JP4212692B2 - Sramセルアレイおよび該sramセルアレイの製造方法 - Google Patents

Sramセルアレイおよび該sramセルアレイの製造方法 Download PDF

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    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
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    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SRAMセルアレイおよび該SRAMセルアレイの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SRAMセルアレイは、記憶された情報に対しランダムアクセスの行われるメモリセルアレイである。この場合、情報を規則的な間隔でリフレッシュする必要のあるDRAMセルアレイとは異なり、情報はスタティックに記憶される。
【0003】
SRAMセルアレイの場合、いわゆる6Tメモリセルすなわち6つのトランジスタを有するメモリセルの使用されることが多くなってきている。6Tメモリセルは、フリップフロップとして結線された4つのMOSトランジスタと2つの選択トランジスタを有している。フリップフロップは2つの安定状態のうちの1つにおかれている。そしてこのフリップフロップの状態によって、0または1の論理値が表される。ワードラインを介した選択トランジスタの制御により、2つのビットラインを介して状態を特定するつまり情報を読み出すこともできるし、状態を変えるすなわち新たな情報を記憶させることもできます。メモリジェネレーションが代わるごとに記憶密度が増加するので、6Tメモリセルの所要面積をジェネレーションが代わるごとに縮小していかねばならない。
【0004】
Semiconductor International (11.1996) p.19 - 20 において、55F2 の面積で製造可能な6Tメモリセルが紹介されている。ここでFは個々の技術で製造可能な最小の構造の大きさ(フィーチャサイズ)である。この場合、セルフアライメントされたすなわちアライメントすべきマスクを用いることなく製造されたコンタクトならびに局部的な接続ラインつまりセル内に位置する接続ラインが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、メモリセルとして6Tメモリセルを有し、従来技術よりもパッケージ密度を高めて製造可能なSRAMセルアレイを提供することである。さらに本発明の課題は、このようなSRAMセルアレイの製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこの課題は、請求項1記載のSRAMセルアレイならびに請求項記載のSRAMの製造方法により解決される。その他の請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による回路装置によれば、1つのメモリセルは少なくとも第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、および第6トランジスタを有している。第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタおよび第4トランジスタによりフリップフロップ回路が形成され、このフリップフロップ回路は、第5トランジスタおよび第6トランジスタを介して制御され、このフリップフロップ回路は、第1電圧端子と第2の電圧端子との間に接続されている。第3トランジスタおよび第4トランジスタは、第1トランジスタおよび第2トランジスタに対し相補的である。第5トランジスタおよび第6トランジスタはワードラインを介して制御される。第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第1ビットラインと接続されており、第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は第2ビットラインと接続されている。第1ビットラインおよび第2ビットラインは、ワードラインを横切る方向で延在している。第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタおよび第4トランジスタは、1つの四角形のコーナーに配置されており、第1トランジスタの配置されているコーナーと第4トランジスタの配置されているコーナーは対角線上に向き合っている。また、第1トランジスタと第5トランジスタとの間に第3トランジスタが配置されており、第4トランジスタと第6トランジスタとの間に第2トランジスタが配置されている。
【0008】
このような配置構成により得られる利点とは、ワードライン、第1ビットライン、第2ビットライン、第1電圧端子への接続ライン、第2電圧端子への接続ラインを、実質的に直線的なストライプ状の構造体として構成できることである。ストライプ状の構造体は近くに並べて配置させることができるので、パッケージ密度の高められたSRAMメモリセルを製造することができる。
【0009】
しかもこの場合、第1ビットラインと第2ビットラインを互いに並べて配置することができるので、それらを基板の一部分として形成することができる。ビットラインを基板の上に配置した場合、それらが並置されていれば両方のビットラインをただ1つの金属化平面により形成することができ、このことはプロセスの簡単化を意味する。
【0010】
第1トランジスタと第3トランジスタと第5トランジスタの間の接続ラインは、ワードラインに対し平行に延在している。第6トランジスタと第2トランジスタと第4トランジスタの間の接続ラインは、ワードラインに対し平行に延在している。また、第1トランジスタと第2トランジスタの間の接続ラインは、ワードラインと交差するz軸に対し平行に延在している。さらに第3トランジスタと第4トランジスタの間の接続ラインは、このz軸に対し平行に延在している。第5トランジスタと第6トランジスタの間の接続ラインはz軸と交差しており、ワードラインの方向を横切って延在している。
【0011】
本発明によれば、SRAMセルアレイの種々の特性を改善するため、メモリセルにおける6つのトランジスタに加えてさらに別の構成素子たとえばコンデンサ、抵抗、ダイオードあるいはさらに別のトランジスタなどが、メモリセル中に集積される。
【0012】
第1トランジスタ、第3トランジスタならびに第5トランジスタを、ワードライン方向で並置させることができる。第2トランジスタ、第4トランジスタならびに第6トランジスタも、ワードライン方向に並置させることができる。第1トランジスタの配置されているコーナーと第2トランジスタの配置されているコーナーとの間の接続ラインを、z軸に対し平行に延在させることができる。また、第3トランジスタの配置されているコーナーと第4トランジスタの配置されているコーナーとの間の接続ラインを、z軸に対し平行に延在させることができる。このような配置構成の場合パッケージ密度を高めるのに有利であるのは、第1ビットライン、第2ビットライン、第1電圧端子への接続ライン、第2電圧端子への接続ラインがストライプ状であり、実質的にz軸に対し平行に延在させることである。第1電圧端子への接続ラインを、第1トランジスタの配置されているコーナーおよび第2トランジスタの配置されているコーナーとオーバラップさせることができる。また、第2電圧端子への接続ラインを、第3トランジスタの配置されているコーナーおよび第4トランジスタの配置されているコーナーとオーバラップさせることができる。
【0013】
このような四角形を長方形とすることができ、したがってこの場合、その4つの辺は実質的に直角を成す。
【0014】
ワードラインに沿って互いに隣り合う第1メモリセルと第2メモリセルを、並進対称(translationssymmetrical)または180゜の回転対称となるよう互いに構成することができる。これによりパッケージ密度を高めることができる。なぜならば、平面を損失することなく各メモリセルを相前後して整列させることができるからである。第1メモリセルにおける各トランジスタの1つと第2メモリセルにおける各トランジスタの1つとの間の接続ラインは、z軸に平行に延びている。この場合、第1メモリセルにおける上記のトランジスタを、第5トランジスタまたは第6トランジスタとすることができる。このことは、第2メモリセルにおける上記のトランジスタについてもあたはまる。有利には、第1メモリセルにおける上記のトランジスタが第1メモリセルの第5トランジスタであれば、第2メモリセルにおける上記のトランジスタは第2メモリセルの第6トランジスタであるし、第1メモリセルの上記のトランジスタが第1メモリセルの第6トランジスタであれば、第2メモリセルにおける上記のトランジスタは第2メモリセルの第5トランジスタである。パッケージ密度を高めるため、第1メモリセルにおける第1ビットラインは第2メモリセルの第2ビットラインとして用いられる。
【0015】
パッケージ密度を高めるために有利であるのは、ワードラインに対する第1コンタクトが、ワードラインに沿って隣り合う2つのメモリセルにおいて第6トランジスタのゲート電極(以下では”第6ゲート電極”と称する)とも接触し、第5トランジスタのゲート電極(以下では”第5ゲート電極”と称する)とも接触するように構成することである。このことで、メモリセルあたりワードラインに対し2つの半分のコンタクトしか生じないようになる。
【0016】
さらに本発明によれば、第1ビットライン、第2ビットライン、第1電圧端子への接続ライン、および/または第2電圧端子への接続ラインが、ドーピング領域として基板中に形成される。択一的に、それらのラインを導電性構造体として基板の上に、および/または基板に接するように形成することもできる。
【0017】
さらに、パッケージ密度を高めるために有利であるのは、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、および/または第6トランジスタを、バーティカルMOSトランジスタとして形成することである。
【0018】
さらに本発明によれば、少なくとも1つの半導体構造体の側面にトランジスタが配置される。半導体構造体の横断面は任意のものとすることができる。たとえば半導体構造体をリング状とすることができ、このことにより著しく高いパッケージ密度と同時に大きいチャネル幅が得られる。
【0019】
トランジスタの下方のソース/ドレイン領域を半導体構造体内部に配置させることができる。パンチスルーあるいはそれぞれ上方と下方のソース/ドレイン領域により形成される容量を回避するために有利であるのは、下方のソース/ドレイン領域を半導体構造体の横にその側面と接して配置することである。この場合、1つのトランジスタにおける上方のソース/ドレイン領域と下方のソース/ドレイン領域を同時に、相互間でおよび半導体構造体に対しセルフアライメントして、つまり調整すべきマスクを用いることなく、インプランテーションにより形成することができる。このことによりプロセスの煩雑さが少なくなるとともに、著しく小さい構造サイズも可能となる。それというのも、調整許容範囲を考慮する必要がないからである。
【0020】
さらに本発明によれば、複数のトランジスタが1つの半導体構造体のところに配置される。これにより、各トランジスタのソース/ドレイン領域間の接続ラインを半導体構造体内で延在させることができるようになり、このことでプロセスの煩雑さが少なくなるとともに、パッケージ密度も高くなる。各ソース/ドレイン領域を互いに分離するために、半導体構造体中に凹部を形成することができる。
【0021】
pチャネルトランジスタとnチャネルトランジスタの対称的なスイッチング動作のために有利であるのは、pチャネルトランジスタのチャネル幅がnチャネルトランジスタのチャネル幅のほぼ2倍の大きさとなるように構成することである。たとえば第3トランジスタと第4トランジスタのチャネル幅を、第1トランジスタと第2トランジスタのチャネル幅の2倍の大きさにすることができる。プロセスを簡単にするため、同じ大きさの半導体構造体を生成し、pチャネルトランジスタをそれぞれ2つの半導体構造体の側面に配置し、nチャネルトランジスタをそれぞれ1つの半導体構造体の側面に配置することができる。
【0022】
パッケージ密度を高めるために有利であるのは、第5トランジスタと第6トランジスタをnチャネルトランジスタとして構成することである。
【0023】
半導体構造体を形成するため、一連の層を形成することができる。この一連の層は少なくとも、第1導電形にドーピングされた第1層と、その上に位置し第1導電形とは逆の第2導電形にドーピングされた第2層と、その上に位置し第1導電形にドーピングされた第3層と、その上に位置し第2導電形にドーピングされた第4層を有している。本発明によれば、これらの層の間に補助層が配置される。この一連の層を多段のマスクによりエッチングすることで、半導体構造体が形成される。NMOSトランジスタであってもPMOSトランジスタであってもこの一連の層から形成できるようにする目的で、互いに相補的なトランジスタがそれぞれ異なる高さに配置される。各半導体構造体中に位置する第2層と第3層の一部分は、たとえばチャネル領域として適している。さらに本発明によれば、一連の層の一部分として別のドーピング層が形成され、互いに相補的ではないトランジスタもそれぞれ異なる高さに配置される。この場合にも、互いに相補的なトランジスタのチャネル領域を、一連の層における互いに隣接しない層中に形成することができる。
【0024】
第1層をn形またはp形にドーピングされたものとすることができる。また、一連の層を、たとえばエピタキシャルおよび/またはインプランテーションにより形成することができる。均一にドーピングされた層の代わりに、ドーピング領域を有する層を用いてもよい。これは予備構造化を成すものであり、これによって一連の層の構造化ならびにたとえばビットラインなど導電性構造体の形成に関するプロセスの煩雑さが低減される。
【0025】
チャネル電流がチャネル領域全体に広がるようにすれば、寄生的なバイポーラトランジスタに起因するリーク電流を抑圧できる。したがって、半導体構造体を通ってチャネル電流に対し垂直に延びる横断面を著しく小さく構成するのが有利である。この目的で、使用される技術で製造可能な最小構造サイズ(フィーチャサイズ)Fよりも小さい寸法のマスクを用いて、半導体構造体を形成することができる。このマスクはたとえば、構造化された層のアンダーカットにより形成できる。択一的に、このマスクをたとえばスペーサ状とすることができる。スペーサ状のマスクはたとえば、材料の析出ならびにエッチバックにより、構造化された補助層の縁に形成される。次に、これにより生じたスペーサをさらに構造化することができる。
【0026】
本発明によれば、各トランジスタは少なくとも1つの半導体構造体のところに形成される。半導体構造体を形成するため、たとえば一連の層の上に第1補助層が析出される。この第1補助層中に、z軸に平行に延在する溝が形成される。材料の析出とエッチバックにより、溝の側面にスペーサが形成される。そしてこれらのスペーサは、溝を横切る方向で延びる領域を覆うマスクによって構造化され、これによりスペーサから第1マスクが形成される。第1マスクを用いることで一連の層は、第2層が部分的に露出するまでエッチングされる。
【0027】
これにより、第1導電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体と、一時的な半導体構造体とが生じる。一時的な半導体構造体からは、第2導電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体が形成され、これは次のようにして形成される。すなわちこの場合、第1導電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体と周辺領域を少なくとも覆う第2マスクを用いることで、第1層が部分的に露出するまで一連の層がエッチングされる。この場合、第2マスクがストライプ状であり、そのストライプがz軸に対し平行に延在していると有利である。これにより、第1層と第2層の一部分から、たとえばビットラインのような導電性構造体を形成することができる。
【0028】
隣り合うトランジスタを互いに分離するために有利であるのは、第1導電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体と周辺領域を少なくとも覆うマスクを用いることで、第3層と基板が部分的に露出するまで一連の層がエッチングされることである。ここで別の利点として挙げられるのは、これにより第2導電形にドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタの半導体構造体において、第4層の過剰部分が除去されることである。
【0029】
さらに本発明によれば、ストライプ状の第4マスクを用いることでインプランテーションが実行される。このマスクのストライプはz軸に対し平行に延在しており、第1導電形でドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタと周辺領域を覆うものである。これにより、半導体構造体上部ならびに側方においてそれらに隣接して、第2導電形でドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタのソース/ドレイン領域におけるドーパント濃度がセルフアライメントされて、つまり調整すべき付加的なマスクを用いることなく、高められることになる。さらにこの場合、第1層中に延在するストライプ状のドーピング領域が形成される。第4マスクに対し相補的な第5マスクを用いてインプランテーションを行うことで、第1導電形でドーピングされたチャネル領域をもつトランジスタのソース/ドレイン領域におけるドーパント濃度が高められる。この場合、第1層中にストライプ状のドーピング領域が生じる。ストライプ状のドーピング領域のうち第1ドーピング領域は、第1トランジスタの第1ソース/ドレイン領域と第2トランジスタの第1ソース/ドレイン領域を有しており、この第1ドーピング領域は第1電圧端子と接続されている。この第1ドーピング領域は、第1層中または第2層中に形成することができる。また、ストライプ状のドーピング領域のうち第2ドーピング領域は、第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域と第4トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を有しており、この第2ドーピング領域は第2電圧端子と接続されている。第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域または第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を有するストライプ状のドーピング領域におけるその他の領域は、第2ビットラインまたは第1ビットラインとして適している。
【0030】
ゲート電極およびその下に位置するソース/ドレイン領域により形成される容量を低減するのに有利であるのは、ソース/ドレイン領域上に間隔層を形成することである。この目的で、たとえば異方性で絶縁材料が被着され、等方性で再び除去され、その結果、半導体構造体の側面では材料が完全に除去され、水平平面には間隔層が形成される。
【0031】
さらに本発明によれば、ゲート誘電体形成後、導電性材料が析出され、各トランジスタ間の領域を覆う第6マスクを用いてエッチングされる。これによれば、半導体構造体を取り囲むゲート電極と、第6ゲート電極およびワードラインに沿って隣り合うメモリセルにおける第5ゲート電極とオーバラップする第1導電性構造体が形成される。さらに、第1トランジスタと第2トランジスタとの間に第2トランジスタのゲート電極(”第2ゲート電極”)とオーバラップする第2導電性構造体が、第2トランジスタと第4トランジスタとの間に第2ゲート電極および第4トランジスタのゲート電極(”第4ゲート電極”)とオーバラップする第3導電性構造体が形成され、さらに第3トランジスタと第4トランジスタとの間に第3トランジスタのゲート電極(”第3ゲート電極”)とオーバラップする第4導電性構造体が、第1トランジスタと第3トランジスタとの間に第1ゲート電極および第3ゲート電極とオーバラップする第5導電性構造体が形成される。
【0032】
投入する電圧を調整するために、傾斜インプランテーションによりチャネル領域をドーピングすることができる。
【0033】
また、ソース/ドレイン領域とコンタクトないし導電性構造体の間の抵抗を減少させるため、該当するソース/ドレイン領域上の珪化によりシリサイド層を形成するのが有利である。
【0034】
さらに、一連の層がシリコン層および/またはSi(1−x)Gex層を有するように構成できる。
【0035】
基板はたとえば半導体基板としてもよいし、あるいはSOI基板すなわちSiO層の上に薄い単結晶シリコン層を有する基板とすることもできる。
【0036】
次に、図面を参照しながら実施例に基づき本発明について詳細に説明する。なお、各図面は縮尺どおりではない。
【0037】
【実施例】
出発材料は、約1017cm-3のドーパント濃度を有するシリコンから成るn形ドーピング基板1である。この基板1の上に一連の層が形成され、これは次のように行われる。すなわち、その場的なドーピングを伴うエピタキシャルにより、約100nmの厚さのp形ドーピングされた第1層S1、約100nmの厚さのn形ドーピングされた第2層S2、約100nmの厚さのp形ドーピングされた第3層S3、さらに約100nmの厚さのn形ドーピングされた第4層S4を成長させる。これら第1層S1、第2層S2、第3層S3ならびに第4層S4のドーパント濃度は、約1018cm-3である。これら一連の層の上に、約200nmの厚さを有しSiO2 から成る補助層Hが析出される。ホトリソグラフィ手法により補助層Hが構造化され、その際、互いに平行に延在する第1の溝G1および第2の溝G2が形成される。第1の溝G1および第2の溝G2はz軸zに対し平行に延在している(図1および図11参照)。第1の溝G1は約700nmの幅であり、第2の溝G2は約300nmの幅である。互いに隣り合う溝の中央線間の間隔は約900nmである。
【0038】
スペーサSpを形成するため、窒化シリコンが析出されエッチバックされる。スペーサSpから第1マスクM1が生じ、この場合、窒化シリコンにおいて、z軸zに対し垂直なx軸xに平行に延在するストライプが形成されるようエッチングされる。それらのストライプは約900nmの幅であって、隣り合うストライプの中央線間の間隔は約1200nmである(図2および図11参照)。
【0039】
第1マスクM1を用いてシリコンがエッチングされる。この場合、第4層S4と第3層S3が貫通して切断され、第2層S2が露出する(図2参照)。これにより第1トランジスタ、第2トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタの半導体構造体St1,St2,St5,St6、ならびに第3トランジスタおよび第4トランジスタの一時的な半導体構造体が生じる。ストライプ状の第2マスクを形成するため、SiOが析出され、ホトリソグラフィ手法により構造化される(図2参照)。この第2マスクM2のストライプ幅は約300nmでありz軸zに平行に延在し、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタならびに周辺領域を覆うものである。第2マスクM2および第1マスクM1を用いて、第1層S1が部分的に露出するまでシリコンがエッチングされる(図2参照)。このことで、第3トランジスタおよび第4トランジスタにおける一時的な半導体構造体から、第3トランジスタおよび第4トランジスタの半導体構造体St3,St4が生じる。マスクM2により、メモリセルの第1トランジスタと第2トランジスタとの間、ならびにx軸xに沿って隣り合うメモリセルの第6トランジスタと第5トランジスタとの間において、第2層S2の一部分が保護される。
【0040】
次に、第1マスクM1と第2マスクM2がたとえばNHF/HFによって除去され、ついで150゜でHPOによって除去される。その後、第1補助構造体HS1が形成され、これはSiOを厚さ約100nmで析出し、第2マスクM2よりもいくらか幅の広いストライプをもつストライプ状の第3マスク(図示せず)を用いて、第3トランジスタおよび第4トランジスタの半導体構造体St3,St4において第4層S4が露出するまでエッチングすることによって行われる。たとえばCl/CHFを用いてSiOに対し選択的にシリコンをエッチングすることによって、第3層S3と基板1が部分的に露出するまで第4層S4と第1層S1が部分的に除去される。このことで、x軸xに沿って隣り合うトランジスタが互いに分離される。
【0041】
第3マスクに類似したストライプ状の第4マスク(図示せず)を用いて、たとえばCHF/CFを用いてシリコンに対し選択的に、第3トランジスタと第4トランジスタの半導体構造体St3,St4の側面に接する第1補助構造体HS1の一部分が除去されるまで、SiOがエッチングされる(図4参照)。
【0042】
さらに第1補助構造体HS1をマスクとして用いてインプランテーションを行うことにより、第3トランジスタの半導体構造体St3における第3層S3の一部分に第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領域が形成され、第4トランジスタの半導体構造体St4における第3層S3の一部分に第4トランジスタの第1ソース/ドレイン領域4S/D1が形成され、さらに第1層S1の一部分に第2ドーピング領域Ge2の一部として第3トランジスタの半導体構造体St3の側面に接して第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域が、さらに第2ドーピング領域Ge2の一部分として第4トランジスタの半導体構造体St4の側面に接して第4トランジスタの第2ソース/ドレイン領域4S/D2が形成される(図4参照)。このようにしてこれらのソース/ドレイン領域は互いにセルフアライメントされて形成され、つまり調整すべき付加的なマスクを用いることなく形成される。次に、たとえばNHF/HFを用いシリコンに対し選択的にSiOをエッチングすることで、第1補助構造体HS1が除去される。
【0043】
第2補助構造体HS2を形成するため、SiOが約100nmの厚さで析出され、第4マスクに対し相補的な第5マスクを用いて構造化される。第2補助構造体HS2はストライプ状であり、第3トランジスタの半導体構造体St3,St4ならびに周辺領域を覆うものである。そしてこの第2補助構造体HS2をマスクとして用いてインプランテーションを行うことにおり、第1トランジスタの半導体構造体St1中に存在する第4層S4の一部分に、n形にドーピングされた第1トランジスタの第2ソース/ドレイン領域が形成され、第2トランジスタ半導体構造体St2中に存在する第4層S4の一部分に、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域2S/D2が形成され、第5トランジスタの半導体構造体St5中に存在する第4層の一部分に、第5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域が形成され、第6トランジスタの半導体構造体St6中に存在する第4層S4の一部分に、第6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域が形成される。また、第2トランジスタの半導体構造体St2および第1トランジスタの半導体構造体St1とオーバラップしている第2層S2のストライプ状部分に、第1ドーピング領域Ge1が形成され、さらに、x軸xに沿って隣り合うメモリセルにおける第5トランジスタと第6トランジスタの半導体構造体St5,St6とオーバラップしている第2層S2のストライプ状部分に、第1ビットラインB1と第2ビットラインB2が形成される(図5および図11参照)。
【0044】
この場合、第1ビットラインB1は、x軸xに沿って最初に隣り合うメモリセルにとって第2ビットラインとして用いられる。したがって、最初に隣り合うメモリセルにおける第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域6S/D2′は、第1ビットラインB1の一部分となる。また、第2ビットラインB2は、x軸xに沿って2番目に隣り合うメモリセルにとって、第1ビットラインとして用いられる。したがって、2番目に隣り合うメモリセルにおける第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、第2ビットラインB2の一部分となる。次に、第2補助構造体HS2がたとえばNHF/HFを用いたエッチングにより除去される。
【0045】
SiOの異方性の被着、およびたとえばNHF/HFを用いて半導体構造体St1,St2,St3,St4,St5,St6の側面からSiOが除去されるまでSiOを等方性エッチングすることにより、水平平面に約20nmの厚さの間隔層Aが生じる(図6参照)。
【0046】
洗浄ステップの後、熱酸化により約5nmの厚さのゲート電極Gdが形成される(図6参照)。
【0047】
ゲート電極および導電性構造体を形成するため、その場的にドーピングされたポリシリコンが析出され、スペーサ状のゲート電極がチャネル領域の高さでトランジスタの半導体構造体St1,St2,St3,St4,St5,St6を取り囲むまで、第6マスク(図示せず)を用いてエッチングが行われる。この第6マスクは、z軸zに沿って隣り合うメモリセルにおける第5トランジスタと第6トランジスタとの間の部分を、第1導電性構造体たとえばL1またはL1′が生じるように覆っており、この第1導電性構造体はそれらのトランジスタの第5ゲート電極たとえばGa5またはGa5″および第6ゲート電極たとえばGa6またはGa6′とオーバラップしている。さらにこの第6マスクは第2トランジスタと第1トランジスタとの間の領域を、第2導電性構造体L2が生じるように覆っており、この第2導電性構造体は第2トランジスタの第2ゲート電極Ga2とオーバラップしている。さらに第6マスクは第2トランジスタと第4トランジスタとの間の領域を、第3導電性構造体L3が生じるように覆っており、この第3導電性構造体は第2トランジスタの第2ゲート電極Ga2および第4トランジスタの第4ゲート電極G4とオーバラップしている。また、第6マスクは第4トランジスタと第3トランジスタとの間の領域を、第4導電性構造体L4が生じるように覆っており、この第4導電性構造体は第3トランジスタの第3ゲート電極Ga3とオーバラップしている。第6マスクは第1トランジスタと第3トランジスタとの間の領域を、第5導電性構造体L5が生じるように覆っており、この第5導電性構造体は第1ゲート電極Ga1および第3ゲート電極Ga3を覆っている(図11参照)。間隔層Aにより、ゲート電極およびその下に位置するソース/ドレイン領域によりそれぞれ形成される容量が小さくされる。
【0048】
第1絶縁構造体I1を形成するため、SiOが約100nmの厚さで析出され、第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第4トランジスタの第1ソース/ドレイン領域4S/D1、第6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第1トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域2S/D2が露出するまで、エッチバックされる(図7および図8参照)。第3導電性構造体L3および第5導電性構造体L5において場合によっては露出した部分を絶縁する目的で、第2絶縁性構造体I2が形成され、これは窒化シリコンを約100nmの厚さで析出し、第7マスク(図示せず)を用いてエッチングを行うことにより形成される。この場合、第7マスクは、第1トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域2S/D2、第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第4トランジスタの第1ソース/ドレイン領域4S/D1、第5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第1導電性構造体L1の一部分、第2導電性構造体L2の一部分、ならびに第4導電性構造体L4の一部分を覆っていないものである。
【0049】
次に選択的な珪化が実行され、これによってシリコンから成る露出平面にシリサイド層Sが生じる。
【0050】
ついでアルミニウムが約300nmの厚さで析出されて構造化され、これによってL字状の第6導電性構造体L6、L字状の第7導電性構造体L7、ならびに第1導電性構造体L1,L1′と接する第1コンタクトK1,K1′の下部が形成される。第6導電性構造体L6により、第6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域2S/DS、第4トランジスタの第1ソース/ドレイン領域4S/D1、ならびに第4導電性構造体L4が互いに接続される。また、第7導電性構造体L7により、第2導電性構造体L2、第1トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、ならびに第5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域が互いに接続される(図12参照)。
【0051】
さらにその次に、SiOを約300nmの厚さで被着させることにより第3絶縁構造体I3が形成される。たとえばCHF/Oを用いてエッチングを行うことにより、第1コンタクトK1,K1′の下部まで達するコンタクトホールが形成される。ついでアルミニウムが析出されて構造化され、このことでコンタクトホール内に第1コンタクトK1,K1′の上部およびそれに接してx軸xに対し平行に延びるワードラインWが形成される(図11参照)。
【0052】
以下、この実施例のSRAMセルアレイにおける各トランジスタの部分間の接続についてまとめる:
第1トランジスタの第1ソース/ドレイン領域は、第2トランジスタの第1ソース/ドレイン領域および第1電圧端子と接続されている。第1トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、第3トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第5トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第2ゲート電極、ならびに第4ゲート電極と接続されている。第1ゲート電極は、第2トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第4トランジスタの第1ソース/ドレイン領域、第3ゲート電極、ならびに第6トランジスタの第1ソース/ドレイン領域と接続されている。第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、第4トランジスタの第2ソース/ドレイン領域および第2電圧端子と接続されている。第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、第1ビットラインと接続されている。第5ゲート電極は、第6ゲート電極ならびにワードラインと接続されている。第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域は、第2ビットラインと接続されている。なお、第3トランジスタと第4トランジスタは、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタに対し相補的である。
【0053】
この実施例の多数の実施形態が考えられ、それらも本発明の枠内に入るものである。たとえば既述の層、領域、マスクおよび構造体の寸法を、個々の必要条件に整合させることができる。これと同じことは、提案したドーパント濃度についてもあてはまる。半導体構造体は必ずしもウェブ状でなくてもよく、個々の必要条件に合わせて整合させることができる。また、半導体構造体の側面が半導体構造体表面に対し垂直に延在していなくてもよく、半導体構造体の表面と任意の角度を成すように構成してもよい。さらにビットラインとワードラインが必ずしも互いに垂直に延在してなくてもよく、それらが任意の角度を成すように構成することができる。SiOから成るマスクと層は、熱酸化あるいは析出プロセスよって生成させることができる。析出中にも析出後にもポリシリコンをドーピングすることができる。さらに、ドーピングされたポリシリコンの代わりに、金属シリサイドおよび/または金属を用いてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板の断面図であって、第1層の次に第2層、第3層ならびに第4層をエピタキシャル成長させ、さらに第1補助層を析出させて構造化し、スペーサを形成する様子を示す図である。
【図2】図1の断面から出発し、第1マスクと第2マスクと半導体構造体を形成する様子を示す図である。
【図3】図2の断面から出発し、第1マスクと第2マスクの除去し、第1補助構造体を形成し、第1層および第4層の一部分を除去する様子を示す図である。
【図4】図3の断面から出発し、第1補助構造体を部分的に除去し、第3トランジスタ(図示せず)および第4トランジスタのソース/ドレイン領域ならびに第2ドーピング領域を形成する様子を示す図である。
【図5】図4の断面から出発し、第2補助構造体、第1トランジスタ(図示せず)と第2トランジスタと第5トランジスタ(図示せず)と第6トランジスタのソース/ドレイン領域、第1ドーピング領域、第1ビットライン、ならびに第2ビットラインを形成する様子を示す図である。
【図6】図5の断面から出発し、間隔層とゲート誘電体を形成する様子を示す図である。
【図7】図6の断面から出発し、ゲート電極と導電性構造体と第1絶縁構造体を形成する様子を示す図である。
【図8】図7の断面図から出発し、第2絶縁構造体を形成する様子を示す図である。
【図9】図8の断面図から出発し、導電性構造体、第3絶縁構造体、シリサイド層、コンタクト(図示せず)、ならびにワードライン(図示せず)を形成する様子を示す図である。
【図10】補助層と溝とスペーサを形成した後の基板平面図である。
【図11】図10をもとに、半導体構造体、ゲート電極、ゲート電極とオーバラップした導電性構造体、ならびにビットラインを示す基板平面図である。
【図12】図11をもとに、半導体構造体と導電性構造体を示す基板平面図である。
【図13】図12をもとに、メモリセルの配置構成を描いた図である。
【符号の説明】
1 基板
H1,H2 補助構造体
M1,M2 マスク
St1〜St6 半導体構造体
Ka1〜Ka6 トランジスタ
Gd ゲート誘電体
Ge1〜2 ドーピング領域
A 間隔層
S/D1 ソース/ドレイン領域
I1〜I3 絶縁構造体
L1〜L7 導電性構造体
B1,B2 ビットライン

Claims (8)

  1. SRAMセルアレイにおいて、
    複数のメモリセルが設けられており、これらのメモリセルはそれぞれ少なくとも第1トランジスタ(St1)、第2トランジスタ(St2)、第3トランジスタ(St3)、第4トランジスタ(St4)、第5トランジスタ(St5)、および第6トランジスタ(St6)を有しており、
    第1トランジスタ(St1)、第2トランジスタ(St2)、第3トランジスタ(St3)および第4トランジスタ(St4)によりフリップフロップ回路が形成され、該フリップフロップ回路は、第5トランジスタ(St5)および第6トランジスタ(St6)を介して制御され、該フリップフロップ回路は、第1電圧端子と第2の電圧端子との間に接続されており、
    第3トランジスタ(St3)および第4トランジスタ(St4)は、第1トランジスタ(St1)および第2トランジスタ(St2)に対し相補的な導電形を有しており、
    第5トランジスタ(St5)および第6トランジスタ(St6)はワードライン(W)を介して制御され、
    第5トランジスタ(St5)の第2ソース/ドレイン領域は第1ビットライン(B1)と接続されており、
    第6トランジスタ(St6)の第2ソース/ドレイン領域は第2ビットライン(B2)と接続されており、
    第1ビットライン(B1)および第2ビットライン(B2)はワードライン(W)を横切る方向で延在しており、
    第1トランジスタ(St1)、第2トランジスタ(St2)、第3トランジスタ(St3)および第4トランジスタ(St4)は、1つの四角形のコーナーに配置されており、第1トランジスタの配置されているコーナーと第4トランジスタの配置されているコーナーは対角線上に向き合っており、
    第1トランジスタ(St1)と第5トランジスタ(St5)との間に第3トランジスタ(St3)が配置されており、
    第4トランジスタ(St4)と第6トランジスタ(St6)との間に第2トランジスタ(St2)が配置されており、
    第1トランジスタ(St1)と第3トランジスタ(St3)と第5トランジスタ(St5)はワードライン方向に相前後して並置されており、
    第2トランジスタ(St2)と第4トランジスタ(St4)と第6トランジスタ(St6)はワードライン方向に相前後して並置されており、
    第1トランジスタ(St1)の配置されているコーナーと第2トランジスタ(St2)の配置されているコーナーとの間の接続ラインは、ワードライン方向を横切る方向で延びるz軸(z)に対し平行に延在しており、
    第3トランジスタ(St3)の配置されているコーナーと第4トランジスタ(St4)の配置されているコーナーとの間の接続ラインはz軸(z)に対し平行に延在しており、
    第1メモリセルにおける第6のトランジスタ(St6)と、第2メモリセルにおける第5のトランジスタ(St5)との間の接続ラインはz軸(z)に対し平行に延びており、
    これら第1メモリセルと第2メモリセルは、互いに並進対称または180゜の回転対称となるよう形成されており、
    第1のメモリセルにおける第6トランジスタ(St6)と第2のメモリセルにおける第5トランジスタ(St5)との間にワードライン(W)が配置されており、
    第1メモリセルにおける第6トランジスタ(St6)のゲート電極(Ga6)と、第2メモリセルにおける第5トランジスタのゲート電極(Ga5″)は、第1導電性構造体(L1)を介して互いに接続されており、
    該第1導電性構造体(L1)は、第1コンタクト(K1)を介してワードライン(W1)と接続されており、
    第1トランジスタ(St1)、第2トランジスタ(St2)、第3トランジスタ(St 3)、第4トランジスタ(St4)、第5トランジスタ(St5)および/または第6トランジスタ(St6)は、バーティカルMOSトランジスタであり、
    第3トランジスタ(St3)および第4トランジスタ(St4)におけるチャネル領域の高さは、基板(1)の表面に対し垂直に延在するy軸(y)に関して互いに一致しており、
    第1トランジスタ(St1)および第2トランジスタ(St2)におけるチャネル領域の高さは、前記y軸(y)に関して互いに一致しており、
    第1トランジスタ(St1)のチャネル領域の前記高さと第3トランジスタ(St3)のチャネル領域の前記高さは互いに異なることを特徴とする、
    SRAMセルアレイ。
  2. pチャネルトランジスタ(Ka3,Ka4)のチャネル幅は、nチャネルトランジスタ(Ka1,Ka2,Ka5,Ka6)のチャネル幅の2倍の大きさである、請求項1記載のSRAMセルアレイ。
  3. 第5トランジスタ(St5)の第2ソース/ドレイン領域は第1ビットライン(B1)の一部分として構成されており、
    第6トランジスタ(St6)の第2ソース/ドレイン領域は第2ビットライン(B2)の一部分として構成されており、
    これら第1ビットライン(B1)と第2ビットライン(B2)はそれぞれストライプ状に基板(1)に配置されており、
    第1トランジスタ(St1)の第1ソース/ドレイン領域は、基板(1)に配置されたストライプ状の第1ドーピング領域(Ge1)を介して、第2トランジスタ(St2)の第1ソース/ドレイン領域(2S/D1)および第1電圧端子と接続されており、
    第3トランジスタ(ST3)の第2ソース/ドレイン領域は、基板(1)に配置されたストライプ状の第2ドーピング領域(Ge2)を介して、第4トランジスタ(St4)の第2ソース/ドレイン領域(4S/D2)および第2電圧端子と接続されており、
    第1ドーピング領域(Ge1)、第2ドーピング領域(Ge2)、第1ビットライン(B1)および第2ビットライン(B2)は、z軸(z)に対し実質的に平行に延在している、
    請求項1または2記載のSRAMセルアレイ。
  4. SRAMセルアレイの製造方法において、
    第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタをそれぞれ有するメモリセルを形成し、
    第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタおよび第4トランジスタがフリップフロップ回路を成し、該フリップフロップ回路が第5トランジスタと第6トランジスタを介して制御されるよう、第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタを互いに接続し、
    前記フリップフロップ回路を第1電圧端子および第2電圧端子と接続し、
    第3トランジスタおよび第4トランジスタを、第1トランジスタおよび第2トランジスタに対し相補的なトランジスタとして構成し、
    第5トランジスタと第6トランジスタを制御するワードライン(W)を形成し、
    第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を、前記ワードライン(W)を横切る方向で延びる第1ビットライン(B1)と接続し、
    第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域を、前記ワードライン(W)を横切る方向で延びる第2ビットライン(B2)と接続し、
    1つの四角形の各コーナーに第1トランジスタと第2トランジスタと第3トランジスタと第4トランジスタを形成し、第1トランジスタの配置されたコーナーと第4トランジスタの配置されたコーナーを対角線上に向き合わせて配置し、
    第1トランジスタと第5トランジスタの間に第3トランジスタを形成し、
    第4トランジスタと第6トランジスタの間に第2トランジスタを形成し、
    第1トランジスタと第3トランジスタと第5トランジスタを、それらがワードライン方向に相前後して配置されるように形成し、
    第2トランジスタと第4トランジスタと第6トランジスタを、それらがワードライン方向に相前後して配置されるように形成し、
    第1トランジスタと第2トランジスタを、第1トランジスタの形成されるコーナーと第2トランジスタの形成されるコーナーとの間の接続ラインがワードライン方向を横切って延びるz軸(z)に対し平行に延在するよう形成し、
    第3トランジスタと第4トランジスタを、第3トランジスタの形成されるコーナーと第4トランジスタの形成されるコーナーとの間の接続ラインがz軸(z)に対し平行に延在するよう形成し、
    第1メモリセルにおける第6のトランジスタと第2メモリセルにおける第5のトランジスタとの間の接続ラインが前記z軸(z)に対し平行に延在するよう、各メモリセルを形成し、
    第1メモリセルと第2メモリセルを、それらが互いに並進対称または180゜の回転対称となるよう形成し、
    第1のメモリセルにおける第6トランジスタと第2のメモリセルにおける第5トランジスタとの間にワードライン(W)を形成し、
    第1メモリセルにおける第6トランジスタのゲート電極(Ga6)と、第2メモリセルにおける第5トランジスタのゲート電極(Ga5″)を互いに接続する第1導電性構造体(L1)を形成し、
    該第1導電性構造体(L1)をワードライン(W)と接続する第1コンタクト(K1)を形成し、
    第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび/または第6トランジスタを、バーティカルMOSトランジスタとして構成し、
    一連の層を形成し、該層は少なくとも、第1導電形でドーピングされた第1層(S1)と、その上に位置し第1導電形とは逆の第2導電形でドーピングされた第2層(S2)と、その上に位置し第1導電形でドーピングされた第3層(S3)と、その上に位置し第2導電形でドーピングされた第4層(S2)から成り、
    前記一連の層における多段のマスクによるエッチングによって、少なくとも第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタおよび第4トランジスタを形成するための半導体構造体(St1,St2,St3,St4)を生成し、
    第2層(S2)と第3層(S3)からチャネル領域を生じさせ、第3トランジスタと第4トランジスタにおけるチャネル領域の高さを、基板(1)の表面(O)に対し垂直に延びるy軸(y)に関して互いに一致させ、第1トランジスタと第2トランジスタにおけるチャネル領域の高さを、前記y軸(y)に関して互いに一致させ、第1トランジスタにおけるチャネル領域の高さと第3トランジスタにおけるチャネル領域の高さを異ならせることを特徴とする、
    SRAMセルアレイの製造方法。
  5. 第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタを、pチャネルトランジスタ(Ka3,Ka4)のチャネル幅がnチャネルトランジスタ(Ka1,Ka2,Ka5,Ka6)のチャネル幅の2倍となるよう形成する、
    請求項記載の方法。
  6. 第1トランジスタの第1ソース/ドレイン領域と、第2トランジスタの第1ソース/ドレイン領域(2S/D1)を、ストライプ状の第1ドーピング領域(Ge1)の一部分として生成し、
    第3トランジスタの第2ソース/ドレイン領域と、第4トランジスタの第2ソース/ドレイン領域(4S/D2)を、ストライプ状の第2ドーピング領域(Ge2)の一部分として生成し、
    第5トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第6トランジスタの第2ソース/ドレイン領域、第1ビットライン(B1)、第2ビットライン(B2)および第1ドーピング領域(Ge1)を、第2層(S2)または第1層(S1)に形成し、
    第2ドーピング領域(Ge2)を第1層(S1)または第2層(S2)に形成し、該第2ドーピング領域(Ge2)は、第1ドーピング領域(Ge1)の形成される層には形成しない、
    請求項記載の方法。
  7. 一連の層を形成した後、第1補助層(H1)を析出し、
    該第1補助層(H1)に、z軸(z)に対し平行に延在する溝を形成し、
    材料の析出ならびにエッチバックにより、前記溝の側面にスペーサ(Sp)を生じさせ、
    ワードライン(W)に対し平行に延在するストライプ状の領域を覆うマスクを用いてエッチングを行い、これによって前記スペーサ(Sp)から第1マスク(M1)を生じさせ、
    該第1マスク(M1)を用いて前記一連の層をエッチングすることにより、少なくとも第1トランジスタと第2トランジスタまたは第3トランジスタと第4トランジスタを形成するための少なくとも半導体構造体(St1,St2,St3,St4)を生じさせる、
    請求項4〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 第1トランジスタ、第2トランジスタ、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタおよび第6トランジスタのために、それぞれ少なくとも1つの半導体構造体(St1,St2,St3,St4,St5,St6)を形成し、
    ゲート誘電体(Gd)の形成後、導電性材料を析出し、各トランジスタの間の領域を覆う第6マスクを用いてエッチングを行い、これにより、
    a)各々の半導体構造体(St1,St2,St3,St4,St5,St6)を取り囲むゲート電極(Ga1,Ga2,Ga3,Ga4,Ga5,Ga6)と、
    b)第1導電性構造体(L1)を生じさせ、
    c)第1トランジスタと第2トランジスタの間に、第2トランジスタのゲート電極(Ga2)とオーバラップする第2導電性構造体(L2)を生じさせ、
    d)第2トランジスタと第4トランジスタの間に、第2トランジスタのゲート電極(Ga2)および第4トランジスタのゲート電極(Ga4)とオーバラップする第3構造体(L3)を生じさせ、
    e)第3トランジスタと第4トランジスタの間に、第3トランジスタのゲート電極(Ga3)とオーバラップする第4導電性構造体(L4)を生じさせ、
    f)第1トランジスタと第3トランジスタの間に、第1トランジスタのゲート電極(Ga1)および第3トランジスタのゲート電極(Ga3)とオーバラップする第5導電性構造体(L5)を生じさせる、
    請求項のいずれか1項記載の方法。
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