JPH11236309A - 化粧料における光互変色材の用途と該色材を含む化粧料 - Google Patents

化粧料における光互変色材の用途と該色材を含む化粧料

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JPH11236309A
JPH11236309A JP10353336A JP35333698A JPH11236309A JP H11236309 A JPH11236309 A JP H11236309A JP 10353336 A JP10353336 A JP 10353336A JP 35333698 A JP35333698 A JP 35333698A JP H11236309 A JPH11236309 A JP H11236309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光互変色材を含有し、特定の光照射線の性質
および/または強さの関数として色彩をすばやく変化さ
せることができると同時に良好な化粧特性を有する化粧
料を提供する。 【解決手段】 化粧品として許容可能な媒体中に、少な
くとも一つの熱不可逆性光互変色材を無機光互変化合物
を含有せしめ、該色材は、好ましくはジアリールエテン
群に属する化合物および/またはフルギド群に属する化
合物から選択されるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光互変性を有し新
規な着色効果をもたらす特定の色材を含有する新規な化
粧料、特にメークアップ化粧料または毛髪化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】メー
クアップ化粧料、例えばフリーまたはコンパクトパウダ
ー、ファンデーション、ほほ紅、アイシャドウ、棒状口
紅またはネイルラッカーは、ある種の色彩を、皮膚、粘
膜、半粘膜および/または皮膚骨格、例えば爪もしくは
毛髪に塗布される前および/または塗布された後に化粧
料に付与することを意図した種々の色材と好適なビヒク
ルからなる。
【0003】今日、かなり限られた範囲の色材、特にレ
ーキ類、無機顔料類または真珠光沢顔料が発色用に使用
されている。レーキ類は、鮮やかな色彩をもたらすが、
その多くは光、温度またはpHに対して不安定である。
また、そのなかには、色材の浸出により、塗布後に皮膚
上に美的でないしみができるといった欠点を有するもの
もある。逆に、無機顔料、特に無機酸化物は非常に安定
しているが、かなり鈍くかつ淡い色調しかもたらさな
い。また、多様ではあるが決して強い色彩ではない真珠
光沢顔料も着色効果を得るために使用され、かかる顔料
により真珠光沢を得ることはできるが、通常かなり弱い
効果しか得られない。
【0004】毛髪の天然の色に僅かな変化をもたらし、
一回のシャンプーでの洗髪からもう一回の洗髪まで保持
され、既に得られた色調を強調したり修正したりする毛
髪の一時的あるいは短期間の染色の分野では、一時的な
光沢を付与するために通常の顔料での着色が既に提案さ
れているが、この着色により得られる色調はかなり艶が
なく、あまりに単調で活力のないままである。そのよう
な着色は毛髪の「メークアップ」に特になぞらえられ
る。しかして、皮膚および/または毛髪へのメークアッ
プ効果の「色彩量」に快適で様々な変化を得ようと、メ
ークアップまたは毛髪化粧料中に光互変化合物を用いる
ことが提案された。
【0005】光互変化合物とは、光源にさらされると色
彩が変化し、照射が停止すると最初の色彩または類似し
た色彩に戻る性質を持つ化合物のことである。この種の
化合物は、特に、化粧料、なかでも例えばファンデーシ
ョン、ほほ紅またはアイシャドウのようなメークアップ
化粧料において特に有利に利用されている。施された皮
膚の「メークアップ効果」が、照明が自然光であるか人
工光であるかによって異なることが知見されているから
である。しかして、人工照明下において施したメークア
ップは、自然光下では、より薄く見える。逆に、戸外で
施したメークアップは、人工的に照らされる場所におい
ては、より暗く見える。
【0006】この課題を解決するために、金属酸化物、
その水和物およびその錯体から選ばれる特定の無機光互
変化合物を含有する化粧料が、例えば欧州特許第359
909号により提案されている。特に、この文献は、光
互変異性にするように処理された酸化チタンを、パウダ
ーおよびファンデーションのようなメークアップ化粧料
に使用する旨を開示している。
【0007】例えばスピロピランまたはナフトキサジン
(naphthoxazine)族の化合物のような有機光互変化合
物を使用することも提案されている。これらの光互変化
合物は、それらが塗布された部分(基体)の色調を、該
部分が例えばUVにさらされたときに素早く変化させ、
UVがあたらなくなると、素早く当初の色彩に戻すこと
ができるため、特に有利である。
【0008】しかして、例えばニトロベンジルピリジ
ン、チオセミカルバゾンまたはスピロピラン誘導体のよ
うなフォトトロピー化合物を含有する化粧料、特にエア
ゾール形態の毛髪化粧料が記載されている仏国特許第1
604929号を挙げることができる。これらの組成物
を毛髪にスプレーして太陽光にさらすと、暗所では再び
淡い黄色に戻る青紫色になる。
【0009】しかしながら、これらの化合物を含む組成
物は光の強さの関数として常に色彩を変化させる可能性
を持っている。従って、通常の顔料の場合のように、使
用者がUVにさらされていようといまいと、殆ど変化し
ないか全く変化しない色彩をもたらす一方、特定の光照
射線での照射後に使用者が望むように色彩を変化させる
可能性を同時に保有する色材を見いだす必要性がなお存
在する。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
従って、本発明の目的は、上述の如くの色材を含有し、
よって特定の光照射線の性質および/または強さの関数
として色彩をすばやく変化させることができると同時
に、良好な化粧特性を備えた化粧料(化粧品組成物)を
提案することにある。
【0011】本発明の主題は、従って、化粧品として許
容可能な媒体中に、少なくとも一つの熱不可逆性光互変
色材を含有してなる化粧料にあり、該色材は、好ましく
はジアリールエテン群に属する化合物および/またはフ
ルギド(fulgide)群に属する化合物から選択されるも
のである。本発明の他の主題は、上に記載した光互変色
材を、化粧料における色材として使用する、光互変色材
の用途にある。本発明の他の主題は、粘膜、半粘膜、皮
膚および/または皮膚骨格から選ばれる部分(基体)を
一時的に着色またはメークアップする方法において、上
述した化粧料を上記部分に塗布する方法にある。
【0012】本明細書の以下の記載において、「熱不可
逆的光互変色材」なる表現は、熱的に不可逆な光互変異
性を有する化合物を指すことを意図している。ある光互
変化合物が熱的に可逆的か不可逆的かを決定する試験法
は次の通りである:被験化合物に紫外線を二三分間、好
ましくは1分間照射し、ついでその色をミノルタCM2
002色測計を用いて決定する。値はマンセル標記(A
STM規格D1535−68)においてH、VおよびC
で表される。
【0013】従って、Hは色相(shadeまたはhue)、V
は明度(intensityまたはvalue)、Cは彩度(purityま
たはchromaticity)を示す。得ることができる最大の色
彩に相当する明度Aがこのようにして得られる。
【0014】上記化合物を完全な暗室中に25℃で30
分間放置し、上述の方法に従ってその色彩を再度決定す
る:このようにして明度Bが得られる。明度Bが少なく
とも明度Aの50%に等しいとき、その化合物は熱的に
不可逆であると考えられる。
【0015】例えばドープされた酸化チタン、スピロピ
ラン、スピロオキサジンまたはクロメンのような、熱的
に可逆的な光互変化合物は、特に本発明の内容から除外
される。
【0016】本説明に限定されるものではないが、本発
明に係る光互変色材と従来の光互変化合物との間の挙動
の差異は、次のように説明される。本発明に係る化粧料
を基体に塗布すると、光互変色材の選定に応じて、色彩
がないか非常に微かな色彩の皮膜が得られる。この皮膜
は、環境の光の強さに無関係に無色のままか微かに着色
したままである;使用者が望むならば、皮膜の色彩を変
更することができ、例えば所定の波長の特定の紫外線照
射に基体をさらすことにより赤色皮膜を得ることができ
る。該皮膜は赤色に変わり、所望される限りその色彩の
ままとなる;ついで、所定の波長の照射線を受けると、
皮膜の色彩を再び変えることができ、再度無色かまたは
微かに着色した状態にすることができる。
【0017】皮膜にもたらされる色彩は色材の性質に依
存することは明らかである;同様に、これらの色彩を変
化させるのに必要な波長は各色材に特異的である。これ
に対して、例えばスピロピランまたはドープされた酸化
チタンのような従来の光互変化合物を含む組成物は、塗
布後に無色かまたは微かに着色した皮膜をもたらす;基
体が日光にさらされると、皮膜は例えば赤色に変わり、
基体が影にあるいは日が当たらないか僅かにしか当たら
ない場所にあるときは自然と非常にすばやく無色かまた
は微かに着色した状態に戻る。この色調の「脱色」現象
は本発明に係る光互変色材の使用により調節される。
【0018】本発明に係る化粧料は皮膚、半粘膜、粘膜
および/または皮膚骨格をメークアップする分野におい
て特に有利な用途が見出される。粘膜なる用語は、特に
下眼瞼の内側部分を意味するものと理解される;半粘膜
なる用語は特に顔の唇を指すことを意図している。皮膚
骨格なる用語は、特に人の頭髪、体毛、睫毛、眉毛から
なる毛で覆われている系並びに天然または人工由来の爪
を指すことを意図している。
【0019】本発明において用いられる化合物は、特
に、例えばアルコールおよび/またはエステルのような
化粧品に通常用いられる有機溶媒に可溶であるという利
点を有する。本発明に係る組成物は任意の化粧品として
許容可能な製薬学的形態であってよく、例えばローショ
ン、懸濁液、分散液または水性−アルコール性または溶
媒媒体の溶液で、複相であってもよいもの;ゲル、ムー
ス、スプレー、水中油型、油中水型または複エマルショ
ンの形態;フリー、圧密化または成形パウダーの形態;
無水固形物またはペーストの形態とできる。
【0020】当業者であれば、一方では、使用される成
分の性質、特に基体におけるそれらの溶解度を、他方で
は該組成物について考えられる用途を考慮に入れなが
ら、自らの一般的知識に基づき、適切な製薬形態並びに
その調製方法を選択することができるであろう。
【0021】本発明において使用することができる光互
変色材のなかで、好適に選択されるものは有機性のもの
であり、特にジアリールエテン群に属するものおよび/
またはフルギド群に属するものから選択されるものであ
る。
【0022】ジアリールエテンは、以下の式:
【化9】 (上式中、R基とR基は、二重結合に対して常にシ
ス形にある)により表される。これらR基とR
は、互いに独立し、フッ化(フルオロ化)またはペルフ
ルオロ化されていてもよいC−C16アルキル基、お
よびニトリル基から選ばれる。特に次の式:
【化10】 の化合物が挙げられる。
【0023】これらの基は、特に、次の式
【化11】 に従って、5または6個の炭素原子を含むフッ化または
ペルフルオロ化されていてもよい環を形成することがで
き、あるいは、特に次の式:
【化12】 に従って、5個の炭素原子を含む無水環を形成するもの
であり、ここで、Xは酸素原子かNR基(ここで、R
はC−C16アルキルおよび/またはヒドロキシア
ルキル基を示す)である。
【0024】A基とB基は、同一でも異なっていてもよ
く、次の構造式:
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】 {上式中、− XとYは、同一でも異なっていてもよ
く、酸素原子または硫黄原子あるいは硫黄、窒素または
セレニウムの酸化形を表し、 − ZとWは、同一でも異なっていてもよく、炭素原子
または窒素原子を表し、 − RからR12基は、同一でも異なっていてもよ
く、水素、直鎖または分枝状のC−C16アルキルま
たはアルコキシ基、ハロゲン、直鎖または分枝状のC
−Cフルオロまたはペルフルオロ基、カルボン酸基、
−C16アルキルカルボン酸基、C−C16モノ
またはジアルキルアミノ基、ニトリル基で;フェニルま
たはナフタレン基もしくは複素環(ピリジン、キノリ
ン、チオフェン)がこれらの基に置換され得る}に従
う、5員環または5員と6員の二環を表すことができ
る。
【0025】しかし、A基とB基は共に以下のインドー
ル型の構造であってはならない:
【化17】 A基とB基は一または二の二重結合により環から分離さ
れ得る。
【0026】二重結合とA、B残基の間には、結合に対
してオルト位に、例えばCH、CNまたはCOEt
のような水素以外の基が常に存在しなければならない。
つまり、RまたはR、R、RおよびRは水素
以外でなければならない。
【0027】ジアリールエテン群に属する化合物は有利
な性質を有しており、特に10−1 秒で定量的に転換
され、その環化形は3ヶ月を越える間80℃で熱的に安
定であることが知見された。例としては、404−43
6nmでの照射後に次のようにして無色から赤色に変化
し得る(546−578nmで戻る)次の化合物を挙げ
ることができる:
【化18】
【0028】フルギドは次の式:
【化19】 (上式中、 ・ A基は上記と同一の意味を有し、 ・ R13からR15基は、同一でも異なっていてもよ
く、直鎖または分枝状のC−C16アルキル基を表す
ことができ、あるいはR13とR14基が、シクロプロ
パンまたはアダマンチレンのような3から12個の炭素
原子の環を表す)により表すことができる。
【0029】光互変色材は、化粧料中に0.05〜30
重量%、好ましくは0.1〜10重量%の含有量で存在
し得る。当業者であれば、化粧品として許容できる組成
物を得ることができる一方、所望の着色効果も得ること
ができるような光互変色材の最適量を決定することがで
きる。本発明に係る化粧料はまた化粧品的に許容できる
媒体、すなわち、任意のケラチン物質、例えば皮膚、
爪、髪、睫毛および眉毛、粘膜および半粘膜、並びに身
体および表皮の他の任意の部分と相容性のある媒体を含
むこともできる。
【0030】上記媒体は、特に懸濁液、分散液または水
性−アルコールもしくは溶媒媒体の溶液であって増粘ま
たはゲル化さえされ得るもの;水中油型、油中水型また
は複エマルション;ゲルまたはムース;乳化ゲル;スプ
レー;フリー、圧密化または成形パウダー;無水ペース
トを含有するかこれらの形態であり得る。
【0031】しかして、本発明に係る化粧料は、25℃
で液体である脂肪物質、例えば動物性、植物性、鉱物性
または合成由来の油;25℃で固体である脂肪物質、例
えば動物性、植物性、鉱物性または合成由来のワック
ス;ペースト状脂肪物質;ガム;もしくはこれらの混合
物からなる脂肪相を更に含有することができる。
【0032】そして、本発明に係る化粧料は、皮膚に接
触して揮発するが、化粧料を皮膚に塗布したときに化粧
料が容易に延びるようにするので化粧料に含有せしめる
のが有用である揮発性油を含むことができる。ここでは
「揮発性油」と称するこのような展伸剤は、一般には2
5℃で少なくとも0.5ミリバール(つまり50Pa)
に等しい飽和蒸気圧を持つ油である。好ましくは、その
引火点が処方に用いることができる程充分に高く、かつ
所望の消失効果をもたらすに十分に低い油が用いられ
る。引火点が約40〜100℃である油が好ましくは使
用される。例えば、次のような揮発性シリコーン油を例
示することができる: − 3から8個、好ましくは4から6個のケイ素原子を
含む環状揮発性シリコーン。例えば、シクロテトラジメ
チルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサンまた
はシクロヘキサジメチルシロキサンがある。 − ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型
のシクロコポリマー、例えばユニオン・カーバイド社に
より販売され、ジメチルシロキサン/メチルオクチルシ
ロキサンシクロコポリマーであるシリコーンFZ310
9。 − 2から9個のケイ素原子を含む直鎖状揮発性シリコ
ーン。例えば、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキシルヘ
プタメチルトリシロキサンまたはオクチルヘプタメチル
トリシロキサンがある。
【0033】例えばイソパラフィンのような揮発性の炭
化水素系油、特にイソドデカン;および例えばガルデン
(Galden)(モンテフルオス(Montefluos))の名称で
販売されているフルオロ油を挙げることができる。
【0034】非揮発性油としては、 − ポリ(C−C20)アルキルシロキサンおよび特
にトリメチルシリル末端基を含むもの、好ましくはその
粘度が0.06m/s未満のもので、なかでも直鎖状
のポリジメチルキロキサンおよびアルキルメチルポリシ
ロキサン、例えばセチルジメチコーン(CTFA名)、 − フッ化されてもよい脂肪族および/または芳香族基
で、あるいはヒドロキシル、チオールおよび/またはア
ミン基のような官能基で修飾されたシリコーン、 − フェニルシリコーン油、特に、式:
【化20】 (式中、RはC−C30アルキル基、アリール基また
はアラルキル基、nは0と100の間の整数でmは0と
100の間の整数であり、その合計が1と100の間で
ある)のもの、 − 動物性、植物性または鉱物性由来の油で、特にポリ
オールの脂肪酸エステル類から形成される動物性または
植物性油、特に、液状トリグリセリド類、例えば、ヒマ
ワリ油、コーン油、大豆油、ゼニアオイ(marrow)油、
グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリ
コット油、アルモンド油またはアボカド油;魚油、トリ
カプロカプリル酸グリセリル、またはRが7〜19の
炭素原子を有する高級脂肪酸残基を表し、Rが3〜2
0の炭素原子を有する分枝状の炭化水素鎖を表す、式R
COORの植物性または動物性油、例えば、プルセ
リン油;流動パラフィン、流動ペトロラタム、ペルヒド
ロスクワレン、小麦胚芽油、美葉(beauty-leaf)油、
ゴマ油、マカデミア油、グレープシード油、菜種油、ヤ
シ油、グランドナッツ油、パーム油、ヒマシ油、ホホバ
油、オリブ油または穀物胚芽油;脂肪酸エステル類;ア
ルコール類;アセチルグリセリド類;アルコールまたは
多価アルコールのオクタノアート、デカノアートまたは
リシノレアート;脂肪酸トリグリセリド類;グリセリド
類; − フルオロ油およびペルフルオロ油、を挙げることが
できる。
【0035】また、本発明の組成物は、最終組成物に所
望の特性、例えば、コンシステンシ ーおよび/またはテクスチャーに関する特性を付与する
ために、当業者が自身の一般的な知識に基づき選択し得
る他の脂肪物質を含有してもよい。これらの付加的な脂
肪物質は、動物性、植物性、鉱物性または合成由来の、
またはペースト状の脂肪物質、ガム類および/またはワ
ックス類、並びにそれらの混合物であってよい。
【0036】特に: − シリコーンガム類、 − 動物性、植物性、鉱物性、または合成のワックス
類、例えば、マイクロクリスタリンワックス、パラフィ
ン、ワセリン、ペトロラタム、オゾケライト、モンタン
ロウ;ミツロウ、ラノリンおよびその誘導体;キャンデ
リラロウ、オーリクリー(ouricury)ロウ、カルナウバ
ロウ、モクロウ、ココアバター、コルク繊維ロウまたは
サトウキビロウ;25℃で固体状の硬化油、25℃で固
体状のグリセリドおよび脂肪エステル類、オゾケライ
ト;フィッシャー−トロプシュ合成法により得られるロ
ウおよびポリエチレンロウ;ラノリン;25℃で固体状
の硬化油;25℃で固体状の脂肪エステル;シリコーン
ロウ;フルオロワックス、を挙げることができる。
【0037】また、本発明の組成物は、一または複数の
化粧品的に許容可能な(耐性、毒学的および感覚的に許
容可能であること)有機溶媒を含有してもよい。これら
の有機溶媒は、組成物の全重量に対して、0%〜98%
とすることができる。これらは、親水性の有機溶媒、親
油性の有機溶媒、両親媒性の有機溶媒またはそれらの混
合物からなる群から選択される。
【0038】親水性の有機溶媒としては、例えば、1〜
8の炭素原子を有する、直鎖状または分枝状の低級モノ
アルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノ
ール、イソプロパノール、イソブタノール;6〜80の
エチレンオキシドを有するポリエチレングリコール;ポ
リオール、例えばプロピレングリコール、イソプレング
リコール、ブチレングリコール、グリセロールおよびソ
ルビトール;アルキル基が1〜5の炭素原子を有するモ
ノまたはジアルキルイソソルビド;グリコールエーテル
類、例えばジエチレングリコールモノメチルまたはモノ
エチルエーテルおよびプロピレングリコールエーテル、
例えばジプロピレングリコールメチルエーテルを挙げる
ことができる。
【0039】両親媒性の有機溶媒としては、ポリオー
ル、例えばポリプロピレングリコール(PPG)誘導
体、例えばポリプロピレングリコールの脂肪酸エステ
ル、PPGと脂肪アルコールの誘導体、例えばPPG−
23−オレイルエーテルおよびPPG−36−オレアー
トを挙げることができる。
【0040】親油性の有機溶媒としては、例えば、脂肪
エステル類、例えばアジピン酸ジイソプロピル、アジピ
ン酸ジオクチル、安息香酸アルキル、ミリスチン酸イソ
プロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、イソノナン酸イソノニル、
パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−ヘキ
シルデシル、パルミチン酸2−オクチルデシル、ミリス
チン酸2−オクチルドデシル、コハク酸ビス(2−エチ
ルヘキシル)、リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸2−オ
クチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセリルおよ
びトリイソステアリン酸ジグリセリルを挙げることがで
きる。
【0041】また、本発明の組成物は、水、花水(flor
al water)、例えばヤグルマソウ水(cornflower wate
r)、および/または鉱泉水、例えばオ・ドゥ・ヴィテ
ル(eau de Vittel)、オ・ドゥ・ルカ(eau de Luca
s)またはオ・ドゥ・ラ・ロシュ・ポセ(eau de la Roc
he Posay)を含むことができる水性相を含有することも
できる。上記水性相は、水性相の全重量に対して、0重
量%〜14重量%のC−C低級モノアルコールおよ
び/またはポリオール、例えばグリセロール、ブチレン
グリコール、イソプレングリコール、プロピレングリコ
ールまたはポリエチレングリコールを含有してもよい。
【0042】本発明の組成物がエマルションの形態であ
る場合、組成物の全重量に対して、好ましくは0.01
〜30重量%の量で界面活性剤をさらに含有してもよ
い。単独または混合物として使用することができるアニ
オン性界面活性剤としては、特に、次の化合物:硫酸ア
ルキル、アルキルエーテルスルファート、アルキルアミ
ドスルファートおよびエーテルスルファート、アルキル
アリールポリエーテルスルファート、硫酸モノグリセリ
ド、アルキルスルホナート、アルキルアミドスルホナー
ト、アルキルアリールスルホナート、α−オレフィンス
ルホナート、パラフィンスルホナート、アルキルスルホ
スクシナート、アルキルエーテルスルホスクシナート、
アルキルアミドスルホスクシナート、アルキルスルホス
クシナマート、アルキルスルホアセタート、アルキルプ
ロピルグリセロールカルボキシラート、アルキルホスフ
ァート/アルキルエーテルホスファート、アシルサルコ
シナート、アルキルポリペプチダート(peptidates)、
アルキルアミドポリペプチダート、アシルイセチオナー
ト、アルキルラウラート、のアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩、アミン塩またはアミノアルコール塩を挙げるこ
とができる。全てのこれら化合物のアルキルまたはアシ
ル基は、一般的に、12〜18の炭素原子の鎖を示す。
【0043】また、石鹸類および脂肪酸塩、例えばオレ
イン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ヤシ油酸または硬化ヤシ油酸、特に、アミン塩、例
えば、ステアリン酸アミン;アシル基が8〜20の炭素
原子を有するラクチル酸アシル;酸または塩化した形態
の、次の式: Alk-(OCH-CH)-OCH-COOH (置換基Alkは、12〜18の炭素原子を有する直鎖
に相当し、nは、5〜15の整数である)に相当するポ
リグリコールエーテルのカルボン酸を挙げることができ
る。
【0044】単独または混合物として使用可能な非イオ
ン性界面活性剤としては、特に:ポリエトキシル化、ポ
リプロポキシル化またはポリグリセロール化された、8
〜18の炭素原子を含む脂肪鎖を有する、脂肪酸、アル
キルフェノールおよびアルコール;グルコース誘導体の
脂肪酸エステル、リン酸トリエステル、ポリエチレング
リコールの脂肪酸エステル、サッカロースの脂肪酸エス
テル、オキシエチレン化した、またはオキシエチレン化
していないソルビタンの脂肪酸エステル、グリコールの
脂肪酸エステル、エタノールアミド、ポリエトキシル化
脂肪アミン、ポリエトキシル化脂肪アミド、脂肪アルコ
ールとの、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシド
の縮合物、プロピレンオキシドとエチレンオキシドのコ
ポリマー;アミノ糖のアルキルアミドおよびアルキルポ
リグリコシド;グリシドールまたはグルシドール先駆物
質との、ジグリコールアミド、アミド、アルキルフェノ
ール、モノアルコールまたはα−ジオールの縮合物を挙
げることができる。
【0045】また、本発明の組成物は、エマルションの
全重量に対して0〜5重量%の、オキシエチレン化モノ
ステアリン酸ソルビタン、脂肪アルコール、例えば、ス
テアリルアルコールまたはセチルアルコール、またはポ
リオールの脂肪酸エステル、例えばステアリン酸グリセ
リルから選択される、少なくとも一種の共乳化剤をさら
に含有してもよい。
【0046】さらに、本発明の組成物は、好ましくは、
エマルションの全重量に対して0〜6重量%の範囲内の
濃度の一または複数の増粘剤を含有してもよい。この増
粘剤は: − 多糖類バイオポリマー、例えばキサンタンガム、キ
ャロブガム(carob gum)、グアガム、アルギナート、
変性セルロース、例えばヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよ
びカルボキシメチルセルロース、デンプン誘導体、第4
級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、カ
チオン性多糖類; − 合成ポリマー、例えばポリアクリル酸、例えばヒス
パノ・キィミカ(Hispano Quimica)社またはガーディ
アン(Guardian)社の「ヒスパゲル(Hispagel)」また
は「ルブラゲル(Lubragel)」のような、ポリグリセリ
ル(メタ)アクリラートポリマー、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、アクリルアミドとアクリル
酸アンモニウムとの架橋ポリマー、例えばヘキスト社の
「ボゼポール(Bozepol)C」または「PAS516
1」;アクリラート/オクチルアクリルアミドコポリマ
ー、例えばナショナル・スターチ社の「ダーマクリル
(Dermacryl)」;ポリアクリルアミド系ポリマー、例
えばセピック社の「セピゲル(Sepigel)305」、ア
クリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチル
アンモニウムクロリドとの架橋ポリマー、例えばアライ
ド・コロイド(Allied Colloids)社の「サルケア(Sal
care)SC92」、 − ケイ酸アルミニウムマグネシウム、から選択され
る。増粘剤は脂肪相および/または水性相に存在するこ
とができる。
【0047】本組成物は、考慮される用途に応じて、皮
膜形成ポリマーを更に含有する。ネイルラッカー、マス
カラまたはアイライナーのような組成物またはラッカー
のような毛髪用組成物の調製が望まれている場合は、特
にしかりである。
【0048】ポリマーは、化粧品的に許容可能な媒体に
溶解されても分散されてもよい。特に、ポリマーは、有
機溶媒に溶解した溶液の形態または皮膜形成ポリマー粒
子の水性分散液の形態で存在し得る。前記ポリマーは、
ニトロセルロース、セルロース−アセトブチラート、ポ
リビニル−ブチラール、アルキル樹脂、ポリエステル、
アクリル(acrylics)、ビニルおよび/またはポリウレ
タンから選択され得る。
【0049】特に、(メタ)アクリル酸および少なくと
も一の直鎖状、分枝状または環状の(メタ)アクリル酸
のエステルモノマーおよび/または少なくとも一の直鎖
状、分枝状または環状で、モノあるいはジ置換(メタ)
アクリル酸のアミドモノマーのコポリマー;(メタ)ア
クリル酸/tert−ブチル(メタ)アクリラートおよび/
またはイソブチル(メタ)アクリラート/C−C
アルキル(メタ)アクリラートのコポリマー;(メタ)
アクリル酸/アクリル酸エチル/メタクリル酸メチルの
ターポリマーおよびテトラポリマー;メタクリル酸メチ
ル/アクリル酸エチルまたはブチル/ヒドロキシエチル
または2−ヒドロキシプロピルアクリラートまたはメタ
クリラート/(メタ)アクリル酸テトラポリマー;アク
リル酸とC−Cのアルキルメタクリラートのコポリ
マー;ビニルピロリドン、アクリル酸およびC1−20
のメタクリル酸アルキルのターポリマー;両性コポリマ
ー;分枝状の酸のビニルエステル;安息香酸のビニルエ
ステル;(メタ)アクリル酸と少なくとも一のオレフィ
ン性モノマーのコポリマー;ビニル性の一酸および/ま
たはアリル酸の一酸のコポリマーを挙げることができ
る。
【0050】樹脂としては、アリールスルホンアミド−
ホルムアルデヒドまたはアリールスルホンアミド−エポ
キシ型の樹脂;アクリル、スチレン、アクリラート/ス
チレンおよびビニル型の樹脂を挙げることができる。
【0051】また、本組成物は、少なくとも一種の可塑
剤、例えば、リン酸トリクレシル、安息香酸ベンジル、
クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルク
エン酸トリエチル、トリス(2−エチル)ヘキシル−ア
セチルシトラート、ショウノウ;グリコールエーテル;
40モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化された
ヒマシ油;プロピレングリコール;ブチルグリコール;
エチレングリコール−モノメチルエーテルアセタート;
プロピレングリコールエーテル;エチレングリコールと
プロピレングリコールのエステルエーテル;二酸のエス
テル、例えばジエチル、ジブチルおよびジイソプロピル
のフタラートおよびアジパート、酒石酸ジエチルおよび
酒石酸ジブチル、コハク酸ジエチルおよびコハク酸ジブ
チル、セバシン酸ジエチルおよびセバシン酸ジブチル、
リン酸ジエチル、リン酸ジブチルおよびビス(2−エチ
ル)ヘキシル−ホスファート、ジエチルアセチルシトラ
ートまたはジブチルアセチルシトラート;グリセロール
エステルをさらに含有してもよい。可塑剤は、一般に、
組成物の全重量に対して1重量%〜40重量%の範囲の
量で存在し得る。
【0052】組成物が無水のネイルラッカーの形態であ
るときは、溶媒系はラッカーの全重量に対して約55重
量%から90重量%を占めることができる。この溶媒系
は様々な揮発性の有機溶媒、例えばケトン、特にアセト
ン、メチルエチルケトンまたはメチルイソブチルケト
ン;アセテート、特に酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸2
−メトキシエチル、酢酸メチル、酢酸アミルおよび酢酸
イソプロピルの混合物からなるものとすることができ
る。溶媒系はまた賦形剤、例えばヘキサンまたはオクタ
ンあるいは芳香族炭化水素、例えばトルエンまたはキシ
レンを、ラッカーの全重量に対して特に10重量%から
35重量%の割合で含有することもできる。
【0053】さらに、組成物は、化粧料に通常使用され
ている顔料および/または真珠光沢剤および/またはフ
ィラーを含有する、粒子相を有することもできる。顔料
という用語は、組成物を着色および/または不透明化さ
せることを意図した、白色または有色で、無機または有
機の粒子を意味すると理解すべきである。フィラーとい
う用語は、組成物に、嵩または硬さ、および/または、
メークアップとして適用される場合には柔軟性、艶消し
効果および均質性を付与することを意図した、無色また
は白色、無機または合成、ラメラ状もしくは非ラメラ状
の粒子を意味すると理解すべきものである。真珠光沢剤
という用語は、光を反射して真珠光沢色に輝く粒子を意
味すると理解すべきである。
【0054】顔料は、最終組成物の重量に対して0〜1
5重量%、好ましくは8〜10重量%の割合で、組成物
中に存在する。顔料は、白色または有色の無機物および
/または有機物で、通常の粒径もしくはナノメートルの
粒径のものとすることができる。顔料はパウダーまたは
顔料ペーストの形態とすることができる。
【0055】二酸化チタン、二酸化ジルコニウムまたは
二酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄、または酸化
クロム、フェリックブルー、クロム水和物、カーボンブ
ラック、ウルトラマリン(アルミノシリカート−ポリス
ルフィド)、ピロリン酸マンガンおよびある種の金属パ
ウダー、例えば銀またはアルミニウムのもの、およびカ
ーボンブラックを挙げることができる。また、唇および
皮膚にメークアップ効果を付与するために通常使用され
るレーキ類を挙げることができ、これらレーキ類はカル
シウム、バリウム、アルミニウム、またはジルコニウム
の塩類、酸性染料、例えばハロアシッド染料、アゾ染
料、アントラキノン染料等々である。
【0056】真珠光沢剤は、0〜20重量%の割合、好
ましくは8〜15重量%の割合で組成物中に存在する。
考慮される真珠光沢剤の例としては、天然の真珠母、酸
化チタン、酸化鉄、天然の顔料、またはオキシ塩化ビス
マスで被覆されたマイカ、並びに有色の雲母チタンを挙
げることができる。
【0057】フィラーは、0〜30重量%、好ましくは
5〜15重量%の割合で組成物中に存在し、無機または
合成、ラメラ状または非ラメラ状であってもよい。タル
ク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンパウダーおよ
びポリエチレンパウダー、テフロン、デンプン、窒化ホ
ウ素、ポリマーのマイクロスフェア、例えばエクスパン
セル(ノーベル・インダストリー社)、ポリトラップ
(polytrap)(ダウコーニング社)、およびシリコーン
樹脂のマイクロビーズ(例えば、トーシバ社のトスパー
ル)、沈降炭酸カルシウム、マグネシウム−カーボネー
トまたはハイドロカーボネート、8〜22の炭素原子を
有する有機カルボン酸から誘導される金属石鹸を挙げる
ことができる。
【0058】処方のタイプに応じて、粒子相は組成物の
全重量に対して0.01%から99%を占めることがで
きる。また、本組成物は、色材、特に、天然の有機色
材、例えばコチニール−カルミン、および/または合成
の色材、例えばハロアシッド、アゾまたはアントラキノ
ン染料を含有してもよい。さらに、無機色材、例えば硫
酸銅を挙げることもできる。
【0059】またさらに、組成物は、化粧品の分野で通
常使用されている任意の添加剤、例えば、酸化防止剤、
香料、精油、防腐剤、親油性または親水性の化粧品用活
性剤、保湿剤、ビタミン類、染料、必須脂肪酸、スフィ
ンゴ脂質、自己サンタン剤、例えばDHA、サンスクリ
ーン剤、消泡剤および金属イオン封鎖剤をさらに含有す
ることができる。もちろん、当業者であれば、考慮され
る添加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響を
受けないか、実質的に受けないように留意して、任意の
付加的な化合物、および/またはその量を選択するであ
ろう。
【0060】本発明の化粧料は、本質的に、顔のメーク
アップに関連しているもの、すなわち、アイシャドウま
たはほほ紅、アイライナー、マスカラ、パウダー、ファ
ンデーション、ティント(tinted)クリーム、棒状口
紅、リップペンシルまたはコンシーラースティック並び
に毛髪のメークアップ用製品、特に、毛髪を一時的に染
色するためのゲル、クリームまたはムース、および爪の
メークアップ用製品、特に、無水のネイルラッカーであ
る。
【0061】無水組成物は、組成物の全重量に対して好
ましくは0.01重量%から95重量%を占めることが
できるバインダーを場合によっては含むフリーまたは圧
密化パウダー、固形物、ペーストもしくは液体メークア
ップの形態として存在することができる。本発明に係る
毛髪用組成物は、噴射剤の存在下でエアゾールとして加
圧された組成物の形態とすることができる。本発明に係
る組成物は、一または複数の水溶性ポリマー、例えばポ
リアクリル酸誘導体のゲルまたは水溶液もしくはアルコ
ール水溶液の形態、あるいは乳化剤、例えばグッドリッ
チ社のペミュレン(Pemulens)を用いてゲル中に油を分
散させることにより得られる乳化ゲルの形態とすること
もできる。本発明に係る組成物は、棒状の形態にするこ
ともでき、組成物の全重量に対して好ましくは0.01
重量%から95重量%を占めることができるバインダー
およびフィラーを含むことができる。
【0062】
【実施例】以下の実施例において本発明をより詳細に例
証する。実施例1 次の組成(重量%)を持つ水中油型エマルションの形態
のフェースクリームを調製した: − 油(鉱物性、シリコーンおよび炭化水素系) 20% − 5%のケイ酸マグネシウムアルミニウムを含むゲル 20% − セルロースガム 3.5% − 界面活性剤 4% − 保存料 適量 − 水 100%とする量 − 本発明の色材である2,3−ビス(2,4,5− トリメチル−3−チオフェニル)−2−ブテンジ ニトリル 2% 本発明に係る化粧料を手の甲に塗布し、照射を受ける
と、健康的な外観が得られた。
【0063】実施例2 次の組成を有するヘアローションを調製した: − 50/50のアルコール水溶液中に30%で含まれ る皮膜形成剤 9% − エタノール 35% − 水 100%とする量 − 本発明の色材である2,3−ビス(2,4,5− トリメチル−3−チオフェニル)−2−ブテンジ ニトリル 5% 栗色の毛髪に塗布して洗い流さない状態で、このローシ
ョンは、乾燥および照射後に毛髪にきらきらとした光沢
をもたらした。
【0064】実施例3 次の組成を持つ無水ネイルラッカーを調製した: − ニトロセルロース 15% − トルエンスルホンアミド/ホルムアルデヒド樹脂 10% − トリブチルアセチルシトラート 6% − 酢酸ブチル 20% − 酢酸エチル 10% − トルエン 100%とする量 − 本発明の色材である2,3−ビス(2,4,5− トリメチル−3−チオフェニル)−2−ブテンジ ニトリル 4% 得られたラッカーはボトル中で無色ないし薄い黄色であ
った。このネイルラッカーを直接爪の上に塗布し、照射
を受けると、薄いピンク効果が得られた。照射の前に爪
に適用される予め切断されたテンプレートも用いること
ができ、爪に模様を付したり描いたりすることもでき
る。異なる色彩の爪を得るために、それぞれの爪に対し
て異なった色材を用いることもできる。
【0065】実施例4 次の組成を持つ水性ネイルラッカーを調製した: − ポリエステル−ポリウレタンの水性分散液 (固形物:35.8%) 55% − アクリルポリマーの水性分散液 (固形物:45.5%) 18% − 会合性ポリウレタン増粘剤 0.8% − 水 100%とする量 − 本発明の色材である2,3−ビス(2,4,5− トリメチル−3−チオフェニル)−2−ブテンジ ニトリル 3% このラッカーは付け爪にも塗布できる。
【0066】実施例5 次の成分を含有するネイルラッカー組成物を調製した: − ニトロセルロース 15% − トルエンスルホンアミド/ホルムアルデヒド樹脂 10% − トリブチルアセチルシトラート 6% − 酢酸ブチル 20% − 酢酸エチル 10% − 2,3−ビス(2,4,5−トリメチル−3− チオフェニル)−2−ブテンジニトリル x% − トルエン 100%とする量 得られた化粧料は光を遮蔽して保管されたボトル中で薄
い黄色ないし黄色であり、ボトルを昼光にさらした場合
には赤色であった。この黄色の組成物を爪に塗布し約4
00nmの波長の光源で照射をすると、ピンクないし赤
色の効果が得られた。この化粧料は付け爪にも塗布する
ことができる。
【0067】上記の調製化粧料を付け爪に塗布し、次の
2つのランプを用いて照射した: − 596nmの波長のフィリップスSOX−E18ラ
ンプ − 365nmの波長の薄膜クロマトグラフィー用の、
フィルターを備えたUVランプ 次にその色彩をミノルタCM2002測色計を用いて測
定した;値をマンセル標記のH、V、Cで表した(AS
TM規格D1535−68に従う)。次の結果が得られ
た:
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品として許容可能な媒体中に少なく
    とも一つの熱不可逆性光互変色材を含有してなる化粧
    料。
  2. 【請求項2】 光互変色材がジアリールエテン群に属す
    る化合物および/またはフルギド群に属する化合物から
    選択されることを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 ジアリールエテンが、以下の式: 【化1】 [上式中、R基とR基は、二重結合に対して常にシ
    ス形にあり、互いに独立し、フッ化またはペルフルオロ
    化されていてもよいC−C16アルキル基、およびニ
    トリル基CNから選ばれるか、協同して5または6個の
    炭素原子を含むフッ化またはペルフルオロ化されていて
    もよい環を形成するか、協同して5個の炭素原子を含む
    無水環を形成するものであり、特に、次の式 【化2】 {上式中、Xは酸素原子か−NR基(ここで、R
    −C16アルキルおよび/またはヒドロキシアルキ
    ル基を示す)である}のものであり、− A基とB基
    は、同一でも異なっていてもよく、次の構造式 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 {上式中、 − XとYは、同一でも異なっていてもよく、酸素原子
    または硫黄原子あるいは硫黄、窒素またはセレニウムの
    酸化形を表し、 − ZとWは、同一でも異なっていてもよく、炭素原子
    または窒素原子を表し、 − RからR12基は、同一でも異なっていてもよ
    く、水素、直鎖または分枝状のC−C16アルキルま
    たはアルコキシ基、ハロゲン、直鎖または分枝状のC
    −Cフルオロまたはペルフルオロ基、カルボン酸基、
    −C16アルキルカルボン酸基、C−C16モノ
    またはジアルキルアミノ基、ニトリル基で;フェニルま
    たはナフタレン基もしくは複素環(ピリジン、キノリ
    ン、チオフェン)により置換されていてもよいものを表
    す}の、5員環または5員と6員の二環を表し、 − A基とB基は一または二の二重結合により環から分
    離されることができ、 − A基とB基は共にインドール型の構造ではない]に
    相当する請求項2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 光互変化合物が、 【化7】 なる式を持つ請求項3記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 フルギドが次の式: 【化8】 (上式中、 ・ A基は上記と同一の意味を有し、 ・ R13からR15基は、同一でも異なっていてもよ
    く、直鎖または分枝状のC−C16アルキル基を表
    し、あるいはR13とR14基が、シクロプロパンまた
    はアダマンチレンのような3から12個の炭素原子の環
    を形成する)により表される請求項2記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 光互変色材が、0.05〜30重量%、
    好ましくは0.1〜10重量%の含有量で存在する、請
    求項1ないし5のいずれか1項に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 25℃で液体である脂肪物質、例えば動
    物性、植物性、鉱物性または合成由来の油;25℃で固
    体である脂肪物質、例えば動物性、植物性、鉱物性また
    は合成由来のワックス;ペースト状脂肪物質;ガム;揮
    発性油;もしくはこれらの混合物を更に含有する請求項
    1ないし6のいずれか1項に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 水性相および/または界面活性剤および
    /または増粘剤および/または皮膜形成ポリマーおよび
    /または顔料および/または真珠光沢材料および/また
    はフィラーを含有する粒子相を更に含む請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 ローション、懸濁液、分散液、または水
    性−アルコールもしくは溶媒媒体の溶液で増粘されるか
    ゲル化さえされていてもよいもの;水中油型、油中水型
    あるいは複エマルション;ゲルまたはムース;乳化ゲ
    ル;スプレー;フリー、圧密または成形パウダー;もし
    くは無水ペーストの形態である、請求項1ないし8のい
    ずれか1項に記載の化粧料。
  10. 【請求項10】 アイシャドウ、アイライナー、マスカ
    ラ、パウダー、ファンデーション、ブラッシャー、チン
    トクリーム、棒状口紅、リップペンシルまたはコンシー
    ラースティックのようなフェース用のメークアップ化粧
    料;毛髪を一時的に着色するゲル、クリームまたはムー
    スのような毛髪用メークアップ化粧料;もしくはネイル
    ラッカーのようなネイル用メークアップ化粧料の形態で
    ある請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化粧料。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし5の何れか1項に記載
    した光互変色材を、化粧料における色材として使用す
    る、光互変色材の用途。
  12. 【請求項12】 粘膜、半粘膜、皮膚および/または皮
    膚骨格から選ばれる部分を一時的に着色またはメークア
    ップする方法において、請求項1ないし10の何れか1
    項に記載された化粧料を上記部分に塗布する方法。
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