JPH11232929A - 異方性導電樹脂およびこの異方性導電樹脂を有する半導体装置 - Google Patents

異方性導電樹脂およびこの異方性導電樹脂を有する半導体装置

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JPH11232929A
JPH11232929A JP3115798A JP3115798A JPH11232929A JP H11232929 A JPH11232929 A JP H11232929A JP 3115798 A JP3115798 A JP 3115798A JP 3115798 A JP3115798 A JP 3115798A JP H11232929 A JPH11232929 A JP H11232929A
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JP
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resin
anisotropic conductive
conductive resin
semiconductor chip
circuit board
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JP3115798A
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Kazutaka Shibata
和孝 柴田
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Rohm Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • H05K3/323Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives by applying an anisotropic conductive adhesive layer over an array of pads

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する配線パターン間や隣接するバンプ電
極間にショート部を発生させず、接着強度の低下しない
異方性導電樹脂、および上記異方性導電樹脂によって品
質が長期間維持される半導体装置を提供する。 【解決手段】 異方性導電樹脂1は、絶縁性樹脂2であ
るエポキシ樹脂を母材とする粘液状接着剤である。エポ
キシ樹脂内部には、導電性粒子3および絶縁性粒子4が
分散している。導電性粒子3は、樹脂性ボールの表面に
ニッケルメッキを施したものであり、絶縁性粒子4は、
低吸湿剤でもあるSiO2 (シリカ)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、半導体チップを
フェイスダウン方式で回路基板に実装する場合等に接着
剤として使用される異方性導電樹脂、および上記異方性
導電樹脂を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICやLSIといった半導体装置
のなかには、テープキャリアや回路基板上に、半導体チ
ップをフェイスダウン方式で実装した構造をもつものが
ある。図7に示されるように、半導体チップ10をフェ
イスダウン方式で回路基板20上に実装する場合には、
通常、異方性導電樹脂71が使用される。異方性導電樹
脂71は絶縁性樹脂2を母材とするもので、樹脂2内部
に導電性粒子3を含んでいる。
【0003】異方性導電樹脂71で半導体チップ10を
回路基板20に実装する工程の一例を、図2および図3
によって簡単に説明する。
【0004】図2に示されるように、半導体チップ10
を回路基板20に実装する場合、まず、回路基板20上
に異方性導電樹脂71を塗布する。異方性導電樹脂71
の塗布領域は、回路基板20上に形成されている配線パ
ターン21の配置領域の内側である。塗布が終了した
ら、半導体チップ10上に形成されたバンプ電極11を
配線パターン21に対面させる。バンプ電極11を配線
パターン21に近づけていくと、異方性導電樹脂71は
回路基板20と半導体チップ10との間で圧縮されて水
平方向に広がる。半導体チップ10と回路基板20と
は、図3に示されるように、異方性導電樹脂71によっ
て広い面積で接着される。
【0005】半導体チップ10と回路基板20とが接着
されることによって、図7に示されるように、配線パタ
ーン21とバンプ電極11とは導電性粒子3を介して電
気的に接合され、隣接する配線パターン21,21間、
バンプ電極11,11間は絶縁性が確保されることにな
る。異方性導電樹脂71を介して回路基板20と接着さ
れた半導体チップ10をモールド樹脂でパッケージング
することで、半導体装置を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年では、液晶表示装
置のカラー化、高精細化に伴い、回路基板20上の配線
パターン21,21間や、半導体チップ10上のバンプ
電極11,11間のピッチが微細化された半導体装置が
広く利用されている。このような半導体装置において
は、異方性導電樹脂71内の導電性粒子3は均一に分散
せず、図7に示されるように、配線パターン間21,2
1間、バンプ電極11,11間に複数の導電性粒子3が
連なってショート部が生じることがあった。
【0007】さらに、半導体チップ10と回路基板20
との接着性を考慮しても、異方性導電樹脂71は十分満
足できるものではなかった。異方性導電樹脂71の母材
である絶縁性樹脂2は大気中の水分を吸収するので、異
方性導電樹脂71の水分率は時間の経過とともに高くな
っていく。水分率が高くなった異方性導電樹脂71は接
着強度が低くなるので、半導体チップ10あるいは回路
基板20に剥離が生じることがある。従って、上記異方
性導電樹脂71が介在する半導体装置は、品質が長期間
維持されなかった。
【0008】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、隣接する配線パターン間や隣接
するバンプ電極間にショート部を発生させず、接着強度
が低下しない異方性導電樹脂、および上記異方性導電樹
脂によって品質が長期間維持される半導体装置を提供す
ることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】すなわち、本願発明の側面によって提供さ
れる異方性導電樹脂は、絶縁性樹脂中に導電性粒子およ
び絶縁性粒子が分散してなる異方性導電樹脂であること
を特徴としている。
【0011】本願発明では、異方性導電樹脂の母材であ
る絶縁性樹脂中に、導電性粒子だけでなく、絶縁性粒子
をも分散させている。絶縁性粒子が添加された異方性導
電樹脂を介して回路基板と半導体チップとが接続される
と、回路基板上で隣接する配線パターン間や半導体チッ
プ上で隣接するバンプ電極間のピッチが微細な場合で
も、導電性粒子のみが配線パターン間やバンプ電極間に
複数個連なることはない。配線パターン間等に複数個連
なった粒子の中に絶縁性粒子が含まれることにより、シ
ョート部が生じないようになる。
【0012】本願発明の実施形態では、上記絶縁性粒子
は低吸湿剤である。低吸湿剤は、異方性導電樹脂の水分
率を低下させる作用をもつ。異方性導電樹脂の母材であ
る絶縁性樹脂は、時間の経過とともに水分を吸収してい
く。低吸湿材が絶縁性樹脂中に添加されることによっ
て、絶縁性樹脂は水分を吸収しにくくなる。絶縁性樹脂
の吸水率が低下することで、異方性導電樹脂の水分率は
低いものとなる。このように、本願発明の異方性導電樹
脂は、接着力を低下させる要因となる水分が少ないの
で、接着強度が低下しない。従って、本願発明の異方性
導電樹脂で半導体チップを回路基板に実装すると、両者
は剥離することなく、長期にわたって接着されることに
なる。
【0013】上記低吸湿剤は、SiO2 (シリカ)また
はセラミックスであることが好ましい。SiO2 (シリ
カ)やセラミックスは、低吸湿性および絶縁性に優れて
いるだけでなく微粒子状に加工しやすいので、異方性導
電樹脂の母材である絶縁性樹脂中に添加されるのには最
適である。
【0014】導電性粒子としては、金属球、または樹脂
性ボールの表面に金属メッキを施したもの等が挙げられ
る。この導電性粒子によって、異方性導電樹脂を介して
半導体チップと回路基板との電気的接合が図られる。そ
の電気的接合の機構は、後に説明する。
【0015】上記絶縁性樹脂は、エポキシ樹脂であるこ
とが好ましい。絶縁性樹脂は異方性導電樹脂の母材とな
り、接着剤として作用するものである。エポキシ樹脂
は、接着性および絶縁性に優れているので、回路基板と
半導体チップとを接着し、回路基板と半導体チップとの
間のみの電気的接合を図る異方性導電樹脂の母材として
は最適なものである。エポキシ樹脂は、粘液状であって
もフィルム化されたものでもよい。エポキシ樹脂が粘液
状の場合には異方性導電樹脂は異方性導電接着剤とな
り、エポキシ樹脂がフィルム状の場合には異方性導電樹
脂は異方性導電フィルムとなる。
【0016】このように本願発明の異方性導電樹脂は、
回路基板上の隣接する配線パターン間や半導体チップ上
の隣接するバンプ電極間にショート部を発生させず、接
着強度が低下することもない。回路基板と半導体チップ
とが長期間にわたり安定して接着されるので、上記異方
性導電樹脂を有する半導体装置は、従来の異方性導電樹
脂を有する半導体装置よりも品質が優れたものとなる。
【0017】すなわち、本願発明の第2の側面によって
提供される半導体装置は、上記異方性導電樹脂を介し
て、半導体チップが回路基板や別の半導体チップと電気
的に接合されていることに特徴づけられる。
【0018】本願発明の半導体装置は、例えば以下のよ
うにして製造される。回路基板上の配線パターンと、半
導体チップ上のバンプ電極とを対面させた状態にし、本
願発明の異方性導電樹脂で半導体チップと回路基板とを
接着する。その後、半導体チップをモールド樹脂でパッ
ケージングして半導体装置とする。
【0019】上記半導体装置における回路基板と半導体
チップとは、本願発明の異方性導電樹脂を介して電気的
に接合されている。本願発明の異方性導電樹脂は、隣接
する配線パターン間や隣接するバンプ電極間にショート
部を発生させず、接着強度が低下することもない。半導
体チップと回路基板とは長期間にわたって安定して接着
されるので、本願発明の半導体装置は、従来の半導体装
置と比較して、長期間にわたって品質が維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本願発明に係る異方性導電樹脂の
一実施例を示す断面図である。異方性導電樹脂1は、絶
縁性樹脂2であるエポキシ樹脂を母材とする粘液状接着
剤である。エポキシ樹脂内部には、導電性粒子3および
絶縁性粒子4が分散している。導電性粒子3は、金属球
のほか、樹脂性ボールの表面にニッケルメッキを施した
もの、そのニッケルメッキの上にさらに金メッキを施し
たもの等が使用される。絶縁性粒子4は、低吸湿剤であ
るSiO2 (シリカ)やセラミックスが使用される。
【0022】半導体チップ10と回路基板20とを異方
性導電樹脂1で接着する工程の一例を図2および図3に
よって説明する。
【0023】図2に示されるように、回路基板20上に
は配線パターン21が形成されており、半導体チップ1
0上にはバンプ電極11が形成されている。半導体チッ
プ10と回路基板20とを接着する場合には、まず、回
路基板20上の配線パターン21の配置領域の内側に異
方性導電樹脂1を塗布する。塗布が終了したら、半導体
チップ10上に形成されたバンプ電極11を配線パター
ン21に対面させる。押圧装置25で半導体チップ10
を回路基板20に押しつけると、バンプ電極11は配線
パターン21に近づいていき、異方性導電樹脂1が回路
基板20と半導体チップ10間で圧縮されて水平方向に
広がる。図3に示されるように、異方性導電樹脂1がバ
ンプ電極11と配線パターン21との間に進入するとと
もに、バンプ電極11、配線パターン21の形成箇所の
外側の領域にまで広がり、半導体チップ10と回路基板
20とは、異方性導電樹脂1によって広い面積で接着さ
れることになる。
【0024】図4は、本願発明に係る異方性導電樹脂1
を介して半導体チップ10と回路基板20とが接着して
いる状態の一実施例を示す要部断面図である。同図に示
されるように、半導体チップ10と回路基板20との間
に介在している異方性導電樹脂1は、絶縁性樹脂2を母
材とし、導電性粒子3および絶縁性粒子4を有してい
る。配線パターン21とバンプ電極11とに挟まれた導
電性粒子3および絶縁性粒子4は圧縮され、配線パター
ン21とバンプ電極11とに挟まれていない粒子3,4
は絶縁性樹脂2内で分散している。圧縮された導電性粒
子3によって、配線パターン21とバンプ電極11との
間が電気的に接続され、配線パターン21とバンプ電極
11との間以外は電気的に絶縁されることになる。
【0025】異方性導電樹脂1は、導電性粒子3だけで
はなく絶縁性粒子4をも有している。複数の導電性粒子
3のみが配線パターン21,21間やバンプ電極11,
11間に連なることがなくなるので、ショート部が生じ
るようなことはない。さらに絶縁性粒子4が低吸湿剤で
もあるため、絶縁性樹脂2は水分を吸収しにくくなる。
異方性導電性樹脂1内には接着性を低下させる要因とな
る水分が少なくなるので、半導体チップ10と回路基板
20とは剥離することなく、長期にわたって安定して接
着される。
【0026】異方性導電樹脂1の母材である絶縁性樹脂
2内には、100重量部の導電性粒子3と、10重量部
〜100重量部の絶縁性粒子4とが分散している。絶縁
性粒子4が10重量部未満の場合には、配線パターン2
1,21間あるいはバンプ電極11,11間に導電性粒
子3のみが複数連なり、ショート部が発生することがあ
る。絶縁性粒子4が100重量部を超える場合には、配
線パターン21とバンプ電極11との間に絶縁性粒子4
が多量に入りこみ、半導体チップ10と回路基板20と
の電気的接合が図れないことがある。
【0027】導電性粒子3の粒子径と絶縁性粒子4の粒
子径とは、同程度でなければならない。両者3,4の粒
子径があまりに異なると、配線パターン21とバンプ電
極11との電気的接合を良好に保つことができなくな
る。
【0028】半導体チップ10を回路基板20に実装し
たら、基板20上の半導体チップ10をモールド樹脂で
パッケージして半導体装置を得る。
【0029】上記工程によって製造された半導体装置A
を、図5によって説明する。図5は、半導体装置Aの要
部断面図である。同図に示されるように、回路基板20
と半導体チップ10とは、異方性導電樹脂1を介して接
着されている。回路基板20上には配線パターン21が
形成されており、半導体チップ10上にはバンプ電極1
1が形成されている。異方性導電樹脂1内には導電性粒
子3(図4参照)および絶縁性粒子4(図4参照)が分
散されており、配線パターン21とバンプ電極11とに
挟まれた粒子3,4は圧縮され、配線パターン21とバ
ンプ電極11とに挟まれていない粒子3,4は異方性導
電樹脂1内で分散されている。回路基板20に実装され
た半導体チップ10は、モールド樹脂50によってパッ
ケージされている。
【0030】モールド樹脂50は熱硬化性樹脂樹脂であ
ればよいが、エポキシ樹脂がよく使用される。エポキシ
樹脂は、強度的に優れているので、モールド樹脂50と
しては最適である。さらに、異方性導電樹脂の母材がエ
ポキシ樹脂であることを考慮しても、モールド樹脂50
はエポキシ樹脂であるのが好ましい。
【0031】本願発明の別の実施例である半導体装置B
を、図6によって説明する。図6は、半導体装置Bの要
部断面図である。同図に示されるように、第1の半導体
チップ10と第2の半導体チップ30とは、異方性導電
性樹脂1を介して接着されている。第1の半導体チップ
10および第2の半導体チップ30は、接着面にそれぞ
れバンプ電極11,31を有している。さらに、第2の
半導体チップ30は、上記バンプ電極31の他にワイヤ
ボンディング用の電極パッド32を有している。電極パ
ッド32はワイヤボンディングされ、第2の半導体チッ
プ30はワイヤWを介してリード基板60へ電気的に接
続されることになる。第1の半導体チップ10と第2の
半導体チップ30とは、異方性導電樹脂1を介してバン
プ電極11と31との間で電気的に接続される。半導体
チップ10,30、ワイヤWはモールド樹脂50でパッ
ケージされている。第1の半導体チップ10と第2の半
導体チップ30との電気的接続の機構は、半導体装置A
のときと同様である。
【0032】次に、上記実施形態における異方性導電樹
脂1の性能を評価するため、複数のシリコン基板を実際
に異方性導電樹脂1で接着した。以下、その実施例につ
いて説明する。
【0033】〔実施例〕絶縁性樹脂2としてエポキシ樹
脂、導電性粒子3として架橋ポリスチレンの表面にニッ
ケルメッキを施したもの、絶縁性粒子4としてシリカを
使用し、異方性導電樹脂1を調製した。この異方性導電
樹脂1を介して、表面に配線パターンが形成されている
2枚のシリコン基板を接着した。基板上の隣接配線パタ
ーン間にショート部が発生することはなく、2枚の基板
は時間が経過しても剥離するようなことはなかった。
【0034】〔比較例〕絶縁性粒子4を添加せず、絶縁
性樹脂2内に導電性粒子3のみを分散させて異方性導電
樹脂71を調製し、その他の条件を実施例と同一にして
2枚のシリコン基板を接着した。基板上の隣接配線パタ
ーン間にショート部が発生し、時間の経過とともにシリ
コン基板の接着性が悪くなり、シリコン基板の接着部に
剥離が生じた。
【0035】実施例および比較例の結果から、絶縁性粒
子4が添加されている本願発明の異方性導電樹脂1は、
基板上の隣接する配線パターン間にショート部を発生さ
せることなく、時間が経過しても接着強度が低下しない
ことが確認された。
【0036】以上、本願発明の実施形態を説明したが、
本願発明はこれらに限定されずに、以下に述べるように
種々変形することが可能である。
【0037】上記実施形態で使用している異方性導電樹
脂1は、エポキシ樹脂を母材とした粘液状の接着剤であ
るが、その形態は特に問題にはならない。接着性および
絶縁性に優れていれば、母材であるエポキシ樹脂がフィ
ルム化された異方性導電フィルム(ACF)を用いても
よい。
【0038】上記実施形態では、半導体チップ10と回
路基板20とを接着する場合の位置決めを目視で行って
いるが、CCD撮像装置やマイクロコンピュータによっ
てバンプ電極11、配線パターン21の位置を正確に調
節することもできる。
【0039】以上に限らず、本願発明は特許請求の範囲
に含まれる範囲内で種々な変形を施すことも可能であ
り、その中には各構成要素を均等物で置換したものも含
まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る異方性導電樹脂の一実施例を示
す断面図である。
【図2】半導体チップを回路基板に実装する工程の一例
を示す概略図である。
【図3】半導体チップを回路基板に実装する工程の一例
を示す概略図である。
【図4】本願発明に係る異方性導電樹脂を介して半導体
チップと回路基板とが接着している状態の一実施例を示
す要部断面図である。
【図5】本願発明に係る半導体装置の一実施例を示す要
部断面図である。
【図6】本願発明に係る半導体装置の別の実施例を示す
要部断面図である。
【図7】従来の異方性導電樹脂を介して半導体チップと
回路基板とが接着している状態の一例を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
1 異方性導電樹脂 2 絶縁性樹脂(エポキシ樹脂) 3 導電性粒子 4 絶縁性粒子 10 半導体チップ 11 バンプ電極 20 回路基板 21 配線パターン 30 半導体チップ 31 バンプ電極 32 ワイヤボンディング用の電極パッド 50 モールド樹脂 71 異方性導電樹脂 W ワイヤ A 半導体装置 B 半導体装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性樹脂中に導電性粒子および絶縁性
    粒子が分散してなることを特徴とする、異方性導電樹
    脂。
  2. 【請求項2】 上記絶縁性粒子は、低吸湿剤であること
    を特徴とする、請求項1に記載の異方性導電樹脂。
  3. 【請求項3】 上記低吸湿剤は、SiO2 (シリカ)ま
    たはセラミックスであることを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載の異方性導電樹脂。
  4. 【請求項4】 上記絶縁性樹脂は、エポキシ樹脂である
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の異
    方性導電樹脂。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の異方性
    導電樹脂を介して、半導体チップが回路基板や別の半導
    体チップと電気的に接合されていることを特徴とする、
    半導体装置。
JP3115798A 1998-02-13 1998-02-13 異方性導電樹脂およびこの異方性導電樹脂を有する半導体装置 Pending JPH11232929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084545A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 電極接続用接着剤
JP2012186448A (ja) * 2011-02-17 2012-09-27 Sony Chemical & Information Device Corp 異方性導電フィルム

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