JPH11232941A - 後入れ電線仮保持具 - Google Patents
後入れ電線仮保持具Info
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- JPH11232941A JPH11232941A JP10030082A JP3008298A JPH11232941A JP H11232941 A JPH11232941 A JP H11232941A JP 10030082 A JP10030082 A JP 10030082A JP 3008298 A JP3008298 A JP 3008298A JP H11232941 A JPH11232941 A JP H11232941A
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Abstract
具を提供すること。 【解決手段】後入れ電線を仮保持する仮保持部12を設
ける。この仮保持部12は、取付手段11によって、電
線保持具1に対し、着脱可能に装着される。取付手段1
1は、上記電線保持具1が電線受け部4の直下に区画す
る空き空間Sのところで上記仮保持部12がで後入れ電
線Wを仮保持するように、仮保持部12を電線保持具1
に着脱可能に取り付けている。 【効果】電線保持具1の空き空間Sを有効活用すること
ができるので、作業性やレイアウトの許容度が高まる。
電線保持具1に対する着脱機能によって取り扱いや汎用
性も高まる。
Description
に関する。
スを構成するサブアセンブリ(以下、「ワイヤアセンブ
リ」と総称する)は、複数の電線を図板と呼称される作
業台の上に布線することにより、製造される電気配線シ
ステムである。上記布線を容易にするために、上記図板
上には、ワイヤアセンブリの配線形態に併せて複数の電
線保持具が立設されている。この電線保持具は、図板に
固定されて上方に立ち上がる棒状のピラー部と、ピラー
部の上端部に形成された電線受け部とを備えている。通
常、電線受け部は、「U」字型或いは鼎型に区画されて
ピラー部と一体に形成される金属部材であり、この電線
受け部に電線束を受けるようにしている。
の場合、コネクタに接続されて所定の電気回路を形成し
ているが、一部のものについては、先端に接続された端
子が剥き出しのまま配索され、図板上で接続待ちになっ
ている等、後工程でこの端子をコネクタに挿入する仕様
のもの(以下、「後入れ電線」という)がある。このよ
うな後入れ電線を含むワイヤアセンブリを図板上に布線
するに当たり、上記後工程までの間に後入れ電線を仮保
持するための仮保持具がこれまで多く提案されてきた。
部に変更を加えて、専らワイヤアセンブリの後入れ電線
のみを保持するための仮保持具(例えば実開平5−65
015号、特開平9−161563号公報等)と、電線
保持具の電線受け部に、仮保持用の別部材を付設したも
の(例えば特開平8−190821号公報)とが知られ
ている。
る仮保持具では、何れも電線保持具が電線束を受ける電
線受け部または電線受け部相当部分(ピラー部の上端
側)において後入れ電線を仮保持していた。そのため、
電線保持具が密集した部分では、十分なスペースを確保
することができないため、作業性が悪くなるという不具
合があった。
であり、作業性並びに汎用性に優れた後入れ電線仮保持
具を提供することを課題としている。
に、本発明は、ワイヤアセンブリを布線するための図板
上に立設されたピラー部とピラー部の上端部に形成され
る電線受け部とを有する電線保持具に付設され、該電線
保持具上に配索されるワイヤアセンブリの後入れ電線を
仮保持するための後入れ電線仮保持具において、上記後
入れ電線を仮保持する仮保持部と、仮保持部が、上記電
線受け部の下方に区画される空き空間で後入れ電線を仮
保持するように、仮保持部を電線保持具に着脱可能に取
り付ける取付手段とを備えていることを特徴とする後入
れ電線仮保持具である。
線を受けて仮保持する仮保持部が、電線保持具の電線受
け部の下方に区画される空き空間のところに配置される
ので、電線保持具が密集している箇所でも比較的広いス
ペースで、後入れ電線の着脱を行うことができる。ま
た、この後入れ電線を保持する仮保持部は、取付手段に
よって電線保持具に着脱可能に取り付けられているの
で、必要に応じて後入れ電線仮保持具を電線保持具と一
体に着脱したり、あるいは電線保持具に対して着脱する
ことが可能になる。
本発明の好ましい実施の形態について、詳述する。図1
は本発明の実施の一形態における後入れ電線仮保持具1
0の使用例を示す斜視図であり、図2は図1の後入れ電
線仮保持具10を電線保持具1に装着する際の状態を示
す斜視図である。
に係る後入れ電線仮保持具10は、周知の電線保持具1
に着脱自在に付設されることにより、電線保持具1が保
持しているワイヤアセンブリ(図示せず)の後入れ電線
Wを仮保持するためのものである。先ず、電線保持具1
は、図示しない図板上に立設され、上記ワイヤアセンブ
リを受けるためのものであり、該図板上に一対のナット
2(一方のみ図示)によって立設されたピラー部3と、
このピラー部3の上端部に延設されたU字状の電線受け
部4とを一体に備えた金属製部材である。
電線保持具1のピラー部3に着脱される一対のクリップ
片11と、両クリップ片11間に張設される引っ張りコ
イルばね12とからなるものである。上記一対のクリッ
プ片11は、図示の実施の形態において取付手段を構成
するものであり、全体として略J字型に屈曲し、直線状
に延びる取付部11aと、取付部11aの一端側に連続
してC字型に湾曲することにより、上記ピラー部3の外
周部に巻着可能な巻着部11bと、巻着部11bの自由
端に連続して形成された折り返し部11cとを一体に有
するフック状の部材である。各クリップ片11は、例え
ばばね鋼で形成されており、上記巻着部11bに比較的
強い緊縛力を奏し得るばね性を持たせている。そして、
これにより、取付部11aと折り返し部11cとの間に
形成される隙間から上記巻着部11bをピラー部3に押
し込んで圧入することにより、容易にクリップ片11を
電線保持具1に装着することができる一方、クリップ片
11を把持して上記と逆向きに引き抜くことにより、比
較的容易に取り外すことが可能になる。
っ張りコイルばね12は、図示の実施の形態において後
入れ電線Wを仮保持するための仮保持部を構成するステ
ンレススチール製品であり、例えば、ピッチが1.0m
mから1.3mmのものが好適に使用される。引っ張り
コイルばね12の各端部12aは、対応するクリップ片
11の取付部11aを貫通した状態で固着されている。
に対して、上記クリップ片11の巻着部11bによる止
定力を十分に大きく設定しておくことにより、図1に示
すように、各クリップ片11、11の電線保持具1への
装着時において、所望の張力でピラー部3に対し並行に
張設することが可能になる。このとき、図1に示すよう
に、引っ張りコイルばね12を上記クリップ片11の取
付部11aの寸法設定により、概ね電線保持具1の電線
受け部4の下方に配置させ、ピラー部3の周囲に区画さ
れている空き空間S内に引っ張りコイルばね12を収め
ている。
取付手段としての各クリップ片11を図2に示す状態か
ら図1に示す状態に装着することにより、各クリップ片
11に取り付けられている仮保持部としての引っ張りコ
イルばね12をピラー部3に並行に張設することができ
る。そして、この引っ張りコイルばね12のピッチ間に
後入れ電線Wを挟み込むことにより、後入れ電線Wを容
易に仮保持し、布線作業やその他の作業を行うことが可
能になる。
電線Wを受けて仮保持する引っ張りコイルばね12が、
電線保持具1の電線受け部4の下方に区画される空き空
間Sのところに配置されるので、電線保持具1が密集し
ている箇所でも比較的広いスペースで、後入れ電線Wの
着脱を行うことができる。また、この後入れ電線Wを保
持する引っ張りコイルばね12は、各クリップ片11に
よって電線保持具1に着脱可能に取り付けられているの
で、必要に応じて後入れ電線仮保持具10を電線保持具
1と一体に着脱したり、あるいは電線保持具1に対して
着脱することが可能になる。
入れ電線仮保持具10では、電線保持具1の空き空間S
を有効活用することができるので、作業性やレイアウト
の許容度が高まる他、電線保持具1に対する着脱機能に
よって取り扱いや汎用性も高まるという顕著な効果を奏
する。図3は本発明の実施の別の形態に係る後入れ電線
仮保持具20の別の態様を示す斜視図であり、図4は図
3の後入れ電線仮保持具20を装着した状態を示す正面
略図である。
具20は、軟質のポリウレタン製で柱状体であり、その
中央部に長手方向に連通する挿通孔21と、この挿通孔
21と連通して後入れ電線仮保持具20の一辺に挿通孔
21を開放するスリット22とが形成されている。そし
て、上記スリット22を介し、電線保持具1のピラー部
3を挿通孔21内に嵌入することが可能になっており、
これによって取付手段としての機能を奏するように構成
されている。
の少なくとも一辺には、長手方向に間隔を隔てて多数形
成されるスリット23が、後入れ電線仮保持具20の長
手方向の概ね全長にわたって形成されており、各スリッ
ト23、23間に区画されるフランジ部24、24が、
図示の実施の形態における仮保持部を構成している。以
上の構成では、上記スリット23を介して後入れ電線仮
保持具20を電線保持具1のピラー部3に装着し、後入
れ電線Wを各スリット23のうちの任意の位置に嵌め入
れるだけで、図1の実施の形態と同様の作用効果を奏
し、後入れ電線Wを仮保持することが可能になる。
数種の線径の後入れ電線Wに対応してピッチを複数種変
更したものであってもよい。図5は本発明のさらに別の
実施の形態に係る後入れ電線仮保持具30の一部を破断
して示す斜視図である。同図を参照して、図示の実施の
形態では、図3および図4に示したウレタン製の柱状体
の全周にわたってスリット23を形成している。
他、取付け時の姿勢に拘らず、何れの方向からも後入れ
電線Wを仮保持することができるという利点がある。上
述した実施の各形態は本発明の好ましい具体例を例示し
たものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れない。本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が
可能であることは云うまでもない。
電線保持具の空き空間を有効活用することができるの
で、作業性やレイアウトの許容度が高まる他、電線保持
具に対する着脱機能によって取り扱いや汎用性も高まる
という顕著な効果を奏する。
持具の使用例を示す斜視図である。
する際の状態を示す斜視図である。
持具の別の態様を示す斜視図である。
す正面略図である。
線仮保持具の一部を破断して示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ワイヤアセンブリを布線するための図板上
に立設されたピラー部とピラー部の上端部に形成される
電線受け部とを有する電線保持具に付設され、該電線保
持具上に配索されるワイヤアセンブリの後入れ電線を仮
保持するための後入れ電線仮保持具において、 上記後入れ電線を仮保持する仮保持部と、 仮保持部が、上記電線受け部の下方に区画される空き空
間で後入れ電線を仮保持するように、仮保持部を電線保
持具に着脱可能に取り付ける取付手段とを備えているこ
とを特徴とする後入れ電線仮保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03008298A JP3546918B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 後入れ電線仮保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03008298A JP3546918B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 後入れ電線仮保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232941A true JPH11232941A (ja) | 1999-08-27 |
JP3546918B2 JP3546918B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=12293885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03008298A Expired - Fee Related JP3546918B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 後入れ電線仮保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546918B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP03008298A patent/JP3546918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3546918B2 (ja) | 2004-07-28 |
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