JP2000038329A - 光互変性着色料と紫外線遮蔽剤を組合せたメ―クアップ製品とその用途 - Google Patents

光互変性着色料と紫外線遮蔽剤を組合せたメ―クアップ製品とその用途

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メークアップが施されたヒトにさす光に応じ
て現れたり消えたりする有色又は無色のパターンを付与
するメークアップ製品を提供する。 【解決手段】 化粧品的に許容可能な媒体を含有する第
1及び第2の組成物を別個に包装して含むメークアップ
製品において、第1の組成物に紫外線の存在下で少なく
とも1種の色調を発色可能な少なくとも1種の光互変性
着色料を含有せしめ、第2の組成物に少なくとも1種の
紫外線遮蔽剤を含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光互変性着色料と
紫外(UV)線遮蔽剤を組合せた新しいタイプのメークア
ップ用化粧品に関する。この製品は、ヒトの顔又はボデ
ィの皮膚、唇及び体表面成長部、例えば爪、睫毛、眉毛
又は髪に継続的に適用することができる2種のメークア
ップ用化粧品組成物を含む。また本発明は2層コートの
メークアップ方法に関する。各組成物は、ルース又はコ
ンパクトパウダー、ファンデーション、フェイスパウダ
ー、アイシャドウ、コンシーラ、ほほ紅、リップスティ
ック、リップペンシル又はアイペンシル、ネイルラッカ
ー又はボディのメークアップ用製品であり得る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
メークアップ用組成物は、皮膚、唇又は体表面成長部に
適用される前及び/又は後に所定の色調を該組成物に付
与することを意図した種々の着色料と適当なビヒクルか
らなる。
【0003】美容関係者によって現在使用されている着
色料の範囲はかなり限定されている;これらの薬剤は主
として有機顔料、レーキ類、無機顔料又は真珠光沢顔料
である。レーキ類により、鮮やかな色調を得ることがで
きるが、その多くは光、温度及びpHに対して不安定で
ある。また、それらのなかには、染料の浸出の結果、適
用後に皮膚に美的でないしみができるといった欠点を有
するものもある。これに対し、無機顔料、特に無機酸化
物は非常に安定しているが、幾分鈍くかつ淡い色調しか
付与しない。真珠光沢顔料は、多様ではあるが決して強
くはない色調で、真珠光沢効果を有するものの通常はか
なり弱い効果である色調を付与する。
【0004】さらに、ある種の従来のメークアップ用製
品では、有色パターン:すなわち図形、チェック模様、
文字等で装飾効果を得ることができる。しかしながら、
これらのパターンは光の種類に関係なく観ることがで
き、「変化のない」メークアップになっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】メ
ークアップ化粧品製造業者と消費者は、特殊な効果と独
創的な色調をますます探求しているため、本出願人は光
互変性着色料を使用する新しいタイプのメークアップを
見出した。その下層が少なくとも1種の光互変性着色料
を含有する2層製品を使用することにより、本出願人
は、驚くべきことに、このようなコート層の上に特にペ
ンシルや細かなブラシでパターン(文字、図形、チェッ
ク模様等)を書いたり(trace)描いたり(draw)することが
可能であり、光の種類に応じてそのパターンが現れたり
消えたりすることを見出した。本発明は、新規な「動き
のある(play)」メークアップ効果:すなわち「目に見え
ないインク」のように、メークアップが施されたヒトに
さす光に応じて現れたり消えたりする有色又は無色のパ
ターンを付与することを可能にする。従って、このよう
なメークアップは「生きている」ように見える。
【0006】光互変性着色料とは、紫外線が照射される
と色調が変化し、この光の照射がなくなれば最初の色調
を回復するか、又は無色の状態から有色の状態へ、また
その逆に変化する性質を有する薬剤のことである。特に
この薬剤は、自然光であるか人工光であるかに応じて異
なる色調を呈する。
【0007】より詳細には、本発明の主題は、特に、化
粧品的に許容可能な媒体を含む第1及び第2の組成物
を、別個に包装して含むメークアップ製品であって、第
1の組成物が紫外線の存在下で少なくとも1種の色調を
発色可能な少なくとも1種の光互変性着色料を含有し、
第2の組成物が少なくとも1種の紫外線遮蔽剤を含有す
ることを特徴とするメークアップ製品にある。
【0008】また本発明の主題は、化粧品的に許容可能
な媒体と紫外線の存在下で少なくとも1種の色調を発色
可能な少なくとも1種の光互変性着色料を含有する第1
の組成物からなる第1層を、皮膚、唇及び/又は体表面
成長部に適用し、ついで、化粧品的に許容可能な媒体と
少なくとも1種の紫外線遮蔽剤を含有する第2の組成物
からなる第2層を、該第1層の一部に適用することを特
徴とする、ヒトの皮膚、唇及び/又は体表面成長部のメ
ークアップ方法にある。
【0009】メークアップ製品は、特に、これら2種の
組成物が別個の区画又は容器に包装され、適切な塗布手
段が備えられたメークアップキットである。
【0010】本発明の2層構造は、ヒトの顔、頭皮又は
ボディの皮膚、粘膜、例えば唇及び下瞼の内側、及び体
表面成長部、例えば爪、睫毛、毛髪、眉毛又は体毛をメ
ークアップするあらゆるタイプの製品に適合化できる。
パターンを形成する第2層は、ペン、ペンシル又は任意
の他の道具(スポンジ、指、微小ブラシ、ブラシ、フェ
ザー(羽ペン)等)で塗布することができる。この2層構
造は、またメークアップ化粧小物、例えば疑似爪、疑似
睫毛、ウィッグ又は皮膚もしくは唇用の付着ペレット又
はパッチ(例えばスティッカー)に適用することもでき
る。
【0011】さらに本発明は、少なくとも1種の光互変
性着色料を含有する第1の組成物の第1層と、紫外線遮
蔽剤を含有し、第1層上に部分的に塗布される第2の組
成物の第2層を有するメークアップされた支持体(suppo
rt)に関する。
【0012】ベースコートを形成する第1層は光互変層
とも称され、トップコート(第2層)は遮蔽層とも称され
る。
【0013】本発明において、第2層は第1層の一部に
のみ適用される。第2層は、第1層の端部の一方又は中
間部、又は不連続的に、特に、ランダム又は整列して分
布し、はっきりとした又はぼやけた輪郭を持つ、幾何学
的、対称又は非対称なパターン[例えば、点(水玉)、方
形、円形、星型、英数銘又は任意の他の抽象的又は非抽
象的符合]の形態で適用され得る。よって、パターンで
被覆されたベースコートの部分は紫外線から保護され、
ベースコートの照射を受けている部分に比べて紫外線に
よる作用を受けない。光互変性着色料の性質に応じて、
また紫外線の存在下又は不在下により、トップコートの
パターンは有色の下地上[励起された光互変色]に現れ
るか又は消失するであろう。
【0014】光互変性着色料は任意の種類のものであっ
てよい。光互変性組成物(第1の組成物)が紫外線の不在
下で透明であり、紫外線の存在下で有色になるときは、
メークアップされた支持体が紫外線の照射を受けない場
合(例えば屋内にいる場合)にはパターンは現れず、これ
に対し支持体が紫外線の照射を受ける場合(例えば日中
の屋外又は紫外線ランプ下)には、下地とパターンの色
調が異なるため、パターンが現れる。パターンが現れる
場合、パターンは支持体の色調、特に皮膚、唇、睫毛、
爪又は毛髪の色調を有し、下地(支持体)は励起された光
互変性着色料の色調を有する。
【0015】光互変性組成物が紫外線の不在下で有色で
あり、紫外線の存在下で透明になる場合では、メークア
ップされた支持体が紫外線の照射を受けないときに有色
のパターンが現れ、これに対しメークアップされた支持
体が紫外線の照射を受ける場合にはパターンは現れな
い。光互変性組成物が紫外線の不在下で第1の色調を呈
し、紫外線の存在下で第2の色調を呈する場合、(支持
体の色調の)パターンが紫外線の不在下で第1の色調の
有色の下地上に現れ、紫外線の存在下で第2の色調を呈
する有色の下地上に現れる。
【0016】有色の下地上の有色パターンを他の色調で
出現せしめるため、例えば化粧品に従来から使用されて
いる少なくとも1種の単色着色料を、遮蔽剤を含有する
組成物に添加することもできる。
【0017】また本発明の主題は、紫外線の存在又は不
存在に応じて、有色パターンがヒトの皮膚及び/又は唇
及び/又は体表面成長部上に現れたり消えたりするよう
にするために前記製品を使用することにもある。
【0018】本発明の第1の組成物は一又は複数の光互
変性着色料を含有する。好ましくは、使用を容易にし製
造コストを低減するために、単一の光互変性着色料が使
用される。これらの光互変性着色料は顔料又は染料とで
きる。
【0019】本発明で使用可能な光互変性着色料は、特
に独国特許公開第19643773号、特開平第08/
0209119号、特開平第09/100469号、特
開平第09/183969号、特開平第09/0956
70号、特開平第09/031453号、特開平第09
/165532号、特開平第08/217985号、国
際特許公開第95/20184号、特開平第07/25
8580号、特開平第07/223816号、国際特許
公開第89/12084号、欧州特許公開第62455
3号、特開平第08/337422号、特開平第07/
145371号、特開昭第63/308014号、特開
平第07/0256617号、欧州特許公開第3599
09号、仏国特許公開第1604929号、独国特許公
開第19643773号、米国特許第5730961号
に記載されているものである。
【0020】特に本発明で使用可能な光互変性着色料
は、スピロオキサジン類及びその誘導体、例えばスピロ
インドリノナフトキサジン類、スピロナフトキサジン
類、ナフトピラン及びその誘導体、スピロピラン類、例
えばインドリノスピロベンゾピラン類、ニトロベンジル
ピリジン類、スピロラン類(spirolanes)、及び鉄がドー
プされた酸化亜鉛又はチタンである。光互変性着色料の
具体例として、例えばPPG社からフォトゾール(Photo
sol)5-68光互変性染料、フォトゾール7-49光互変
性染料、フォトゾール7-106光互変性染料、フォト
ゾール0265光互変性染料及びフォトゾール0272
光互変性染料の商品名で販売されているナフトピラン誘
導体を挙げることができ、これらの薬剤は紫外線で励起
されるかされないかに応じて2つの異なる色調を有す
る。また、S、Se、SO 2−、WO 2−又はOH
基、もしくは金属イオン、特にFe、Cr、Mn、Co
又はNiイオンがドープされたアルミノシリカート類を
使用することもできる。
【0021】本発明の第2の組成物は、一又は複数の紫
外線遮蔽剤を含有する。これらの遮蔽剤は、無機遮蔽
剤、例えば酸化亜鉛又はチタンのパウダー、特にナノメ
ートルサイズのもの、又は有機遮蔽剤である。これらの
遮蔽剤は親水性又は親油性であってよく、UVA及び/
又はUVB領域に活性があるものとすることができる。
【0022】有機遮蔽剤は、特にケイ皮酸誘導体、サリ
チル酸誘導体(親油性遮蔽剤)、ショウノウ誘導体、スル
ホン酸ベンゾイミダゾール誘導体、トリアジン誘導体
(親油性遮蔽剤)、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイル
メタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘導体、
p-アミノ安息香酸誘導体(親水性遮蔽剤)及び国際特許
公開第93/04665号に記載されている遮蔽シリコ
ーン類及び遮蔽ポリマー類で親油性のもの、及びそれら
の混合物から選択することができる。
【0023】a)親水性遮蔽剤 本発明で使用可能な親水性遮蔽剤としては、欧州特許公
開第678292号に記載されているものを挙げること
ができる。これらの遮蔽剤は少なくとも1つのカルボン
酸又はスルホン酸基を含有するものである。SOH基
を含有する遮蔽剤の例としては、3-ベンジリデン-2-
ショウノウスルホン酸誘導体、特に以下の式(I)、(I
I)、(III)、(IV)及び(V)のものを挙げることが
できる。式(I):
【化1】 [上式(I)中、 − Zは次の基:
【化2】 を示し、 − nは0に等しいか、又は1〜4の範囲の整数であ
り、 − Rは、一又は複数で、同一でも異なっていてもよ
い、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアル
キル又はアルコキシ基を表す]。
【0024】特に、ベンゼン-1,4-[ビス(3−メチリ
デンショウノウ-10-スルホン酸)](式Iにおいてn=
0)が使用され、この遮蔽剤はメキソリル(Mexoryl)SX
の商品名で知られている。
【0025】式(II)
【化3】 [上式(II)中、 − Rは、水素又はハロゲン原子、1〜4の炭素原子
を有するアルキル基、又は−SOH基を示し、 − R及びRは、水素原子又は−SOH基を示
し、R、R及びR基の少なくとも1つは−SO
H基を示し、R及びRは同時には−SOH基を示
さない]。
【0026】式(II)の化合物の特定の例として、4-
(3-メチリデンショウノウ)ベンゼンスルホン酸(R
ベンジリデンショウノウのパラ位において−SO
基、R 及びRがH);3-ベンジリデンショウノウ-
10-スルホン酸(R及びRがH、Rが−SO
H);2-メチル-5-(3-メチリデンショウノウ)ベン
ゼンスルホン酸(Rがベンジリデンショウノウのパラ
位においてメチル、Rが−SOH、RがH);2-
クロロ-5-(3-メチリデンショウノウ)ベンゼンスルホ
ン酸(Rがベンジリデンショウノウのパラ位において
塩素、Rが−SOH及びRがH);3-(4-メチ
ル)ベンジリデンショウノウ-10-スルホン酸(R がベ
ンジリデンショウノウのパラ位においてメチル基、R
がH及びRが−SOH)を挙げることができる。
【0027】式(III)
【化4】 [上式(III)中、 − R及びRは、水素原子、ヒドロキシル基、直鎖
状又は分枝状で1〜8の炭素原子を有するアルキル又は
アルコキシ基を示し、R及びR基の少なくとも一方
はヒドロキシル、アルキル又はアルコキシ基を表し、 − R及びRは、水素原子又はヒドロキシル基を示
し、R及びR基の少なくとも1つはヒドロキシル基
を表し、R及びRが水素原子を示し、Rがヒドロ
キシル基を示す場合、Rはアルコキシ基又は水素原子
を示すことができない]。
【0028】式(III)の化合物の特定の例として、
(3-t-ブチル-2-ヒドロキシ-5-メチル)ベンジリデン
ショウノウ-10−スルホン酸(RがCH、R
H、R がtert−ブチル、Rが−OH);(3-t-ブチ
ル-2-ヒドロキシ-5-メトキシ)ベンジリデンショウノ
ウ-10-スルホン酸(Rがメトキシ、RがH、R
がtert−ブチル、Rがヒドロキシル);(3,5-ジ-ter
t-ブチル-4-ヒドロキシ)ベンジリデンショウノウ-10
-スルホン酸(R及びRがtert−ブチル、Rがヒド
ロキシル、RがH)を挙げることができる。
【0029】式(IV)
【化5】 {上式(IV)中、 − Rは、水素原子、直鎖状又は分枝状で1〜18の
炭素原子を有するアルキル基、直鎖状もしくは分枝状で
3〜18の炭素原子を有するアルケニル基、次の式の
基:
【化6】 又は-(CHCHO)-H、又は-CH-CHOH-
CH、又は二価の基:-(CH)-又は-CH-CH
OH-CH-[上式中、nは1〜6の範囲の整数であ
り、mは1〜10の範囲の整数である]を示し、 − R10は、水素原子、1〜4の炭素原子を有するア
ルコキシ基、又はR基が二価である場合にR基に結
合する二価の基-O-を示し、 − qは1又は2の整数であり、qが2であればR
二価の基を示さなければならないものと理解され、 − Y及びY'は、水素原子又は−SOH基を示し、
これら2つの基Y又はY'の少なくとも1つは水素以外
である}。
【0030】式(IV)の化合物の特定の例として、2-
メトキシ-5-(3-メチリデンショウノウ)ベンゼンスル
ホン酸(qが1、Y及びR10がH、Rがメチル、3
位にあるY'が−SOH);3-(4,5-メチレン-ジオ
キシ)ベンジリデンショウノウ-10-スルホン酸(qが
1、Yが−SOH、Y'がH、R10がメチレン基を
示すRに結合する-O-);3-(4-メトキシ)ベンジリ
デンショウノウ-10-スルホン酸(qが1、Yが−SO
H、Y'及びR10がH、RがCH);3-(4,5-
ジメトキシ)ベンジリデンショウノウ-10-スルホン酸
(qが1、Yが−SO H、Y'がH、Rがメチル基、
10がメトキシ);3-(4-n-ブトキシ)ベンジリデン
ショウノウ-10-スルホン酸(qが1、Yが−SO
H、Y'及びR がH、Rがn-ブチル);3-(4-
n-ブトキシ-5-メトキシ)ベンジリデンショウノウ-1
0-スルホン酸(qが1、Yが−SOH、Y'がH、R
がn−ブチル、R10がメトキシ)を挙げることがで
きる。
【0031】式(V)
【化7】 [上式(V)中、 − R11は、水素原子、直鎖状又は分枝状で1〜6の
炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基、又は−S
H基を示し、 − R12は、水素原子、直鎖状又は分枝状で1〜6の
炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を示し、 − R13は、水素原子又は−SOH基を示し、R
11及びR13基の少なくとも一方は−SOH基を示
し、 − Xは、酸素又は硫黄原子、又は-NR-基であり、R
は、水素原子又は直鎖状又は分枝状で1〜6の炭素原子
を有するアルキル基である]。
【0032】式(V)の化合物の特定の例としては、Xが
-NH-、R11が-SOH、R 及びR13がHで
ある、2-[4-(ショウノウメチリデン)フェニル]ベン
ゾイミダゾール-5-スルホン酸を挙げることができる。
【0033】式(I)、(II)、(III)、(IV)及び
(V)の化合物は、それぞれ米国特許第4585597
号、仏国特許公開第2236515号、仏国特許公開第
2282426号、仏国特許公開第2645148号、
仏国特許公開第2430938号及び仏国特許公開第2
592380号公報に記載されている。
【0034】また、遮蔽剤は次の式(VI):
【化8】 [上式(VI)中、 − R14及びR15は、同一でも異なっていてもよ
く、水素原子又は直鎖状又は分枝状で1〜8の炭素原子
を有するアルキル基のいずれかを示し、 − a、b及びcは、同一でも異なっていてもよく、0
もしくは1に等しい数である]のベンゾフェノンのスル
ホン酸誘導体であり得る。式(VI)の化合物の特定の例
としては、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-
5-スルホン酸(a、b及びcが0であり、R15がメチ
ル)を挙げることができる。
【0035】さらに、遮蔽剤は次の式(VII):
【化9】 [上式(VII)中、 − Xは酸素原子又は-NH-基を示し、 − R16は、水素原子、直鎖状又は分枝状で1〜8の
炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基又は次の式
(VIII):
【化10】 (ここで、X'は酸素原子又は-NH-基を表す)の基を示
す]のスルホン酸誘導体であり得る。
【0036】次の式(VII)の化合物の特定の例として
は、Xが-NH-、R16がHである、2-フェニルベン
ゾイミダゾール-5-スルホン酸を挙げることができる。
UVB線遮蔽用であるこの遮蔽剤は、メルク(Merck)社
から「ユーソレックス(Eusolex)232」の名称で販売
されている。また、Xが-NH-、R16がX'=-NH-
基である式(VIII)の基を示す、ベンゼン-1,4-ビ
ス(2-ベンゾイミダゾリル-5-スルホン酸);XがH、
16がX'=Hである式(VIII)の基を示す、ベン
ゼン-1,4-ビス(2-ベンゾオキサゾリル-5-スルホン
酸)を使用することもできる。
【0037】b)親油性遮蔽剤 本発明で使用可能な親油性遮蔽剤としては、ジベンゾイ
ルメタン、特に4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾ
イルメタンを挙げることができる。UVA領域に活性の
あるこれらジベンゾイルメタン誘導体は、特に、仏国特
許公開第2326405号、仏国特許公開第24409
33号、並びに欧州特許公開第0114607号公報に
記載されており;4-(tert-ブチル)-4'-メトキシジベ
ンゾイルメタンが、ジボーダン社(Givaudan)から「パル
ソル(Parsol)1789」の名称で販売されている。これ
は次の構造式を有するものである。
【化11】
【0038】本発明で使用可能な他のジベンゾイルメタ
ン誘導体は、4-イソプロピルジベンゾイルメタンであ
り、この遮蔽剤はメルク社から「ユーソレックス802
0」の名称で販売され、次の構造式に相当するものであ
る。
【化12】
【0039】また、オクトクリレン(octocrylene)とし
ても知られている2-エチルヘキシル-α-シアノ-β,β-
ジフェニルアクリラートも使用可能であり、これはUV
B領域に対して活性がある液状の親油性遮蔽剤で、BA
SF社から「ユビヌル(Uvinul)N539」の名称で商業
的に入手可能なものである。これは次の式:
【化13】 (上式中、φはフェニル基を示す)に相当するものであ
る。
【0040】本発明で使用可能な他の親油性遮蔽剤とし
ては、UVB吸収剤として知られており、特にメルク社
から「ユーソレックス6300」の商品名で販売されて
いる、p−メチルベンジリデンショウノウを挙げること
ができる。
【0041】本発明の組成物中に遮蔽剤として使用する
ことができる酸化亜鉛又はチタンのナノ顔料は、表面処
理されたものであってもよいし未処理のものでもよい。
酸化チタンは、ルチル、アナターゼ又は非晶質型で、特
にルチル及び/又はアナターゼ型のものが好ましい。
「ナノ顔料」という用語は、その平均基本粒径が5〜1
00nmのものを意味する。処理されたナノ顔料は、例
えばアルミナ、シリカ、アルミニウム化合物、シリコン
化合物、ナトリウム化合物、酸化鉄、鉄エステル、ステ
アリン酸又はグリセロールで処理され得る。
【0042】処理されたナノ顔料は、特に: − シリカ及びアルミナで処理された酸化チタン、例え
ばタイカ(Tayca)社の製品で「マイクロチタンジオキシ
ドMT100SA」及び「マイクロチタンジオキシドM
T500SA」、及びチオキシド(Tioxide)社の製品で
「ティオベイル(Tioveil)IPM」、「ティオベイルM
OTG」、「ティオベイルOP」、「ティオベイル・フ
ィン(Fin)」、 − アルミナ及びステアリン酸アルミニウムで処理され
た酸化チタン、例えばタイカ社の製品で「マイクロチタ
ンジオキシドMT100T」、 − アルミナ及びラウリン酸アルミニウムで処理された
酸化チタン、例えばタイカ社の製品で「マイクロチタン
ジオキシドMT100S」、 − 酸化鉄及びステアリン酸鉄で処理された酸化チタ
ン、例えばタイカ社の製品で、「マイクロチタンジオキ
シドMT100F」、 − シリカ、アルミナ及びシリコーンで処理された酸化
チタンで、例えばタイカ社の製品である「マイクロチタ
ンジオキシドMT100SAS」、「マイクロチタンジ
オキシドMT600SAS」及び「マイクロチタンジオ
キシドMT500SAS」、 − ヘキサメタリン酸ナトリウムで処理された酸化チタ
ン、例えばタイカ社の製品で「マイクロチタンジオキシ
ドMT150W」、 − オクチルトリメトキシシランで処理された酸化チタ
ン、例えばデガッサ(Degussa)社の製品で「T−80
5」、 − アルミナ及びステアリン酸で処理された酸化チタ
ン、例えばケミラ(Kemira)社の製品で「UVT−M16
0」、 − アルミナ及びグリセロールで処理された酸化チタ
ン、例えばケミラ社の製品で「UVT−M212」、 − アルミナ及びシリコーンで処理された酸化チタン、
例えばケミラ社の製品で「UVT−M262」、であっ
てよい。
【0043】未処理のナノ酸化チタンは、例えば、タイ
カ社から「マイクロチタンジオキシドMT500B」又
は「マイクロチタンジオキシドMT600B」の商品名
で販売されているものであってよい。
【0044】遮蔽剤は、組成物の全重量に対して0.0
1〜30%、好ましくは0.5〜20%の範囲の含有量
で、本発明の各々の組成物中に存在している。使用する
遮蔽剤の性質及び量により、UV線を全体的又は部分的
に遮蔽し、強度の異なる色調を得ることができる。
【0045】第2の組成物は、特に化粧品組成物に従来
より使用されている単色染料、単色顔料及び真珠光沢顔
料から選択される単色着色料、及びそれらを組合せたも
のを含有してよい。「顔料」という用語は、液状脂肪相
に不溶で、第2の組成物を着色及び/又は不透明にする
ことを意図した白色又は有色の有機又は無機粒子を意味
するものと理解されるべきである。「真珠光沢顔料」と
いう用語は真珠光沢粒子、特に、ある種の軟体動物が貝
の中で生産している粒子、又は合成粒子を意味するもの
と理解すべきである。「染料」という用語は、脂肪物
質、例えば油、又は水性アルコール相に溶解する、一般
には有機化合物である化合物を意味するものと理解すべ
きである。
【0046】第1及び第2層の着色料は、非粉末状組成
物においては第1の組成物及び第2の組成物の全重量に
対して、それぞれ0.01〜60%、好ましくは0.0
5〜30%、特に1〜20%の割合で存在する。粉末状
組成物では、着色料の量は85%又は98%まででさえ
可能である。
【0047】本発明で使用可能な無機単色顔料として
は、酸化チタン、酸化ジルコニウム、又は酸化セリウ
ム、及び酸化亜鉛、酸化鉄又は酸化クロム、及びフェリ
ックブルーを挙げることができる。本発明で使用可能な
有機顔料としては、カーボンブラック、及びバリウム、
ストロンチウム、カルシウム及びアルミニウムのレーキ
類を挙げることができる。
【0048】染料は脂溶性又は水溶性のものであってよ
い。脂溶性の染料は、例えばスーダンレッド(Sudan re
d)、DC Red 17、DC Green 6、β−カロチン、大豆油、
スーダンブラウン(Sudan brown)、DC Yellow 11、DC Vi
olet 2、DC Orange 5又はキノリンイエローである。そ
れらは、第2の組成物の重量に対して0.01〜20
%、好ましくは0.1〜10%である。水溶性の染料
は、特に硫酸銅、硫酸鉄、水溶性のスルホポリエステ
ル、例えば仏国特許第96-154152号公報に記載
されているもの、ローダミン、天然染料[カロチン、ビ
ート根液汁(beetroot juice)]又はメチレンブルーであ
る。
【0049】真珠光沢顔料は、第2の組成物の全重量に
対して0〜20%の割合、好ましくは約1〜約15%の
含有量で前記第2の組成物中に存在させることができ
る。第2の組成物に使用可能な真珠光沢顔料としては酸
化チタン、酸化鉄、天然顔料又はオキシ塩化ビスマスで
被覆されたマイカ、例えば有色の雲母チタンを挙げるこ
とができる。
【0050】本発明の第1及び第2の組成物は、当該分
野、特に化粧品及び皮膚科学の分野において従来より使
用されている任意の成分をさらに含有してもよい。これ
らの成分は、特に、脂肪物質、防腐剤、安定剤、中和
剤、水相用増粘剤(多糖類等のバイオポリマー、合成ポ
リマー)又は脂肪相用増粘剤、例えばクレー類、フィラ
ー類、香料、親水性又は親油性の活性剤、界面活性剤、
酸化防止剤、皮膜形成ポリマー及びそれらの混合物から
選択される。これら種々の成分の量は、当該分野におい
て従来より使用されている量、例えば組成物の全重量に
対して0.01〜30%である。これら成分の性質と割
合は、安定性、粘性及び光沢のある本発明の組成物の調
製に矛盾するものであってはならない。組成物は、組成
物の全重量に対して0〜95%の範囲の濃度の水分、又
は90%までの有機溶媒をさらに含有してよい。
【0051】「フィラー」という用語は、ラメラ状又は
非ラメラ状、合成又は無機、白色又は無色の粒子を意味
するものと理解すべきである。これらフィラーは、特に
これらの組成物のテクスチャーを変化させるために、第
1又は第2層に導入することができる。これらは、各組
成物の全重量に対して0〜35%、好ましくは0.5〜
15%の割合で存在する。特に、タルク、ステアリン酸
亜鉛、マイカ、カオリン、ナイロンパウダー[特にオル
ガソール(Orgasol)]、ポリエチレンパウダー、テフロ
ン、デンプン、窒化ホウ素、コポリマーのミクロスフェ
ア、例えばエクスパンセル(Expancel)[ノーベル・イン
ダストリー社(Nobel Industrie)]、ポリトラップ(Poly
trap)[ダウコーニング社(Dow Corning)]及びシリコー
ン樹脂のマイクロビーズ[例えばトーシバ社のトスパー
ル(Tospearls)]又はシリカを挙げることができる。
【0052】本発明の第1及び第2の組成物は、有利に
は、室温で液状、固体状又はペースト状の脂肪物質を含
有する脂肪相を有する。室温で固体状の脂肪物質によ
り、組成物を構成することが可能になる;これらはガム
類及び/又はロウ類から選択される。ロウは、炭化水素
ベースロウ、フッ素ベースロウ及び/又はシリコーンベ
ースロウであってよく、植物性、鉱物性、動物性及び/
又は合成由来のものであってよい。特に、ロウは25
℃、好ましくは45℃を越える融点を有する。
【0053】本発明の第1及び第2の組成物に使用可能
なロウとしては、ラノリン、ミツロウ、カルナウバロウ
又はキャンデリラロウ、パラフィン、亜炭ワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、セレシン又はオゾケライ
ト;合成ロウ、例えばポリエチレンロウ、フィッシャー
−トロプシュロウ、シリコーンロウ、例えば16〜45
の炭素原子を有するアルキル−又はアルコキシジメチコ
ーンを挙げることができる。ガム類は、特に1000〜
500000の平均分子量を有するオルガノポリシロキ
サン(例えばPDMS)である。
【0054】これらのガム類及びロウ類の性質及び量
は、所望のテクスチャー及び機械的特性に依存する。指
針を述べれば、各組成物は、組成物の全重量に対して0
〜50重量%、好ましくは5〜30重量%のロウ、0〜
20%のガムを含有し得る。
【0055】室温で液状であり、本発明の組成物に使用
可能な脂肪物質として: − 動物由来の炭化水素ベース油、例えばペルヒドロス
クワレン; − 炭化水素ベースの植物性油、例えば4〜10の炭素
原子を有する脂肪酸の液状トリグリセリド、例えばヘプ
タン酸又はオクタン酸のトリグリセリド、又はヒマワリ
油、コーン油、大豆油、ゼニアオイ油(marrow oil)、グ
レープシード油、ゴマ油、ハゼルナッツ油、アプリコッ
ト油、マカダミア油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル
/カプリン酸トリグリセリド、例えばステアリネリーズ
・デュボア社(Stearineries Dubois)から販売されてい
るもの、又はディナミット・ノーベル社(Dynamit Nobe
l)からミグリオール(Miglyol)810、812及び81
8の名称で販売されているもの、ホホバ油又はカリテバ
ター; −鉱物又は合成由来で、直鎖状又は分枝状の炭化水素、
例えば流動パラフィン及びそれらの誘導体、ワセリン、
ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えばパーリーム
(parleam);イソパラフィン、例えばイソヘキサデカン
及びイソデカン; − 合成エステル及びエーテル、特に脂肪酸のもの、例
えばRが7〜29の炭素原子を有する高級脂肪酸基を
表し、Rが3〜30の炭素原子を有する炭化水素ベー
スの鎖を表す式RCOORの油、例えばプルセリン
油(purcellin oil)、ミリスチン酸イソプロピル、2-エ
チルヘキシルパルミタート、2-オクチルドデシルステ
アラート、2-オクチルドデシルエルカート及びイソス
テアリン酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、
例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オ
クチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リ
ンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル、脂
肪アルコールのデカノアート、オクタノアート及びヘプ
タノアート;ポリオールエステル、例えばプロピレング
リコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジ
ヘプタノアート、ジエチレングリコールジイソノナノア
ート;及びペンタエリトリトールのエステル; − 12〜26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例
えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、
2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノー
ル及びオレイルアルコール; − 部分的にフッ化した炭化水素ベース及び/又はシリ
コーンベースの油、例えば特開平第2/295912号
公報に記載されているもの; − シリコーン油、例えば、室温でペースト状又は液状
で、揮発性又は非揮発性の直鎖状又は環状のポリメチル
シロキサン(PDMS);フェニルシリコーン類、例えば
フェニルトリメチコーン、ジフェニルジメチコーン、フ
ェニルジメチコーン及びフェニルトリメチルシロキシジ
フェニルシロキサン; − フルオロ油及びフルオロシリコーン油; − それらの混合物;を挙げることができる。これらの
油は、各々の組成物の全重量に対して0〜99.9%で
ある。
【0056】本発明で使用可能な揮発性のシリコーン油
としては、2〜7のケイ素原子を有する直鎖状又は環状
のシリコーンを挙げることができ、これらのシリコーン
は、1〜10の炭素原子を有するアルキル基を含有して
いてもよい。これらのシリコーンは、特にヘキサメチル
ジシロキサン、シクロペンタ-又はシクロテトラ-又はシ
クロヘキサジメチルシロキサンである。これらの揮発性
油は組成物の全重量に対して0〜50%である。
【0057】本発明で使用可能な溶媒としては、 − 室温で液状のケトン類、例えばメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イ
ソホロン、シクロヘキサノン及びアセトン; − 室温で液状のアルコール類、例えばエタノール、イ
ソプロパノール、ジアセトンアルコール、2-ブトキシ
エタノール及びシクロヘキサノール; − 室温で液状のグリコール類、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール及びペンチレングリコー
ル; − 室温で液状のプロピレングリコールエーテル類、例
えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセタート及びジプ
ロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル; − (全体として3〜8の炭素原子を有する)短鎖のエス
テル類、例えば酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピ
ル、酢酸n-ブチル又は酢酸イソペンチル; − 室温で液状のエーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、ジメチルエーテル又はジクロロジエチルエーテル; − 室温で液状のアルカン類、例えばデカン、ヘプタ
ン、ドデカン及びシクロヘキサン; − 室温で液状の環状芳香族化合物、例えばトルエン及
びキシレン; − 室温で液状のアルデヒド類、例えばベンズアルデヒ
ド及びアセトアルデヒド等;を挙げることができる。こ
れらの溶媒は、特に爪の手入れ及び爪のメークアップに
適切なものであり:この場合の組成物はネイルラッカー
又はネイルケア製品を構成する。水及び水性アルコール
媒体も溶媒として使用可能である。
【0058】本発明で使用可能な皮膜形成ポリマーとし
ては、ニトロセルロース、セルロースアセトブチラー
ト、ポリビニルブチラール、アルキド樹脂、ホルムアル
デヒドとアリールスルホンアミドの縮合の結果得られる
樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエステルポリ
ウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ラジカルポリマ
ー、特にアクリル、アクリル酸スチレン及び/又はビニ
ル型のもの、及びそれらの混合物を挙げることができ
る。上記ポリマーは組成物に溶解又は分散可能である。
これらは組成物の全重量に対して0〜40重量%、例え
ば0.5〜40重量%、好ましくは10〜20重量%の
範囲の含有量で存在する。
【0059】皮膜形成ポリマー又はポリマー類に加え
て、本発明の組成物は、その物理的強度を低減させない
でポリマー皮膜の可撓性を調節することのできる可塑剤
をさらに含有してもよい。使用可能な可塑剤はネイルラ
ッカー組成物において一般的に使用されているものであ
る。このような可塑剤としては、フタル酸ジブチル、フ
タル酸ジオクチル、フタル酸ジイソブチル又はフタル酸
ジメトキシエチル、安息香酸ベンジル又は安息香酸グリ
セリル;クエン酸トリエチル又はクエン酸トリブチル及
びトリブチルアセチルシトラート;リン酸トリブチル又
はリン酸トリフェニル;グリコール類、ショウノウ及び
それらの誘導体、及びそれらの混合物を挙げることがで
きる。可塑剤は、一般的に、組成物の全重量に対して0
〜30重量%、例えば1〜30%、好ましくは5〜10
重量%の範囲の含有量で存在し得る。
【0060】本発明の組成物は、局所適用に使用される
通常の任意の製薬的形態、特に水性又は油性溶液、水性
又は油性ゲル、水中油型又は油中水型エマルション、油
/水の界面に位置する小胞体により水に油が分散したデ
ィスパージョン、又はパウダーの形態である。各々の組
成物は、ローション、クリーム、膏薬、柔軟なペース
ト、軟膏、鋳型又は成形固体、特に棒状体又は小杯状
体、又は圧密固体の外観を有するものであってよい。
【0061】本発明の製品は、有利には、使用する成分
の性質に応じて、皮膚及び/又は粘膜及び/又は体表面
成長部をメークアップするために使用することができ
る。特に、本発明の各々の組成物は、ペースト状又はチ
ューブ状の口紅、固形ファンデーション、コンシーラ又
は眼の周囲用の製品、アイライナー、マスカラ、アイシ
ャドウ、水性ベース又は溶媒ベースのネイルラッカー、
ボディのメークアップ製品、又は皮膚の着色用製品の形
態であってもよい。これらの組成物は、目的に応じて、
特に組成物に手入れ又はトリートメント的側面を付与す
るために、化粧品的又は皮膚科学的活性剤をさらに含有
してもよい。よって、これらの組成物は、ビタミン類及
び他の親油性活性剤(ラノリン)又は親水性活性剤(保湿
剤、例えばグリセロール)を含有してもよい。
【0062】また本発明の主題は、化粧品的に許容可能
な媒体と上述した第1及び第2の組成物を含有する口
紅、ファンデーション、タトゥー、ネイルラッカー、フ
ェイスパウダー又はアイシャドウにある。
【0063】本発明の組成物は、最も高い融点を有する
ロウの融点で種々の成分を加熱し、ついで溶融した混合
物を鋳型(皿又はグローブフィンガー)に入れて成型する
ことにより得ることができる。また、それらは欧州特許
公開第667146号に記載されている押出成型により
得ることもできる。
【0064】
【実施例】次に組成物の実施例を例証するが発明を限定
するものではない。ここに表されている量は重量%であ
る。 調製例:ネイルラッカー a)2つの層に使用されるネイルラッカ(VAOベースと
称する)は以下の通りである: − 変性ヘクトライト 1.4% − ニトロセルロース(イソプロピルアルコ ールに30%) 14.5% − アルキド樹脂(酢酸エチルに30%) 16.5% − トリブチルアセチルシトラート 7.0% − イソプロピルアルコール 3.7% − 酢酸エチル 22.8% − 酢酸ブチル 全体を100%にする量 b)ネイルラッカーのベースコートを形成する組成物
は、以下のもので作製される: − VAOベース 98.0% − PPG社のフォトゾール5-3光互変性染料 2.0% この組成物はVAOベースと光互変性顔料を、室温で攪
拌することにより得られた。色調はUV線の存在又は不
存在に応じて、無色から黄色まで変化した。この組成物
を、メークアップが除去された爪に連続的に適用し、単
一層を形成させた。
【0065】c)ネイルラッカーのトップコートを形成
する組成物は以下のものを含有する: − VAOベース 95.0% − ナノメートルサイズの二酸化チタン(MT100T) 5.0% トップコートの組成物は透明であった。ラッカーを作製
する従来の方法で、VAOベースと顔料とを混合するこ
とにより得られた。この表面用組成物をベースコートに
微小ブラシで適用し、パターン(点、星型、蝶)を描い
た。2重コートを乾燥させた後、このコートはUV線の
不在下(特に屋内)においては爪をみることができた。他
方、UV線の存在下(特に日中)においてはベースコート
が黄色になり、よって黄色の下地上に爪の色調のパター
ンが現れた。UV線の照射がなくなるとパターンも消失
した。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品的に許容可能な媒体を含み別個に
    包装された第1及び第2の組成物を含んでなるメークア
    ップ製品であって、第1の組成物が紫外線の存在下で少
    なくとも1種の色調を発色する少なくとも1種の光互変
    性着色料を含有し、第2の組成物が紫外線を遮蔽する少
    なくとも1種の紫外線遮蔽剤を含有することを特徴とす
    るメークアップ製品。
  2. 【請求項2】 光互変性着色料が、スピロオキサジン類
    とその誘導体、スピロナフトキサジン類、ナフトピラン
    とその誘導体、スピロピラン類、ニトロベンジルピリジ
    ン類、スピロラン類、鉄がドープされた酸化亜鉛もしく
    はチタン、Se、S、OH、SO 2−及びWO 2−
    から選択される基又は金属イオンがドープされたアルミ
    ノシリカート類から選択されることを特徴とする請求項
    1に記載の製品。
  3. 【請求項3】 遮蔽剤が、処理又は未処理のナノ酸化亜
    鉛又はチタン、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、シ
    ョウノウ誘導体、スルホン酸ベンゾイミダゾール誘導
    体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベン
    ゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘
    導体、p-アミノ安息香酸誘導体、親油性遮蔽ポリマー
    類及び遮蔽シリコーン類、及びそれらの混合物から選択
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の製品。
  4. 【請求項4】 遮蔽剤が、第2の組成物の全重量に対し
    て0.01〜30%、好ましくは0.5〜20%である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の製品。
  5. 【請求項5】 第2の組成物が少なくとも1種の単色着
    色料を含有することを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の製品。
  6. 【請求項6】 単色着色料が単色染料、単色顔料及び/
    又は真珠光沢顔料から選択されることを特徴とする請求
    項5に記載の製品。
  7. 【請求項7】 単色着色料が、酸化チタン、酸化ジルコ
    ニウム又は酸化セリウム、及び酸化亜鉛、酸化鉄又は酸
    化クロム、フェリックブルー、カーボンブラック、及び
    バリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウ
    ムのレーキ類、スーダンレッド、DC Red 17、DC Green
    6、β−カロチン、大豆油、スーダンブラウン、DC Yell
    ow 11、DC Violet 2、DC Orange 5、キノリンイエロ
    ー、有色の雲母チタン等の酸化チタン、酸化鉄、天然顔
    料又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカから選択
    されることを特徴とする請求項5又は6に記載の製品。
  8. 【請求項8】 各着色料が、製品の全重量に対して0.
    01〜98%、好ましくは0.05〜85%であること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の
    製品。
  9. 【請求項9】 ファンデーション、ネイルラッカー、ボ
    ディ又は唇のメークアップ用品、フェイスパウダー又は
    アイシャドウの形態に包装されることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれか1項に記載の製品。
  10. 【請求項10】 各組成物が、油性又は水性溶液、油性
    又は水性ゲル、水中油型又は油中水型エマルション、油
    /水の界面に位置する小胞体により水に油が分散したデ
    ィスパージョン、又はパウダーの形態であることを特徴
    とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の製品。
  11. 【請求項11】 化粧品的に許容可能な媒体が、油、溶
    媒、ロウ、皮膜形成ポリマー、フィラー、親水性又は親
    油性の活性剤、水相用増粘剤又は脂肪相用増粘剤、界面
    活性剤、酸化防止剤、香料、可塑剤、中和剤、安定剤及
    び防腐剤から選択される少なくとも1種の成分をさらに
    含有していることを特徴とする請求項1ないし10のい
    ずれか1項に記載の製品。
  12. 【請求項12】 化粧品的に許容可能な媒体と少なくと
    も1種の光互変性着色料を含有する第1の組成物の第1
    層を、皮膚、唇及び/又は体表面成長部に適用し、つい
    で、化粧品的に許容可能な媒体と少なくとも1種の紫外
    線遮蔽剤を含有する第2の組成物の第2層を、前記第1
    層の一部に対して適用することからなるヒトの皮膚、唇
    及び/又は体表面成長部のメークアップ方法。
  13. 【請求項13】 第2層が不連続であることを特徴とす
    る請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 第2層がパターンを含むことを特徴と
    する請求項12又は13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2層が、対称形又は非対称形で、ラ
    ンダム又は整列して分布したパターンを含むことを特徴
    とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 光互変性着色料が、スピロオキサジン
    類とその誘導体、スピロナフトキサジン類、ナフトピラ
    ンとその誘導体、スピロピラン類、ニトロベンジルピリ
    ジン類、スピロラン類、鉄がドープされた酸化亜鉛又は
    チタン、Se、S、OH、SO 2−及びWO 2−
    ら選択される基又は金属イオンがドープされたアルミノ
    シリカート類から選択されることを特徴とする請求項1
    2ないし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 第2の組成物が少なくとも1種の単色
    着色料をさらに含有することを特徴とする請求項12な
    いし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 単色着色料が単色染料、単色顔料及び
    /又は真珠光沢顔料から選択されることを特徴とする請
    求項12ないし17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 単色着色料が、酸化チタン、酸化ジル
    コニウム又は酸化セリウム及び酸化亜鉛、酸化鉄又は酸
    化クロム、フェリックブルー、カーボンブラック及びバ
    リウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウム
    のレーキ類、スーダンレッド、DC Red 17、DC Green
    6、β−カロチン、大豆油、スーダンブラウン、DC Yell
    ow 11、DC Violet 2、DC Orange 5、キノリンイエロ
    ー、有色の雲母チタン等の酸化チタン、酸化鉄、天然顔
    料又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカから選択
    されることを特徴とする請求項17又は18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載の製品を含有するメークアップキット。
  21. 【請求項21】 皮膚及び/又は粘膜及び/又は体表面
    成長部に第1及び第2の組成物を適用する手段を具備す
    ることを特徴とする請求項20に記載のキット。
  22. 【請求項22】 前記適用手段が、微小ブラシ、ペン、
    ブラシ、羽ペン及びペンシルから選択されることを特徴
    とする請求項21に記載のキット。
  23. 【請求項23】 第1及び第2の組成物が別個の区画又
    は容器内に包装されていることを特徴とする請求項20
    ないし22のいずれか1項に記載のキット。
  24. 【請求項24】 色のパターンが紫外線の存在又は不存
    在に応じてヒトの皮膚及び/又は唇及び/又は体表面成
    長部に現れたり消えたりさせるための、請求項1ないし
    11のいずれか1項に記載の製品の使用。
  25. 【請求項25】 少なくとも1種の光互変性着色料を含
    有する第1の組成物の第1層と、該第1層の一部に塗布
    された少なくとも1種の紫外線遮蔽剤を含有する第2の
    組成物の第2層を有するメークアップされた支持体。
  26. 【請求項26】 疑似爪、疑似睫毛又はウイッグの形態
    であることを特徴とする請求項25に記載の支持体。
  27. 【請求項27】 第2層が不連続であることを特徴とす
    る請求項25又は26に記載の支持体。
  28. 【請求項28】 第2層がランダム又は整列して分布し
    たパターンを含んでなることを特徴とする請求項25な
    いし27のいずれか1項に記載の支持体。
  29. 【請求項29】 光互変性着色料が、スピロオキサジン
    類とその誘導体、スピロナフトキサジン類、ナフトピラ
    ンとその誘導体、スピロピラン類、ニトロベンジルピリ
    ジン類、スピロラン類、鉄がドープされた酸化亜鉛又は
    チタン、Se、S、OH、SO 2−及びWO 2−
    ら選択される基又は金属イオンがドープされたアルミノ
    シリカート類から選択されることを特徴とする請求項2
    5ないし28のいずれか1項に記載の支持体。
  30. 【請求項30】 遮蔽剤が、処理又は未処理のナノ酸化
    亜鉛又はチタン、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、
    ショウノウ誘導体、ベンゾイミダゾールスルホン酸誘導
    体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベン
    ゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘
    導体、p-アミノ安息香酸誘導体、親油性遮蔽ポリマー
    類及び遮蔽シリコーン類、及びそれらの混合物から選択
    されることを特徴とする請求項25ないし29のいずれ
    か1項に記載の支持体。
  31. 【請求項31】 第2の組成物が少なくとも1種の単色
    着色料を含有することを特徴とする請求項25ないし3
    0のいずれか1項に記載の支持体。
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