JP2001184180A - プルプリント印刷装置 - Google Patents

プルプリント印刷装置

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JP2001184180A
JP2001184180A JP37038099A JP37038099A JP2001184180A JP 2001184180 A JP2001184180 A JP 2001184180A JP 37038099 A JP37038099 A JP 37038099A JP 37038099 A JP37038099 A JP 37038099A JP 2001184180 A JP2001184180 A JP 2001184180A
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Naoyuki Enomoto
尚之 榎本
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定のURL等を用い、ネットワークを介し
てデータを取得し印刷する印刷装置において、指定時刻
以前のプレビュー要求等に迅速に応答する。 【解決手段】 登録管理部162は、ユーザの印刷指示
に時刻が指定されている場合、その指定時刻を本取得時
刻としてスケジュールテーブル170に登録すると共
に、スケジュールテーブル170からデータ取得可能な
空き時間を求め、予備取得時刻Tとして登録する。取
得管理部164は、各ジョブごとに、予備取得時刻が来
ると、指示されたURLを用いてデータを取得し、ユー
ザからのプレビュー要求等に備える。本取得時刻が来る
と、予備取得後にそのデータが更新されているかを判定
し、更新されていればデータを再取得して印刷を行い、
更新されていなければデータの再取得を中止し、予備取
得したデータを用いて印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷対象文書の文
書データのネットワーク上の所在場所を示す参照情報を
受け付け、この参照情報に従って、ネットワークを介し
てその所在場所から文書データを取得して印刷するプル
プリント印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なネットワークプリンティ
ング処理を図13を参照して説明する。図13のネット
ワーク(例えばインターネット)では、各種のデータが
各種のホストコンピュータ(以下、単に「ホスト」とい
う)に分散保持されている。ホスト1001のユーザ
が、ホスト1002に格納されたデータ1012を、プ
リンタ1004から印刷出力させる場合、まずホスト1
001は、FTPプロトコル(File Transfer Protoco
l:RFC959)を用い、ネットワーク1021を介してホス
ト1002よりデータ1012を取得する(図中矢印
A)。続いてホスト1001は、取得したデータ101
2をLPRプロトコル(Line Printer DaemonProtocol:
RFC1179)を用いてプリンタ1004に送信し(図中矢
印B)、印刷を行わせる。ゲートウエイ1020を介し
て接続されたネットワーク1022上のホスト1003
に格納されたデータ1013を印刷する場合も同様に、
まずホスト1001は、FTPプロトコルによりホスト
1003よりデータ1013を取得し、このデータをL
PRプロトコルを用いてプリンタ1004に送信し、印
刷を行わせる。
【0003】このように、他ホストにあるデータを印刷
しようとする場合、従来一般的には、そのホストからの
データ取得(矢印A)と、出力先プリンタへのデータ送
信(矢印B)のように、1回の印刷で同じデータが2回
ネットワーク上を流れるため、ネットワーク負荷が増大
してしまう。また、ユーザのホスト1001には、単に
印刷するだけでホスト1001で画面表示などを行わな
い場合でも、印刷データを一時的に格納する領域が必要
となり、またホスト1001の処理負荷も増大する。
【0004】このような状況を改善するため、近年、
「プルプリント」と呼ぶ機能を持つ印刷装置が提案され
ている。この種の印刷装置は、印刷をしたい情報のネッ
トワーク上での所在場所を示す情報(参照情報と呼
ぶ)、例えばURL(Uniform Resource Locator:RFC17
38)、が入力されると、その参照情報に従って自らその
情報のデータを取得し、そのデータに基づき印刷処理を
実行する。印刷のためのデータを自ら引き出して(pu
ll)、印刷するため、プルプリントと呼ばれる。この
種の印刷装置は、例えば特開平10−207658号公
報などに開示されている。
【0005】プルプリント処理を図13を用いて説明す
ると次のようになる。例えば、ホスト1001のユーザ
が、ホスト1002のデータ1012をプリンタ100
4から印刷したい場合、プリンタ1004がプルプリン
ト機能を持っていれば、ホスト1001はデータ101
2のURLを含んだ印刷要求データを作成し、プリンタ
1004に送信すればよい。これを受けたプリンタ10
04は、そのURLを用いてHTTPプロトコル(Hype
rText Transfer Protocol:RFC2616)でホスト1002
にアクセスし、データ1012を取得して印刷する。こ
のように、プルプリントでは、1回の印刷につき、印刷
対象のデータがその所在場所(ホスト1002)からプ
リンタ1004に1回流れるだけで済むので、ネットワ
ーク負荷が軽減される。また、印刷依頼元のホスト10
01では、印刷データを一時格納する必要もなく、その
ための処理負荷も発生しない。
【0006】さて、情報提供元のホスト1002のデー
タ1012が頻繁に更新されるケースでは、どの時点の
データを印刷するかに大きな意味がある場合がある。例
えば、その日その日のテレビの番組表を提供するWeb
ページをプルプリントで印刷する場合、欲しい日の番組
表が正しく印刷されることが重要である。単純には、番
組表が欲しいその時点で、ユーザがプリンタ1004に
対して印刷要求を出せばよいわけだが、これではユーザ
にとって非常に不便である。このような不便の一部を解
消するための技術として、特開平11−138954号
公報に示される技術が知られている。
【0007】この技術では、ユーザが印刷装置に対し、
印刷対象のハイパーテキストデータのネットワークアド
レスと、これに対するアクセス頻度(例えば「12時間
ごと」など)とを設定すると、印刷装置がその頻度で定
期的にそのアドレスにアクセスしてデータを取得し、印
刷出力する。この技術によれば、定期的に最新の情報の
印刷結果を自動的に得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−1389
54号公報開示の技術では、プルプリントにおけるリモ
ートホストからの印刷対象データの取得時刻(アクセス
日時)を、間接的に(頻度として)指定できるようにし
たことにより、ユーザの利便性を向上している。しかし
ながら、この従来技術には、次のような問題がある。
【0009】まず、指定に対応するアクセス日時の前
に、印刷対象について確認等を行いたい場合に、処理が
煩雑になるという問題がある。例えば、そのアクセス日
時の前に印刷結果のプレビュー画面表示が見たいと思っ
た場合、その時点でホストにアクセスしてデータを取得
しなければならない。このためプレビューに時間がかか
る(特にデータが大きい場合)。また、ネットワークが
混んでいる場合などは、データ取得ができずプレビュー
自体ができない可能性も考えられる。
【0010】また、上記従来技術では、アクセス頻度の
指定に従ってアクセス日時を自動決定することについて
は記載があるが、印刷処理を実行する時刻の指定に関し
ては触れられておらず、ホストにアクセスして得たデー
タをすぐに印刷出力することを暗黙の前提としている。
したがって、ある時刻に取得したデータを別の時刻に印
刷出力したい等と言ったユーザの要望にきめ細かく対処
することができなかった。
【0011】本発明はこのような問題を解決するために
なされたものであり、プルプリント機能を有する印刷装
置において、指定されたタイミング以前に起こりうるユ
ーザからの該当文書に関するサービス要求に、反応よく
応答できるようにすることを目的とする。
【0012】本発明は更に、ユーザの指定タイミングの
意味合いに応じて、無駄の少ないデータ取得ができるよ
うにすることを目的とする。
【0013】また、本発明は、プルプリント機能を有す
る印刷装置において、データ取得や印刷出力のタイミン
グに対するユーザの細かい要求に対応できるようにする
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るプルプリント印刷装置は、印刷対象文
書の文書データのネットワーク上の所在場所を示す参照
情報を受け付け、この参照情報に従って、ネットワーク
を介して前記所在場所から前記文書データを取得して印
刷するプルプリント印刷装置であって、前記参照情報に
対応づけて、前記印刷対象文書の処理タイミングの指定
を受け付ける指定受付手段と、受け付けた処理タイミン
グが到来する前に前記参照情報に従って前記所在場所か
ら文書データを予備取得する予備取得手段と、予備取得
した文書データを記憶する予備データ記憶手段とを備
え、前記処理タイミング到来前に起こる、前記印刷対象
文書に関するサービス要求に対して、前記予備データ記
憶手段に記憶された予備取得した文書データを用いてサ
ービス提供を可能とした。
【0015】この構成によれば、指定された処理タイミ
ング以前にプレビュー等の要求があった場合に、予備取
得したデータを用いて対処できるので、迅速な応答が可
能になる。
【0016】本発明の好適な態様は、更に、前記指定受
付手段で指定された処理タイミングが到来したときに、
当該文書について予備取得した文書データが現時点でも
有効であるか否かを判定する有効性判定手段と、有効で
あると判定された場合は予備取得した文書データを用い
て印刷を行い、有効でないと判定された場合は前記参照
情報に従って前記所在場所から文書データを再取得して
印刷を行う印刷制御手段と、を備える。
【0017】この態様によれば、指定の処理タイミング
において最新のデータを印刷できる。更に、予備取得し
たデータがその処理タイミング時に有効であれば、デー
タ取得処理を省略することができ、迅速に印刷を行うこ
とができる。
【0018】また、別の好適な態様では、当該文書が、
指定された処理タイミングに前記所在場所から取得した
文書データを用いて印刷することが重要な文書であるか
否かを、当該文書の参照情報に基づき判定する判定手段
を設け、この判定手段で、指定された処理タイミングに
取得した文書データを用いて印刷することが重要である
と判定された場合、前記予備取得手段による当該文書の
予備取得を中止する。
【0019】頻繁に更新される文書などは、ユーザがタ
イミング指定付きで印刷を指示した場合、そのタイミン
グのデータを印刷することが重要である。このような文
書は、予備取得を行っても、処理タイミングが来るとデ
ータの再取得を行う可能性が高く、またユーザもその時
のデータを必要としている以上プレビュー等の必要性も
少ないと考えられる。したがって、このような場合に
は、予備取得を省略することでデータ取得の無駄を減ら
すことができる。なお、指定された処理タイミングに前
記所在場所から取得した文書データを用いて印刷するこ
とが重要な文書であるか否かは、当該文書の参照情報か
ら判定するので、複雑な判断処理などが必要なく、容易
に判定できる。
【0020】また、本発明に係るプルプリント印刷装置
は、印刷対象文書の文書データをその所在場所から取得
するデータ取得時刻と、取得した文書データを用いて当
該印刷対象文書の印刷処理を行う印刷時刻と、が各印刷
対象文書ごとに登録されるスケジュールテーブルと、各
印刷対象文書のデータを、前記スケジュールテーブルに
登録された当該文書のデータ取得時刻に従って取得する
データ取得手段と、各印刷対象文書の印刷処理を、前記
スケジュールテーブルに登録された当該文書の印刷時刻
に従って実行する印刷処理手段と、印刷指示を受け付け
ると、その指示に係る印刷対象文書についてのデータ取
得時刻及び印刷時刻をそれぞれ決定し、前記スケジュー
ルテーブルに登録する登録管理手段とを備え、印刷対象
文書のデータ取得と印刷とを個別にスケジューリング可
能としたことを特徴とする。
【0021】この構成によれば、印刷対象文書のデータ
取得と印刷処理とを別々にスケジューリングできるの
で、印刷装置のデータ取得用の資源と印刷用の資源を、
それぞれ効率よく利用することができる。また、データ
取得時刻と印刷時刻とを別々の時刻にしたい等というユ
ーザの細かな要望にも応えることができる。
【0022】また本発明に係るプルプリント印刷装置
は、参照情報に対応づけて、前記印刷対象文書の処理タ
イミングの指定を受け付ける指定受付手段と、印刷対象
文書が、指定された処理タイミングに前記所在場所から
取得した文書データを用いて印刷することが重要な文書
であるか否かを、その文書の参照情報に基づいて判定す
る判定手段と、印刷対象文書の文書データの取得を、前
記判定手段の判定結果に従って制御する制御手段と、を
有する。
【0023】この構成によれば、ユーザの指定した処理
タイミングの意味合いを、当該文書の参照情報からある
程度推測して、その結果をデータ取得の制御に活かすこ
とができる。したがって、データ取得タイミングや印刷
タイミングなどといった細かい分類で、いちいちユーザ
に指定をしてもらわなくても、ある程度ユーザの希望に
沿った処理を行うことができる。
【0024】また、本発明に係る装置は、プレビュー要
求を受けた場合に、該当する文書の参照情報を用いてそ
の文書のデータを取得してそのプレビュー要求に応答す
る手段と、プレビュー要求に応じて取得された文書デー
タを、いずれの印刷対象文書に対応するものかを識別可
能な状態で保存する保存手段と、を備え、ユーザに指定
された処理タイミングに合わせて前記印刷対象文書のデ
ータを取得する際に、前記保存手段を調べ、当該文書に
ついてプレビュー時に取得したデータがある場合には、
そのデータがその時点で有効か否かを判定し、有効であ
ればそのプレビュー時のデータを用いて印刷することを
特徴とする。
【0025】この構成によれば、プレビュー時に取得し
たデータを有効利用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明に係るプリンタのハードウ
エア構成を説明するための図である。本発明に係るプリ
ンタ100は、CPU101と、ROM102と、RA
M103と、ページメモリ104と、NVRAM105
と、印刷部106と、U/I部(ユーザインタフェー
ス)107と、I/F部(ネットワークインタフェー
ス)108と、ハードディスク109とを備える。プリ
ンタ100は、I/F部108を介してLAN400に
接続されている。プリンタ100は、LAN400上に
配設されたルータ300を介して公衆網に接続され、遠
隔の端末200やWWW(World Wide Web)サーバ20
1にアクセス可能となっている。
【0028】CPU101は、プリンタ100における
各種制御や画像処理等を実行する中央演算処理装置であ
る。ROM102は、読み取り専用メモリであり、プリ
ンタ100の制御プログラムのうち、電源投入直後のハ
ードウエア診断のためのプログラムや、NVRAM10
5に記憶されたプログラムを起動するためのプログラム
など、基本的な動作のためのプログラムが格納されてい
る。
【0029】RAM103は、読み書き可能メモリであ
り、プリンタ100で動作する各プログラムにより、作
業用のデータ記憶領域として使用される。
【0030】ページメモリ104は、用紙に印刷可能な
ラスタ形式などの画像データを記憶するメモリである。
【0031】NVRAM105は、不揮発性RAMであ
り、プリンタ100の制御のための制御プログラムが格
納される。これら制御プログラム群は、ROM102の
ブートプログラムによって起動される。
【0032】印刷部106は、ページメモリ104に格
納された画像データを用紙上に印刷するプリントエンジ
ンである。
【0033】U/I部107は、ユーザからの入力を受
け付けたり、ユーザに情報を提示(表示や音声出力な
ど)したりする手段であり、液晶タッチパネルやボタン
などから構成することができる。
【0034】I/F部108は、ネットワークインタフ
ェースであり、LAN400とのデータの送受信を行
う。
【0035】ハードディスク109には、I/F部10
8を介して受信した印刷対象の文書データ、プリンタ1
00の設定情報や状態情報、フォントデータなどの各種
データが記憶される。また、ハードディスク109は、
RAM103やページメモリ104の補助記憶領域とし
ても用いられる。
【0036】図1において、端末200は、上記のプリ
ンタ100に対して公衆網を介してアクセスし、遠隔の
WWWサーバ201上に存在するデータの印刷を指示す
ることができる。
【0037】WWWサーバ201は、WWWのWebペ
ージなどの各種情報を保持しており、端末200やプリ
ンタ100などからのHTTPプロトコルによる要求に
応じて、それら情報を提供する。
【0038】次に、図2を参照して、本実施形態のプリ
ンタ100の要部を説明する。
【0039】まず指定受付部152は、プリンタ100
に対する印刷指示その他の処理指示を受け付ける手段で
ある。本実施形態のプリンタ100は、プルプリント機
能、すなわち、URL等の参照情報の指定によりその参
照情報が示すネットワーク上の位置からデータを取得
し、これを印刷する機能、を有している。したがって、
指定受付部152は、プルプリント印刷の指示を受け付
けることができる。指定受付部152は、プリンタ10
0のU/I部107からユーザの手で入力される指示
と、ネットワークを介したリモートの端末200等のク
ライアントマシンから入力される指示の両方を受付可能
である。指定受付部152の機能は、RAM103やN
VRAM105に格納されたプログラム群により規定さ
れている。指定受付部152は、そのプログラムを、C
PU101、RAM103、U/I部107、I/F部
108などのハードウエア資源を用いて実行することに
より実現される。
【0040】図3に、プリンタ100でのプルプリント
指示の指示画面の一例を示す。この画面は、プリンタ1
00に設けられたU/I部107(図1参照)のタッチ
パネルなどに表示される。この指示画面には、用紙サイ
ズ指定欄420や両面印刷指定欄430など、一般的な
印刷処理属性を指定する欄の他に、印刷したい文書のU
RLを入力するURL入力欄400と、その文書の印刷
の時刻を指定するための時刻指定欄410と、が設けら
れている。
【0041】URL入力欄400には、印刷したい文書
のURLを入力する。この入力は、例えばU/I部10
7のタッチパネルに表示されるソフトウエアキーボード
(図示省略)を用いて行われる。ソフトウエアキーボー
ドは、周知のように、アルファベット等のキーを画像表
示し、各キー画像に対するタッチをタッチパネル機能に
より検出することにより、文字等の入力を受け付ける仕
組みである。図3の例では、WebページのURLが入
力されている。なお、このURLはあくまで一例であ
り、印刷対象のデータの所在場所(格納場所)を示す参
照情報はURL以外の形式で指定してもよい。要は、プ
リンタ100が、その参照情報を利用して自動的に印刷
対象データの所在場所にアクセスし、そのデータを取得
できればよく、その条件を満たす形式で有ればどのよう
な形式の参照情報を用いることもできる。
【0042】時刻指定欄410は、印刷対象の文書を印
刷する時刻を入力するための欄である。時刻指定を行い
たい場合、ユーザはその欄の隣に表示されたラジオボタ
ン415をクリックしてオン状態に設定すればよい。こ
れにより、時刻指定欄410がアクティブ状態になり、
各入力項目に入力が行えるようになる。図3の例では、
指定時刻を、年月日時分の各項目を指定する形で入力す
る。各項目の値は、プルダウンメニューから選択するこ
ともできるし、URLと同様ソフトウエアキーボードか
ら入力することもできる。例えば、ラジオボタン415
が入力されると、時刻指定欄410の各項目に、その時
点の年月日、時刻がデフォルト値として設定表示され、
ユーザはそれに対して必要な項目の値を変更すること
で、所望の指定時刻を設定する。なお、この時刻指定欄
410の形式はあくまで一例である。時刻(何時何分)
の指定だけができる簡単な指定形式ももちろん可能であ
るし、また時刻の他に「本日」や「明日」、「“今週”
+“水曜日”」(週の指定と曜日の指定の組合せ)な
ど、日をユーザにとって選択しやすい形で指定できるよ
うにしてもよい。
【0043】なお、時刻指定は必須ではない。時刻指定
を行わない場合は、ユーザはラジオボタン415をオフ
状態のままにしておけばよい。プルプリント指示が時刻
指定を伴わなかった場合、そのプルプリント指示に係る
ジョブをプリンタ100でどのようにスケジューリング
するかは、プリンタ100の設定による。例えば、時刻
指定がなかった場合は、可能な限りすぐにそのジョブを
処理するようにスケジューリングする、という設定が好
適である。もちろん、時刻指定がなかった場合どのよう
に取り扱うかは、ユーザのニーズにもよる。したがっ
て、ユーザのニーズに合わせた取扱規則を、プリンタ1
00に設定できるようにすることも好適である。
【0044】用紙サイズや両面印刷などの一般的な印刷
属性の入力は、周知のプリンタドライバ等の印刷指示画
面のものと同じでよいので、説明は省略する。なお、図
3に示した印刷属性はあくまで一例であり、これ以外の
印刷属性を指定画面で指定できるようにしてもよいこと
は言うまでもない。
【0045】このプルプリント(URL印刷)の指定画
面は、プリンタ100の操作メニュー画面(図示省略)
からの選択により、表示される。例えば、プリンタ10
0が複写機やファクシミリ機等の機能を併せ持つ複合機
として構成されている場合、U/I部107の操作メニ
ュー画面には、例えば、複写機機能、ファクシミリ機
能、プルプリント機能などの大分類を選択するためのメ
ニューが表示され、このメニューからプルプリント機能
を選択すると、図3に示すようなプルプリント指定画面
が表示される。
【0046】図3の指定画面において、少なくともUR
Lが入力され、「OK」ボタンがクリックされると、指
定受付部152は、その画面で指定された情報をスケジ
ュール管理部160に渡し、指定されたプルプリント処
理のスケジューリングを依頼する。時刻指定が有った場
合は、その指定時刻も合わせてスケジュール管理部16
0に渡す。
【0047】なお、以上では、プリンタ100のローカ
ルのU/I部からプルプリント指定を行う例を説明した
が、同様のプルプリント指定はリモートの端末200
(図1参照)からも可能である。この場合、端末200
のプリンタドライバには、図3と同様の指定画面を表示
し、これに対する指定内容の入力をプリンタ100に伝
える機能を設ければよい。端末200から送信されたプ
ルプリント指示の指示情報は、プリンタ100の指定受
付部152で受け付けられ、スケジュール管理部160
に渡される。
【0048】スケジュール管理部160は、プリンタ1
00におけるジョブのスケジュール管理を行う手段であ
り、個々の印刷指示に対応する各種の処理(プルプリン
トの場合、データ取得と印刷が代表的)のタイミング
(例えば時刻)を決定し、その決定されたタイミングに
したがってそれら各種処理が実行されるように管理を行
う。このスケジュール管理のために、スケジュール管理
部160は、スケジュールテーブル170を作成し、管
理している。
【0049】スケジュール管理部160は、機能的に見
て、登録管理部162、取得管理部164、印刷管理部
166から構成される。
【0050】登録管理部162は、指定受付部152で
受け付けた印刷指定に応じて、スケジュールテーブル1
70へのジョブの登録を行う手段である。より詳しく
は、登録管理部162は、各ジョブごとに、データ所在
場所からデータを取得する時刻の決定や、ユーザからの
印刷指定時刻やデータ取得時刻のスケジュールテーブル
170への登録などの処理を行う。データ取得時刻は、
指定受付部152にてユーザから印刷時刻の指定を受け
付けていればその指定時刻に基づき決定する。指定時刻
がなければ、スケジュールテーブル170の空き時間か
ら、内部的なルールに従って決定する。本実施形態で
は、ジョブのデータ取得時刻として、本取得時刻T
予備取得時刻Tの2つの時刻をスケジュール登録する
ことができる(図4参照)。これは、ユーザの多様な要
求に迅速に応えるためのものであり、その詳細について
は後に改めて説明する。
【0051】取得管理部164は、スケジュールテーブ
ル170に登録されたデータ取得時刻(予備取得時刻、
本取得時刻)等の内容に従って、データ取得部154に
対して各ジョブの文書データの取得を指示する。
【0052】印刷管理部166は、順次到来する印刷ジ
ョブの実行順序を管理する手段である。印刷管理部16
6は、基本的には、到来する印刷ジョブを順番にキュー
(待ち行列)に登録し、印刷処理部156で1ジョブの
印刷処理が終わるごとにそのキューから次のジョブを取
り出し、印刷処理部156に渡して処理させる。また、
印刷管理部166は、印刷指定時刻が登録されているジ
ョブの場合には、その指定時刻に印刷するよう、そのジ
ョブを印刷処理部156に渡すタイミングを調整する。
ジョブに印刷指定時刻があるか否かは、例えば印刷管理
部166がスケジュールテーブル170を参照して判断
することができる。また、この代わりに、キューに登録
するジョブの情報自体に印刷指定時刻を含めるようにし
ておけば、この指定時刻の有無により判断できる。
【0053】以上説明したスケジュール管理部160の
各機能は、RAM103やNVRAM105に格納され
たプログラム群により規定されており、このプログラム
をCPU101、RAM103などのハードウエア資源
を用いて実行することにより実現される。
【0054】データ取得部154は、プルプリントのジ
ョブの対象となるデータを、ネットワークを介して取得
する手段である。データ取得部154は、取得管理部1
64からあるジョブについてのデータ取得の指示を受け
ると、そのジョブの対象データのURLを用い、HTT
PプロトコルやFTPプロトコルなどを用いて、ネット
ワーク上の他の装置(例えば図1のWWWサーバ20
1)からデータを取得する。HTTPプロトコルを用い
たデータ取得のプロセスの一例を図5に示す。この例で
は、プリンタ100のデータ取得部154は、そのデー
タの取得のためのコマンド“GET /data/prn_data1 HTTP
/1.1”を、そのURLに対応する装置(ここではWWW
サーバ201)に対して発行する。これを受けたWWW
サーバ201は、指定されたデータが存在すれば受諾の
メッセージ“200 OK”を返し、続いてそのデータをプリ
ンタ100に対して送信する。このデータ取得部154
の機能は、RAM103やNVRAM105に格納され
たプログラム群により規定されている。データ取得部1
54は、そのプログラムを、CPU101、RAM10
3、U/I部107、I/F部108などのハードウエ
ア資源を用いて実行することにより実現される。
【0055】表示出力部150は、印刷対象の文書のプ
レビュー画像を出力する手段である。表示出力部150
は、ユーザからプレビュー指示があった場合、指示され
た文書のデータからプレビュー画像を形成し、出力す
る。文書データが、PostScriptやPDF(両
者ともアドビ社の商標)、HTML(Hypertext Markup
Language:RFC1866)などの非画像形式のデータフォーマ
ットである場合は、表示出力部150はそのデータを印
刷画像の形式に変換し、プレビュー画像として出力す
る。出力先は、プリンタ100のU/I部107を構成
するタッチパネル表示装置や、プレビューを指示したリ
モートのクライアント装置などである。なお、このプレ
ビュー表示上に、印刷を指示するためのボタンを設けて
もよい。プレビューで満足な結果が得られた場合、この
ボタンを指でタッチ又はマウスでクリックすることで、
即座に印刷指示を行うことができる。この表示出力部1
50の機能は、RAM103やNVRAM105に格納
されたプログラム群により規定されている。表示出力部
150は、そのプログラムを、CPU101、RAM1
03、U/I部107、I/F部108などのハードウ
エア資源を用いて実行することにより実現される。
【0056】印刷処理部156は、データ取得部154
で取得したデータを印刷可能な画像形式に変換し、用紙
上に画像形成を行う手段である。印刷処理部156は、
RAM103やNVRAM105に格納されたプログラ
ム群により規定される機能と、ページメモリ104など
のメモリ資源、及び印刷部106(プリントエンジン,
図1)の印刷用のハードウエア機構などによって実現さ
れる。なお、この印刷処理部156による印刷処理は、
周知の印刷処理機構と同じでよいので、ここでは説明を
省略する。
【0057】データ保持部158は、データ取得部15
4で取得した印刷対象文書のデータを保持する手段であ
る。データ保持部158は、取得したデータを、その取
得元の情報(URLなど)や取得した日時、あるいはそ
のデータの更新日時などの書誌的情報と対応づけて保存
する。これら書誌的情報の一部乃至全部をスケジュール
テーブル170に登録するようにしてもよい。このデー
タ保持部158に保存されたデータが、プレビューや印
刷などに利用される。なお、データ保持部158は、そ
の記憶資源としてハードディスク109を用い、そのハ
ードディスク109へのデータ保存、取り出しのための
処理をRAM103やNVRAM105に格納されたプ
ログラム群によって実現する。
【0058】スケジュールテーブル170は、RAM1
03などに構成される、プルプリントジョブのスケジュ
ール管理のためのテーブルである。このスケジュールテ
ーブル170は、スケジュール管理部160の登録管理
部162により管理され、取得管理部164や印刷管理
部166などから参照される。本実施形態において用い
られるスケジュールテーブル170で管理するデータ内
容を図4を用いて説明する。
【0059】図4に例示するスケジュールテーブル17
0には、ジョブID、クライアント名、受付時刻、UR
L、印刷指定時刻、本取得時刻T、予備取得時刻
、の7つの項目が登録される。「ジョブID」は、
受け付けた印刷指示に対してスケジュール管理部160
が付与する、少なくともプリンタ100内で一意な識別
情報である。「クライアント名」は、その印刷指示を入
力したクライアントの名前であり、リモートからの印刷
指示の場合は、その指示を発したクライアントのホスト
名などが登録される。プリンタ100のU/I部107
でローカルに印刷指示が行われた場合は、例えばプリン
タ100が、IDカードリーダでユーザのIDカードを
読み取って認証を行うような形式になっている場合は、
その際読み取ったユーザ名が登録される。なお、このク
ライアント名は、本実施形態におけるデータ取得の制御
には直接的な関係はなく、一般的なプリンタ制御のため
の情報の一つとして用いられる。「受付時刻」は、当該
ジョブに係る印刷指示を受け付けた年月日、時刻であ
る。「URL」は、印刷指示で指定されたURLであ
る。「印刷指定時刻」には、U/I部107等からの印
刷指示で指定された指定時刻が登録される。時刻指定が
なかった場合は、この項目は空欄になる。「本取得時刻
」及び「予備取得時刻T」は、指定されたURL
の示すネットワーク上の位置からデータを取得する時刻
である。
【0060】基本的には、本取得時刻Tは、印刷に使
うデータを取得する時刻、予備取得時刻Tは、プレビ
ューなど印刷以前に要求されるサービスのために使うデ
ータを取得する時刻、という位置づけである。ただし、
これらは取得するデータ自体に根本的な相違があるわけ
ではなく、本取得時刻も予備取得時刻も、指定された同
じURLからデータを取得する点では変わりがない。に
もかかわらず本取得時刻と予備取得時刻を設定するの
は、処理の迅速化のためである。本取得時刻は、基本的
には、ユーザから指定された印刷指定時刻に合わせるよ
うに(例えば指定時刻を本取得時刻とするなど)決定す
る。これに対し、予備取得時刻は、基本的には、その印
刷指定時刻より前の、可能な限り早い時刻(スケジュー
ルテーブルから割り出せる、データ取得可能な空き時間
のうち例えば最も早い時刻)に決定する。できるだけ早
いタイミングに設定した予備取得時刻にデータを取得し
ておくことで、指定時刻前にユーザからプレビュー等の
処理要求があった場合でも、その予備取得しておいたデ
ータにより即座にその要求に応えることができる。本取
得時刻は予備取得時刻以降のデータ更新に対応するため
のものであり、ユーザの指定時刻に合わせて設定したこ
の本取得時刻に改めてデータを取得することで、指定時
刻に適合した最新のデータを印刷することができる。ま
た、予備取得時刻から本取得時刻までにデータの更新が
なければ、予備取得時刻に取得したデータを印刷に用い
ることで、本取得時刻におけるデータ取得を省略するこ
とができる。したがってこの場合、データ取得時間分だ
け時間が節約でき、ユーザの指定時刻に迅速に印刷出力
を行うことができる。
【0061】このように、本取得時刻及び予備取得時刻
の複数のデータ取得時刻を設定するのは、ユーザの印刷
指示に時刻指定があった場合に本来的な意味を持つもの
である。逆に印刷指示に時刻指定が付随していない場合
は、図4の例では、本取得時刻Tのみを設定してい
る。これは、本実施形態のプリンタ100では、時刻指
定がない場合は、当該ジョブはプリントキューの登録順
に従って可及的速やかに印刷処理されることになるの
で、可能な限り早い時間を本取得時刻に決定し、テーブ
ルに登録するようにしたものである。
【0062】なお、以上に説明した本取得時刻及び予備
取得時刻の決め方は原則的なものであり、特定の目的の
ために例外を設けることが好適な場合もある。
【0063】例えば、印刷対象の文書の内容によって
は、印刷指示に時刻指定がある場合でも、予備取得を行
わない方が効率的であることがある。すなわち、番組表
や日報など、データ内容が日時、時刻によって変わる文
書は、時刻指定があった場合、ユーザはその時刻の文書
内容の印刷を希望していると考えられる。この場合、そ
の指定時刻にデータを取得して印刷することが重要であ
り、プレビューなどの重要性は低い。またこの場合、仮
に予備取得を行ったとしても、指定時刻までにデータが
更新され、指定時刻に改めてデータを取得し直さなけれ
ばならなくなる可能性も高い。したがって、このような
場合、ユーザの時刻指定があっても、予備取得時刻は設
定せず、指定時刻に合わせた本取得時刻のみを設定する
方が効率がよいと考えられる。なお、このような場合で
も、文書データのサイズが小さければ、予備取得を行
い、更に指定時刻(すなわち本取得時刻)に再取得を行
っても、システム全体としての負荷はさほど増えないの
で、データ内容が日時に左右されるような文書でもデー
タサイズが小さければ(例えば3MB以下)、予備取得
を行うなど、更に条件を細分化することも好適である。
【0064】以上のケースにおいて、データ内容が日時
に左右されるかどうかは、例えばスケジュール管理部1
60にその判断のためのルールや情報を登録しておき、
そのルールや情報に基づき判断するようにすればよい。
例えば、指定されたURLやファイル名に日付や時刻と
みなされる数列が含まれる場合は、日時に左右されるデ
ータと判断する、等のルールが考えられる。どのような
数列を日付と判断するかも一つのルールとして登録して
おけばよい。また、そのようなルールを定めるようなこ
とができない場合でも、予め頻繁に更新される文書であ
ると分かっているものがあれば、その文書のURLをデ
ータベース化しておけばよい。スケジュール管理部16
0では、そのようなルールやデータベースを参照して、
ユーザが指定したURLが頻繁に更新される文書である
か(すなわち時刻指定があった場合、その時刻にデータ
を取得することが重要であるか)を判断する。このよう
に、プルプリントの対象文書が、指定時刻のデータを用
いて印刷することが重要であるか否かを、その文書のU
RL(参照情報)から自動判定できるようにしたことに
より、ユーザの要望に応じたきめ細かい対応が可能にな
る。
【0065】以上の例では、データ取得時刻をそれぞれ
個別に時刻として決定したが、次のような変形例も可能
である。すなわち、本取得時刻は時刻として決定し、ス
ケジュールテーブルに登録するが、予備取得時刻は時刻
として決定せず、個々の文書の予備取得処理をキューに
登録して順番に処理していくという方式である。この方
式によれば、取得時刻のスケジューリングが簡略化でき
る。またこの場合、時刻指定のないジョブは、本取得時
刻を決定せずに、そのジョブのデータ取得処理を前記キ
ューに登録するようにすることにより、更に処理を簡略
化できる。
【0066】以上、本実施形態のプリンタ100の構成
について説明した。次に、プリンタ100の処理動作を
説明する。
【0067】まずプリンタ100は、起動されると初期
化処理を行い、CPU101やページメモリ104、印
刷部106などの各種ハードウエア資源をチェックし、
その後各種のプログラムを起動し、LAN400を介し
た各種データの送受信を可能にし、プリンタ100を印
刷可能な状態にする。
【0068】初期化処理が終わると、プリンタ100
は、U/I部107あるいは外部のクライアント装置か
らの印刷指示を待つ待機状態となる。この状態で印刷指
示を受けると、その指示に対応するジョブをスケジュー
リングし、スケジュールに従ってそのジョブの印刷デー
タを取得して印刷することになる。
【0069】このように、プリンタ100の処理動作
は、主としてスケジュール管理、データ取得、印刷、の
3つの局面に分けて捉えることができる。以下、この3
つの局面をフローチャートを参照して説明する。
【0070】まずスケジュール管理処理を図6〜図8を
参照して説明する。図6は、スケジュール管理処理のメ
インルーチンの処理を概略的に示したフローチャートで
ある。この処理手順は、スケジュール管理部160の登
録管理部162で実行される。この手順において、登録
管理部162は通常は印刷指示を待つ待機状態にある
(S10)。印刷指示が到来すれば、登録管理部162
はその指示を解析する(S12)。印刷指示は、例えば
HTTPプロトコルを用いて受け付ける。この場合、ネ
ットワークを介して接続された外部のクライアント装置
やローカルのU/I部107は、図7に示すように、指
定受付部152に対してHTTPプロトコルに従った印
刷指示コマンド“POST /print_request HTTP/1.1”をプ
リンタ100(の指定受付部152)に対して発行し、
その後印刷対象となるデータ(プルプリントの場合はU
RL。図では“url:http://server/data/prn_data1”)
やそれに付随する設定情報(指定時刻や部数などの印刷
属性)などを送信する。このデータ等の受付が完了する
と、指定受付部152は受諾メッセージ“200 OK”を返
し、これにより印刷指示の受付が完了する。登録管理部
162は、受け付けたデータからユーザの指示内容を解
析する(S12)。そして、登録管理部162は、解析
したユーザの指示内容に従って、データ取得のタイミン
グを決定し(S14)、決定した取得タイミングを含む
当該印刷ジョブの情報をスケジュールテーブル170に
登録する(S16)。
【0071】S14におけるデータ取得タイミングの決
定は、図7に示すような手順で行われる。この手順で
は、まずユーザの指示内容に、印刷時刻の指定が含まれ
るかどうかを判断する(S70)。時刻指定がなけれ
ば、登録管理部162はスケジュールテーブル170の
データ取得時刻の登録内容から、データ取得動作が可能
な空き時間を求め、その中の最も早い時刻を本取得時刻
に決定する(S72)。この場合、図4のテーブル
に既に登録されている各ジョブの本取得時刻、予備取得
時刻を調べ、例えば1回当たりの取得所要時間を予め想
定するなどして、データ取得が可能な空き時間を求めれ
ばよい。なお、ここで、既登録のデータ取得時刻のうち
でも予備取得時刻の方は、その時刻であるべき必要性が
低いので、S72にでは、いずれかの既登録ジョブの予
備取得時刻を変更し、新規到来ジョブの本取得時刻をで
きるだけ早い時刻に設定するようにすることも可能であ
る。
【0072】S70の判定で、印刷指示に時刻指定が含
まれていた場合、登録管理部162は、スケジュールテ
ーブル170を調べて、その指定時刻に、別のジョブの
データ取得時刻が設定されているかどうか(すなわち先
約があるか否か)を判定する(S74)。そのような先
約がなければ、その指定時刻を本取得時刻Tに設定す
る(S82)。先約があれば、その先約のデータ取得を
別の時刻に移動(変更)できるか否かを判定する(S7
6)。ここでは例えば、先約が予備取得時刻であれば移
動可能、本取得時刻であれば移動不可能と判定する。移
動可能であれば、その指定時刻に設定された既登録ジョ
ブのデータ取得時刻を、その時刻近傍のデータ取得処理
の空き時間に移動させ(S80)、その指定時刻を当該
新規ジョブの本取得時刻Tに設定する(S82)。S
76の判定で、先約が移動不可能な場合は、スケジュー
ル管理部160は、印刷指示元に対して指定時刻の変更
を促すメッセージを送り、ユーザからの指定時刻の変更
を受け付ける(S78)。この結果、指定時刻が変更さ
れれば、その新たな指定時刻についてS74〜S82の
処理を行う。
【0073】なお、以上のS74〜S80の処理は、ユ
ーザの指定時刻に重要な意味がある場合を想定した処理
である。しかしながら、実際には、同じ指定時刻でも、
その時のデータを印刷したいという要求がある場合と、
その時刻に印刷出力されていればよいといった程度の意
味しかない場合とがある。このようなことも考慮して、
S74〜S80の条件判定を更に詳細化することも考え
られる。例えば、時刻指定があった場合に、印刷対象の
文書が、その時刻に取得したデータを印刷することが重
要な文書であるかを判定し、そのような文書でなけれ
ば、指定時刻に先約があった場合、その近傍の空き時間
に本取得時刻Tを設定することも好適である。この場
合、指定時刻にデータ取得を行うことが重要である文書
と判断される場合には、指定時刻に先約があれば指定時
刻の変更を促すようにすればよい。なお、指定時刻にデ
ータ取得を行うことが重要かどうかは、前述した予備取
得の要否を判定する場合と同様、URLに基づく判定条
件等を用いて判定すればよい。
【0074】本取得時刻Tが決定されると(S8
2)、次に予備取得時刻Tを決定する。ただし、予備
取得時刻の設定が不要な場合や不可能な場合があるの
で、そのような場合には予備取得時刻は決定しない。こ
のため、まず今回の印刷指示が予備取得不要のケースに
該当するかどうかを判定する(S84)。この判定で
は、既に説明したように、印刷対象の文書が頻繁に更新
される文書である場合(あるいは、そのような文書であ
り且つデータサイズが所定以上の場合)などに、予備取
得不要と判定する。頻繁に更新される文書であるか否か
は、既知のそのような文書のURLを登録したデータベ
ースや、そのような文書をURLから判定する判定ルー
ル(日付相当部分を含む、など)を用いて行えばよい。
予備取得不要と判定された場合は、予備取得時刻T
設定せず、一連の取得時刻決定処理を終了する。
【0075】S84の判定で、予備取得不要でない場合
は、次にデータ保持部158に、予備取得するデータを
格納するだけの空き容量があるかを判定する(S8
6)。ここで、予備取得するデータのサイズが分からな
い場合は、予め設定した所定容量以上あるかどうかで判
定すればよい。空き容量が十分でない場合は、予備取得
は不可能なので、予備取得時刻Tは設定せず、一連の
取得時刻決定処理を終了する。S86の判定で、空き容
量が十分あると判定された場合、次に予備取得のための
空き時間があるかどうかを判定する(S88)。これ
は、現在時刻とS82で設定した本取得時刻Tとの間
に、データ取得を行える時間があるかをスケジュールテ
ーブル170(図4参照)の本取得時刻及び予備取得時
刻の登録状況から(例えば1回のデータ取得には5分か
かるなどと仮定するなどして)判定すればよい。空き時
間がなければ予備取得は不可能なので、予備取得時刻T
は設定せず、一連の取得時刻決定処理を終了する。空
き時間があれば、予備取得が可能なので、その空き時間
の最も早い時刻を予備取得時刻Tに決定する(S9
0)。
【0076】以上のような手順で本取得時刻及び予備取
得時刻が決定されると、処理は図6のメインルーチンに
戻り、それら決定された取得時刻が、URLその他の事
項と共にスケジュールテーブル170に登録される(S
16)。
【0077】次に、取得管理部164が行うデータ取得
管理を図9のフローチャートを参照して説明する。
【0078】この手順において、取得管理部164は、
所定時間サイクルごとにスケジュールテーブル170を
監視し(S20)、データ取得時刻が到来したジョブが
あるか否かを判定する(S22)。そのようなジョブが
あれば、次にその取得時刻が本取得時刻Tと予備取得
時刻Tのいずれであるかを判定する(S24)。予備
取得時刻であれば、取得管理部164は、データ取得部
154に対してそのジョブのURLを渡してデータ取得
を行わせる(S25)。その結果得られたデータは、デ
ータ保持部158に保存される(S27)。データが取
得できると、取得管理部164は、スケジュールテーブ
ル170において、当該ジョブについて予備取得を行っ
た旨のフラグ(図示省略)をセットする(S29)。S
24において、到来した取得時刻が本取得時刻であった
場合は、当該ジョブについてデータが予備取得済みか否
かを判定する(S30)。この判定は、スケジュールテ
ーブル170における予備取得済みか否かを表すフラグ
を調べることにより行える。予備取得データがなけれ
ば、データ取得部154に対してそのジョブのURLを
渡してデータ取得を行わせ(S34)、その結果取得さ
れたデータをデータ保持部158に保存する(S3
6)。そして、取得管理部164は、スケジュールテー
ブル170において、当該ジョブについて本取得を行っ
た旨のフラグ(図示省略)をセットする(S38)。S
30の判定で、当該ジョブについて予備取得データが存
在した場合は、次にその予備取得データが現時点で有効
なものか否かを判定する(S32)。予備取得の後現時
点までにそのデータが更新されていなければ、予備取得
データは現時点でも有効である。S32では、当該文書
のURLを用いてその文書の所在場所にアクセスし、そ
の文書のデータが予備取得時点以降に更新されたかを問
い合わせ、その更新の有無を判定する。これは、例えば
HTTPプロトコルを用いれば用意に行える。S32の
判定において、予備取得データが無効であった場合、す
なわちデータ更新がなされていた場合は、データ取得部
154に対してデータ取得を行わせ(S34)、その結
果取得されたデータをデータ保持部158に保存し(S
36)、本取得フラグをオンにセットする(S38)。
S32の判定で、予備取得データが有効である場合は、
データ取得は行わず、単に本取得フラグのセットのみを
行う(S38)。本取得フラグは、印刷管理部166が
印刷処理部156に印刷を指示する際に、印刷のための
データが取得できているかどうかを判断するために用い
る。
【0079】次に図10を参照して、印刷管理部166
による印刷の管理の手順を説明する。印刷管理部166
は、1ジョブの処理が終わるごとに、管理下のプリント
キューから次のジョブを取り出し(S50)、そのジョ
ブの印刷指定時刻が到来したかどうかを判断する(S5
2)。取り出したジョブに時刻指定があり、その指定時
刻がまだ到来していなければ、そのジョブをキューに戻
して処理順を繰り下げる(S54)。取り出したジョブ
に時刻指定がないか、又は時刻指定があり且つその指定
時刻が到来している場合は、次に当該ジョブについてデ
ータの本取得が成されているかどうかを判断する(S5
6)。この判断は、スケジュールテーブル170におい
て、そのジョブの本取得フラグを調べることにより行え
る。本取得がなされていない場合は、本取得処理が始ま
るのを待つ(S58)。なお、S58で、データ取得を
行うよう、取得管理部164に要求を行うようにしても
よい。本取得が既に行われているか、あるいはS58の
要求により本取得が開始されると、印刷管理部166は
印刷処理部156に対して、当該ジョブの印刷を指示す
る(S60)。これにより、印刷処理部156により、
当該ジョブの印刷対象のデータが用紙上に印刷される。
【0080】なお、プリンタ100のU/I部107又
は外部のクライアントコンピュータからプレビューの指
示があった場合、表示出力部150はスケジュールテー
ブル170を調べ、プレビュー指示の対象の文書データ
が既に取得されているかどうかを判断する。これは、予
備取得フラグ及び本取得フラグを調べることにより判断
できる。データがプリンタ100に既に取得されていれ
ば、表示出力部150は、そのデータからプレビュー画
像を形成し、その画像をプレビュー指示元のU/I部1
07又は外部クライアントに渡す。対象データが未取得
の場合は、表示出力部150はデータ取得部154にデ
ータ取得を依頼し、その結果得られたデータからプレビ
ュー画像を生成して出力する。このとき取得したデータ
を予備取得データとしてデータ保持部158に保存する
ようにすれば、当該ジョブに予備取得が予定されている
場合はその予備取得処理を省略できる。また、予備取得
が予定されていない場合も、本取得時刻までにそのデー
タが更新されなければ、本取得時刻にデータを再取得す
る必要がなくなり、処理が効率化される。なお、プレビ
ュー画像を出力する際、予備取得した時刻などの情報を
付加することにより、プレビュー表示を見たユーザは、
その表示データが予備取得により得られたものであるこ
とや、いつ得られたものであるかなどの情報を知ること
ができる。
【0081】以上、本発明の好適な実施形態の構成及び
動作を説明した。以上説明したように、本実施形態によ
れば、プルプリント処理において、印刷対象のデータを
指定時刻の前に予め取得しておくことにより、プレビュ
ー指示などその指定時刻の前のそのデータに対するユー
ザからの各種の要求に迅速に対応することができる。ま
た、予備取得してから指定時刻までの間にそのデータに
更新がなければ、指定時刻には予備取得したデータを用
いて即座に印刷を行えるので、指定時刻に迅速に印刷出
力を行うことができる。
【0082】また、本実施形態では、前述したように、
指定された時刻に文書データの取得を行うことが重要で
あると判断される場合には、その指定時刻が本取得時刻
に設定され、その設定時刻には他よりも高い優先度が与
えられる。すなわち、予備取得時刻や、指定時刻にデー
タ取得を行うことが重要でない文書の本取得時刻は、後
続のジョブのデータ取得時刻の決定に当たって変更され
る可能性があるのに対し、指定時刻にデータ取得を行う
ことが重要な文書の本取得時刻は、そのような変更を受
けることがない。更に、指定時刻に取得すべき文書につ
いては、その時刻からのデータ取得がスムーズに行われ
るようにプリンタ100の各種資源をスケジューリング
する。このような保護により、頻繁に更新される文書な
ど、指定時刻に文書データを取得すべきことが重要と判
断される文書については、指定時刻にスムーズにデータ
取得が行われるようにすることができる。
【0083】また、プリンタ100の運用においては、
データ保持部158(ハードディスク等に形成されるス
プール領域)に空きがなくなることが生じうる。このよ
うな場合、RAMやページメモリのみを利用してデータ
取得とそのデータの印刷とを並行して進める必要が出て
くる。この場合において、ユーザが時刻指定付きで印刷
指示した文書が、その時刻にデータ取得することに意味
があるものであると判断される場合は、その時刻にデー
タ取得と印刷を同時に行う必要がある。そのためには、
その時刻に他のジョブの印刷処理が行われていないこと
が好ましい。そこで、ハードディスク等のスプール領域
に空きがないときに、時刻指定された文書がその時刻に
データ取得すべきであると判断される場合(この判断は
既述の方法で行えばよい)は、印刷管理部166で、該
当のジョブがその時刻に優先的に処理されるよう、プリ
ントキューの管理等を行うことも好適である。
【0084】また、上記実施形態では、ユーザに印刷時
刻を指定させ、それに合わせてデータの取得時刻を決定
したが、この代わりに、ユーザに印刷時刻とデータの取
得時刻の両方を指定できるようにすることも可能であ
る。このためには、プルプリント指示のためのユーザイ
ンタフェース画面に、印刷時刻の指定欄とデータ取得時
刻の指定欄を設ければよい。この仕組みを用いて明示的
にデータ取得時刻が指定された場合、ユーザはその時刻
のデータの印刷を希望していると考えられるので、その
指定取得時刻を、本取得時刻としてスケジュールテーブ
ル170に登録すればよい(図4参照)。そして、指定
された印刷時刻はスケジュールテーブル170の印刷指
定時刻の欄に登録する。これにより、上述のデータ取得
管理(図9参照)及び印刷管理(図10)と同様の処理
で、ユーザの希望した時刻に取得したデータを、ユーザ
の希望した時刻に印刷出力することができる。このよう
にすることにより、例えば「オフィスにいない時刻の情
報を印刷したいが、その印刷結果はオフィスに来てから
得られればよく、なおかつ印刷結果がプリンタの出力ト
レイ上に長く滞留していることを防ぎたい」、などプル
プリントにおいて、データの取得と印刷のタイミングを
意図的にずらしたい場合など、ユーザの多様な要望に応
じたプルプリント管理を行うことができる。
【0085】なお、このようにデータ取得時刻の指定を
明示的に受け付けた場合、ユーザがその時刻のデータの
印刷を希望していることは明確なので、この場合には予
備取得処理を省略することも可能であり、これによりシ
ステムの負荷を低減できる。
【0086】また、上記実施形態では、ユーザの時刻指
定があった場合、その指定時刻を本取得時刻に設定した
が、これに限られるものではない。本実施形態では、ス
ケジュールテーブル170にて、印刷時刻とデータ取得
時刻を個別に設定して管理することができる。例えば、
指定時刻に印刷が行われるようにデータを前もって取得
できるよう、指定時刻より少し前に本取得時刻を設定す
るようにしてもよい。あるいは、印刷処理とデータ取得
処理とは基本的に異なる資源を用いて実行できるので、
印刷タイミングは他のジョブの印刷タイミングとの関係
から、データ取得タイミング(本取得時刻、予備取得時
刻)は他ジョブの取得タイミングとの関係から、各々個
別に決定するようにしてもよい。このように印刷タイミ
ングとデータ取得タイミングを個別に決定できるように
することにより、プリンタ100の印刷用及びデータ取
得用の資源の効率的な利用を図ることができる。
【0087】ただし、これは対象文書が指定時刻にデー
タ取得することが重要でない文書であるか、あるいは時
刻指定がない場合の話であり、時刻指定があり且つその
指定時刻に取得したデータを印刷することが重要である
と判断される文書の場合には、上記実施形態のように指
定時刻を本取得時刻に設定することが重要であることに
は変わりがない。
【0088】また、上記実施形態では、ユーザの時刻指
定がない場合には、本取得時刻のみを設定して予備取得
時刻を設定しなかったが、これ以外の方式も可能であ
る。例えば、図11は、登録管理部162におけるデー
タ取得時刻の決定処理の手順の別の例を示す図である。
図11の手順は、図8とは、時刻指定がなかった場合の
処理内容が変わっている。この手順において、図8に示
した手順のステップと同内容のステップは、同一番号を
付してその説明を省略する。
【0089】図11の手順では、印刷指示に時刻指定が
ないと判定された場合(S70の判定結果がN)、登録
管理部162は、現在印刷処理が可能かどうかを判定す
る(S92)。印刷管理部166がプリントキューを管
理しているので、ここでは、印刷管理部166に現在の
印刷処理部156の状況を問い合わせればよい。この結
果、プリントキューが空などで現在印刷可能だと判定し
た場合は、登録管理部162は、本取得時刻Tを「即
時(今すぐ)」に設定する(S94)。この場合、予備
取得時刻Tは設定しない。このような設定の結果、取
得管理部164は、当該印刷指示に係るジョブのデータ
の取得を即座に開始する。これと並行して、印刷管理部
166は、(現在印刷可能状態なので)そのジョブの印
刷処理を即座に開始する。この結果、時刻指定なしでプ
ルプリント指示された文書は、すぐに印刷が開始され
る。
【0090】一方、S92の判定結果がNの場合、すな
わち印刷処理部156が他のジョブを処理している最中
の場合は、登録管理部162は、本取得時刻Tを「印
刷開始時」に設定する(S96)。ここでいう「印刷開
始時」とは、当該ジョブがプリントキューから取り出さ
れて印刷処理が開始されるとき、という意味である。現
在印刷処理中なので、そのジョブはプリントキューの末
尾に追加され、先行ジョブ群の処理が終わったあとに印
刷が始められることになる。「印刷開始時」とは、その
印刷開始に合わせてデータ取得を行うための設定であ
る。この場合、現在時刻からその本取得時刻までにはあ
る程度の時間がある。その間、印刷処理部156が稼働
中であっても、データ取得部154でデータ取得を行う
ことはできるので、この間に予備取得を行う。この場
合、まずS84でデータ保持部158に十分な空き容量
があるか否かを確認し、空き容量がなければ予備取得時
刻Tは設定しない。空き容量があれば、S88で、ス
ケジュールテーブル170等を参照して、データ取得処
理が可能な空き時間があるかどうかを判定する。この判
定では、登録管理部162は、印刷管理部166からプ
リントキュー内の先行ジョブの数(や場合によってはサ
イズ)などの情報を取得し、「印刷開始時」の具体的な
時刻を推測し(印刷管理部166にこの推測をしてもら
い、その結果をもらってももちろんよい)、その推測時
刻までに空き時間があるかどうかを判定する。この結果
空き時間があれば、その中の例えば最も早い時刻を予備
取得時刻T に設定する(S90)。このように、時刻
指定がない場合でも、印刷開始までに時間がある場合に
はデータの予備取得を行い、その後印刷開始時に改めて
データの本取得を行うようにすることにより、プレビュ
ー等の要求に迅速に対応できると共に、印刷出力にはで
きるだけ最新のデータを用いることができる。もちろ
ん、本取得時までにデータ更新がない場合は、予備取得
したデータを用いて印刷を行えばよいので、その場合に
は印刷の開始が早くなるというメリットがある。なおこ
こで、「印刷開始時」の推測時刻まで短い時間がない場
合(例えば、現在時刻からその推測時刻までが所定時間
以下かどうかで判定する)には、予備取得時刻を設定し
ないようにしてもよい。
【0091】また、プリンタ100が用紙切れなどのエ
ラーにより印刷途中で処理を中断してしまうことも起こ
りうる。このようなことを考慮した場合の印刷管理処理
の手順として、図12に示すような変形例が可能であ
る。図12の手順において、図10の手順と同様の処理
を行うステップには、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0092】図12の手順では、図10の手順と同様、
プリントキューにてジョブの処理順が来ると、印刷管理
部166は、そのジョブを印刷処理部156に渡して印
刷処理させる(S60)。この後、印刷管理部166は
印刷処理部156からの結果報告を待つ(S62)。そ
して、正常な印刷終了のメッセージが来れば、処理を終
了する。これに対して、エラー発生のメッセージが来た
場合、回復(例えば用紙が補給されるなど)を待つ(S
64)。回復のメッセージが来ると、印刷管理部166
は、現在時刻が本取得時刻から所定時間(予め設定して
おく)が経過したかどうかを判断する(S66)。所定
時間が経過していない場合は、印刷管理部166は、印
刷処理部156に処理を再開させる(S60)。所定時
間が経過した場合は、現在処理中のジョブが、指定され
た時刻に取得したデータで印刷することが重要な文書か
どうか(すなわち本取得時刻が厳格なものか否か)を判
定する(S68)。この判定は、既に説明した方法で行
えばよい。そして、指定時刻の取得データで印刷するこ
とが重要でない文書であった場合(S68がN)は、当
該文書のデータをデータ取得部154に再取得させ(S
70)、この再取得したデータを用いて改めて印刷処理
を行う(S60)。これにより、用紙切れ等でしばらく
印刷が中断されていた場合には、最新のデータを用いて
再印刷することができる。これに対し、指定時刻の取得
データで印刷することが重要な文書であった場合(S6
8がY)は、その時刻のデータを印刷すべきなので、デ
ータの再取得は行わず、既にあるデータを用いて印刷を
再開する(S60)。
【0093】この変形例によれば、エラー等で印刷が中
断された場合、再開時に改めて最新のデータを印刷させ
ることができるとともに、指定された時刻のデータで印
刷することが重要な文書の場合はその時刻のデータを用
いて印刷を続行することができる。
【0094】また、上記実施形態では、予備取得時刻を
1つしか設定しなかったが、複数回の予備取得時刻を設
定することももちろん可能である。この場合、プレビュ
ー等の要求があった場合、その要求時点にできるだけ近
いデータを提示することができる。
【0095】また、上記実施形態では、データ取得時刻
(本取得時刻や予備取得時刻)の決定に当たり、印刷処
理のスケジューリング状況をあまり考慮しなかったが、
印刷のための処理とデータ取得のための処理とがある程
度共通の資源(例えばCPU)を用いて行われる場合
は、データ取得時刻の決定する際に、印刷処理の状況を
考慮した方がよい場合がある。そのような場合には、例
えば各ジョブの印刷開始と終了の予想時刻を予め求め、
これをスケジューリングテーブル170に登録してお
き、その印刷開始、終了の予想時刻を考慮してデータ取
得時刻を決定するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のプリンタのハードウエア構成を説
明するための図である。
【図2】 実施形態のプリンタの機能的構成を説明する
ための機能ブロック図である。
【図3】 プルプリント指示入力のためのユーザインタ
フェース画面の表示内容の例を説明するための図であ
る。
【図4】 スケジュールテーブルのデータ内容の一例を
示す図である。
【図5】 データ取得部によるデータ取得プロセスを説
明するための図である。
【図6】 スケジュールテーブルへの登録処理の手順の
一例を示すフローチャートである。
【図7】 印刷指示受付のプロセスを説明するための図
である。
【図8】 印刷対象のデータを取得する時刻を決定する
手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】 データ取得処理の手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図10】 印刷管理の手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図11】 印刷対象のデータを取得時刻の決定手順の
別の例を示すフローチャートである。
【図12】 印刷管理の手順の別の例を示すフローチャ
ートである。
【図13】 従来のネットワーク印刷を説明するための
図である。
【符号の説明】
100 プリンタ、150 表示出力部、152 指定
受付部、154 データ取得部、156 印刷処理部、
158 データ保持部、160 スケジュール管理部、
162 登録管理部、164 取得管理部、166 印
刷管理部、170 スケジュールテーブル。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH08 HJ06 HJ08 HK19 HK23 HN05 HN15 HQ17 2C087 AA09 AB06 BD53 CB02 CB03 CB13 5B021 AA01 EE01 5B089 GA13 HA01 JB03 KA05 KB04 KE02 KE03 KH11 LB12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷対象文書の文書データのネットワー
    ク上の所在場所を示す参照情報を受け付け、この参照情
    報に従って、ネットワークを介して前記所在場所から前
    記文書データを取得して印刷するプルプリント印刷装置
    であって、 前記参照情報に対応づけて、前記印刷対象文書の処理タ
    イミングの指定を受け付ける指定受付手段と、 受け付けた処理タイミングが到来する前に前記参照情報
    に従って前記所在場所から文書データを予備取得する予
    備取得手段と、 予備取得した文書データを記憶する予備データ記憶手段
    と、 を備え、 前記処理タイミング到来前に起こる、前記印刷対象文書
    に関するサービス要求に対して、前記予備データ記憶手
    段に記憶された予備取得した文書データを用いてサービ
    ス提供を可能としたことを特徴とするプルプリント印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷対象文書に関し、前記指定受付
    手段で指定された処理タイミングが到来したときに、当
    該文書について予備取得した文書データが現時点でも有
    効であるか否かを判定する有効性判定手段と、 有効であると判定された場合は予備取得した文書データ
    を用いて印刷を行い、有効でないと判定された場合は前
    記参照情報に従って前記所在場所から文書データを再取
    得して印刷を行う印刷制御手段と、 を有する請求項1記載のプルプリント印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷対象文書のプレビュー指示を受け付
    ける手段と、 プレビュー指示に応じて当該印刷対象文書のプレビュー
    画像を生成して出力する手段であって、前記予備取得手
    段で予備取得した文書データがある場合には、その文書
    データを用いてプレビュー画像を生成して出力する手段
    と、 を有する請求項1記載のプルプリント印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記プレビュー画像を生成して出力する
    手段は、前記プレビュー画像が予備取得した文書データ
    に基づくものである場合、予備取得に関する所定の情報
    を前記プレビュー画像に関連付けて出力することを特徴
    とする請求項3記載のプルプリント印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記予備取得手段による予備取得の際に
    前記予備データ記憶手段の使用可能容量を調べ、容量不
    足の場合にはその予備取得処理を中止することを特徴と
    する請求項1記載のプルプリント印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記参照情報に基づき、当該文書が、指
    定された処理タイミングに前記所在場所から取得した文
    書データを用いて印刷することが重要な文書であるか否
    かを判定する判定手段、 を有し、この判定手段で、指定された処理タイミングに
    取得した文書データを用いて印刷することが重要である
    と判定された場合、前記予備取得手段による当該文書の
    予備取得を中止することを特徴とする請求項1記載のプ
    ルプリント印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記指定受付手段は、前記処理タイミン
    グとして、当該文書を印刷するタイミングである印刷タ
    イミングと、当該文書の文書データを取得するタイミン
    グである取得タイミングと、の2種類の指定を受け付け
    ることができ、取得タイミングの指定を受けた場合は、
    前記予備取得手段による当該文書のデータの予備取得を
    中止することを特徴とする請求項1記載のプルプリント
    印刷装置。
  8. 【請求項8】 指定された処理タイミングに取得した文
    書データを用いて印刷することが重要であると前記判定
    手段で判定された場合、その処理タイミングを当該文書
    の文書データの取得タイミングに設定し、その取得タイ
    ミングにおける当該文書のデータ取得処理に必要な資源
    を確保するようスケジュール管理を行うスケジュール手
    段、 を更に含むことを特徴とする請求項6記載のプルプリン
    ト印刷装置。
  9. 【請求項9】 印刷対象文書の文書データのネットワー
    ク上の所在場所を示す参照情報を含む印刷指示を受け付
    け、この参照情報に従って、ネットワークを介して前記
    所在場所から前記文書データを取得して印刷するプルプ
    リント印刷装置であって、 印刷対象文書の文書データをその所在場所から取得する
    データ取得時刻と、取得した文書データを用いて当該印
    刷対象文書の印刷処理を行う印刷時刻と、が各印刷対象
    文書ごとに登録されるスケジュールテーブルと、 各印刷対象文書のデータを、前記スケジュールテーブル
    に登録された当該文書のデータ取得時刻に従って取得す
    るデータ取得手段と、 各印刷対象文書の印刷処理を、前記スケジュールテーブ
    ルに登録された当該文書の印刷時刻に従って実行する印
    刷処理手段と、 印刷指示を受け付けると、その指示に係る印刷対象文書
    についてのデータ取得時刻及び印刷時刻をそれぞれ決定
    し、前記スケジュールテーブルに登録する登録管理手段
    と、 を備え、印刷対象文書のデータ取得と印刷とを個別にス
    ケジューリング可能としたことを特徴とするプルプリン
    ト印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記参照情報に対応づけて、前記印刷
    対象文書の処理タイミングの指定を受け付ける指定受付
    手段と、 印刷対象文書が、指定された処理タイミングに前記所在
    場所から取得した文書データを用いて印刷することが重
    要な文書であるか否かを、その文書の参照情報に基づい
    て判定する判定手段と、 を更に備え、 前記登録管理手段は、 前記指定受付手段で処理タイミングの指定を受け付け、
    かつ、これに該当する文書が、指定の処理タイミングに
    前記所在場所から取得することが重要な文書であると前
    記判定手段で判定された場合、その処理タイミングに係
    る時刻を当該文書のデータ取得時刻に決定し、このデー
    タ取得時刻に当該プルプリント印刷装置のデータ取得機
    能が確保されるよう前記スケジュールテーブルの管理を
    行う、 ことを特徴とする請求項9記載のプルプリント印刷装
    置。
  11. 【請求項11】 前記指定受付手段で処理タイミングの
    指定を受け付け、かつ、これに該当する文書が、指定の
    処理タイミングに前記所在場所から取得することが重要
    な文書であると前記判定手段で判定された場合におい
    て、その処理タイミングにおいて取得するデータを蓄積
    する記憶容量が確保できないと判断される場合には、そ
    の処理タイミングを当該文書の印刷時刻として優先的に
    スケジューリングし、データを取得しつつ印刷すること
    を可能としたことを特徴とする請求項10記載のプルプ
    リント印刷装置。
  12. 【請求項12】 前記参照情報に対応づけて、前記印刷
    対象文書の処理タイミングの指定を受け付ける指定受付
    手段、を更に備え、 前記登録管理手段は、前記指定受付手段で処理タイミン
    グの指定を受け付けた場合には、その処理タイミング近
    傍に本取得時刻を設定すると共に、その本取得時刻の前
    の前記スケジュールテーブルの空き時間に予備取得時刻
    を設定し、 前記データ取得手段は、予備取得時刻が設定されている
    場合はその時刻に該当文書のデータ取得を行い、その後
    当該文書についての本取得時刻が到来すると、前記予備
    取得時刻に取得した文書データが更新されているか否か
    を調べ、更新されていなければその文書データを前記印
    刷処理手段に渡し、更新されていれば文書データを再取
    得して前記印刷処理手段に渡す、 ことを特徴とする請求項9記載のプルプリント印刷装
    置。
  13. 【請求項13】 前記登録管理手段は、前記予備取得時
    刻については、後に印刷指示されたより優先度の高い他
    の文書の処理のために、変更可能なタイミングとして管
    理することを特徴とする請求項12記載のプルプリント
    印刷装置。
  14. 【請求項14】 印刷対象文書の文書データのネットワ
    ーク上の所在場所を示す参照情報を受け付け、この参照
    情報に従って、ネットワークを介して前記所在場所から
    前記文書データを取得して印刷するプルプリント印刷装
    置であって、 前記参照情報に対応づけて、前記印刷対象文書の処理タ
    イミングの指定を受け付ける指定受付手段と、 印刷対象文書が、指定された処理タイミングに前記所在
    場所から取得した文書データを用いて印刷することが重
    要な文書であるか否かを、その文書の参照情報に基づい
    て判定する判定手段と、 印刷対象文書の文書データの取得を、前記判定手段の判
    定結果に従って制御する制御手段と、 を有するプルプリント印刷装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、 前記指定受付手段で処理タイミングの指定を受け付け、
    かつ、これに該当する文書が指定の処理タイミングに前
    記所在場所から取得することが重要であると前記判定手
    段で判定された場合、その処理タイミングに係る時刻を
    当該文書の文書データを取得する時刻に決定し、この時
    刻にデータ取得機能が確保されるよう当該プルプリント
    印刷装置のスケジュール管理を行う、 ことを特徴とする請求項14記載のプルプリント印刷装
    置。
  16. 【請求項16】 印刷対象文書の文書データのネットワ
    ーク上の所在場所を示す参照情報を受け付け、この参照
    情報に従って、ネットワークを介して前記所在場所から
    前記文書データを取得して印刷するプルプリント印刷装
    置であって、 前記参照情報に対応づけて、前記印刷対象文書の処理タ
    イミングの指定を受け付ける指定受付手段と、 指定された処理タイミングに合わせて、前記参照情報を
    用いて前記印刷対象文書のデータを取得し、印刷するジ
    ョブ実行手段と、 印刷対象文書のプレビュー要求を受け付ける手段と、 プレビュー要求を受けた場合に、該当する文書の前記参
    照情報を用いてその文書のデータを取得してそのプレビ
    ュー要求に応答する手段と、 プレビュー要求に応じて取得された文書データを、いず
    れの印刷対象文書に対応するものかを識別可能な状態で
    保存する保存手段と、 を備え、前記ジョブ実行手段は、前記処理タイミングに
    合わせて前記印刷対象文書のデータを取得する際に、前
    記保存手段を調べ、当該文書についてプレビュー時に取
    得したデータがある場合には、そのデータがその時点で
    有効か否かを判定し、有効であればそのプレビュー時の
    データを用いて印刷することを特徴とするプルプリント
    印刷装置。
  17. 【請求項17】 印刷対象文書の文書データのネットワ
    ーク上の所在場所を示す参照情報、を含む印刷指示を受
    け付けるステップと、 前記印刷指示に対応づけて当該文書の印刷タイミングの
    指定を受け付けるステップと、 指定された前記印刷タイミングの前に設定した取得タイ
    ミングにて、前記参照情報を用いて前記所在場所から当
    該文書の文書データを予備取得するステップと、 前記印刷タイミングの到来前に、当該文書に関するサー
    ビス要求があった場合に、予備取得した文書データを用
    いてそのサービス要求に応じたサービスを提供するステ
    ップと、 前記印刷タイミングが到来したときに、予備取得した文
    書データがその後更新されたか否かを判定し、更新され
    ていなければその文書データを用いて印刷を行い、更新
    されていれば前記所在場所から当該文書の文書データを
    再取得して印刷を行うステップと、 を含むプルプリント印刷方法。
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