JPH11233827A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH11233827A
JPH11233827A JP2830098A JP2830098A JPH11233827A JP H11233827 A JPH11233827 A JP H11233827A JP 2830098 A JP2830098 A JP 2830098A JP 2830098 A JP2830098 A JP 2830098A JP H11233827 A JPH11233827 A JP H11233827A
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light emitting
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semiconductor
light
gan
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JP2830098A
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Kiyoteru Yoshida
清輝 吉田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3原色の光の発光部が同一基板の上に縦型構
造で集積されている半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 3原色のいずれか1つの光を発光する発
光層32b,52b,62bを有する3種類の半導体積
層構造3,5,6が同一基板1の上に順次積層されてい
る半導体発光素子であって、前記発光層32b,52
b,62bは、それぞれ、組成が異なるGaN系化合物
半導体から成り、具体的には、前記発光層がGaNP系
またはGaNInAs系化合物半導体から成り、また、
前記発光層がGaNP系化合物半導体から成り、前記半
導体積層構造の間にはCドープGaN,ダイヤモンド,
ダイヤモンド状カーボン,またはAlNから成る絶縁層
41,42が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光素子に関
し、更に詳しくは、3原色の光を発光する発光層が同一
基板上に積層構造をなして形成されていて、1個の素子
であっても、白色光を含む多色光の発光が可能である新
規構造の半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、赤色発光素子,緑色発光素
子,青色発光素子の3種類の発光素子が半導体材料を用
いて製造されている。そして近年では、GaN系化合物
半導体を用いた青色発光素子が注目を集め、既に2cd程
度の輝度を有する青色発光素子も開発されている。
【0003】これら3種類の発光素子は、いずれも、所
定基板の上に、MOMBE法やMOCVD法を適用して
所定の半導体材料のエピタキシャル結晶成長を行うこと
によりnip(またはpin)ダブルヘテロ接合構造を
形成し、所定箇所に電極を装荷して製造されている。そ
のとき、赤色発光素子を製造する場合には赤色に発光す
る半導体材料を用い、緑色発光素子を製造する場合には
緑色に発光する半導体材料を用い、青色発光素子を製造
する場合には青色に発光する半導体材料を用いている。
【0004】すなわち、従来の発光素子においては、1
個の素子は赤色,緑色または青色のいずれか1つの光の
みを発光するものであり発色光との関係でそれぞれは別
体であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来から知ら
れている発光素子とは異なり、赤色発光部,緑色発光部
および青色発光部が同一基板の上に集積されて1個の素
子を構成し、したがって、1個の素子であっても、白色
光を含む多色光の発光が可能であり、いわば3原色発光
部集積型発光素子とでもいうべき新規構造の半導体発光
素子の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、半導体発光
素子の材料として用いられている各種の半導体材料の性
質を検討する過程で、組成式:GaNx1-xで示される
化合物半導体は、組成比xを変化させると、そのバンド
ギャップエネルギーが3.34eV〜ー0.2eVの範囲で大き
く変化するという公知の事実に着目した。すなわち、組
成比xを1.0〜0.8の範囲内で変化させると、GaNx
1-xからは紫外光から赤色光までの発光波長を得るこ
とができるという事実である。より具体的には、組成比
xが0.95付近の値である場合は青色に発光し、組成比
xが0.90付近の値である場合は緑色に発光し、組成比
xが0.87付近の値である場合は赤色に発光するという
知見である。
【0007】この知見に基づき、本発明者は、組成比x
が異なる3種類のGaNx1-xでそれぞれ赤色発光層,
緑色発光層,および青色発光層を形成し、それらを同一
基板の上に積層すれば、1個の素子であっても3原色の
光の発光が可能になるとの着想を抱き、この着想に基づ
いて鋭意研究を重ねた結果、本発明の半導体発光素子を
開発するに至った。
【0008】すなわち、本発明の半導体発光素子は、3
原色のいずれか1つの光を発光する発光層を有する3種
類の半導体積層構造が同一基板の上に順次積層されてい
る半導体発光素子であって、前記発光層は、それぞれ、
組成が異なるGaN系化合物半導体から成ることを特徴
とする。とくに、前記発光層がGaNP系またはGaN
InAs系化合物半導体から成る半導体発光素子、また
前記発光層がGaNP系化合物半導体から成り、前記半
導体積層構造の間にはCドープGaN,ダイヤモンド,
ダイヤモンド状カーボン,またはAlNから成る絶縁層
が介装されている半導体発光素子が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の発光素子を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明素子の層構造を示
す断面図である。図1において、例えばサファイアなど
から成る基板1の上には、後述するGaNバッファ層を
含む半絶縁性のGaN層2が積層されている。
【0010】そして、上記半絶縁性GaN層2の上に
は、n−GaNから成る下部クラッド層31,n−Ga
x1-xから成る下部光閉じ込め32a,i−GaNy
1-y(ただし、x≠y)から成る発光層32b,p−
GaNx1-xから成る上部光閉じ込め層32c,p−G
aNから成る上部クラッド層33が順次積層されてい
て、全体としては、下部光閉じ込め層32a,発光層3
2b,上部光閉じ込め層32cから成るnipダブルヘ
テロ接合を有する第1の半導体積層構造3が形成されて
いる。
【0011】そして、前記下部クラッド層31の上には
例えばNi/Alから成るn型電極E1が装荷され、前
記上部クラッド層33の上には例えばAu/Niから成
るp型電極E2が装荷されている。上記した第1の半導
体積層構造3における発光層32bを構成するi−Ga
y1-yは、この組成比yを選定することにより、赤
色,緑色または青色のいずれかの光を発光するように設
計される。
【0012】この第1の半導体積層構造3の上には、後
述する絶縁層41を介して、n−GaNから成る下部ク
ラッド層51,n−GaNu1-uから成る下部光閉じ込
め層52a,i−GaNv1-v(ただしu≠vであり、
u,v≠x,y)から成る発光層52b,p−GaNu
1-uから成る上部光閉じ込め層52c,p−GaNか
ら成る上部クラッド層53が順次積層されていて、全体
としては、下部光閉じ込め層52a,発光層52b,上
部光閉じ込め層52cから成るnipダブルヘテロ接合
を有する第2の半導体積層構造5が形成されている。そ
して、前記下部クラッド層51の上には例えばNi/A
lから成るn型電極E3が装荷され、前記上部クラッド
層53の上には例えばAu/Niから成るp型電極E4
が装荷されている。
【0013】そして、上記した第2の半導体積層構造5
における発光層52bを構成するi−GaNv1-vは、
その組成が第1の半導体積層構造3の発光層32bを構
成するi−GaNy1-yとは異なった組成であるので、
当該発光層32bとは異なった発光波長の光を発光する
ようになっている。この第1の半導体積層構造5の上に
は、後述する絶縁層42を介して、n−GaNから成る
下部クラッド層61,n−GaNr1-rから成る下部光
閉じ込め層62a,i−GaNs1-s(ただしr≠sで
あり、r,s≠x,y,u,v)から成る発光層62
b,p−GaNr1-rから成る上部光閉じ込め層62
c,p−GaNから成る上部クラッド層63が順次積層
されていて、全体としては、下部光閉じ込め層62a,
発光層62b,上部光閉じ込め層62cから成るnip
ダブルヘテロ接合を有する第3の半導体積層構造6が形
成されている。そして、前記下部クラッド層61の上に
は例えばNi/Alから成るn型電極E5が装荷され、
前記上部クラッド層63の上には例えばAu/Niから
成るp型電極E6が装荷されている。
【0014】そして、上記した第3の半導体積層構造6
における発光層62bを構成するi−GaNs1-sは、
その組成が第1の半導体積層構造3と第2の半導体積層
構造5におけるそれぞれの発光層32b,52bを構成
するi−GaNy1-y,i−GaNv1-vとは異なった
組成になっているので、この発泡層62bからは、発光
層32b,52bとは異なった発光波長の光を発光する
ようになっている。
【0015】なお、第1の半導体積層構造3と第2の半
導体積層構造5の間、また第2の半導体積層構造5と第
3の半導体積層構造6の間にそれぞれ介装されている絶
縁層41,42は、いずれも、各半導体層構造を独立し
て機能させるために設けられる。すなわち、電極E1,
E2間に所定値の逆バイアス電圧を印加することによ
り、2つの絶縁層、すなわち半絶縁性GaN層2と絶縁
層41で挟まれている第1の半導体積層構造3の発光層
32bは所定の発光波長の光を発光する。また、電極E
3,E4間に所定値の逆バイアス電圧を印加することに
より、絶縁層41と絶縁層42で挟まれている第2の半
導体積層構造5の発光層52bは、発光層32bとは異
なった発光波長の光を発光する。更には、電極E5,E
6間に所定値の逆バイアス電圧を印加すれば、第3の半
導体積層構造6の発光層62bは、他の2つの半導体積
層構造の発光層とは異なった発光波長の光を発光する。
【0016】すなわち、発光波長が異なる光を発光する
各半導体積層構造は絶縁層が介在することにより、それ
ぞれ独立して機能することができる。このような働きを
する絶縁層41,42としては、例えばCドープGa
N,高抵抗のダイヤモンド,ダイヤモンド状カーボン,
またはAlNなどで形成することができる。
【0017】図1で示した本発明の発光素子は、MOC
VD法やMOMBE法など公知のエピタキシャル結晶成
長法を適用して製造することができる。以下に、MOM
BE法で製造する場合の1例を図2に示す。まず、所定
の結晶成長装置に例えばサファイアから成る基板1をセ
ットする。なお、基板としては、サファイアの外に、例
えばSi基板,SiC基板,GaAs基板,GaP基板
なども使用することができる。
【0018】N源としてジメチルヒドラジン(3×10
-6Torr),Ga源として金属Ga(1×10-7Torr)を
用い、温度640℃でサファイア基板1の上に一旦Ga
Nバッファ層を成膜したのち、温度を850℃に上昇し
て成膜操作を続け、最終的には、厚み2μmの半絶縁性
GaN層2を成膜する。なお、N源としてはプラズマ窒
素,ラジカル窒素なども用いることができ、またGa源
としては、トリエチルガリウムやトリメチルガリウムな
どを用いることもできる。
【0019】ついで、Ga源として金属Ga(1×10
-6Torr),N源としてアンモニア(5×10-5Torr),
n型ドーパントとして金属Si(5×10-8Torr)を用
い、温度850℃でn−GaNから成る厚み3000Å
の下部クラッド層31を成膜する。ついで、上記成膜条
件に加えてP源としてホスフィン(PH3:3×10-7T
orr)を用いて結晶成長を行い、前記下部クラッド層3
1の上に、n−GaN0.980.02から成る厚み2000
Åの下部光閉じ込め層32aを成膜する。
【0020】n型ドーパントの供給を絶ち、ホスフィン
の供給量を5×10-7Torrに変えて結晶成長を行い、上
記下部光閉じ込め層32aの上にi−GaN0.950.05
から成る厚み500Åの発光層32bを成膜する。な
お、この発光層は青色発光層として機能する。その後、
p型ドーパントとして金属Mg(5×10-8Torr)を用
い、ホスフィンの供給量を3×10-7Torrに変えて結晶
成長を行い、前記発光層32bの上に、p−GaN0.98
0.02から成る厚み2000Åの上部光閉じ込め層32
cを成膜する。
【0021】ついで、ホスフィンの供給を絶ち、p型ド
ーパントとしてMg(5×10-8Torr)を用いて結晶成
長を行い、上記上部光閉じ込め層32cの上にp−Ga
Nから成る厚み3000Åの上部クラッド層33を成膜
して、図2における第1の半導体積層構造3を形成す
る。ついで、N源としてジメチルヒドラジン(3×10
-6Torr),Ga源として金属Ga(5×10-7Torr)を
用いて温度850℃で結晶成長を行い、前記上部クラッ
ド層33の上に、炭素濃度が2×10-19cm-3である厚
み1000ÅのCドープGaN層41を絶縁層として成
膜する。
【0022】次に、このCドープGaN層41の上に第
2の半導体積層構造を形成する。まず、Ga源として金
属Ga(1×10-6Torr),N源としてアンモニア(5
×10-5Torr),n型ドーパントとして金属Si(5×
10-8Torr)を用い、温度850℃でn−GaNから成
る厚み3000Åの下部クラッド層51を成膜する。
【0023】ついで、上記成膜条件に加えてP源として
ホスフィン(3×10-7Torr)を用いて結晶成長を行
い、前記下部クラッド層51の上に、n−GaN0.95
0.05から成る厚み2000Åの下部光閉じ込め層52a
を成膜する。n型ドーパントの供給を絶ち、ホスフィン
の供給量を6.5×10-7Torrに変えて結晶成長を行い、
上記下部光閉じ込め層52aの上にi−GaN0.90.1
から成る厚み500Åの発光層52bを成膜する。な
お、この発光層は緑色発光層として機能する。
【0024】その後、p型ドーパントとして金属Mg
(5×10-8Torr)を用い、ホスフィンの供給量を5×
10-7Torrに変えて結晶成長を行い、前記発光層52b
の上に、p−GaN0.950.05から成る厚み2000Å
の上部光閉じ込め層52cを成膜する。ついで、ホスフ
ィンの供給を絶ち、p型ドーパントとしてMg(5×1
-8Torr)を用いて結晶成長を行い、上記上部光閉じ込
め層52cの上にp−GaNから成る厚み3000Åの
上部クラッド層53を成膜して、図2における第2の半
導体積層構造5を形成する。
【0025】ついで、N源としてジメチルヒドラジン
(3×10-6Torr),Ga源として金属Ga(5×10
-7Torr)を用いて温度850℃で結晶成長を行い、前記
上部クラッド層53の上に、炭素濃度が2×10-19cm
-3である厚み1000ÅのCドープGaN層42を絶縁
層として成膜する。次に、このCドープGaN層42の
上に第3の半導体積層構造を形成する。
【0026】まず、Ga源として金属Ga(1×10-6
Torr),N源としてアンモニア(5×10-5Torr),n
型ドーパントとして金属Si(5×10-8Torr)を用
い、温度850℃でn−GaNから成る厚み3000Å
の下部クラッド層61を成膜する。ついで、上記成膜条
件に加えてP源としてホスフィン(5.5×10-7Torr)
を用いて結晶成長を行い、前記下部クラッド層61の上
に、n−GaN0.930.07から成る厚み2000Åの下
部光閉じ込め層62aを成膜する。
【0027】n型ドーパントの供給を絶ち、ホスフィン
の供給量を7.5×10-7Torrに変えて結晶成長を行
い、上記下部光閉じ込め層62aの上にi−GaN0.87
0.13から成る厚み500Åの発光層62bを成膜す
る。なお、この発光層は赤色発光層として機能する。そ
の後、p型ドーパントとして金属Mg(5×10-8Tor
r)を用い、ホスフィンの供給量を5.5×10-7Torrに
変えて結晶成長を行い、前記発光層62bの上に、p−
GaN0.930.07から成る厚み2000Åの上部光閉じ
込め層62cを成膜する。
【0028】ついで、ホスフィンの供給を絶ち、p型ド
ーパントとしてMg(5×10-8Torr)を用いて結晶成
長を行い、上記上部光閉じ込め層62cの上にp−Ga
Nから成る厚み3000Åの上部クラッド層63を成膜
して、図2における第3の半導体積層構造6を形成す
る。なお、p型ドーパントとしては、ビスシクロペンタ
ジエニルマグネシウムを用いてもよい。
【0029】そして、全体の積層構造に対してSiO2
マスクとホトレジストを用いて所定のパターニングを行
い、ドライエッチングを行って図2における各層を順次
エッチング処理し、所定の層の上に、n型電極とp型電
極を装荷して図1で示した構造の発光素子にする。この
発光素子の場合は、第1の半導体積層構造3が青色発光
部として機能し、第2の半導体積層構造5が緑色発光部
として機能し、第3の半導体積層構造6が赤色発光部と
して機能し、これら3原色の発光部が同一基板の上に形
成されているものである。そして、これら各発光部はそ
れぞれ独立して機能することができるので、これら各発
光部を適宜運転することにより、全体として白色光を含
む多色光を発光させることができる。
【0030】なお、図1に例示した発光素子は、下から
青色/緑色/赤色の各発光部を積層した構造になってい
るが、各発光部の積層態様はこれに限定されるものでは
なく、どのような順列で組み合わされていてもよいとい
うことはいうまでもない。また、発光素子を構成する半
導体材料としてはGaNP系の化合物半導体を例示した
が、本発明の発光素子は、GaNInAs系の化合物半
導体を用いても製造することができる。
【0031】更に、本発明の発光素子の製造に関して
は、図2で示した層構造を形成したのち、それにドライ
エッチングを行う方法を例示したが、素子の製造方法は
これに限定されることはない。例えば、成膜した半絶縁
性GaN層2の上に、SiO2マスクやホトレジストを
用いてパターニングしたのち所定の半導体材料の選択成
長を行って第1の半導体積層構造3を形成し、SiO2
マスクを化学エッチングで除去したのち前記第1の半導
体積層構造の上に新たなSiO2マスクとホトレジスト
を用いてパターニングし、所定の半導体材料の選択成長
を行って第2の半導体積層構造5を形成し、更に同様の
操作を行って第3の半導体積層構造6を形成し、最後に
SiO2マスクを用いて全体のドライエッチングを行っ
たのち所定の層の上にn型電極とp型電極をそれぞれ装
荷して製造することもできる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
発光素子は、同一基板の上に、3原色の光を発光する3
種類の半導体積層構造が積層されていて、各半導体積層
構造は独立して作動することができるので、同時に赤
色,緑色,青色を取り出すことができ、したがって白色
光を含む多色光の発光が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子の層構造を示す断面図であ
る。
【図2】図1の発光素子を製造するときの成膜構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁性GaN層 3 第1の半導体積層構造 31,51,61 下部クラッド層 32,52,62 nipダブルヘテロ接合 32a,52a,62a 下部光閉じ込め層 32b、52b、62b 発光層 32c、52c、62c 上部光閉じ込め層 41,42 絶縁層(CドープGaN層) 5 第2の半導体積層構造 6 第3の半導体積層構造 E1,E3,E5 n型電極 E2,E4,E6 p型電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3原色のいずれか1つの光を発光する発
    光層を有する3種類の半導体積層構造が同一基板の上に
    順次積層されている半導体発光素子であって、前記発光
    層は、それぞれ、組成が異なるGaN系化合物半導体か
    ら成ることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記発光層がGaNP系またはGaNI
    nAs系化合物半導体から成る請求項1の半導体発光素
    子。
  3. 【請求項3】 前記半導体積層構造の間には絶縁層が介
    装されている請求項1の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記絶縁層が、CドープGaN,ダイヤ
    モンド,ダイヤモンド状カーボン,またはAlNから成
    る請求項3の半導体発光素子。
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