JP2000029344A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JP2000029344A JP10216425A JP21642598A JP2000029344A JP 2000029344 A JP2000029344 A JP 2000029344A JP 10216425 A JP10216425 A JP 10216425A JP 21642598 A JP21642598 A JP 21642598A JP 2000029344 A JP2000029344 A JP 2000029344A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型剤であるシリコーンオイルの塗布を安定
して行うことのできる定着装置を提供する。 【解決手段】 ポンプからシリコーンオイルをオイル垂
らしパイプ101に供給し、フェルト102に滴下して
その下流の規制ブレード103でオイルの供給量を規制
して定着ローラ10aへのオイル供給を均一化するオイ
ル塗布装置100において、間欠コピーモードでは、1
00枚毎に1度オイルを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはレーザービームプリンターなどとされる電子写真方
式あるいは静電記録方式の画像形成装置、および該画像
形成装置に装着される定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンターなどの画像形
成装置に装着される定着装置は、一般に、ヒータを内装
した定着用回転体としての定着ローラと加圧ローラを当
接させて定着ニップを形成し、この定着ニップに未定着
トナー画像を担持した記録材を通過させて、熱と圧力に
より未定着トナー画像を記録材に永久画像として定着し
ている。
【0003】また、定着ローラは、トナーのオフセット
防止、離型性向上を目的として、通常、離型剤(オイ
ル)を塗布する機構を備えている。
【0004】この離型剤塗布機構には、オイル供給ポン
プによってオイルをオイル垂らしパイプに供給し、そこ
からオイルをクリーニングフェルトあるいは定着ローラ
上に垂らし、規制ブレードによって均一に定着ローラ上
に塗布し、余剰のオイルは規制ブレード上を通過させて
オイルパンに回収し再利用する方式が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように規制ブレードでオイルを規制する方式は、規制す
るオイルの粘度によって大きく影響を受ける。
【0006】たとえば、高粘度のオイルの場合には、よ
り多くの量のオイルが規制ブレードを擦り抜けるように
なり、オイルの塗布量が多くなる。つまり、オイルの温
度によってオイルの粘度が変わり、特に、装置の立ち上
げ時、オイル補給時など、オイルの粘度が高い時にはオ
イルの塗布量が多くなり、塗布が不安定となる。
【0007】従って、本発明の目的は、離型剤の塗布を
安定して行うことのできる定着装置および該定着装置を
備えた画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
定着装置および画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、定着ニップを形成する1対の定着用回転
体と、該1対の定着用回転体の少なくともどちらか一方
に離型剤を塗布するための離型剤塗布手段とを有し、該
離型剤塗布手段は、前記定着用回転体に供給される離型
剤の量を規制するための規制部材と、該規制部材の上流
には配置され供給された離型剤を一時的に保持する離型
剤保持部材とを含む定着装置において、前記離型剤保持
部材へ供給される離型剤の補給タイミングは、1回以上
の定着プロセス毎であり、かつ、1回の供給時間が1回
の画像形成プロセスに要する時間以内であることを特徴
とする定着装置である。
【0009】本発明による他の態様によれば、定着ニッ
プを形成する1対の定着用回転体と、該1対の定着用回
転体の少なくともどちらか一方に離型剤を塗布するため
の離型剤塗布手段とを有し、該離型剤塗布手段は、前記
定着用回転体に供給される離型剤の量を規制するための
規制部材と、該規制部材の上流には配置され供給された
離型剤を一時的に保持する離型剤保持部材とを含む定着
装置を具備する画像形成装置において、前記離型剤保持
部材へ供給される離型剤の補給タイミングは、1回以上
の定着プロセス毎であり、かつ、1回の供給時間が1回
の画像形成プロセスに要する時間以内であることを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0010】上記発明において、供給される離型剤の温
度は前記定着用回転体の表面温度より低いことが好まし
い。離型剤の補給タイミングを記録媒体の種類により変
えることが好ましい。前記離型剤保持部材に保持される
離型剤の粘度は、離型剤の温度が前記定着用回転体の表
面温度のときに、200cS以下であることが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置およ
び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0012】実施例1 図2に、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の
一例として、デジタル方式の4色フルカラー画像形成装
置の概略構成を示す。
【0013】同図に示す画像形成装置は、下部のデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下、単に「プリンタ部」と
いう)Iと、上部のデジタルカラー画像リーダ部(以
下、単に「リーダ部」という)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読みとった原稿Dの画像に基づき、プ
リンタ部Iによって記録材Pに画像を形成する。
【0014】以下、プリンタ部Iの構成、つづいてリー
ダ部IIの構成を説明する。
【0015】プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動
される像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ド
ラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯
電器(帯電手段)2、露光手段3、現像装置(現像手
段)4、転写装置5、クリーニング器6、前露光ランプ
7などが配置されている。転写装置5の下方、すなわち
プリンタ部Iの下半部には、記録材Pの給送搬送部8が
配置され、さらに転写装置5の上部には分離手段9が、
また分離手段9の下流側(記録材Pの搬送方向について
の下流側)には定着器10、排紙部11が配置されてい
る。
【0016】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
状の基体1aと、その表面を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(不図示)によっ
て矢印R1方向に所定のプロセス速度(周速度)で回転
駆動されるように構成されている。なお、感光ドラム1
については後で詳述する。
【0017】一次帯電器2は、感光ドラム1に対向する
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2b
と、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規制
するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。一次
帯電器2は、電源(不図示)によって帯電バイアスが印
加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の極性、
所定の電位に均一に帯電するようになっている。
【0018】露光手段3は、後述するリーダ部IIからの
画像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部
(不図示)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3a
と、レンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光手段3
は、このレーザ光が感光ドラム1表面を照射することに
よって感光ドラム1を露光し、露光部分の電荷を除去し
て静電潜像を形成するように構成されている。本実施例
では、感光ドラム1表面に形成されている静電潜像は、
原稿の画像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、
ブラックの4色に色分解され、それぞれの色に対応した
静電潜像が順次形成されるようになっている。
【0019】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1方向)に沿って上流側から順に4個の現像
器、すなわち、それぞれ樹脂を基体としたイエロー、シ
アン、マゼンタ、ブラックの各色トナー(現像剤)を収
納した現像器4Y、4C、4M、4Bkを備えている。
各現像器4Y、4C、4M、4Bkは、それぞれ感光ド
ラム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着させる
現像スリーブ4aを有し、静電潜像の現像に供せられる
所定の色の現像器が偏心カム4bによって、択一的に感
光ドラム1表面に近接する現像位置に配置されて、現像
スリーブ4aを介して静電潜像にトナーを付着させ、現
像としてのトナー像(可視画像)を形成するように構成
されている。なお、現像に供せられる現像器以外の他の
3色の現像器は、現像位置から退避するようになってい
る。
【0020】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持体)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器(転写帯電手
段)5b、記録材Pを転写ドラム5aに吸着させるため
の吸着帯電器5cとこれに対向する吸着ローラ5d、内
側帯電器5e、外側帯電器5fを有し、矢印R5方向に
回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの周面
開口域には誘電体からなる記録材担持シート5gが円筒
状に一体的に張設されている。記録材担持シート5g
は、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使用
している。転写装置5は、転写ドラム5a表面に記録材
Pを吸着して担持するように構成されている。
【0021】クリーニング器6は、記録材Pに転写され
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、および掻き落としたトナー
を回収するクリーニング容器6bを備えている。
【0022】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
【0023】給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材P
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの記録材Pを転写ドラム5aに供給される。
【0024】分離手段9は、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、
分離爪9b、そして分離押し上げコロ9cなどを有す
る。
【0025】定着器10は、内側にヒータを有する定着
ローラ10aと、定着ローラ10aの下方に配置され、
記録材Pを定着ローラ10aに押し付ける加圧ローラ1
0bとを有する。
【0026】排紙部11は、定着器10の下流側に配置
された搬送切換えガイド11a、排出ローラ11b、排
紙トレイ11c等を有する。また、搬送パス切換えガイ
ド11aの下方には、1枚の記録材Pに対してその両面
に画像形成を行うための搬送縦パス11d、反転パス1
1e、積載部材11f、中間トレイ11g、さらに搬送
ローラ11h、11i、搬送ローラ11jなどが配置さ
れている。
【0027】また、感光ドラム1周囲における、一次帯
電器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電
電位を検出する電位センサS1が、また現像装置4と転
写ドラム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の
濃度を検知する濃度センサS2が、それぞれ配置されて
いる。
【0028】つづいて、リーダ部IIについて説明する。
プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部IIは、原稿
Dを載置する原稿台ガラス12a、移動しながら原稿D
の画像面を露光走査する露光ランプ12b、原稿Dから
の反射光をさらに反射させる複数のミラー12c、反射
光を集光するレンズ12d、そしてレンズ12dからの
光に基づいてカラー色分解画像信号を形成するフルカラ
ーセンサ12e等を有する。カラー色分解画像信号は、
増幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図
示)によって処理を施され、上述のプリンタ部Iに送出
されるようになっている。
【0029】つぎに、上述構成の画像形成装置の動作
を、若干の構成を加えながら簡単に説明する。なお、以
下の説明においては、イエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックの順に4色フルカラーを形成するものとする。
【0030】リーダ部IIの原稿台ガラス12aに載置さ
れた原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって読みと
られ、所定の処理を施され画像信号としてプリンタ部I
に送られる。
【0031】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。上述のリーダ部IIから送られてきた画
像信号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレー
ザ光が照射され、ポリゴンミラー3a等を介して帯電済
みの感光ドラム1表面を光像Eによって露光する感光ド
ラム1表面の露光を受けた部分は、電荷が除去され、こ
れによりイエローに対応した静電潜像が形成される。現
像装置4においては、イエローの現像器4Yが所定の現
像位置に配置され、その他の現像器4C、4M、4Bk
は現像位置から退避される。感光ドラム1上の静電潜像
は、現像器4Yによってイエローのトナーが付着さ
れ、、顕像化されてトナー像となる。この感光ドラム1
上のイエローのトナー像は、転写ドラム5aに担持され
た記録材Pに転写される。記録材Pは、原稿画像に適し
た大きさの記録材Pが所定の給紙カセット8aから給紙
ローラ8b、搬送ローラ、そしてレジストローラ8c等
を介して所定のタイミングで転写ドラム5aに供給され
たものである。このようにして供給された記録材Pは、
転写ドラム5aの表面に巻き付くように吸着されて矢印
R5方向に回転し、転写帯電器5bによって感光ドラム
1上のイエローのトナー像が転写される。
【0032】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電から始まるつぎの画像形成に供される。
【0033】以上のリーダ部IIによる原稿画像の読み取
りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するトナー像
の転写、さらには感光ドラム1の清掃、除電に至る各プ
ロセスが、イエロー以外の他の色、すなわちシアン、マ
ゼンタ、ブラックについても同様に行われ、転写ドラム
5a上の転写材Pには、4色のトナー像が重なるように
して転写される。
【0034】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着器10に搬送される。記録材Pは、定着器1
0の転写ローラ10aおよび加圧ローラ10bによって
加熱加圧され、表面のトナー像が溶融固着されて定着さ
れる。定着後の記録材Pは排出ローラ11bによって排
紙トレイ11c上に排出される。
【0035】なお、記録材Pの両面に画像を形成する場
合は、定着器10は排出後の記録材Pを、すぐに搬送パ
ス切換えガイド11aを駆動し、搬送パス11dを経
て、反転パス11eに一旦導いた後、反転ローラ11j
の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして、送
り込まれた方向と反対向きに退出させ、中間トレイ11
gに収納する。その後、再度上述の画像形成プロセスに
よってもう一方の面に画像を形成した後、排紙トレイ1
1c上に排出する。
【0036】記録材Pの分離後の転写ドラム5aにおい
ては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記
録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担
持シート5gを介して相互に対向する、ファーブラシ1
3aとバックアップブラシ13b、およびオイル除去ロ
ーラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃を
行う。なお、このような清掃は、画像形成前もしくは画
像形成後に行い、ジャム(紙づまり)発生時には随時行
う。
【0037】つぎに、図1を参照して定着装置10につ
いて説明する。
【0038】同図において、トナー像と接触する定着用
回転体である定着ローラ10aは、アルミニウム製の芯
金31上に1mm厚のHTV(高温加硫型)シリコンゴ
ム層32、この外側に特定の付加型シリコンゴム層33
を有し、直径60mmに形成されている。
【0039】一方、定着用回転体である加圧ローラ10
bは、アルミニウム製の芯金34上に、1mm厚のHT
Vと、さらに、厚さ1mmの前述の特定の付加型シリコ
ンゴム層35を設け、直径60mmに形成されている。
【0040】上述の定着ローラ10aには、発熱手段で
あるヒータ36が芯金31内に配設され、加圧ローラ1
0bには、同じくヒータ37が芯金34内に配設されて
記録材Pの両面からの加熱を行っている。加圧ローラ1
0bに当接されたサーミスタ38によって加圧ローラ1
0bの温度が検知され、この検知温度に基づいて制御装
置39によりハロゲンヒータ36、37が制御され、定
着ローラ10a、および加圧ローラ10bの温度がとも
に170℃の一定に維持されるように制御される。な
お、定着ローラ10aと加圧ローラ10bとは、加圧機
構(不図示)によって総圧約80kgで加圧されてい
る。
【0041】また、図1に示すように、離型剤塗布手段
たるオイル塗布装置100、クリーニング装置40、加
圧ローラ10bのオイル、汚れを除去するクリーニング
グレード50がそれぞれ配設されている。
【0042】オイル塗布装置100は、図示しないオイ
ル供給ポンプによってシリコーンオイル(以下、単に
「オイル」という)をオイル垂らしパイプ101に供給
し、そこからオイルを離型剤保持部材としてのクリーニ
ングフェルト102、あるいは定着ローラ10a上に落
下させ、そして、離型剤規制部材である規制ブレード1
03によってオイルを均し、均一に定着ローラ10a上
に塗布する。余剰のオイルは規制ブレード103上を通
過してオイルパン104に回収し再利用する。
【0043】クリーニング装置40は、突き当てローラ
45によって定着ローラ10aに当接されたウエブ46
によって定着ローラ10a表面を清掃する。
【0044】上述の定着装置10では、記録材Pが未定
着トナー像を表面に担持した記録材Pは、定着ローラ1
0aと加圧ローラ10bとの間の定着ニップに挟持搬送
され、このとき表裏両面から加圧加熱されてトナーの定
着が行われる。この際、定着ローラ10a、加圧ローラ
10bに付着したトナーは、それぞれクリーニング装置
40C、クリーニングブレード50によって除去され
る。
【0045】つぎに、本発明の特徴部分である定着装置
10のオイル塗布装置100についてさらに図3〜図5
を参照して説明する。
【0046】図1を参照して説明したように、オイル塗
布装置100の規制ブレード103は、オイル垂らしパ
イプ101から供給されたオイルを均一に均すための部
材であるが、このパイプ101からオイルが供給された
ときに、規制ブレード103を擦り抜けていくオイル量
(すなわち塗布量)は供給されたオイルの粘度に依存し
ている。
【0047】オイルの塗布量が粘度に依存する理由とし
ては、低粘度のオイルの場合は、規制ブレード103で
容易に定着ローラ10a上にオイルを均すことができる
が、高粘度の場合は、規制ブレード103で均しにくく
なってきて、オイルが擦り抜けてしまうようになると考
えられる。
【0048】ここで、図3に、オイルの粘度[cS]と
塗布量[mg/A4]の関係を示す。なお、粘度はロー
ラ温度170℃における粘度である。
【0049】また、オイル塗布装置100によるオイル
の塗布量は、つぎのようにして求める。
【0050】まず、A4サイズの白紙10枚の重量をA
1(g)とし、この白紙上へ画像の転写をせず、定着ロ
ーラのゴム層へのオイルの塗布もせずに、定着ローラと
加圧ローラとの間を通紙した後の白紙10枚の重量をB
(g)とする。つぎに、同様に別のA4サイズの白紙1
0枚の重量をA2(g)とし、この白紙上へ画像の転写
を行わずに、定着ローラのゴム層へのオイルの塗布を行
って、定着ローラと加圧ローラとの間を通紙した後の白
紙10枚の重量をC(g)とする。以上のA1、B、A
2、Cを用いると、A4サイズの白紙1枚当たりのオイ
ルの塗布量X(g)は、次式により求められる。
【0051】X=(C+A1−B−A2)/10 本実施例では、ポンプからオイル垂らしパイプ101、
つまりクリーニングフェルト102にオイルを供給する
タイミングを定期的とした。
【0052】規制ブレード103の上流側に配置された
クリーニングフェルト102はオイルをある程度吸収す
る。本実施例におけるクリーニングフェルト102は、
30cm×2cm×0.3cmのフェルト板を採用し、
この場合、10g程度のオイルを保持できる。
【0053】そこで、10gのオイルを保持しているク
リーニングフェルト102とその下流に規制ブレード1
03を配置し、ポンプからオイルの補給がない状態で通
紙を行い、塗布量の枚数依存性を調べてみた。その結
果、図4に示すように、200枚程度で塗布量が減少し
始め、約400枚で塗布量が0となった。
【0054】この結果から本実施例では、フルカラー画
像形成の場合のように紙間が比較的長い場合には、10
0枚程度の間隔で常にオイルを補給する構成とし、これ
により、冷えたオイル(高粘度のオイル)が規制ブレー
ドを通るのを回避し、塗布量を安定にすることができ
る。また、1回のオイル供給時間は1回の画像形成プロ
セスに要する時間以内である。
【0055】なお、本実施例における供給される離型剤
の温度は定着ローラの表面温度より低く、また、離型剤
の粘度は、その温度が定着ローラの表面温度のときに、
200cS(センチストークス)以下である。
【0056】上記のクリーニングフェルト102と規制
ブレード103を備えたオイル塗布装置100におい
て、100枚毎にオイル補給を行った場合の実際の塗布
量の変化を図5に示す。このように、オイルの補給を定
期的に行うことによって安定した塗布量を維持すること
ができた。
【0057】以上述べたように、フルカラー画像形成の
場合のように、紙間が比較的長いモードの場合には、オ
イルをオイル垂らしパイプから供給するタイミングを、
例えば100枚に一度のようにすることによって、補給
後のオイル塗布を安定に行うことができる。
【0058】また、本実施例を連続コピーモードに適応
する場合、例えば単色画像形成の場合のように、紙間が
短い場合には、オイル補給がコピー速度に間に合わずに
オイル切れが生じる可能性があるので、オイル補給タイ
ミングを短くし、5〜30枚毎にすることで安定した塗
布が可能となる。
【0059】実施例2 つぎに本発明の第2実施例について説明する。
【0060】OHP(フィルム類)原紙などの場合は、
一般に、定着プロセスにおいて低速になるため紙間が広
くなる。その場合、定着ローラ上でオイル枯れが起こる
ことはないので、オイル垂らしパイプからのオイル補給
をより減少しても問題はない。すなわち、OHPフィル
ムのみのモードが続く際には、前述の紙の場合よりも多
数枚、例えば200枚あるいはそれ以上の枚数毎にオイ
ル供給を行うことで目的を達成できる。
【0061】なお、上記実施例においては、本発明を、
定着ローラに直接オイル規制ブレードを付けるタイプの
場合に適用したものであるが、ローラを介してオイルを
塗布するタイプにも適用することができるのは勿論であ
る。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の定着装置および画像形成装置によれば、離型剤保持部
材へ供給される離型剤の補給タイミングは、1回以上の
定着プロセス毎であり、かつ、1回の供給時間が1回の
画像形成プロセスに要する時間以内であることにより、
離型剤の塗布を安定して行うことができ、よって画質、
記録媒体の搬送等が安定し、良好な定着プロセスを実施
することができ、高品質画像を得ることができる。
【0063】また、異なる紙種のモードにおいても、同
じ量の離型剤を供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1の定着装置を備えたフルカラー画像形成装
置の一実施例を示す構成図である。
【図3】オイル塗布量とオイル粘度との関係を示すグラ
フである。
【図4】オイル塗布量とコピー枚数との関係を示すグラ
フである。
【図5】第1実施例においてコピー100枚毎にオイル
補給を実施した場合における塗布量とコピー枚数との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 定着装置 10a 定着ローラ(定着用回転体) 10b 加熱ローラ(定着用回転体) 100 オイル塗布装置(離型剤塗布手段) 101 オイル垂らしパイプ 102 クリーニングフェルト(離型剤保持部材) 103 規制ブレード(離型剤規制部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ニップを形成する1対の定着用回転
    体と、該1対の定着用回転体の少なくともどちらか一方
    に離型剤を塗布するための離型剤塗布手段とを有し、該
    離型剤塗布手段は、前記定着用回転体に供給される離型
    剤の量を規制するための規制部材と、該規制部材の上流
    には配置され供給された離型剤を一時的に保持する離型
    剤保持部材とを含む定着装置において、 前記離型剤保持部材へ供給される離型剤の補給タイミン
    グは、1回以上の定着プロセス毎であり、かつ、1回の
    供給時間が1回の画像形成プロセスに要する時間以内で
    あることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 供給される離型剤の温度は前記定着用回
    転体の表面温度より低いことを特徴とする請求項1の定
    着装置。
  3. 【請求項3】 離型剤の補給タイミングを記録媒体の種
    類により変えることを特徴とする請求項1の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記離型剤保持部材に保持される離型剤
    の粘度は、離型剤の温度が前記定着用回転体の表面温度
    のときに、200cS以下であることを特徴とする請求
    項1の定着装置。
  5. 【請求項5】 定着ニップを形成する1対の定着用回転
    体と、該1対の定着用回転体の少なくともどちらか一方
    に離型剤を塗布するための離型剤塗布手段とを有し、該
    離型剤塗布手段は、前記定着用回転体に供給される離型
    剤の量を規制するための規制部材と、該規制部材の上流
    には配置され供給された離型剤を一時的に保持する離型
    剤保持部材とを含む定着装置を具備する画像形成装置に
    おいて、 前記離型剤保持部材へ供給される離型剤の補給タイミン
    グは、1回以上の定着プロセス毎であり、かつ、1回の
    供給時間が1回の画像形成プロセスに要する時間以内で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 供給される離型剤の温度は前記定着用回
    転体の表面温度より低いことを特徴とする請求項5の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 離型剤の補給タイミングを記録媒体の種
    類により変えることを特徴とする請求項5の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記離型剤保持部材に保持される離型剤
    の粘度は、離型剤の温度が前記定着用回転体の表面温度
    のときに、200cS以下であることを特徴とする請求
    項5の画像形成装置。
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