JPH10285762A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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Publication number
JPH10285762A
JPH10285762A JP9080685A JP8068597A JPH10285762A JP H10285762 A JPH10285762 A JP H10285762A JP 9080685 A JP9080685 A JP 9080685A JP 8068597 A JP8068597 A JP 8068597A JP H10285762 A JPH10285762 A JP H10285762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower case
clip
head
wire harness
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP9080685A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Taga
俊治 多賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9080685A priority Critical patent/JPH10285762A/ja
Publication of JPH10285762A publication Critical patent/JPH10285762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤーハーネスの固定部を電気接続箱の外部
に設けることなく、ワイヤーハーネスをケース内部にお
いて容易かつ確実に固定する。 【解決手段】電気接続箱1はロアケース2と、ロアケー
ス2に組付けられるR/B3とからなる。R/B3の下
面にはワイヤーハーネス6が配設される。配線5の先端
には被接続部3aに接続されるコネクタ7が備えられ
る。ワイヤーハーネス6に取付られたクリップ8は嵌着
部9と、基端部10と、鍵部11aを有する頭部11
と、基端部10及び頭部11よりも細い首部12とによ
り一体形成される。ロアケース2にはR/B3を組付け
た状態でワイヤーハーネス6を外部に導出する切欠15
が設けられる。ロアケース2の底部にはR/B3の組付
け時において、クリップ8を嵌入係止する取付孔16が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気接続箱に係り、
詳しくは、自動車の電気回路に使用される各種電気装置
を収納する電気接続箱から引き出されるワイヤーハーネ
スの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の電気回路に使用される
リレーボックス(以下、R/Bという)やヒュージブル
リンクボックス(以下、F/Bという)などの各種電気
装置を収納するとともに、ワイヤーハーネス等の配線類
の接続分岐点として、自動車内に電気接続箱が設置され
ている。
【0003】図5に、従来の電気接続箱20の斜視図を
示す。電気接続箱20は射出成型により合成樹脂で形成
され、アッパーカバー21およびロアーカバー22から
構成されており、ロアーカバー22の内部には各種電気
装置(図示略)が収納されている。
【0004】ロアーカバー22の外周面の1つである周
壁22Aからは、半円筒の樋状に形成されたワイヤーハ
ーネス27の引き出しガイド23が半円溝24を上にし
て斜め下方向に突設されている。
【0005】周壁22Aに対する引き出しガイド23の
突設角度は、電気接続箱20に収納されている各種電気
装置や接続先の外部装置との位置関係によって決定され
ている。引き出しガイド23の先端部周縁には、周壁2
2Aと平行な面を有するフランジ25が形成されてい
る。
【0006】また、周壁22Aには、引き出しガイド2
3の半円溝24の径と同じ幅の切り欠き22Bが、周壁
22Aの上端から下端にわたって形成されている。切り
欠き22Bは、半円溝24と連続してつながるように形
成されている。
【0007】電気接続箱20内に収納されている各種電
気装置から引き出されているワイヤーハーネス27は、
切り欠き22Bを介して引き出しガイド23の半円溝2
4に案内されることで方向を規定された状態で、電気接
続箱20の外部へと延出されている。そして、引き出し
ガイド23に絶縁テープ28を巻回することによって、
ワイヤーハーネス27は引き出しガイド23に固定さ
れ、ワイヤーハーネス27の引っ張り過ぎを防止して各
種電気装置とワイヤーハーネス27との接続部分に負担
をかけないようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、引き出しガ
イド23を電気接続箱20に形成する場合、自動車にお
ける電気接続箱20の取付場所のスペースの大きさや形
状によっては、引き出しガイド23を設けることができ
ない。また、引き出しガイド23を設けた電気接続箱2
0では、ワイヤーハーネス27を引き出しガイド23の
半円溝24に案内した後、狭い場所で絶縁テープ28の
巻付け作業を行わねばならず、工数も増加し作業性が低
下するという問題がある。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ワイヤーハーネスの固
定部を電気接続箱の外部に設けることなく、ワイヤーハ
ーネスをケース内部において容易かつ確実に固定するこ
とができる電気接続箱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、電気装置をケース内に収
容し、電気装置に接続されてケースの外部に導出される
ワイヤーハーネスにはクリップを固定し、ケースにはク
リップをケース内側において嵌合するための取付孔を備
えたことをその要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電気接続箱において、クリップは、ワイヤーハーネス
の外側に嵌着固定される嵌着部と、両側にその内側に撓
むことにより幅方向に変形可能な鍵部を有する頭部と、
嵌着部と頭部とを連結し、頭部よりも細い形状をなす首
部とを備えることをその要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1に、本実施形態の電
気接続箱1を斜め上方から見た分解斜視図を示す。電気
接続箱1はケースとしての直方体状のロアケース2と、
ロアケース2に組付けられる電気装置としてのリレーボ
ックス(R/B)3とからなる。ロアケース2は合成樹
脂を用いた射出成形によって形成されている。図示して
いないが、ロアケース2に対してアッパケースを嵌合し
てもよい。
【0013】なお、図1において、R/B3について
は、被接続部3aの状態を分かり易くするため、その斜
め下側から見た状態を示してある。R/B3の上面側に
はヒューズ又はリレー等の電子部品4が取り付けられて
いる。R/B3の下面側には複数の配線5を束ねたワイ
ヤーハーネス6が配設されている。各配線5の先端には
被接続部3aに接続されるコネクタ7が備えられてい
る。
【0014】ワイヤーハーネス6には各配線5の分岐部
近傍において合成樹脂を用いて成形されたクリップ8が
取付られている。クリップ8はワイヤーハーネス6の外
側に嵌着固定される円筒状の嵌着部9と、ほぼ直方体状
をなす基端部10と、両側にその内側に撓むことにより
幅方向に変形可能な鍵部11aを有する頭部11と、基
端部10と頭部11とを連結し、前記基端部10及び頭
部11よりも細い形状をなす首部12とにより一体形成
されている。
【0015】ロアケース2の周壁には半円弧状の切欠1
5が形成されている。切欠15はR/B3をロアケース
2に組付けた状態でワイヤーハーネス6を外部に導出す
るようにしている。また、ロアケース2の底部には前記
クリップ8の首部12よりもやや径が大きい取付孔16
が形成されている。取付孔16はR/B3の組付け時に
おいて、クリップ8を嵌入して係止し、ワイヤーハーネ
ス6をロアケース2内で確実に固定する。
【0016】次に、R/B3をロアケース2に組付ける
際の作用について説明する。R/B3をロアケース2内
に組付けるに際して、クリップ8の嵌着部9を把持して
その頭部11から取付孔16に嵌入する。このとき、鍵
部11aが内側方向に窄まった状態で嵌入される。そし
て、頭部11が取付孔16を通過した後は鍵部11aは
広がり、元の形状に戻るとともに、ワイヤーハーネス6
はクリップ8によりロアケース2に対して確実に固定さ
れる。
【0017】従って、本実施形態によれば、ワイヤーハ
ーネス6をクリップ8及びロアケース2の取付孔16に
よりロアケース2内で固定するようにしているので、ワ
イヤーハーネス6の固定部を電気接続箱1の外部に設け
ずに済み、自動車における電気接続箱1の取付場所のス
ペースの大きさや形状の影響を受けることがない。
【0018】また、本実施形態によれば、ワイヤーハー
ネス6に嵌着したクリップ8をロアケース2の取付孔1
6に嵌入するだけの容易な作業にてワイヤーハーネス6
を容易かつ確実に固定することができ、工数の低減及び
作業性を向上することができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ワイヤーハーネスの固定部を電気接続箱の外部に設ける
ことなく、ワイヤーハーネスをケース内部において容易
かつ確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の分解斜視図
【図2】一実施形態の要部平断面図
【図3】従来の形態の斜視図
【符号の説明】
1…電気接続箱、2…ケースとしてのロアケース、3…
電気装置としてのR/B、6…ワイヤーハーネス、8…
クリップ、9…嵌着部、11a…鍵部、11…頭部、1
2…首部、16…取付孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気装置をケース内に収容し、電気装置
    に接続されて前記ケースの外部に導出されるワイヤーハ
    ーネスにはクリップを固定し、前記ケースには前記クリ
    ップをケース内側において嵌合するための取付孔を備え
    た電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記クリップは、ワイヤーハーネスの外側に嵌着固定さ
    れる嵌着部と、両側にその内側に撓むことにより幅方向
    に変形可能な鍵部を有する頭部と、前記嵌着部と頭部と
    を連結し、前記頭部よりも細い形状をなす首部とを備え
    る電気接続箱。
JP9080685A 1997-03-31 1997-03-31 電気接続箱 Pending JPH10285762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9080685A JPH10285762A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 電気接続箱

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JP9080685A JPH10285762A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10285762A true JPH10285762A (ja) 1998-10-23

Family

ID=13725205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9080685A Pending JPH10285762A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 電気接続箱

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JP (1) JPH10285762A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102005669A (zh) * 2009-08-27 2011-04-06 矢崎总业株式会社 电线连接器

Cited By (1)

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