JP2003195534A - 有機感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

有機感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JP2003195534A
JP2003195534A JP2001393953A JP2001393953A JP2003195534A JP 2003195534 A JP2003195534 A JP 2003195534A JP 2001393953 A JP2001393953 A JP 2001393953A JP 2001393953 A JP2001393953 A JP 2001393953A JP 2003195534 A JP2003195534 A JP 2003195534A
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Toyoko Shibata
豊子 芝田
Naoto Abe
直人 安部
Takeo Oshiba
武雄 大柴
Akihiko Itami
明彦 伊丹
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、黒ポチ、白ヌケ等の画像欠
陥を発生させず、良好な画質の有機感光体、及び該有機
感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、プロセス
カートリッジを提供することにある。 【解決手段】 導電性支持体上に感光層を有する有機感
光体において、該感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質
を含有し、該電荷輸送物質の少なくとも1つが、2つ以
上の立体異性体混合物の電荷輸送物質で、且つ該立体異
性体混合物中の最大異性体成分の含有率が40〜90質
量%であることを特徴とする有機感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ーの分野において用いられる有機感光体、及び該有機感
光体を用いた画像形成方法、画像形成装置及びプロセス
カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真用感光体(以下単に感光体とも
云う)はSe、ヒ素、ヒ素/Se合金、CdS、ZnO
等の無機感光体から、公害や製造の容易性等の利点に優
れる有機感光体に主体が移り、様々な材料を用いた有機
感光体が開発されている。
【0003】近年では電荷発生と電荷輸送の機能を異な
る材料に担当させた機能分離型の感光体が主流となって
おり、なかでも電荷発生層、電荷輸送層を積層した積層
型の有機感光体が広く用いられている。
【0004】また、電子写真プロセスに目を向けると潜
像画像形成方式は、ハロゲンランプを光源とするアナロ
グ画像形成とLEDやレーザーを光源とするデジタル方
式の画像形成に大別される。最近はパソコンのハードコ
ピー用のプリンターとして、また通常の複写機において
も画像処理の容易さや複合機への展開の容易さからデジ
タル方式の潜像画像形成方式が急激に主流となりつつあ
る。
【0005】デジタル方式の画像形成では、デジタル電
気信号に変換された画像情報を感光体上に静電潜像とし
て書き込む際の光源としてレーザー、特に半導体レーザ
ーやLEDが用いられている。
【0006】また、デジタル方式の書き込みでは露光ビ
ーム径が小さいので書き込み速度が遅くなる。そのた
め、露光部分の現像方法として反転現像との組み合わせ
が主に用いられているが、この反転現像を用いた画像形
成方法の特有の問題として、本来白地部分として画像形
成されるべき箇所に、トナーが付着してカブリ発生させ
る現象、即ち、感光体の局部的な欠陥による黒ポチの発
生が知られている。
【0007】これらの問題を解決するため、有機感光体
に中間層を用いる技術が開発されている。例えば、導電
性支持体と感光層の間に中間層を設け、該中間層には酸
化チタン粒子を樹脂中に分散した構成を有する電子写真
感光体が知られている。又、表面処理を行った酸化チタ
ンを含有させた中間層の技術も知られている。例えば、
特開平4−303846号の酸化鉄、酸化タングステン
で表面処理された酸化チタン、特開平9−96916号
のアミノ基含有カップリング剤で表面処理された酸化チ
タン、特開平9−258469号の有機ケイ素化合物で
表面処理された酸化チタン、特開平8−328283号
のメチルハイドロジェンポリシロキサンで表面処理され
た酸化チタン、特開平11−344826号の金属酸化
物、或いは有機化合物で表面処理された樹枝状酸化チタ
ンを用いた中間層を有する有機感光体が提案されてい
る。
【0008】しかし、これらの技術を用いても高温高湿
等の厳しい環境下では、尚、黒ポチの発生防止が十分で
なく、或いは、繰り返し使用に伴う残留電位の上昇、露
光部電位の上昇が起こり、画像濃度が十分得られないと
いった問題が発生している。
【0009】更に、導電性支持体から感光層への自由キ
ャリアを防止するため中間層の絶縁性を高め、黒ポチを
少なくしていくと、黒ポチとは反対の「白ヌケ」と云う
画像欠陥が発生しやすいという問題が見出されている。
この白ヌケは反転現像のハーフトーン或いは黒べた画像
に現像されない点状或いは線状の画像欠陥をいうが、こ
の現象は有機感光体上への潜像形成時に、像露光部で電
荷が消失しない微小部分が発生するためと思われ、前記
黒ポチと逆の現象と考えられる。このように有機感光体
を用いた画像形成装置では白地に黒の黒ポチ、黒地又は
ハーフトーンに白の白ヌケといった相反する画像欠陥が
発生し、この両方の画像欠陥を解決した有機感光体の開
発が必要となってきている。
【0010】本発明者等は上記黒ポチと白抜けを同時に
解決するためには、従来の中間層を中心とした検討では
不十分であることを見出し本発明に至った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、電位安定性の良好な、且つ黒ポチ、
白ヌケ等の画像欠陥を発生しない有機感光体を提供する
ことであり、更に詳しくは黒ポチ、白ヌケ等の画像欠陥
を発生させず、良好な画質の有機感光体、及び該有機感
光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、プロセスカ
ートリッジを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は有機感光体
を構成する感光層に検討を加えた結果、感光層中の電荷
輸送物質に立体異性体混合物を用いることにより、本発
明の課題が解決できることを見出した。即ち、本発明の
目的は以下の構成を有する有機感光体を用いることによ
り達成される。
【0013】1.導電性支持体上に感光層を有する有機
感光体において、該感光層が電荷発生物質と電荷輸送物
質を含有し、該電荷輸送物質の少なくとも1つが、2つ
以上の立体異性体混合物で、且つ該立体異性体混合物中
の最大異性体成分の含有率が40〜90質量%であるこ
とを特徴とする有機感光体。
【0014】2.導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸
送層の積層構造の感光層を有する有機感光体において、
該電荷輸送層が2つ以上の立体異性体混合物で、且つ該
立体異性体混合物中の最大異性体成分の含有率が40〜
90質量%である電荷輸送物質を含有することを特徴と
する有機感光体。
【0015】3.前記立体異性体混合物の電荷輸送物質
の分子量が600以上1500以下であることを特徴と
する前記1又は2に記載の有機感光体。
【0016】4.前記有機感光体が導電性支持体と感光
層の間に中間層を有することを特徴とする前記1〜3の
いずれか1項に記載の有機感光体。
【0017】5.前記中間層がN型半導性微粒子とバイ
ンダー樹脂を含有していることを特徴とする前記4に記
載の有機感光体。
【0018】6.前記1〜5のいずれか1項に記載の有
機感光体を用いて電子写真画像を形成することを特徴と
する画像形成方法。
【0019】7.前記6に記載の画像形成方法を用いて
電子写真画像を形成することを特徴とする画像形成装
置。
【0020】8.前記1〜5のいずれか1項に記載の有
機感光体と帯電器、像露光器、現像器、転写器、クリー
ニング器の少なくとも1つを一体として有しており、画
像形成装置に出し入れ可能に構成されたことを特徴とす
るプロセスカートリッジ。
【0021】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の有機感光体(以下、単に感光体ともいう)は導電
性支持体上に感光層を有し、該感光層が電荷発生物質と
電荷輸送物質を有し、該電荷輸送物質の少なくとも1つ
が2つ以上の立体異性体混合物で、且つ該立体異性体混
合物中の最大異性体成分の含有率が40〜90質量%で
あることを特徴とする。
【0022】即ち、感光層に用いる電荷輸送物質に立体
異性体混合物で、電荷輸送性を有する電荷輸送物質を用
いることにより、白抜けや黒ポチ等の画像欠陥が防止さ
れ、且つ帯電性や感度等の電子写真特性が良好な有機感
光体が得られる。そして、該立体異性体混合物の最大成
分の含有率は40〜90質量%であることが必要であ
る。最大成分の含有率が90質量%より大きいと、前記
効果が小さく、40質量%より小さいと、白抜けの発生
が増加したり、解像度が低下したし、電子写真特性の安
定性も損なわれる。
【0023】上記のような効果は立体異性体混合物の電
荷輸送物質を用いることにより、感光層、例えば電荷輸
送層のバインダーと電荷輸送物質の相溶性が良好とな
り、電荷輸送層の膜質及び電子写真特性が向上するもの
と思われる。
【0024】又、立体異性体構造を有する電荷輸送物質
の分子量は600以上、1500以下が好ましい。この
ような高分子量の電荷輸送物質を用いることにより、電
荷輸送層の膜質の向上を図ることができ、前記した本発
明の効果をより顕著にすることができる。
【0025】立体異性体混合物の電荷輸送物質とは同一
の化学構造式を有する電荷輸送物質の化合物がその中の
原子又は原子団の立体配置を異にすることによって起こ
る異性構造を持つものを云う。
【0026】例えば、ブタジエン構造を有する電荷輸送
物質は立体異性体構造を取りやすい。以下に、立体異性
体構造を有する電荷輸送物質の化合物例を挙げるが、本
発明は下記の化合物例に限定されない。
【0027】
【化1】
【0028】
【化2】
【0029】
【化3】
【0030】
【化4】
【0031】
【化5】
【0032】
【化6】
【0033】
【化7】
【0034】次に、上記のような電荷輸送物質を用いた
有機感光体の層構成について記載する。
【0035】本発明の有機感光体とは電子写真感光体の
構成に必要不可欠な電荷発生機能及び電荷輸送機能の少
なくとも一方の機能を有機化合物に持たせて構成された
電子写真感光体を意味し、公知の有機電荷発生物質又は
有機電荷輸送物質から構成された感光体、電荷発生機能
と電荷輸送機能を高分子錯体で構成した感光体等公知の
有機電子写真感光体を全て含有する。
【0036】以下に本発明に用いられる有機感光体の構
成について記載する。 導電性支持体 感光体に用いられる導電性支持体としてはシート状、円
筒状のどちらを用いても良いが、画像形成装置をコンパ
クトに設計するためには円筒状導電性支持体の方が好ま
しい。
【0037】円筒状導電性支持体とは回転することによ
りエンドレスに画像を形成できるに必要な円筒状の支持
体を意味し、真直度で0.1mm以下、振れ0.1mm
以下の範囲にある導電性の支持体が好ましい。この真直
度及び振れの範囲を超えると、良好な画像形成が困難に
なる。
【0038】導電性の材料としてはアルミニウム、ニッ
ケルなどの金属ドラム、又はアルミニウム、酸化錫、酸
化インジュウムなどを蒸着したプラスチックドラム、又
は導電性物質を塗布した紙・プラスチックドラムを使用
することができる。導電性支持体としては常温で比抵抗
103Ωcm以下が好ましい。
【0039】本発明で用いられる導電性支持体は、その
表面に封孔処理されたアルマイト膜が形成されたものを
用いても良い。アルマイト処理は、通常例えばクロム
酸、硫酸、シュウ酸、リン酸、硼酸、スルファミン酸等
の酸性浴中で行われるが、硫酸中での陽極酸化処理が最
も好ましい結果を与える。硫酸中での陽極酸化処理の場
合、硫酸濃度は100〜200g/L、アルミニウムイ
オン濃度は1〜10g/L、液温は20℃前後、印加電
圧は約20Vで行うのが好ましいが、これに限定される
ものではない。又、陽極酸化被膜の平均膜厚は、通常2
0μm以下、特に10μm以下が好ましい。
【0040】中間層 本発明においては導電性支持体と感光層の間に、バリヤ
ー機能を備えた中間層を設けることもできる。
【0041】本発明においては導電性支持体と前記感光
層のとの接着性改良、或いは該支持体からの電荷注入を
防止するために、該支持体と前記感光層の間に中間層
(下引層も含む)を設けることもできる。該中間層の材
料としては、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂並びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうちの
2つ以上を含む共重合体樹脂が挙げられる。これら下引
き樹脂の中で繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく
できる樹脂としてはポリアミド樹脂が好ましい。又、こ
れら樹脂を用いた中間層の膜厚は0.01〜0.5μm
が好ましい。
【0042】又、本発明に好ましく用いられる中間層は
シランカップリング剤、チタンカップリング剤等の有機
金属化合物を熱硬化させた硬化性金属樹脂を用いた中間
層が挙げられる。硬化性金属樹脂を用いた中間層の膜厚
は、0.1〜2μmが好ましい。
【0043】又、本発明に好ましく用いられる中間層は
疎水化表面処理をしたN型半導性微粒子をバインダー中
に分散した中間層が挙げられる。例えばシリカ・アルミ
ナ処理及びシラン化合物で表面処理した平均粒径が0.
01〜1μmの酸化チタンをポリアミド樹脂中に分散し
た中間層が挙げられる。このような中間層の膜厚は、1
〜20μmが好ましい。
【0044】N型半導性微粒子とは、導電性キャリアを
電子とする性質をもつ微粒子を示す。すなわち、導電性
キャリアを電子とする性質とは、該N型半導性微粒子を
絶縁性バインダーに含有させることにより、基体からの
ホール注入を効率的にブロックし、また、感光層からの
電子に対してはブロッキング性を示さない性質を有する
ものをいう。
【0045】前記N型半導性微粒子は、具体的には酸化
チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ
(SnO2)等の微粒子が挙げられるが、本発明では、
特に酸化チタンが好ましく用いられる。
【0046】本発明に用いられるN型半導性微粒子の平
均粒径は、数平均一次粒径において10nm以上500
nm以下の範囲のものが好ましく、より好ましくは10
nm〜200nm、特に好ましくは、15nm〜50n
mである。
【0047】数平均一次粒径の値が前記範囲内にあるN
型半導性微粒子を用いた中間層は層内での分散を緻密な
ものとすることができ、十分な電位安定性、及び黒ポチ
発生防止機能を有する。
【0048】前記N型半導性微粒子の数平均一次粒径
は、例えば酸化チタンの場合、透過型電子顕微鏡観察に
よって10000倍に拡大し、ランダムに100個の粒
子を一次粒子として観察し、画像解析によりフェレ径の
数平均径として測定される。
【0049】本発明に用いられるN型半導性微粒子の形
状は、樹枝状、針状および粒状等の形状があり、このよ
うな形状のN型半導性微粒子は、例えば酸化チタン粒子
では、結晶型としては、アナターゼ型、ルチル型及びア
モルファス型等があるが、いずれの結晶型のものを用い
てもよく、また2種以上の結晶型を混合して用いてもよ
い。その中でもルチル型のものが最も良い。
【0050】本発明のN型半導性微粒子に行われる疎水
化表面処理の1つは、複数回の表面処理を行い、かつ該
複数回の表面処理の中で、最後の表面処理が反応性有機
ケイ素化合物による表面処理を行うものである。また、
該複数回の表面処理の中で、少なくとも1回の表面処理
がアルミナ、シリカ、及びジルコニアから選ばれる少な
くとも1種類以上の表面処理であり、最後に反応性有機
ケイ素化合物の表面処理を行うことが好ましい。
【0051】尚、アルミナ処理、シリカ処理、ジルコニ
ア処理とはN型半導性微粒子表面にアルミナ、シリカ、
或いはジルコニアを析出させる処理を云い、これらの表
面に析出したアルミナ、シリカ、ジルコニアにはアルミ
ナ、シリカ、ジルコニアの水和物も含まれる。又、反応
性有機ケイ素化合物の表面処理とは、処理液に反応性有
機ケイ素化合物を用いることを意味する。
【0052】この様に、酸化チタン粒子の様なN型半導
性微粒子の表面処理を少なくとも2回以上行うことによ
り、N型半導性微粒子表面が均一に表面被覆(処理)さ
れ、該表面処理されたN型半導性微粒子を中間層に用い
ると、中間層内における酸化チタン粒子等のN型半導性
微粒子の分散性が良好で、かつ黒ポチ等の画像欠陥を発
生させない良好な感光体を得ることができるのである。
【0053】感光層 本発明の感光体の感光層構成は前記中間層上に電荷発生
機能と電荷輸送機能を1つの層に持たせた単層構造の感
光層構成でも良いが、より好ましくは感光層の機能を電
荷発生層(CGL)と電荷輸送層(CTL)に分離した
構成をとるのがよい。機能を分離した構成を取ることに
より繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく制御で
き、その他の電子写真特性を目的に合わせて制御しやす
い。負帯電用の感光体では中間層の上に電荷発生層(C
GL)、その上に電荷輸送層(CTL)の構成を取るこ
とが好ましい。正帯電用の感光体では前記層構成の順が
負帯電用感光体の場合の逆となる。本発明の最も好まし
い感光層構成は前記機能分離構造を有する負帯電感光体
構成である。
【0054】以下に機能分離負帯電感光体の感光層構成
について説明する。 電荷発生層 電荷発生層には電荷発生物質(CGM)を含有する。そ
の他の物質としては必要によりバインダー樹脂、その他
添加剤を含有しても良い。
【0055】電荷発生物質(CGM)としては公知の電
荷発生物質(CGM)を用いることができる。例えばフ
タロシアニン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、アズレニ
ウム顔料などを用いることができる。これらの中で繰り
返し使用に伴う残留電位増加を最も小さくできるCGM
は複数の分子間で安定な凝集構造をとりうる立体、電位
構造を有するものであり、具体的には特定の結晶構造を
有するフタロシアニン顔料、ペリレン顔料のCGMが挙
げられる。例えばCu−Kα線に対するブラッグ角2θ
が27.2°に最大ピークを有するチタニルフタロシア
ニン、同2θが12.4に最大ピークを有するベンズイ
ミダゾールペリレン等のCGMは繰り返し使用に伴う劣
化がほとんどなく、残留電位増加小さくすることができ
る。
【0056】電荷発生層にCGMの分散媒としてバイン
ダーを用いる場合、バインダーとしては公知の樹脂を用
いることができるが、最も好ましい樹脂としてはホルマ
ール樹脂、ブチラール樹脂、シリコーン樹脂、シリコー
ン変性ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ
る。バインダー樹脂と電荷発生物質との割合は、バイン
ダー樹脂100質量部に対し20〜600質量部が好ま
しい。これらの樹脂を用いることにより、繰り返し使用
に伴う残留電位増加を最も小さくできる。電荷発生層の
膜厚は0.01μm〜2μmが好ましい。
【0057】電荷輸送層 電荷輸送層には電荷輸送物質(CTM)として立体異性
体混合物を用い、且つCTMを分散し製膜するバインダ
ー樹脂を含有する。その他の物質としては必要により酸
化防止剤等の添加剤を含有しても良い。
【0058】電荷輸送物質(CTM)としては前記した
立体異性体混合物の電荷輸送物質の他に公知の電荷輸送
物質を併用して用いることもできる。例えばトリフェニ
ルアミン誘導体、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、
ベンジジン化合物、ブタジエン化合物などを併用して、
用いることができる。これら電荷輸送物質は通常、適当
なバインダー樹脂中に溶解して層形成が行われる。
【0059】電荷輸送層(CTL)に用いられる樹脂と
しては、例えばポリスチレン、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂並
びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうちの2つ以上を
含む共重合体樹脂。又これらの絶縁性樹脂の他、ポリ−
N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げら
れる。
【0060】これらCTLのバインダーとして最も好ま
しいものはポリカーボネート樹脂である。ポリカーボネ
ート樹脂はCTMの分散性、電子写真特性を良好にする
ことにおいて、最も好ましい。又電荷輸送層が表面層と
なる感光体の場合は、機械的摩耗に強いポリカーボネー
トが好ましく、このようなポリカーボネートとしては平
均分子量が40,000〜25,000のポリカーボネ
ートが好ましい。ここで平均分子量は数平均分子量、重
量平均分子量、及び粘度平均分子量のいずれのものでも
よい。バインダー樹脂と電荷輸送物質との割合は、バイ
ンダー樹脂100質量部に対し10〜200質量部が好
ましい。又、電荷輸送層の膜厚は10〜40μmが好ま
しい。
【0061】又、電荷輸送層には酸化防止剤を含有させ
ることが好ましい。該酸化防止剤とは、その代表的なも
のは有機感光体中ないしは有機感光体表面に存在する自
動酸化性物質に対して、光、熱、放電等の条件下で酸素
の作用を防止ないし、抑制する性質を有する物質であ
る。代表的には下記の化合物群が挙げられる。
【0062】
【化8】
【0063】
【化9】
【0064】
【化10】
【0065】
【化11】
【0066】電荷輸送層は2層以上の層構成にしてもよ
い。この場合は表面の電荷輸送層に保護層として機能を
付加し、クリーニングブレード等との耐摩耗特性を強化
した層構成が好ましい。
【0067】中間層、感光層、保護層等の層形成に用い
られる溶媒又は分散媒としては、n−ブチルアミン、ジ
エチルアミン、エチレンジアミン、イソプロパノールア
ミン、トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジ
クロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジク
ロロプロパン、1,1,2−トリクロロエタン、1,
1,1−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、
ジオキサン、メタノール、エタノール、ブタノール、イ
ソプロパノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルス
ルホキシド、メチルセロソルブ等が挙げられる。本発明
はこれらに限定されるものではないが、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、メチルエチルケトン等が
好ましく用いられる。また、これらの溶媒は単独或いは
2種以上の混合溶媒として用いることもできる。
【0068】本発明の電子写真感光体を製造するための
塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、円形
量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、感光層の
上層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させないため、
又、均一塗布加工を達成するためスプレー塗布又は円形
量規制型(円形スライドホッパ型がその代表例)塗布等
の塗布加工方法を用いるのが好ましい。なお前記スプレ
ー塗布については例えば特開平3−90250号及び特
開平3−269238号公報に詳細に記載され、前記円
形量規制型塗布については例えば特開昭58−1890
61号公報に詳細に記載されている。
【0069】次に、本発明の画像形成装置について説明
する。図1は本発明の画像形成方法の1例としての画像
形成装置の断面図である。
【0070】図1に於いて50は像担持体である感光体
ドラム(感光体)で、有機感光層をドラム上に塗布し、
その上に本発明の樹脂層を塗設した感光体で、接地され
て時計方向に駆動回転される。52はスコロトロンの帯
電器(帯電手段)で、感光体ドラム50周面に対し一様
な帯電をコロナ放電によって与えられる。この帯電器5
2による帯電に先だって、前画像形成での感光体の履歴
をなくすために発光ダイオード等を用いた帯電前露光部
51による露光を行って感光体周面の除電をしてもよ
い。
【0071】感光体への一様帯電の後、像露光手段とし
ての像露光器53により画像信号に基づいた像露光が行
われる。この図の像露光器53は図示しないレーザーダ
イオードを露光光源とする。回転するポリゴンミラー5
31、fθレンズ等を経て反射ミラー532により光路
を曲げられた光により感光体ドラム上の走査がなされ、
静電潜像が形成される。
【0072】ここで本発明の反転現像プロセスとは帯電
器52により、感光体表面を一様に帯電し、像露光が行
われた領域、即ち感光体の露光部電位(露光部領域)を
現像工程(手段)により、顕像化する画像形成方法であ
る。一方未露光部電位は現像スリーブ541に印加され
る現像バイアス電位により現像されない。
【0073】その静電潜像は次いで現像手段としての現
像器54で現像される。感光体ドラム50周縁にはトナ
ーとキャリアとから成る現像剤を内蔵した現像器54が
設けられていて、マグネットを内蔵し現像剤を保持して
回転する現像スリーブ541によって現像が行われる。
現像器54内部は現像剤攪拌搬送部材544、543、
搬送量規制部材等から構成されており、現像剤は攪拌、
搬送されて現像スリーブに供給されるが、その供給量は
該搬送量規制部材542により制御される。該現像剤の
搬送量は適用される有機電子写真感光体の線速及び現像
剤比重によっても異なるが、一般的には20〜200m
g/cm2の範囲である。
【0074】現像剤は、例えば前述のフェライトをコア
としてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャ
リアと、前述のスチレンアクリル系樹脂を主材料として
カーボンブラック等の着色剤と荷電制御剤と本発明の低
分子量ポリオレフィンからなる着色粒子に、シリカ、酸
化チタン等を外添したトナーとからなるもので、現像剤
は搬送量規制部材によって層厚を規制されて現像域へと
搬送され、現像が行われる。この時通常は感光体ドラム
50と現像スリーブ541の間に直流バイアス、必要に
応じて交流バイアス電圧をかけて現像が行われる。ま
た、現像剤は感光体に対して接触あるいは非接触の状態
で現像される。感光体の電位測定は電位センサー547
を図1のように現像位置上部に設けて行う。
【0075】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラー57の回転作動により転写
域へと給紙される。
【0076】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム50の周面の転写電極(転写手段:転
写器)58が作動し、給紙された記録紙Pにトナーを転
写される。
【0077】次いで記録紙Pは転写電極とほぼ同時に作
動する分離電極(分離器)59によって除電がなされ、
感光体ドラム50の周面により分離して定着装置60に
搬送され、熱ローラー601と圧着ローラー602の加
熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ローラー6
1を介して装置外部に排出される。なお前記の転写電極
58及び分離電極59は記録紙Pの通過後感光体ドラム
50の周面より退避離間して次なるトナー像の形成に備
える。図1では転写電極58にコロトロンの転写帯電極
を用いている。転写電極の設定条件としては、感光体の
プロセススピード(周速)等により異なり一概に規定す
ることはできないが、例えば、転写電流としては+10
0〜+400μA、転写電圧としては+500〜+20
00Vを設定値とすることができる。
【0078】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
50は、クリーニング器(クリーニング手段)62のブ
レード621の圧接により残留トナーを除去・清掃し、
再び帯電前露光部51による除電と帯電器52による帯
電を受けて次なる画像形成のプロセスに入る。
【0079】尚、70は感光体、帯電器、転写器、分離
器及びクリーニング器が一体化されている着脱可能なプ
ロセスカートリッジである。
【0080】本発明の有機電子写真感光体は電子写真複
写機、レーザープリンター、LEDプリンター及び液晶
シャッター式プリンター等の電子写真装置一般に適応す
るが、更に、電子写真技術を応用したディスプレー、記
録、軽印刷、製版及びファクシミリ等の装置にも幅広く
適用することができる。
【0081】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の様態はこれに限定されない。文中の
「部」は質量部を表す。
【0082】実施例1 合成例1(例示化合物T13の合成例)
【0083】
【化12】
【0084】上記式で表される化合物10gをジメチル
ホルムアミド40mlに溶解させ、40℃まで加熱しオ
キシ塩化リン9.2gを少しずつ滴下した(発熱し40
〜70℃になる)。反応液を70℃前後にコントロール
しながら、3時間撹拌した。40℃まで放冷した後余分
なオキシ塩化リンを十分に加水分解し析出した結晶をろ
別し、水で懸濁して洗浄し、洗液が中性になるまで洗浄
を繰り返し下記構造式で表されるビスホルミル化合物
9.25g(85%)を得た。
【0085】
【化13】
【0086】上記得られたビスホルミル化合物4gと、
シンナミルトリホスホニウムブロミド9.3gをテトラ
ヒドロフラン50mlに溶解した。反応液を20℃前後
に保ちながら、ナトリウムメトキシド1.7gを少しず
つ添加した(発熱有り)。2時間撹拌後、水30mlを
加え常法により精製処理を行って黄色結晶3.37g
(62%)を得た。この化合物を、元素分析及び質量分
析を行ったところ、下記表1のような結果となり例示化
合物T13であることが確認された。
【0087】元素分析(C56402
【0088】
【表1】
【0089】質量分析(C56402) Mw(計算値)=740 Mw+(実測値)=740 上記の合成で得られたT13の化合物をT13−1とす
る。このT13−1は下記液体クロマトグラフィ(HP
CL)の測定結果cis−cis/cis−trans
/trans−trans混合比が1.7/3.0/
1.0であった。尚、T13cis−cis、T13t
rans−transの構造式を下記に示す。
【0090】液体クロマトグラフィの測定条件 測定機:島津LC6A(島津製作所製) カラム:CLC−SIL(島津製作所製) 検出波長:290nm 移動相:n−ヘキサン/ジオキサン=10〜500/1 移動相の流速:約1ml/min サンプル(T13)溶媒:n−ヘキサン/ジオキサン=
10/1 サンプル(T13):3mg/溶媒10ml
【0091】
【化14】
【0092】上記で得られたT13−1を液体クロマト
グラフィを用いてcis−cis体、cis−tran
s体、trans−trans体に分離した化合物も得
た。これらcis−cis体のT13をT13c−c、
cis−trans体のT13をT13c−t、tra
ns−trans体のT13をT13t−tとする。T
13−1とT13c−c、T13c−t、T13t−t
の4つの化合物を用い、混合比を変えて、表2に示す如
くcis−cis/cis−trans/trans−
transの混合比を持つT13−2〜T13−6の化
合物を作製した。
【0093】 感光体1の作製 〈中間層〉 酸化チタンSMT500SAS(1回目:シリカ・アルミナ処理、2回目: メチルハイドロジェンポリシロキサン処理:酸化チタン粒径35nm:テイ カ社製) 300部 ポリアミド樹脂 CM8000(東レ社製) 100部 メタノール 1000部 酸化チタン、ポリアミド樹脂、メタノールを同一容器中
に加え超音波ホモジナイザーを用いて分散し、中間層用
の塗布液を調製した。この塗布液を円筒状アルミニウム
基体上に浸漬塗布し、110℃、1時間の加熱硬化を行
い、4μmの乾燥膜厚で中間層を設けた。
【0094】 〈電荷発生層〉 Y型チタニルフタロシアニン(Cu−Kα特性X線によるX線回折の 最大ピーク角度が2θで27.3) 60部 シリコーン変性ブチラール樹脂(X−40−1211M:信越化学社製) 700部 2−ブタノン 2000部 を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発
生層塗布液を調製した。この塗布液を前記中間層の上に
浸漬塗布法で塗布し、乾燥膜厚0.2μmの電荷発生層
を形成した。
【0095】 〈電荷輸送層〉 電荷輸送物質(T13−1) 225部 ポリカーボネート(粘度平均分子量20,000) 300部 酸化防止剤(例示化合物6−3) 6部 ジクロロメタン 2000部 を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この
塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾
燥膜厚24μmの電荷輸送層を形成し、感光体1を作製
した。
【0096】感光体2〜9の作製 感光体1で用いた電荷輸送物質(T13−1)をT13
−2〜T13−6、T13c−c、T13c−t、T1
3t−tに代え、異性体混合比を表2のように変えた以
外は感光体1と同様にして感光体2〜9を作製した。
【0097】
【表2】
【0098】評価 評価機としてコニカ社製デジタル複写機Konica7
075(コロナ帯電、レーザ露光、反転現像、静電転
写、爪分離、ブレードクリーニング、クリーニング補助
ブラシローラー採用プロセスを有する)を用い、該複写
機に感光体1〜9を搭載し評価した。クリーニング性及
び画像評価は、画素率が7%の文字画像、人物顔写真、
ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1/4等分にあるオ
リジナル画像をA4中性紙にコピーして行った。環境条
件は厳しい条件の高温高湿環境(30℃、80%RH)
と低温低湿環境(10℃、30%RH)の両方で、それ
ぞれ連続1万枚コピーを行いハーフトーン、ベタ白画
像、ベタ黒画像を作製し下記の評価を行った。
【0099】評価基準 画像濃度(マクベス社製RD−918を使用して測定。
紙の反射濃度を「0」とした相対反射濃度で測定した。
初期及び1万枚コピー後の画像で評価した。) ◎:黒ベタ画像が1.2以上 ○:黒ベタ画像が1.2未満〜1.0 ×:黒ベタ画像が1.0未満 カブリ(初期及び1万枚コピー後のベタ白画像を目視で
判定) ◎:両方の環境条件下のコピーを通してカブリの発生な
し ○:どちらか一方の環境下で濃度0.01〜0.02の
カブリが発生 ×:どちらか一方の環境下で濃度0.03以上のカブリ
が発生 解像度(文字画像の判別容易性で判定) ◎:初期と1万枚コピー後の解像度に差がない ○:ハーフトーン画像で1万枚コピー後の解像度に軽微
な低下(実用上問題なし)有り ×:1万枚コピー後の解像度に顕著な低下有り 黒ポチ(初期及び1万枚コピー後のベタ白画像で評価) 黒ポチの評価は、長径が0.4mm以上の黒ポチがA4
紙当たり何個あるかで判定した。尚、黒ポチ長径はビデ
オプリンター付き顕微鏡等で測定できる。黒ポチ評価の
判定基準は、下記に示す通りである。
【0100】A:0.4mm以上の黒ポチ頻度:全ての
複写画像が3個/A4以下 B:0.4mm以上の黒ポチ頻度:4個/A4以上、1
9個/A4以下が1枚以上発生 C:0.4mm以上の黒ポチ頻度:20個/A4以上が
1枚以上発生 白抜け(初期及び1万枚コピー後のハーフトーン画像で
評価) 白抜けの評価は、長径が0.4mm以上の白抜けがA4
紙当たり何個あるかで判定した。尚、白抜け長径はビデ
オプリンター付き顕微鏡等で測定できる。白抜け評価の
判定基準は、下記に示す通りである。
【0101】A:0.4mm以上の白抜け頻度:全ての
複写画像が3個/A4以下 B:0.4mm以上の白抜け頻度:4個/A4以上、1
9個/A4以下が1枚以上発生 C:0.4mm以上の白抜け頻度:20個/A4以上が
1枚以上発生 その他評価条件 尚、上記デジタル複写機Konica7075を用いた
その他の評価条件は下記の条件に設定した。
【0102】帯電条件 帯電器;スコロトロン帯電器、初期帯電電位を−750
V 露光条件 露光部電位を−50Vにする露光量に設定。
【0103】現像条件 DCバイアス;−550V 現像剤は、フェライトをコアとして絶縁性樹脂をコーテ
ィングしたキャリアとスチレンアクリル系樹脂を主材料
としてカーボンブラック等の着色剤と荷電制御剤と本発
明の低分子量ポリオレフィンからなる着色粒子に、シリ
カ、酸化チタン等を外添したトナーの現像剤を使用。
【0104】転写条件 転写極;コロナ帯電方式 クリーニング条件 クリーニング部に硬度70°、反発弾性34%、厚さ2
(mm)、自由長9mmのクリーニングブレードをカウ
ンター方向に線圧20(N/m)となるように重り荷重
方式で当接した。
【0105】評価結果を表3に示した。
【0106】
【表3】
【0107】表3から明らかなように電荷輸送層に立体
異性体混合物の電荷輸送物質を含有し、該混合物の最大
異性体成分が本発明の範囲内にある感光体1、2、4、
5、6は、画像濃度、カブリ、解像度等の画像特性が良
好であり、黒ポチ及び白抜け等の画像欠陥の発生も少な
く全ての特性がバランスを持って改善されている。一
方、前記混合物の最大異性体成分が37.5質量%の本
発明範囲外にある感光体3では白抜け発生が増加してお
り、解像度も低下している。又、最大異性体成分が10
0質量%の感光体7、8、9では黒ポチや白抜け発生が
多く、カブリの発生、解像度の低下が見られる。
【0108】実施例2 合成例2(例示化合物T4の合成例)
【0109】
【化15】
【0110】冷却管、温度計を装着しN2gasを流し
た4頭コルベンに、上記4−メトキシトリフェニルアミ
ン20gとジメチルホルムアミド32g及びトルエン8
0mlを混合し、60〜70℃を保ちながら、三塩化リ
ン76.02gをゆっくり滴下した後約70℃にて20
時間反応を行った。反応終了後、内温が約50℃まで下
げ、60〜70℃のお湯500mlをゆっくり滴下し
(内温が70℃を越えないように注意する)、1時間撹
拌した後にトルエン400mlを加え、水洗を中性にな
るまで行い、濃縮後イソプロピルアルコールより再結晶
を行って4,4′−ジホルミル−4″−メトキシトリフ
ェニルアミン16.46g(64%)を得た。質量分析
を行ったところMw+=331であった。
【0111】次に、窒素雰囲気下で15.6gのマグネ
シウム、20mlのテトラヒドロフランを混合し、少量
のヨウ化エチルとヨウ素で反応を開始し、p−ブロモト
ルエン111.15gをテトラヒドロフラン500ml
に溶解した溶液を室温〜40℃で約2時間かけて滴下
し、グリニア試薬を調整した。これにp−メチルアセト
フェノン83.75gのテトラヒドロフラン200ml
の溶液を室温〜40℃で約3時間かけて滴下し、更に室
温にて3時間撹拌後、4時間還流した。
【0112】反応液を冷却後、5%硫酸水溶液1.0L
に注入して加水分解を行った。この液をトルエンにて抽
出し、pH7まで水洗を行い濃縮した後、これにトルエ
ン300ml、p−トルエンスルホン酸0.5gを加え
4時間還流し脱水反応を行った後、水洗、濃縮を行っ
た。この粗生成物を減圧蒸留(b.p.120〜121
℃/133Pa)し、1,1−ジ(p−トリル)エチレ
ン95.5g(73.5%)を得た。
【0113】この1,1−ジ(p−トリル)エチレン6
2.76g、酢酸108.26g、パラホルムアルデヒ
ド13.51gを混合し、30℃で撹拌しながら3.5
時間で塩化水素13.67gを吹き込んだ。吹き込みを
やめた後、30℃で2時間撹拌した後一晩静置。反応液
を水200mlに注入し、トルエン200mlで抽出、
中性になるまで水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
した。この粗生成物を減圧蒸留(b.p.120〜13
2℃/133Pa)し、3,3−(p−トリル)アリル
クロライド47.7g(62%)を得た。質量分析を行
ったところMw +=257であった。
【0114】この3,3−(p−トリル)アリルクロラ
イド30gとトリエチルホスファイト58.3gを混合
し、加熱還流10時間行った。過剰のトリフェニルホス
ファイトを留去した後、ヘキサンにて再結晶を行い3,
3−ジ(p−トリル)アリル亜燐酸ジエチルエステルを
24.7g(58,9%)得た。質量分析を行ったとこ
ろMw+=358であった。
【0115】先に合成した4,4′−ジホルミル−4″
−メトキシトリフェニルアミン3.31gと3,3−ジ
(p−トリル)アリル亜燐酸ジエチルエステル7.52
gを窒素雰囲気下トルエン30mlに溶解し、カリウム
tert−ブトキシド2.56gを反応液が40℃以上
にならないように少しづつ加え、室温で5時間反応を行
った。これにメタノール500mlと水30mlを加
え、析出した結晶を濾取した。アセトニトリル/酢酸エ
チル=2/1の混合溶媒50mlにて再結晶し、例示化
合物T4を6.15g(83.2%)得た。この化合物
を、元素分析及び質量分析を行ったところ、下記表4の
ような結果となり例示化合物T4であることが確認され
た。
【0116】元素分析(C5549NO)
【0117】
【表4】
【0118】質量分析(C5549NO) Mw(計算値)=739 Mw+(実測値)=739 上記の合成で得られたT4の化合物をT4−1とする。
このT4−1は前記液体クロマトグラフィ(HPCL)
の測定結果cis/trans混合比が1/2であっ
た。尚、T4cis、T4transの構造式を下記に
示す。
【0119】
【化16】
【0120】上記で得られたT4−1を液体クロマトグ
ラフィを用いてcis体、trans体に分離した化合
物も得た。これらcis体のT4をT4c、trans
体のT4をT4tとする。T4−1とT4c、T4tの
3つの化合物を用い、混合比を変えて、cis/tra
ns混合比が表5のように1/3、1/1、1/7の化
合物を作製した。これらの化合物をそれぞれ、T4−
2、T4−3、T4−4とする。
【0121】感光体10〜15の作製 感光体1で用いた電荷輸送物質(T13−1)をT4−
1、T4−2、T4−3、T4−4、T4c、T4tに
代えた以外は感光体1と同様にして感光体10〜15を
作製した。
【0122】
【表5】
【0123】上記感光体10〜15を用いて、実施例1
と同様の評価を行った。結果を表6に示す
【0124】
【表6】
【0125】表6から明らかなように電荷輸送層に立体
異性体混合物の電荷輸送物質を含有し、該混合物の最大
異性体成分が本発明の範囲内にある感光体10〜13
は、画像濃度、カブリ、解像度等の画像特性が良好であ
り、黒ポチ及び白抜け等の画像欠陥の発生も少なく全て
の特性がバランスを持って改善されている。一方、最大
異性体成分が100質量%の感光体14、15では黒ポ
チや白抜け発生が多く、カブリの発生、解像度の低下が
見られる。
【0126】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、本発明の
構成を有する有機感光体を用いることにより、黒ポチや
白ヌケが発生せず解像度も良好な電子写真画像を得るこ
とができる。又該有機感光体を用いた良好な電子写真画
像を達成できる画像形成方法、画像形成装置及びプロセ
スカートリッジを提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の1例としての画像形成
装置の断面図。
【符号の説明】
50 感光体ドラム(感光体) 51 帯電前露光部 52 帯電器 53 像露光器 54 現像器 541 現像スリーブ 543,544 現像剤攪拌搬送部材 547 電位センサー 57 給紙ローラー 58 転写電極 59 分離電極(分離器) 60 定着装置 61 排紙ローラー 62 クリーニング器 70 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊丹 明彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H068 AA20 AA37 AA45 BA13 CA29 FA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する有機感
    光体において、該感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質
    を含有し、該電荷輸送物質の少なくとも1つが、2つ以
    上の立体異性体混合物で、且つ該立体異性体混合物中の
    最大異性体成分の含有率が40〜90質量%であること
    を特徴とする有機感光体。
  2. 【請求項2】 導電性支持体上に電荷発生層と電荷輸送
    層の積層構造の感光層を有する有機感光体において、該
    電荷輸送層が2つ以上の立体異性体混合物で、且つ該立
    体異性体混合物中の最大異性体成分の含有率が40〜9
    0質量%である電荷輸送物質を含有することを特徴とす
    る有機感光体。
  3. 【請求項3】 前記立体異性体混合物の電荷輸送物質の
    分子量が600以上1500以下であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の有機感光体。
  4. 【請求項4】 前記有機感光体が導電性支持体と感光層
    の間に中間層を有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の有機感光体。
  5. 【請求項5】 前記中間層がN型半導性微粒子とバイン
    ダー樹脂を含有していることを特徴とする請求項4に記
    載の有機感光体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の有
    機感光体を用いて電子写真画像を形成することを特徴と
    する画像形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像形成方法を用いて
    電子写真画像を形成することを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の有
    機感光体と帯電器、像露光器、現像器、転写器、クリー
    ニング器の少なくとも1つを一体として有しており、画
    像形成装置に出し入れ可能に構成されたことを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
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