JPH11236461A - 樹脂発泡シートおよび容器 - Google Patents

樹脂発泡シートおよび容器

Info

Publication number
JPH11236461A
JPH11236461A JP10039079A JP3907998A JPH11236461A JP H11236461 A JPH11236461 A JP H11236461A JP 10039079 A JP10039079 A JP 10039079A JP 3907998 A JP3907998 A JP 3907998A JP H11236461 A JPH11236461 A JP H11236461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
styrene
copolymer
foam sheet
sheet according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10039079A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yanai
宏之 柳井
Yukihiro Furuhashi
之裕 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP10039079A priority Critical patent/JPH11236461A/ja
Publication of JPH11236461A publication Critical patent/JPH11236461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性の高い樹脂発泡シートを用いて、耐熱
性および耐油性の高い容器を得る。 【解決手段】 樹脂発泡シートは、スチレン系樹脂(ゴ
ム変性スチレン系樹脂など)と融点100〜300℃の
熱可塑性樹脂とのポリマーアロイで構成されている。ポ
リマーアロイは相溶化剤を含んでいてもよく、島の平均
粒径が0.01〜10μmである海島構造を有していて
もよい。熱可塑性樹脂には、オレフィン系樹脂,ポリエ
ステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリカーボネート系
樹脂などが含まれる。発泡シートは、表面光沢10%以
上、発泡倍率1.1〜3倍、単位厚さ当たりの平均気泡
膜数1〜50個/mm、厚み0.3〜2mm程度であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、耐油性お
よび成形性が高く、食品用トレー,カップ,容器などを
得るのに有用な樹脂発泡シートおよびその容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食品類を収納する容器として、合成樹脂
発泡シートを成形した容器が多岐にわたって用いられて
いる。また、シートや成形品の嵩や、スタック高さを小
さくし、在庫又は保存スペースを低減するとともに、廃
棄時の容量を低減させるため、容器成形用シートとして
は、低発泡の合成樹脂シートが利用されている。
【0003】特公昭61−3820号公報には、ゴム分
含有量20%以下、発泡倍率1.5〜7.0、厚み0.
3〜1.0mm、厚み方向の気泡膜数5〜20、残ガス
量0.3モル/kg以下である薄肉成形品の加熱成形用
押し出し発泡ポリスチレンシートが開示されている。こ
の発泡ポリスチレンシートから得られる成形品の嵩高
さ、強度のバランスは実用的なレベルにあるものの、耐
熱性および耐油性が十分でない。
【0004】近年、電子レンジなどの加熱調理器によ
り、食品類を容器に収納したまま調理又は処理(解凍処
理など)する方法が広く利用されている。このような加
熱調理用容器には、耐熱性の高いスチレン系樹脂が利用
されている。例えば、特公平5−79251号公報に
は、スチレンモノマー92〜96重量%、メタクリル酸
および無水マレイン酸8〜4重量%との共重合体(重量
平均分子量24×104 以上、ビカット軟化点107〜
117℃)で構成され、厚み1.4〜2.4mm,厚さ
方向1mm当たりのセル数6〜12個/mmの耐熱性ス
チレン系樹脂発泡シートが開示されている。しかし、こ
の発泡シートでは、成形性やスタック性が十分でない。
【0005】特公平6−89167号公報には、メタク
リル酸5〜50重量%およびスチレン95〜50重量%
の共重合体で構成され、見掛け密度0.1〜0.35g
/cc、温度140℃に加熱したときの収縮率が、引取
り方向に20%以上、引取り方向に直角な方向に10%
未満の熱収縮性発泡シートが開示されている。しかし、
この発泡シートは、容器成形性,スタック性が十分でな
い。また、容器成形に供すると、成形品の表面均一性や
外観が損なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、耐熱性および成形性の高い成形品を得るのに有用な
樹脂発泡シートおよびその容器を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐油性,耐衝撃性の高い成形品を
得るのに有用な樹脂発泡シートおよびその容器を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するため鋭意検討の結果、スチレン系樹脂をベース
とするポリマーアロイで構成された低発泡樹脂シートを
用いると、成形により高い品質の容器が得られることを
見いだし、本発明を完成した。すなわち、本発明の樹脂
発泡シートは、スチレン系樹脂と、融点100〜300
℃の熱可塑性樹脂とで構成されており、通常、スチレン
系樹脂と熱可塑性樹脂とはポリマーアロイを構成してい
る。前記スチレン系樹脂は、ゴム変性スチレン系樹脂、
例えば、ゴム成分と芳香族ビニル単量体との共重合体な
どで構成できる。熱可塑性樹脂には、オレフィン系樹
脂,結晶性ポリスチレン,ポリエステル系樹脂,ポリア
ミド系樹脂,ポリカーボネート系樹脂などの種々の樹脂
が使用でき、相溶化剤を併用してもよい。前記スチレン
系樹脂と熱可塑性樹脂は、通常、海島構造の非相溶系を
構成しており、島の平均粒径は、例えば、0.01〜1
0μm程度であってもよい。
【0008】このような樹脂発泡シートは容器成形に適
している。そのため、本発明は前記合成樹脂発泡シート
で形成された容器も提供する。なお、本明細書におい
て、「平均気泡膜数」とは、発泡シートの厚み方向の断
面を顕微鏡で観察したとき、各発泡層の表皮層を除き、
少くとも5箇所で厚み方向に存在する気泡の隔壁の数の
平均値を意味する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂発泡シートは、スチ
レン系樹脂と、融点100〜300℃の熱可塑性樹脂と
で構成されている。スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂は、
相溶系(均一系)であってもよいが、通常、非相溶系
(非均一系)のポリマーアロイを構成している。非相溶
系のポリマーアロイのモルホロジーは特に制限されない
が、通常、スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂とで構成され
た海島構造である。海島構造において、海はスチレン系
樹脂又は熱可塑性樹脂のいずれで構成してもよい。な
お、一般的に使用割合の多い樹脂成分が海を構成する場
合が多い。このような海島構造において、島の平均粒径
は10μm以下(0.01〜10μm)、例えば、0.
05〜10μm(例えば、0.5〜10μm)、好まし
くは0.1〜5μm、特に0.1〜2μm程度である。
島の平均粒径が10μmを越えると発泡シートが脆く、
耐衝撃性を向上させることが困難である。なお、島の平
均粒径は、樹脂組成物を液体窒素中で破断し、破断面に
金蒸着した試験片を、走査型電子顕微鏡(SEM)(日
立製作所(株)製,S2100A)を用いて倍率100
00倍で測定し、100個の島についての平均粒径であ
る。また、後述するスチレン系樹脂においてスチレン系
樹脂中に分散したゴム成分粒子は、上記海島構造の島に
は含まれない。
【0010】前記スチレン系樹脂は、押出し成形性およ
び加工成形姓が高く、例えば、芳香族ビニル単量体の単
独重合体、芳香族ビニル単量体と共重合性ビニル単量体
との共重合体、ゴム成分とスチレン系樹脂とで構成され
たゴム変性スチレン系樹脂(スチレン系熱可塑性エラス
トマーを含む)などが含まれる。特に発泡シートの成形
性,耐衝撃性などを高めるためには、スチレン系樹脂は
少なくともゴム変性スチレン系樹脂を含むのが有利であ
る。
【0011】芳香族ビニル単量体には、例えば、スチレ
ン、スチレン誘導体(例えば、p−メチルスチレン、p
−エチルスチレン、p−イソプロピルスチレン、ブチル
スチレン、p−t−ブチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエンなどのアルキルスチレンなど)が挙
げられる。好ましい芳香族ビニル単量体にはスチレンお
よびα−メチルスチレンなどが含まれる。共重合性ビニ
ル単量体には、例えば、シアン化ビニル単量体(アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなど)、(メタ)アク
リル酸エステル系単量体(例えば、メタクリル酸メチル
などの(メタ)アクリル酸C1-10アルキルエステル、
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レートなど)、カルボキシル基含有単量体((メタ)ア
クリル酸,無水マレイン酸,マレイン酸,フマル酸,イ
タコン酸など)、マレイミド系単量体(マレイミド,N
−メチルマレイミド,N−ブチルマレイミド,N−フェ
ニルマレイミドなど)などが例示できる。好ましい共重
合性ビニル単量体には、メタクリル酸メチルなどの(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、無水マ
レイン酸、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド系
単量体などが含まれる。
【0012】芳香族ビニル単量体の単独重合体には、ポ
リスチレンが含まれ、芳香族ビニル単量体を用いた共重
合体としては、スチレン−アクリロニトリル共重合体
(AS樹脂)、スチレン−メチルメタクリレート共重合
体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体などが例示できる。
【0013】ゴム変性スチレン系樹脂において、ゴム成
分としては、例えば、共役ジエン系ゴム(ポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、2−クロロ−1−1,3−ブタジ
エン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、ブタジエン−
スチレン共重合体など)、エチレン−プロピレンゴム
(EPDMゴム)、アクリルゴムなどが例示できる。こ
れらのゴム成分は単独で又は二種以上組合わせて使用で
きる。好ましいゴム成分としては共役ジエン系ゴムを用
いる場合が多い。ゴム変性スチレン系樹脂は、ゴム成分
と、ゴム変性されていないスチレン系樹脂との混合によ
る混和物で構成された耐衝撃性スチレン系樹脂であって
もよいが、通常、(a)ゴム成分の存在下で少くとも芳
香族ビニル単量体を重合して得られるゴム成分と芳香族
ビニル単量体とのグラフト共重合体(耐衝撃性スチレン
系樹脂)および(b)ゴムブロックと芳香族ビニル重合
体ブロックとのブロック共重合体(ABA型ブロック共
重合体など)から選択された少なくとも一方の共重合体
である。ブロック共重合体は熱可塑性エラストマーを形
成する場合が多い。グラフト共重合体はランダム共重合
体であってもよく、ブロック共重合体の構造はリニアー
状でもスター状(星型)であってもよい。
【0014】グラフト重合体において、前記芳香族ビニ
ル単量体はシアン化ビニル単量体と組み合わせて使用す
る場合が多く、必要に応じて前記共重合性ビニル単量体
を併用してもよい。芳香族ビニル単量体とシアン化ビニ
ル単量体との割合は、例えば、前者/後者=10/90
〜90/10(重量%)、好ましくは20/80〜80
/20(重量%)、さらに好ましくは30/70〜70
/30(重量%)程度である。また、芳香族ビニル単量
体と共重合性ビニル単量体との割合は、例えば、前者/
後者=10/90〜100/0(重量%)、特に30/
70〜70/30(重量%)程度である。ゴム変性スチ
レン系樹脂は単独で又は二種以上混合して使用できる。
【0015】好ましいゴム変性スチレン系樹脂には、グ
ラフト重合体[特に耐衝撃性(HighImpact, HI)ポリス
チレン、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体(SB
樹脂)、ブタジエン−スチレン−無水マレイン酸共重合
体(ゴム変性スチレン−無水マレイン酸共重合体)、ス
チレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(AB
S樹脂)、AXS樹脂(式中、Aはアクリロニトリル,
Xはエチレン−プロピレンゴム(EPDMゴム)、アク
リルゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリ
エチレンから選択された少くとも一種のゴム成分,Sは
スチレンを示す)]、スチレン系ブロック共重合体(例
えば、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)共重
合体、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)共重
合体などの熱可塑性エラストマー)などが挙げられ、こ
れらのゴム変性スチレン系樹脂は水素添加物であっても
よい。特に好ましいゴム変性スチレン系樹脂には、SB
樹脂、ゴム変性スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(AB
S樹脂)、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)
ブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン
(SIS)ブロック共重合体およびこれらの水添物が含
まれる。
【0016】ゴム変性スチレン系樹脂におけるゴム成分
の含有量は、例えば5〜70重量%、好ましくは6〜5
0重量%程度である。発泡シートは、種類の異なる複数
のスチレン系樹脂、例えば、スチレン系単量体の単独
又は共重合体、スチレン系単量体と共重合性ビニル単
量体との共重合体、およびゴム変性スチレン系樹脂か
ら選択された二種以上の樹脂を組み合わせることにより
構成してもよい。特に、発泡シートや成形品に強度と耐
衝撃性とを高いレベルでバランスよく付与するために
は、少くとも一種のゴム変性スチレン系樹脂(特に耐衝
撃性ポリスチレンや熱可塑性エラストマー)で発泡シー
トを構成するか、少くともゴム変性スチレン系樹脂を含
む複数のスチレン系樹脂で発泡シートを構成するのが好
ましい。
【0017】発泡シートを構成する樹脂組成物(スチレ
ン系樹脂および熱可塑性樹脂で構成される樹脂組成物)
において、ゴム含有量は、例えば、1〜20重量%(例
えば、5〜20重量%)、好ましくは3〜15重量%
(例えば、5〜15重量%)、特に4〜10重量%(例
えば、5〜10重量%)程度である。ゴム含有量が1重
量%未満では耐衝撃性が低下し、20重量%を越えると
発泡シートや容器の腰強度が低下する。(a)グラフト
共重合体と(b)ブロック共重合体との組み合わせでゴ
ム変性スチレン系樹脂を構成する場合、ゴム含量の重量
割合は、前者/後者=0.01〜15、好ましくは0.
05〜2、特に0.1〜1.5程度である。上記重量比
が0.01未満では、容器成形性が低下し、成形時にシ
ートが破れたり、偏肉が生じやすく、15を越えると、
ゲルが生成したり、耐衝撃性も低下しやすい。成形性お
よび耐衝撃性を付与するため、樹脂組成物におけるスチ
レン含量は、例えば、20〜80重量%、好ましくは2
5〜75重量%(例えば、30〜60重量%)程度であ
る。
【0018】前記スチレン系樹脂組成物は、各成分のゴ
ム含有量やスチレン含有量などに応じて調製でき、例え
ば、(1)スチレン系単量体の単独合体100重量部
に対して、スチレン系単量体と共重合性ビニル単量体
との共重合体0〜100重量部(好ましくは0〜50重
量部程度)、ゴム変性スチレン系樹脂10〜100重
量部(好ましくは20〜80重量部、さらに好ましくは
30〜70重量部)程度のスチレン系樹脂組成物、
(2)一種又は二種以上のゴム変性スチレン系樹脂1
00重量部に対して、スチレン系単量体の単独又は共
重合体0〜50重量部、スチレン系単量体と共重合性
ビニル単量体との共重合体0〜50重量部程度のスチレ
ン系樹脂組成物などであってもよい。
【0019】スチレン系樹脂および熱可塑性樹脂で構成
された樹脂組成物において、ゴム成分の平均粒子径は
0.5〜5μm、好ましくは1〜4.5μm(例えば、
1〜3μm)、さらに好ましくは1.5〜4.5μm程
度である。ゴム成分の平均粒子径が0.5μm未満であ
ると、耐衝撃性が低下し、5μmを越えると成形品の表
面光沢が低下する。なお、ゴム成分の平均粒子径は、
(株)堀場製作所製,レーザー回折−散乱式粒度分布測
定装置LA−910を用いるレーザー法により測定した
値である。ゴム成分の形態は、単一の粒子形状に限ら
ず、オニオン構造、サラミ構造などを含んでいてもよ
い。
【0020】熱可塑性樹脂としては、融点100〜30
0℃(好ましくは120〜280℃、さらに好ましくは
150〜270℃)程度の種々の熱可塑性樹脂が使用で
きる。融点が100℃未満では耐熱性が低下し、300
℃を越えると、均一な混合分散および発泡成形が困難と
なり、外観不良となりやすく、耐衝撃性が低下する場合
がある。なお、融点は、JIS K7121に準じて測
定した値である。
【0021】熱可塑性樹脂としては、例えば、オレフィ
ン系樹脂(ポリプロピレン,メタロセン触媒などを用い
て得られる分子量分布のシャープなポリプロピレン,エ
チレン−プロピレン共重合体,ポリメチルペンテンなど
の結晶性又は非結晶性オレフィン系樹脂),結晶性ポリ
スチレン(アイソタクチック,シンジオタクチック),
ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート,ポ
リブチレンテレフタレートなどのポリアルキレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート,ポリブチレンナ
フタレートなどのポリアルキレンナフタレート、ポリア
ルキレンテレフタレート又はポリアルキレンナフタレー
ト単位を50モル%以上、好ましくは70モル%以上含
むコポリエステル、芳香族ポリエステルなど),ポリア
ミド系樹脂(ナイロン6,ナイロン66,ナイロン1
0,ナイロン12,ナイロン610,ナイロン612な
どの単独又は共重合ナイロン,芳香族ポリアミドな
ど),ポリカーボネート系樹脂(ビスフェノールA型ポ
リカーボネートなど),ポリスルホン系樹脂(ポリスル
ホン,ポリエーテルスルホンなど),ポリフェニレンエ
ーテル系樹脂,ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリ
エーテルエーテルケトン系樹脂,ポリアセタール系樹脂
(単独又は共重合ポリアセタール),熱可塑性エラスト
マー(熱可塑性ポリウレタンエラストマー,ポリエステ
ルエラストマーなど)などが例示できる。これらの熱可
塑性樹脂は単独で又は二種以上組み合わせて使用でき
る。
【0022】前記スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂との割
合は、例えば、前者/後者=20/80〜90/10
(重量比)、好ましくは30/70〜80/20(重量
比)、さらに好ましく40/60〜70/30(重量
比)程度の範囲から選択でき、通常、30/70〜75
/25(重量比)程度である。
【0023】スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂とで構成さ
れた樹脂組成物は、相溶化剤を含んでいてもよい。相溶
化剤は樹脂の種類および組合わせに応じて、両樹脂の濡
れ性を改善する成分から選択できる。相溶化剤として
は、両樹脂の少なくとも何れか一方の樹脂と反応して濡
れ性を改善する成分、両樹脂の少なくとも一部の骨格や
構造に近い構造を有する成分などが利用できる。相溶化
剤としては、例えば、下記(a)〜(d)から選択された
少なくとも一種を用いることができる。 (a)ビニル芳香族化合物(スチレンなど)の単位(単
量体単位又は重合体単位)と共役ジエン化合物(ブタジ
エンなど)の単位(単量体単位又は重合体単位)とで構
成された共重合体(ランダム,ブロック又はグラフト共
重合体)又はその水素添加物 (b)ビニル芳香族化合物(スチレンなど)の単位(単
量体単位又は重合体単位)と共役ジエン化合物(ブタジ
エンなど)の単位(単量体単位又は重合体単位)とで構
成された共重合体(ランダム,ブロック又はグラフト共
重合体)のエポキシ化物又はその水素添加物 (c)スチレン系樹脂単位と熱可塑性樹脂単位とで構成
された共重合体(ブロック又はグラフト共重合体) (d)ビニル芳香族化合物(スチレンなど)と、カルボ
キシル基又は酸無水物基含有単量体((メタ)アクリル
酸,無水マレイン酸など)との共重合体。
【0024】相溶化剤としては、例えば、次のような組
み合わせが例示できる。 スチレン系樹脂とオレフィン系樹脂:スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS),スチ
レン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SE
PS),ポリエチレン−g(グラフト)−ポリスチレン
共重合体,ポリプロピレン−g(グラフト)−ポリスチ
レン共重合体,スチレン−ブタジエン共重合体(SBブ
ロック共重合体又はグラフト共重合体など),スチレン
−イソプレン共重合体(SISブロック共重合体な
ど),ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロック
と、共役ジエンを主体とする重合体ブロックとで構成さ
れたブロック共重合体において、共役ジエン化合物の不
飽和二重結合をエポキシ化したエポキシ変性ブロック重
合体、又はその部分又は完全水添化エポキシ変性ブロッ
ク重合体など スチレン系樹脂とポリエステル系樹脂:エポキシ化変
性スチレン−ブタジエン共重合体,ポリフェニレンエー
テル,ポリエステル−g(グラフト)−ポリスチレン共
重合体など スチレン系樹脂とポリカーボネート系樹脂:エポキシ
化変性スチレン−ブタジエン共重合体,ポリカーボネー
ト−g(グラフト)−ポリスチレン共重合体など スチレン系樹脂とポリアミド系樹脂:無水マレイン酸
変性スチレン系樹脂,エポキシ化変性スチレン−ブタジ
エン共重合体,ポリアミド−g(グラフト)−ポリスチ
レン共重合体など 相溶化剤の使用量は、例えば、スチレン系樹脂と熱可塑
性樹脂との合計量100重量部に対して0.1〜20重
量部、好ましくは1〜15重量部、特に2〜10重量部
程度である。
【0025】本発明の樹脂発泡シートの表面光沢は、J
IS K7105に規定する方法(入射角60°)で測
定したとき、10%以上(例えば、12〜50%)、好
ましくは13%以上(例えば、13〜40%)、さらに
好ましくは15%以上(例えば、15〜35%)程度で
ある。表面光沢が10%未満であると、容器の表面外観
が低下する。
【0026】樹脂発泡シートの発泡倍率は、1.1〜3
倍(例えば、1.3〜2.5倍)、好ましくは1.5〜
2.5倍(例えば、1.7〜2.3倍)程度の範囲から
選択できる。発泡倍率が1.1倍未満では断熱性や保温
性性が低下するとともに、外観不良となりやすく、3倍
を越えると重高くなり保管スペースが大きくなる。
【0027】さらに、発泡シートの単位厚さ当たりの平
均気泡膜数は、1〜50個/mm(例えば、5〜50個
/mm)、好ましくは10〜50個/mm、さらに好ま
しくは20〜50個/mm程度であり、通常、10〜4
0個/mm(例えば、15〜40個/mm)程度であ
る。平均気泡膜数が1個/mm未満では断熱性や保温性
が低下し、容器成形過程での延伸により外観が低下しや
すく、50個/mmを越えると、発泡シートや容器の圧
縮強度、耐衝撃性が低下しやすくなり、。
【0028】なお、平均気泡膜数の多い発泡シート(例
えば、20〜50個/mm程度の発泡シート)は、組織
が緻密であり、均一性が高く、発泡シートの表面光沢を
向上させるのに有用である。そのため、平均気泡膜数の
大きな合成樹脂発泡シートは、前記発泡倍率に限らず、
容器成形に適している。平均気泡膜数は、例えば、核剤
の添加量、押出し温度、混練条件、冷却条件などの製造
条件により調整できる。
【0029】本発明の樹脂発泡シートの厚みは、容器成
形性を損なわない範囲、例えば、0.3〜2mm(例え
ば、0.5〜2mm)、好ましくは0.5〜1.5m
m、さらに好ましくは0.7〜1.3mm程度である。
厚みが薄いと、容器の機械的強度や腰、保温性が低下
し、厚すぎると成形性が低下したり、容器の肉厚が不均
一化しやすい。なお、シート厚みは発泡倍率、押出し機
の吐出量、引取り機の引取り速度およびリップ開度など
により調整できる。
【0030】樹脂発泡シートを形成するためのベース樹
脂組成物は、慣用の添加剤、例えば、安定剤(酸化防止
剤、紫外線吸収剤,熱安定剤など),難燃剤,滑剤,離
型剤,帯電防止剤,充填剤,着色剤(酸化チタン,ベン
ガラ,アゾ系,ペリレン系,フタロシアニン系,複素環
系などの着色剤),可塑剤や展着剤(例えば、ポリエチ
レングリコール、ミネラルオイルなど)などを含有して
いてもよい。
【0031】なお、本発明の樹脂発泡シートは、単層シ
ートであってもよく、樹脂発泡シートの少なくとも一方
の面に非発泡表面層が形成された積層シートであっても
よい。この表面層は、スキン層であってもよく、接着剤
層を介して又は介することなく積層された被覆層(例え
ば、ポリエチレン,ポリプロピレンなどのオレフィン系
樹脂,ポリスチレン,ポリエステル,ポリアミドなどの
延伸又は非延伸フィルム又はシートのラミネート層な
ど)であってもよい。
【0032】本発明の樹脂発泡シートは、前記ベース樹
脂組成物を押出し成形機に供給し、溶融混練してダイ
(フラット状、T状(Tダイ)、円筒状(サーキュラダ
イ)など)から押出して発泡成形することにより得るこ
とができる。前記ダイは、前記樹脂発泡シートの厚みに
対応するリップ開度を有していればよい。なお、気泡膜
数および発泡倍率を増加させる方法としては、スクリュ
ー形状を、混練性の高い形状(例えば、複数の突起部が
形成されたミキシングピン付きフルフラット型スクリュ
ーなどのミキシング機能付きスクリューなど)とする方
法((株)プラスチックス・エージー発行,「押出成
形」,村上健吉監修,154頁参照)、冷却可能な構造
のTダイなどで冷却する方法などが例示できる。
【0033】樹脂発泡シートを得るためベース樹脂組成
物は発泡剤を含んでいる。発泡剤は、スチレン系樹脂お
よび熱可塑性樹脂のうち少なくとも一方の樹脂に、添
加、含有又は含浸させてもよく、スチレン系樹脂と熱可
塑性樹脂とのペレットや混合物に、添加、含有又は含浸
させてもよい。発泡剤としては、慣用の化合物、例え
ば、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサンなどの揮発
性発泡剤、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、重
炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、アゾ化合物(ア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾジカルボンアミド、ジ
アゾアミノベンゼンなど)、スルホニルヒドラジド化合
物(ベンゼンスルホニルヒドラジド、p−トルエンスル
ホニルヒドラジド、ジフェニルオキシ−4,4′−ビス
スルホニルヒドラジドなど)、ニトロソ化合物(N,
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミンなど)など
の化学発泡剤(分解型発泡剤)、二酸化炭素、窒素ガ
ス、水などが例示できる。これらの発泡剤は組合わせて
使用してもよい。発泡剤の含有量は、例えば、前記ベー
ス樹脂成分100重量部に対して0.1〜5重量部、好
ましくは0.3〜2.5重量部、さらに好ましくは0.
5〜1.5重量部程度である。
【0034】平均気泡膜数を調整するためには、ベース
樹脂組成物は核剤を含有するのが有利である。核剤とし
ては、無機微粉末、例えば、タルク、シリカ、ケイソウ
土、クレー、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム
などが挙げられる。核剤の使用量は、所望する平均気泡
膜数などに応じて選択でき、例えば、前記ベース樹脂成
分100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましく
は0.5〜5重量部程度の範囲から選択できる。押出し
機のダイから押出し発泡されたシートは、必要に応じて
一軸又は二軸延伸され、急冷却することにより発泡シー
トが得られる。なお、サーキュラダイを用いる場合、円
筒状シートはピンチロールで折畳まれトリミング(耳切
り)により切り開くことにより発泡シートが得られる。
【0035】なお、合成樹脂発泡シートには、外観など
を向上させるため、押し出しラミネート、又は接着剤
(酢酸ビニル系接着剤,エチレン−酢酸ビニル系共重合
体接着剤,ウレタン系接着剤など)を用いるドライラミ
ネートなどによりフィルム(ポリエチレン,ポリプロピ
レン,ポリスチレンなど)を積層してもよい。さらに、
合成樹脂発泡シートには、離型剤(エマルジョンなどの
形態のポリシロキサンなど)を塗布してもよい。
【0036】このようにして得られた合成樹脂発泡シー
トは、通常、巻取ロールなどにより巻き取られる。ま
た、成形工程において、発泡シートは、加熱(ベース樹
脂の軟化点以上の温度に加熱)して容器成形などの成型
加工に供される。本発明の合成樹脂発泡シートは、種々
の容器(トレー類,コップ類,カップ類など)を成形す
るためのシートとして有用である。容器は、通常、被収
容物を収容するための収容凹部を備えており、必要によ
り前記収容凹部の上端から延出するフランジ部を形成し
てもよい。本発明の容器は耐熱性が高いので、電子レン
ジなどの加熱調理器により調理可能な食品を収容する容
器として有用である。また、容器は、表面均一性,肉厚
の均一性および外観特性に優れている。
【0037】
【発明の効果】本発明の樹脂発泡シートは、耐熱性,成
形性が高く、成形品を得るのに有用である。また、耐油
性,耐衝撃性の高い成形品を得ることも可能である。
【0038】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。実施例および比較例では以下のスチレ
ン系樹脂,熱可塑性樹脂および相溶化剤を用いた。 [スチレン系樹脂] 汎用ポリスチレンGPPS:ダイセル化学工業(株)製
「ダイセルスチロール51」 耐衝撃性ポリスチレンHIPS:ダイセル化学工業
(株)製,商品名「ダイセルスチロールS85」,ゴム
含有率8重量% スチレン−ブタジエンブロック共重合体SBS;旭化成
工業(株)製「タフプレン126」,スチレン含有量4
0重量% [熱可塑性樹脂] ポリプロピレンPP:住友化学工業(株)製,FS−8
611 ポリカーボネートPC:三菱瓦斯化学(株)製,ユーピ
ロンE−2000 ポリエチレンテレフタレートPET:三菱レーヨン
(株)製,ダイヤナイトMA521H 6ナイロン NY6:宇部興産(株)製,1030B [相溶化剤] 相溶化剤A(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレ
ン共重合体):クラレ(株)製,「セプトン2104」 相溶化剤B(エポキシ変性スチレン−ブタジエン共重合
体):ダイセル化学工業(株)製,「エポフレンドA1
020」 相溶化剤C(水素添加エポキシ変性スチレン−ブタジエ
ン共重合体):特開平7−25984号公報に記載の方
法により、ダイセル化学工業(株)製,エポフレンドA
1020を水素添加することにより得られた水添エポフ
レンドA1020 相溶化剤D(ポリプロピレン−g(グラフト)−ポリス
チレン共重合体):日本油脂(株)製,「モディーパー
A3100」 相溶化剤E(ポリカーボネート−g(グラフト)−ポリ
スチレン共重合体):日本油脂(株)製,「モディーパ
ーCL150D」 相溶化剤F(スチレン−無水マレイン酸共重合体):ア
ーコケミカル社製,「ダイラーク232」 実施例1〜14および比較例1〜5 表1および表2に示す割合でスチレン系樹脂と熱可塑性
樹脂と相溶化剤とを二軸押出し機で溶融混練して樹脂ペ
レットを調製した、発泡剤として重炭酸ナトリウムとク
エン酸モノナトリウムとの混合物(三協化成(株)製,
セルマイク623)を用い、樹脂ペレット100重量部
に対して1重量部のミネラルオイルを展着した。このよ
うにして調製した発泡性樹脂組成物を、φ50mmの押
出し機に供給し、押出し機で加熱して、溶融混練し、押
出し機先端のTダイよりシート状に押出し発泡し、急冷
して発泡シートを作製した。なお、押出し機およびTダ
イ出口の樹脂温度は、樹脂ペレットのビカット軟化点に
応じて調整し、実施例12では、Tダイ出口の樹脂温度
を実施例1よりも40℃高くして押し出す以外、実施例
1と同様にして発泡シートを得た。
【0039】そして、発泡シートをφ90mm、深さ6
0mm,テーパー7°のカップに容器成形し、成形性,
耐衝撃性,および外観を、以下の方法により評価した。 成形性:カップの側面と底部コーナー部の外観を以下の
基準で目視判定した。 ○:均一に伸びて均一な厚みにカップが成形されている △:側面又はコーナー部の一部が薄くなっている ×:側面又はコーナー部に破れが発生する 耐衝撃性:カップに水50gを入れ、下記所定の高さか
らコンクリート上に落下させ、容器の50%以上が割れ
る高さを基準として評価した。 ○:50cm以上 △:10cmを越え50cm未満 ×:10cm以下 外観: ○:表面が均一で光沢がある △:表面が粗く光沢がない ×:表面の荒れが激しく、手触でざらついている 耐油性:90℃の食品用サラダ油に30秒間浸漬した
後、容器開口部の直径の変化に基づいて、以下のような
基準で評価した。 ○:10%未満 △:30〜10% ×:30%を越える また、耐熱性について、次のようにして評価した。表1
および表2に示す割合でスチレン系樹脂と熱可塑性樹脂
と相溶化剤とを二軸押出し機で溶融混練して樹脂ペレッ
トを調製した。このペレットを熱プレスして厚み5mm
のプレートを作製し、JIS K7206に準じてビカ
ット軟化点を測定し、以下の基準で耐熱性を判定した。 ○:105℃以上 △:100℃を越え105℃未満 ×:100℃以下 評価結果を表1および表2に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系樹脂と、融点100〜300
    ℃の熱可塑性樹脂とで構成されている樹脂発泡シート。
  2. 【請求項2】 スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂とがポリ
    マーアロイを形成している請求項1記載の樹脂発泡シー
    ト。
  3. 【請求項3】 スチレン系樹脂が、ゴム成分と芳香族ビ
    ニル単量体との共重合体で構成されている請求項1記載
    の樹脂発泡シート。
  4. 【請求項4】 少なくともゴム変性スチレン系樹脂を含
    むスチレン系樹脂と、オレフィン系樹脂,結晶性ポリス
    チレン,ポリエステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリ
    カーボネート系樹脂,ポリスルホン系樹脂,ポリエーテ
    ル系樹脂,ポリケトン系樹脂,およびポリアセタール系
    樹脂から選択された少なくとも一種と、相溶化剤とで構
    成されている請求項1記載の樹脂発泡シート。
  5. 【請求項5】 相溶化剤が下記(a)〜(d)から選択さ
    れた少なくとも一種である請求項4記載の樹脂発泡シー
    ト。 (a)ビニル芳香族化合物の単位と、共役ジエン化合物
    の単位とで構成された共重合体又はその水素添加物 (b)ビニル芳香族化合物の単位と、共役ジエン化合物
    の単位とで構成された共重合体のエポキシ化物又はその
    水素添加物 (c)スチレン系樹脂単位と熱可塑性樹脂単位とで構成
    された共重合体 (d)ビニル芳香族化合物と、カルボキシル基又は酸無
    水物基含有単量体との共重合体。
  6. 【請求項6】 スチレン系樹脂および熱可塑性樹脂で構
    成された樹脂組成物が、1〜20重量%のゴム成分を含
    有する請求項1記載の樹脂発泡シート。
  7. 【請求項7】 スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂との割合
    が、前者/後者=20/80〜90/10(重量比)で
    ある請求項1記載の樹脂発泡シート。
  8. 【請求項8】 スチレン系樹脂と熱可塑性樹脂とが海島
    構造の非相溶系を構成し、島の平均粒径が0.01〜1
    0μmである請求項1記載の樹脂発泡シート。
  9. 【請求項9】 下記特性のうち少なくとも1つの特性を
    有する請求項1記載の樹脂発泡シート。 (1)シートの表面光沢10%以上 (2)発泡倍率1.1〜3倍 (3)単位厚さ当たりの平均気泡膜数1〜50個/mm (4)シートの厚み0.3〜2mm
  10. 【請求項10】 請求項1記載の樹脂発泡シートで形成
    された容器。
JP10039079A 1998-02-20 1998-02-20 樹脂発泡シートおよび容器 Pending JPH11236461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039079A JPH11236461A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 樹脂発泡シートおよび容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039079A JPH11236461A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 樹脂発泡シートおよび容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11236461A true JPH11236461A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12543107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10039079A Pending JPH11236461A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 樹脂発泡シートおよび容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11236461A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001151220A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Sekisui Plastics Co Ltd 青果用トレー
JP2003238723A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリプロピレン系樹脂発泡シート及び容器
JP2007177215A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Toray Ind Inc スチレン系樹脂組成物およびその製造方法
JP2008274073A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Furukawa Electric Co Ltd:The 発泡シートおよび粘着テープ
JP2011219631A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Jsp Corp 熱可塑性樹脂押出発泡断熱板
JP2014144796A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 液漏れ防止容器
JP2016132740A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 三菱樹脂株式会社 多孔体及びその製造方法
JP2016183272A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 発泡成形用樹脂組成物、それを発泡させてなる発泡成形体、およびその製造方法
JP2018048228A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 三菱ケミカル株式会社 ポリアセタール系樹脂延伸多孔体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001151220A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Sekisui Plastics Co Ltd 青果用トレー
JP2003238723A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリプロピレン系樹脂発泡シート及び容器
JP2007177215A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Toray Ind Inc スチレン系樹脂組成物およびその製造方法
JP2008274073A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Furukawa Electric Co Ltd:The 発泡シートおよび粘着テープ
JP2011219631A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Jsp Corp 熱可塑性樹脂押出発泡断熱板
JP2014144796A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 液漏れ防止容器
JP2016132740A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 三菱樹脂株式会社 多孔体及びその製造方法
JP2016183272A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 発泡成形用樹脂組成物、それを発泡させてなる発泡成形体、およびその製造方法
JP2018048228A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 三菱ケミカル株式会社 ポリアセタール系樹脂延伸多孔体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4991345B2 (ja) 熱成形用積層シート及び包装用容器
JP2004090609A (ja) 帯電防止性樹脂積層シート
JPH11236461A (ja) 樹脂発泡シートおよび容器
JP2008150476A (ja) 発泡成形用熱可塑性樹脂組成物、発泡成形品及び積層品
JP2005111888A (ja) 樹脂発泡積層シート
JP4063374B2 (ja) 合成樹脂発泡シートおよび容器
JP2009034934A (ja) 容器用積層シート
JPWO2020054536A1 (ja) 発泡シート
JP4059415B2 (ja) ポリスチレン系樹脂発泡体/ポリオレフィン系樹脂多層体
JPH11129369A (ja) 合成樹脂発泡シートおよびその製造方法
JPH11222532A (ja) 耐熱性合成樹脂発泡シートおよび容器
JP3029615B2 (ja) 熱可塑性樹脂シ―ト
JP2008073939A (ja) 積層発泡シート、多層発泡シート及びその製造方法並びに食品用容器
JP2000015728A (ja) 樹脂発泡積層シート
JP7100996B2 (ja) 耐熱性スチレン系樹脂組成物、成形品、発泡シート、及び食品包装用容器
JP2000044710A (ja) 樹脂発泡シート及び容器
JP2001131308A (ja) 熱可塑性樹脂組成物シート
JP3029612B1 (ja) 合成樹脂製食品容器
JP2001130624A (ja) 熱可塑性樹脂シート
JP3024114B2 (ja) 熱可塑性樹脂シ―ト
JP2000026679A (ja) 熱可塑性樹脂シート
JP2008074951A (ja) 耐熱ポリスチレン系樹脂発泡シート、耐熱シート及びその製造方法並びに食品用容器
JP4434382B2 (ja) ポリスチレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2012006356A (ja) 熱可塑性樹脂積層発泡シート、及び、容器
JP3545562B2 (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体およびその製法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070801

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070813

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071005