JP2002312136A - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成システム及び画像形成装置

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JP2002312136A
JP2002312136A JP2001115397A JP2001115397A JP2002312136A JP 2002312136 A JP2002312136 A JP 2002312136A JP 2001115397 A JP2001115397 A JP 2001115397A JP 2001115397 A JP2001115397 A JP 2001115397A JP 2002312136 A JP2002312136 A JP 2002312136A
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Yusuke Kano
雄介 狩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ジョブの一部をサンプルとして印刷する
機能を備えた画像形成装置において、サンプル印刷が早
く実行されるようにする。 【解決手段】 画像形成装置10Aに入力された印刷ジ
ョブがサンプル印刷指定を伴う場合、ジョブ管理部14
は、自装置10Aで現在ジョブを実行中かどうかなど調
べることで、サンプル印刷がすぐに実行できるかどうか
を判定する。すぐに実行できないと判定した場合には、
同出力特性装置記憶部18に登録された自装置と同じ印
刷出力特性を持つ画像形成装置(例えば10C)に対
し、すぐに印刷を実行可能かどうかを問い合わせ、実行
可能との返信があった場合には、サンプル印刷のデータ
をその装置に転送して実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に印刷結果の出来映えを事前に確認するサンプル
印刷のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大量の印刷を行う際に、その
一部をサンプルとして印刷出力するサンプル印刷(「試
し印刷」とも呼ばれる)機能が備える画像形成装置が知
られている。例えば特開2000−1025号公報に
は、複数部数を印刷する場合、1部だけを印刷してユー
ザの確認を待ち、確認を受けた後残りの印刷を続けるデ
ジタル複写機が開示されている。またこの公報には、ユ
ーザの確認待ちの間に他のサンプル印刷を指定した他の
印刷ジョブが入力された場合、サンプル印刷のみを即座
に実行する機能が開示されている。
【0003】また、特開平7−210037号公報に
は、割込制御を用いてサンプル印刷を現在実行中の印刷
ジョブに割り込ませて実行する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち前者では、印刷ジョブ実行中の場合、その
ジョブが終わるまでサンプル印刷が待たされるため、サ
ンプル印刷指示を行ったユーザにはサンプル出力がいつ
得られるか分からず、非常に不便であった。また後者で
は、実行中のジョブが中断されるため、そのジョブのユ
ーザにとっては好ましいこととはいえなかった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、実行中のジョブを中断すること
なく、サンプル印刷結果がより早く得られるようにする
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成システムは、複数の画像形成
装置を含む画像形成システムであって、サンプル印刷指
定を伴うジョブが第1の画像形成装置を出力先に指定し
て入力された場合に、第1の画像形成装置でサンプル印
刷を即時に実行可能か否かを判断する判断手段と、第1
の画像形成装置でサンプル印刷を即時に実行できないと
判断した場合、該装置と同一出力特性を持ち、該装置よ
り早くそのサンプル印刷を実行可能な第2の画像形成装
置を求め、このような第2の画像形成装置があればこれ
にサンプル印刷のためのデータを転送して印刷させるサ
ンプル印刷転送手段とを備える。
【0007】ここで「出力先に指定」すると言った場
合、ある装置に対してジョブを送ったり、その装置にジ
ョブを直接入力(複写などの場合)したりすることで、
その装置を出力先とする場合を含むものとする。また、
サンプル印刷を即時実行可能か否かは、例えば第1の画
像形成装置のジョブ保有状況やプリントエンジン部のス
タンバイ状況(ウォームアップが完了しているか否かな
ど)などに基づき判断することができる。
【0008】本発明の好適な態様では、前記第2の画像
形成装置に、転送されたサンプル印刷の対象である前記
ジョブの続行又はキャンセルの指示を受け付ける確認入
力手段を設け、前記画像形成システムは、前記第2の画
像形成装置の確認入力手段に入力された指示に応じ、前
記第1の画像形成装置での前記ジョブの続行又はキャン
セルを制御する続行制御手段をさらに含むことを特徴と
する 。ここで、「ジョブの続行」と言った場合、サン
プル印刷分を省いた残りを続行する場合、ジョブ全体を
改めて実行する場合の双方を含むものとする。また、
「ジョブの続行又はキャンセルの指示」と言った場合、
ユーザの指示入力が結果的にジョブの続行又はキャンセ
ルの制御に用いられる場合は、ユーザに入力を促す際の
意味づけが「続行又はキャンセル」と異なるものであっ
ても、そのユーザ入力はこの概念に含まれる。
【0009】また別の好適な態様は、前記サンプル印刷
転送手段によるサンプル印刷の転送を行う場合に、前記
ジョブを入力したユーザに対して、その転送先である前
記第2の画像形成装置を特定するための情報を提供する
手段、をさらに備える。
【0010】また、本発明に係る画像形成装置は、サン
プル印刷指定を伴うジョブが入力された場合に、自装置
でサンプル印刷を即時に実行可能か否かを判断する判断
手段と、自装置でサンプル印刷を即時に実行できないと
判断した場合、自装置と同一出力特性を持ち、自装置よ
りも早くそのサンプル印刷を実行可能な他の画像形成装
置を求め、そのような装置があればこれにサンプル印刷
のためのデータを転送して印刷させるサンプル印刷転送
手段と、を備える。
【0011】また、本発明に係る画像形成装置は、入力
されたジョブがサンプル印刷ジョブか否かを判定する手
段と、サンプル印刷ジョブを実行した場合、そのサンプ
ル印刷の元のジョブの続行又はキャンセルの判断をユー
ザに促し、これに応じた判断結果の入力を受け付ける確
認入力手段と、この確認入力手段に対するユーザからの
入力に応じ、前記元のジョブの続行又はキャンセルを指
示するための信号を、前記サンプル印刷の印刷データの
転送元の装置に送信する確認結果送信手段と、を備え
る。
【0012】また、本発明に係る画像形成装置は、複数
のジョブを保持し、その処理順序を制御するジョブ管理
手段と、サンプル印刷指定を伴うジョブが入力された場
合、そのジョブを、サンプル印刷分に対応するサンプル
印刷ジョブと、元のジョブからサンプル印刷ジョブを差
し引いた残りである残余ジョブとに分離する手段と、ジ
ョブ管理手段が保持しているジョブの処理順序を調整す
ることにより、そのサンプル印刷ジョブの処理順序を繰
り上げる手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0014】<システム構成例>図1は、本発明に係る
画像形成システムの構成例を示す図である。このシステ
ムでは、画像形成装置10A,10B,10C,10
D,・・・(以下、区別の必要がない場合は画像形成装
置10と総称)が、ネットワーク20に接続されてい
る。これら画像形成装置10は、例えばプリンタであっ
てもよいし、プリンタ機能に加え複写なども可能なディ
ジタル複合機であってもよい。
【0015】各画像形成装置10は、UI(ユーザイン
タフェース)部12,ジョブ管理部14,印刷処理部1
6,同出力特性装置記憶部18の各機能モジュールを備
えている。なお、ここでは、本実施形態におけるサンプ
ル印刷制御に対して関連性の強い機能モジュールのみを
挙げた。画像形成装置10は、これら以外にも、原稿読
取や印刷出力の仕分けなどの各種機能を実現するための
機能モジュールを備えることは当然可能である。
【0016】UI部12は、当該画像形成装置のユーザ
インタフェース画面を表示したり、ユーザからの操作指
示その他の入力を受け付けたりするなどのための機構で
ある。典型的には、UI部12は、ディスプレイや各種
操作ボタンなどの入出力デバイスを備え、それらが画像
形成装置10のプロセッサによって実行されるUI制御
プログラムにより制御されることで構成される。また、
ディスプレイは、例えばタッチパネル方式の液晶ディス
プレイとして構成される。この場合、ディスプレイ上に
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)として操
作ボタンを表示し、ユーザがそのボタンを触ったことを
検出することで、ユーザからの入力操作を取り込むこと
ができる。
【0017】ジョブ管理部14は、当該画像形成装置1
0に入力されたジョブの処理を管理を行う機能モジュー
ルである。この場合のジョブには、ネットワーク20を
介してクライアントコンピュータから入力される印刷ジ
ョブや、当該画像形成装置10のローカルの原稿読取機
構で原稿を読み取って複写する複写ジョブなどが含まれ
る。ジョブ管理部14は、基本的には、このような形で
入力されたジョブを待ち行列に入れて管理し、先入れ先
出し方式で印刷処理部16に渡して処理させる(いわゆ
るキューイング)。また、ジョブ管理部14は、キュー
イングしている未処理ジョブの順序を入れ替える機能を
備える。また、ジョブ管理部14は、ジョブについてサ
ンプル印刷指定があった場合に、ユーザをできるだけ待
たせることなくサンプル印刷を実現するための制御を行
う。この制御の内容については後で詳しく説明する。な
お、ジョブ管理部14は、典型的には、画像形成装置1
0のプロセッサにて、ジョブ管理機能を記述したプログ
ラムを実行することにより構成される。
【0018】印刷処理部16は、入力された印刷ジョブ
や複写ジョブを処理して用紙等に印刷するための機能モ
ジュールであり、用紙への印刷処理を行うプリントエン
ジンや、ジョブのデータをプリントエンジンで処理可能
なフォーマットに変換する処理モジュールなどを含む。
後者は、典型的にはソフトウエア的に実現される。
【0019】同出力特性装置記憶部18は、当該画像形
成装置10と同一の印刷出力特性を持つ他の画像形成装
置10の識別情報を記憶する手段である。この記憶部1
8は、自装置でサンプル印刷をすぐに実行できない場合
に、サンプル印刷の転送先を判定するために参照され
る。識別情報の記憶部18への登録は、例えば、本シス
テムを顧客に納入するシステムインテグレータや、本シ
ステムを管理するシステム管理者が行う。また、この代
わりに、画像形成装置10同士が自己の機能情報を相互
にやり取りすることにより、自己と同一出力特性を持つ
装置を求め、記憶部18の登録内容を自動的に登録・更
新することも可能である。このやり取りは、例えば、定
期的に実行してもよいし、ネットワーク20に新たな画
像形成装置10が参加したことなどをトリガとして実行
するようにしてもよい。
【0020】なお、ここで「同一の印刷出力特性」と言
っても必ずしも厳密に同一である必要はなく、その「同
一」の範囲は本システムの運用環境等を考慮して適宜定
めればよい。システムインテグレータ等が登録を行う場
合には、このような考慮を払って各画像形成装置10の
記憶部18に登録すればよい。また、画像形成装置10
同士のやり取りで自動的に記憶部18の登録・更新を行
う構成の場合は、各画像形成装置10の機能パラメータ
群のうちで出力特性の同一性判定に用いるパラメータ
や、それら各パラメータがどのような範囲内にある場合
に「同一出力特性」と判断するかのルールを各画像形成
装置10に持たせておけばよい。
【0021】<サンプル印刷制御>以上の構成を持つ本
実施形態のシステムでは、ある画像形成装置10に対し
ユーザからサンプル印刷指定を伴うジョブ(印刷ジョブ
や複写ジョブなど)が入力された場合、次のようなサン
プル印刷の制御を実行する。本実施形態では、特開平7
−210037号公報の技術などとは異なり、現在印刷
実行中のジョブに割り込んでまでサンプル印刷を優先実
行することはしない。この代わりに、現状の未完了ジョ
ブ群の処理をできるだけ遅らせることなく、サンプル印
刷が早く実行されるような処理を模索する。
【0022】このため本実施形態では、まずその装置1
0で即時にサンプル印刷を実行可能かどうかを判定し、
実行可能であればその装置でそのままサンプル印刷を実
行する。一方、即時に実行できないと判定した場合は、
その装置10と同一出力特性を持つネットワーク20上
の他の画像形成装置のうちで即時にサンプル印刷を実行
できるものを探索し、そのようなものがあれば、その装
置にサンプル印刷のデータを転送して実行させる。これ
により、もしジョブ投入先の画像形成装置ですぐにサン
プル印刷ができなくても、これと同一出力特性を持つ空
き装置があれば、この空き装置ですぐにサンプル印刷を
実行できるので、ユーザはサンプル印刷結果を速やかに
入手することができる。
【0023】図2は、この方式に従うシステムにおい
て、画像形成装置10のジョブ管理部14が、新規ジョ
ブ(リモートクライアントからの印刷ジョブやローカル
入力の複写ジョブなど)を受け入れる際の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【0024】新規ジョブが入力された場合、ジョブ管理
部14は、そのジョブが他の画像形成装置10から転送
されてきたサンプル印刷のジョブかどうかを判断する
(S10)。例えば、転送されるサンプル印刷のジョブ
にその旨を示す識別情報を付すようにすれば、そのジョ
ブを受け取った側でS10の判定を行うことができる。
また、画像形成装置10同士の間でのジョブの転送がサ
ンプル印刷ジョブの場合しかないのであれば、ジョブを
受け取った側ではジョブ送信元が他の画像形成装置10
であれば、そのジョブがサンプル印刷ジョブであると判
定できる。
【0025】S10の判定結果が肯定(Y)である場
合、すなわち入力ジョブが転送されたサンプル印刷のも
のであった場合の処理については、後に図3を参照して
説明することとし、ここではまず通常の印刷ジョブや複
写ジョブが投入された場合(S10の判定結果が否定
(N)の場合)の処理を説明していく。
【0026】この場合、そのジョブにサンプル印刷の指
定がなされているか否かを判定する(S12)。サンプ
ル印刷の指定は、当該画像形成装置10のUI部12を
用いて(複写ジョブの場合など)、あるいはリモートの
クライアント装置のプリンタドライバのUI画面を用い
て(印刷ジョブの場合など)入力される。サンプル印刷
の指定がない場合は、従来と同様のジョブ処理、すなわ
ちそのジョブを処理待ちの待ち行列の末尾にキューイン
グする処理を行う(S32)。
【0027】サンプル印刷の指定がなされている場合
は、さらにこの新規ジョブを自装置で即時に印刷処理で
きるかどうかを判定する(S14)。この判定は、ジョ
ブ管理部14が管理する未処理ジョブ(印刷処理中のジ
ョブも含むものとする)群の状況やIOT(イメージア
ウトプットターミナル。プリントエンジンとも呼ばれ
る)のスタンバイ状況などに基づき判断する。例えばこ
の時未処理ジョブが全くなければ(ジョブキューが空)
ならば、この判定結果は肯定(Y)となる。また、IO
Tの定着部等のウォームアップが未完了の場合、判定結
果は否定(N)となる。もちろん、厳格にすぐに印刷を
始められる場合だけでなく、現在処理中のジョブがあと
数秒〜十数秒程度で完了し、その後のジョブがない場合
や、現在キューイングされている未処理ジョブ群をすべ
て処理しても数秒から十数秒しかかからない場合、ウォ
ームアップ中だが、完了までにそれほど時間がかからな
い場合などを、「即時に印刷実行可能」と判断すること
も考えれる。すなわち、ここでいう「即時に」とは、サ
ンプル印刷を指定したユーザが待つのを許容できる範囲
内といった程度の意味として柔軟に捉えるべきである。
どの程度の遅延までを「即時」とみなすかは、システム
構築の際などに、システムの運用環境やユーザたちの意
見などを考慮して決定し、その判定条件を各画像形成装
置10に設定すればよい。
【0028】このS14の判定で、即時実行可能と判断
された場合、サンプル印刷もすぐに実行できるので、通
常のジョブ処理を行えばよい(S32)。一方、S14
で即時実行できないと判定された場合は、サンプル印刷
を他の装置で実行するなどの他の処理手順を模索するこ
とになる。
【0029】なお、明らかなように、S12とS14の
処理はいずれを先に実行してもかまわない。
【0030】さて、S14の判定結果が否定(N)の場
合、ジョブ管理部14は、入力されたジョブを、サンプ
ル印刷分のジョブ(サンプル印刷ジョブと呼ぶ)と、そ
れ以外の部分のジョブ(残余ジョブと呼ぶ)とに分割す
る(S16)。例えば多部数(部数をnとする)を印刷
するジョブのうちの1部をサンプル印刷する指定がなさ
れている場合は、そのジョブを、指定部数を1部とした
サンプル印刷ジョブと、指定部数を(n−1)部とした
残余ジョブとに分けることになる。もちろん、1部全体
ではなくそのうちの指定ページのみをサンプル印刷する
指定もあり得、この場合もその指定に従ってサンプル印
刷ジョブと残余ジョブとを生成する。この段階では、分
割の結果得られたサンプル印刷ジョブと残余ジョブと
を、この順番で待ち行列の末尾にキューイングする(こ
の場合分割前の元のジョブは削除する)。なお、ここで
はS14の判定の後でサンプル印刷のジョブ分割(S1
6)を行ったが、この分割処理はサンプル印刷の指定あ
りと判断された後すぐに実行するようにしてもよい。
【0031】S16でジョブ分割を行うと、次にジョブ
管理部14は、同出力特性装置記憶部18を参照して、
自装置10と同一の印刷出力特性を持つものとして登録
されている各画像形成装置10に対し、即時に印刷実行
が可能かどうかなど、ネットワーク20を介して問合せ
を行う(S18)。
【0032】この問合せを受けた画像形成装置10で
は、ジョブ管理部14が現在保有している未処理ジョブ
の状況やIOTのスタンバイ状況を調べ、S14と同様
の基準で、即時に印刷実行可能かどうかを判定し、その
判定結果を問合せ元の画像形成装置10に返信する。こ
こで、即時印刷実行可能との判定結果を返信する場合に
は、この返信に応じて問合せ元の装置10からサンプル
印刷ジョブが転送されてくるまでの間に他のジョブの割
込が入らないようにするための処置をとることも好適で
ある。この場合、ある装置がこのような処置をとって問
合せ元からのサンプル印刷の転送を待っていたとして
も、問合せ元が他の装置にサンプル印刷を転送するなど
の場合もあり得るので、問合せ元の装置10は、問合せ
に係るサンプル印刷について転送先を決めた場合は、即
時実行可能状態で待機している他の装置10に対してそ
の状態の解除を促すメッセージを送るようにすることも
好適である。
【0033】問合せを行った側の画像形成装置10で
は、問合せ先の各装置10からの返信を検査して、即時
印刷実行可能な装置10があるかどうかを判定する(S
20)。即時印刷可能な装置10があれば、そのうちの
1つに対してサンプル印刷ジョブを転送する(S2
2)。転送先の選択には様々な方式が考えられる。例え
ば、問合せ(S18)に対して最初に即時実行可能との
返信した装置10を転送先に選ぶ方式がある。また、同
出力特性装置記憶部18に登録する他の装置10に関
し、例えば自装置10に対する近さの順に順位付けして
おくなどして、即時実行可能と返信した装置10のうち
で最高順位のものを転送先に選ぶなどの処理も考えられ
る。
【0034】このようにしてサンプル印刷ジョブを他の
装置10に転送する場合、ジョブ管理部14は、そのサ
ンプル印刷ジョブを待ち行列から削除し、転送先の装置
10を示す情報(装置名称、設置場所の説明など)を、
ジョブ入力元のユーザに対して提供する(S24)。こ
の情報提供は、自装置10のUI部12のディスプレイ
に転送先情報を表示する等の方式で行うことができる。
また、リモートクライアントからの印刷ジョブの場合に
は、転送先の情報をクライアントに送信し、表示させる
ようにしてもよい。この転送先情報の提示により、ユー
ザはサンプル印刷結果がどの装置から出力されるかを知
ることができる。もっとも、システムを構成する画像形
成装置10の台数が少なかったり、比較的狭い場所に密
集している場合など、ユーザがそのすべてを見回ってサ
ンプル印刷の有無を確認するのが容易なケースでは、転
送先情報の表示は必ずしも必要ではない。
【0035】また、サンプル印刷ジョブの転送を行うと
(S22)、ジョブ管理部14は、待ち行列に残った残
余ジョブについて、続行確認待ち状態である旨のフラグ
をセット(ON)する(S26)。サンプル印刷結果を
確認したユーザが続行確認を行うまでは、残余ジョブの
印刷は実行しない。
【0036】さて、S20において、自装置10と同一
出力特性の装置10の中で即時印刷実行可能なものがな
いと判定された場合、本実施形態では、次善の策とし
て、待ち行列内の未処理ジョブの順位を調整することに
より、サンプル印刷ジョブの処理順位を繰り上げ、サン
プル印刷が早く実行されるようにする(S28)。好適
には、現在印刷処理中のジョブの次の順位にサンプル印
刷ジョブを挿入することにより、現在の印刷処理が終わ
るとすぐサンプル印刷が行われるようにすることができ
る。この場合、現在のジョブが終わると次にサンプル印
刷が行われることを自装置のUI部12のディスプレイ
に表示したり、リモートクライアントに通知して表示さ
せたりすれば、ユーザはもう少し待てばサンプル印刷が
行われることが分かる。現在のジョブが終わるまでの時
間の概算値を求めることができれば、それも提示するよ
うにすれば、よりユーザにとって便利である。なお、サ
ンプル印刷ジョブの順位繰上は、現在処理中のジョブの
次まで繰り上げる場合に限らず、いくつか順位を繰り上
げるだけでもユーザのサンプル出力待ちの短縮という意
味ではある程度の効果がある。
【0037】このように、即時実行可能な他の装置10
がない場合でも、サンプル印刷のジョブ処理順序を繰り
上げる制御を行うことで、実行中のジョブを中断するこ
となく、サンプル印刷を早く実行することが可能にな
る。
【0038】さて、S22のサンプル印刷ジョブ転送の
宛先の画像形成装置10では、図2のジョブ入力時の処
理手順において、S10の判定結果が肯定(Y)とな
る。この場合転送先の装置10は、図3に示すように、
このサンプル印刷ジョブの転送元の画像形成装置10の
識別情報を記憶し(S40)、このサンプル印刷ジョブ
を印刷処理部16に実行させて印刷を行う(S42)。
そして、サンプル印刷結果の確認画面をUI部12のデ
ィスプレイに表示して、ユーザからの確認結果の入力を
待つ(S44)。確認画面は、例えば図4に示すよう
に、そのサンプル印刷結果が所望のものであったか否
か、すなわち対応の残余ジョブの印刷続行を行うか否か
をユーザに問うものである。この確認画面がどのジョブ
に関するものかが分かるよう、サンプル印刷の対象とな
るジョブ(S16で分割された際の元のジョブ)のジョ
ブ名も併せて表示することも好適である。この図4の例
は、続行許可又はキャンセル(取消)を示すGUIボタ
ン102及び104をタッチパネル式のディスプレイに
表示し、これらボタンへのタッチによりユーザの指示を
取得する例を示している。もちろん、ディスプレイとは
別に設けられた機械的なボタンなどから、ユーザの指示
入力を取得する構成も可能である。なお、このような確
認画面を表示する代わりに、サンプル印刷の確認待ちが
あることを示すメッセージ等ををUI部12のディスプ
レイに表示し(例えば図7のサンプル確認待ち表示11
0)、この表示に関連づけられた入力ボタン(機械的又
はGUIボタン)からその確認画面を呼び出せるように
してもよい。確認画面、又は確認待ちがあることを示す
表示をディスプレイに常に表示されるようにしておくこ
とで、ユーザ側はサンプル確認結果の入力がしやすくな
るというメリットが得られ、システム側としてもユーザ
の確認忘れを少なくすることができるというメリットが
得られる。図7の表示例では、未処理ジョブの一覧が表
示されるジョブ一覧表示112などのようなUI画面の
通常の表示項目で隠されないように、サンプル確認待ち
表示110を行っている。
【0039】確認画面表示に対しユーザが確認結果を入
力すると、ジョブ管理部14はその入力が続行指示か否
(キャンセル)かを判定し(S46)、続行指示の場合
は、S40で記憶した情報を参照して、転送元の画像形
成装置10に対して続行指示のメッセージを送信する
(S47)。一方、入力されたのがキャンセル指示の場
合は、転送元の装置10に対してキャンセル指示のメッ
セージを送信する(S49)。
【0040】一方、サンプル印刷ジョブを転送した転送
元の画像形成装置10は、図5に示すように、転送先か
らの指示の到来を待ち、転送先からの指示を受信すると
(S50)、その指示が続行指示か否かを判定する(S
52)。続行指示であれば、待ち行列内の対応の残余ジ
ョブの続行確認待ちフラグをリセット(OFF)する
(S54)。これにより、残余ジョブは、処理の順番が
来れば印刷できる状態となる。一方、転送先からの指示
がキャンセル指示であった場合は、ジョブ管理部14
が、待ち行列内の対応の残余ジョブを削除するなどによ
り、その残余ジョブが印刷されないようにする(S5
6)。
【0041】以上、サンプル印刷ジョブを他の装置10
に転送した場合の確認指示入力の手順を説明したが、自
装置10でサンプル印刷を実行した場合も、同様の確認
画面をUI部12で表示してユーザの指示入力を求め、
この入力に応じて図5と同様の処理手順でジョブの続行
を制御する。
【0042】また以上では、画像形成装置10に入力さ
れた新規ジョブを待ち行列に登録するまでの処理を中心
とした処理手順を説明したが、待ち行列内のジョブを取
り出して実行していく処理は例えば図6のようになる。
この処理では、ジョブ管理部14は、前のジョブの実行
が終わると、待ち行列の先頭にある次のジョブを取り出
し(S60)、そのジョブに続行確認待ちのフラグがセ
ット(ON)されていないかどうかを確認する(S6
2)。続行確認待ちのフラグがOFF状態であれば、サ
ンプル印刷の確認の結果続行指示がなされたか、そもそ
もサンプル印刷指定がなかったかのいずれかであるの
で、そのジョブを印刷処理部16に渡して印刷処理させ
る(S64)。一方、続行確認待ちフラグがON状態で
あれば、まだそのジョブの続行指示がなされていないと
言うことなので、待ち行例内でのそのジョブの順位を繰
り下げ(S66)、次のジョブの処理に移行する(S6
0)。以上の手順により、サンプル印刷を行った場合に
は、ユーザの続行指示があって初めてジョブを続行する
ので、無駄な印刷を防止することができる。
【0043】<本システムの利点>以上、本発明の好適
な実施形態を説明した。この実施形態によれば、ジョブ
の入力先の画像形成装置10でサンプル印刷がすぐに実
行できない場合でも、実質的に同じ出力結果が得られる
他の装置10が空いていれば、その装置ですぐにサンプ
ル印刷を行うことができる。したがって、ユーザがサン
プル印刷結果をすぐに取得できる可能性が高まるととも
に、いつ出てくるか分からないサンプル印刷結果を待た
ねばならないケースも少なくなる。また、実質的に同一
出力特性の他の装置10が空いていなくても、サンプル
印刷ジョブを残余ジョブとは別のジョブとして分離し、
サンプル印刷ジョブの処理順位を繰り上げることで、サ
ンプル印刷が出力されるまでの待ち時間を低減すること
ができる。
【0044】また、上記実施形態では、サンプル印刷ジ
ョブを転送した場合、その転送先の装置10を特定する
ための情報をユーザに対して提示することができるの
で、ユーザがサンプル出力先の装置を探す手間を少なく
することができる。
【0045】また、上記実施形態では、サンプル印刷ジ
ョブを転送した場合、サンプル印刷結果の確認結果を、
転送先の画像形成装置10のUI部12から入力できる
ようにしたので、ユーザはサンプル印刷結果を見たその
場で確認結果を入力することができ、作業の効率化が図
れる。なお別のシステム構成として、サンプル印刷を転
送した場合でも、転送元(すなわち元のジョブが入力さ
れた装置)でその確認結果の入力を受け付ける構成もも
ちろん可能である。
【0046】<変形例>上記実施形態では、自装置と実
質的に同じ出力特性を持つ画像形成装置を予め同出力特
性装置記憶部18に登録しておいたが、この代わりに、
自装置でサンプル印刷をすぐに実行できないと判断した
ときに、ネットワーク20上の各装置10に対して出力
特性を動的に問い合わせるようにしてもよい。
【0047】また、上記実施形態では、サンプル印刷の
確認の結果、続行指示が入力された場合、元のジョブか
らそのサンプル印刷分を省いた残余ジョブを実行するよ
うにしたが、残余ジョブではなく元のジョブ全体を実行
するようにしてもよい。
【0048】また、上記実施形態では、自装置ですぐに
サンプル印刷が実行できない場合、同出力特性の他の装
置10のうちで、即時に印刷実行できるものを探索した
が、この代わりに、自装置よりも早くサンプル印刷を実
行できるものを探索してサンプル印刷を転送するように
してもよい。この場合でも、自装置でそのままサンプル
印刷を行うよりも早くサンプル印刷結果が得られるとい
う効果がある。この場合、例えば、各装置10に対し、
現在実行中のジョブの次にサンプル印刷を実行した場合
にその完了までにどの程度の時間がかかるかを計算さ
せ、その時間が自装置の場合よりも短いものがあれば、
その装置(複数あれば最も短いものに)にサンプル印刷
ジョブを転送するようにする、などの処理手順とすれば
よい。
【0049】また、以上の実施形態は、サンプル印刷ジ
ョブの転送ができない場合に、自装置内のサンプル印刷
ジョブの順序を繰り上げるという処理手順であったが、
サンプル印刷ジョブの処理順位の繰上という制御は、サ
ンプル印刷の他装置10への転送制御とは独立で行って
も効果がある。例えばネットワーク接続されない単体の
画像形成装置の場合には、入力されたジョブをサンプル
印刷ジョブと残余とに分離し、サンプル印刷ジョブの処
理順位を繰り上げることで、サンプル印刷の実行を早め
ることができる。なお、この場合、サンプル印刷が実行
されるまでにある程度の時間があるので、ユーザがその
画像形成装置10からいったん離れてしまうこともあり
得る。そこで、戻ってきたユーザがサンプル印刷の確認
結果を容易に入力できるよう、サンプル印刷を実行後ユ
ーザから確認結果の入力が得られるまで、その確認画面
(例えば図4)や、確認待ちジョブが存在することを示
す画面(例えば図7)を該装置のUI画面に表示し続け
るようにすることも好適である。なお、図7の例では、
未処理ジョブの一覧表示112とは別に、サンプル確認
待ち表示110を表示したが、この代わりに、ジョブ一
覧表示112の先頭などにサンプル確認待ちジョブを表
示してもよい。この方式でも、ジョブの数が増えてUI
画面にそのすべてを表示できない場合でも、先頭にある
サンプル確認待ちジョブはUI画面上に表示されるの
で、ユーザは確認待ちジョブを容易に見つけることがで
き、確認画面を呼び出してその確認結果を入力すること
ができる。
【0050】また以上では、画像形成装置10がネット
ワーク20に接続されているシステム構成を例にとった
が、これに限らず、2台の画像形成装置10同士が通信
ケーブルで直結されているシステムや、さらに多数の画
像形成装置10が例えばデイジーチェーン等の方式で相
互に通信可能に接続されているシステムなどにも、本実
施形態のサンプル印刷制御を適用することができる。
【0051】また以上の実施形態では、S20におい
て、即時に印刷実行可能な他の装置10があると判定さ
れた場合、ジョブ管理部14が所定のルールに従って選
んだ転送先に自動的にサンプル印刷ジョブを転送した
が、この代わりに、ユーザに転送先を選ばせたり、また
転送自体を行うか否かを判断させたりするシステム構成
も可能である。この場合の処理手順は、図2に示した上
記実施形態の手順の一部を変更したものであり、その変
更部分を図8に示す。
【0052】すなわち、この手順では、S20で即時実
行可能な他装置10があると判定された場合に、ユーザ
に対して、ジョブの転送を行うか否かや、転送先の候補
となる他装置が複数ある場合には、それらのうちのどれ
を転送先に選ぶか、などの入力を促す入力画面を提供
し、これに対する指示入力を待つ(S34)。この入力
画面は、画像形成装置10にローカルで入力された複写
ジョブなどの場合はそのUI部12で表示すればよい。
また、リモートクライアントからのジョブの場合には、
そのクライアントに対して転送先の候補などの情報を提
供して入力画面を表示させ、それに対するユーザの入力
結果を取得するようにすればよい。
【0053】S34においてユーザから入力された指示
が、サンプル印刷の転送を行わない旨の指示であった場
合には、ジョブ入力先の装置10内でサンプル印刷がで
きるだけ早く実行されるよう、サンプル印刷ジョブの順
序を繰り上げる等の処理を行う(S28,S30)。例
えば、空いている同一出力特性の装置10が遠いところ
にあるものばかりの場合、ユーザはそこまで出向いてサ
ンプル印刷結果を見るのを嫌うこともあるので、このよ
うな転送要否判断を行うことは好適である。
【0054】また、S34においてユーザから転送先の
指示があった場合には、ジョブ管理部14は、指示され
た転送先の装置10に対してサンプル印刷ジョブを転送
すればよい(S36)。この変形例によれば、ユーザ
は、自分にとって都合のよい画像形成装置10を転送先
に選択することができる。
【0055】また、以上の実施形態では、サンプル印刷
後のジョブ本体部(残余ジョブ又はジョブ全体)の印刷
は、そのジョブが入力された画像形成装置10にて行っ
たが、この代わりにジョブ本体部の印刷をサンプル転送
先の画像形成装置10で行うようにすることもできる。
この場合、例えば転送先の装置10のUI部12に、該
装置10でジョブ本体部を実行する旨の指示を入力する
ための手段を設け(GUIなどで実現すればよい)、こ
の指示が入力された場合には、サンプル印刷ジョブ転送
元の装置に対しジョブ本体部のデータの転送要求を送
り、これに応じて転送元から送られてきたジョブ本体部
を印刷するようにすればよい。
【0056】また、上記実施形態では、個々の画像形成
装置10が、入力されたジョブについてのサンプル印刷
の転送等の制御を行った。これに対し、複数のプリンタ
を1台のプリントサーバで管理する構成では、それらプ
リンタで印刷するジョブがプリントサーバに対して入力
され、プリントサーバで管理されることが多い。このよ
うな場合、プリントサーバでサンプル印刷の転送制御を
行うことも可能である。この場合、プリントサーバは、
自己の管理下にある各画像形成装置の未処理ジョブの保
有状況を管理しており、それら管理下の各装置につい
て、上記実施形態のジョブ管理部14の機能を実行すれ
ばよい。すなわち、クライアントから、ある画像形成装
置を出力先としてサンプル印刷指定を伴う印刷ジョブが
入力された場合、プリントサーバは、図2に示した手順
と同様の処理を実行すればよい。この場合、自己の管理
下にある画像形成装置についてはそのジョブ保有状況等
の情報を管理しているので、S18の問い合わせを行う
必要はない(ただし、IOTのスタンバイ状況について
問い合わせする構成も可能である)。
【0057】このような構成によれば、例えば印刷枚数
の非常に多いジョブを高速機を出力先に指定して投入
し、その高速機が現在印刷処理中ですぐにサンプル印刷
をできない場合、空いている同一出力特性の低速機にサ
ンプル印刷ジョブを実行させる等の制御ができる。この
場合、プリントサーバがそのジョブ全体を空いている低
速機に移転したのでは、大量の印刷の場合すべての印刷
結果が得られるのがかえって遅くなってしまったり、あ
るいは用紙切れなどのトラブルが起こりやすくなったり
するなどの問題が考えられるのに対し、サンプル印刷ジ
ョブのみを振り分けるという制御ではこのような問題を
回避することができる。
【0058】また、プリントサーバの代わりに、印刷ジ
ョブを投入するクライアント装置自体でサンプル印刷の
制御を行うことも考えられる。この場合、クライアント
装置に、ネットワーク上の各画像形成装置に対し、即時
印刷実行可能か否かなどを問い合わせる機能を設ける。
そして、サンプル印刷指定が行われた場合には、ユーザ
が出力先に指定した画像形成装置に対してまずその問合
せを行ってサンプル印刷がすぐ実行できるかどうか確認
し、実行できない場合には、その装置と同出力特性を持
つ他の画像形成装置に対して同様の問い合わせを行い、
その結果即時に印刷実行可能な装置があれば、その装置
に対してサンプル印刷ジョブを転送し、残余ジョブを指
定の出力先装置に送信するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のシステム構成の一例を示す図であ
る。
【図2】 ジョブが入力されたときの画像形成装置の処
理手順の一例を示す図である。
【図3】 サンプル印刷ジョブが転送されてきたときの
画像形成装置の処理手順の一例を示す図である。
【図4】 サンプル印刷結果の確認画面の一例を示す図
である。
【図5】 サンプル印刷転送先の装置から確認結果を受
け取ったときの画像形成装置の処理手順の一例を示す図
である。
【図6】 画像形成装置におけるジョブ処理制御の一例
を示す図である。
【図7】 サンプル確認待ち表示を行ったUI画面の一
例を示す図である。
【図8】 サンプル印刷の転送に関してユーザ指示を受
け付ける場合の処理手順の一例を示す図である。
【符号の説明】
10A〜D 画像形成装置、12 UI部、14 ジョ
ブ管理部、16 印刷処理部、18 同出力特性装置記
憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AP07 HN15 HQ02 5B021 AA01 BB01 CC07 EE04 NN23 5C062 AA05 AA35 AB38 AB53 AC42 AC43 AC55 BA04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成装置を含む画像形成シス
    テムであって、 サンプル印刷指定を伴うジョブが第1の画像形成装置を
    出力先に指定して入力された場合に、第1の画像形成装
    置でサンプル印刷を即時に実行可能か否かを判断する判
    断手段と、 第1の画像形成装置でサンプル印刷を即時に実行できな
    いと判断した場合、該装置と同一出力特性を持ち、該装
    置より早くそのサンプル印刷を実行可能な第2の画像形
    成装置を求め、このような第2の画像形成装置があれば
    これにサンプル印刷のためのデータを転送して印刷させ
    るサンプル印刷転送手段と、 を備える画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の画像形成装置に、転送された
    サンプル印刷の対象である前記ジョブの続行又はキャン
    セルの指示を受け付ける確認入力手段を設け、 前記画像形成システムは、前記第2の画像形成装置の確
    認入力手段に入力された指示に応じ、前記第1の画像形
    成装置での前記ジョブの続行又はキャンセルを制御する
    続行制御手段をさらに含むことを特徴とする、 請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記第2の画像形成装置の確認入力手段
    は、転送されてきたサンプル印刷を実行した場合、その
    サンプル印刷に対応する前記ジョブの続行又はキャンセ
    ルの指示をユーザに促すための表示を、該装置に設けら
    れたユーザインタフェース画面に表示することを特徴と
    する請求項2記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記サンプル印刷転送手段によるサンプ
    ル印刷の転送を行う場合に、前記ジョブを入力したユー
    ザに対して、その転送先である前記第2の画像形成装置
    を特定するための情報を提供する手段、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 サンプル印刷の転送を許可するか否かの
    指示をユーザから受け付ける手段を備え、この手段に対
    し転送を行う旨の指示があった場合にのみ前記サンプル
    印刷転送手段によるサンプル印刷の転送を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記サンプル印刷転送手段は、サンプル
    印刷の転送先の候補が複数あった場合、それらの中から
    転送先とする画像形成装置の指定をユーザから受け付け
    る手段、をさらに備える請求項1記載の画像形成システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記第1の画像形成装置に対するサンプ
    ル印刷指定を伴うジョブを、サンプル印刷分に対応する
    サンプル印刷ジョブと、元のジョブからサンプル印刷ジ
    ョブを差し引いた残りである残余ジョブとに分割して管
    理する手段と、 前記サンプル印刷転送手段にて転送先の条件を満足する
    第2の画像形成装置が見つからなかった場合、前記第1
    の画像形成装置に対するジョブの処理順序を調整するこ
    とにより、前記サンプル印刷ジョブの処理順序を繰り上
    げる手段と、をさらに備える請求項1記載の画像形成シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記第2の画像形成装置に、転送された
    サンプル印刷の対象である前記ジョブを該装置で実行す
    る旨の指示を受け付ける全転送指示手段を設け、 前記画像形成システムは、前記第2の画像形成装置の全
    転送指示手段にて前記ジョブを該装置で実行する旨の指
    示を受け付けた場合、そのジョブを該装置に転送して実
    行させることを特徴とする請求項1記載の画像形成シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記判断手段及びサンプル印刷転送手段
    が、前記複数の画像形成装置の少なくとも1つに内蔵さ
    れることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 サンプル印刷指定を伴うジョブが入力
    された場合に、自装置でサンプル印刷を即時に実行可能
    か否かを判断する判断手段と、 自装置でサンプル印刷を即時に実行できないと判断した
    場合、自装置と同一出力特性を持ち、自装置よりも早く
    そのサンプル印刷を実行可能な他の画像形成装置を求
    め、そのような装置があればこれにサンプル印刷のため
    のデータを転送して印刷させるサンプル印刷転送手段
    と、 を備える画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記サンプル印刷転送手段でサンプル
    印刷を転送した場合、転送先の画像形成装置からの前記
    ジョブの続行又はキャンセルの指示を待ち、この指示に
    応じて自装置でのそのジョブの続行を制御する続行制御
    手段、 をさらに備える請求項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記サンプル印刷転送手段によるサン
    プル印刷の転送を行う場合に、その転送先の画像形成装
    置を特定するための情報を表示する手段、をさらに備え
    ることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 サンプル印刷の転送を許可するか否か
    の指示をユーザから受け付ける手段を備え、この手段に
    対し転送を行う旨の指示があった場合にのみ前記サンプ
    ル印刷転送手段によるサンプル印刷の転送を行うことを
    特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 入力されたサンプル印刷指定を伴うジ
    ョブを、サンプル印刷分に対応するサンプル印刷ジョブ
    と、元のジョブからサンプル印刷ジョブを差し引いた残
    りである残余ジョブとに分離して管理する手段と、 前記サンプル印刷転送手段にて転送先の条件を満足する
    他の画像形成装置が見つからなかった場合、自装置の保
    持するジョブの処理順序を調整することにより、前記サ
    ンプル印刷ジョブの処理順序を繰り上げる手段と、をさ
    らに備える請求項10記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 入力されたジョブがサンプル印刷ジョ
    ブか否かを判定する手段と、 サンプル印刷ジョブを実行した場合、そのサンプル印刷
    の元のジョブの続行又はキャンセルの判断をユーザに促
    し、これに応じた判断結果の入力を受け付ける確認入力
    手段と、 この確認入力手段に対するユーザからの入力に応じ、前
    記元のジョブの続行又はキャンセルを指示するための信
    号を、前記サンプル印刷の印刷データの転送元の装置に
    送信する確認結果送信手段と、 を備える画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記確認入力手段は、 ユーザインタフェース画面と、 前記元のジョブを続行するか否かの指示を促すサンプル
    確認表示、又はこのサンプル確認表示に関連づけられた
    表示を、他の表示項目に隠されないように前記ユーザイ
    ンタフェース画面に表示する手段と、 を備える請求項15記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 複数のジョブを保持し、その処理順序
    を制御するジョブ管理手段と、 サンプル印刷指定を伴うジョブが入力された場合、その
    ジョブを、サンプル印刷分に対応するサンプル印刷ジョ
    ブと、元のジョブからサンプル印刷ジョブを差し引いた
    残りである残余ジョブとに分離する手段と、 ジョブ管理手段が保持しているジョブの処理順序を調整
    することにより、そのサンプル印刷ジョブの処理順序を
    繰り上げる手段と、 を備える画像形成装置。
  18. 【請求項18】 ユーザインタフェース画面と、 サンプル印刷ジョブを実行すると、そのサンプル印刷ジ
    ョブに対応する残余ジョブを実行するか否かの指示を促
    すサンプル確認表示、又はこのサンプル確認表示を呼び
    出すための表示を、他の表示項目に隠されないように前
    記ユーザインタフェース画面に表示する手段と、 を備える請求項17記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 入力されたサンプル印刷指定を伴うジ
    ョブを、サンプル印刷分に対応するサンプル印刷ジョブ
    と、元のジョブからサンプル印刷ジョブを差し引いた残
    りである残余ジョブとに分離する手段と、 自装置と同一出力特性を持つ他の画像形成装置に前記サ
    ンプル印刷ジョブを転送して実行させる手段と、 を備えた画像形成装置。
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