JP3073899B2 - フラットケーブル取付部材 - Google Patents

フラットケーブル取付部材

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JP3073899B2 JP07022223A JP2222395A JP3073899B2 JP 3073899 B2 JP3073899 B2 JP 3073899B2 JP 07022223 A JP07022223 A JP 07022223A JP 2222395 A JP2222395 A JP 2222395A JP 3073899 B2 JP3073899 B2 JP 3073899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車輌等にフラッ
トケーブルを実装配線する際に、フラットケーブルを保
持固定するために使用されるフラットケーブル取付部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の室内の電気配線は
一般に電線を使用したワイヤハーネスにより行われてお
り、図3に示すように各種機器に接続するコネクタ1の
間に電線2を張り巡らし、これらの電線2は所定個所で
被装着部に固定されている。
【0003】しかし、これらのワイヤハーネスによる配
線では、個々の電線2を位置決めしながら固定し、複数
本の電線2はテープやクリップ3などを使用して束ねて
おく必要があり、このとき電線2の固定位置や寸法の割
出しが難しく、配線作業も煩雑であり、多くの手間と時
間を必要としている。
【0004】このために、導体箔等を打抜いて形成する
フラットケーブルを利用して、一挙に複数の配線を行う
方式の採用が検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オプシ
ョン機器や部材の電動化に伴って制御回路網が一層複雑
化し、取付スペースの関係からも複数枚のフラットケー
ブルを使用して配線が行うことが必要とされ、これら複
数枚のフラットケーブルを束ねるために、必要個所にお
いて粘着テープを巻回したりクリップバンド等を使用す
ることが考えられる。
【0006】しかしこの方法では、フラットケーブルの
位置が固定されて余裕がなくなり、コネクタ等の接合部
でずれが生ずると、結束部を外して修正しなければなら
ないなどの問題点が生ずることが予想される。
【0007】また、被装着部の形状に沿わせてフラット
ケーブルを固定することも必要であり、その形状に合う
ようにフラットケーブルを屈曲させて、複数個所におい
て取り付けるには、取付作業に時間を要し、場所によっ
てはフラットケーブルに無理が生じて、層ずれが生じた
り、ねじれや摩擦による傷が発生し易いという問題点が
ある。
【0008】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
被装着部に合わせた形状を有し、フラットケーブルをま
とめて容易に保持固定することができるフラットケーブ
ル取付部材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るフラットケーブル取付部材は、被装着部
に沿った形状を有する合成樹脂材から成る取付部材であ
って、複数枚のフラットケーブルを保持する保持部と、
前記フラットケーブルを略固定する固定部と、前記フラ
ットケーブルを保持固定した状態で前記被装着部に取付
可能な取付手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上述の構成を有するフラットケーブル取付部材
は、複数枚のフラットケーブルを保持部でまとめて保持
し、固定部により固定し、この状態で取付手段により被
装着部に固定する。
【0011】
【実施例】本発明を図1、図2に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は実施例の斜視図を示し、フラ
ットケーブル取付部材1はポリエチレンやポリプロピレ
ン等から成る合成樹脂材が使用され、射出成形等により
一体的に形成されており、この実施例では車両ボディな
どの被装着部に当接して使用するために、若干弯曲した
形状とされている。この取付部材1には、フラットケー
ブルの縁部を保持するための保持部として例えば鉤状の
突出片2a、2b、2cや、剛性の補強も兼ねたリブ部
3a、3b、3cが設けられ、突出片2aと突出片2b
を対向する位置に配置したり、突出片2cとリブ部3a
とを相対する位置に配置し、それぞれ突出片2aと突出
片2bの間、突出片2cとリブ部3aの間にフラットケ
ーブルがまとめて挟持され保持されるようになってい
る。
【0012】また、固定部として略T字状の固定用突起
4が設けられ、重ねられたフラットケーブルの所定位置
に穿孔された各係止孔に、この固定用突起4を挿入する
ことにより、フラットケーブルの移動が防止され固定さ
れるようになっている。
【0013】取付部材1の所定個所には円形又は長円形
の孔部5a、5bが穿孔され、この孔部5a、5bに固
定ピン6を挿嵌し、この固定ピン6を被装着部の孔部に
押し込むことにより、取付部材1が被装着部の所定位置
に取り付けられるようになっている。固定ピン6は合成
樹脂材から成り、常時は孔部5a、5bに仮止めされて
いる。軸部6aの先端に設けた挿入部6bには翼部6c
が形成され、押込部6dにはばね部6eが設けられてい
る。ワッシャ7を軸部6aに嵌合してから、挿入部6b
を孔部5a、5bに挿通しておく。なお、取付部材1に
はこの他に、コネクタ取付部8やスペーサ9等がその用
途に応じて適宜に形成されている。
【0014】図2は取付部材1に2種類のフラットケー
ブル10a、10bを保持固定した状態を示し、フラッ
トケーブル10a、10bは略共通した形状を有する個
所において固定用突起4により取付部材1の表面に保持
固定されている。即ち、突出片2aと突出片2b及び突
出片2cとリブ部3aによりフラットケーブル10a、
10bの2個所が保持され、フラットケーブル10a、
10bに穿孔されたそれぞれの係止孔を重ねてそこに固
定用突起4を挿嵌すると、固定用突起4の頭部によって
フラットケーブル10a、10bが略固定される。ま
た、フラットケーブル10a、10bに接続されたコネ
クタ11a、11bはコネクタ取付部8に嵌合される。
【0015】この状態で、被装着部に取付部材1の裏面
を当接し、固定ピン6の翼部6cをすぼめるようにして
挿入部6bを被装着部の孔部に挿入する。孔部の内側で
翼部6cが拡がり固定ピン6は抜け出し不能となり、同
時にばね部6eにより弾性的な状態で取付部材1の取り
付けがなされることになる。
【0016】このように本実施例によれば、取付部材を
用いて簡便にフラットケーブル10a、10bを被装着
部に取り付けることができるので、実装配線の工程が簡
素化され、取付部分の強度も十分に保たれ、フラットケ
ーブル10a、10bのずれやねじれなどによる不良発
生を回避することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフラッ
トケーブル取付部材は、複数枚のフラットケーブルを保
持固定した状態で被装着部に取り付けることができるの
で、被装着部の形状に合わせて無理のない取り付けが可
能となり、取付位置を正確に決めることができ、フラッ
トケーブルなどのずれやねじれなどによる不良が生じ難
い。また、結束バンド等の部材が不要なため、取付作業
などの取り扱いが極めて容易となり作業効率が上昇す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】フラットケーブル保持時の正面図である。
【図3】従来例の正面図である。
【符号の説明】
1 取付部材 2a、2b、2c 突出片 3a、3b、3c リブ部 4 固定用突起 5a、5b 孔部 6 固定ピン 10a、10b フラットケーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86649(JP,A) 特開 平6−36833(JP,A) 実開 昭61−186286(JP,U) 実開 昭63−187382(JP,U) 実開 平3−32477(JP,U) 実開 平4−58036(JP,U) 実開 昭62−202710(JP,U) 実開 平2−126957(JP,U) 実開 平5−53043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/30 B60R 16/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装着部に沿った形状を有する合成樹脂
    材から成る取付部材であって、複数枚のフラットケーブ
    ルを保持する保持部と、前記フラットケーブルを略固定
    する固定部と、前記フラットケーブルを保持固定した状
    態で前記被装着部に取付可能な取付手段とを備えたこと
    を特徴とするフラットケーブル取付部材。
  2. 【請求項2】 前記保持部は前記フラットケーブルを挟
    持する鉤状の突出片とした請求項1に記載のフラットケ
    ーブル取付部材。
  3. 【請求項3】 前記固定部は前記フラットケーブルに設
    けた係止孔に挿入する略T字状の突起とした請求項1に
    記載のフラットケーブル取付部材。
  4. 【請求項4】 前記取付手段は前記取付部材に穿孔した
    孔部と、該孔部に挿嵌する前記被装着部に設けた取付用
    固定ピンとした請求項1に記載のフラットケーブル取付
    部材。
JP07022223A 1995-01-17 1995-01-17 フラットケーブル取付部材 Expired - Fee Related JP3073899B2 (ja)

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JPH08196020A JPH08196020A (ja) 1996-07-30
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