JPH112354A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH112354A
JPH112354A JP15860397A JP15860397A JPH112354A JP H112354 A JPH112354 A JP H112354A JP 15860397 A JP15860397 A JP 15860397A JP 15860397 A JP15860397 A JP 15860397A JP H112354 A JPH112354 A JP H112354A
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JP
Japan
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plunger
spool
valve
flange
solenoid valve
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Pending
Application number
JP15860397A
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English (en)
Inventor
Kazumi Ogawa
川 和 己 小
Shigeru Nakajima
嶋 滋 中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH112354A publication Critical patent/JPH112354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動が正確で、かつ、コンパクトで低コスト
な電磁弁を提供する。 【解決手段】 外周にソレノイドコイル(9)が巻線さ
れた円筒状のボビン(7)と、ボビンの内周に配設され
た第1ヨーク(15)、及び、第2ヨーク(17)と、
第1ヨーク及び第2ヨークと対向し、ボビンに対して移
動可能なプランジャ部材(29)と、スプリング(3
9)によって付勢されプランジャ部材と当接するスプー
ルバルブ(33)とを備えた電磁弁において、スプール
バルブのプランジャ部材との当接部位に硬質材にて形成
されたピース部材(41)を装着したことを特徴とする
電磁弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はあらゆる油圧回路中
に使用される、電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁としては、特開平8−74
823号にその記載がある。
【0003】これには、電磁コイルによって駆動される
鉄系材によって形成されたプランジャと、スプリングに
よって付勢され、プランジャと当接するアルミ材によっ
て形成されたスプール部材を備えた電磁弁が開示されて
いる。
【0004】上記従来技術の電磁弁においては、スプー
ル部材が電磁コイルの作用によって駆動されたプランジ
ャによって押動されるとともに、スプリングの付勢力に
よって常にプランジャに押圧されていることにより、軟
質材であるアルミ材にて形成されているスプール部材の
プランジャとの当接面が磨耗し、油圧切換えのためのプ
ランジャのストローク量が変化してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従
来技術の不具合を解消させることを解決すべき課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、前
述の課題を解決するために、外周にコイルが巻線された
円筒状のボビンと、該ボビンの内周に配設された固定コ
アと、該固定コアと対向し、該ボビンに対して移動可能
なプランジャと、付勢部材によって付勢され該プランジ
ャと当接するスプール部材とを備えた電磁弁において、
前記スプール部材の前記プランジャとの当接部位に硬質
材にて形成された当接ピースを装着したことを特徴とす
る電磁弁とした。
【0007】上記請求項1に記載した手段による電磁弁
によれば、スプール部材のプランジャとの当接部位に硬
質材にて形成された当接ピースを装着したため、スプー
ル部材のプランジャとの当接部位の磨耗が低減される。
【0008】本発明の請求項2は、前述の課題を解決す
るために、前記スプール部材は内部に油路を備えた円筒
部と、該円筒部に繋がる円筒状の圧入部を備え、前記当
接ピースは前記圧入部の内周部に嵌合する対向する2箇
所の円周部と、該円周部を連結する2つの弦部によって
構成され、該弦部と前記圧入部の内周部との間に貫通路
を形成したことを特徴とする電磁弁とした。
【0009】上記請求項2に記載した手段による電磁弁
によれば、当接ピースの弦部とスプール部材の圧入部と
の間の貫通路を介して、スプール部材とプランジャとの
間に形成されている空間が、スプール部材の油路と連通
され、スプール部材とプランジャとの間に形成されてい
る空間に正圧、及び、負圧が発生しない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の特徴
を示す部分のみについて説明する。
【0011】図1は、本発明による電磁弁の図2の1−
1断面図である。バルブボデー1はバルブケース3と、
その段部1aに対してバルブケース3の端部3aをかし
めることによって締結されている。
【0012】バルブケース3の内部にはソレノイドサブ
アッセンブリ5が内蔵されている。ソレノイドサブアッ
センブリ5は、樹脂材料にて形成されたボビン7の回り
に、ソレノイドコイル9が巻線され、更にその外周部
を、やはり樹脂材料にて形成されたハウジング11がボ
ビン7に係合することによって閉塞している。
【0013】ボビン7の図1における右端には、ソレノ
イドコイル9と電気的に接続され、ソレノイドコイル9
に電流を流すためのターミナル7aが設置されており、
ハウジング11のソケット部11a内に突出している。
【0014】ソレノイドサブアッセンブリ5の内部に
は、スリーブ13を介して、共に磁路を形成する第1ヨ
ーク15、及び、第2ヨーク17が設置されており、第
1ヨーク15、及び、第2ヨーク17は各々、Oリング
15a,17aを介してボビン7と係合している。更
に、第1ヨーク15は、図においてその左端にてOリン
グ19を介してバルブボデー1と係合している。
【0015】第1ヨーク15、及び、第2ヨーク17の
各々の内周面15b,17bには、リテーナ21,23
が各々圧入されており、それぞれフランジ部21a,2
3aが、第1ヨーク15、及び、第2ヨーク17の各々
の段部15c,17cに係合することによって、その位
置が決定されている。
【0016】プランジャシャフト25は、リテーナ2
1,23の各々の内周面21b,23bにて摺動可能に
支持されている。プランジャシャフト25の外周部に、
嵌合部材27が圧入され、プランジャシャフト25とに
よってプランジャ部材29を構成しており、プランジャ
部材29はプランジャ室31内を、図1において左右に
可動とされている。プランジャ部材29は、嵌合部材2
7の右端が、リテーナ23に当接することによって非作
動時の位置が決定される。
【0017】なお、第1ヨーク15、嵌合部材27、及
び、第2ヨーク17には、プランジャ部材29の作動に
伴って、プランジャ室31内に正圧、あるいは、負圧が
発生することを防ぐために、それぞれ左右の作動油の移
動を許容する油路15d,27a,17dが設けられて
いる。
【0018】バルブボデー1内には、アルミ材等にて形
成されたスプールバルブ33が、図1において左右に摺
動可能に内蔵されている。バルブボデー1の左端部にあ
る溝1bには、止輪35が装着されており、スプールバ
ルブ33の左端にある凹部33aと、止輪35にてその
位置が決定されるリテーナ部材37の凹部37aの間に
は、スプリング39が介装されている。スプリング39
の付勢力によって、スプールバルブ33はその右端にて
プランジャ部材29の左端に当接している。
【0019】スプールバルブ33の内部には、ドレン路
として使用される貫通油路33bが形成され、更に、ス
プールバルブ33の外周部と貫通油路33bを連通する
ように、ラジアル油路33c、及び、33dが形成され
ている。また、スプールバルブ33の外周部には、図1
において左からスプール溝33e,33fが設けられて
いる。
【0020】バルブボデー1には、図1において左から
油圧孔1c,1d,1e及びドレン孔1fが設置されて
おり、この内、油圧孔1c,1eは各々、外部アクチュ
エータへの油圧吐出孔として使用され、油圧孔1dは外
部の油圧源から油圧が導入されることに供される。ま
た、ドレン孔1fは、油圧孔1eからのリーク圧をドレ
ンさせるためのものである。
【0021】電磁弁が作動していない図1の状態におい
て、油圧孔1cはラジアル油路33d、貫通油路33b
を介して、ドレンへと連通している。油圧孔1d,1e
は、スプールバルブ33のスプール溝33fを介して互
いに連通しており、油圧孔1dから導入された油圧源か
らの油圧が、油圧孔1eを介して外部アクチュエータへ
と導かれる。
【0022】スプールバルブ33の右端には、円筒形の
フランジ部33gが設置されており、鉄材等の硬い材料
にて形成されたピース部材41が、その外周の円周部4
1aにてスプールバルブ33のフランジ部33gに圧入
されて固定されている。ピース部材41はその底面41
bを、フランジ部33gの段付部33hに当接させるこ
とによって、その図1において左右の位置が決定されて
いる。ピース部材41は、その外周に互いに対向するよ
うに2つの直線部41cが設定され、フランジ部33g
との間に貫通路43を設けている。この貫通路43は、
スプールバルブ33が作動することによって、スプール
バルブ33とプランジャ部材29との間に形成されてい
る室45内に、正圧、あるいは、負圧が発生することを
防ぐために、室45と貫通油路33b内とを連通させて
いる。ピース部材41は、図1においてその右端部に曲
面41dを備えており、その頂部においてプランジャ部
材29のプランジャシャフト25に当接している。な
お、実施の形態においては、ピース部材41に2つの直
線部41cを設けているが、これはかならずしも直線で
ある必要はなく、ピース部材41とスプールバルブ33
のフランジ部33gとの間に貫通路43が形成されれば
どのような形状のものであってもよい。
【0023】図示しない電源からターミナル7aを介し
てソレノイドコイル9に電流が流されると、プランジャ
部材29はソレノイドコイル9によって発生される電磁
力によって、第1ヨーク15からの吸引力を受けて、ス
プリング39の付勢力に抗して、図1において左方に移
動する。
【0024】プランジャ部材29のプランジャシャフト
25に当接しているスプールバルブ33も、プランジャ
部材29の移動によって図1において左方に移動する。
左方への移動によってスプールバルブ33は、やがて、
その左端がリテーナ37に当接するため、プランジャ部
材29とともに移動が停止する。
【0025】このとき、油圧孔1cは、ラジアル油路3
3dとの連通が断たれるとともに、スプール溝33fを
介して油圧孔1dと連通し、油圧孔1dから導入された
油圧源からの油圧が、油圧孔1cを介して外部アクチュ
エータへと導かれる。また、油圧孔1eはラジアル油路
33c、貫通油路33bを介して、ドレンへと連通す
る。
【0026】なお、本発明のスプールバルブのプランジ
ャ部材との当接部に装着するピース部材の材質は、鉄に
限ったことではなく、プランジャ部材との当接によって
も磨耗しにくい材質であれば、鉄以外の金属、樹脂材料
等のあらゆる材質が適用できる。
【0027】
【発明の効果】上記したように本発明の電磁弁によれ
ば、アルミ等の軟質材にて形成されたスプールバルブの
プランジャ部材との当接部位に、鉄等の硬質材にて形成
されたピース部材を装着したため、プランジャ部材との
当接によって、当接部位が磨耗することがなく、スプー
ル部材の磨耗によるストローク量の変化が発生せず、作
動の正確な電磁弁とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁の軸方向断面図
【図2】図1の2−2断面図
【符号の説明】
7 ボビン 9 ソレノイドコイル 15 第1ヨ
ーク 17 第2ヨーク 29 プランジャ部材 33
スプールバルブ 39 スプリング 41 ピース部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にコイルが巻線された円筒状のボビ
    ンと、該ボビンの内周に配設された固定コアと、該固定
    コアと対向し、該ボビンに対して移動可能なプランジャ
    と、付勢部材によって付勢され該プランジャと当接する
    スプール部材とを備えた電磁弁において、前記スプール
    部材の前記プランジャとの当接部位に硬質材にて形成さ
    れた当接ピースを装着したことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記スプール部材は内部に油路を備えた
    円筒部と、該円筒部に繋がる円筒状の圧入部を備え、前
    記当接ピースは前記圧入部の内周部に嵌合する対向する
    2箇所の円周部と、該円周部を連結する2つの弦部によ
    って構成され、該弦部と前記圧入部の内周部との間に貫
    通路を形成したことを特徴とする電磁弁。
JP15860397A 1997-06-16 1997-06-16 電磁弁 Pending JPH112354A (ja)

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