JPH11232058A - 機器情報管理装置 - Google Patents

機器情報管理装置

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JPH11232058A
JPH11232058A JP10027650A JP2765098A JPH11232058A JP H11232058 A JPH11232058 A JP H11232058A JP 10027650 A JP10027650 A JP 10027650A JP 2765098 A JP2765098 A JP 2765098A JP H11232058 A JPH11232058 A JP H11232058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器管理サーバから被管理機器へ機器情報の
問合せによる、プリンタ等の応答負荷を低減する。 【解決手段】 スケジューリングテーブル144には、
被管理機器に問い合わせるべき各機器情報ごとに、その
問合せの予定時刻(問合せ時刻)が登録されている。プ
ロパティテーブル142には、各機器情報の前倒し可能
時間が登録されている。機器管理サーバは、所定時間ご
とにスケジューリングテーブル144を調べ、問合せ時
刻がちょうど来た機器情報、過ぎた機器情報の他に、現
在時刻から前倒し可能時間以内に問合せ時刻の到来する
機器情報を取り出し(S30)、それら機器情報をまと
めて一度に被管理機器に問い合わせる(S34)。現在
時刻から前倒し可能時間以内に問合せ時刻の到来する機
器情報は、予定された問合せ時刻より、問合せが前倒し
して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被管理機器に対し
てその機器の有する機器情報を周期的に問い合わせ、そ
の問合せにより得られた機器情報群を管理する機器情報
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタやいわゆる複合機(すな
わちプリンタ、コピー機、ファクシミリ等の機能を併せ
持つ装置)等の機器をネットワークに接続し、複数のク
ライアント(パーソナルコンピュータなど)で共用でき
るようにしたシステムが一般的となっている。
【0003】例えば、クライアントからプリンタ等へ印
刷ジョブを送信しようとする場合、そのプリンタが紙切
れやトナー切れになっていないかや、印刷ジョブのキュ
ーイング状況(処理待ちになっているジョブの数やサイ
ズなど)等、そのプリンタの状態(ステータス)がクラ
イアント側で把握できると便利である。このため、クラ
イアント・アプリケーションには、プリンタに対してそ
の状態を問い合わせ、その結果を表示する機能を持つも
のもある。この他、クライアントは、そのプリンタ等が
使用するネットワーク・プロトコルや処理できる印刷デ
ータの形式などの情報や、そのプリンタ等が現在所有し
ているフォントの情報、あるいは「カバーが開いてい
る」、「紙詰まり」などのプリンタ等のメカ系の状態な
どを問い合わせることがある。このようなプリンタ等の
持つ状態その他の情報のことを、以下「機器情報」と呼
ぶ。
【0004】クライアントからプリンタ等への機器情報
の問合せは、例えばMIB(Machine Information Base
又はManagement Information Base)という標準的なデ
ータ構造を利用して行われる。この方式では、プリンタ
等は自らの機器情報をMIB形式のデータベースとして
管理しており、クライアントは所定のプロトコルにより
プリンタ等のMIBに対して必要な機器情報を問い合わ
せる。
【0005】しかしながら、一般にプリンタ等は、ネッ
トワーク機能が貧弱な場合が多く、同時期に多数の問合
せを受けると、本来の印刷等の処理(特に印刷ジョブの
受付)が滞り、パフォーマンスが低下する。
【0006】このような問題を避けるため、従来、ある
程度大きな規模のネットワークでは、プリンタ等の各機
器情報を管理する機器管理サーバをプリンタ等とは別に
設け、クライアントからの問合せに対し機器管理サーバ
が一括して応答する方式が採られている。この場合、機
器管理サーバは、プリンタ等に対してポーリング(問合
せ)を行って定期的に各機器情報を取得し、常にできる
だけ最新の機器情報を把握し、クライアントからの問合
せに応えられるようにしている。
【0007】機器情報には、頻繁に変化するものとそう
でないものがある。例えば、プリンタのキューイング状
況は比較的頻繁に変化するのに対し、プリンタが持って
いるフォントの種類はそれほど頻繁には変化しない。し
たがって、プリンターの応答負荷を考えた場合、機器情
報ごとにポーリングの時間間隔(以下「問合せ周期」と
呼ぶ)を変えて適切な頻度で問合せを行うようにした方
が効率的である。このため、従来の機器管理サーバで
は、各機器情報ごとに適切な問合せ周期をそれぞれ予め
設定しておき、各機器情報ごとにその設定された問合せ
周期ごとにプリンタ等に問合せを行っていた。そして、
問合せのタイミングが一致した機器情報があった場合
は、それらを同一のスレッドで問い合わせていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の機器管理サ
ーバでは、各機器情報の問合せのタイミングが一致する
場合はまとめて一度に問い合わせることができたが、各
機器情報の問合せのタイミングが少しずれた場合とそれ
らは別々に問合わせられることになった。このような場
合、プリンタ等は短いインターバルで問合せを受けるこ
とになり、応答のための負荷がその間一時的に増大し、
その間印刷ジョブ等の本来の処理の効率が低下する可能
性があった。
【0009】また、機器情報の種類によっては、プリン
タ等が問合せに応答する際の負荷(例えば所要時間)が
大きいものもある。例えば、プリンタ等の持つフォント
の問合せの場合、プリンタが多数のフォントを持ってい
れば、その応答に長時間(例えば1秒程度)を要するこ
とも考えられる。これに対し、問合せのタイミングが一
致した機器情報をすべてまとめて問い合わせるようにす
ると、問い合わせる機器情報の組合せによっては、プリ
ンタ等の応答負荷が極めて大きくなる場合がある。問合
せ応答処理の間はプリンタ等は基本的に本来の印刷ジョ
ブの処理ができないので、応答負荷が大きい問合せが来
ると、プリンタ等は、印刷ジョブ等の本来の処理ができ
なくなる期間が長くなり、処理効率が低下するという問
題があった。
【0010】このような問題はプリンタや複合機に限ら
れるものではなく、ネットワークに接続される他の機器
についても、同様の問題が生じる可能性はある。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、機器管理サーバ等の機器情報
管理装置からプリンタ等の被管理機器への機器情報の問
合せタイミングを動的に制御することにより、問合せに
対する被管理機器の応答負荷の増大を緩和し、機器情報
問合せによる被管理機器本来の処理の効率の低下を抑え
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被管理機器に対し周期的にその機器の有
する各機器情報を問い合わせ、その結果取得した機器情
報群を管理する機器情報管理装置であって、前記各機器
情報ごとに、その機器情報の問合せ周期が登録された問
合せ周期テーブルと、前記問合せ周期テーブルに基づ
き、前記各機器情報ごとにその問合せを行うべき問合せ
時刻を決定し、スケジューリングテーブルに登録するス
ケジューリング手段と、所定時間ごとに前記スケジュー
リングテーブルを参照し、前記問合せ時刻が到来した機
器情報があれば前記被管理機器に対してその機器情報の
問合せを行う問合せ手段とを有し、前記問合せ手段は、
前記被管理機器に対して機器情報の問合せを行う際に、
その時の時刻から所定の前倒し可能時間内に問合せ時刻
が到来する前倒し可能機器情報の有無を、前記スケジュ
ーリングテーブルを参照して調べ、前倒し可能機器情報
がある場合にはその前倒し可能機器情報も同時に問い合
わせることを特徴とする。
【0013】この構成では、問合せ対象の機器情報はス
ケジューリングテーブルに登録される。そのスケジュー
リングテーブルには、スケジューリング手段により、各
機器情報ごとにその問合せ時刻(タイミング)が設定さ
れる。問合せ手段は、そのスケジューリングテーブルを
参照して、問合せ時刻が来た機器情報を順次被管理機器
に問い合わせていく。「問合せ時刻が到来した」という
場合には、ちょうど問合せ時刻になった場合だけでな
く、現在時刻が問合せ時刻を過ぎた場合も含まれる。問
合せ手段は、ある機器情報を問い合わせる際、別の機器
情報が所定の前倒し可能時間以内にあれば、その機器情
報(すなわち「前倒し可能機器情報」)も同時に問い合
わせる。すなわち、前倒し可能時間内にある機器情報
は、その問合せの実行が予定よりも前倒しされることに
なる。
【0014】この構成によれば、機器情報同士の問合せ
時刻のずれが小さい(すなわち、ずれが前倒し可能時間
以内)場合は、機器情報管理装置はそれら機器情報群を
まとめて一度に問い合わせるので、問合せのためのアク
セス処理等、それら各機器情報の問合せに共通して必要
な処理が一度で済む。逆に言えば、従来は、そのような
共通処理が各機器情報の問合せごとに重複して行われて
いたので、それら機器情報の問合せの間隔が短いと、そ
の機器本来の処理(プリンタの場合印刷ジョブ)を実行
できる期間に対しその共通処理のオーバヘッドが無視で
きなくなっていたわけである。これに対し、この構成に
よれば、そのようなオーバヘッドが少なくなる上、一度
問合せが行われると少なくともそれから前倒し可能時間
の間は次の問合せがないので、被管理機器はその機器本
来の処理を行う期間を十分にとることができる。
【0015】上記構成において、前倒し可能時間を個々
の機器情報の性質に応じて各機器情報ごとに定めること
も好適である。すなわち、個々の機器情報ごとに、問合
せのタイミングが予め定められた予定からどの程度ずれ
てよいかが異なる場合があり、この構成では、そのよう
な場合に個々の機器情報の性質に応じたきめ細かい処理
が可能となる。
【0016】本発明の好適な態様では、機器情報管理装
置は、各機器情報ごとにその問合せに対する被管理装置
の応答負荷量が登録された問合せ応答負荷テーブルを有
し、問合せ手段がそのテーブルを参照して、応答負荷量
の総和が所定の上限値以下となる範囲内で問合せ処理を
前倒しする機器情報を選択する。
【0017】問合せの前倒しを行うようにすると、場合
によっては1回の問合せに対する応答負荷(その回に問
い合わせる複数の機器情報の応答負荷量の総和)が大き
くなりすぎることがある。そのような場合、前倒しのた
めにかえって被管理機器のその機器本来の処理の効率が
低下することがある。これに対し、この態様によれば、
被管理機器が一度に受け付け可能な応答負荷量の上限値
を定め、その上限値以下の範囲内で前倒しを行うので、
そのような問題は回避できる。応答負荷量の上限値は、
被管理機器の処理効率低下の許容限度から定めればよ
い。
【0018】この態様において、更に各機器情報ごとに
その機器情報の問合せ優先度が登録された問合せ優先度
テーブルを設け、前倒しを行う機器情報の選択に当た
り、問合せ優先度の高いものほど優先的に選択すること
も好適である。この態様によれば、前倒しの効果が高い
機器情報ほど高い問合せ優先度を与えることにより、前
倒し可能機器情報が複数ある場合に、前倒しの効果が高
いものから優先的に選択することができる。例えば、ジ
ョブのキューイング状況などの変化しやすい機器情報
は、できるだけ早く最新の情報に更新する必要があるた
め、高い問合せ優先度を与えることになるだろう。プリ
ンタの持っているフォントなど、それほど頻繁に変化し
ない機器情報は、問合せ優先度は低く設定されるであろ
う。
【0019】また、本発明の別の態様では、機器情報管
理装置は、各機器情報の応答負荷量と問合せ優先度が登
録された問合せ特性テーブルを有し、前倒しを行う機器
情報を、それら応答負荷量と問合せ優先度の組合せによ
り選択する。例えば、応答負荷量と問合せ優先度をパラ
メータとする評価式を用い、評価式の値が最も良い機器
情報群を前倒し処理する等の方法が考えられる。
【0020】また、本発明は、各機器情報ごとにその機
器情報の問合せ周期が登録された問合せ周期テーブル
と、各機器情報ごとにその機器情報の問合せに対する被
管理機器の応答負荷量が登録された問合せ応答負荷テー
ブルと、前記問合せ周期テーブルに基づき前記各機器情
報ごとにその問合せを行うべき問合せ時刻を決定し、ス
ケジューリングテーブルに登録するスケジューリング手
段と、所定時間ごとに前記スケジューリングテーブルを
参照し、前記問合せ時刻が到来した機器情報があれば前
記被管理機器に対してその機器情報の問合せを行う問合
せ手段と、を有し、前記問合せ手段は、前記スケジュー
リングテーブルを参照した時に前記問合せ時刻が到来し
た機器情報が複数あった場合は、前記問合せ応答負荷テ
ーブルを参照してそれら各機器情報についての前記応答
負荷量を求め、それら各機器情報のうちでその時に同時
に問い合わせるものを、前記応答負荷の総和が所定の上
限値以下となる範囲で選択し、残りの機器情報について
は前記スケジューリングテーブルに登録された前記問合
せ時刻を所定の後回し可能時間だけ繰り下げる(すなわ
ち問合せを後回しにする)ことを特徴とする。
【0021】この構成によれば、同時に問い合わせる機
器情報群の応答負荷量の総和が大きくなりすぎた場合、
一部の機器情報の問合せを所定の後回し可能時間だけ繰
り下げるので、その時の被管理機器の応答負荷の一時的
増大を回避することができ、その間の被管理機器の本来
の処理の効率低下を防止することができる。
【0022】この構成において、後回し可能時間を個々
の機器情報の性質に応じて各機器情報ごとに定めること
も好適である。例えば、変化が早く、できるだけ頻繁に
更新したい機器情報は、後回し可能時間は短くすべきで
あろう。
【0023】この構成において、各機器情報に問合せ優
先度を設定しておき、問合せ優先度の低いものから順に
後回しにするようにすれば、問合せ優先度の高い機器情
報ほど早いタイミングで問合せを行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0025】[実施形態1]図1は、ネットワーク印刷
システムに本発明を適用した場合のシステム構成例を示
す図である。機器管理サーバ10は、本発明に係る機器
情報管理装置の機能を有するサーバであり、ネットワー
ク26を介して接続されたプリンタ22や複合機(プリ
ンタ、コピー機、ファクシミリ等の機能を併せ持つ装
置)24の機器情報を管理する。すなわち、プリンタ2
2や複合機24が、機器管理サーバ10の被管理機器で
ある。機器管理サーバ10は、このように複数の被管理
機器を管理することができる。これら被管理機器は、そ
れぞれ自己の状態等に関する各機器情報を、例えばMI
Bなどの所定のデータベースの形で保持している。機器
管理サーバ10は、それら被管理機器(プリンタ22や
複合機24)に対し所定のプロトコル(例えばSNMP
など)を利用して機器情報を問い合わせ、その問合せの
結果取得した機器情報を被管理機器ごとにデータベース
化して管理する。
【0026】クライアント20は、パーソナルコンピュ
ータやワークステーションなど、プリンタ22や複合機
24を利用する装置である。クライアント20は、プリ
ンタ22や複合機24の機器情報が必要な場合には、機
器管理サーバ10に対して照会を行う。クライアント2
0には、この照会のためのソフトウエアが搭載されてい
る。
【0027】本実施形態では、クライアント20は、機
器情報の変化を動的な把握を可能にするため、機器情報
を周期的に機器管理サーバ10に対して照会する機能を
有している。例えば、クライアント20は、ユーザか
ら、ある機器情報の照会要求のコマンドが入力される
と、その照会要求がなくなるまで所定の周期で機器管理
サーバ10に対してその機器情報を照会し、その間常に
最新の情報をユーザに提示する構成を採っている。例え
ば、クライアント20は、ユーザから照会要求を受ける
と、紹介対象の機器情報を表示する画面(ウインドウな
ど)を生成し、機器管理サーバ10にその機器情報を照
会してその表示画面に表示する。この表示画面に表示さ
れる機器情報の内容は、上記所定の周期ごとに行われる
機器管理サーバ10への照会により周期的に更新され
る。そして、ユーザがその機器情報の照会の停止のコマ
ンドを入力すると、クライアント20は、その表示画面
の表示を終了し、機器管理サーバ10への周期的な照会
も停止する。なお、機器情報の種類によっては、周期的
に問い合わせる必要のないもの(例えば変化のないもの
など)もあり、そのような機器情報については、クライ
アント20はユーザから照会要求を受けたときのみ、機
器管理サーバ10に問い合わせる。
【0028】機器管理サーバ10は、クライアント20
から照会があると、その照会で要求されている被管理機
器の機器情報を、基本的に自己の管理している各被管理
機器のデータベースから検索し、クライアント20に回
答する(ただし後述するように、自己の管理している機
器情報が許容限度を超えて古いものである場合は、対象
の被管理機器に問い合せて最新の情報を取得してからク
ライアント20に回答する)。ここで、機器管理サーバ
10は、クライアント20から照会された機器情報が、
以降周期的に繰り返し照会される可能性があるものかど
うかを判定し、繰り返し照会される可能性のあるものに
ついては、以降の照会に備えて予め被管理機器に対して
周期的にその機器情報を問い合わせる機能を有してい
る。この機能は、後述するポーリングデータベース14
とポーリング制御部16により実現される。この機能の
詳細については、後のポーリング制御部16の説明にお
いて詳しく説明する。なお、クライアント20から機器
管理サーバ10へのアクセスは、通常、ネットワークを
介して行われる。クライアント20は、ネットワーク2
6上に接続されていてもよいし、機器管理サーバ10が
接続している別のネットワークに接続していてもよい。
機器管理サーバ10は、複数のクライアント20からの
照会に対応可能である。
【0029】このように、本実施形態では、機器管理サ
ーバ10は基本的にクライアント20から照会があった
とき及び照会があると予想されるときにのみ、その紹介
の対象の機器情報を被管理機器に問い合わせている。逆
に言えば、機器管理サーバ10は、クライアント20か
ら照会のない(すなわちクライアント20が必要として
いない)機器情報については、その照会のない期間、で
きるだけ被管理機器に問合せを行わないようにしてい
る。このような構成により、問合せによる被管理機器や
ネットワーク26の負荷を軽減することができる。
【0030】次に、機器管理サーバ10の詳細について
説明する。機器管理サーバ10は、機器情報照会受付部
12、ポーリングデータベース14、ポーリング制御部
16、及び機器情報収集部18を有している。
【0031】機器情報照会受付部12は、クライアント
20からの機器情報の照会を受け付け、その照会に応じ
て必要な事項をポーリングデータベース14に登録す
る。
【0032】ポーリングデータベース14は、各被管理
機器への各機器情報の問合せ(ポーリング)のタイミン
グを決定するための各種情報を有している。ポーリング
データベース14は、プロパティテーブル142とスケ
ジューリングテーブル144を含む。
【0033】プロパティテーブル142には、各機器情
報ごとに、ポーリングのタイミングの決定に関するその
機器情報固有の特性情報が登録される。図2は、本実施
形態におけるプロパティテーブル142の登録内容を示
す。図2に示すように、プロパティテーブル142に
は、各問合せ項目(すなわち機器情報)ごとに、問合せ
周期と前倒し可能時間とが登録されている。
【0034】問合せ周期は、機器管理サーバ10から被
管理機器に対してその問合せ項目の問合せを繰り返す場
合の、その繰り返しの時間間隔である。例えば、プリン
タ等の印刷ジョブキューのキューイング状況など変化の
激しい機器情報は、常にできるだけ最新の情報が欲しい
ので、問合せ周期は短く(例えば数秒から十数秒)設定
される。逆に、プリンタの持つフォントの情報などは、
それほど頻繁には変化しないので、問合せ周期は長く
(例えば数時間から数十時間)設定される。また、問合
せ項目によっては、繰り返しの必要のないものもあり、
そのようなものには問合せ周期は設定されない。
【0035】ここで、各問合せ項目の問合せ周期は、基
準となる周期を定め、その基準周期の整数倍の形で設定
することが好適である。こうすることにより、各問合せ
項目の問合せ時刻が一致する可能性が高くなるからであ
る。問合せ時刻が一致すると、それらは同時に問い合わ
せることができ、これにより被管理機器の負荷を低減す
ることができる。
【0036】この問合せ周期は、前述したクライアント
20が機器管理サーバ10に対して行う照会の周期に連
動して決められる。すなわち、クライアント20から機
器管理サーバ10への照会の周期及び機器管理サーバ1
0から被管理機器への問合せ周期は、予め個々の機器情
報の性質(例えば変化が速いか遅いかなど)を考慮して
機器情報ごとに定められる。なお、本実施形態では、あ
る機器情報について被管理機器に問合せするごとに、次
回の問合せを行うタイミング(「問合せ時刻」と呼ぶ)
をその機器情報の問合せ周期に基づき決めるようにして
いる。
【0037】前倒し可能時間は、そのようにして決めら
れた問合せ時刻から、問合せを前倒しすることができる
許容限度の時間である。前倒し可能時間は、その定義か
ら明らかなように、通常、問合せ周期より短い値である
(問合せ周期より長い値に設定しても意味がない)。前
倒し可能時間は、予め個々の機器情報の性質を考慮して
機器情報ごとに定められる。例えば、変化の少ないと考
えられる機器情報(例えばプリンタ等の持つフォントの
リストなど)については、問い合わせるタイミングはそ
れほど厳格でなくてもよいので、前倒し可能時間は長め
の値に設定可能である。
【0038】スケジューリングテーブル144は、被管
理機器への問合せ(ポーリング)の予定表である、スケ
ジューリングテーブル144には、各機器情報ごとに、
次の問合せを行う時刻(すなわち「問合せ時刻」)が、
例えばX時Y分Z秒の形式で登録される。前述のよう
に、この問合せ時刻の値は、機器情報ごとに、その機器
情報を問い合わせる度に、プロパティテーブル142の
問合せ周期を参照して決定され、更新される。この更新
処理は、ポーリング制御部16により行われる。また、
本実施形態では、スケジューリングテーブル144に
は、各被管理機器が持つすべての機器情報のうちで、ク
ライアント20から照会があった、又はクライアントか
らの照会が予想されるもののみが登録される。
【0039】ポーリング制御部16は、ポーリングデー
タベース14を参照して、各機器情報の被管理機器への
問合せ(ポーリング)の制御を行う。すなわち、ポーリ
ング制御部16は、スケジューリングテーブル144を
参照して問合せ時刻の来た機器情報を検出し、そのよう
な機器情報があれば、それら機器情報を収集するよう機
器情報収集部18に指示を行う。
【0040】機器情報収集部18は、ポーリング制御部
16から指示された機器情報群についての問合せを、プ
リンタ22や複合機24などの被管理機器に対して行
い、それら被管理機器からそれら機器情報を取得する。
取得した機器情報群は、機器管理サーバ10が有する各
被管理機器の機器情報データベース(不図示)に登録さ
れ、これにより機器情報データベースの情報が更新され
る。この機器情報データベースは、例えばMIBとして
構成することができる。
【0041】また、ポーリング制御部16は、機器情報
収集部18へ機器情報の収集の指示を出す度に、それら
機器情報の次回の問合せ時刻を決定してスケジューリン
グテーブル144に登録する。
【0042】このような機構により被管理機器から取得
され機器管理サーバ10の機器情報データベースに登録
された機器情報群は、クライアント20からの照会に応
じて、クライアント20に通知される。これら、被管理
機器から取得した機器情報のデータベースへの登録、及
びクライアント20の照会に対する回答の通知について
は、本発明の目的とするところではないのでその説明を
省略する。これらについては公知の手法を用いればよ
い。
【0043】次に、図4を参照して、本実施形態の機器
管理サーバ10の被管理機器に対する問合せ(ポーリン
グ)処理の流れを説明する。
【0044】本実施形態の問合せ処理は、基本的に、ク
ライアント20からの照会を受け付けるループと、被管
理機器に対して問合せを行うループとの、2つのループ
から構成される。これら2つのループは、完全に独立し
て実行することができる。
【0045】クライアントからの照会受付処理のループ
は、機器情報照会受付部12により実行される。機器情
報照会受付部12は、所定時間(例えば1秒)ごとに、
クライアント20からの機器情報の照会があるかを確認
する(S10)。例えば、機器情報照会受付部12は、
クライアント20から到来した照会要求を蓄積するキュ
ーを持ち、前記所定時間ごとにそのキューを調べ、キュ
ーに照会要求があればそれを取り出すように構成するこ
ともできる。S10において照会がなければ、また所定
時間後にS10の処理を繰り返す。S10において照会
があれば、機器情報照会受付部12は、照会のあった機
器情報を、問合せ項目としてスケジューリングテーブル
144に登録する(S12)。詳しくは、機器情報照会
受付部12は、照会のあった機器情報が既にスケジュー
リングテーブル144に登録されているかを調べ、登録
されていなければ、その機器情報を問合せ項目として新
たに登録する。また、このとき同時に、その時の現在時
刻を、その問合せ項目の最初の問合せ時刻としてスケジ
ューリングテーブル144に登録する。逆に、照会のあ
った機器情報が既にスケジューリングテーブル144に
問合せ項目として登録されているときは、新たに登録す
ることはしない。S10において複数の照会があった
り、あるいは複数の機器情報に対する照会があった場合
は、それら照会された各機器情報について、以上の処理
を行う。機器情報照会受付部12は、以上説明した処理
を繰り返し行う。
【0046】なお、機器情報照会受付部12で受け付け
られたクライアント20からの照会に対しては、図示し
ない回答処理部により回答が行われる。この回答は、照
会された機器情報が既にスケジューリングテーブル14
4に登録されていたものであった場合には、機器管理サ
ーバ10が持つ機器情報データベースからその機器情報
の値を読み出して回答することにより行われる。なお、
照会された機器情報がスケジューリングテーブル144
に登録されていなかった場合は、機器情報データベース
に登録されたその機器情報の値は、許容限度を超えて古
い可能性が高いので、回答処理部は、その後ポーリング
制御部16等により実行されるその機器情報についての
問合せの結果を待ってから、クライアント20に対して
回答する。
【0047】さて、ポーリング制御部16は、以上説明
した照会受付及び回答の処理とは独立に、次の手順で処
理を実行する。
【0048】ポーリング制御部16は、スケジューリン
グテーブル144を調べる時間が来たか調べる(S2
0)。本実施形態では、所定の基本処理間隔時間ごと
に、スケジューリングテーブル144を調べるので、前
回調べた時刻からその基本処理間隔時間だけ経過したか
どうか調べるのである。
【0049】S20の判定結果がYesとなると、ポー
リング制御部16は、スケジューリングテーブル144
から、問合せ時刻の到来した問合せ項目など、所定の条
件に該当する問合せ項目を取り出し、これら問合せ項目
について被管理機器に対し問合せを実行する(S2
2)。すなわち、それら問合せ項目についての問合せ指
示を機器情報収集部18に発し、被管理機器に対する問
合せを行わせる。
【0050】なお、S22では、問合せ時刻の到来した
問合せ項目だけでなく、現在時刻から前倒し可能時間以
内に問合せ時刻になる問合せ項目(「前倒し可能項目」
と呼ぶ)も同時に問合せを行うようにしている。このS
22の処理については、後に更に詳しく説明する。
【0051】そして、次に、ポーリング制御部16は、
S22で問い合わせた問合せ項目が、周期的に繰り返し
問合せを行う対象であるかを調べ、該当する問合せ項目
については次回の問合せ時刻を決定してスケジューリン
グテーブル144に登録する(S24)。繰り返し対象
か否かは、プロパティテーブル142を参照して判定す
る。すなわち、プロパティテーブル142に問合せ周期
が設定されていれば、その問合せ項目は繰り返し対象で
ある。ポーリング制御部16は、繰り返し対象の問合せ
項目については、その問合せ周期を現在時刻に加えるこ
とにより次回の問合せ時刻を決定する。ポーリング制御
部16は、スケジューリングテーブル144の当該問合
せ項目の問合せ時刻の値を、そのように決定された次回
の問合せ時刻に更新する。
【0052】以上の処理が終わると、ポーリング制御部
16は、基本処理間隔時間だけ待って再びS22の処理
を行う。なお、S22において問合せ時刻の到来した問
合せ項目がなかった場合は、もちろん、被管理機器への
問合せも、それに伴う問合せ時刻の更新も行われない。
【0053】次に、S22(被管理機器への問合せ)の
処理の詳細について図5を参照して説明する。このS2
2において、ポーリング制御部16は、スケジューリン
グテーブル144に登録された各問合せ項目の問合せ時
刻と現在時刻とを比較して、次の3つのいずれかに該当
する問合せ項目を取り出す(S30)。第1は問合せ時
刻が来た、すなわち問合せ時刻が現在時刻に等しいもの
である。第2は問合せ時刻が過ぎたものであり、これは
問合せ時刻が現在時刻より前のものである。そして、第
3は、現在時刻から前倒し可能時間以内に問合せ時刻の
到来するものである。この第3のケースに該当する項目
は、次式により判定できる。
【0054】
【数1】(問合せ時刻)−(前倒し可能時間)<(現在
時刻) (“<”は時間的に前であることを示す) 第3のケースに該当するかどうかは、各問合せ項目ごと
に、プロパティテーブル142の前倒し可能時間を参照
し、これとスケジューリングテーブル144に登録され
た問合せ時刻とに基づき判定する。
【0055】スケジューリングテーブル144に登録さ
れた各問合せ項目を順次検査し、上記3条件のいずれか
を満たすものがあれば、それをリスト(「実行リスト」
と呼ぶ)に登録する。
【0056】これら3条件のいずれかに該当する項目が
なくなるまで(S32)以上の処理を繰り返し、該当項
目がなくなったところで(S32がNo)、実行リスト
に登録された各該当項目を被管理機器に問い合わせる
(S34)。
【0057】例えば、プロパティテーブル142及びス
ケジューリングテーブル144が図2及び図3に示した
状態であるときに、時刻が12時5分10秒になると、
問合せ項目Aが問合せ時刻が到来したとして実行リスト
に登録されるとともに、問合せ項目B及びCも、その時
刻から前倒し可能時間(それぞれ10秒及び10分)以
内に問合せ時刻が到来するので、実行リストに登録され
る。そして、それら項目A、B及びCが、同時に被管理
機器に問い合わせられる。
【0058】なお、この問合せを受けた被管理機器は、
自己のデータベース(MIB等)から問い合わせられた
各機器情報の値を取り出して機器管理サーバ10に応答
する。この応答を受け取った機器管理サーバ10(機器
情報収集部18)は、応答に含まれる機器情報の値によ
り、機器情報データベースの登録情報を更新する。
【0059】このように、クライアント20から機器管
理サーバ10に繰り返し照会が来る間は、その照会の対
象の機器情報は、以上のプロセスで周期的に更新され、
これによってクライアント20には照会の度ごとに、そ
の時点でのその機器情報の最新の値が通知される。とこ
ろが、どのクライアント20もその機器情報の照会をし
なくなった場合に、そのような機器情報について被管理
機器に問合せを続けることは、被管理機器に無駄な応答
負荷をかけることになる。このような無駄な負荷をなく
すため、本実施形態では、ある機器情報についてどのク
ライアント20からも照会が来なくなると、その機器情
報はスケジューリングテーブル144の問合せ項目から
外すようにしている。この処理のためには、例えば、ス
ケジューリングテーブル144に登録された各問合せ項
目の問合せ時刻を現在時刻と比較し、問合せ時刻が過ぎ
てから所定の時間が経過してもクライアント20から照
会の来ない問合せ項目があれば、それをスケジューリン
グテーブル144から除くという方式を用いることがで
きる。この処理は、例えばポーリング制御部16が、S
20の判定結果がYesになったタイミングごとにスケ
ジューリングテーブル144を検査する際に同時に行っ
てもよい。また、この処理は、機器情報照会受付部12
が行ってもよい。またこの処理のための専用の処理ルー
プを設けてもよい。なお、ここで、クライアント20か
らの照会がなくなったことを確認するための上記所定の
時間は、各問合せ項目ごとに設定することが好適であ
る。この所定の時間は、例えば各問合せ項目の問合せ周
期を基準としてその整数倍などの形設定することもでき
る。
【0060】このように、本実施形態では、問合せ時刻
の到来した問合せ項目(前記第1及び第2のケースに該
当)について問合せを行う際に、そのときの現在時刻か
ら前倒し可能時間以内に問合せを行う予定の問合せ項目
(前倒し可能項目)も同時に行う。すなわち、前倒し可
能項目について、その問合せが予定されていた問合せ時
刻よりも繰り上げて(すなわち前倒しされて)行われる
ことになる。そして、いったん前倒しして問い合わせら
れた項目については、その問合せした時刻を基準に次回
の問合せ時刻が新たに決定される。
【0061】このような構成によれば、短期間(すなわ
ち前倒し可能時間)の間に被管理機器に対し頻繁に問合
せが繰り返されることを防ぐことができる。異なる問合
せ項目でも、問合せのために同じコマンドを用いる場合
があるので、このようにできるだけ多数の問合せ項目を
同時に問い合わせることにより、問合せ項目の数に対す
るコマンドの回数の比率を下げることができ、被管理機
器のコマンドの受付の負荷を減らすことができる。ま
た、同時に多くの問合せ項目を問い合わせした場合、被
管理機器の応答のための負荷の大きさ(処理時間など)
は、各項目ごとに別々に問合せを行ったときの負荷の総
和よりも小さくなるのが通例である。したがって、本実
施形態では、問合せのスケジュールから許容される範囲
内(すなわち前倒し可能な範囲内)でできるだけ問合せ
をまとめることにより、被管理機器の応答負担を減ら
し、被管理機器が本来の業務(プリンタの場合は印刷)
を実行できる時間を増大させ、被管理機器の処理効率を
向上させることができる。
【0062】また、前倒し可能な問合せを前倒しして処
理することにより、機器情報の更新の遅れを防ぐことが
できる。すなわち、問合せを行った後次の問合せまでの
間に負荷の大きいジョブ(例えばページ数の多い印刷ジ
ョブ)が被管理機器に投入されると、被管理機器は、そ
のジョブが終わってからでないと、後の問合せについて
対応することができない。したがって、前の問合せと後
の問合せの間隔が前倒し可能時間程度の短時間の間隔で
ある場合には、後の問合せは当初の予定よりかなり遅れ
てしまうことになる。前倒し可能時間が短い問合せ項目
ほど、問合せ周期が短いと考えられるので、この遅れに
よる影響は大きい。これに対し、本実施形態では、前倒
し可能時間内の問合せ項目を前倒しして問い合わせする
ので、このような遅れを防ぎ、速く内容を更新したい機
器情報(問合せ項目)の問合せが、問合せ以外の他のジ
ョブによって大幅に遅れることを防ぐことができる。
【0063】また、このように問合せをまとめることに
より、一度問合せを行った後次の問合せが行われるまで
の間隔が平均的に増大するので、被管理機器がクライア
ント20から本来の業務についての依頼(プリンタの場
合は印刷ジョブ)を受け付ける期間が長くなる。この結
果、クライアント20が被管理機器に対して依頼を行っ
たときに、その処理が待たされる可能性が減る。したが
って、被管理機器の本来の業務のレスポンスを向上させ
ることができる。
【0064】また、同様に、本実施形態によれば、問合
せの回数が減るので、ネットワーク26の負荷も減少さ
せることができる。
【0065】また、本実施形態によれば、各問合せ項目
(機器情報)ごとに個別に前倒し可能時間を設定可能と
したことにより、各問合せ項目の性質を考慮して個別に
適切な前倒し可能時間を設定することができ、問合せの
前倒しをきめ細かく制御することができる。
【0066】このように、本実施形態では、クライアン
ト20からの動的な機器情報の照会要求に応じ、被管理
機器やネットワークの負荷をできるだけ増大させないよ
うにしながら、かつ照会のあった機器情報について可能
な限り最新の情報をクライアント20に返すことができ
る。
【0067】なお、以上の実施形態では、前倒し可能時
間は各機器情報ごとに定められていたが、これは本発明
にとって必須のことではない。前倒し可能時間を機器情
報の種類によらず一定値に設定するような場合も本発明
の範囲内に含まれる。この場合、前倒し可能時間は、被
管理機器やネットワークの負荷を考慮して定めればよ
い。この態様では、上記実施形態のようなきめ細かい前
倒しの制御はできなくなるが、問合せをまとめて実行す
ることによる被管理機器やネットワークの負荷軽減の効
果は十分に得ることができる。
【0068】[実施形態2]次に、本発明の第2の実施
形態について説明する。
【0069】上記実施形態では、被管理機器に対して問
合せを行う際に、他に前倒し可能な問合せ項目があれ
ば、それらをすべて前倒しして同時に問い合わせてい
た。しかしながら、問合せ項目の種類によっては、被管
理機器の応答負荷が非常に大きいものがあり、このよう
に応答負荷の大きい項目まで前倒ししてしまうと、1回
の問合せに対する被管理機器の応答所要時間が極めて大
きくなり、その間、被管理機器の本来の業務を受け付け
ることができなくなる。すなわち、その間は、クライア
ント20から被管理機器にジョブが送信されたとして
も、被管理機器はそのジョブに対応することができな
い。したがって、クライアント20は、ジョブの処理を
長時間待たされることになってしまう。本実施形態は、
このような問題を解消するためのものである。
【0070】本実施形態の機器管理サーバ10の構成
は、実施形態1と同様、図1に示したものでよい。ただ
し、プロパティテーブル142の登録情報とポーリング
制御部16のS22(図4参照)の処理内容が、実施形
態1の場合と若干異なる。
【0071】図6は、本実施形態で用いるプロパティテ
ーブル142の内容を示した図である。実施形態1のプ
ロパティテーブル142と異なるのは、優先度及び応答
負荷量の項目が追加されたことである。
【0072】優先度は、どの問合せ項目をまとめて同時
に問い合わせるか選択する際にその選択の基準となる指
標である。図6の例では、問合せ項目を優先して選択す
べき順位をその項目の優先度として設定している。すな
わち、この優先度の値が小さい問合せ項目ほど優先的に
選択されることになる。
【0073】応答負荷量は、問合せに対する被管理機器
の応答負荷(応答に要する時間など)を表す指標であ
り、値が大きいほど応答負荷が大きいことを示す。被管
理機器が問合せを受けたときに実際にどの程度応答負荷
がかかるかは時と場合により異なるが、プロパティテー
ブル142には平均的な場合の値を予め概算で定めて登
録すればよい。
【0074】次に、図7を参照して、ポーリング制御部
16のS22(問合せ処理)の処理内容について説明す
る。スケジューリングテーブル144を参照して、問合
せ時刻の到来した問合せ項目、及び前倒し可能時間内に
問合せ時刻が到来する問合せ項目を抽出し、実行リスト
に登録する処理(S30及びS32)は、実施形態1の
場合と同様である。本実施形態の特徴は、被管理機器へ
同時に問い合わせる問合せ項目の応答負荷量の総和が予
め定められた上限値を超えないよう、その項目数を調整
する点にある。
【0075】すなわち、本実施形態では、実行リストの
完成の後(S32の結果がYesの場合)に、それら実
行リストに登録された各問合せ項目の応答負荷量Wの総
和が予め定められた上限値TS以下になっているかを検
査する(S40)。この検査は、プロパティテーブル1
42の応答負荷量の値を参照して行う。そして、応答負
荷量の総和がその上限値を超えている場合は、プロパテ
ィテーブル142を参照して優先度が最も低い前倒し可
能項目を実行リストから削除し(S42)、再び実行リ
ストの応答負荷量の総和と上限値の比較を行う(S4
0)。以上の手順を繰り返し、応答負荷量の総和が上限
値以下となったときに、実行リストに登録された問合せ
項目を一度に被管理機器に問い合わせる(S44)。
【0076】例えば、図6の例において、問合せ項目A
を問い合わせる時刻になったときに、項目Bも項目Cも
前倒し可能であったとする。この場合に、被管理機器の
応答負荷量の上限値が例えば“8”に定められていたと
すると、項目A,B及びCを同時に問い合わせすること
はできない。そこで、前倒し可能な項目B及びCのうち
で優先度の低い項目Cを削除すると、応答負荷量の総和
は“5”で上限値以下となるので、その回では項目A及
びBが同時に問い合わせられることになる。
【0077】なお、念のために説明すると、実行リスト
には、問合せ時刻の到来した問合せ項目と、前倒し可能
項目(前倒し可能時間内に問合せ時刻が到来する問合せ
項目)とが混在しているが、本実施形態では、実行リス
トから削除するのは前倒し可能項目のみである。これ
は、問合せ時刻の到来したものは必ずその回に問合せを
行い、もし被管理機器の応答負荷量が大きくなりすぎる
場合は、前倒しする問合せ項目を優先度の低いものから
順に削っていくという考え方である。
【0078】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、1回の問合せに対する被管理機器の応答負荷が大き
くなりすぎることを防止し、クライアント20が被管理
機器へ本来のジョブを依頼した場合のレスポンスの劣化
を抑えることができる。
【0079】なお、以上説明した実施形態2では、応答
負荷量の総和が所定の上限値を満足する範囲内で、優先
度に従って前倒しする問合せ項目を選択したが、応答負
荷量と優先度を別の方法で組み合わせることにより、前
倒しする問合せ項目を選ぶこともできる。例えば、各問
合せ項目の優先度と応答負荷量とを所定の評価式に代入
し、その結果得られる問合せ項目の評価値の各問合せ項
目についての総和が、所定のしきい値以下となる範囲内
で前倒しする問合せ項目を選択すればよい。
【0080】この構成によれば、応答負荷量と優先度と
の総合評価により前倒しする問合せ項目を決めることが
できる。したがって、優先度の極めて高い問合せ項目で
あれば、多少応答負荷量が大きくても、前倒しして問い
合わせすることができる。したがって、優先度の高い問
合せ項目の問合せが、問合せ以外のジョブによる被管理
機器の処理によって待たされる可能性を少なくすること
ができる。
【0081】[実施形態3]次に、本発明の第3の実施
形態について説明する。この実施形態は、同時に問い合
わせることになった問合せ項目についての応答負荷量の
総和が所定の上限値を超えた場合に、被管理機器の負荷
を増大させないために、一部の問合せ項目の問合せを後
回しにするものである。
【0082】すなわち、各問合せ項目の問合せ周期の組
合せによっては、複数の問合せ項目の問合せ時刻が一致
することがある。特に、各問合せ項目の問合せ周期を、
基準の周期を定めてその整数倍の形で設定した場合に
は、このような一致は起こりやすい。また、問合せ時刻
が一致しなくても、被管理機器が負荷の大きなジョブを
処理した後などには、その間問い合わせできなかった問
合せ項目の問合せが集中することもある。本実施形態
は、このような場合に、被管理機器の問合せ応答負荷の
一時的な増大を緩和するためのものである。
【0083】本実施形態の機器管理サーバ10の構成
は、実施形態1と同様、図1に示したものでよい。ただ
し、プロパティテーブル142の登録情報とポーリング
制御部16のS22(図4参照)の処理内容が、実施形
態1の場合と異なる。
【0084】図8は、本実施形態で用いるプロパティテ
ーブル142の内容を示す図である。実施形態1のプロ
パティテーブル142と異なるのは、前倒し可能時間の
代わりに後回し可能時間が登録される点と、優先度及び
応答負荷量の項目が追加された点である。なお、この優
先度及び応答負荷量は、実施形態2で説明したものと同
じ性質のものである。すなわち、優先度はどの問合せ項
目をまとめて同時に問い合わせるか選択する際にその選
択の基準となる指標であり、応答負荷量は問合せに対す
る被管理機器の応答負荷(応答に要する時間など)を表
す指標である。なお、問合せ周期は、実施形態1の場合
と同様、各問合せ項目について予め定められた問合せの
時間間隔を示している。
【0085】後回し可能時間は、予定された問合せ時刻
よりも問合せを遅らせることのできる許容限度の時間で
ある。例えば、被管理機器のジョブのキューイング状況
など、変化の速い問合せ項目については、最新の情報を
できるだけ早く取得したいので、後回し可能時間は短く
設定される。また、後回ししたくない項目については、
後回し可能時間を設定しないこともできる。
【0086】次に、図9を参照して、本実施形態におけ
るポーリング制御部16のS22(問合せ処理)の処理
手順について説明する。
【0087】まず、ポーリング制御部16は、スケジュ
ーリングテーブル144に登録された各問合せ項目の問
合せ時刻と現在時刻とを比較し、問合せ時刻が来た問合
せ項目、及び問合せ時刻が過ぎている問合せ項目を取り
出す(S50)。取り出した問合せ項目は、実行リスト
に登録される。上記2つの条件のいずれかを該当する項
目がなくなるまで、このS50の処理を繰り返す(S5
2)。
【0088】該当する項目がすべて取り出されると、次
に実行リストに登録された各項目の応答負荷量Wの総和
が、所定の上限値TS以下となっているかを判定する
(S54)。この判定は、プロパティテーブル142の
応答負荷量の値を参照して行う。ここで、応答負荷量W
の総和が上限値TS以下ならば、実行リストに登録され
ている全問合せ項目を今回同時に問い合わせする(S5
8)。
【0089】S54において、応答負荷量Wの総和が上
限値TSを超える場合には、実行リストに登録された問
合せ項目のうち、後回し可能時間が設定され、かつ優先
度の最も低いものを実行リストから削除する(S5
6)。すなわち、その削除した問合せ項目は、問合せが
後回しになる。その削除した問合せ項目の問合せがどれ
だけ後回しにされるかは、その項目の後回し可能時間か
ら計算される。すなわち、ポーリング制御部16は、そ
の削除する問合せ項目について、例えば現在時刻にその
後回し可能時間を加えることにより、問合せ時刻を再計
算し、その結果をスケジュールテーブル144に登録す
る(S56)。このようにして応答負荷量の総和が上限
値以下となるまで問合せ項目の削除を繰り返し、応答負
荷量の総和が上限値以下となったときに、実行リストに
登録された問合せ項目を一度に被管理機器に問い合わせ
る(S58)。なお、優先度が低くても、後回し可能時
間の設定されていない問合せ項目については、問合せの
後回しはしない。
【0090】例えば、プロパティテーブル142が図8
の例のごとく設定されている場合において、問合せ項目
A、B及びCの問合せ時刻が一致したときを考える。こ
こで、応答負荷量の総和の上限値TSが“8”であった
とすると、これらをすべて同時に問い合わせることはで
きない。この場合、本実施形態では、優先度の最も低い
問合せ項目Cの問合せが、例えばその後回し可能時間
(すなわち20分)だけ、後回しにされる。
【0091】本実施形態によれば、複数の問合せ項目の
問合せ時刻が一致するなどした場合において、1回の問
合せに対する被管理機器の応答負荷が大きくなりすぎる
ことを防止し、クライアント20が被管理機器へ本来の
ジョブを依頼した場合のレスポンスの劣化を抑えること
ができる。
【0092】なお、本実施形態では、後回し可能時間は
各機器情報ごとに定められていたが、これは本発明にと
って必須のことではない。後回し可能時間を機器情報の
種類によらず一定値に設定するような場合も本発明の範
囲内に含まれる。この場合、後回し可能時間は、例え
ば、各機器情報ごと後回し可能(許容)時間の最小値
を、共通の後回し可能時間とすればよい。この態様で
も、集中しすぎた問合せを分散させることによる被管理
機器やネットワークの負荷軽減の効果を、十分に得るこ
とができる。
【0093】なお、本実施形態の変形例として、本実施
形態を前述の実施形態2と組み合わせることも考えられ
る。この変形例では、プロパティテーブル142に、前
倒し可能時間と後回し可能時間の両方を登録可能とす
る。そして、実施形態2と同様、問合せ時刻が到来した
ものに加え、前倒し可能な問合せ項目も実行リストに登
録する(図7のS30)。そして、その実行リストに登
録された問合せ項目の応答負荷量の総和が上限値TSを
超えた場合は、それら実行リスト中のすべての問合せ項
目のうちで、後回し可能時間が設定され、かつ優先度の
最も低いものを、後回しにする。
【0094】この変形例によれば、問合せ時刻がある期
間内に集中した問合せ項目のうち、優先度の高いものほ
ど先に問合せを行うことができる。
【0095】以上説明した各実施形態の機器管理サーバ
10は、パーソナルコンピュータやワークステーション
などのコンピュータシステムに、上記の各機能を記述し
たプログラムを実行させることにより、実現することが
できる。このプログラムは、例えばフロッピーディスク
やCD−ROMなどの記録媒体に記録した形で顧客に提
供することが可能である。顧客が、その記録媒体に記録
されたプログラムを、自己の所有するコンピュータシス
テムに付属する固定ディスク装置などにインストールす
ることにより、上記各実施形態に係る機器管理サーバ1
0が構築される。すなわち、そのコンピュータシステム
は、インストールしたプログラムをメインメモリにロー
ドし、CPUで実行することにより、機器管理サーバ1
0の機能を果たすことになる。
【0096】なお、以上の各実施形態は、被管理機器が
プリンタや複合機の場合を説明したが、本発明がこれら
以外の被管理機器に対しても適用可能なことは明らかで
あろう。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、機器
情報同士の問合せ時刻のずれが小さい(すなわち、ずれ
が前倒し可能時間以内)場合は、機器情報管理装置はそ
れら機器情報群をまとめて一度に問い合わせるので、被
管理機器の応答負荷を低減し、機器情報の問合せによる
被管理機器本来の業務・処理の処理効率の低下を抑える
ことができる。
【0098】また、本発明によれば、同時に問い合わせ
る機器情報群の応答負荷量の総和が大きくなりすぎた場
合、一部の機器情報の問合せを所定の後回し可能時間だ
け繰り下げるので、その時の被管理機器の応答負荷の一
時的増大を回避することができ、その間の被管理機器の
本来の処理の効率低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る機器管理サーバを用いたシステ
ム構成例を示す図である。
【図2】 実施形態1におけるプロパティテーブルの内
容を示す図である。
【図3】 スケジューリングテーブルの内容を示す図で
ある。
【図4】 本発明に係る機器管理サーバの基本的な処理
手順を示す図である。
【図5】 実施形態1の機器管理サーバにおけるポーリ
ング制御部の問合せ処理の詳細な手順を示す図である。
【図6】 実施形態2におけるプロパティテーブルの内
容を示す図である。
【図7】 実施形態2の機器管理サーバにおけるポーリ
ング制御部の問合せ処理の詳細な手順を示す図である。
【図8】 実施形態3におけるプロパティテーブルの内
容を示す図である。
【図9】 実施形態3の機器管理サーバにおけるポーリ
ング制御部の問合せ処理の詳細な手順を示す図である。
【符号の説明】
10 機器管理サーバ、12 機器情報照会受付部、1
4 ポーリングデータベース、16 ポーリング制御
部、18 機器情報収集部、20 クライアント、22
プリンタ、24 複合機、26 ネットワーク、14
2 プロパティテーブル、144 スケジューリングテ
ーブル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被管理機器に対し周期的にその機器の有
    する各機器情報を問い合わせ、その結果取得した機器情
    報群を管理する機器情報管理装置であって、 前記各機器情報ごとに、その機器情報の問合せ周期が登
    録された問合せ周期テーブルと、 前記問合せ周期テーブルに基づき、前記各機器情報ごと
    にその問合せを行うべき問合せ時刻を決定し、スケジュ
    ーリングテーブルに登録するスケジューリング手段と、 所定時間ごとに前記スケジューリングテーブルを参照
    し、前記問合せ時刻が到来した機器情報があれば前記被
    管理機器に対してその機器情報の問合せを行う問合せ手
    段と、 を有し、前記問合せ手段は、前記被管理機器に対して機
    器情報の問合せを行う際に、その時の時刻から所定の前
    倒し可能時間内に問合せ時刻が到来する前倒し可能機器
    情報の有無を、前記スケジューリングテーブルを参照し
    て調べ、前倒し可能機器情報がある場合にはその前倒し
    可能機器情報も同時に問い合わせることを特徴とする機
    器情報管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 前記前倒し可能時間が前記各機器情報ごとに設定されて
    いることを特徴とする機器情報管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の装置であ
    って、 前記各機器情報ごとにその機器情報の問合せに対する前
    記被管理機器の応答負荷量が登録された問合せ応答負荷
    テーブルを有し、 前記問合せ手段は、前記問合せ応答負荷テーブルを参照
    し、前記被管理機器に対して機器情報の問合せを行う際
    に同時に問い合わせる前記前倒し可能機器情報を、問合
    せによる前記被管理機器の応答負荷量の総和が所定の上
    限値以下となる範囲内で選択することを特徴とする機器
    情報管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置であって、 前記各機器情報ごとにその機器情報の問合せ優先度が登
    録された問合せ優先度テーブルを有し、 前記問合せ手段は、前記被管理機器に対して機器情報の
    問合せを行う際に同時に問い合わせる前記前倒し可能機
    器情報を選択するに当たり、前記問合せ優先度テーブル
    を参照し、前記問合せ優先度の高い前記前倒し可能機器
    情報ほど優先的に選択することを特徴とする機器情報管
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の装置であ
    って、 前記各機器情報ごとにその機器情報の問合せによる前記
    被管理機器の応答負荷量及びその機器情報の問合せ優先
    度が登録された問合せ特性テーブルを有し、 前記問合せ手段は、前記問合せ特性テーブルを参照し、
    前記被管理機器に対して機器情報の問合せを行う際に同
    時に問い合わせる前記前倒し可能機器情報を、前記各前
    倒し可能機器情報の前記応答負荷量及び前記問合せ優先
    度に基づき選択することを特徴とする機器情報管理装
    置。
  6. 【請求項6】 被管理機器に対し周期的にその機器の有
    する各機器情報を問い合わせ、その結果取得した機器情
    報を管理する機器情報管理装置であって、 前記各機器情報ごとに、その機器情報の問合せ周期が登
    録された問合せ周期テーブルと、 前記各機器情報ごとにその機器情報の問合せに対する前
    記被管理機器の応答負荷量が登録された問合せ応答負荷
    テーブルと、 前記問合せ周期テーブルに基づき、前記各機器情報ごと
    にその問合せを行うべき問合せ時刻を決定し、スケジュ
    ーリングテーブルに登録するスケジューリング手段と、 所定時間ごとに前記スケジューリングテーブルを参照
    し、前記問合せ時刻が到来した機器情報があれば前記被
    管理機器に対してその機器情報の問合せを行う問合せ手
    段と、 を有し、前記問合せ手段は、前記スケジューリングテー
    ブルを参照した時に前記問合せ時刻が到来した機器情報
    が複数あった場合は、前記問合せ応答負荷テーブルを参
    照してそれら各機器情報についての前記応答負荷量を求
    め、それら各機器情報のうちでその時に同時に問い合わ
    せるものを、前記応答負荷の総和が所定の上限値以下と
    なる範囲で選択し、残りの機器情報については前記スケ
    ジューリングテーブルに登録された前記問合せ時刻を所
    定の後回し可能時間だけ繰り下げることを特徴とする機
    器情報管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、 前記後回し可能時間が前記機器情報ごとに設定されてい
    ることを特徴とする機器情報管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載の装置であ
    って、 前記各機器情報ごとにその機器情報の問合せ優先度が登
    録された問合せ優先度テーブルを有し、 前記問合せ手段は、同時に問い合せる前記機器情報の選
    択に当たり、前記問合せ優先度テーブルを参照し、前記
    問合せ優先度の高い機器情報ほど優先的に選択すること
    を特徴とする機器情報管理装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、 被管理機器が持つ各機器情報ごとに、その機器情報の問
    合せ周期が登録された問合せ周期テーブル、 前記問合せ周期テーブルに基づき、前記各機器情報ごと
    にその問合せを行うべき問合せ時刻を決定し、スケジュ
    ーリングテーブルに登録するスケジューリング手段、 所定時間ごとに前記スケジューリングテーブルを参照
    し、前記問合せ時刻が到来した機器情報があれば前記被
    管理機器に対してその機器情報の問合せを行う問合せ手
    段であって、前記被管理機器に対して機器情報の問合せ
    を行う際に、その時の時刻から所定の前倒し可能時間内
    に問合せ時刻が到来する前倒し可能機器情報の有無を前
    記スケジューリングテーブルを参照して調べ、前倒し可
    能機器情報がある場合にはその前倒し可能機器情報も同
    時に問い合わせる問合せ手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 被管理機器が持つ各機器情報ごとに、その機器情報の問
    合せ周期が登録された問合せ周期テーブル、 前記各機器情報ごとに、その機器情報の問合せに対する
    前記被管理機器の応答負荷量及びその機器情報の問合せ
    優先度が登録された問合せ特性テーブル、 前記問合せ周期テーブルに基づき、前記各機器情報ごと
    にその問合せを行うべき問合せ時刻を決定し、スケジュ
    ーリングテーブルに登録するスケジューリング手段、 所定時間ごとに前記スケジューリングテーブルを参照
    し、前記問合せ時刻が到来した機器情報があればその機
    器情報の問合せを前記被管理機器に対して行う問合せ手
    段であって、前記スケジューリングテーブルを参照した
    時に前記問合せ時刻が到来した機器情報が複数あった場
    合は、前記問合せ応答負荷テーブルを参照してそれら各
    機器情報についての前記応答負荷量を求め、それら各機
    器情報のうちでその時に同時に問い合わせるものを、前
    記問合せ優先度の高いものから順に前記応答負荷量の総
    和が所定の上限値以下となる範囲で選択し、残りの機器
    情報については前記スケジュールテーブルに登録された
    前記問合せ時刻を所定の後回し可能時間だけ繰り下げる
    問合せ手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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