〜5
5.8mol%の酸化鉄と、ZnO換算で7.0〜12.0
mol%の酸化亜鉛と、酸化マンガン(残部)とを含有し、
副成分として、SiO2 換算で250ppm (前記主成分
に対する副成分の重量比率)以下(0を含まず)の酸化
ケイ素と、CaO換算で350〜700ppm の酸化カル
シウムと、SnO2 換算で4000ppm 以下の酸化スズ
と、NiO換算で4000ppm 以下の酸化ニッケルと、
Nb2 O5 換算で100〜400ppm の酸化ニオブと、
ZrO2 換算で400ppm 以下の酸化ジルコニウムと、
P換算で30ppm 以下(0を含まず)の酸化リンとを含
有する上記(1)または(2)のマンガン−亜鉛系フェ
ライト。 (4)主成分として、酸化鉄と、酸化亜鉛と、酸化マン
ガンとを含有し、主成分中、前記酸化亜鉛をZnO換算
で7.0〜12.0mol%含有し、副成分として、SiO
2 換算で250ppm (前記主成分に対する副成分の重量
比率)以下(0を含まず)の酸化ケイ素と、CaO換算
で350〜700ppm の酸化カルシウムと、SnO2 換
算で4000ppm 以下の酸化スズと、NiO換算で40
00ppm 以下の酸化ニッケルと、Nb2 O5 換算で10
0〜400ppm の酸化ニオブと、ZrO2 換算で400
ppm 以下の酸化ジルコニウムと、P換算で30ppm 以下
(0を含まず)の酸化リンとを含有し、Fe2 O3 換算
での酸化鉄と、ZnOと、SnO2 と、NiOの含有量
が下記式(1)および式(2)によって定められた値で
ある上記(1)または(2)のマンガン−亜鉛系フェラ
イト。 式(1) 20≦3648−63.86F−13.20
Z−75.00S+62.50N≦80 式(2) 500≦12.05F−0.51Z−37.
50S−21.88N−137 {上記式(1)および(2)において、FはFe2 O3
量(mol%)、ZはZnO量(mol%)、SはSnO2量(m
ol%換算)およびNはNiO量(mol%換算)である。} (5)Sn02 、NiOおよびZrO2 の含有量がとも
に0である上記(3)または(4)のマンガン−亜鉛系
フェライト。
トは、主成分と副成分を上記含有量で含有することによ
り、100kHz、200mTでのコアロスが極小値になる
温度が20〜80℃にあり、かつその値が230kW/m3
以下であり、50℃での飽和磁束密度が500mT以上を
達成することができる。
いて詳細に説明する。本発明のマンガン−亜鉛系フェラ
イトは、100kHz 、200mT(最大値)の正弦波交流
磁界を印加したとき、コアロスが20〜80℃で極小値
を示し、しかもその値が230kW/m3 以下であり、かつ
50℃での飽和磁束密度Bsが500mT以上である。こ
のコアロスは200kW/m3 まで低減可能である。
トランス用のコアは、10〜500kHz の周波数で、2
0〜80℃の温度にて効率よく動作する。
トでは、100kHz、200mTの交流磁界を印加したと
きの20〜80℃でのコアロスの極小値Pcv minと、5
0℃での飽和磁束密度Bsとが2.17≦Bs/Pcv minを満
足することが好ましい。Bs/Pcv minの上限は2.5程度
である。
記のような特性は、その組成を例えば下記のように設定
することにより達成することができる。
ライトは、主成分として、Fe2 O3 換算で53.8〜
55.8mol%、好ましくは54.0〜55.0mol%の酸
化鉄と、ZnO換算で7.0〜12.0mol%、好ましく
は8.0〜11.0mol%の酸化亜鉛と、酸化マンガン
(残部)とを含有し、副成分として、SiO2 換算で2
50ppm (前記主成分に対する副成分の重量比率)以下
(0を含まず)、好ましくは50〜200ppm の酸化ケ
イ素と、CaO換算で350〜700ppm 、好ましくは
450〜650ppm の酸化カルシウムと、SnO2 換算
で4000ppm 以下、好ましくは2500ppm 以下の酸
化スズと、NiO換算で4000ppm 以下、好ましくは
2500ppm 以下の酸化ニッケルと、Nb2 O5 換算で
100〜400ppm 、好ましくは150〜350ppm の
酸化ニオブと、ZrO2 換算で400ppm 以下、好まし
くは300ppm 以下の酸化ジルコニウムと、P換算で3
0ppm 以下(0を含まず)、好ましくは15ppm 以下の
酸化リンとを含有する。
SnO2 およびNiOの含有量は、下記式(1)および
(2)を満足することが好ましい。 式(1) 20≦3648−63.86F−13.20
Z−75.00S+62.50N≦80 式(2) 500≦12.05F−0.51Z−37.
50S−21.88N−137
Fe2 O3 量(mol%)、ZはZnO量(mol%)、SはS
nO2量(mol%換算)およびNはNiO量(mol%換算)
である。
の範囲内にあり、しかも、Fe2 O3 、ZnO、SnO
2 およびNiOの含有量が、上記式(1)および(2)
を満足する場合、コアロスが極小値になる温度が20〜
80℃にあり、この極小値Pcv minが230kw/m3以下と
なり、かつ50℃で500mT以上の高飽和磁束密度Bsを
維持することができる。また、これらのPcv minとBsの
値が、2.17≦Bs/Pcv minを満足する。
rO2 、P2 O5 の含有量は、上記の範囲外であると、
コアロスが増大する。
は、これら副成分の他に、微量添加元素や、原料中の不
純物元素が含まれ得る。このような元素としては、B、
Al、Co、Cu、Li、Na、K、In、Bi等が挙
げられる。磁気損失や磁気特性への影響を抑えるために
は、これら各元素の主成分に対する重量比率が200pp
m 以下(0〜200ppm )であることが好ましいが、特
にBは磁気特性への影響が大きいため、主成分に対する
Bの重量比率は、好ましくは0〜50ppm 、より好まし
くは0〜30ppm とする。
均結晶粒径は、好ましくは5〜20μm 、より好ましく
は8〜15μm である。
通常、以下に示す方法で製造する。主成分の原料として
は、酸化物または加熱により酸化物となる化合物の粉末
を用いる。具体的には、酸化鉄粉末、酸化マンガン粉
末、炭酸マンガン粉末、酸化亜鉛粉末等を用いることが
できる。これらを混合して仮焼し、仮焼物を平均粒径1
〜3μm 程度まで粉砕する。仮焼は、空気中において8
00〜1000℃の範囲内の所定の温度で行なえばよ
い。
は加熱により酸化物となる化合物の粉末を用いるが、場
合によっては副成分の構成元素である金属単体の粉末を
用いることもできる。
に対応したものとする。主成分の原料と副成分の原料と
の混合は、上記した仮焼の前に行なってもよく、仮焼後
に行なってもよい。
の金属を含む複合酸化物の粉末を主成分の原料に用いて
もよい。このような複合酸化物の粉末は、通常、塩化物
を酸化焙焼することにより製造する。例えば、塩化鉄、
塩化マンガン、塩化亜鉛を含有する水溶液を酸化焙焼す
ることにより、Fe、MnおよびZnを含む複合酸化物
の粉末が得られる。通常、この複合酸化物はスピネル相
を含む。ただし、塩化亜鉛は蒸気圧が高く、組成ずれが
生じやすい。そこで、塩化鉄および塩化マンガンを含む
水溶液を用いてFeおよびMnを含む複合酸化物の粉末
を製造し、この粉末と酸化亜鉛粉末または亜鉛フェライ
ト粉末とを混合して、主成分の原料としてもよい。酸化
焙焼法で製造された複合酸化物粉末を主成分の原料とし
て用いる場合には、上述した仮焼を行なう必要はない。
合物に適当なバインダ、例えばポリビニルアルコールを
少量加えて、これをスプレードライヤー等にて80〜2
00μm 程度の直径の顆粒とする。そして、成形し、次
いで、この成形品を通常、酸素分圧を制御した雰囲気下
において、1250〜1400℃の範囲内の所定温度で
焼成し、フェライトとする。
をさらに詳細に説明する。表1に示す組成を有するフェ
ライトコアサンプルを作製した。実施例サンプルでは、
Fe2 O3 、ZnO、SnO2 およびNiOの含有量が
上記式(1)および(2)を満足しているが、比較例サ
ンプルの上記成分の含有量は、上記式(1)および
(2)のうち少なくとも一方を満足していないか、もし
くはSiO2、CaO、Nb2O5、ZrO2およびPの少
なくとも1つの含有量が本発明範囲外である。
料とを混合した。主成分の原料には、Fe2 O3 、Mn
3 O4 およびZnOを用い、これらを混合した後に90
0℃で2時間仮焼した。副成分の原料には、SiO2 、
CaCO3 、SnO2 、NiO、Nb2 O5 、Zr
O2 、およびP2 O5 を用いた。主成分の原料の仮焼物
に副成分の原料を添加して、粉砕しながら混合した。粉
砕は、仮焼物の平均粒径が約1.6μm となるまで行な
った。得られた混合物にバインダを加え、スプレードラ
イヤーにて平均粒径150μm に顆粒化した後、成形
し、酸素分圧を制御した雰囲気中で1300℃にて5時
間焼結して、外径31mm、内径19mm、高さ8mmのトロ
イダル状のサンプルを得た。サンプル中の成分元素の比
率を蛍光X線分析により測定し、原料組成と比較したと
ころ、成分元素の比率は同等であった。なお、表1に示
すPの含有率は、吸光光度法により測定した。
率を測定したところ、すべてのサンプルでBの含有率は
30ppm 以下であった。このBは、酸化鉄等の原料酸化
物に由来すると考えられる。
mT(最大値)の正弦波交流磁界を印加し、それぞれ20
〜100℃におけるコアロスおよび20〜80℃でのコ
アロスの極小値Pcv minを測定した。結果を表2に示
す。この表2から分かるように、実施例サンプルでは、
いずれもコアロスが極小値を示す温度が20〜80℃に
あり、その値も230kW/m3 以下であった。一方、比較
例サンプルにおいては、上記温度が20〜80℃の範囲
にないか、もしくは上記極小値の値が230kW/m3 を超
えてしまうものがあった。
50℃での飽和磁束密度Bsを測定した。この結果も表2
に示した。この表2から分かるように、実施例サンプル
では、全てが50℃での飽和磁束密度Bsが500mT以上
となったが、比較例サンプルでは、上記飽和磁束密度Bs
が500mT未満のものがあった。
の極小値Pcv min」の計算を行い、表2に示した。表2
から明らかなように実施例のサンプルでは、全てがBs/P
cv≧2.17を満足したが、比較例サンプルでは、全て
がこの式を満足しなかった。以上の実施例により、本発
明の効果が明らかである。
Claims (5)
- 【請求項1】 100kHz、200mTの交流磁界を印加
したとき、コアロスが極小値になる温度が20〜80℃
にあり、このコアロスの極小値が230kW/m3 以下であ
り、かつ50℃での飽和磁束密度が500mT以上である
マンガン−亜鉛系フェライト。 - 【請求項2】 100kHz、200mTの交流磁界を印加
したときの20〜80℃でのコアロスの極小値Pcv min
と、50℃での飽和磁束密度Bsとが2.17≦Bs/Pcv m
inを満足する請求項1のマンガン−亜鉛系フェライト - 【請求項3】 主成分として、 Fe2 O3 換算で53.8〜55.8mol%の酸化鉄と、 ZnO換算で7.0〜12.0mol%の酸化亜鉛と、 酸化マンガン(残部)とを含有し、 副成分として、 SiO2 換算で250ppm (前記主成分に対する副成分
の重量比率)以下(0を含まず)の酸化ケイ素と、 CaO換算で350〜700ppm の酸化カルシウムと、 SnO2 換算で4000ppm 以下の酸化スズと、 NiO換算で4000ppm 以下の酸化ニッケルと、 Nb2 O5 換算で100〜400ppm の酸化ニオブと、 ZrO2 換算で400ppm 以下の酸化ジルコニウムと、 P換算で30ppm 以下(0を含まず)の酸化リンとを含
有する請求項1または2のマンガン−亜鉛系フェライ
ト。 - 【請求項4】 主成分として、酸化鉄と、酸化亜鉛と、
酸化マンガンとを含有し、主成分中、前記酸化亜鉛をZ
nO換算で7.0〜12.0mol%含有し、 副成分として、 SiO2 換算で250ppm (前記主成分に対する副成分
の重量比率)以下(0を含まず)の酸化ケイ素と、 CaO換算で350〜700ppm の酸化カルシウムと、 SnO2 換算で4000ppm 以下の酸化スズと、 NiO換算で4000ppm 以下の酸化ニッケルと、 Nb2 O5 換算で100〜400ppm の酸化ニオブと、 ZrO2 換算で400ppm 以下の酸化ジルコニウムと、 P換算で30ppm 以下(0を含まず)の酸化リンとを含
有し、 Fe2 O3 換算での酸化鉄と、ZnOと、SnO2 と、
NiOの含有量が下記式(1)および式(2)によって
定められた値である請求項1または2のマンガン−亜鉛
系フェライト。 式(1) 20≦3648−63.86F−13.20
Z−75.00S+62.50N≦80 式(2) 500≦12.05F−0.51Z−37.
50S−21.88N−137 {上記式(1)および(2)において、FはFe2 O3
量(mol%)、ZはZnO量(mol%)、SはSnO2量(m
ol%換算)およびNはNiO量(mol%換算)である。} - 【請求項5】 Sn02 、NiOおよびZrO2 の含有
量がともに0である請求項3または4のマンガン−亜鉛
系フェライト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10116227A JPH11238617A (ja) | 1997-12-19 | 1998-04-10 | マンガン−亜鉛系フェライト |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-365221 | 1997-12-19 | ||
JP36522197 | 1997-12-19 | ||
JP10116227A JPH11238617A (ja) | 1997-12-19 | 1998-04-10 | マンガン−亜鉛系フェライト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238617A true JPH11238617A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=26454599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10116227A Pending JPH11238617A (ja) | 1997-12-19 | 1998-04-10 | マンガン−亜鉛系フェライト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11238617A (ja) |
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