JP2566118Y2 - フラットケーブルの保持具 - Google Patents

フラットケーブルの保持具

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JP2566118Y2
JP2566118Y2 JP9210992U JP9210992U JP2566118Y2 JP 2566118 Y2 JP2566118 Y2 JP 2566118Y2 JP 9210992 U JP9210992 U JP 9210992U JP 9210992 U JP9210992 U JP 9210992U JP 2566118 Y2 JP2566118 Y2 JP 2566118Y2
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JP
Japan
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flat cable
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holders
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maintenance
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正 福井
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電気器具などにおいて配
線を行うときの電線の保持具に関するものであり、詳細
には例えば移動する部分と固定された部分とを電気的に
接続するときなどに用いられるフラットケーブルの保持
具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばメンテナンス時に筐体20から引
出す必要のある移動部分21と固定部分22とをフラッ
トケーブル10で接続したときの従来例を示すものが図
4であり、前記移動部分21を筐体20に収納しておく
ときにはフラットケーブル10は適宜に折り曲げを行い
樹脂などで形成された束線バンド90で束線しておくも
のであった。
【0003】従って、メンテナンスの必要を生じたとき
には前記束線バンド90を取外してフラットケーブル1
0を延長して移動部分21を所定位置まで引出て行うも
のとし、メンテナンスが終了した時点で再度束線バンド
90により束線しておくものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成においては、第一には、メンテナンスを行
う度に束線バンド90の取外し、取付を行わなければ成
らないものとなり作業が煩雑化するものとなる問題点を
生じると共に、不適正な束線バンド90の取付によって
は例えば内部配線と接触して短絡や素子の破損など二次
的な事故発生の要因となる問題点を含むものとなってい
た。また、第二には、上記の構成では例えばプリンター
ヘッドなど常時に移動するものに対しての処理が不可能
であり、このような場合の対応が行えない問題点も生じ
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、筐体内にフ
ラットケーブルを弛ませた状態で収納するときの保持具
であり、前記フラットケーブルの弛ませる部分に適宜な
間隔をもって前記フラットケーブルの敷設方向と略直交
する方向として固定して取付けられる複数のホルダと、
前記ホルダ間に設けられ前記フラットケーブルに前記敷
設方向への外部応力が加えらたときには前記ホルダの間
を拡げる方向に撓み、加えられていないときには前記ホ
ルダが略横並びとなる状態で密接させるスプリングとか
ら成ることを特徴とするフラットケーブルの保持具を提
供することで従来の課題を解決するものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。尚、理解を容易とするために従来例
と同じ部分には同じ符号を付して説明し、重複する部分
については一部その説明を省略する。
【0007】図1に符号1で示すものは本考案に係る保
持具であり、この保持具1は電気機器の筐体20内にお
いて弛みをもって収納されるフラットケーブル10の前
記弛み部分に対応するものであり、例えば可動部分21
と固定部分22とを接続するものである点は従来例のも
のと同様であるが、本考案によりホルダ2とスプリング
3とから構成されて保持具1自体が変形可能なものとさ
れ、従って、フラットケーブル10の当該部分に一体化
することが可能なものとされて取付、取外しを不要なも
のとされている。
【0008】以下に本考案の構成を更に詳細に説明を行
えば、先ず、前記ホルダ2は例えば樹脂部材により図2
に示すようにクリップ状などとして形成されるものであ
り、前記フラットケーブル10に、このフラットケーブ
ル10の敷設方向と略直交する方向、即ち、側方から挿
着するなどにより適宜な挟着強度をもって固定可能なも
のとされ、また、前記ホルダ2の一方の端部には、後に
説明するスプリング3と結合させるための例えば穴状と
したスプリング取付部2aが設けられるものとされてい
る。
【0009】一方の前記スプリング3は例えばピアノ線
など弾性に富む部材により形成されるものであり、この
実施例においては図3に示すように略V字状として形成
した複数のスプリング部3aの上端に直線状の接続部3
bが形成された形状とされ、前記スプリング部3aは外
部から応力が加えられない状態では前記接続部3b同士
を密接させる形状として形成されると共に、前記接続部
3bは前記ホルダ2のスプリング取付部2aに嵌着など
により取付けが行われるのに適する形状及び寸法とされ
ている。
【0010】ここで、前記スプリング部3aは前記ホル
ダ2の間にあるように設けられるものとされるので、例
えば前記ホルダ2が三個使用される場合には、前記スプ
リング3はフラットケーブル10の三箇所に取付けられ
た夫々のホルダ2の夫々の中間と成るように二個が使用
されるものとされている。
【0011】上記の構成とした保持具1を使用する際に
は、先ず、フラットケーブル10の弛みが必要とされる
部分に、前記スプリング3の撓み量を考慮した適宜間隔
として適宜数のホルダ2を取付け、その後に前記ホルダ
2にスプリング3の取付けを行うものとしてある。
【0012】このようにすることで、フラットケーブル
10は前記ホルダ2を密接させる方向に働くスプリング
部3aの作用により所定ピッチで折畳まれる(図1参
照)ものとなるが、この状態で前記フラットケーブル1
0に例えばメンテナンスなどの目的により敷設方向に沿
う応力を与えれば、前記スプリング部3aは夫々のホル
ダ2間を拡げるように撓むものとなり、これにより、こ
のフラットケーブル10の先端に設けられた可動部分2
1のメンテナンスなどのための筐体20からの引出を可
能とするものである。
【0013】上記したメンテナンスなどが終了し、前記
応力を開放すれば、前記フラットケーブル10はホルダ
2とスプリング3とにより再度折畳まれるものとなる
が、このときに折畳まれる形状は上記に説明した引き伸
ばしが行われる以前と全くに同じものとなり、更に伸縮
を繰り返すときにも折畳まれる形状は不変となる。この
ことは、最初に電子部品などに接触などを生じないよう
に折畳まれるときの形状を設定すれば、以後に接触など
の不具合を発生することがないものとする。
【0014】また、上記の説明のようにフラットケーブ
ル10の伸縮が外部応力の印加及び開放により自動的に
行われるものとなったことで、例えばプリンターヘッド
など常時に移動する部分とプリント回路基板など固定さ
れている部分との接続に用いることも可能とするものと
なり、このときにおいても前記と同様に前記プリンター
ヘッドなどの移動により生じるずるフラットケーブル1
0の弛み部分を電子部品などに接触させないものとする
ことが可能となる。
【0015】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、フ
ラットケーブルの弛ませる部分に適宜な間隔をもって前
記フラットケーブルの敷設方向と略直交する方向として
固定して取付けられる複数のホルダと、前記ホルダ間に
設けられ前記フラットケーブルに前記敷設方向への外部
応力が加えらたときには前記ホルダの間を拡げる方向に
撓み、加えられていないときには前記ホルダが略横並び
となる状態で密接させるスプリングとから成るフラット
ケーブルの保持具としたことで、第一には、例えばメン
テナンスなどのために一旦に引き伸ばしたフラットケー
ブルの弛ませた部分を再度折畳むときには、前記ホルダ
とスプリングとにより最初に設定した形状に折畳まれる
ものとし、この再度の折畳みが行われる際に電子部品へ
の接触などを生じることのないものとして、短絡事故、
破損事故などを生じないものとして、この種の電子機器
の信頼性の向上に極めて優れた効果を奏するものであ
る。
【0016】また、第二には、上記の構成としたことで
前記フラットケーブルの伸縮が外部応力の印加と開放に
より自動的に行われるものとして、例えばプリンターヘ
ッドなど従来は対応が不可能とされていた部分にも応用
可能とし、上記の効果を一層に確実とするものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るフラットケーブルの保持具の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の要部であるホルダを示す斜視図
である。
【図3】 同じく要部であるスプリングを示す斜視図で
ある。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……保持具 2……ホルダ 2a……スプリング取付部 3……スプリング 3a……スプリング部 3b……接続部 10……フラットケーブル 20……筐体 21……移動部分 22……固定部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内にフラットケーブルを弛ませた状
    態で収納するときの保持具であり、前記フラットケーブ
    ルの弛ませる部分に適宜な間隔をもって前記フラットケ
    ーブルの敷設方向と略直交する方向として固定して取付
    けられる複数のホルダと、前記ホルダ間に設けられ前記
    フラットケーブルに前記敷設方向への外部応力が加えら
    たときには前記ホルダの間を拡げる方向に撓み、加えら
    れていないときには前記ホルダが略横並びとなる状態で
    密接させるスプリングとから成ることを特徴とするフラ
    ットケーブルの保持具。
JP9210992U 1992-12-21 1992-12-21 フラットケーブルの保持具 Expired - Lifetime JP2566118Y2 (ja)

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JPH0652180U JPH0652180U (ja) 1994-07-15
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JPH0652180U (ja) 1994-07-15

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