JPH11231645A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH11231645A
JPH11231645A JP2938698A JP2938698A JPH11231645A JP H11231645 A JPH11231645 A JP H11231645A JP 2938698 A JP2938698 A JP 2938698A JP 2938698 A JP2938698 A JP 2938698A JP H11231645 A JPH11231645 A JP H11231645A
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JP
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regulating
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cylindrical member
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foreign matter
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JP2938698A
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English (en)
Inventor
Makoto Yasuhira
誠 安平
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置において、現像剤の層厚を規制する
ドクターブレードとマグネットローラの間に異物が挟ま
り、その結果、感光体ドラムに現像剤が十分に付着せ
ず、印刷不良が発生するという問題がある。 【解決手段】 マグネットローラとドクターブレードの
間に沿って移動するクリーニング部材を取り付け、印刷
不良発生時に前記クリーニング部材を移動させることに
より挟まった異物を除去する。また、ドクターブレード
自身を振動させる部材を取付けることにより挟まった異
物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
いて画像形成用トナーをマグネットローラに付着させた
後の現像剤層の厚みを規制するドクターブレードを持つ
現像装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等におけるコピープロセスの中に
は、露光過程で選択的に帯電範囲を限定された感光ドラ
ムにトナーを付着させる過程がある。この過程では、ト
ナー補給装置内にある現像剤(キャリアとトナーからな
る)をマグネットローラに付着させて搬送し、感光ドラ
ムの帯電部分に選択的にトナーを付着させる。この際、
マグネットローラに付着する現像剤層の厚みを約0.5
mm程度に規制する必要がある。この規制が無い場合、
前記感光体ドラムの前記帯電範囲以外の領域へ現像剤が
無制限に付着することになり、現像に支障をきたすため
である。これを防ぐ方法として、従来からドクターブレ
ードを設置し、マグネットローラとドクターブレードと
の間隔を一定にすることで通過するトナーの厚みを制限
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記トナー
補給装置内にはキャリアとトナーを摩擦により帯電させ
る攪拌部があり、ここでは高温攪拌によるトナーの溶融
が起こる可能性がある。また、トナーを付着させる感光
ドラムは用紙と直接接することになり、紙カスがこの感
光ドラムよりトナー補給装置内に混入する可能性もあ
る。したがって、トナー補給装置内には異物が存在し、
これがドクターブレードに詰まるというジャムが発生
し、その異物が詰まった部分を通る現像スリーブ上に現
像剤が付着せず、感光体ドラム上に白い筋が入ってしま
うという現像不良が起こる。
【0004】特開平3−38669では、この問題に対
して現像剤の層厚を2つのドクターブレードにより2段
階に規制し、片側を解放することで異物を除去してい
る。しかし、この方法では、ドクターブレード本体に付
着した異物を除去することができず、また、2つのドク
ターブレードが必要であり、それだけ収容スペースが必
要となってしまう。
【0005】本発明は、一つのドクターブレードを用い
て、ドクターブレードに付着し、詰まった異物を簡単に
取り除くことのできる機構を取付けた現像装置及び画像
形成装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における現像装置
は、円筒部材表面に現像剤を付着させ、この円筒部材を
回転させることで現像剤を搬送する搬送手段と、この搬
送手段に付着する前記現像剤の層の厚みを規制する規制
手段と、この規制手段と前記搬送手段との間の距離より
も大きな径の異物がこの規制部材と前記搬送手段間に挟
まった場合、この異物を除去する除去手段とから構成さ
れている。
【0007】本発明における現像装置は、円筒部材表面
に現像剤を付着させ、この円筒部材を回転させることで
現像剤を搬送する搬送手段と、この搬送手段に付着した
前記現像剤の層の厚みを規制する規制手段と、この規制
手段と前記搬送手段との間の距離よりも大きな径の異物
がこの規制部材と前記搬送手段間に挟まった場合、この
異物を除去する除去手段とからなり、この除去手段がク
リーニング部材と、このクリーニング部材を前記円筒部
材表面の現像剤搬送に係らない両端の間を移動するよう
牽引する牽引部材とから構成され、このクリーニング部
材を前記規制手段と前記搬送手段の間の隙間に沿って移
動することで異物を除去する構成となっている。
【0008】本発明における現像装置は、円筒部材表面
に現像剤を付着させ、この円筒部材を回転させることで
現像剤を搬送する搬送手段と、この搬送手段に付着した
前記現像剤の層の厚みを所定の規制位置で規制する規制
手段と、この規制手段を前記円筒部材の回転方向に動か
し、その後、前記規制手段を規制位置に戻すことによ
り、この規制手段と前記搬送手段との間に挟まった異物
を振動させて空間的に解放することで除去する除去手段
とから構成されている。
【0009】本発明における現像装置は、円筒部材表面
に現像剤を付着させ、この円筒部材を回転させることで
現像剤を搬送する搬送手段と、この搬送手段に付着する
前記現像剤の層の厚みを所定の規制位置で規制する規制
手段と、この規制手段を固定する固定手段と、この固定
手段により固定された前記規制手段を前記円筒部材の回
転方向に複数回連続して押し上げることで前記規制手段
に振動を与えることにより、前記搬送手段との間に挟ま
った異物を除去する除去手段とから構成されている。
【0010】本発明における画像形成装置は、円筒部材
表面に現像剤を付着させ、この円筒部材を回転させるこ
とで現像剤を搬送し、静電潜像に前記現像剤を付着させ
る搬送手段と、この搬送手段に付着する前記現像剤の層
の厚みを所定の規制位置で規制する規制手段と、この規
制手段を前記円筒部材の回転方向に動かし、その後、前
記規制手段を規制位置に戻すことにより、この規制手段
と前記搬送手段との間に挟まった異物を振動させて、こ
の異物を空間的に解放することで除去する除去手段と、
前記搬送手段により前記現像剤を静電潜像に付着させた
際にできる像を用紙に転写する転写手段と、この転写手
段と前記搬送手段及び前記除去手段に電源を供給する供
給手段と、この供給手段により、前記転写手段と前記搬
送手段に電源を供給する際、前記転写手段と前記搬送手
段が動作を開始する前に前記除去手段を動作させる制御
手段とから構成されている。
【0011】本発明における画像形成装置は、円筒部材
表面に現像剤を付着させ、この円筒部材を回転させるこ
とで現像剤を搬送する搬送手段と、この搬送手段に付着
する前記現像剤の層の厚みを所定の規制位置で規制する
規制手段と、この規制手段を前記円筒部材の回転方向に
動かし、その後、前記規制手段を規制位置に戻すことに
より、この規制手段と前記搬送手段との間に挟まった異
物を振動させて、この異物を空間的に解放することで除
去する除去手段と、前記搬送手段により搬送された前記
現像剤を静電潜像に付着させることにより前記静電潜像
を現像する現像手段と、この現像手段により現像された
像を用紙に転写する転写手段と、この転写手段により転
写された前記用紙の枚数をカウントして記憶する記憶手
段と、この記憶手段により記憶された前記用紙の枚数が
規定枚数を超えた場合、前記除去手段を動作させる制御
手段とから構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明に係る
現像装置及び画像形成装置としてのデジタル複写機の全
体構成を概略的に示したものである。このデジタル複写
機1は、スキャナ2、プリンタ部3、中間トレイ4、給
紙装置5を備え、右部に手差し給紙機構6を装着してい
る。
【0013】読み取り手段としてのスキャナ2は、光源
としての露光ランプ7、ミラー8を設置した第一キャリ
ッジ9、光路を折り曲げるミラー10,11を設置した
第二キャリッジ12、レンズ13、反射光を受光するC
CDセンサ14、これら各部の位置を変更する駆動系
(図示しない)、及びCCDセンサ14の出力つまり画
像データ(情報)をアナログデータからデジタルデータ
に変換するA/D変換部(図示せず)、により構成され
ている。上記第一、第二キャリッジ9、12は、互いに
キャリッジドライブワイヤー(図示しない)で結ばれて
おり、第二キャリッジ12は第一キャリッジ9の1/2
の速さで同じ方向に移動するようにできている。これに
より、レンズ13までの光路長が一定になるように走査
できるようなっている。CCDセンサ14は、原稿の1
画素がCCDセンサの一つの素子に対応している。CC
Dセンサ14の出力はA/D変換部へ出力されるように
なっている。
【0014】15は、レーザダイオードで、このレーザ
ダイオード15に対応してポリゴンミラー(多面反射
鏡)16、反射鏡17が配置され、露光装置21からレ
ーザ光を感光体ドラム20に照射するようになってい
る。
【0015】画像形成装置としてのプリンタ部3は、例
えばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写真
方式を組み合わせている。すなわち、プリンタ部3は、
装置内のほぼ中央に回転自在に軸支された像担持体とし
ての感光体ドラム20を有し、この感光体ドラム20の
周囲には、露光装置21、現像装置22、転写チャージ
ャ23、剥離チャージャ24、剥離爪25、クリーニン
グ前除電チャージャ26、クリーナ27、クリーニング
ブレード28、帯電チャージャ29が順に配置されてい
る。感光体ドラム20は、帯電チャージャ29によって
一様に帯電されるとともに、レーザダイオード15から
レーザ光を露光装置21より出力して前記感光体ドラム
20上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成されるよ
うになっている。
【0016】そして、前記感光体ドラム20上に形成さ
れた静電潜像は、後述する現像装置22によって現像さ
れ、給紙手段としての給紙装置5から給紙ローラ30、
アライニングローラ31を介して搬送される転写紙上に
現像画像を転写チャージャ23により転写する。この転
写チャージャ23による転写後の転写紙は、剥離チャー
ジャ24のACコロナ放電及び剥離爪25により剥離され
て、搬送ベルト32を介して定着器33に搬送され、こ
の定着器33によって現像画像が溶融定着された転写紙
は排紙ローラ対34により排紙されるか両面印刷用の中
間トレイ4に送られる。
【0017】一方、前記転写紙への現像画像の転写・剥
離後の感光体ドラム20上に残留した現像剤は、クリー
ニング前除電チャージャ26で予め除電された後、クリ
ーナ27及びクリーニングブレード28により清掃さ
れ、除電LED35により感光体ドラム20上の電位が
一定レベル以下にされ、次のコピー動作を可能にしてい
る。
【0018】前述した現像装置22は、マグネットロー
ラ40、ミキサ41及び42、ドクターブレード43に
より構成されている。この現像装置22内には現像剤が
入れられている。この現像剤は例えば、樹脂と炭素から
なるトナーとフェライトとその表面にトナーとの摩擦帯
電を安定させるためのコーティング層からなるキャリア
の混合物である。ミキサ41及び42はオーガで構成さ
れており、これらミキサの回転により現像剤は攪拌さ
れ、トナーとキャリアを最適な割合で混合し、且つトナ
ーとキャリアの攪拌時の摩擦によりトナーはマイナス極
性に、キャリアはプラス極性に帯電される。攪拌により
帯電された現像剤は、マグネットローラ40に吸着し感
光体ドラム20に運ばれる。この搬送の途中には、マグ
ネットローラ40に吸着した現像剤の層の厚みを規制す
るためドクターブレード43が設置されており、現像剤
の層厚を感光体ドラム20への搬送前に層厚を規制して
いる。
【0019】図2は、本発明でのドクターブレードにク
リーニング機構を設けた現像装置における第一の実施例
の断面図を示している。マグネットローラ40に付着す
る現像剤の層の厚さを規制するドクターブレード43が
設置されており、このドクターブレード43には、ドク
ターブレード43とマグネットローラ40の間の隙間に
かかった異物を取り除くためのクリーニング機構44が
取付けられている。
【0020】図3は、クリーニング機構44の斜視図を
示している。このクリーニング機構44は引っ張り棒4
6の一方の端にツマミ45が取付けられており、また、
もう一方の端近傍には、くの字形に折れ曲がった引っか
け部材47が固定されている。この引っかけ部材47の
先端にはクリーニング部材48が取付けられている。こ
のクリーニング部材48の形状はドクターブレード43
とマグネットローラ40の隙間の形状と一致するもので
あり、その材質はドクターブレード43とマグネットロ
ーラ40を傷つけないよう発泡ネオプレンゴムを使用し
ている。
【0021】図4の(a)及び(b)は、クリーニング
部材の変形例を示している。図4(a)では、クリーニ
ング部材48の先端にアルミ線材49をマグネットロー
ラ40とドクターブレード43の間の隙間に収まるよう
な長さで植え付ける。このアルミ線材49を植え付ける
範囲は、クリーニング部材48の先端上部に四角形に区
切られた4つの区画である。また、この範囲をクリーニ
ング部材48の先端部全体に拡大しても構わない。図4
(b)では、スポンジをクリーニング部材48の先端を
取り囲むよう円形に取りつけている。
【0022】図5は、本実施例でのドクターブレードの
斜視図である。このドクターブレード43は直角に折れ
曲がっており、このドクターブレード43の側面折り返
し部付近には、引っかけ部材47が挿入でき、且つ緩や
かにスライドすることができる大きさの貫通口49が開
いている。また、このドクターブレード43にはガイド
レール50が折れ曲がり部に沿って固定されている。
【0023】図6は、図5で説明したガイドレールの斜
視図である。このガイドレール50は直角に折れ曲がっ
ており、側部にはクリーニング機構44の引っかけ部材
47がスライドできるように削られた凹部51がある。
したがって、このガイドレール50をドクターブレード
43に装着固定すると、前記貫通口49と凹部51が平
行に開いていることになり、クリーニング部材48を装
着した引っかけ部材47の側部をドクターブレード43
の外側に出すかたちで貫通口49及び凹部51に通すこ
とができる。これにより、ドクターブレード43とガイ
ドレール50の間にできた空間に引っ張り棒46が入る
ことになり、この引っ張り棒46を引くことでクリーニ
ング機構44をドクターブレード43のある範囲内に移
動を限定してスライドさせることができる。
【0024】図7は、マグネットローラ40及びクリー
ニング機構44を装着したドクターブレード43の配置
図である。ドクターブレード43はマグネットローラ4
0の現像剤付着部より広い範囲で現像剤層を規制する長
さがある。クリーニング機構44のツマミ45を図のa
方向に動かすことで、クリーニング部材48をスライド
させることができる。これにより、クリーニング部材4
8の先端がドクターブレード43とマグネットローラ4
0の隙間をスライドすることになり、間に詰まった異物
を除去することができる。このクリーニング機構44
は、画像形成動作中はドクターブレード43の一方の端
の前記現像剤付着部に関係の無い部分で待機しており、
ユーザが画像不良発生を認識した場合のみ、画像形成停
止時に限ってユーザの手によって引っ張り棒46が引か
れ、クリーニングが行われる。
【0025】図8は、本発明でのドクターブレードにク
リーニング機構を設けた現像装置における第二の実施例
の断面図を示している。この第二の実施例は第一の実施
例でのクリーニング機構を変えたものであり、ドクター
ブレード、マグネットローラ等の配置は第一の実施例と
同じである。この実施例でのドクターブレード52にク
リーニング機構53が装着されている。
【0026】図9は、実施例2でのクリーニング機構5
3の斜視図である。シャフト53の一方の端にロッド5
4が取付けられている。また、ロッド53に沿ってクリ
ーニング部材55が固定されている。このクリーニング
部材55の先端にはクッション56が取付けられてお
り、クリーニングの際にドクターブレード52を傷つけ
ないようにしている。
【0027】図10は、マグネットローラと第二の実施
例を用いたドクターブレードの配置図である。ドクター
ブレード52は、現像剤の層厚を規制する位置に固定さ
れている。また、ドクターブレード52には、ストッパ
ー57及び58が取付けられており、これにシャフト5
3を通すことで図のb方向にクリーニング機構53を回
転させることができる。この回転で、クリーニング部材
55をドクターブレード52の上部に打ちつけることが
でき、ドクターブレード52をこの打ち付け方向に微細
振動させることができる。したがって、この微細振動に
より、ドクターブレード52とマグネットローラ40間
に詰まった異物を落とすことができる。尚、このクリー
ニング動作は、ユーザが画像不良発生を認識した場合、
画像形成停止時に限ってユーザの手によるロッド54の
回転により行われる。
【0028】図11は、本発明でのドクターブレードに
クリーニング機構を設けた現像装置における第三の実施
例の断面図を示している。この第三の実施例の構成はド
クターブレードクリーニング機構を除き第一の実施例と
同じ物である。
【0029】以下、第三の実施例におけるドクターブレ
ードクリーニング機構の詳しい説明は図12を用いて説
明する。図12(a)において、ドクターブレード61
は現像装置の上壁67に支点62で回転できるよう設置
されている。この支点62の位置では、ドクターブレー
ド61を延長するように支持部材68が固定されてお
り、ドクターブレード61と連動して動くようになって
いる。この支持部材68は支点62の位置でドクターブ
レード61に対して城壁67とは逆方向に折れ曲がる形
で固定されており、さらにその先で前記折れ曲がり方向
とは逆方向に再度折れ曲がっている。また、このドクタ
ーブレード61上の点cと壁66はスプリング60によ
り繋げられている。支持部材68のドクターブレード6
1との接続とは逆方向の端は支持部材63によって支え
られており、この支持部材63は上壁67とスプリング
64で繋がっている。また、この支持部材63の支持部
材68と接していない側の端はソレノイド65に接して
おり、ソレノイド65の電源を入れることにより支持部
63の支持部材68と接していない側の端はg方向へ移
動することになる。
【0030】次に図12(a)及び(b)を用いて第三
の実施例での動作を説明する。通常、ソレノイド65に
電源が入っていない状態(図12(a)の状態)では、
支持部材63はスプリング64により点eにおいて上方
向(図のf方向)に支持部材68を押し上げている。こ
の押し上げる力によって支持部材68に連動するドクタ
ーブレード61は支点62を支点としてマイナスd方向
に回転しようとする。この回転しようとする力をスプリ
ング60によって調整することで現像剤層の厚みを規定
内に押さえる位置にドクターブレード61を固定してい
る。この状態でソレノイド65に電源を入れると(図1
2(b)の状態)、支持部材63の一方の端はg方向に
引かれ、その結果、もう一方の端はマイナスf方向に下
がり、支持部材68を点eでf方向に押し上げていた力
が失われる。したがって、この力を抑制していたスプリ
ング60による押え込みの力が解放されて支持部材68
に連動するドクターブレード61はd方向に支点62を
中心として回転し、ドクターブレード61はマグネット
ローラ40から離れることになる。ここで、ソレノイド
65の電源を切ることにより、点eでの支持部材68を
f方向に押し上げる力が回復し、支持部材68に連動す
るドクターブレード61は支点62を中心としてマイナ
スd方向に回転する。その結果、ドクターブレード61
はマグネットローラ40上に付着する現像剤層の厚みを
規制する位置に移動し、固定される。この動作を数回繰
り返すことにより、ドクターブレード61とマグネット
ローラ40の間に詰まった異物を落とすことができる。
【0031】図13は本発明の第3の実施例に係るデジ
タル複写機の制御系の構成を示すものである。すなわ
ち、デジタル複写機1の全体を制御するCPU100に
は、ROM101、RAM102、現像装置22、転写
チャージャ23、電源104、ソレノイド65が接続さ
れている。CPU100は、デジタル複写機の印刷した
用紙の枚数を累積してカウントし、その数を記憶手段と
してのRAM102に記憶させる。
【0032】電源104を投入すると、CPU100は
それを確認し、各部へイニシャライズ動作を指示する。
定着器33に対し定着可能温度までの加熱を指示し、現
像装置22内のミキサ42及び43に攪拌を開始させ
る。この時、ソレノイド65が動作するよう設定する。
前記定着器33の設定温度到達後、用紙搬送機構103
が一度動作し、印刷可能となる。これにより、電源10
4投入毎にドクターブレードクリーニング機構が動作
し、異物詰まりによる印刷のミスを防ぐ動作をデジタル
複写機1に組み込むことができる。
【0033】以上、説明したように前記発明の実施の形
態によれば、第一及び第二の実施例を用いることで手動
でマグネットローラとドクターブレードの間の異物を除
去することができた。また、第三の実施例ではこれを自
動で行う手段を提案し、その結果複写機の電源投入時に
異物除去を行うことができ、安定した印刷レベルを保持
することが可能となった。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
マグネットローラとドクターブレードの間に詰まった異
物をユーザ自らが取り除ける仕組みを提供することがで
きた。これによって現像剤付着ミスによる印刷不良時の
ユーザ側からの対処方法を提供することができ、メンテ
ナンス効率を向上させることができる。また、自動的に
ドクターブレードクリーニング機構を動作させる仕組み
を提案することができた。これにより、より安定した印
刷をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置及び画像形成装置装置に係る
デジタル複写機の断面図。
【図2】第一の実施例に係る現像装置の断面図。
【図3】第一の実施例に係るクリーニング部材の斜視
図。
【図4】クリーニング部材の斜視図。
【図5】第一の実施例に係るドクターブレードの斜視
図。
【図6】ガイドレール斜視図。
【図7】第一の実施例でのクリーニング機構斜視図。
【図8】第二の実施例に係る現像装置の断面図。
【図9】第二の実施例に係るクリーニング部材の斜視
図。
【図10】第二の実施例でのクリーニング機構斜視図。
【図11】第三の実施例に係る現像装置の断面図。
【図12】第三の実施例でのクリーニング機構の動作
図。
【図13】本発明に係るデジタル複写機の構成図。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 3 プリンタ部 22 現像装置 40 マグネットローラ 43 ドクターブレード 44 クリーニング機構 48 クリーニング部材 50 ガイドレール 53 シャフト 56 クッション 64 スプリング 65 ソレノイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段に付着する前記現像剤の層の厚みを規制す
    る規制手段と、 この規制手段と前記搬送手段との間の距離よりも大きな
    径の異物がこの規制部材と前記搬送手段間に挟まった場
    合、この異物を除去する除去手段と、を具備したことを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段に付着した前記現像剤の層の厚みを規制す
    る規制手段と、 この規制手段と前記搬送手段との間の距離よりも大きな
    径の異物がこの規制部材と前記搬送手段間に挟まった場
    合、この異物を除去する除去手段とからなり、この除去
    手段がクリーニング部材と、このクリーニング部材を前
    記円筒部材表面の現像剤搬送に係らない両端の間を移動
    するよう牽引する牽引部材とから構成され、このクリー
    ニング部材を前記規制手段と前記搬送手段の間の隙間に
    沿って移動することで異物を除去することを特徴とする
    現像装置。
  3. 【請求項3】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段に付着した前記現像剤の層の厚みを所定の
    規制位置で規制する規制手段と、 この規制手段を前記円筒部材の回転方向に動かし、その
    後、前記規制手段を規制位置に戻すことにより、この規
    制手段と前記搬送手段との間に挟まった異物を振動させ
    て空間的に解放することで除去する除去手段と、を具備
    したことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段に付着する前記現像剤の層の厚みを所定の
    規制位置で規制する規制手段と、 この規制手段を固定する固定手段と、 この固定手段により固定された前記規制手段を前記円筒
    部材の回転方向に複数回連続して押し上げることで前記
    規制手段に振動を与えることにより、前記搬送手段との
    間に挟まった異物を除去する除去手段と、を具備したこ
    とを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送し、静電潜像
    に前記現像剤を付着させる搬送手段と、 この搬送手段に付着する前記現像剤の層の厚みを所定の
    規制位置で規制する規制手段と、 この規制手段を前記円筒部材の回転方向に動かし、その
    後、前記規制手段を規制位置に戻すことにより、この規
    制手段と前記搬送手段との間に挟まった異物を振動させ
    て、この異物を空間的に解放することで除去する除去手
    段と、 前記搬送手段により前記現像剤を静電潜像に付着させた
    際にできる像を用紙に転写する転写手段と、 この転写手段と前記搬送手段及び前記除去手段に電源を
    供給する供給手段と、 この供給手段により、前記転写手段と前記搬送手段に電
    源を供給する際、前記転写手段と前記搬送手段が動作を
    開始する前に前記除去手段を動作させる制御手段と、を
    具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 円筒部材表面に現像剤を付着させ、この
    円筒部材を回転させることで現像剤を搬送する搬送手段
    と、 この搬送手段に付着する前記現像剤の層の厚みを所定の
    規制位置で規制する規制手段と、 この規制手段を前記円筒部材の回転方向に動かし、その
    後、前記規制手段を規制位置に戻すことにより、この規
    制手段と前記搬送手段との間に挟まった異物を振動させ
    て、この異物を空間的に解放することで除去する除去手
    段と、 前記搬送手段により搬送された前記現像剤を静電潜像に
    付着させることにより前記静電潜像を現像する現像手段
    と、 この現像手段により現像された像を用紙に転写する転写
    手段と、 この転写手段により転写された前記用紙の枚数をカウン
    トして記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された前記用紙の枚数が規定枚
    数を超えた場合、前記除去手段を動作させる制御手段
    と、を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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