JPH11233650A - Sramセルアレイおよび該sramセルアレイの製造方法 - Google Patents

Sramセルアレイおよび該sramセルアレイの製造方法

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JPH11233650A
JPH11233650A JP10337525A JP33752598A JPH11233650A JP H11233650 A JPH11233650 A JP H11233650A JP 10337525 A JP10337525 A JP 10337525A JP 33752598 A JP33752598 A JP 33752598A JP H11233650 A JPH11233650 A JP H11233650A
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルとして6Tメモリセルを有し、パ
ッケージ密度の高められたSRAMセルアレイを提供す
る。 【解決手段】 6つのトランジスタのうち4つによって
フリップフロップが形成され、四角形のコーナーに配置
される。フリップフロップは他の2つのトランジスタに
より制御され、それらのトランジスタは四角形対角線上
に向き合って四角形の外側に配置される。ワードライン
に沿って隣り合うメモリセルを、第1ビットラインと隣
接メモリセルの第2ビットラインとが一致するように配
置する。さらに各トランジスタはバーティカルトランジ
スタであり、一連の層から生成された半導体構造体のと
ころに配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SRAMセルアレ
イおよび該SRAMセルアレイの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SRAMセルアレイは、記憶された情報
に対しランダムアクセスの行われるメモリセルアレイで
ある。この場合、情報を規則的な間隔でリフレッシュす
る必要のあるDRAMセルアレイとは異なり、情報はス
タティックに記憶される。
【0003】SRAMセルアレイの場合、いわゆる6T
メモリセルすなわち6つのトランジスタを有するメモリ
セルの使用されることが多くなってきている。6Tメモ
リセルは、フリップフロップとして結線された4つのM
OSトランジスタと2つの選択トランジスタを有してい
る。フリップフロップは2つの安定状態のうちの1つに
おかれている。そしてこのフリップフロップの状態によ
って、0または1の論理値が表される。ワードラインを
介した選択トランジスタの制御により、2つのビットラ
インを介して状態を特定するつまり情報を読み出すこと
もできるし、状態を変えるすなわち新たな情報を記憶さ
せることもできます。メモリジェネレーションが代わる
ごとに記憶密度が増加するので、6Tメモリセルの所要
面積をジェネレーションが代わるごとに縮小していかね
ばならない。
【0004】Semiconductor International (11.1996)
p.19 - 20 において、55F2 の面積で製造可能な6T
メモリセルが紹介されている。ここでFは個々の技術で
製造可能な最小の構造の大きさ(フィーチャサイズ)で
ある。この場合、セルフアライメントされたすなわちア
ライメントすべきマスクを用いることなく製造されたコ
ンタクトならびに局部的な接続ラインつまりセル内に位
置する接続ラインが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、メモ
リセルとして6Tメモリセルを有し、従来技術よりもパ
ッケージ密度を高めて製造可能なSRAMセルアレイを
提供することである。さらに本発明の課題は、このよう
なSRAMセルアレイの製造方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、請求項1記載のSRAMセルアレイならびに請求項
9記載の製造方法により解決される。その他の請求項に
は本発明の有利な実施形態が示されている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による回路装置によれば、
1つのメモリセルは少なくとも第1トランジスタ、第2
トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、
第5トランジスタ、および第6トランジスタを有してい
る。第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トラン
ジスタおよび第4トランジスタによりフリップフロップ
回路が形成され、このフリップフロップ回路は、第5ト
ランジスタおよび第6トランジスタを介して制御され、
このフリップフロップ回路は、第1電圧端子と第2の電
圧端子との間に接続されている。第3トランジスタおよ
び第4トランジスタは、第1トランジスタおよび第2ト
ランジスタに対し相補的である。第5トランジスタおよ
び第6トランジスタはワードラインを介して制御され
る。第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第
1ビットラインと接続されており、第6トランジスタの
第2ソース/ドレイン領域は第2ビットラインと接続さ
れている。第1ビットラインおよび第2ビットライン
は、ワードラインを横切る方向で延在している。第1ト
ランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタおよ
び第4トランジスタは、1つの四角形のコーナーに配置
されており、第1トランジスタの配置されているコーナ
ーと第4トランジスタの配置されているコーナーは対角
線上に向き合っている。また、第1トランジスタと第5
トランジスタとの間に第3トランジスタが配置されてお
り、第4トランジスタと第6トランジスタとの間に第2
トランジスタが配置されている。
【0008】このような配置構成により得られる利点と
は、ワードライン、第1ビットライン、第2ビットライ
ン、第1電圧端子への接続ライン、第2電圧端子への接
続ラインを、実質的に直線的なストライプ状の構造体と
して構成できることである。ストライプ状の構造体は近
くに並べて配置させることができるので、パッケージ密
度の高められたSRAMメモリセルを製造することがで
きる。
【0009】しかもこの場合、第1ビットラインと第2
ビットラインを互いに並べて配置することができるの
で、それらを基板の一部分として形成することができ
る。ビットラインを基板の上に配置した場合、それらが
並置されていれば両方のビットラインをただ1つの金属
化平面により形成することができ、このことはプロセス
の簡単化を意味する。
【0010】第1トランジスタと第3トランジスタと第
5トランジスタの間の接続ラインは、ワードラインに対
し平行に延在している。第6トランジスタと第2トラン
ジスタと第4トランジスタの間の接続ラインは、ワード
ラインに対し平行に延在している。また、第1トランジ
スタと第2トランジスタの間の接続ラインは、ワードラ
インと交差するz軸に対し平行に延在している。さらに
第3トランジスタと第4トランジスタの間の接続ライン
は、このz軸に対し平行に延在している。第5トランジ
スタと第6トランジスタの間の接続ラインはz軸と交差
しており、ワードラインの方向を横切って延在してい
る。
【0011】本発明によれば、SRAMセルアレイの種
々の特性を改善するため、メモリセルにおける6つのト
ランジスタに加えてさらに別の構成素子たとえばコンデ
ンサ、抵抗、ダイオードあるいはさらに別のトランジス
タなどが、メモリセル中に集積される。
【0012】第1トランジスタ、第3トランジスタなら
びに第5トランジスタを、ワードライン方向で並置させ
ることができる。第2トランジスタ、第4トランジスタ
ならびに第6トランジスタも、ワードライン方向に並置
させることができる。第1トランジスタの配置されてい
るコーナーと第2トランジスタの配置されているコーナ
ーとの間の接続ラインを、z軸に対し平行に延在させる
ことができる。また、第3トランジスタの配置されてい
るコーナーと第4トランジスタの配置されているコーナ
ーとの間の接続ラインを、z軸に対し平行に延在させる
ことができる。このような配置構成の場合パッケージ密
度を高めるのに有利であるのは、第1ビットライン、第
2ビットライン、第1電圧端子への接続ライン、第2電
圧端子への接続ラインがストライプ状であり、実質的に
z軸に対し平行に延在させることである。第1電圧端子
への接続ラインを、第1トランジスタの配置されている
コーナーおよび第2トランジスタの配置されているコー
ナーとオーバラップさせることができる。また、第2電
圧端子への接続ラインを、第3トランジスタの配置され
ているコーナーおよび第4トランジスタの配置されてい
るコーナーとオーバラップさせることができる。
【0013】このような四角形を長方形とすることがで
き、したがってこの場合、その4つの辺は実質的に直角
を成す。
【0014】ワードラインに沿って互いに隣り合う第1
メモリセルと第2メモリセルを、並進対称(translatio
nssymmetrical)または180゜の回転対称となるよう
互いに構成することができる。これによりパッケージ密
度を高めることができる。なぜならば、平面を損失する
ことなく各メモリセルを相前後して整列させることがで
きるからである。第1メモリセルにおける各トランジス
タの1つと第2メモリセルにおける各トランジスタの1
つとの間の接続ラインは、z軸に平行に延びている。こ
の場合、第1メモリセルにおける上記のトランジスタ
を、第5トランジスタまたは第6トランジスタとするこ
とができる。このことは、第2メモリセルにおける上記
のトランジスタについてもあたはまる。有利には、第1
メモリセルにおける上記のトランジスタが第1メモリセ
ルの第5トランジスタであれば、第2メモリセルにおけ
る上記のトランジスタは第2メモリセルの第6トランジ
スタであるし、第1メモリセルの上記のトランジスタが
第1メモリセルの第6トランジスタであれば、第2メモ
リセルにおける上記のトランジスタは第2メモリセルの
第5トランジスタである。パッケージ密度を高めるた
め、第1メモリセルにおける第1ビットラインは第2メ
モリセルの第2ビットラインとして用いられる。
【0015】パッケージ密度を高めるために有利である
のは、ワードラインに対する第1コンタクトが、ワード
ラインに沿って隣り合う2つのメモリセルにおいて第6
トランジスタのゲート電極(以下では”第6ゲート電
極”と称する)とも接触し、第5トランジスタのゲート
電極(以下では”第5ゲート電極”と称する)とも接触
するように構成することである。このことで、メモリセ
ルあたりワードラインに対し2つの半分のコンタクトし
か生じないようになる。
【0016】さらに本発明によれば、第1ビットライ
ン、第2ビットライン、第1電圧端子への接続ライン、
および/または第2電圧端子への接続ラインが、ドーピ
ング領域として基板中に形成される。択一的に、それら
のラインを導電性構造体として基板の上に、および/ま
たは基板に接するように形成することもできる。
【0017】さらに、パッケージ密度を高めるために有
利であるのは、第1トランジスタ、第2トランジスタ、
第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジス
タ、および/または第6トランジスタを、バーティカル
MOSトランジスタとして形成することである。
【0018】さらに本発明によれば、少なくとも1つの
半導体構造体の側面にトランジスタが配置される。半導
体構造体の横断面は任意のものとすることができる。た
とえば半導体構造体をリング状とすることができ、この
ことにより著しく高いパッケージ密度と同時に大きいチ
ャネル幅が得られる。
【0019】トランジスタの下方のソース/ドレイン領
域を半導体構造体内部に配置させることができる。パン
チスルーあるいはそれぞれ上方と下方のソース/ドレイ
ン領域により形成される容量を回避するために有利であ
るのは、下方のソース/ドレイン領域を半導体構造体の
横にその側面と接して配置することである。この場合、
1つのトランジスタにおける上方のソース/ドレイン領
域と下方のソース/ドレイン領域を同時に、相互間でお
よび半導体構造体に対しセルフアライメントして、つま
り調整すべきマスクを用いることなく、インプランテー
ションにより形成することができる。このことによりプ
ロセスの煩雑さが少なくなるとともに、著しく小さい構
造サイズも可能となる。それというのも、調整許容範囲
を考慮する必要がないからである。
【0020】さらに本発明によれば、複数のトランジス
タが1つの半導体構造体のところに配置される。これに
より、各トランジスタのソース/ドレイン領域間の接続
ラインを半導体構造体内で延在させることができるよう
になり、このことでプロセスの煩雑さが少なくなるとと
もに、パッケージ密度も高くなる。各ソース/ドレイン
領域を互いに分離するために、半導体構造体中に凹部を
形成することができる。
【0021】pチャネルトランジスタとnチャネルトラ
ンジスタの対称的なスイッチング動作のために有利であ
るのは、pチャネルトランジスタのチャネル幅がnチャ
ネルトランジスタのチャネル幅のほぼ2倍の大きさとな
るように構成することである。たとえば第3トランジス
タと第4トランジスタのチャネル幅を、第1トランジス
タと第2トランジスタのチャネル幅の2倍の大きさにす
ることができる。プロセスを簡単にするため、同じ大き
さの半導体構造体を生成し、pチャネルトランジスタを
それぞれ2つの半導体構造体の側面に配置し、nチャネ
ルトランジスタをそれぞれ1つの半導体構造体の側面に
配置することができる。
【0022】パッケージ密度を高めるために有利である
のは、第5トランジスタと第6トランジスタをnチャネ
ルトランジスタとして構成することである。
【0023】半導体構造体を形成するため、一連の層を
形成することができる。この一連の層は少なくとも、第
1導電形にドーピングされた第1層と、その上に位置し
第1導電形とは逆の第2導電形にドーピングされた第2
層と、その上に位置し第1導電形にドーピングされた第
3層と、その上に位置し第2導電形にドーピングされた
第4層を有している。本発明によれば、これらの層の間
に補助層が配置される。この一連の層を多段のマスクに
よりエッチングすることで、半導体構造体が形成され
る。NMOSトランジスタであってもPMOSトランジ
スタであってもこの一連の層から形成できるようにする
目的で、互いに相補的なトランジスタがそれぞれ異なる
高さに配置される。各半導体構造体中に位置する第2層
と第3層の一部分は、たとえばチャネル領域として適し
ている。さらに本発明によれば、一連の層の一部分とし
て別のドーピング層が形成され、互いに相補的ではない
トランジスタもそれぞれ異なる高さに配置される。この
場合にも、互いに相補的なトランジスタのチャネル領域
を、一連の層における互いに隣接しない層中に形成する
ことができる。
【0024】第1層をn形またはp形にドーピングされ
たものとすることができる。また、一連の層を、たとえ
ばエピタキシャルおよび/またはインプランテーション
により形成することができる。均一にドーピングされた
層の代わりに、ドーピング領域を有する層を用いてもよ
い。これは予備構造化を成すものであり、これによって
一連の層の構造化ならびにたとえばビットラインなど導
電性構造体の形成に関するプロセスの煩雑さが低減され
る。
【0025】チャネル電流がチャネル領域全体に広がる
ようにすれば、寄生的なバイポーラトランジスタに起因
するリーク電流を抑圧できる。したがって、半導体構造
体を通ってチャネル電流に対し垂直に延びる横断面を著
しく小さく構成するのが有利である。この目的で、使用
される技術で製造可能な最小構造サイズ(フィーチャサ
イズ)Fよりも小さい寸法のマスクを用いて、半導体構
造体を形成することができる。このマスクはたとえば、
構造化された層のアンダーカットにより形成できる。択
一的に、このマスクをたとえばスペーサ状とすることが
できる。スペーサ状のマスクはたとえば、材料の析出な
らびにエッチバックにより、構造化された補助層の縁に
形成される。次に、これにより生じたスペーサをさらに
構造化することができる。
【0026】本発明によれば、各トランジスタは少なく
とも1つの半導体構造体のところに形成される。半導体
構造体を形成するため、たとえば一連の層の上に第1補
助層が析出される。この第1補助層中に、z軸に平行に
延在する溝が形成される。材料の析出とエッチバックに
より、溝の側面にスペーサが形成される。そしてこれら
のスペーサは、溝を横切る方向で延びる領域を覆うマス
クによって構造化され、これによりスペーサから第1マ
スクが形成される。第1マスクを用いることで一連の層
は、第2層が部分的に露出するまでエッチングされる。
【0027】これにより、第1導電形にドーピングされ
たチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体と、
一時的な半導体構造体とが生じる。一時的な半導体構造
体からは、第2導電形にドーピングされたチャネル領域
をもつトランジスタの半導体構造体が形成され、これは
次のようにして形成される。すなわちこの場合、第1導
電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジス
タの半導体構造体と周辺領域を少なくとも覆う第2マス
クを用いることで、第1層が部分的に露出するまで一連
の層がエッチングされる。この場合、第2マスクがスト
ライプ状であり、そのストライプがz軸に対し平行に延
在していると有利である。これにより、第1層と第2層
の一部分から、たとえばビットラインのような導電性構
造体を形成することができる。
【0028】隣り合うトランジスタを互いに分離するた
めに有利であるのは、第1導電形にドーピングされたチ
ャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体と周辺領
域を少なくとも覆うマスクを用いることで、第3層と基
板が部分的に露出するまで一連の層がエッチングされる
ことである。ここで別の利点として挙げられるのは、こ
れにより第2導電形にドーピングされたチャネル領域を
もつトランジスタの半導体構造体において、第4層の過
剰部分が除去されることである。
【0029】さらに本発明によれば、ストライプ状の第
4マスクを用いることでインプランテーションが実行さ
れる。このマスクのストライプはz軸に対し平行に延在
しており、第1導電形でドーピングされたチャネル領域
をもつトランジスタと周辺領域を覆うものである。これ
により、半導体構造体上部ならびに側方においてそれら
に隣接して、第2導電形でドーピングされたチャネル領
域をもつトランジスタのソース/ドレイン領域における
ドーパント濃度がセルフアライメントされて、つまり調
整すべき付加的なマスクを用いることなく、高められる
ことになる。さらにこの場合、第1層中に延在するスト
ライプ状のドーピング領域が形成される。第4マスクに
対し相補的な第5マスクを用いてインプランテーション
を行うことで、第1導電形でドーピングされたチャネル
領域をもつトランジスタのソース/ドレイン領域におけ
るドーパント濃度が高められる。この場合、第1層中に
ストライプ状のドーピング領域が生じる。ストライプ状
のドーピング領域のうち第1ドーピング領域は、第1ト
ランジスタの第1ソース/ドレイン領域と第2トランジ
スタの第1ソース/ドレイン領域を有しており、この第
1ドーピング領域は第1電圧端子と接続されている。こ
の第1ドーピング領域は、第1層中または第2層中に形
成することができる。また、ストライプ状のドーピング
領域のうち第2ドーピング領域は、第3トランジスタの
第2ソース/ドレイン領域と第4トランジスタの第2ソ
ース/ドレイン領域を有しており、この第2ドーピング
領域は第2電圧端子と接続されている。第6トランジス
タの第2ソース/ドレイン領域または第5トランジスタ
の第2ソース/ドレイン領域を有するストライプ状のド
ーピング領域におけるその他の領域は、第2ビットライ
ンまたは第1ビットラインとして適している。
【0030】ゲート電極およびその下に位置するソース
/ドレイン領域により形成される容量を低減するのに有
利であるのは、ソース/ドレイン領域上に間隔層を形成
することである。この目的で、たとえば異方性で絶縁材
料が被着され、等方性で再び除去され、その結果、半導
体構造体の側面では材料が完全に除去され、水平平面に
は間隔層が形成される。
【0031】さらに本発明によれば、ゲート誘電体形成
後、導電性材料が析出され、各トランジスタ間の領域を
覆う第6マスクを用いてエッチングされる。これによれ
ば、半導体構造体を取り囲むゲート電極と、第6ゲート
電極およびワードラインに沿って隣り合うメモリセルに
おける第5ゲート電極とオーバラップする第1導電性構
造体が形成される。さらに、第1トランジスタと第2ト
ランジスタとの間に第2トランジスタのゲート電極(”
第2ゲート電極”)とオーバラップする第2導電性構造
体が、第2トランジスタと第4トランジスタとの間に第
2ゲート電極および第4トランジスタのゲート電極(”
第4ゲート電極”)とオーバラップする第3導電性構造
体が形成され、さらに第3トランジスタと第4トランジ
スタとの間に第3トランジスタのゲート電極(”第3ゲ
ート電極”)とオーバラップする第4導電性構造体が、
第1トランジスタと第3トランジスタとの間に第1ゲー
ト電極および第3ゲート電極とオーバラップする第5導
電性構造体が形成される。
【0032】投入する電圧を調整するために、傾斜イン
プランテーションによりチャネル領域をドーピングする
ことができる。
【0033】また、ソース/ドレイン領域とコンタクト
ないし導電性構造体の間の抵抗を減少させるため、該当
するソース/ドレイン領域上の珪化によりシリサイド層
を形成するのが有利である。
【0034】さらに、一連の層がシリコン層および/ま
たはSi(1−x)Gex層を有するように構成でき
る。
【0035】基板はたとえば半導体基板としてもよい
し、あるいはSOI基板すなわちSiO層の上に薄い
単結晶シリコン層を有する基板とすることもできる。
【0036】次に、図面を参照しながら実施例に基づき
本発明について詳細に説明する。なお、各図面は縮尺ど
おりではない。
【0037】
【実施例】出発材料は、約1017cm-3のドーパント濃
度を有するシリコンから成るn形ドーピング基板1であ
る。この基板1の上に一連の層が形成され、これは次の
ように行われる。すなわち、その場的なドーピングを伴
うエピタキシャルにより、約100nmの厚さのp形ド
ーピングされた第1層S1、約100nmの厚さのn形
ドーピングされた第2層S2、約100nmの厚さのp
形ドーピングされた第3層S3、さらに約100nmの
厚さのn形ドーピングされた第4層S4を成長させる。
これら第1層S1、第2層S2、第3層S3ならびに第
4層S4のドーパント濃度は、約1018cm-3である。
これら一連の層の上に、約200nmの厚さを有しSi
2 から成る補助層Hが析出される。ホトリソグラフィ
手法により補助層Hが構造化され、その際、互いに平行
に延在する第1の溝G1および第2の溝G2が形成され
る。第1の溝G1および第2の溝G2はz軸zに対し平
行に延在している(図1および図11参照)。第1の溝
G1は約700nmの幅であり、第2の溝G2は約30
0nmの幅である。互いに隣り合う溝の中央線間の間隔
は約900nmである。
【0038】スペーサSpを形成するため、窒化シリコ
ンが析出されエッチバックされる。スペーサSpから第
1マスクM1が生じ、この場合、窒化シリコンにおい
て、z軸zに対し垂直なx軸xに平行に延在するストラ
イプが形成されるようエッチングされる。それらのスト
ライプは約900nmの幅であって、隣り合うストライ
プの中央線間の間隔は約1200nmである(図2およ
び図11参照)。
【0039】第1マスクM1を用いてシリコンがエッチ
ングされる。この場合、第4層S4と第3層S3が貫通
して切断され、第2層S2が露出する(図2参照)。こ
れにより第1トランジスタ、第2トランジスタ、第5ト
ランジスタおよび第6トランジスタの半導体構造体St
1,St2,St5,St6、ならびに第3トランジス
タおよび第4トランジスタの一時的な半導体構造体が生
じる。ストライプ状の第2マスクを形成するため、Si
が析出され、ホトリソグラフィ手法により構造化さ
れる(図2参照)。この第2マスクM2のストライプ幅
は約300nmでありz軸zに平行に延在し、第1トラ
ンジスタ、第2トランジスタ、第5トランジスタおよび
第6トランジスタならびに周辺領域を覆うものである。
第2マスクM2および第1マスクM1を用いて、第1層
S1が部分的に露出するまでシリコンがエッチングされ
る(図2参照)。このことで、第3トランジスタおよび
第4トランジスタにおける一時的な半導体構造体から、
第3トランジスタおよび第4トランジスタの半導体構造
体St3,St4が生じる。マスクM2により、メモリ
セルの第1トランジスタと第2トランジスタとの間、な
らびにx軸xに沿って隣り合うメモリセルの第6トラン
ジスタと第5トランジスタとの間において、第2層S2
の一部分が保護される。
【0040】次に、第1マスクM1と第2マスクM2が
たとえばNHF/HFによって除去され、ついで15
0゜でHPOによって除去される。その後、第1補
助構造体HS1が形成され、これはSiOを厚さ約1
00nmで析出し、第2マスクM2よりもいくらか幅の
広いストライプをもつストライプ状の第3マスク(図示
せず)を用いて、第3トランジスタおよび第4トランジ
スタの半導体構造体St3,St4において第4層S4
が露出するまでエッチングすることによって行われる。
たとえばCl/CHFを用いてSiOに対し選択
的にシリコンをエッチングすることによって、第3層S
3と基板1が部分的に露出するまで第4層S4と第1層
S1が部分的に除去される。このことで、x軸xに沿っ
て隣り合うトランジスタが互いに分離される。
【0041】第3マスクに類似したストライプ状の第4
マスク(図示せず)を用いて、たとえばCHF/CF
を用いてシリコンに対し選択的に、第3トランジスタ
と第4トランジスタの半導体構造体St3,St4の側
面に接する第1補助構造体HS1の一部分が除去される
まで、SiOがエッチングされる(図4参照)。
【0042】さらに第1補助構造体HS1をマスクとし
て用いてインプランテーションを行うことにより、第3
トランジスタの半導体構造体St3における第3層S3
の一部分に第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領
域が形成され、第4トランジスタの半導体構造体St4
における第3層S3の一部分に第4トランジスタの第1
ソース/ドレイン領域4S/D1が形成され、さらに第
1層S1の一部分に第2ドーピング領域Ge2の一部と
して第3トランジスタの半導体構造体St3の側面に接
して第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域が、
さらに第2ドーピング領域Ge2の一部分として第4ト
ランジスタの半導体構造体St4の側面に接して第4ト
ランジスタの第2ソース/ドレイン領域4S/D2が形
成される(図4参照)。このようにしてこれらのソース
/ドレイン領域は互いにセルフアライメントされて形成
され、つまり調整すべき付加的なマスクを用いることな
く形成される。次に、たとえばNHF/HFを用いシ
リコンに対し選択的にSiOをエッチングすること
で、第1補助構造体HS1が除去される。
【0043】第2補助構造体HS2を形成するため、S
iOが約100nmの厚さで析出され、第4マスクに
対し相補的な第5マスクを用いて構造化される。第2補
助構造体HS2はストライプ状であり、第3トランジス
タの半導体構造体St3,St4ならびに周辺領域を覆
うものである。そしてこの第2補助構造体HS2をマス
クとして用いてインプランテーションを行うことにお
り、第1トランジスタの半導体構造体St1中に存在す
る第4層S4の一部分に、n形にドーピングされた第1
トランジスタの第2ソース/ドレイン領域が形成され、
第2トランジスタ半導体構造体St2中に存在する第4
層S4の一部分に、第2トランジスタの第2ソース/ド
レイン領域2S/D2が形成され、第5トランジスタの
半導体構造体St5中に存在する第4層の一部分に、第
5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域が形成さ
れ、第6トランジスタの半導体構造体St6中に存在す
る第4層S4の一部分に、第6トランジスタの第1ソー
ス/ドレイン領域が形成される。また、第2トランジス
タの半導体構造体St2および第1トランジスタの半導
体構造体St1とオーバラップしている第2層S2のス
トライプ状部分に、第1ドーピング領域Ge1が形成さ
れ、さらに、x軸xに沿って隣り合うメモリセルにおけ
る第5トランジスタと第6トランジスタの半導体構造体
St5,St6とオーバラップしている第2層S2のス
トライプ状部分に、第1ビットラインB1と第2ビット
ラインB2が形成される(図5および図11参照)。
【0044】この場合、第1ビットラインB1は、x軸
xに沿って最初に隣り合うメモリセルにとって第2ビッ
トラインとして用いられる。したがって、最初に隣り合
うメモリセルにおける第6トランジスタの第2ソース/
ドレイン領域6S/D2′は、第1ビットラインB1の
一部分となる。また、第2ビットラインB2は、x軸x
に沿って2番目に隣り合うメモリセルにとって、第1ビ
ットラインとして用いられる。したがって、2番目に隣
り合うメモリセルにおける第5トランジスタの第2ソー
ス/ドレイン領域は、第2ビットラインB2の一部分と
なる。次に、第2補助構造体HS2がたとえばNH
/HFを用いたエッチングにより除去される。
【0045】SiOの異方性の被着、およびたとえば
NHF/HFを用いて半導体構造体St1,St2,
St3,St4,St5,St6の側面からSiO
除去されるまでSiOを等方性エッチングすることに
より、水平平面に約20nmの厚さの間隔層Aが生じる
(図6参照)。
【0046】洗浄ステップの後、熱酸化により約5nm
の厚さのゲート電極Gdが形成される(図6参照)。
【0047】ゲート電極および導電性構造体を形成する
ため、その場的にドーピングされたポリシリコンが析出
され、スペーサ状のゲート電極がチャネル領域の高さで
トランジスタの半導体構造体St1,St2,St3,
St4,St5,St6を取り囲むまで、第6マスク
(図示せず)を用いてエッチングが行われる。この第6
マスクは、z軸zに沿って隣り合うメモリセルにおける
第5トランジスタと第6トランジスタとの間の部分を、
第1導電性構造体たとえばL1またはL1′が生じるよ
うに覆っており、この第1導電性構造体はそれらのトラ
ンジスタの第5ゲート電極たとえばGa5またはGa
5″および第6ゲート電極たとえばGa6またはGa
6′とオーバラップしている。さらにこの第6マスクは
第2トランジスタと第1トランジスタとの間の領域を、
第2導電性構造体L2が生じるように覆っており、この
第2導電性構造体は第2トランジスタの第2ゲート電極
Ga2とオーバラップしている。さらに第6マスクは第
2トランジスタと第4トランジスタとの間の領域を、第
3導電性構造体L3が生じるように覆っており、この第
3導電性構造体は第2トランジスタの第2ゲート電極G
a2および第4トランジスタの第4ゲート電極G4とオ
ーバラップしている。また、第6マスクは第4トランジ
スタと第3トランジスタとの間の領域を、第4導電性構
造体L4が生じるように覆っており、この第4導電性構
造体は第3トランジスタの第3ゲート電極Ga3とオー
バラップしている。第6マスクは第1トランジスタと第
3トランジスタとの間の領域を、第5導電性構造体L5
が生じるように覆っており、この第5導電性構造体は第
1ゲート電極Ga1および第3ゲート電極Ga3を覆っ
ている(図11参照)。間隔層Aにより、ゲート電極お
よびその下に位置するソース/ドレイン領域によりそれ
ぞれ形成される容量が小さくされる。
【0048】第1絶縁構造体I1を形成するため、Si
が約100nmの厚さで析出され、第3トランジス
タの第1ソース/ドレイン領域、第4トランジスタの第
1ソース/ドレイン領域4S/D1、第6トランジスタ
の第1ソース/ドレイン領域、第5トランジスタの第1
ソース/ドレイン領域、第1トランジスタの第2ソース
/ドレイン領域、第2トランジスタの第2ソース/ドレ
イン領域2S/D2が露出するまで、エッチバックされ
る(図7および図8参照)。第3導電性構造体L3およ
び第5導電性構造体L5において場合によっては露出し
た部分を絶縁する目的で、第2絶縁性構造体I2が形成
され、これは窒化シリコンを約100nmの厚さで析出
し、第7マスク(図示せず)を用いてエッチングを行う
ことにより形成される。この場合、第7マスクは、第1
トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第2トラン
ジスタの第2ソース/ドレイン領域2S/D2、第3ト
ランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第4トランジ
スタの第1ソース/ドレイン領域4S/D1、第5トラ
ンジスタの第1ソース/ドレイン領域、第6トランジス
タの第1ソース/ドレイン領域、第1導電性構造体L1
の一部分、第2導電性構造体L2の一部分、ならびに第
4導電性構造体L4の一部分を覆っていないものであ
る。
【0049】次に選択的な珪化が実行され、これによっ
てシリコンから成る露出平面にシリサイド層Sが生じ
る。
【0050】ついでアルミニウムが約300nmの厚さ
で析出されて構造化され、これによってL字状の第6導
電性構造体L6、L字状の第7導電性構造体L7、なら
びに第1導電性構造体L1,L1′と接する第1コンタ
クトK1,K1′の下部が形成される。第6導電性構造
体L6により、第6トランジスタの第1ソース/ドレイ
ン領域、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域
2S/DS、第4トランジスタの第1ソース/ドレイン
領域4S/D1、ならびに第4導電性構造体L4が互い
に接続される。また、第7導電性構造体L7により、第
2導電性構造体L2、第1トランジスタの第2ソース/
ドレイン領域、第3トランジスタの第1ソース/ドレイ
ン領域、ならびに第5トランジスタの第1ソース/ドレ
イン領域が互いに接続される(図12参照)。
【0051】さらにその次に、SiOを約300nm
の厚さで被着させることにより第3絶縁構造体I3が形
成される。たとえばCHF/Oを用いてエッチング
を行うことにより、第1コンタクトK1,K1′の下部
まで達するコンタクトホールが形成される。ついでアル
ミニウムが析出されて構造化され、このことでコンタク
トホール内に第1コンタクトK1,K1′の上部および
それに接してx軸xに対し平行に延びるワードラインW
が形成される(図11参照)。
【0052】以下、この実施例のSRAMセルアレイに
おける各トランジスタの部分間の接続についてまとめ
る:第1トランジスタの第1ソース/ドレイン領域は、
第2トランジスタの第1ソース/ドレイン領域および第
1電圧端子と接続されている。第1トランジスタの第2
ソース/ドレイン領域は、第3トランジスタの第1ソー
ス/ドレイン領域、第5トランジスタの第1ソース/ド
レイン領域、第2ゲート電極、ならびに第4ゲート電極
と接続されている。第1ゲート電極は、第2トランジス
タの第2ソース/ドレイン領域、第4トランジスタの第
1ソース/ドレイン領域、第3ゲート電極、ならびに第
6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域と接続され
ている。第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域
は、第4トランジスタの第2ソース/ドレイン領域およ
び第2電圧端子と接続されている。第5トランジスタの
第2ソース/ドレイン領域は、第1ビットラインと接続
されている。第5ゲート電極は、第6ゲート電極ならび
にワードラインと接続されている。第6トランジスタの
第2ソース/ドレイン領域は、第2ビットラインと接続
されている。なお、第3トランジスタと第4トランジス
タは、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第5トラ
ンジスタおよび第6トランジスタに対し相補的である。
【0053】この実施例の多数の実施形態が考えられ、
それらも本発明の枠内に入るものである。たとえば既述
の層、領域、マスクおよび構造体の寸法を、個々の必要
条件に整合させることができる。これと同じことは、提
案したドーパント濃度についてもあてはまる。半導体構
造体は必ずしもウェブ状でなくてもよく、個々の必要条
件に合わせて整合させることができる。また、半導体構
造体の側面が半導体構造体表面に対し垂直に延在してい
なくてもよく、半導体構造体の表面と任意の角度を成す
ように構成してもよい。さらにビットラインとワードラ
インが必ずしも互いに垂直に延在してなくてもよく、そ
れらが任意の角度を成すように構成することができる。
SiOから成るマスクと層は、熱酸化あるいは析出プ
ロセスよって生成させることができる。析出中にも析出
後にもポリシリコンをドーピングすることができる。さ
らに、ドーピングされたポリシリコンの代わりに、金属
シリサイドおよび/または金属を用いてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板の断面図であって、第1層の次に第2層、
第3層ならびに第4層をエピタキシャル成長させ、さら
に第1補助層を析出させて構造化し、スペーサを形成す
る様子を示す図である。
【図2】図1の断面から出発し、第1マスクと第2マス
クと半導体構造体を形成する様子を示す図である。
【図3】図2の断面から出発し、第1マスクと第2マス
クの除去し、第1補助構造体を形成し、第1層および第
4層の一部分を除去する様子を示す図である。
【図4】図3の断面から出発し、第1補助構造体を部分
的に除去し、第3トランジスタ(図示せず)および第4
トランジスタのソース/ドレイン領域ならびに第2ドー
ピング領域を形成する様子を示す図である。
【図5】図4の断面から出発し、第2補助構造体、第1
トランジスタ(図示せず)と第2トランジスタと第5ト
ランジスタ(図示せず)と第6トランジスタのソース/
ドレイン領域、第1ドーピング領域、第1ビットライ
ン、ならびに第2ビットラインを形成する様子を示す図
である。
【図6】図5の断面から出発し、間隔層とゲート誘電体
を形成する様子を示す図である。
【図7】図6の断面から出発し、ゲート電極と導電性構
造体と第1絶縁構造体を形成する様子を示す図である。
【図8】図7の断面図から出発し、第2絶縁構造体を形
成する様子を示す図である。
【図9】図8の断面図から出発し、導電性構造体、第3
絶縁構造体、シリサイド層、コンタクト(図示せず)、
ならびにワードライン(図示せず)を形成する様子を示
す図である。
【図10】補助層と溝とスペーサを形成した後の基板平
面図である。
【図11】図10をもとに、半導体構造体、ゲート電
極、ゲート電極とオーバラップした導電性構造体、なら
びにビットラインを示す基板平面図である。
【図12】図11をもとに、半導体構造体と導電性構造
体を示す基板平面図である。
【図13】図12をもとに、メモリセルの配置構成を描
いた図である。
【符号の説明】
1 基板 H1,H2 補助構造体 M1,M2 マスク St1〜St6 半導体構造体 Ka1〜Ka6 トランジスタ Gd ゲート誘電体 Ge1〜2 ドーピング領域 A 間隔層 S/D1 ソース/ドレイン領域 I1〜I3 絶縁構造体 L1〜L7 導電性構造体 B1,B2 ビットライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング レーズナー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ハインツ ェルメンヒェンシュトラーセ 2 (72)発明者 ローター リッシュ ドイツ連邦共和国 ノイビーベルク ティ ツィアンシュトラーセ 27

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SRAMセルアレイにおいて、 複数のメモリセルが設けられており、これらのメモリセ
    ルはそれぞれ少なくとも第1トランジスタ、第2トラン
    ジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5ト
    ランジスタ、および第6トランジスタを有しており、 第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジス
    タおよび第4トランジスタによりフリップフロップ回路
    が形成され、該フリップフロップ回路は、第5トランジ
    スタおよび第6トランジスタを介して制御され、該フリ
    ップフロップ回路は、第1電圧端子と第2の電圧端子と
    の間に接続されており、 第3トランジスタおよび第4トランジスタは、第1トラ
    ンジスタおよび第2トランジスタに対し相補的であり、 第5トランジスタおよび第6トランジスタはワードライ
    ン(W)を介して制御され、 第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第1ビ
    ットライン(B1)と接続されており、 第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第2ビ
    ットライン(B2)と接続されており、 第1ビットライン(B1)および第2ビットライン(B
    2)はワードライン(W)を横切る方向で延在してお
    り、 第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジス
    タおよび第4トランジスタは、1つの四角形のコーナー
    に配置されており、第1トランジスタの配置されている
    コーナーと第4トランジスタの配置されているコーナー
    は対角線上に向き合っており、 第1トランジスタと第5トランジスタとの間に第3トラ
    ンジスタが配置されており、 第4トランジスタと第6トランジスタとの間に第2トラ
    ンジスタが配置されていることを特徴とする、 SRAMセルアレイ。
  2. 【請求項2】 第1トランジスタと第3トランジスタと
    第5トランジスタはワードライン方向に相前後して並置
    されており、 第2トランジスタと第4トランジスタと第6トランジス
    タはワードライン方向に相前後して並置されており、 第1トランジスタの配置されているコーナーと第2トラ
    ンジスタの配置されているコーナーとの間の接続ライン
    は、ワードライン方向を横切る方向で延びるz軸(z)
    に対し平行に延在しており、 第3トランジスタの配置されているコーナーと第4トラ
    ンジスタの配置されているコーナーとの間の接続ライン
    はz軸(z)に対し平行に延在している、請求項1記載
    のSRAMセルアレイ。
  3. 【請求項3】 第1メモリセルにおける複数のトランジ
    スタの1つと、ワードライン(W)に沿って前記第1メ
    モリセルと隣り合う第2メモリセルにおける複数のトラ
    ンジスタの1つとの間の接続ラインは、z軸(z)に対
    し平行に延びており、 これら第1メモリセルと第2メモリセルは、互いに並進
    対称または180゜の回転対称となるよう構成されてい
    る、 請求項2記載のメモリセルアレイ。
  4. 【請求項4】 第6トランジスタと第5トランジスタと
    の間のワードライン(W)は、隣り合うメモリセルのワ
    ードライン(W)に沿って配置されており、 第1メモリセルにおける第6トランジスタのゲート電極
    (Ga6)と、第2メモリセルにおける第5トランジス
    タのゲート電極(Ga5″)は、第1導電性構造体(L
    1)を介して互いに接続されており、 該第1導電性構造体(L1)は、第1コンタクト(K
    1)を介してワードライン(W1)と接続されている、 請求項3記載のSRAMセルアレイ。
  5. 【請求項5】 pチャネルトランジスタ(Ka3,Ka
    4)のチャネル幅は、nチャネルトランジスタ(Ka
    1,Ka2,Ka5,Ka6)のチャネル幅のほぼ2倍
    の大きさである、請求項1〜4のいずれか1項記載のS
    RAMセルアレイ。
  6. 【請求項6】 第1トランジスタ、第2トランジスタ、
    第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジス
    タおよび/または第6トランジスタは、バーティカルM
    OSトランジスタである、請求項1〜5のいずれか1項
    記載のSRAMセルアレイ。
  7. 【請求項7】 第1トランジスタ、第2トランジスタ、
    第3トランジスタおよび第4トランジスタはバーティカ
    ルMOSトランジスタであり、 第3トランジスタおよび第4トランジスタのチャネル領
    域において、基板(1)の表面に対し垂直(O)に対し
    垂直に延在するy軸(y)に関する高さは互いに一致し
    ており、 第1トランジスタおよび第2トランジスタのチャネル領
    域において、前記y軸(y)に関する高さは互いに一致
    しており、 第1トランジスタのチャネル領域の前記高さと第3トラ
    ンジスタのチャネル領域の前記高さは互いに異なる、請
    求項6記載のSRAMセルアレイ。
  8. 【請求項8】 第5トランジスタの第2ソース/ドレイ
    ン領域は第1ビットライン(B1)の一部分として構成
    されており、 第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第2ビ
    ットライン(B2)の一部分として構成されており、 これら第1ビットライン(B1)と第2ビットライン
    (B2)はそれぞれストライプ状に基板(1)に配置さ
    れており、 第1トランジスタの第1ソース/ドレイン領域は、基板
    (1)に配置されたストライプ状の第1ドーピング領域
    (Ge1)を介して、第2トランジスタの第1ソース/
    ドレイン領域(2S/D1)および第1電圧端子と接続
    されており、 第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、基板
    (1)に配置されたストライプ状の第2ドーピング領域
    (Ge2)を介して、第4トランジスタの第2ソース/
    ドレイン領域(4S/D2)および第2電圧端子と接続
    されており、 第1ドーピング領域(Ge1)、第2ドーピング領域
    (Ge2)、第1ビットライン(B1)および第2ビッ
    トライン(B2)は、z軸(z)に対し実質的に平行に
    延在している、 請求項2〜7のいずれか1項記載のSRAMセルアレ
    イ。
  9. 【請求項9】 SRAMセルアレイの製造方法におい
    て、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トラン
    ジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第
    6トランジスタをそれぞれ有するメモリセルを形成し、 第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジス
    タおよび第4トランジスタがフリップフロップ回路を成
    し、該フリップフロップ回路が第5トランジスタと第6
    トランジスタを介して制御されるよう、第1トランジス
    タ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トラン
    ジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタを互
    いに接続し、 前記フリップフロップ回路を第1電圧端子および第2電
    圧端子と接続し、 第3トランジスタおよび第4トランジスタを、第1トラ
    ンジスタおよび第2トランジスタに対し相補的なトラン
    ジスタとして構成し、 第5トランジスタと第6トランジスタを制御するワード
    ライン(W)を形成し、 第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を、前記
    ワードライン(W)を横切る方向で延びる第1ビットラ
    イン(B1)と接続し、 第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を、前記
    ワードライン(W)を横切る方向で延びる第2ビットラ
    イン(B2)と接続し、 1つの四角形の各コーナーに第1トランジスタと第2ト
    ランジスタと第3トランジスタと第4トランジスタを形
    成し、第1トランジスタの配置されたコーナーと第4ト
    ランジスタの配置されたコーナーを対角線上に向き合わ
    せて配置し、 第1トランジスタと第5トランジスタの間に第3トラン
    ジスタを形成し、 第4トランジスタと第6トランジスタの間に第2トラン
    ジスタを形成することを特徴とする、 SRAMセルアレイの製造方法。
  10. 【請求項10】 第1トランジスタと第3トランジスタ
    と第5トランジスタを、それらがワードライン方向に相
    前後して配置されるように形成し、 第2トランジスタと第4トランジスタと第6トランジス
    タを、それらがワードライン方向に相前後して配置され
    るように形成し、 第1トランジスタと第2トランジスタを、第1トランジ
    スタの形成されるコーナーと第2トランジスタの形成さ
    れるコーナーとの間の接続ラインがワードライン方向を
    横切って延びるz軸(z)に対し平行に延在するよう形
    成し、 第3トランジスタと第4トランジスタを、第3トランジ
    スタの形成されるコーナーと第4トランジスタの形成さ
    れるコーナーとの間の接続ラインがz軸(z)に対し平
    行に延在するよう形成する、 請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 第1メモリセルにおける複数のトラン
    ジスタのうちの1つと、ワードライン(W)に沿って前
    記第1メモリセルと隣り合う第2メモリセルにおける複
    数のトランジスタのうちの1つとの間の接続ラインが、
    前記z軸(z)に対し平行に延在するよう、各メモリセ
    ルを形成し、 第1メモリセルと第2メモリセルを、それらが互いに並
    進対称または180゜の回転対称となるよう形成する、 請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ワードライン(W)に沿って隣り合う
    各メモリセルにおける第6トランジスタと第5トランジ
    スタとの間にワードライン(W)を形成し、 第1メモリセルにおける第6トランジスタのゲート電極
    (Ga6)と、第2メモリセルにおける第5トランジス
    タのゲート電極(Ga5″)を互いに接続する第1導電
    性構造体(L1)を形成し、 該第1導電性構造体(L1)をワードライン(W)と接
    続する第1コンタクト(K1)を形成する、 請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 第1トランジスタ、第2トランジス
    タ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トラン
    ジスタおよび第6トランジスタを、pチャネルトランジ
    スタ(Ka3,Ka4)のチャネル幅がnチャネルトラ
    ンジスタ(Ka1,Ka2,Ka5,Ka6)のチャネ
    ル幅のほぼ2倍となるよう形成する、 請求項9〜12のいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 第1トランジスタ、第2トランジス
    タ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トラン
    ジスタおよび/または第6トランジスタを、バーティカ
    ルMOSトランジスタとして構成する、請求項9〜13
    のいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 第1トランジスタ、第2トランジス
    タ、第3トランジスタおよび第4トランジスタをバーテ
    ィカルMOSトランジスタとして構成し、 一連の層を形成し、該層は少なくとも、第1導電形でド
    ーピングされた第1層(S1)と、その上に位置し第1
    導電形とは逆の第2導電形でドーピングされた第2層
    (S2)と、その上に位置し第1導電形でドーピングさ
    れた第3層(S3)と、その上に位置し第2導電形でド
    ーピングされた第4層(S2)から成り、 前記一連の層における多段のマスクによるエッチングに
    よって半導体構造体(St1,St2,St3,St
    4)を生成し、それらの半導体構造体のところに少なく
    とも第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トラン
    ジスタおよび第4トランジスタを形成し、 第2層(S2)と第3層(S3)からチャネル領域を生
    じさせ、第3トランジスタと第4トランジスタのチャネ
    ル領域について、基板(1)の表面(O)に対し垂直に
    延びるy軸(y)に関する高さを互いに一致させ、第1
    トランジスタと第2トランジスタのチャネル領域につい
    て、前記y軸(y)に関する高さを互いに一致させ、第
    1トランジスタにおけるチャネル領域の高さと第3トラ
    ンジスタにおけるチャネル領域の高さは異ならせる、 請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 第1トランジスタの第1ソース/ドレ
    イン領域と、第2トランジスタの第1ソース/ドレイン
    領域(2S/D1)を、ストライプ状の第1ドーピング
    領域(Ge1)の一部分として生成し、 第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域と、第4
    トランジスタの第2ソース/ドレイン領域(4S/D
    2)を、ストライプ状の第2ドーピング領域(Ge2)
    の一部分として生成し、 第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第6ト
    ランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第1ビットラ
    イン(B1)、第2ビットライン(B2)および第1ド
    ーピング領域(Ge1)を、第2層(S2)または第1
    層(S1)に形成し、 第2ドーピング領域(Ge2)を第1層(S1)または
    第2層(S2)に形成し、該第2ドーピング領域(Ge
    2)は、第1ドーピング領域(Ge1)の形成される層
    には形成しない、 請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 一連の層を形成した後、第1補助層
    (H1)を析出し、 該第1補助層(H1)に、z軸(z)に対し平行に延在
    する溝を形成し、 材料の析出ならびにエッチバックにより、前記溝の側面
    にスペーサ(Sp)を生じさせ、 ワードライン(W)に対し平行に延在するストライプ状
    の領域を覆うマスクを用いてエッチングを行い、これに
    よって前記スペーサ(Sp)から第1マスク(M1)を
    生じさせ、 該第1マスク(M1)を用いて前記一連の層をエッチン
    グすることにより、少なくとも半導体構造体(St1,
    St2,St3,St4)を生じさせ、該半導体構造体
    のところに少なくとも第1トランジスタと第2トランジ
    スタまたは第3トランジスタと第4トランジスタを形成
    する、 請求項15または16記載の方法。
  18. 【請求項18】 第1トランジスタ、第2トランジス
    タ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トラン
    ジスタおよび第6トランジスタのために、それぞれ少な
    くとも1つの半導体構造体(St1,St2,St3,
    St4,St5,St6)を形成し、 ゲート誘電体(Gd)の形成後、導電性材料を析出し、
    各トランジスタの間の領域を覆う第6マスクを用いてエ
    ッチングを行い、これにより、 a)各々の半導体構造体(St1,St2,St3,S
    t4,St5,St6)を取り囲むゲート電極(Ga
    1,Ga2,Ga3,Ga4,Ga5,Ga6)と、 b)第1導電性構造体(L1)を生じさせ、 c)第1トランジスタと第2トランジスタの間に、第2
    トランジスタのゲート電極(Ga2)とオーバラップす
    る第2導電性構造体(L2)を生じさせ、 d)第2トランジスタと第4トランジスタの間に、第2
    トランジスタのゲート電極(Ga2)および第4トラン
    ジスタのゲート電極(Ga4)とオーバラップする第3
    構造体(L3)を生じさせ、 e)第3トランジスタと第4トランジスタの間に、第3
    トランジスタのゲート電極(Ga3)とオーバラップす
    る第4導電性構造体(L4)を生じさせ、 f)第1トランジスタと第3トランジスタの間に、第1
    トランジスタのゲート電極(Ga1)および第3トラン
    ジスタのゲート電極(Ga3)とオーバラップする第5
    導電性構造体(L5)を生じさせる、 請求項14〜17のいずれか1項記載の方法。
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