JPH1021014A - ビデオサーバ装置 - Google Patents

ビデオサーバ装置

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JPH1021014A
JPH1021014A JP8176239A JP17623996A JPH1021014A JP H1021014 A JPH1021014 A JP H1021014A JP 8176239 A JP8176239 A JP 8176239A JP 17623996 A JP17623996 A JP 17623996A JP H1021014 A JPH1021014 A JP H1021014A
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JP
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request
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data
terminal
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JP8176239A
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English (en)
Inventor
Teruto Hirota
照人 廣田
Takeshi Omura
猛 大村
Mitsuaki Morita
光秋 森田
Yoshiro Ishikawa
義朗 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイルサーバ装置に搭載されているファイ
ルシステムとサーバソフトウェアを用い、高速かつ定速
の転送を可能なビデオサーバを提供する。 【解決手段】 記憶装置6、7と、ファイルシステム
4、5と、ファイルシステムスイッチ2と、サーバソフ
ト1と、プロトコル処理部9からなるファイルサーバ装
置の構成に、ファイルのデータの、先読み機能を提供す
るビデオファイルシステム3、あるいは端末との転送の
速度を制御する転送レート制御手段8(要求レート制御
手段8a)を備えたことを特徴とするビデオサーバ装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末からの
要求に応じて動画データ、文字情報等のデータを提供す
るビデオサーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発展にともな
いマルチメディア技術が発展普及し、動画等のデータを
文字情報や静止画像等のデータと同等に扱って複数の端
末に提供することのできるビデオサーバ装置への要望も
高まっている。動画等も基本的にはデジタル化したデー
タとしてHDD等の記憶装置にファイルとして扱えるよ
うに格納し、ファイルサーバ装置を用いて端末に提供で
き得るものであるので、従来からある文字情報、静止画
像等のデータを主として扱うファイルサーバ装置を、動
画等を扱えるビデオサーバ装置としても使用できること
が望ましい。
【0003】従来からの、主として文字情報や静止画像
等データを複数端末に提供するファイルサーバの一例の
構成を図24に示す。図24において206はHDD装
置、207はCD−ROM装置で、いずれもデータを記
憶する記憶装置である。204はHDD用ファイルシス
テム、205はCD−ROM用ファイルシステムで、そ
れぞれ記憶装置HDD206、及びCD−ROM207
に対応したものであり、各記憶装置にデータをファイル
として扱えるように格納する機能、及びそのファイルに
対する、オープン、読み出し、書き込み、クローズ機能
を持つものである。202はファイルシステムスイッチ
で、端末からのファイルについての要求を、複数の上記
ファイルシステムのうち該当するものに伝える。201
はサーバソフトで、端末からの要求をファイルシステム
スイッチ202を通じてファイルシステム204、20
5へ伝える。209はプロトコル処理部で、端末とのデ
ータ転送にあたってプロトコル処理を行う。以上から構
成されるファイルサーバはネットワーク2013を介し
て端末2010、2011、2012と接続している。
【0004】次に上記のように構成されたシステムにお
けるファイルサーバ装置の動作を、オープン処理、読み
出し処理、クローズ処理について図24を用いて説明す
る。ここでは、端末2010がHDD206のデータを
読み出す場合について説明するが、他の端末や他の記憶
装置についても同様の動作となる。
【0005】(1)オープン処理 端末よりサーバのファイルにオープン要求が出される
と、ファイルサーバ装置のオープン処理により該当する
ファイルのファイル識別子が取得され、そのファイル識
別子が端末に渡される。このファイル識別子は、端末か
らの読み書き等のファイル操作の際に特定のファイルを
指定するために用いられ、ファイルシステムスイッチ
が、そのファイルの存在する記憶装置に対応するファイ
ルシステムを選択する際に利用されるものである。従来
のファイルサーバ装置のオープン処理における動作は以
下の通りである。
【0006】端末2010が、ファイルサーバのファイ
ルに対してオープンを要求するとオープン要求がプロト
コル処理部209によってプロトコル処理された後に、
ファイルサーバのサーバソフト201に伝えられ、サー
バソフト201はこのオープン要求をファイルシステム
スイッチ202に出す。
【0007】ファイルシステムスイッチ202は、各フ
ァイルシステムにオープン要求を順番に出すが、これは
いずれかのファイルシステムからファイル識別子が得ら
れるまで行われる。各ファイルシステム(204、20
5)はファイルのオープン要求を受けとると、そのファ
イルが記憶装置にあればファイル識別子を、なければ失
敗をファイルシステムスイッチ202へ返す。もし全て
のファイルシステムに要求を出した後でもいずれのファ
イルシステムからも失敗しか返されなかった場合、失敗
という結果がファイルシステムスイッチ202からサー
バソフト201を通じて端末に返されることになる。こ
の場合には、ファイルシステム204が記憶装置206
に該当するファイルを見いだし、ファイル識別子をファ
イルシステムスイッチ202へ返す。
【0008】このファイル識別子はファイルシステムス
イッチ202からサーバソフト201に渡され、プロト
コル処理部209によってプロトコル処理され、端末2
010に渡される。オープン処理の結果、端末は必要と
するファイル識別子を得る。
【0009】(2)読み出し処理 オープン処理が終了して、ファイル識別子が端末に渡さ
れると、端末はこのファイル識別子を用いてファイルを
指定し、そのファイルに対する読み出しや書き込みなど
の操作を必要なだけ行うことができるようになる。以下
に、端末がこのファイル識別子を用いてファイルのデー
タを読み出す時の、ファイルサーバの読み出し処理の動
作を示す。
【0010】まず端末2010が、オープン処理で得ら
れたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバに出
すと、この読み出し要求はプロトコル処理部209によ
ってプロトコル処理されてサーバソフト201に、次い
でサーバソフト201からファイルシステムスイッチ2
02に伝えられる。ファイルシステムスイッチ202
は、ファイル識別子により該当するファイルシステムを
判定し、この場合ファイルシステム204に対して読み
出し要求を出す。
【0011】ファイルシステム204は読み出し要求を
受け取ると、ファイルシステム204内部のキャッシュ
メモリに該当するファイルのデータがあるかどうかを見
て、もしキャッシュメモリにデータがない場合は、記憶
装置206から該当するファイルのデータをキャッシュ
メモリへ読み出す。但し、要求された分以上のデータを
キャッシュに読み出すことによって、それ以降にデータ
の読み出しの要求があった場合に、キャッシュメモリに
該データが存在する確率を向上させ、全体的なスピード
アップをはかる。このために具体的には、要求のあった
ファイルに続くデータをいくつかキャッシュに読み出す
などの操作を行う。該当するファイルのデータがキャッ
シュメモリに存在した場合、あるいは上記操作によって
キャッシュメモリにデータを読み出した場合のいずれで
においても、ファイルシステム204は、内部のキャッ
シュメモリから該当するファイルのデータを取り出しフ
ァイルシステムスイッチ202に渡す。
【0012】そして、読み出されたデータはファイルシ
ステムスイッチ202、サーバソフト201を経由して
プロトコル処理部209によってプロトコル処理された
後に端末2010へ送られる。以上のようにして、端末
は読み出し処理を行う。
【0013】(3)クローズ処理 端末側にファイルのデータを読み書きする必要がなくな
れば、ファイル識別子を用いて端末からそのファイルに
クローズ要求が出され、サーバ装置はクローズ処理を行
う。以下に、端末がクローズ処理の要求を出した場合の
ファイルサーバのクローズ処理の動作を示す。
【0014】端末が、オープン処理で得られたファイル
識別子を用いてクローズ要求をサーバに出すと、このク
ローズ要求はプロトコル処理部209によってプロトコ
ル処理されてサーバソフト201に、次いでサーバソフ
ト201からファイルシステムスイッチ202に伝えら
れる。ファイルシステムスイッチ202は、ファイル識
別子により該当するファイルシステムを判定し、ファイ
ルシステム204に対してクローズ要求を出す。ファイ
ルシステム204は、そのファイルのデータを持つキャ
ッシュメモリを解放し、クローズ要求の成功をファイル
システムスイッチ202へ返す。このクローズ要求成功
結果はファイルシステムスイッチ202から、サーバソ
フト201を経由し、プロトコル処理部209によって
プロトコル処理されて端末2010へ送られる。端末2
010がクローズ要求成功結果を受け取ると、クローズ
処理は終了する。
【0015】一般的な従来のファイルサーバ装置を用い
たネットワークにおいては、端末は以上のようにしてフ
ァイルサーバにあるファイルのデータの読み出しを行
う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフ
ァイルサーバ装置において、端末が要求するデータの転
送速度については、ファイルシステムがデータを読み出
す場合の読み出しにかかる時間の影響が大きい。この読
み出し時間は、データがファイルシステム内部のキャッ
シュメモリに存在すれば、数マイクロ秒であるが、キャ
ッシュメモリに存在しなければハードディスク装置から
読み出すことになり、磁気記録媒体からの読み出しはメ
モリからの読み出しに比べてはるかに遅いため、数十ミ
リ秒となり1000倍程度の時間を要することになる。
このため、読み出し処理の説明にあるように、キャッシ
ュに存在しないデータの読み出しにあたっては、余分に
データをキャッシュメモリに読み出すことによって、以
降に要求されるデータがキャッシュメモリに存在する確
率を高めるようになされているが、やはりキャッシュメ
モリに存在しないデータについては読み出しが遅くな
る。結局、キャッシュに存在しなかったデータの場合、
キャッシュに存在したデータに比べてはるかに遅い速度
でしか転送できないことになる。
【0017】このことは、文字情報や静止画像のデータ
の扱いにおいては、データを得るのに待たされることが
あるという程度であまり大きな問題にはならないことが
多いが、このようなファイルサーバ装置をそのまま動画
データの提供に用いようとする場合には大きな問題にな
り得る。例えば端末で動画再生を行う場合、ファイルサ
ーバの持つ動画データがMPEG1規格であれば、デー
タを1.5Mbpsの一定した転送速度でファイルサー
バから読み出す必要があるなど、動画データの扱いにあ
たっては規格に従った一定の転送速度の実現が必要であ
る。上記したような従来のファイルサーバのシステムで
はこのようなデータを扱おうとする場合には、データが
ファイルシステムの内部キャッシュに存在すれば、1.
5Mbpsでの転送が可能であるが、存在しない場合に
読み出しのために数十ミリ秒かかってしまうと、1.5
Mbpsで転送することができなくなり、その結果、端
末でMPEG1動画が再生できなくなる場合がある。
【0018】また、従来のファイルサーバ装置において
は、端末から受け取った要求は受け取った順に処理され
るため、複数の端末が接続されている場合には、多く要
求を出した端末があると他の端末の処理が遅れてしまう
ことがある。このため、従来のファイルサーバのシステ
ムでMPEG1のような動画のデータを扱うと、ある端
末に対する動画データの転送処理が他の端末の要求によ
って遅れるため再生ができなくなる場合がある。
【0019】このような不具合を回避するために、特開
平4−269087には、複数の端末に動画データを同
時に提供するビデオサーバ装置の多重読みとり方法が開
示されている。しかし、上記文献は従来からのファイル
システムを対象としていないため、サーバを新たに作る
必要があり、従来からのサーバ、例えば、NFSサー
バ、LanManager、Netwareなどを使う
ことはできない。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、基本的に従来のファイルサーバシステムを用いて、
動画等のデータを複数端末へ提供するにあたって、記憶
装置からの読み出しによって遅れることなく常に高い速
度で転送することを、また他の端末に対する処理の影響
によって遅れることなく常に一定の速度で転送すること
を実現し、動画等のデータの再生を常時支障なく行うこ
との可能なビデオサーバ装置を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、複数の端末の要求に応じ
て動画データを含む各種データを提供するビデオサーバ
装置であって、データを記憶する記憶装置と、上記記憶
装置へデータをファイルとして扱えるように格納する機
能、及びそのファイルに対する、オープン、読み出し、
書き込み、クローズ機能を持つファイルシステムと、端
末からのファイルについての要求を複数の上記ファイル
システムのうち該当するものに伝える機能を持つファイ
ルシステムスイッチと、端末からのファイルについての
要求をファイルシステムスイッチに伝えるサーバソフト
と、端末とのデータ転送を制御するにあたってプロトコ
ル処理を行うプロトコル処理部と、ファイルのデータを
読み出すバッファを持ち、上記ファイルシステムからそ
のバッファへファイルのデータを一定の周期で、あるい
はシステムによってファイル毎にあらかじめ設定された
周期で、あるいはファイル内に設定された設定値に応じ
た周期で読み出す先読み機能を有するビデオファイルシ
ステムを備えたことを特徴とするものである。
【0022】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
記載のビデオサーバ装置において、上記ビデオファイル
システムが、上記ファイルシステムの機能を持つことを
特徴とするものである。
【0023】また、請求項3にかかる発明は、複数の端
末の要求に応じて動画データを含む各種データを提供す
るビデオサーバ装置であって、データを記憶する記憶装
置と、上記記憶装置へデータをファイルとして扱えるよ
うに格納する機能、及びそのファイルに対しての、オー
プン、読み出し、書き込み、クローズ機能を持つファイ
ルシステムと、端末からのファイルについての要求を複
数の上記ファイルシステムのうち該当するものに伝える
機能を持つファイルシステムスイッチと、端末からのフ
ァイルについての要求をファイルシステムスイッチへ伝
える機能を持つサーバソフトと、端末とのデータ転送に
あたってプロトコル処理を行うプロトコル処理部と、端
末とのデータ転送を一定の時間間隔で行われるように制
御する転送レート制御手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0024】また、請求項4にかかる発明は、請求項3
記載のビデオサーバ装置において、上記転送レート制御
手段が、端末からの要求を一定の時間間隔で転送する要
求レート制御手段であることを特徴とするものである。
【0025】また、請求項5にかかる発明は、請求項4
記載のビデオサーバ装置において、上記要求レート制御
手段が、上記サーバソフトの機能を持つことを特徴とす
るものである。
【0026】また、請求項6にかかる発明は、請求項3
記載のビデオサーバ装置において、上記転送レート制御
手段が、端末に対する応答を一定の時間間隔で転送する
応答レート制御手段であることを特徴とするものであ
る。
【0027】また、請求項7にかかる発明は、請求項6
記載のビデオサーバ装置において、上記要求レート制御
手段が、上記サーバソフトの機能を持つことを特徴とす
るものである。
【0028】また、請求項8にかかる発明は、複数の端
末の要求に応じて動画データを含む各種データを提供す
るビデオサーバ装置であって、データを記憶する記憶装
置と、上記記憶装置へデータをファイルとして扱えるよ
うに格納する機能、及びそのファイルに対する、オープ
ン、読み出し、書き込み、クローズ機能を持つファイル
システムと、端末からのファイルについての要求を複数
の上記ファイルシステムのうち該当するものに伝える機
能を持つファイルシステムスイッチと、端末からのファ
イルについての要求をファイルシステムスイッチに伝え
るサーバソフトと、端末とのデータ転送を制御するにあ
たってプロトコル処理を行うプロトコル処理部と、ファ
イルのデータを読み出すバッファを持ち、上記ファイル
システムからそのバッファへファイルのデータを一定の
周期で、あるいはシステムによってファイル毎にあらか
じめ設定された周期で、あるいはファイル内に設定され
た設定値に応じた周期で読み出す先読み機能を有するビ
デオファイルシステムと、端末とのデータ転送を一定の
時間間隔で行われるように制御する転送レート制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0029】また、請求項9にかかる発明は、請求項8
記載のビデオサーバ装置において、上記転送レート制御
手段が、端末からの要求を一定の時間間隔で転送する要
求レート制御手段であることを特徴とするものである。
【0030】また、請求項10にかかる発明は、請求項
8記載のビデオサーバ装置において、上記転送レート制
御手段が、端末に対する応答を一定の時間間隔で転送す
る応答レート制御手段であることを特徴とするものであ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1によるビデオサー
バ装置は、ビデオファイルシステムを備え、ファイルの
データを一定の周期でバッファへ読み出す先読み機能を
有するものである。この装置について図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す構成図
である。図1において6はHDD装置、7はCD−RO
M装置で、いずれもデータを記憶する記憶装置である。
4はHDD用ファイルシステム、5はCD−ROM用フ
ァイルシステムで、それぞれ記憶装置HDD6、CD−
ROM7に対応したものであり、各記憶装置にデータを
ファイルとして扱えるように格納する機能、及びそのフ
ァイルに対する、オープン、読み出し、書き込み、クロ
ーズ機能を持つ。3はビデオファイルシステムで、内部
に先読み用バッファを持ち、データを一定の周期でこの
バッファに読み出す機能を持つ。2はファイルシステム
スイッチで、端末からのファイルについての要求を、複
数の上記ファイルシステムのうち該当するものに伝え
る。1はサーバソフトで、端末からの要求をファイルシ
ステムスイッチ2へ伝える。9はプロトコル処理部で、
端末とのデータ転送にあたってプロトコル処理を行う。
以上から構成されるビデオサーバはネットワーク13を
介して端末10、11、12と接続している。
【0032】図2はファイルサーバ、ネットワーク及び
端末の関係を示した図である。端末とファイルサーバは
ネットワークで接続され、端末はファイルのデータをネ
ットワークを経由してファイルサーバから取り出す。こ
の関係は、従来のファイルサーバ装置及び本発明のビデ
オサーバ装置のいずれにおいても基本的に共通なもので
ある。
【0033】図3はファイルシステム4、ファイルシス
テムスイッチ2、及びビデオファイルシステム3内部の
先読み機能31、バッファ管理32の各機能部分、及び
先読みバッファ33の関係を示した図である。図3にお
いて、バッファ管理32は、ファイルのオープン処理に
際してメモリ上に先読みバッファ33を確保し、クロー
ズ処理に際してこれを解放する。先読み機能31は、読
み出し処理の際にデータを一定周期で先読みバッファ3
3に読み出す。
【0034】図4、図5、図6はビデオファイルシステ
ムのオープン処理、読み出し処理、クローズ処理の動作
フロー図、図6はビデオファイルシステムの先読み機能
の動作フロー図である。
【0035】次に本実施の形態1のビデオサーバ装置に
ついて、以上の図を用いながら、オープン処理、読み出
し処理、クローズ処理の際の動作を説明する。ここで
は、端末10がHDD6のデータを読み出す場合につい
て説明するが、他の端末や他の記憶装置についても同様
の動作となる。
【0036】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態1のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10
が、ビデオサーバのファイルに対してオープンを要求す
ると、オープン要求はプロトコル処理部9によってプロ
トコル処理されてから、ビデオサーバのサーバソフト1
に伝えられ、サーバソフト1はこのファイルのオープン
要求をファイルシステムスイッチ2に出す。
【0037】ファイルシステムスイッチ2は、各ビデオ
ファイルシステムにオープン要求を順番に出すが、これ
はいずれかのビデオファイルシステムからファイル識別
子が得られるまで行われる。もし全てのビデオファイル
システムに要求を出した後でも、いずれのビデオファイ
ルシステムからも失敗しか返されなかった場合には、失
敗という結果がファイルシステムスイッチ2からサーバ
ソフト1、プロトコル処理部9を通じて端末10に返さ
れることになる。
【0038】ビデオファイルシステム3はオープン要求
を受けると図4のオープン処理に入り(S41)、ファ
イルシステムへのオープン処理(S42)で、それぞれ
のファイルシステムにオープン要求を出す。各ファイル
システム4、5はファイルのオープン要求を受けとる
と、そのファイルが記憶装置にあればファイル識別子
を、なければ失敗をビデオファイルシステム3へ返す。
この場合には、ファイルシステム4が記憶装置6に該当
するファイルを見いだし、ファイル識別子をビデオファ
イルシステム3に返す。
【0039】オープン処理が成功し、ファイル識別子が
得られたならば、ビデオファイルシステム3はバッファ
管理32に、該当するファイルの読み出しにの際に用い
る先読みバッファ33を確保させる(S43)。また、
ビデオファイルシステム3はファイルシステム4から返
されたファイル識別子をファイルシステムスイッチ2へ
返す(S44)。
【0040】ファイル識別子はファイルシステムスイッ
チ2からサーバソフト1を経て、プロトコル処理部9で
プロトコル処理されて、端末10に渡される。オープン
処理の結果、端末はファイル識別子を得、ビデオファイ
ルシステム内には先読みバッファが該ファイル用に確保
された状態となる。
【0041】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態1のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバ
に出すと、この読み出し要求はプロトコル処理部9によ
ってプロトコル処理された後に、サーバソフト1に伝え
られ、次いで、サーバソフト1からファイルシステムス
イッチ2に伝えられる。ファイルシステムスイッチ2
は、ファイル識別子により該当するファイルシステムを
判定し、HDD用ファイルシステム4に対応したビデオ
ファイルシステム3に対して読み出し要求を出す。
【0042】ビデオファイルシステム3は読み出し要求
を受け取ると、図5の読み出し処理に入り(S51)、
先読みバッファ33に要求されたファイルのデータが先
読みされているかどうかを判定する(S52)。もし、
先読みバッファにデータがなければ、ビデオファイルシ
ステム3は次にファイルのデータの先読みを行っている
かどうかを判定して(S53)、先読みしていない場合
は、先読み機能31に先読みを依頼する(S54)。先
読みが依頼されると、図6の先読み開始に入り(S6
1)、先読み機能31は、ファイルシステム4へデータ
の読み出しを要求し、ファイルシステム4が読み出した
データを先読みバッファ33に読み込む(S62)。そ
して、ファイルシステム4がデータを読み出した後に次
に読み出し要求を出す際には一定時間待つことにより
(S63)、ファイルのデータの読み出し速度を速くし
過ぎないようにする。それから先読み機能31は先読み
終了要求があるかどうかを検査し(S64)、先読み終
了要求があれば先読みを終了する(S66)。先読み終
了要求がない場合、先読み機能31は、先読みバッファ
33のデータが読み出されたどうかを検査し(S6
5)、データが読み出されていた場合はファイルシステ
ム4への読み出し要求に戻りステップS62からステッ
プS65を繰り返し、読み出されていない場合は、先読
み終了要求の有無の判定S64に戻る。
【0043】先読みがなされているかどうかの判定S5
2において先読みバッファ33にデータがある場合に
は、ビデオファイルシステム3は先読みバッファ33か
らデータを取り出して(S55)、ファイルシステムス
イッチ2へ戻す(S56)。そして、読み出されたデー
タはファイルシステムスイッチ2、サーバソフト1を経
由して、プロトコル処理部9でプロトコル処理され、端
末10へ送られる。このようにして、端末はビデオサー
バが提供するファイルのデータの読み出しを行う。従っ
てファイルのデータは常に先読みバッファから端末に送
られることになる。
【0044】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態1のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、オープン処理で得られたファイル識別子を用いてク
ローズ要求をサーバに出すと、このクローズ要求はプロ
トコル処理部9でプロトコル処理された後、サーバソフ
ト1に、次いでサーバソフト1からファイルシステムス
イッチ2に伝えられる。ファイルシステムスイッチ2
は、ファイル識別子により該当するファイルシステムを
判定し、HDD用ファイルシステム4に対応したビデオ
ファイルシステム3に対してクローズ要求を出す。
【0045】ビデオファイルシステム3は図7のクロー
ズ処理に入ると(S71)、ファイルシステム4に対し
てクローズ処理の要求を出す。そして、ファイルシステ
ム4によりHDD6上のファイルのクローズが行われる
と、ビデオファイルシステム3は先読み機能31に先読
みの終了を依頼する(S73)。先読み機能31は図6
のS64において、先読みの終了依頼があるので先読み
を終了する(S66)。ビデオファイルシステム3は、
次に、バッファ管理32にオープン処理のS43におい
て,確保された先読みバッファを解放させ(S74)、
クローズ処理の成功結果をファイルシステムスイッチ2
に返す。クローズ要求成功結果はファイルシステムスイ
ッチ2、サーバソフト1を経由して、プロトコル処理部
9でプロトコル処理されて端末10へ送られ、端末10
がこれを受け取るとクローズ処理は終了する。
【0046】本発明の実施の形態1のビデオサーバ装置
では、内部にバッファを持ち、データをこのバッファに
読み出す先読み機能を持つビデオファイルシステムを備
えることにより、端末がファイルのデータを読み出す場
合は、ビデオファイルシステムがあらかじめバッファへ
読み込んだデータを読み出すことになるため、従来から
のファイルサーバ装置でキャッシュメモリにデータが存
在している場合に相当する高速な転送を常に実現するこ
とが可能になる。このため、ビデオファイルシステムを
持たない従来のファイルサーバ装置では、動画データの
入っているHDDやCD−ROM上のファイルを用い
て、端末において動画再生を行う場合、ファイルのデー
タがキャッシュメモリになかった場合に、記憶装置から
データを読み出すことで遅れが生じることにより動画再
生に十分な転送速度(MPEG1動画の再生の場合は、
1.5Mbps)を得られなくなり、再生不可能となる
ことがあったのに対して、本発明の実施の形態1によ
る、ビデオファイルシステムを備えたビデオサーバ装置
では、このような理由で動画再生が不可能となることは
ない。
【0047】なお、ファイルシステムスイッチとビデオ
ファイルシステム、ファイルシステムによるファイル操
作の機能については、オープン、読み出し、クローズの
他にもファイルの削除機能などが加えられていても良
い。
【0048】また、この例ではファイルの先読み開始を
ファイルの読み出し時に行っているが、ファイルのオー
プン時に行っても良い。
【0049】また、この例ではデータを記憶装置から先
読みする場合に、一定時間待つことにより一定周期を実
現していたが、ビデオサーバで使われているタイムスロ
ット管理によるスケジューリングを用いて一定周期を実
現しても良い。
【0050】また、一定周期で先読みするかわりに、シ
ステムによってファイルごとにあらかじめ定められた周
期でデータを記憶装置から先読みしても良い。この場合
は例えば、HDDやCD−ROMなど記憶装置ごとに周
期を設定しておいたり、HDD内のディレクトリごと
に、そのディレクトリ内のファイルに対する周期を設定
しておくなどの方法で実現できる。
【0051】また、一定周期で先読みするかわりに、フ
ァイル内に設定された設定値に応じた周期でデータを記
憶装置から先読みしても良い。この場合はファイル名の
一部やファイルの先頭部などファイル内の一定部分に周
期を指定する記号や数値を入れておくことなどの方法で
実現できる。
【0052】実施の形態2.本発明の実施の形態2によ
るビデオサーバ装置は、ビデオファイルシステムを備
え、ファイルのデータを一定の周期でバッファへ読み出
す先読み機能を有するものであり、かつ、このビデオフ
ァイルシステムがファイル操作の機能を有するものであ
る。この装置について図面を参照しながら説明する。図
8は本発明の実施の形態2を示す構成図である。図にお
いて34はHDD用、35はCD−ROM用のビデオフ
ァイルシステムで、内部に先読み用バッファを持ち、デ
ータを一定の周期でこのバッファに読み出す機能を持つ
とともに、それぞれ記憶装置HDD6、及びCD−RO
M7に対応して、各記憶装置にデータをファイルとして
扱えるように格納する機能、及びそのファイルに対す
る、オープン、読み出し、書き込み、クローズ機能を持
つものである。他の符号は実施の形態1の説明と同じで
あり、説明を省略する。
【0053】図9は記憶装置6、ファイルシステムスイ
ッチ2、及びビデオファイルシステム34内部の先読み
機能31、バッファ管理32の各機能部分、及びメモリ
上の先読みバッファ33の関係を示した図である。符号
の説明は実施の形態1と同じであり、省略する。
【0054】次に本実施の形態2のビデオサーバ装置に
ついて、図8、図9、及び前出の図5、図6を用いなが
ら、オープン処理、読み出し処理、クローズ処理の際の
動作を説明する。ここでは、端末10がHDD6のデー
タを読み出す場合について説明するが、他の端末や他の
記憶装置についても同様の動作となる。
【0055】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態2のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10が
オープン要求を出してから、ファイルシステムスイッチ
2にオープン要求が渡るまでは、実施の形態1と同様で
ある。
【0056】ファイルシステムスイッチ2は、各ビデオ
ファイルシステムにオープン要求を順番に出すが、これ
はいずれかのビデオファイルシステムからファイル識別
子が得られるまで行われる。もし全てのビデオファイル
システムに要求を出した後でも、いずれのビデオファイ
ルシステムからも失敗しか返されなかった場合には、失
敗という結果がファイルシステムスイッチ2からサーバ
ソフト1、プロトコル処理部9を通じて端末10に返さ
れることになる。
【0057】各ビデオファイルシステムはオープン要求
を受けると、そのファイルが記憶装置にあればファイル
識別子を、なければ失敗をファイルシステムスイッチ2
へ返す。この場合には、ビデオファイルシステム34が
記憶装置6に該当するファイルを見いだし、ファイル識
別子をファイルシステムスイッチ2に返す。
【0058】同時にファイル識別子が得られたならば、
ビデオファイルシステム34はバッファ管理32に、該
当するファイルの読み出しにの際に用いる先読みバッフ
ァ33を確保させる。
【0059】ファイル識別子はファイルシステムスイッ
チ2からサーバソフト1を経て、プロトコル処理部9で
プロトコル処理されて、端末10に渡される。オープン
処理の結果、端末はファイル識別子を得、ビデオファイ
ルシステム内部には先読みバッファが該ファイル用に確
保された状態となる。
【0060】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態2のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求を出して
から、ファイルシステムスイッチ2に読み出し要求が渡
るまでは、実施の形態1と同様である。ファイルシステ
ムスイッチ2は、ファイル識別子により該当するビデオ
ファイルシステムを判定し、HDD用ビデオファイルシ
ステム34に対して読み出し要求を出す。
【0061】ビデオファイルシステム34は読み出し要
求を受け取ると図5の読み出し処理に入り(S51)、
先読みバッファ33に要求されたファイルのデータが先
読みされているかどうかを判定する(S52)。もし、
先読みバッファにデータがなければ、ビデオファイルシ
ステム34は次にファイルのデータの先読みを行ってい
るかどうかを判定して(S53)、先読みしていない場
合は、S54で先読み機能31に先読みを依頼する。先
読みが依頼されると、図6の先読み開始に入り(S6
1)、先読み機能31は、記憶装置6からデータを先読
みバッファ33に読み出す(S62)。そして、次に読
み出す際には一定時間待つことにより(S63)、ファ
イルのデータの読み出し速度を速くし過ぎないようにす
る。それから先読み機能31は先読み終了要求があるか
どうかを検査し(S64)、先読み終了要求があれば先
読みを終了する(S66)。先読み終了要求がない場合
先読み機能31は、先読みバッファ33のデータが読み
出されたどうかを検査し(S65)、データが読み出さ
れていた場合はデータの読み出しに戻りステップS62
からステップS65を繰り返し、読み出されていない場
合は、先読み終了要求の有無の判定S64に戻る。
【0062】先読みがなされているかどうかの判定S5
2において先読みバッファ33にデータがある場合に
は、ビデオファイルシステム34は先読みバッファ33
からデータを取り出して(S55)、ファイルシステム
スイッチ2へ戻す(S56)。そして、読み出されたデ
ータはファイルシステムスイッチ2、サーバソフト1を
経由して、プロトコル処理部9でプロトコル処理され、
端末10へ送られる。
【0063】このようにして、端末はビデオサーバが提
供するファイルのデータの読み出しを行う。従ってファ
イルのデータは常に先読みバッファから端末に送られる
ことになる。
【0064】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態2のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10が
ファイル識別子を用いてクローズ要求を出してから、フ
ァイルシステムスイッチ2に伝えられるまでは、実施の
形態1と同様である。ファイルシステムスイッチ2は、
ファイル識別子により該当するビデオファイルシステム
を判定し、HDD用ビデオファイルシステム34に対し
てクローズ要求を出す。
【0065】ビデオファイルシステム34はクローズ要
求を受けて、HDD6上のファイルのクローズを行い、
先読み機能31に先読みの終了を依頼する。先読み機能
31は図6のS64において、先読みの終了依頼がある
ので先読みを終了する(S66)。ビデオファイルシス
テム34は次に、バッファ管理32にオープン処理の際
に確保された先読みバッファの解放をさせ、クローズ処
理の成功結果をファイルシステムスイッチ2に返す。ク
ローズ要求成功結果はファイルシステムスイッチ2、サ
ーバソフト1を経由して、プロトコル処理部9でプロト
コル処理されて端末10へ送られ、端末10がこれを受
け取るとクローズ処理は終了する。
【0066】本発明の実施の形態2のビデオサーバ装置
では、内部にバッファを持ち、データをこのバッファに
読み出す先読み機能を持つビデオファイルシステムを備
えることにより、端末がファイルのデータを読み出す場
合は、ビデオファイルシステムがあらかじめバッファへ
読み込んだデータを読み出すことになるため、高速な転
送を常に実現することが可能であり、記憶装置からデー
タを読み出すことで遅れが生じるという理由で動画再生
が不可能となることはない。
【0067】なお、ファイルシステムスイッチとビデオ
ファイルシステム、ファイルシステムによるファイル操
作の機能については、ファイルの削除機能などが加えら
れていても良い。
【0068】また、ファイルの先読み開始は、ファイル
のオープン時に行っても良く、データを記憶装置から先
読みする際の一定周期の実現に、ビデオサーバで使われ
ているタイムスロット管理によるスケジューリングを用
いても良い。
【0069】また、一定周期で先読みするかわりに、シ
ステムによってファイルごとにあらかじめ定められた周
期でデータを記憶装置から先読みしても、ファイル内に
設定された設定値に応じた周期でデータを記憶装置から
先読みしても良い。
【0070】実施の形態3.本発明の実施の形態3によ
るビデオサーバ装置は、要求レート制御手段を備えて、
端末からの要求を一定の時間間隔で転送するものであ
る。このビデオサーバ装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0071】図10は本発明の実施の形態3を示す構成
図である。図において8aは要求レート制御手段で、プ
ロトコル処理部9が処理した端末からサーバへのファイ
ルについての要求を、あらかじめ設定された転送レート
になるように算出した処理時間間隔で、サーバソフト1
に渡す。他の符号は実施の形態1の説明と同じであり、
説明を省略する。
【0072】図11はサーバソフト1、プロトコル処理
部9、及び要求レート制御手段8a内部のレート管理8
1、レート制御キュー82との関係を示した図である。
図11において、レート管理81は、ファイルのオープ
ン処理に際してメモリ上にレート制御キュー82を確保
し、クローズ処理に際してこれを解放する。レート制御
キュー82は、要求レート制御手段8aが一定の転送レ
ートで端末からの要求を伝えるために、要求を待機させ
るのに用いられる。図12は要求レート制御手段のオー
プン処理の動作フロー図、図13は要求レート制御手段
の読み出し処理の動作フロー図である。
【0073】次に本実施の形態3のビデオサーバ装置に
ついて、図10、図11、図12、図13を用いなが
ら、オープン処理、読み出し処理、クローズ処理の際の
動作を説明する。ここでは、端末10がHDD6のデー
タを読み出す場合について説明するが、他の端末や他の
記憶装置についても同様の動作となる。
【0074】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態3のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10
が、ビデオサーバのファイルに対してオープンを要求す
るとオープン要求はプロトコル処理部9によってプロト
コル処理されてから、要求レート制御手段8aに出され
る。この時要求レート制御手段もオープン処理を開始す
る(図12のS121)。要求レート制御手段8aは、
オープン要求をサーバソフト1に出し、次いでサーバソ
フト1はオープン要求をファイルシステムスイッチ2に
出す。ファイルシステムスイッチ2は、各ファイルシス
テムにオープン要求を順番に出すが、これはいずれかの
ファイルシステムからファイル識別子が得られるまで行
われる。もし全てのファイルシステムに要求を出した後
でも、いずれのファイルシステムからも失敗しか返され
なかった場合には、失敗という結果がファイルシステム
スイッチ2からサーバソフト1、プロトコル処理部9を
通じて端末10に返されることになる。各ファイルシス
テムはファイルのオープン要求を受け取ると、そのファ
イルが記憶装置にあればファイル識別子を、なければ失
敗をファイルシステムスイッチ2に返す。この場合は、
該当するファイルがHDD6にあり、ファイルシステム
4がファイル識別子をファイルシステム2に返す。
【0075】ファイル識別子はファイルシステムスイッ
チ2からサーバソフト1に、次いで要求レート制御手段
8aに渡される。要求レート制御手段8aは、図12の
S122においてサーバソフト1のオープン処理が成功
した場合、すなわちファイル識別子が取得された場合、
このファイル識別子を渡された際に、レート管理81に
レート制御キューを確保させ(S123)、処理時間間
隔を初期化する。ファイル識別子は要求レート制御手段
8aから、プロトコル処理部9に渡され、プロトコル処
理部9はファイル識別子をプロトコル処理して端末10
へ返す。オープン処理の結果、端末はファイル識別子を
得、要求レート制御手段においては、転送レート制御の
準備が整う。
【0076】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態3のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバ
に出すと、この読み出し要求はプロトコル処理部9によ
ってプロトコル処理された後、要求レート制御手段8a
に渡され、要求レート制御手段8aは図13の読み出し
処理に入る(S131)。要求レート制御手段8aにつ
いては、一定速度での転送を実現するように算定された
処理時間間隔があらかじめ設定されている。要求レート
制御手段8aが読み出し要求を受けると、処理時間間隔
が初期化されているので、まず最初の読み出し要求はサ
ーバソフト1に渡し、次からは前回処理した時点から該
処理時間間隔以上の時間が経過しているかどうかをS1
32で判定し、経過している場合にはサーバソフト1に
読み出し要求を渡し(S133)、経過していない場合
には、レート制御キュー82に読み出し要求を追加する
(S134)。レート制御キュー82に追加された読み
出し要求は処理時間間隔経過した時点で要求レート制御
手段8aによって取り出されサーバソフト1に渡され
る。
【0077】次いで読み出し要求はサーバソフト1から
ファイルシステムスイッチ2に渡され、ファイルシステ
ムスイッチ2は、ファイル識別子により該当するファイ
ルシステムを判定し、HDD用ファイルシステム4に対
して読み出し要求を出す。ファイルシステム4によって
HDD6から読み出されたデータは、ファイルシステム
スイッチ2、サーバソフト1、要求レート制御手段8a
を経由して、プロトコル処理部9によってプロトコル処
理されて、端末10に送られる。このようにして、端末
10はビデオサーバが提供するファイルのデータを読み
出す。従って、端末からの要求は常に一定の時間間隔で
処理されることになる。
【0078】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態3のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、オープン処理で得られたファイル識別子を用いてク
ローズ要求をサーバに出すと、このクローズ要求はプロ
トコル処理部9でプロトコル処理された後、サーバソフ
ト1に、次いでサーバソフト1からファイルシステムス
イッチ2に伝えられ、ファイルシステムスイッチ2は、
ファイル識別子により該当するファイルシステムを判定
し、HDD用ファイルシステム4に対してクローズ要求
を出す。ファイルシステム4は、クローズ処理を行い、
クローズ要求の成功をファイルシステムスイッチ2に返
し、クローズ要求成功結果はファイルシステムスイッチ
2、サーバソフト1を経由して要求レート制御手段8a
に伝えられる。
【0079】要求レート制御手段8aはレート管理81
にレート制御キュー82を解放させ、クローズ要求成功
結果をプロトコル処理部9に渡し、クローズ要求成功結
果はプロトコル処理部9でプロトコル処理されて端末1
0へ送られる。端末10がこの成功結果を受け取るとク
ローズ処理は終了する。
【0080】本発明の実施の形態3のビデオサーバ装置
では、要求レート制御手段を備えることにより、端末か
らの要求は適宜レート制御キューにおいて待機した後に
サーバソフトに渡されることで一定の転送レートが実現
される。従って、複数の端末がサーバに接続している状
態で、いくつかの端末において処理を行っている際にあ
る端末が大きな要求を出した場合であっても、いずれの
要求も要求レート制御手段によって一定の時間間隔でサ
ーバに渡されるため、どれかの端末について処理に遅延
が出ることはない。このため、要求レート制御手段を持
たない従来のファイルサーバ装置では、ある端末におい
て動画再生を行っている際に他の端末から多くの要求が
出されると、動画再生を行いたい端末の処理が順番待ち
となって後回しになり、処理の遅れのために動画再生に
十分な転送速度(MPEG1動画の再生の場合は、1.
5Mbps)を得られなくなり、再生不可能となること
があったのに対して、本発明の実施の形態3における、
要求レート制御手段を備えたビデオサーバ装置では要求
レート制御手段が必要な転送レートに応じた時間間隔で
の読み出し要求転送処理をサポートするので、常に十分
な転送速度を維持できるため、上記のような理由で動画
再生が不可能となることはない。
【0081】実施の形態4.本発明の実施の形態4によ
るビデオサーバ装置は、要求レート制御手段を備えて、
端末からの要求を一定の時間間隔で転送するもので、か
つ、この要求レート制御手段が、端末からの要求をファ
イルシステムスイッチへ伝える機能を持つものである。
このビデオサーバ装置について、図面を参照しながら説
明する。図15は本発明の実施の形態4を示す構成図で
ある。符号の説明は実施の形態3の説明と同じであり、
省略する。
【0082】図16はファイルシステムスイッチ2、プ
ロトコル処理部9、及び要求レート制御手段8aの内部
のレート管理81、レート制御キュー82との関係を示
した図である。符号の説明は実施の形態3の説明と同じ
である。図21は要求レート制御手段の読み出し処理の
動作フロー図である。
【0083】次に本実施の形態4のビデオサーバ装置に
ついて図15、図16、図21、及び前出の図12を用
いながら、オープン処理、読み出し処理、クローズ処理
の際の動作を説明する。ここでは、端末10がHDD6
のデータを読み出す場合について説明するが、他の端末
や他の記憶装置についても同様の動作となる。
【0084】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態4のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10が
オープン要求を出してから、要求レート制御手段8aが
オープン処理(図12のS121)を開始するまでは実
施の形態3と同様である。
【0085】要求レート制御手段8aは受け取ったオー
プン要求をファイルシステムスイッチ2に出す。ファイ
ルシステムスイッチ2がオープン要求を受け取ってから
ファイル識別子を得るまでは、実施の形態3と同様であ
り、ファイルシステムスイッチ2はこのファイル識別子
を要求レート制御手段8aに返す。以降は、実施の形態
3において、要求レート手段8aがファイル識別子を渡
されて図12のS122に入ってからと同様の動作とな
る。オープン処理の結果、端末はファイル識別子を得、
要求レート制御手段においては、転送レート制御の準備
が整う。
【0086】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態4のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が読み出し要求を出
してから、この読み出し要求が要求レート制御手段8a
に渡るまでは実施の形態3と同様である。
【0087】要求レート制御手段8aは図21の読み出
し処理に入る(S211)。要求レート制御手段8aに
ついては、一定速度での転送を実現するように算定され
た処理時間間隔があらかじめ設定されている。要求レー
ト制御手段8aが読み出し要求を受けると、処理時間間
隔が初期化されているので、まず最初の読み出し要求は
ファイルシステムスイッチ2に渡し、次からは前回処理
した時点から該処理時間間隔以上の時間が経過している
かどうかを判定し(S212)、経過している場合には
ファイルシステムスイッチ2に読み出し要求を渡し(S
213)、経過していない場合には、レート制御キュー
82に読み出し要求を追加する(S214)。レート制
御キュー82に追加された読み出し要求は処理時間間隔
経過した時点で要求レート制御手段8aによって取り出
されファイルシステムスイッチ2に渡される。
【0088】次いで読み出し要求はサーバソフト1から
ファイルシステムスイッチ2に渡され、ファイルシステ
ムスイッチ2は、ファイル識別子により該当するファイ
ルシステムを判定し、HDD用ファイルシステム4に対
して読み出し要求を出す。ファイルシステム4によって
HDD6から読み出されたデータは、ファイルシステム
スイッチ2、要求レート制御手段8aを経由して、プロ
トコル処理部9によってプロトコル処理されて、端末1
0に送られる。このようにして、端末10はビデオサー
バが提供するファイルのデータを読み出す。従って、端
末からの要求は常に一定の時間間隔で処理されることに
なる。
【0089】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態4のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、クローズ要求を出してから、このクローズ要求が要
求レート制御手段8aに渡るまでは、実施の形態3と同
様である。
【0090】要求レート制御手段8aはこのクローズ要
求をファイルシステムスイッチ2に渡す。その後、ファ
イルシステムスイッチ2にクローズ要求成功結果が返さ
れるまでも、実施の形態3と同様である。クローズ要求
成功結果はファイルシステムスイッチ2から、要求レー
ト制御手段8aに伝えられる。その後も実施の形態3と
同様で、レート制御キュー82が解放され、クローズ要
求成功結果が端末10に渡され、クローズ処理は終了す
る。
【0091】本発明の実施の形態4のビデオサーバ装置
では、要求レート制御手段を備えることにより、端末か
らの読み出し要求は適宜レート制御キューにおいて待機
した後に渡されるので、複数の端末がサーバに接続して
いる状態であっても、いずれの端末についてもその要求
は一定の時間間隔で処理される。このため、従来のファ
イルサーバ装置であったような、他の端末からの多くの
要求による処理の遅れのために動画再生が不可能となる
問題はない。
【0092】実施の形態5.本発明の実施の形態5によ
るビデオサーバ装置は、応答レート制御手段を備えて、
端末への応答を一定の時間間隔で転送するものである。
このビデオサーバ装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0093】図17は本発明の実施の形態5を示す構成
図である。8bは応答レート制御手段で、サーバソフト
1から端末へ向けて送られるデータを、あらかじめ設定
された転送レートになるように算出した処理時間間隔
で、プロトコル処理部9に渡す。他の符号は実施の形態
1の説明と同じであり、説明を省略する。
【0094】図18はサーバソフト1、プロトコル処理
部9、及び応答レート制御手段8b内部のレート管理8
1、レート制御キュー82との関係を示した図である。
図18において、レート管理81は、ファイルのオープ
ン処理に際してメモリ上にレート制御キュー82を確保
し、クローズ処理に際してこれを解放する。レート制御
キュー82は、応答レート制御手段8bが一定の転送レ
ートで端末への応答を伝えるために、データを待機させ
るのに用いられる。図14は応答レート制御手段の読み
出し処理の動作フロー図である。
【0095】次に本実施の形態5のビデオサーバ装置に
ついて図17、図18、図14、及び前出の図12を用
いながら、オープン処理、読み出し処理、クローズ処理
の際の動作を説明する。ここでは、端末10がHDD6
のデータを読み出す場合について説明するが、他の端末
や他の記憶装置についても同様の動作となる。
【0096】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態5のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10
が、ビデオサーバのファイルに対してオープンを要求す
るとオープン要求はプロトコル処理部9によってプロト
コル処理されてから、応答レート制御手段8bに渡され
る。この時応答レート制御手段8bもオープン処理を開
始し(図12のS121)、オープン要求をサーバソフ
ト1に伝える。サーバソフト1は受け取ったファイルの
オープン要求をファイルシステムスイッチ2に出す。フ
ァイルシステムスイッチ2がオープン要求を受け取って
からファイル識別子を得て、サーバソフト1に渡すまで
は、実施の形態3と同様である。
【0097】サーバソフト1はファイル識別子を応答レ
ート制御手段8bに渡し、応答レート制御手段8bは、
サーバソフト1のオープン処理が成功した場合(S12
2)、すなわちファイル識別子が取得された場合、この
ファイル識別子を渡された際に、レート管理81にレー
ト制御キューを確保させ(S123)、処理時間間隔を
初期化する。
【0098】ファイル識別子は応答レート制御手段8b
から、プロトコル処理部9に渡され、プロトコル処理部
9はファイル識別子をプロトコル処理して端末10へ返
す。オープン処理の結果、端末はファイル識別子を得、
応答レート制御手段においては、転送レート制御の準備
が整う。
【0099】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態5のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバ
に出すと、この読み出し要求はプロトコル処理部9によ
ってプロトコル処理された後、応答レート制御手段8b
を通り、サーバソフト1に渡される。サーバソフト1は
ファイルシステムスイッチ2に読み出し要求を出し、フ
ァイルシステムスイッチ2は、ファイル識別子により該
当するファイルシステムを判定し、HDD用ファイルシ
ステム4に対して読み出し要求を出す。ファイルシステ
ム4によってHDD6から読み出されたデータは、ファ
イルシステムスイッチ2、サーバソフト1を経由して、
応答レート制御手段8bに渡される。
【0100】応答レート制御手段8bはデータを受け取
ると、図14の読み出し処理に入る(S141)。応答
レート制御手段8bについては、一定速度での転送を実
現するように算定された処理時間間隔があらかじめ設定
されている。応答レート制御手段8bは、処理時間間隔
が初期化されているので、まず最初のデータはプロトコ
ル処理部9に渡し、次からはデータを受け取ると、前回
処理した時点から該処理時間間隔以上の時間が経過して
いるかどうかを判定し(S142)、経過している場合
にはプロトコル処理部9にデータを渡し(S143)、
経過していない場合には、レート制御キュー82にデー
タを追加する(S144)。レート制御キュー82に追
加されたデータは処理時間間隔経過した時点で応答レー
ト制御手段8bによって取り出されプロトコル処理部9
に渡される。プロトコル処理部9に渡されたデータはプ
ロトコル処理されて、端末10に送られる。
【0101】このようにして、端末10はビデオサーバ
が提供するファイルのデータを読み出す。従って、デー
タは常に一定の時間間隔でプロトコル処理部を通して、
端末へ送られることになる。
【0102】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態5のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、オープン処理で得られたファイル識別子を用いてク
ローズ要求をサーバに出すと、このクローズ要求はプロ
トコル処理部9でプロトコル処理された後、サーバソフ
ト1に、次いでサーバソフト1からファイルシステムス
イッチ2に伝えられる。ファイルシステムスイッチ2
は、ファイル識別子により該当するファイルシステムを
判定し、HDD用ファイルシステム4に対してクローズ
要求を出す。ファイルシステム4は、クローズ処理を行
い、クローズ要求の成功をファイルシステムスイッチ2
に返し、クローズ要求成功結果はファイルシステムスイ
ッチ2、サーバソフト1を経由して応答レート制御手段
8bに伝えられる。
【0103】応答レート制御手段8bはレート管理81
にレート制御キュー82を解放させ、クローズ要求成功
結果をプロトコル処理部9に渡し、クローズ要求成功結
果はプロトコル処理部9でプロトコル処理されて端末1
0へ送られる。端末10がこれを受け取るとクローズ処
理は終了する。
【0104】本発明の実施の形態5のビデオサーバ装置
では、応答レート制御手段を備えることにより、端末へ
の応答は適宜レート制御キューにおいて待機した後に渡
されるので、複数の端末がサーバに接続している状態で
あっても、いずれの端末についても応答は一定の時間間
隔で転送される。このため、従来のファイルサーバ装置
であったような、他の端末からの多くの要求による処理
の遅れのために動画再生が不可能となる問題はない。
【0105】実施の形態6.本発明の実施の形態6によ
るビデオサーバ装置は、応答レート制御手段を備えて、
端末への応答を一定の時間間隔で転送するもので、か
つ、この応答レート制御手段が、端末からの要求をファ
イルシステムスイッチへ伝える機能を持つものである。
このビデオサーバ装置について、図面を参照しながら説
明する。図19は本発明の実施の形態6を示す構成図で
ある。符号の説明は実施の形態5と同じであり、省略す
る。
【0106】図20はファイルシステムスイッチ2、プ
ロトコル処理部9、及び応答レート制御手段8b内部の
レート管理81、レート制御キュー82との関係を示し
た図である。符号の説明は実施の形態5と同じである。
【0107】次に本実施の形態6のビデオサーバ装置に
ついて図19、図20、及び前出の図12、図14を用
いながら、オープン処理、読み出し処理、クローズ処理
の際の動作を説明する。ここでは、端末10がHDD6
のデータを読み出す場合について説明するが、他の端末
や他の記憶装置についても同様の動作となる。
【0108】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態6のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10が
オープン要求を出してから、応答レート制御手段8bが
オープン処理(図12のS121)を開始するまでは実
施の形態5と同様である。応答レート制御手段8bは受
け取ったオープン要求をファイルシステムスイッチ2に
出す。ファイルシステムスイッチ2がオープン要求を受
け取ってからファイル識別子を得るまでは、実施の形態
3と同様であり、ファイルシステムスイッチ2はこのフ
ァイル識別子を応答レート制御手段8bに返す。以降
は、実施の形態5において、応答レート手段8bがファ
イル識別子を渡されてからと同様である。オープン処理
の結果、端末はファイル識別子を得、応答レート制御手
段においては、転送レート制御の準備が整う。
【0109】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態6のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が読み出し要求を出
してから、この読み出し要求が応答レート制御手段8b
に渡るまでは実施の形態5と同様である。応答レート制
御手段8bはファイルシステムスイッチ2に読み出し要
求を出す。ファイルシステムスイッチ2が読み出し要求
を受け取ってから、読み出されたデータを得るまでは、
実施の形態5と同様である。ファイルシステムスイッチ
2はデータを応答レート制御手段に渡す。応答レート制
御手段8bがデータを受け取って、図14のS141の
読み出し処理に入ってからは、実施の形態5と同様であ
る。
【0110】このようにして、端末10はビデオサーバ
が提供するファイルのデータを読み出す。従ってデータ
は常に一定の時間間隔で、プロトコル処理部を通して端
末に送られることになる。
【0111】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態6のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、クローズ要求を出してから、このクローズ要求が応
答レート制御手段8bに渡るまでは、実施の形態5と同
様である。
【0112】応答レート制御手段8bはこのクローズ要
求をファイルシステムスイッチ2に渡す。その後、ファ
イルシステムスイッチ2にクローズ要求成功結果が返さ
れるまでも、実施の形態3と同様である。クローズ要求
成功結果はファイルシステムスイッチ2から、応答レー
ト制御手段8bに伝えられる。その後も実施の形態3と
同様で、レート制御キュー82が解放され、クローズ要
求成功結果が端末10に渡され、クローズ処理は終了す
る。
【0113】本発明の実施の形態6のビデオサーバ装置
では、応答レート制御手段を備えることにより、端末へ
の応答は適宜レート制御キューにおいて待機した後に渡
されるので、複数の端末がサーバに接続している状態で
あっても、いずれの端末についても応答は一定の時間間
隔で転送される。このため、従来のファイルサーバ装置
であったような、他の端末からの多くの要求による処理
の遅れのために動画再生が不可能となる問題はない。
【0114】実施の形態7.本発明の実施の形態7によ
るビデオサーバ装置は、ビデオファイルシステムを備
え、ファイルのデータを一定の周期でバッファへ読み出
す先読み機能を有するとともに、要求レート制御手段を
備え、端末からの要求を一定レートで転送するものであ
る。この装置について図面を参照しながら説明する。
【0115】図22は本発明の実施の形態7を示す構成
図である。図において8aは要求レート制御手段で、プ
ロトコル処理部9が処理した端末からサーバへのファイ
ルについての要求を、あらかじめ設定された転送レート
になるように算出した処理時間間隔で、サーバソフト1
に渡す。他の符号は実施の形態1の説明と同じであり、
説明を省略する。
【0116】次に実施の形態7のビデオサーバ装置につ
いて、図22、及び前出の図3、図4、図5、図6、図
7、図11、図12、図13を用いながら、オープン処
理、読み出し処理、クローズ処理の際の動作を説明す
る。ここでは、端末10がHDD6のデータを読み出す
場合について説明するが、他の端末や他の記憶装置につ
いても同様の動作となる。
【0117】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態7のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10
が、ビデオサーバのファイルに対してオープンを要求す
るとオープン要求はプロトコル処理部9によってプロト
コル処理されてから、要求レート制御手段8aに渡され
る。この時要求レート制御手段もオープン処理を開始す
る(図12のS121)。オープン要求はサーバソフト
1に伝えられ、サーバソフト1はこのオープン要求をフ
ァイルシステムスイッチ2に出す。
【0118】ファイルシステムスイッチ2は、各ビデオ
ファイルシステムにオープン要求を順番に出すが、これ
はいずれかのビデオファイルシステムからファイル識別
子が得られるまで行われる。もし全てのビデオファイル
システムに要求を出した後でも、いずれのビデオファイ
ルシステムからも失敗しか返されなかった場合には、失
敗という結果がファイルシステムスイッチ2からサーバ
ソフト1、プロトコル処理部9を通じて端末10に返さ
れることになる。
【0119】ビデオファイルシステム3はオープン要求
を受けると図4のオープン処理に入り(S41)、ファ
イルシステムへのオープン処理を行い(S42)、それ
ぞれのファイルシステムにオープン要求を出す。各ファ
イルシステム4、5はファイルのオープン要求を受けと
ると、そのファイルが記憶装置にあればファイル識別子
を、なければ失敗をビデオファイルシステム3へ返す。
この場合には、ファイルシステム4が記憶装置6に該当
するファイルを見いだし、ファイル識別子をビデオファ
イルシステム3に返す。オープン処理が成功し、ファイ
ル識別子が得られたならば、ビデオファイルシステム3
はバッファ管理32に先読みバッファ33をオープンさ
れたファイル用に確保させ(S43)、ファイルシステ
ム4から返されたファイル識別子をファイルシステムス
イッチ2へ返し、ファイルシステムスイッチ2は、ファ
イル識別子をサーバソフト1に返す。
【0120】サーバソフト1はファイル識別子を要求レ
ート制御手段8aに渡し、要求レート制御手段8aは、
図12のS122においてサーバソフト1のオープン処
理が成功した場合、すなわちファイル識別子が取得され
た場合、このファイル識別子を渡された際に、レート管
理81にレート制御キューを確保させ(S123)、処
理時間間隔を初期化する。一方ファイル識別子は要求レ
ート制御手段8aから、プロトコル処理部9に渡され、
プロトコル処理部9はファイル識別子をプロトコル処理
して端末10へ返す。
【0121】オープン処理の結果、端末はファイル識別
子を得、要求レート制御手段においては、レート制御の
準備が整い、ビデオファイルシステム内部には先読みバ
ッファが該ファイル用に確保された状態となる。
【0122】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態7のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバ
に出すと、この読み出し要求はプロトコル処理部9によ
ってプロトコル処理された後に要求レート制御手段8a
に渡され、要求レート制御手段8aは図13の読み出し
処理に入る(S131)。要求レート制御手段8aにつ
いては、一定速度での転送を実現するように算定された
処理時間間隔があらかじめ設定されている。要求レート
制御手段8aが読み出し要求を受けると、処理時間間隔
が初期化されているので、まず最初の読み出し要求はサ
ーバソフト1に渡し、次からは前回処理した時点からそ
の処理時間間隔以上の時間が経過しているかどうかをS
132で判定し、経過している場合にはサーバソフト1
に読み出し要求を渡し(S133)、経過していない場
合には、レート制御キュー82に読み出し要求を追加す
る(S134)。レート制御キュー82に追加された読
み出し要求は処理時間間隔経過した時点で要求レート制
御手段8aによって取り出されサーバソフト1に渡され
る。
【0123】次いで読み出し要求はサーバソフト1から
ファイルシステムスイッチ2に渡され、ファイルシステ
ムスイッチ2は、ファイル識別子により該当するファイ
ルシステムを判定し、HDD用ファイルシステム4に対
応したビデオファイルシステム3に対して読み出し要求
を出す。
【0124】ビデオファイルシステム3は読み出し要求
を受け取ると読み出し処理(図5のS51)に入り、先
読みバッファ33に要求されたファイルのデータが先読
みされているかどうかを判定する(S52)。もし、先
読みバッファにデータがなければ、ビデオファイルシス
テム3は次にファイルのデータの先読みを行っているか
どうかを判定して(S53)、先読みしていない場合
は、S54で先読み機能31に先読みを依頼する(図6
のS61)。この場合、先読みが依頼されると、先読み
機能31は、ファイルシステム4へデータの読み出しを
要求し、ファイルシステム4が読み出したデータを先読
みバッファ33に読み込む(S62)。そして、ファイ
ルシステム4がデータを読み出した後に、次に読み出し
要求を出すまで一定時間待つことにより(S63)、フ
ァイルのデータの読み出し速度を速くし過ぎないように
する。それから先読み機能31は、先読み終了要求があ
るかどうかを検査し(S64)、先読み終了要求があれ
ば先読みを終了する(S66)。先読み終了要求がない
場合には、先読み機能31は、先読みバッファ33のデ
ータが読み出されたどうかを検査し(S65)、データ
が読み出されていた場合はファイルシステム4への読み
出し要求に戻り、S62からS65のステップを繰り返
し、読み出されていない場合は、先読み終了要求の有無
の判定S64に戻る。
【0125】先読みがなされているかどうかの判定、す
なわち図5のS52において先読みバッファ33にデー
タがある場合には、ビデオファイルシステム3は先読み
バッファ33からデータを取り出して(S55)、ファ
イルシステムスイッチ2へ渡す(S56)。そして、読
み出されたデータはファイルシステムスイッチ2、サー
バソフト1を経由し、プロトコル処理部9でプロトコル
処理されて端末10へ送られる。
【0126】このようにして、端末はビデオサーバが提
供するファイルのデータの読み出しを行う。従って、端
末からの読み出し要求は、常に一定の時間間隔でサーバ
ソフトに伝えられ、ファイルのデータは、常に先読みバ
ッファから端末に送られることになる。
【0127】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態7のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、オープン処理で得られたファイル識別子を用いてク
ローズ要求をサーバに出すと、このクローズ要求はプロ
トコル処理部9でプロトコル処理された後、要求レート
制御手段8aを通してサーバソフト1に、次いでサーバ
ソフト1からファイルシステムスイッチ2に伝えられ、
ファイルシステムスイッチ2は、ファイル識別子により
該当するファイルシステムを判定し、HDD用ファイル
システム4に対応したビデオファイルシステム3に対し
てクローズ要求を出す。
【0128】ビデオファイルシステムがクローズ要求を
受けてクローズ処理に入ると(図7のS71)ファイル
システム4に対してクローズ処理の要求を出す。そし
て、ファイルシステム4によりHDD上のファイルのク
ローズが行われると、ビデオファイルシステム3は先読
み機能31に先読みの終了を依頼する(S73)。先読
み機能31は先読みの図6においてS64で先読みの終
了依頼があるので先読みを終了する(S96)。ビデオ
ファイルシステム3は次にバッファ管理32にオープン
処理の際S43において確保された先読みバッファの解
放をさせ(S74)、クローズ処理の成功結果をファイ
ルシステムスイッチ2に返す。
【0129】クローズ要求成功結果はファイルシステム
スイッチ2から、サーバソフト1を経由して要求レート
制御手段8aに伝えられる。要求レート制御手段8aは
レート管理81にレート制御キュー82を解放させる、
そして要求レート制御手段8aはクローズ要求成功結果
をプロトコル処理部9に渡し、クローズ要求成功結果は
プロトコル処理部9でプロトコル処理されて端末10へ
送られ、端末10がこれを受け取るとクローズ処理は終
了する。
【0130】本発明の実施の形態7のビデオサーバ装置
では、端末からの要求を一定の時間間隔でサーバソフト
に転送する要求レート制御手段と、先読み機能を持つビ
デオファイルシステムとを備えることにより、端末から
の要求は一定の転送レートでサーバソフトに渡され、ま
たファイルのデータの読み出しにあたってはビデオファ
イルシステムが内部に持つバッファに読み込んだデータ
を読み出すことになる。従って、複数の端末がサーバに
接続している状態で、ある端末が大きな要求を出した場
合であっても、いずれの端末の要求も要求レート制御手
段によって一定の時間間隔でサーバに渡されるため、ど
の端末についての処理にも遅延が出ることはなく、また
データの転送にあたっては、常に先読みバッファからな
されるために高速であり、記憶装置からの読み出しのた
めに転送が遅延することもなくなる。その結果、複数の
端末に対しても常に高速に、かつ一定速度でのデータ転
送が可能となる。
【0131】従来のファイルサーバ装置では、複数の端
末を有する構成の場合に、ある端末で記憶装置上の動画
データのファイルを用いて動画再生を行っていて、他の
端末から多くの要求が出された際に、動画再生を行いた
い端末の処理に影響があった場合や、動画データがキャ
ッシュメモリに存在せず記憶装置からデータを読み出す
ことで遅れが生じる場合などに、動画再生に十分な転送
速度を得られなくなり、再生不可能となることがあった
のに対して、本発明の実施の形態7におけるビデオサー
バ装置では、要求レート制御手段が複数端末に対しても
転送レートに応じた時間間隔での処理をサポートするの
とあわせ、ビデオファイルシステムが常に先読みしたデ
ータを端末に転送するので常時十分な転送速度を維持で
きるのでこのような理由で動画再生が不可能になること
はない。
【0132】なお、ファイルシステムスイッチとビデオ
ファイルシステム、ファイルシステムによるファイル操
作の機能については、ファイルの削除機能などが加えら
れていても良い。
【0133】また、ファイルの先読み開始は、ファイル
のオープン時に行っても良く、データを記憶装置から先
読みする際の一定周期の実現に、ビデオサーバで使われ
ているタイムスロット管理によるスケジューリングを用
いても良い。
【0134】また、一定周期で先読みするかわりに、シ
ステムによってファイルごとにあらかじめ定められた周
期でデータを記憶装置から先読みしても、ファイル内に
設定された設定値に応じた周期でデータを記憶装置から
先読みしても良い。
【0135】実施の形態8.本発明の実施の形態8によ
るビデオサーバ装置は、ビデオファイルシステムを備
え、ファイルのデータを一定の周期でバッファへ読み出
す先読み機能を有するとともに、応答レート制御手段を
備え、端末に対する応答を一定レートで転送するもので
ある。この装置について図面を参照しながら説明する。
【0136】図23は本発明の実施の形態8を示す構成
図である。図において8bは応答レート制御手段で、サ
ーバソフト1から端末へ向けて送られるデータをあらか
じめ設定された転送レートになるように算出した処理時
間間隔で、プロトコル処理部9に渡す。他の符号は実施
の形態1の説明と同じであり、説明を省略する。
【0137】次に実施の形態8のビデオサーバ装置につ
いて、図23、及び前出の図3、図4、図5、図6、図
7、図18、図12、図14を用いながら、オープン処
理、読み出し処理、クローズ処理の際の動作を説明す
る。ここでは、端末10がHDD6のデータを読み出す
場合について説明するが、他の端末や他の記憶装置につ
いても同様の動作となる。
【0138】(1)オープン処理 以下に、本実施の形態8のビデオサーバ装置について、
読み書き等ファイル操作に必要なファイル識別子を取得
するためのオープン処理の動作を説明する。端末10
が、ビデオサーバのファイルに対してオープンを要求す
るとオープン要求はプロトコル処理部9によってプロト
コル処理されてから、応答レート制御手段8bに渡され
る。この時応答レート制御手段もオープン処理を開始す
る(図12のS121)。オープン要求はサーバソフト
1に伝えられ、サーバソフト1はこのオープン要求をフ
ァイルシステムスイッチ2に出す。ファイルシステムス
イッチ2がオープン要求を受け取ってからファイル識別
子を得て、サーバソフト1に渡すまでは、実施の形態7
と同様である。
【0139】サーバソフト1はファイル識別子を応答レ
ート制御手段8bに渡し、応答レート制御手段8bは、
図12のS122においてサーバソフト1のオープン処
理が成功した場合、すなわちファイル識別子が取得され
た場合、このファイル識別子を渡された際に、レート管
理81にレート制御キューを確保させ(S123)、処
理時間間隔を初期化する。一方ファイル識別子は応答レ
ート制御手段8bか、プロトコル処理部9に渡され、プ
ロトコル処理部9はファイル識別子をプロトコル処理し
て端末10へ返す。
【0140】オープン処理の結果、端末はファイル識別
子を得、応答レート制御手段においては、レート制御の
準備が整い、ビデオファイルシステム内部には先読みバ
ッファが該ファイル用に確保された状態となる。
【0141】(2)読み出し処理 以下に、本実施の形態8のビデオサーバ装置について、
端末がファイル識別子を用いてファイルのデータを読み
出す際の動作を説明する。端末10が、オープン処理で
得られたファイル識別子を用いて読み出し要求をサーバ
に出すと、この読み出し要求はプロトコル処理部9によ
ってプロトコル処理された後、応答レート制御手段8b
に渡され、応答レート制御手段8bはファイルシステム
スイッチ2に読み出し要求を出す。ファイルシステムス
イッチ2は、ファイル識別子により該当するファイルシ
ステムを判定し、HDD用ファイルシステム4に対応し
たビデオファイルシステム3に対して読み出し要求を出
す。
【0142】ビデオファイルシステム3は読み出し要求
を受け取ると読み出し処理(図5のS51)に入り、先
読みバッファ33に要求されたファイルのデータが先読
みされているかどうかを判定する(S52)。もし、先
読みバッファにデータがなければ、ビデオファイルシス
テム3は次にファイルのデータの先読みを行っているか
どうかを判定して(S53)、先読みしていない場合
は、S54で先読み機能31に先読みを依頼する(図6
のS61)。この場合、先読みが依頼されると、先読み
機能31は、ファイルシステム4へデータの読み出しを
要求する(S62)。そして、ファイルシステム4がデ
ータを読み出した後に、次に読み出し要求を出すまで一
定時間待つ(S63)ことにより、ファイルのデータの
読み出し速度を速くし過ぎないようにする。それから先
読み機能31は先読み終了要求があるかどうかを検査し
(S64)、先読み終了要求があれば先読みを終了する
(S66)。先読み終了要求がない場合には先読み機能
31は、先読みバッファ33のデータが読み出されたど
うかを検査し(S65)、データが読み出されていた場
合はファイルシステム4への読み出し要求に戻りS62
からS65のステップを繰り返し、読み出されていない
場合は、先読み終了要求の有無の判定S64に戻る。
【0143】先読みがなされているかどうかの判定、す
なわち図5のS52において先読みバッファ33にデー
タがある場合には、ビデオファイルシステム3は先読み
バッファ33からデータを取り出して(S55)、ファ
イルシステムスイッチ2へ渡す(S56)。読み出され
たデータは、ファイルシステムスイッチ2をから、応答
レート制御手段8bに渡され、応答レート制御手段8b
は図14の読み出し処理(S141)に入る。
【0144】応答レート制御手段8bについては、一定
速度での転送を実現するように算定された処理時間間隔
があらかじめ設定されている。応答レート制御手段8b
がデータを受けると、処理時間間隔が初期化されている
ので、まず最初のデータはプロトコル処理部9に渡し、
次からは前回処理した時点から該処理時間間隔以上の時
間が経過しているかどうかを判定し(S142)、経過
している場合にはプロトコル処理部9にデータを渡し
(S143)、経過していない場合には、レート制御キ
ュー82にデータを追加する(S144)。レート制御
キュー82に追加されたデータは処理時間間隔経過した
時点で応答レート制御手段8bによって取り出されプロ
トコル処理部9に渡される。プロトコル処理部9に渡さ
れたデータはプロトコル処理されて、端末10に送られ
る。
【0145】このようにして、端末はビデオサーバが提
供するファイルのデータの読み出しを行う。従って、フ
ァイルのデータは常に先読みバッファから送られ、ま
た、常に一定の時間間隔で転送されることになる。
【0146】(3)クローズ処理 以下に、本実施の形態8のビデオサーバ装置について、
端末が読み出しを終わり、ファイルのクローズ要求を出
した際の、クローズ処理の動作を説明する。端末10
が、オープン処理で得られたファイル識別子を用いてク
ローズ要求をサーバに出すと、このクローズ要求はプロ
トコル処理部9でプロトコル処理された後、応答レート
制御手段8bを通してサーバソフト1に、次いでサーバ
ソフト1からファイルシステムスイッチ2に伝えられ
る。ファイルシステムスイッチ2は、ファイル識別子に
より該当するファイルシステムを判定し、HDD用ファ
イルシステム4に対応したビデオファイルシステム3に
対してクローズ要求を出す。
【0147】ビデオファイルシステムがクローズ要求を
受けてクローズ処理に入ると(図7のS71)ファイル
システム4に対してクローズ処理の要求を出す。そし
て、ファイルシステム4によりHDD上のファイルのク
ローズが行われると、ビデオファイルシステム3は先読
み機能31に先読みの終了を依頼する(S73)。先読
み機能31は図6においてS64で先読みの終了依頼が
あるので先読みを終了する(S66)。ビデオファイル
システム3は次にバッファ管理32にオープン処理の際
S43において確保された先読みバッファの解放をさせ
(S74)、クローズ処理の成功結果をファイルシステ
ムスイッチ2に返す。
【0148】クローズ要求成功結果はファイルシステム
スイッチ2から、サーバソフト1を経由して応答レート
制御手段8bに伝えられる。応答レート制御手段8bは
レート管理81にレート制御キュー82を解放させる、
そして応答レート制御手段8bはクローズ要求成功結果
をプロトコル処理部9に渡し、クローズ要求成功結果は
プロトコル処理部9でプロトコル処理されて端末10へ
送られ、端末10がこれを受け取るとクローズ処理は終
了する。
【0149】本発明の実施の形態8のビデオサーバ装置
では、先読み機能を持つビデオファイルシステムと、端
末への応答を一定の時間間隔で転送する応答レート制御
手段とを備えることにより、ファイルのデータの読み出
しにあたってはビデオファイルシステムが内部に持つバ
ッファに読み込んだデータを読み出すことになり、かつ
端末への応答は一定の転送レートで渡される。従って、
データの転送は常に先読みバッファからなされるために
高速であり、記憶装置からの読み出しのために転送が遅
延することもなくなり、また、複数の端末がサーバに接
続している状態で、ある端末が大きな要求を出した場合
であっても、いずれの端末への応答も応答レート制御手
段によって一定の時間間隔で渡されるため、どの端末に
ついても処理に遅延が出ることはなく、その結果、複数
の端末に対しても常に高速に、かつ一定速度でのデータ
転送が可能となる。
【0150】従来のファイルサーバ装置では、複数の端
末を有する構成の場合に、ある端末で記憶装置上の動画
データのファイルを用いて動画再生を行っていて、他の
端末から多くの要求が出された際に、動画再生を行いた
い端末の処理に影響があった場合や、動画データがキャ
ッシュメモリに存在せず記憶装置からデータを読み出す
ことで遅れが生じる場合などに、動画再生に十分な転送
速度を得られなくなり、再生不可能となることがあった
のに対して、本発明の実施の形態8におけるビデオサー
バ装置では、要求レート制御手段が複数端末に対しても
転送レートに応じた時間間隔での処理をサポートするの
とあわせ、ビデオファイルシステムが常に先読みしたデ
ータを端末に転送するので常時十分な転送速度を維持で
きるのでこのような理由で動画再生が不可能になること
はない。
【0151】なお、ファイルシステムスイッチとビデオ
ファイルシステム、ファイルシステムによるファイル操
作の機能については、ファイルの削除機能などが加えら
れていても良い。
【0152】また、ファイルの先読み開始は、ファイル
のオープン時に行っても良く、データを記憶装置から先
読みする際の一定周期の実現に、ビデオサーバで使われ
ているタイムスロット管理によるスケジューリングを用
いても良い。
【0153】また、一定周期で先読みするかわりに、シ
ステムによってファイルごとにあらかじめ定められた周
期でデータを記憶装置から先読みしても、ファイル内に
設定された設定値に応じた周期でデータを記憶装置から
先読みしても良い。
【0154】
【発明の効果】請求項1あるいは請求項2のビデオサー
バ装置によれば、内部にバッファを持ち、データをこの
バッファに周期的に読み出す先読み機能を持つビデオフ
ァイルシステムを備えることにより、端末がファイルの
データを読み出す場合は、ビデオファイルシステムがあ
らかじめバッファへ読み込んだデータを読み出すことに
なるので、常に高速でのデータ転送が実現できる。この
ため、ファイルのデータを記憶装置から読み出すために
転送が遅れるという事態は起こらず、従来の装置のよう
にかかる原因によって動画再生の途切れが起こったり再
生が不可能となったりすることはない。
【0155】請求項3のビデオサーバ装置によれば、転
送レート制御手段を備えることにより、端末との転送が
一定のレートで行われるので、常に定速でのデータ転送
が実現できる。このため、複数の端末を有する構成の場
合に他の端末から多くの要求が出された際にも、その影
響で処理が遅れることはなく十分な転送速度を維持で
き、従来の装置のように他の端末に対する処理の影響に
よって動画再生の途切れが起こったり再生が不可能とな
ったりすることはない。
【0156】請求項4あるいは請求項5のビデオサーバ
装置によれば、端末からの要求を一定時間間隔で処理す
る要求レート制御手段を備えることにより、一定のレー
トでの転送を行い、複数端末に対して常に十分な転送速
度を維持できる。
【0157】請求項6あるいは請求項7のビデオサーバ
装置によれば、端末への応答を一定時間間隔で処理する
応答レート制御手段を備えることにより、一定のレート
での転送を行い、複数端末に対して常に十分な転送速度
を維持できる。
【0158】請求項8のビデオサーバ装置によれば、内
部にバッファを持ち、データをこのバッファに読み出す
先読み機能を持つビデオファイルシステムを備えること
により、端末がファイルのデータを読み出す場合はビデ
オファイルシステムがあらかじめバッファへ読み込んだ
データを読み出すことになり、同時に転送レート制御手
段を備えることにより、端末との転送が一定のレートで
行われるので、常に高速かつ定速でのデータ転送が実現
できる。従って、複数の端末を有する構成の場合にある
端末で動画の再生を行っていて、他の端末から多くの要
求が出された際にも動画再生に十分な転送速度を維持で
きるし、ファイルのデータを記憶装置から読み出すため
に転送が遅れるという事態も起こらず、従来の装置のよ
うにかかる原因によって動画再生の途切れが起こったり
再生が不可能となったりすることはない。
【0159】請求項9のビデオサーバ装置によれば、先
読み機能を持つビデオファイルシステムと、端末からの
要求を一定時間間隔で処理する要求レート制御手段を備
えることにより、常に高速かつ定速でのデータ転送が実
現できる。
【0160】請求項10のビデオサーバ装置によれば、
先読み機能を持つビデオファイルシステムと、端末への
応答を一定時間間隔で処理する応答レート制御手段を備
えることにより、常に高速かつ定速でのデータ転送が実
現できる。
【0161】即ち、本発明のビデオサーバ装置によれ
ば、従来のファイルサーバ装置によりサーバソフトを変
更することなく、従来の装置では困難であったとぎれの
ない動画再生や複数端末への動画データの同時配信を可
能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるビデオサーバ装置
の構成を示すブロック図。
【図2】ビデオサーバ装置におけるファイルサーバとネ
ットワークと端末の関係を示したブロック図。
【図3】本発明の実施の形態1、7及び8によるビデオ
サーバ装置におけるファイルシステムとファイルシステ
ムスイッチとビデオファイルシステム内部の機能の関係
を示した図。
【図4】本発明の実施の形態1、7及び8によるビデオ
サーバ装置におけるビデオファイルシステムのオープン
処理の動作フロー図。
【図5】本発明の実施の形態1、2、7及び8によるビ
デオサーバ装置におけるビデオファイルシステムの読み
出し処理の動作フロー図。
【図6】本発明の実施の形態1、2、7及び8によるビ
デオサーバ装置におけるビデオファイルシステムの先読
み機能の動作フロー図。
【図7】本発明の実施の形態1、7及び8によるビデオ
サーバ装置におけるビデオファイルシステムのクローズ
処理の動作フロー図。
【図8】本発明の実施の形態2によるビデオサーバ装置
の構成を示すブロック図。
【図9】本発明の実施の形態2によるビデオサーバ装置
における記憶装置とファイルシステムスイッチとビデオ
ファイルシステム内部の機能の関係を示した図。
【図10】本発明の実施の形態3によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の実施の形態3及び7によるビデオサ
ーバ装置におけるサーバソフトとプロトコル処理部と要
求レート制御手段または応答レート制御手段内部の機能
の関係を示した図。
【図12】本発明の実施の形態3、4、5、6、7及び
8によるビデオサーバ装置における要求レート制御手段
または応答レート制御手段のオープン処理の動作フロー
図。
【図13】本発明の実施の形態3及び7によるビデオサ
ーバ装置の要求レート制御手段の読み出し処理の動作フ
ロー図。
【図14】本発明の実施の形態5、6及び8によるビデ
オサーバ装置の応答レート制御手段の読み出し処理の動
作フロー図。
【図15】本発明の実施の形態4によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図16】本発明の実施の形態4によるビデオサーバ装
置におけるファイルシステムスイッチとプロトコル処理
部と要求レート制御手段内部の機能の関係を示した図。
【図17】本発明の実施の形態5によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図18】本発明の実施の形態5によるビデオサーバ装
置におけるサーバソフトとプロトコル処理部と応答レー
ト制御手段内部の機能の関係を示した図。
【図19】本発明の実施の形態6によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図20】本発明の実施の形態6によるビデオサーバ装
置におけるファイルシステムスイッチとプロトコル処理
部と応答レート制御手段内部の機能の関係を示した図。
【図21】本発明の実施の形態4によるビデオサーバ装
置の要求レート制御手段の読み出し処理の動作フロー
図。
【図22】本発明の実施の形態7によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図23】本発明の実施の形態8によるビデオサーバ装
置の構成を示すブロック図。
【図24】従来のファイルサーバ装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
6、7、206、207 記憶装置 4、5、204、205 ファイルシステム 2、202 ファイルシステムスイ
ッチ 1、201 サーバソフト 9 プロトコル処理部 10、11、12 端末 2010、2011、2012 端末 13、2013 ネットワーク 3 ビデオファイルシステ
ム 8a 要求レート制御手段 8b 応答レート制御手段 31 先読み機能 32 バッファ管理 33 先読みバッファ 81 レート管理 82 レート制御キュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 義朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末の要求に応じて、動画データ
    を含む各種データを提供するビデオサーバ装置におい
    て、 データを記憶する記憶装置と、 上記記憶装置にデータをファイルとして扱えるように格
    納する機能、及びそのファイルに対しての、オープン、
    読み出し、書き込み、クローズの各機能を持つファイル
    システムと、 端末からのファイルについての要求を複数の上記ファイ
    ルシステムのうち該当するものに伝える機能を持つファ
    イルシステムスイッチと、 バッファを持ち、上記ファイルシステムから得たファイ
    ルのデータを該バッファに一定の周期で、あるいはシス
    テムによってファイル毎にあらかじめ設定された周期
    で、あるいはファイル内に設定された設定値に応じた周
    期で読み出す先読み機能を有するビデオファイルシステ
    ムと、 端末からのファイルについての要求を上記ファイルシス
    テムスイッチへ伝える機能を持つサーバソフトと、 端末とのデータ転送にあたってプロトコル処理を行うプ
    ロトコル処理部とを備えたことを特徴とするビデオサー
    バ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビデオサーバ装置におい
    て、上記ビデオファイルシステムが、上記ファイルシス
    テムの機能を持つものであることを特徴とするビデオサ
    ーバ装置。
  3. 【請求項3】 複数の端末の要求に応じて、動画データ
    を含む各種データを提供するビデオサーバ装置におい
    て、 データを記憶する記憶装置と、 上記記憶装置へデータをファイルとして扱えるように格
    納する機能、及びそのファイルに対しての、オープン、
    読み出し、書き込み、クローズの各機能を持つファイル
    システムと、 端末からのファイルについての要求を複数の上記ファイ
    ルシステムのうち該当するものに伝える機能を持つファ
    イルシステムスイッチと、 端末からのファイルについての要求をファイルシステム
    スイッチへ伝える機能を持つサーバソフトと、 端末とのデータ転送にあたってプロトコル処理を行うプ
    ロトコル処理部と、 端末とのデータ転送が一定の時間間隔で行われるように
    制御する転送レート制御手段とを備えたことを特徴とす
    るビデオサーバ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のビデオサーバ装置におい
    て、 上記転送レート制御手段が端末からの要求を一定の時間
    間隔で転送する要求レート制御手段であることを特徴と
    するビデオサーバ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のビデオサーバ装置におい
    て、 上記要求レート制御手段が、上記サーバソフトの機能を
    持つものであることを特徴とするビデオサーバ装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のビデオサーバ装置におい
    て、 上記転送レート制御手段が端末に対する応答を一定の時
    間間隔で転送する応答レート制御手段であることを特徴
    とするビデオサーバ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のビデオサーバ装置におい
    て、 上記応答レート制御手段が、上記サーバソフトの機能を
    持つものであることを特徴とするビデオサーバ装置。
  8. 【請求項8】 複数の端末の要求に応じて、動画データ
    を含む各種データを提供するビデオサーバ装置におい
    て、 データを記憶する記憶装置と、 上記記憶装置にデータをファイルとして扱えるように格
    納する機能、及びそのファイルに対しての、オープン、
    読み出し、書き込み、クローズの各機能を持つファイル
    システムと、 端末からのファイルについての要求を複数の上記ファイ
    ルシステムのうち該当するものに伝える機能を持つファ
    イルシステムスイッチと、 バッファを持ち、上記ファイルシステムから得たファイ
    ルのデータを該バッファに一定の周期で、あるいはシス
    テムによってファイル毎にあらかじめ設定された周期
    で、あるいはファイル内に設定された設定値に応じた周
    期で読み出す先読み機能を有するビデオファイルシステ
    ムと、 端末からのファイルについての要求を上記ファイルシス
    テムスイッチへ伝える機能を持つサーバソフトと、 端末とのデータ転送にあたってプロトコル処理を行うプ
    ロトコル処理部と、 端末とのデータ転送が一定の時間間隔で行われるように
    制御する転送レート制御手段とを備えたことを特徴とす
    るビデオサーバ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のビデオサーバ装置におい
    て、 上記転送レート制御手段が端末からの要求を一定の時間
    間隔で転送する要求レート制御手段であることを特徴と
    するビデオサーバ装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のビデオサーバ装置にお
    いて、 上記転送レート制御手段が端末に対する応答を一定の時
    間間隔で転送する応答レート制御手段であることを特徴
    とするビデオサーバ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11232058A (ja) * 1998-02-09 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 機器情報管理装置
JP2007049230A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Circle One:Kk ビデオ配信システム

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