JPH11327364A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH11327364A JPH11327364A JP10128918A JP12891898A JPH11327364A JP H11327364 A JPH11327364 A JP H11327364A JP 10128918 A JP10128918 A JP 10128918A JP 12891898 A JP12891898 A JP 12891898A JP H11327364 A JPH11327364 A JP H11327364A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 像形成体上に形成したトナー像を転写材の一
面に、像形成体上に形成したトナー像を中間転写体を介
して転写材の他面にそれぞれ転写した後、定着を行い両
面コピーを可能とする画像形成装置によって、大判の記
録紙上に画像を形成する。 【解決手段】 2つ折りした記録紙を用いて、2つ折り
状態の記録紙の両面にトナー像を形成し、定着を行った
のち開くことによって2倍の大きさの記録紙上に画像を
形成する。
面に、像形成体上に形成したトナー像を中間転写体を介
して転写材の他面にそれぞれ転写した後、定着を行い両
面コピーを可能とする画像形成装置によって、大判の記
録紙上に画像を形成する。 【解決手段】 2つ折りした記録紙を用いて、2つ折り
状態の記録紙の両面にトナー像を形成し、定着を行った
のち開くことによって2倍の大きさの記録紙上に画像を
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像形成体の周辺に
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像形成体に
形成されたトナー像を転写材の両面に転写、定着する複
写機等の電子写真方式の両面画像形成装置に関する。
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像形成体に
形成されたトナー像を転写材の両面に転写、定着する複
写機等の電子写真方式の両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像形成体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像形成
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像形成
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャムや転写材のシワ等を引き起こす原因となっていた。
また周知の如く転写材の搬送距離が長くなるためコピー
に多くの処理時間がかかるという問題もあった。
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャムや転写材のシワ等を引き起こす原因となっていた。
また周知の如く転写材の搬送距離が長くなるためコピー
に多くの処理時間がかかるという問題もあった。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報、特開平4−214576号公報等により転
写材の両面にトナー像を形成後、1回で定着を行うもの
が提案されている。
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報、特開平4−214576号公報等により転
写材の両面にトナー像を形成後、1回で定着を行うもの
が提案されている。
【0005】また本出願人は、2つの像担持手段と2つ
の転写手段を設けることにより、転写材の両面に対しト
ナー像を転写し、両面にトナー像を有した転写材を同時
に定着する装置について研究を行い、転写材搬送の信頼
性が高く、ジャムやシワの発生がなく、また両面コピー
の処理速度を著しく早めることの出来る両面画像形成装
置の実現を可能とした。
の転写手段を設けることにより、転写材の両面に対しト
ナー像を転写し、両面にトナー像を有した転写材を同時
に定着する装置について研究を行い、転写材搬送の信頼
性が高く、ジャムやシワの発生がなく、また両面コピー
の処理速度を著しく早めることの出来る両面画像形成装
置の実現を可能とした。
【0006】前記の両面画像形成装置においては、表裏
にトナー像を転写した転写材を、定着装置に1度通すだ
けで済むため、転写材搬送の信頼性が高く、また転写材
の搬送路を短縮してコピーの処理速度も早められるよう
になっている。
にトナー像を転写した転写材を、定着装置に1度通すだ
けで済むため、転写材搬送の信頼性が高く、また転写材
の搬送路を短縮してコピーの処理速度も早められるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、画像形成装置で
は、画像形成を行う例えば感光体ドラムの形状寸法や給
紙カセット等の転写紙の給送サイズから、その画像形成
装置について許容される最大画像形成サイズが定まって
いて、例えばA4サイズを許容される最大の作像サイズ
とする画像形成装置では、A3サイズのプリントを行う
ことは不可能なことである。
は、画像形成を行う例えば感光体ドラムの形状寸法や給
紙カセット等の転写紙の給送サイズから、その画像形成
装置について許容される最大画像形成サイズが定まって
いて、例えばA4サイズを許容される最大の作像サイズ
とする画像形成装置では、A3サイズのプリントを行う
ことは不可能なことである。
【0008】本発明は転写材の表裏にトナー像を形成し
て同時に定着を行うようにした画像形成装置を用いて、
従来許容される最大の作像サイズとされていた画像サイ
ズに対してその倍にあたる大きさの画像サイズの画像形
成を可能とした画像形成装置を提供することを目的とす
る。
て同時に定着を行うようにした画像形成装置を用いて、
従来許容される最大の作像サイズとされていた画像サイ
ズに対してその倍にあたる大きさの画像サイズの画像形
成を可能とした画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体上
に形成したトナー像を転写材の一面に、像形成体上に形
成したトナー像を中間転写体を介して転写材の他面にそ
れぞれ転写した後、定着を行う画像形成装置において、
2つ折りした転写材を用いて、2つ折り状態の転写材の
両面にトナー像を形成し定着することを特徴とする画像
形成装置、により達成される。
に形成したトナー像を転写材の一面に、像形成体上に形
成したトナー像を中間転写体を介して転写材の他面にそ
れぞれ転写した後、定着を行う画像形成装置において、
2つ折りした転写材を用いて、2つ折り状態の転写材の
両面にトナー像を形成し定着することを特徴とする画像
形成装置、により達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の画像形成装置の実
施の形態の説明を行う。
施の形態の説明を行う。
【0011】本発明の画像形成装置は、像形成体に形成
されたトナー像を転写材の第1の面(表面)に転写する
第1工程と、像形成体に形成されたトナー像を中間転写
体を介して第2の面(裏面)へ転写する第2工程とから
転写紙の両面にトナー像を形成した後、定着を行う両面
画像形成装置であって、2つ折りした転写材の両面にト
ナー像を形成し、定着した後に転写紙を開くことで大判
の転写材上に画像記録を可能としている。
されたトナー像を転写材の第1の面(表面)に転写する
第1工程と、像形成体に形成されたトナー像を中間転写
体を介して第2の面(裏面)へ転写する第2工程とから
転写紙の両面にトナー像を形成した後、定着を行う両面
画像形成装置であって、2つ折りした転写材の両面にト
ナー像を形成し、定着した後に転写紙を開くことで大判
の転写材上に画像記録を可能としている。
【0012】本発明の2つ折りした転写材の両面にトナ
ー像を形成し定着を行う画像形成装置の説明に先だっ
て、上記の第1工程と第2工程とによって記録紙の両面
にトナー像を形成するようにした両面画像形成装置の2
つの実施形態について説明を行う。
ー像を形成し定着を行う画像形成装置の説明に先だっ
て、上記の第1工程と第2工程とによって記録紙の両面
にトナー像を形成するようにした両面画像形成装置の2
つの実施形態について説明を行う。
【0013】先ず第1の実施形態について説明を行う。
図1に示すのは両面画像形成を可能とするディジタル方
式によるカラー画像形成装置におけるハードウェアの全
体構成を示す図である。本発明は転写材両面にカラー画
像形成を可能とする画像形成装置に限定するものではな
く、両面画像形成を可能とする白黒ディジタル複写機で
あってもよい。
図1に示すのは両面画像形成を可能とするディジタル方
式によるカラー画像形成装置におけるハードウェアの全
体構成を示す図である。本発明は転写材両面にカラー画
像形成を可能とする画像形成装置に限定するものではな
く、両面画像形成を可能とする白黒ディジタル複写機で
あってもよい。
【0014】この図1において、カラー画像形成装置
は、画像読取り部A、画像処理部B(図示省略)、画像
形成部Cで構成され、前記画像読取り部Aが読取り手段
に、画像処理部Bが画像処理手段に、また、前記画像形
成部Cが画像形成手段に相当する。
は、画像読取り部A、画像処理部B(図示省略)、画像
形成部Cで構成され、前記画像読取り部Aが読取り手段
に、画像処理部Bが画像処理手段に、また、前記画像形
成部Cが画像形成手段に相当する。
【0015】画像読取り部Aは原稿の両面に記録された
画像読取りを可能とするもので、画像読取り部Aにおい
て、原稿60は表面を下向きとして下側よりページ順に
積層されていて、搬出ベルト51とさばきローラ52の
作動により最下層の原稿Dが搬送路53に向け搬出され
る。搬出された原稿60は実線にて示す位置に付勢され
ているガイド板61を排除して破線にて示す位置に退避
させ、搬送ベルト54を介して透明体のプラテンガラス
55上に給紙されて、裏面を下向きにした状態で原稿読
取位置に一時停止される。
画像読取りを可能とするもので、画像読取り部Aにおい
て、原稿60は表面を下向きとして下側よりページ順に
積層されていて、搬出ベルト51とさばきローラ52の
作動により最下層の原稿Dが搬送路53に向け搬出され
る。搬出された原稿60は実線にて示す位置に付勢され
ているガイド板61を排除して破線にて示す位置に退避
させ、搬送ベルト54を介して透明体のプラテンガラス
55上に給紙されて、裏面を下向きにした状態で原稿読
取位置に一時停止される。
【0016】プラテンガラス55上の原稿60の裏面画
像は、走査光学系を構成する照明ランプと第1ミラーか
ら成る第1ミラーユニット56と、V字状に位置した第
2ミラーと第3ミラーから成る第2ミラーユニット57
の、第1ミラーユニット56の速度Vによる読み取り動
作と、第2ミラーユニットによる同方向への速度V/2
による移動露光により読み取られて、投影レンズ62と
ダイクロイックプリズム63を通して3個のラインセン
サである撮像素子CCDの受光面に結像される。色分離
して撮像素子CCD上に結像したライン状の光学像は順
次電気信号(輝度信号)に光電変換される。
像は、走査光学系を構成する照明ランプと第1ミラーか
ら成る第1ミラーユニット56と、V字状に位置した第
2ミラーと第3ミラーから成る第2ミラーユニット57
の、第1ミラーユニット56の速度Vによる読み取り動
作と、第2ミラーユニットによる同方向への速度V/2
による移動露光により読み取られて、投影レンズ62と
ダイクロイックプリズム63を通して3個のラインセン
サである撮像素子CCDの受光面に結像される。色分離
して撮像素子CCD上に結像したライン状の光学像は順
次電気信号(輝度信号)に光電変換される。
【0017】画像読取り部Aでは裏面画像の読み取りが
終了すると、原稿60は搬送ベルト54の一時的な逆回
転により反転給紙路58を経て表裏を反転し、再び搬送
路53を経て搬送ベルト54を介してプラテンガラス5
5上に給紙され、表面を下向きにした状態で原稿読取位
置に一時停止される。
終了すると、原稿60は搬送ベルト54の一時的な逆回
転により反転給紙路58を経て表裏を反転し、再び搬送
路53を経て搬送ベルト54を介してプラテンガラス5
5上に給紙され、表面を下向きにした状態で原稿読取位
置に一時停止される。
【0018】プラテンガラス55上の原稿60は表面画
像を前記の走査光学系によって読み取られ、色分離して
撮像素子CCDによって電気信号に光電変換される。
像を前記の走査光学系によって読み取られ、色分離して
撮像素子CCDによって電気信号に光電変換される。
【0019】プラテンガラス55上での画像の読み取り
を終了した原稿60は、搬送ベルト54の作動により排
紙ローラ59を介してトレイ64上に表面が下向きの状
態で下側よりページ順に積み重なるように排紙される。
を終了した原稿60は、搬送ベルト54の作動により排
紙ローラ59を介してトレイ64上に表面が下向きの状
態で下側よりページ順に積み重なるように排紙される。
【0020】前記画像読取り部Aで読み取られた原稿画
像の画像信号(画像データ)は、後述する画像処理部B
において、濃度変換、フィルタ処理、変倍処理、γ補
正、表/裏画像の補正処理などの各種画像処理が施され
た後、画像形成部Cに出力される。
像の画像信号(画像データ)は、後述する画像処理部B
において、濃度変換、フィルタ処理、変倍処理、γ補
正、表/裏画像の補正処理などの各種画像処理が施され
た後、画像形成部Cに出力される。
【0021】画像形成部Cは、電子写真技術を用いたレ
ーザプリンタであって、入力された画像信号に応じて記
録紙上に画像形成を行う。
ーザプリンタであって、入力された画像信号に応じて記
録紙上に画像形成を行う。
【0022】画像形成部Cにおいて、第1の像担持体で
ある感光体ドラム10は、例えば、光学ガラスや透明ア
クリル樹脂の透明部材によって形成される円筒状の基体
を内側に設け、透明の導電層、a−Si層あるいは有機
感光層(OPC)等の感光層を該基体の外周に形成した
ものであり、接地された状態で図1の矢印で示す時計方
向に回転される。
ある感光体ドラム10は、例えば、光学ガラスや透明ア
クリル樹脂の透明部材によって形成される円筒状の基体
を内側に設け、透明の導電層、a−Si層あるいは有機
感光層(OPC)等の感光層を該基体の外周に形成した
ものであり、接地された状態で図1の矢印で示す時計方
向に回転される。
【0023】感光体ドラム10は図2の側断面図に示す
如く、それを係合固定する両面端のフランジ部材10a
及び10bが装置本体に架設固定されるドラム軸110
に対し両面端のフランジ部材10a及び10bに嵌込ま
れたベアリング110a,110bにより軸受けされて
回転自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする
歯車Gが装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されるこ
とにより所定の方向に定速で回転される。
如く、それを係合固定する両面端のフランジ部材10a
及び10bが装置本体に架設固定されるドラム軸110
に対し両面端のフランジ部材10a及び10bに嵌込ま
れたベアリング110a,110bにより軸受けされて
回転自在に支持され、フランジ部材10bの一体とする
歯車Gが装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されるこ
とにより所定の方向に定速で回転される。
【0024】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像
形成体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交
する方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、
感光体ドラム10の前述した有機感光層に対し所定の電
位に保持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極から
なる放電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ
放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス
帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用
いることも可能である。
はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像
形成体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交
する方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、
感光体ドラム10の前述した有機感光層に対し所定の電
位に保持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極から
なる放電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ
放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス
帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用
いることも可能である。
【0025】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置が、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間に位置するように配置される。
12は、感光体ドラム10上での露光位置が、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間に位置するように配置される。
【0026】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸110と平行に主走査方向に配列された像露光光発光
素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ
状に並べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに
取付けられた露光用ユニットとして構成される。保持部
材20に、各色毎の露光ユニット12、一様露光器12
c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体ドラ
ム10の基体内部に収容される。画像読取り部Aによっ
て読み取られ、画像処理部Bで画像処理がなされた画像
データは、各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信
号として入力される。
軸110と平行に主走査方向に配列された像露光光発光
素子としてのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ
状に並べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子とし
てのセルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに
取付けられた露光用ユニットとして構成される。保持部
材20に、各色毎の露光ユニット12、一様露光器12
c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体ドラ
ム10の基体内部に収容される。画像読取り部Aによっ
て読み取られ、画像処理部Bで画像処理がなされた画像
データは、各色毎の露光ユニット12にそれぞれ電気信
号として入力される。
【0027】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、外部から像露光を行う際は通常Y,M,Cの
トナーの透過性の高い780〜900nmの範囲のもの
が用いられるが、裏面から像露光を行う方式であること
からカラートナーに対して透光性を十分に有しないこれ
より短い400〜780nmの波長でもよい。
光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラ
ズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に並べたもの
が用いられる。この実施形態で使用される発光素子の発
光波長は、外部から像露光を行う際は通常Y,M,Cの
トナーの透過性の高い780〜900nmの範囲のもの
が用いられるが、裏面から像露光を行う方式であること
からカラートナーに対して透光性を十分に有しないこれ
より短い400〜780nmの波長でもよい。
【0028】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13
は、本実施形態においては、図1の感光体ドラム10に
対してY,Mの現像器13が感光体ドラム10の左側
に、また、C,Kの現像器13が感光体ドラム10の右
側に配置され、Y,Mの現像器13の現像ケーシング1
38の下方にY,Mのスコロトロン帯電器11が、ま
た、C,Kの現像器13の現像ケーシング138の上方
にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置される。
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13
は、本実施形態においては、図1の感光体ドラム10に
対してY,Mの現像器13が感光体ドラム10の左側
に、また、C,Kの現像器13が感光体ドラム10の右
側に配置され、Y,Mの現像器13の現像ケーシング1
38の下方にY,Mのスコロトロン帯電器11が、ま
た、C,Kの現像器13の現像ケーシング138の上方
にC,Kのスコロトロン帯電器11が配置される。
【0029】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、
外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスある
いはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えて
いる。
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、
外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスある
いはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えて
いる。
【0030】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100〜1
000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器1
3による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対
し直流電圧あるいはさらに交流電圧を加えた現像バイア
スが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分現
像剤によるジャンピング現像が行われて、負荷電の感光
体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流バイアスを印加して、露光
部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われる。
この時の現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm
程度以下が必要である。
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100〜1
000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器1
3による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対
し直流電圧あるいはさらに交流電圧を加えた現像バイア
スが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分現
像剤によるジャンピング現像が行われて、負荷電の感光
体ドラム10に対してトナーと同極性(本実施形態にお
いてはマイナス極性)の直流バイアスを印加して、露光
部にトナーを付着させる非接触の反転現像が行われる。
この時の現像間隔精度は画像ムラを防ぐために20μm
程度以下が必要である。
【0031】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12に
よる像露光によって形成される感光体ドラム10上の静
電潜像を、現像バイアスの印加による非接触現像法によ
り非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー(本実施形
態においては感光体ドラムは負帯電であり、マイナス極
性のトナー)を反転現像する。
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12に
よる像露光によって形成される感光体ドラム10上の静
電潜像を、現像バイアスの印加による非接触現像法によ
り非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー(本実施形
態においては感光体ドラムは負帯電であり、マイナス極
性のトナー)を反転現像する。
【0032】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により駆動用の歯車を通して感光体ド
ラム10の後フランジ部材10bに設けられた歯車Gが
回動され感光体ドラム10を図1の矢印で示す時計方向
へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方でイエロー
(Y)の現像器13の現像ケーシング138の下方に配
置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作用により
感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
駆動モータの始動により駆動用の歯車を通して感光体ド
ラム10の後フランジ部材10bに設けられた歯車Gが
回動され感光体ドラム10を図1の矢印で示す時計方向
へ回転し、同時に感光体ドラム10の左方でイエロー
(Y)の現像器13の現像ケーシング138の下方に配
置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作用により
感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0033】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
され、感光体ドラム10の回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成
する。
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
され、感光体ドラム10の回転走査によってその表面の
感光層に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成
する。
【0034】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0035】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が重ね合わせて形成される。
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が重ね合わせて形成される。
【0036】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光
ユニット12および現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカ
ラーのトナー像が形成される(トナー像形成手段)。
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光
ユニット12および現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカ
ラーのトナー像が形成される(トナー像形成手段)。
【0037】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2、第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2、第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0038】上記の画像形成プロセスによって像形成体
としての感光体ドラム10(像形成体)上に裏面画像と
なる重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラ
ム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写
域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14
c(第1の転写手段)により、駆動ローラ14d及び従
動ローラ14e間に張架され、感光体ドラム10に近接
あるいは接触して設けられた第2の像担持手段であるト
ナー像受像体14a(中間転写体)上に一括して転写さ
れる。この際、良好な転写がなされるように、例えばL
ED(発光ダイオード)を用いた転写同時露光器12d
による一様露光が行われる。
としての感光体ドラム10(像形成体)上に裏面画像と
なる重ね合わせカラートナー像が形成され、感光体ドラ
ム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写
域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施形態にお
いてはプラス極性)の直流電圧が印加される転写器14
c(第1の転写手段)により、駆動ローラ14d及び従
動ローラ14e間に張架され、感光体ドラム10に近接
あるいは接触して設けられた第2の像担持手段であるト
ナー像受像体14a(中間転写体)上に一括して転写さ
れる。この際、良好な転写がなされるように、例えばL
ED(発光ダイオード)を用いた転写同時露光器12d
による一様露光が行われる。
【0039】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは像形成体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10
に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19a
によってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感
光体の履歴をなくすために、例えばLED(発光ダイオ
ード)を用いた帯電前の一様露光器12cによる露光に
よる感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電
が除去されて引き続き次の表面画像のカラー画像形成が
行われる。
たトナーは像形成体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10
に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19a
によってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感
光体の履歴をなくすために、例えばLED(発光ダイオ
ード)を用いた帯電前の一様露光器12cによる露光に
よる感光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電
が除去されて引き続き次の表面画像のカラー画像形成が
行われる。
【0040】以上のようにしてトナー像受像体14a上
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、感光体ドラム10上には引き続き表面画像となる
重ね合わせトナー像が上記のカラー画像形成プロセスと
同様にして形成される。このとき、トナー像受像体14
a上に形成されている裏面画像と感光体ドラム10上に
形成される表面画像とは転写域14bにおける同期がと
られ、図3に示すようなトナー像の形成状態となる。な
お、この時に形成される表面画像は、感光体ドラム10
上では裏面画像形成とは互いに鏡像になる様に後に説明
する画像処理部Bによって画像データの変更が行われ
る。
に裏面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され
た後、感光体ドラム10上には引き続き表面画像となる
重ね合わせトナー像が上記のカラー画像形成プロセスと
同様にして形成される。このとき、トナー像受像体14
a上に形成されている裏面画像と感光体ドラム10上に
形成される表面画像とは転写域14bにおける同期がと
られ、図3に示すようなトナー像の形成状態となる。な
お、この時に形成される表面画像は、感光体ドラム10
上では裏面画像形成とは互いに鏡像になる様に後に説明
する画像処理部Bによって画像データの変更が行われ
る。
【0041】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15A,15B,15Cより、指示に
従って対応した記録紙が送り出しローラ15aにより送
り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイミン
グローラ15cへ搬送される。
ある給紙カセット15A,15B,15Cより、指示に
従って対応した記録紙が送り出しローラ15aにより送
り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイミン
グローラ15cへ搬送される。
【0042】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像と、の同期がとられて
転写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極
性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転
写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行
うことにより、記録紙Pが転写部以外でトナー像受像体
14a上のトナー像や感光体ドラム10上のトナー像と
引き合うことを防止して、トナー像の乱れを防止してい
る。転写材帯電手段としては、コロナ放電によって紙帯
電を行う紙帯電器14fが好ましく用いられる。
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像と、の同期がとられて
転写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極
性に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転
写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行
うことにより、記録紙Pが転写部以外でトナー像受像体
14a上のトナー像や感光体ドラム10上のトナー像と
引き合うことを防止して、トナー像の乱れを防止してい
る。転写材帯電手段としては、コロナ放電によって紙帯
電を行う紙帯電器14fが好ましく用いられる。
【0043】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る(第1工程)。この際、トナー像受像体14aの周面
上の裏面画像は記録紙Pに転写されないでトナー像受像
体14aに存在する。次に、トナーと反対極性(本実施
形態においてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転
写手段としての裏面転写器14gによりトナー像受像体
14aの周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側
(裏面側)に転写する(第2工程)。転写器14cによ
る転写の際、良好な転写がなされるように、転写器14
cと対向して感光体ドラム10の内部に設けられた、例
えばLED(発光ダイオード)を用いた転写同時露光器
12dによる一様露光が行われる。
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る(第1工程)。この際、トナー像受像体14aの周面
上の裏面画像は記録紙Pに転写されないでトナー像受像
体14aに存在する。次に、トナーと反対極性(本実施
形態においてはプラス極性)の電圧を印加した第2の転
写手段としての裏面転写器14gによりトナー像受像体
14aの周面上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側
(裏面側)に転写する(第2工程)。転写器14cによ
る転写の際、良好な転写がなされるように、転写器14
cと対向して感光体ドラム10の内部に設けられた、例
えばLED(発光ダイオード)を用いた転写同時露光器
12dによる一様露光が行われる。
【0044】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー
像をコロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成で
は、下層のトナーが同極性に十分帯電されないことか
ら、転写が不良となるので好ましくない。
【0045】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずにトナー像受像体14aに一括転写し、次
に、極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏
面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表
面画像形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像
を繰り返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナ
ー像を極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、
表面画像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0046】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
【0047】トナー像受像体14aは厚さ0.5〜2.
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴムの108〜1014Ω・cmの抵抗値をもつ半
導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好
ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5
mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等を
使用することもできる。
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴムの108〜1014Ω・cmの抵抗値をもつ半
導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好
ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5
mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等を
使用することもできる。
【0048】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14h
(以後分離極ともいう)により除電され、トナー像受像
体14aから分離され、後に詳しく説明する両方のロー
ラの内部にヒータを有する2本のローラで構成される定
着手段としての定着装置30へと搬送される。上ローラ
310と、下ローラ320との間で熱と圧力とを加えら
れることにより記録紙P上の表裏の付着トナーが定着さ
れ、両面画像記録がなされた記録紙Pが排紙ローラ18
により送られて、装置外部のトレイへ排出される。
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14h
(以後分離極ともいう)により除電され、トナー像受像
体14aから分離され、後に詳しく説明する両方のロー
ラの内部にヒータを有する2本のローラで構成される定
着手段としての定着装置30へと搬送される。上ローラ
310と、下ローラ320との間で熱と圧力とを加えら
れることにより記録紙P上の表裏の付着トナーが定着さ
れ、両面画像記録がなされた記録紙Pが排紙ローラ18
により送られて、装置外部のトレイへ排出される。
【0049】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体
ドラム10の周面上に残ったトナーは像形成体AC除電
器16により除電を受けた後、クリーニング装置19に
いたり、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るク
リーニングブレード19aによってクリーニング装置1
9内に掻き落とされ、次の画像形成の待機がなされる。
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体
ドラム10の周面上に残ったトナーは像形成体AC除電
器16により除電を受けた後、クリーニング装置19に
いたり、感光体ドラム10に当接したゴム材から成るク
リーニングブレード19aによってクリーニング装置1
9内に掻き落とされ、次の画像形成の待機がなされる。
【0050】次に画像処理部Bの回路構成を図4のブロ
ック図に従って説明する。
ック図に従って説明する。
【0051】画像読取り部Aにおいて、撮像素子CCD
から出力される色分離した3色のアナログ画像信号はA
/D変換器B11によってディジタル画像信号に変換さ
れたのち、画像処理(I)B12において画像形成装置
の特性に応じたγ補正処理と、原稿の有効画像領域の抽
出の他、枠消し、折り目消しなどの領域加工を行う画像
領域処理が行われて、画像データはメモリB14にスト
アされる。
から出力される色分離した3色のアナログ画像信号はA
/D変換器B11によってディジタル画像信号に変換さ
れたのち、画像処理(I)B12において画像形成装置
の特性に応じたγ補正処理と、原稿の有効画像領域の抽
出の他、枠消し、折り目消しなどの領域加工を行う画像
領域処理が行われて、画像データはメモリB14にスト
アされる。
【0052】メモリB14にはより多くの画像データを
記憶させることから、画像圧縮B13で画像データを圧
縮処理して記憶させ、メモリB14からの読み出し時に
は画像伸長B15によって伸長処理して出力する構成と
なっている。
記憶させることから、画像圧縮B13で画像データを圧
縮処理して記憶させ、メモリB14からの読み出し時に
は画像伸長B15によって伸長処理して出力する構成と
なっている。
【0053】画像処理部Bでは制御部B10からの指令
によって画像処理が行われる。制御部B10には表/裏
判定手段B20からの情報によって、画像形成に当たっ
てメモリB14から出力される画像データが表面画像で
あるか裏面画像であるかの判断を行い、メモリB14か
ら出力される画像データが裏面であるときには、裏面画
像対応の画像処理が行われる。
によって画像処理が行われる。制御部B10には表/裏
判定手段B20からの情報によって、画像形成に当たっ
てメモリB14から出力される画像データが表面画像で
あるか裏面画像であるかの判断を行い、メモリB14か
ら出力される画像データが裏面であるときには、裏面画
像対応の画像処理が行われる。
【0054】本画像形成装置の操作盤には、後に詳しく
説明する片面コピーモード、両面コピーモード、2つ折
りコピーモード等の選択釦があって、この選択釦により
片面原稿から両面画像、両面原稿から両面画像等の選択
がなされたときは入力情報と画像読取り部Aでの原稿読
取り順序情報とから表/裏判定手段B20によって、メ
モリから伸長される画像データの表/裏画像の判定が行
われる。
説明する片面コピーモード、両面コピーモード、2つ折
りコピーモード等の選択釦があって、この選択釦により
片面原稿から両面画像、両面原稿から両面画像等の選択
がなされたときは入力情報と画像読取り部Aでの原稿読
取り順序情報とから表/裏判定手段B20によって、メ
モリから伸長される画像データの表/裏画像の判定が行
われる。
【0055】図5は画像処理(II)B16とデータセレ
クタB19との詳細を示したもので、メモリB14から
出力する1ページ分のディジタル画像信号は色処理B1
61でマスキング・墨入れ・UCR等の色処理が行わ
れ、ついで裏面処理B162においては当該ディジタル
画像信号が裏面画像であるときはフィルタ処理及びγ補
正が行われ、裏面画像に対してはトナー付着量を多くす
るような処理も行われる。
クタB19との詳細を示したもので、メモリB14から
出力する1ページ分のディジタル画像信号は色処理B1
61でマスキング・墨入れ・UCR等の色処理が行わ
れ、ついで裏面処理B162においては当該ディジタル
画像信号が裏面画像であるときはフィルタ処理及びγ補
正が行われ、裏面画像に対してはトナー付着量を多くす
るような処理も行われる。
【0056】裏面処理B162が行われたのち、スクリ
ーン角、ディザや誤差拡散等の多値化処理B163がな
されたY,M,C,K各色のディジタル信号はデータセ
レクタB19に出力される。
ーン角、ディザや誤差拡散等の多値化処理B163がな
されたY,M,C,K各色のディジタル信号はデータセ
レクタB19に出力される。
【0057】データセレクタB19内には表面出力用メ
モリB192Aと裏面出力用メモリB192Bとが設け
られていて、制御部B10から画像出力の指示がなされ
ると、メモリB14から呼出された表面の画像データは
画像処理(II)B16による処理がなされて、セレクタ
(I)B191によって先ず表面出力用メモリB192
Aに入力され、ついで裏面の画像データは裏面出力用メ
モリB192Bに入力される。裏面出力用メモリB19
2Bに入力される際はセレクタ(I)B191によって
画像データは鏡像となるよう反転された形での入力がな
される。
モリB192Aと裏面出力用メモリB192Bとが設け
られていて、制御部B10から画像出力の指示がなされ
ると、メモリB14から呼出された表面の画像データは
画像処理(II)B16による処理がなされて、セレクタ
(I)B191によって先ず表面出力用メモリB192
Aに入力され、ついで裏面の画像データは裏面出力用メ
モリB192Bに入力される。裏面出力用メモリB19
2Bに入力される際はセレクタ(I)B191によって
画像データは鏡像となるよう反転された形での入力がな
される。
【0058】そして、画像形成装置での両面画像形成の
タイミングに合わせて、セレクタ(II)B193によっ
て先ず裏面出力用メモリB192Bから裏面画像データ
が露光ユニット12に出力され感光体ドラム10上に裏
面画像の形成が行われる。ついでセレクタ(II)B19
3によって表面出力用メモリB192Aからの表面画像
データが露光ユニット12に出力され、表面画像の形成
が行われる。
タイミングに合わせて、セレクタ(II)B193によっ
て先ず裏面出力用メモリB192Bから裏面画像データ
が露光ユニット12に出力され感光体ドラム10上に裏
面画像の形成が行われる。ついでセレクタ(II)B19
3によって表面出力用メモリB192Aからの表面画像
データが露光ユニット12に出力され、表面画像の形成
が行われる。
【0059】なお上記説明においては画像データの鏡像
変換処理はデータセレクタB19において行う構成とな
っているが、裏面処理B162において行う回路構成と
することも可能である。
変換処理はデータセレクタB19において行う構成とな
っているが、裏面処理B162において行う回路構成と
することも可能である。
【0060】次に第2実施形態について説明を行う。こ
の実施形態は図6に示す如く、2つの像形成手段を用い
て第1工程と第2工程とによって記録紙の両面にトナー
像を形成するようにした両面画像形成装置である。なお
第1の実施形態と同じ機能をもった部材に対しては同一
符号をもって示している。
の実施形態は図6に示す如く、2つの像形成手段を用い
て第1工程と第2工程とによって記録紙の両面にトナー
像を形成するようにした両面画像形成装置である。なお
第1の実施形態と同じ機能をもった部材に対しては同一
符号をもって示している。
【0061】本実施形態においては、中間転写体たるト
ナー像受像体14a上面の搬送下流側と上流側には第1
及び第2の像形成体たる共通の感光体ドラム10の周面
にそれぞれ複数のスコロトロン帯電器11、露光ユニッ
ト12と現像器13とを配置した第1及び第2のプロセ
スユニット20A及び20Bが配設されている。
ナー像受像体14a上面の搬送下流側と上流側には第1
及び第2の像形成体たる共通の感光体ドラム10の周面
にそれぞれ複数のスコロトロン帯電器11、露光ユニッ
ト12と現像器13とを配置した第1及び第2のプロセ
スユニット20A及び20Bが配設されている。
【0062】先ず原稿裏面の画像データが前記の第2の
プロセスユニット20Bの各露光ユニット12に入力さ
れ、第2のプロセスユニット20Bにおいては各帯電器
11、各現像器13の作用により感光体ドラム10は1
回転中にその周面上にイエロー、マゼンタ、シアン及び
黒の各トナー像の重ね合わせによりカラートナー像が形
成される。このカラートナー像は転写器14cにより前
記のトナー像受像体14aの周面上に一旦転写される。
プロセスユニット20Bの各露光ユニット12に入力さ
れ、第2のプロセスユニット20Bにおいては各帯電器
11、各現像器13の作用により感光体ドラム10は1
回転中にその周面上にイエロー、マゼンタ、シアン及び
黒の各トナー像の重ね合わせによりカラートナー像が形
成される。このカラートナー像は転写器14cにより前
記のトナー像受像体14aの周面上に一旦転写される。
【0063】原稿裏面のカラートナー像の形成及び転写
に並行して給紙カセット15から転写材として記録紙P
が搬出ローラ15aの作動により給紙を開始され、記録
紙Pは給紙経路15dを経由してタイミングローラ15
cに給送される。
に並行して給紙カセット15から転写材として記録紙P
が搬出ローラ15aの作動により給紙を開始され、記録
紙Pは給紙経路15dを経由してタイミングローラ15
cに給送される。
【0064】前述した第2のプロセスユニット20Bへ
の原稿裏面の画像データの入力に所定の時間差を置いて
原稿表面の画像データが前記の第1のプロセスユニット
20Aに入力され、第2のプロセスユニット20Bにお
けると同様のプロセスを経て感光体ドラム10は1回転
中に重ね合わせによりカラートナー像が形成される。な
お第1のプロセスユニット20Aの感光体ドラム10上
に形成される原稿表面の各トナー像は先に形成した原稿
裏面のカラートナー像に対し鏡像関係となるよう前もっ
て画像データが変換される。
の原稿裏面の画像データの入力に所定の時間差を置いて
原稿表面の画像データが前記の第1のプロセスユニット
20Aに入力され、第2のプロセスユニット20Bにお
けると同様のプロセスを経て感光体ドラム10は1回転
中に重ね合わせによりカラートナー像が形成される。な
お第1のプロセスユニット20Aの感光体ドラム10上
に形成される原稿表面の各トナー像は先に形成した原稿
裏面のカラートナー像に対し鏡像関係となるよう前もっ
て画像データが変換される。
【0065】第1のプロセスユニット20Aにおける感
光体ドラム10の周面上の原稿表面のカラートナー像の
形成と、前述したトナー像受像体14a上に転写した原
稿裏面のカラートナー像の位置の双方に同期して前記の
タイミングローラ15cの作動が開始され、記録紙Pが
原稿表裏の各カラートナー像に位相を合わせて、表裏の
カラートナー像先端位置と記録紙Pの先端位置が合致す
るようトナー像受像体14a上に給紙される。
光体ドラム10の周面上の原稿表面のカラートナー像の
形成と、前述したトナー像受像体14a上に転写した原
稿裏面のカラートナー像の位置の双方に同期して前記の
タイミングローラ15cの作動が開始され、記録紙Pが
原稿表裏の各カラートナー像に位相を合わせて、表裏の
カラートナー像先端位置と記録紙Pの先端位置が合致す
るようトナー像受像体14a上に給紙される。
【0066】記録紙Pは紙帯電器14fのコロナ帯電に
よりトナー像受像体14aと密着した状態で搬送され
て、先ず記録紙Pの上面には第1のプロセスユニット2
0Aの感光体ドラム10の担持する原稿表面のカラート
ナー像を転写器14c′により転写され(第1工程)、
次いで記録紙Pの下面には第2のプロセスユニット20
Bの感光体ドラム10より転写されたトナー像受像体1
4a上の原稿裏面のカラートナー像を転写器14gによ
り再転写される(第2工程)。
よりトナー像受像体14aと密着した状態で搬送され
て、先ず記録紙Pの上面には第1のプロセスユニット2
0Aの感光体ドラム10の担持する原稿表面のカラート
ナー像を転写器14c′により転写され(第1工程)、
次いで記録紙Pの下面には第2のプロセスユニット20
Bの感光体ドラム10より転写されたトナー像受像体1
4a上の原稿裏面のカラートナー像を転写器14gによ
り再転写される(第2工程)。
【0067】かくして、上下すなわち表裏両面にカラー
トナー像を転写された記録紙Pは除電器14hの放電に
より除電されてトナー像受像体14aの周面より分離さ
れ、次に説明する定着装置30においてトナーを記録紙
P上に溶着したのち排紙ローラ18を経てトレイ上に排
出される。
トナー像を転写された記録紙Pは除電器14hの放電に
より除電されてトナー像受像体14aの周面より分離さ
れ、次に説明する定着装置30においてトナーを記録紙
P上に溶着したのち排紙ローラ18を経てトレイ上に排
出される。
【0068】一方カラートナー像の転写を終えた各感光
体ドラム10とトナー像受像体14aはそれぞれの備え
るクリーニング装置19並びにトナー像受像体クリーニ
ング装置14iによって残留トナーを除去、清掃されて
続くカラートナー像の形成並びに転写に備える。
体ドラム10とトナー像受像体14aはそれぞれの備え
るクリーニング装置19並びにトナー像受像体クリーニ
ング装置14iによって残留トナーを除去、清掃されて
続くカラートナー像の形成並びに転写に備える。
【0069】図7は本発明の両面画像形成装置に用いる
定着装置30の実施形態を示す断面構成図である。定着
装置30は、上側にあって記録紙Pの表面トナー像の定
着を担当する上ローラ310と、下側にあって記録紙P
の裏面トナー像の定着を担当する下ローラ320とが対
向して圧接・加熱し、その間を通過する記録紙Pの保持
するトナー像の定着を行う。
定着装置30の実施形態を示す断面構成図である。定着
装置30は、上側にあって記録紙Pの表面トナー像の定
着を担当する上ローラ310と、下側にあって記録紙P
の裏面トナー像の定着を担当する下ローラ320とが対
向して圧接・加熱し、その間を通過する記録紙Pの保持
するトナー像の定着を行う。
【0070】上ローラ310は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る加熱手段(本実施形態では700Wのハ
ロゲンランプ)である第1ヒータ311を有している。
上ローラ310はこの第1ヒータ311を内蔵した薄肉
の金属パイプから成る芯金310aの外周を、例えば3
0〜200μmのPFA(パーフルオロアルキルビニル
エーテル)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性で高離型層で
コーティングした表面層310bを有するハードローラ
である。
ンプ等から成る加熱手段(本実施形態では700Wのハ
ロゲンランプ)である第1ヒータ311を有している。
上ローラ310はこの第1ヒータ311を内蔵した薄肉
の金属パイプから成る芯金310aの外周を、例えば3
0〜200μmのPFA(パーフルオロアルキルビニル
エーテル)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
等のフッ素樹脂やシリコン樹脂等の耐熱性で高離型層で
コーティングした表面層310bを有するハードローラ
である。
【0071】下ローラ320は内側芯部にはハロゲンラ
ンプ等から成る加熱手段(本実施形態では300Wのハ
ロゲンランプ)である第2ヒータ321を有している。
下ローラ320はこの第2ヒータ321を内蔵した薄肉
の金属パイプから成る芯金320aの外周に厚さ2〜8
mmのゴム硬度アスカーC55度程度のシリコンゴム等
の耐熱性を有した弾性体から成る弾性体層320bを設
け、その外周を表面層320cとして厚さ30〜200
μmのPFAやPTFE等のフッ素樹脂やシリコン樹脂
等の耐熱性で高離型層でコーティングしたソフトローラ
である。
ンプ等から成る加熱手段(本実施形態では300Wのハ
ロゲンランプ)である第2ヒータ321を有している。
下ローラ320はこの第2ヒータ321を内蔵した薄肉
の金属パイプから成る芯金320aの外周に厚さ2〜8
mmのゴム硬度アスカーC55度程度のシリコンゴム等
の耐熱性を有した弾性体から成る弾性体層320bを設
け、その外周を表面層320cとして厚さ30〜200
μmのPFAやPTFE等のフッ素樹脂やシリコン樹脂
等の耐熱性で高離型層でコーティングしたソフトローラ
である。
【0072】上下のローラ310,320の周面には、
それぞれ周面上に付着したトナーや紙粉等を吸着除去す
るためにクリーニングローラ312,322と、オフセ
ット防止のために離型剤であるシリコンオイルを塗布す
るオイル塗布ローラ313,323が設けられている。
クリーニングローラ312,322の表面には例えば発
泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材料
を使用する。吸収性の材料を使用すると吸収して溜まっ
たオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。従
ってクリーニングローラ312,322に非吸収性の材
料を使用し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またト
ナー等の異物除去性能を良くするため、離型性の低いも
のとし、更に上、下ローラ310,320からの熱を吸
収しないよう熱容量の小さいものが選択使用され、クリ
ーニングローラ312,322及びオイル塗布ローラ3
13,323はそれぞれ上、下ローラ310,320に
圧着して従動回転する。
それぞれ周面上に付着したトナーや紙粉等を吸着除去す
るためにクリーニングローラ312,322と、オフセ
ット防止のために離型剤であるシリコンオイルを塗布す
るオイル塗布ローラ313,323が設けられている。
クリーニングローラ312,322の表面には例えば発
泡シリコンゴムのようなオイルに対して非吸収性の材料
を使用する。吸収性の材料を使用すると吸収して溜まっ
たオイルを吐き出すこととなり、オイルむらになる。従
ってクリーニングローラ312,322に非吸収性の材
料を使用し、オイル塗布量のバラツキを抑える。またト
ナー等の異物除去性能を良くするため、離型性の低いも
のとし、更に上、下ローラ310,320からの熱を吸
収しないよう熱容量の小さいものが選択使用され、クリ
ーニングローラ312,322及びオイル塗布ローラ3
13,323はそれぞれ上、下ローラ310,320に
圧着して従動回転する。
【0073】また、下ローラ320には導電性の薄肉金
属ローラの内側に外部ヒータ331としてハロゲンラン
プ(本実施形態では500Wのハロゲンランプ)を内蔵
した外部加熱手段である外部加熱ローラ330が下ロー
ラ320に圧着して従動回転する構成となっている。な
お、外部加熱手段としては下ローラ320と非接触の棒
状のハロゲンランプと樋状の反射鏡から成る加熱手段を
用いることもできる。
属ローラの内側に外部ヒータ331としてハロゲンラン
プ(本実施形態では500Wのハロゲンランプ)を内蔵
した外部加熱手段である外部加熱ローラ330が下ロー
ラ320に圧着して従動回転する構成となっている。な
お、外部加熱手段としては下ローラ320と非接触の棒
状のハロゲンランプと樋状の反射鏡から成る加熱手段を
用いることもできる。
【0074】更に上ローラ310、下ローラ320の各
々に当接し或いは極く近接した位置にサーミスタ等から
なる第1及び第2の温度検知手段である第1温度センサ
314、第2温度センサ324が設けられていて、ロー
ラの表面温度が検知され、この検知信号に基づいて第1
ヒータ311,第2ヒータ321及び外部ヒータ331
の通電制御が行われ、所定の温度範囲内に保持される。
々に当接し或いは極く近接した位置にサーミスタ等から
なる第1及び第2の温度検知手段である第1温度センサ
314、第2温度センサ324が設けられていて、ロー
ラの表面温度が検知され、この検知信号に基づいて第1
ヒータ311,第2ヒータ321及び外部ヒータ331
の通電制御が行われ、所定の温度範囲内に保持される。
【0075】上ローラ310と下ローラ320との間は
不図示のバネなどの付勢部材によって線圧0.8〜1.
8kg/cmで圧接されるようになっていて、この時の
ニップ部の長さは線圧やローラの硬度によって異なるが
ほぼ2〜7mmとなっている。上ローラ310と下ロー
ラ320とはニップ部においてスリップが生じないよう
同一の駆動源によって駆動され、同じ線速(本実施例で
は160mm/sec)で回転し、ニップ部において両
面定着が行われる。
不図示のバネなどの付勢部材によって線圧0.8〜1.
8kg/cmで圧接されるようになっていて、この時の
ニップ部の長さは線圧やローラの硬度によって異なるが
ほぼ2〜7mmとなっている。上ローラ310と下ロー
ラ320とはニップ部においてスリップが生じないよう
同一の駆動源によって駆動され、同じ線速(本実施例で
は160mm/sec)で回転し、ニップ部において両
面定着が行われる。
【0076】本発明においては、両面にトナー像を保持
した記録紙の定着に当たって、表面(第1面)の定着を
行う上ローラ310の表面温度は設定定着温度T
S1(℃)に温度制御を行い、裏面(第2面)の定着を行
う下ローラ320の表面温度は設定定着温度TS2(℃)
に温度制御が行われる。ここで|TS2−TS1|≦15℃
に設定することによって、記録紙Pは表裏同質の定着画
像が得られる。
した記録紙の定着に当たって、表面(第1面)の定着を
行う上ローラ310の表面温度は設定定着温度T
S1(℃)に温度制御を行い、裏面(第2面)の定着を行
う下ローラ320の表面温度は設定定着温度TS2(℃)
に温度制御が行われる。ここで|TS2−TS1|≦15℃
に設定することによって、記録紙Pは表裏同質の定着画
像が得られる。
【0077】本発明の画像形成装置は、上記に説明した
記録紙の両面に画像形成を行う機能に加えて、2つ折り
した記録紙両面にトナー像を形成し定着する機能を有し
ていて、定着した後に記録紙を開くことで、2倍の大き
さの記録紙上に片面画像を形成することが可能となって
いる。
記録紙の両面に画像形成を行う機能に加えて、2つ折り
した記録紙両面にトナー像を形成し定着する機能を有し
ていて、定着した後に記録紙を開くことで、2倍の大き
さの記録紙上に片面画像を形成することが可能となって
いる。
【0078】2つ折りした記録紙は、給紙方向からみて
縦方向に2つ折りした記録紙上に両面画像を形成するケ
ースと、横方向に2つ折りした記録紙上に両面画像を形
成するケースとに分けられる。
縦方向に2つ折りした記録紙上に両面画像を形成するケ
ースと、横方向に2つ折りした記録紙上に両面画像を形
成するケースとに分けられる。
【0079】縦方向に2つ折りした記録紙P1上に両面
画像を形成するケースについてみると、給紙を確実に行
うには給紙される記録紙P1の折り目が先頭となってい
ることが望ましい。後端に折り目があると給紙中に紙が
開き易くジャム等が生じ易いからである。図8は折り目
を先頭として給紙を行い、定着後記録紙P1を展開した
とき連続した画像が得られる条件を示したもので、
(a)に示した形態は中間転写体を介して下面に転写す
る画像は2ページ目の画像で鏡像関係にあり、感光体ド
ラムから上面に転写する画像は1ページ目の画像で上下
反転した画像である。また(b)に示した形態は中間転
写体を介して下面に転写する画像は1ページ目の画像で
(上下反転+鏡像)の関係にあり、感光体ドラムから上
面に転写する画像は2ページ目の画像で正像の関係にあ
る。本実施形態の画像形成装置で縦方向に2つ折りした
記録紙P1上への両面画像の形成は、(a)(b)の何
れの形態であっても差し支えないが、前記の2つ折りし
ない記録紙上に両面画像を形成するプログラム(下面に
転写する画像は2ページ目の画像で鏡像、上面に転写す
る画像は1ページ目の画像で正像)と近似していること
から(a)の形態での画像形成が好ましい。
画像を形成するケースについてみると、給紙を確実に行
うには給紙される記録紙P1の折り目が先頭となってい
ることが望ましい。後端に折り目があると給紙中に紙が
開き易くジャム等が生じ易いからである。図8は折り目
を先頭として給紙を行い、定着後記録紙P1を展開した
とき連続した画像が得られる条件を示したもので、
(a)に示した形態は中間転写体を介して下面に転写す
る画像は2ページ目の画像で鏡像関係にあり、感光体ド
ラムから上面に転写する画像は1ページ目の画像で上下
反転した画像である。また(b)に示した形態は中間転
写体を介して下面に転写する画像は1ページ目の画像で
(上下反転+鏡像)の関係にあり、感光体ドラムから上
面に転写する画像は2ページ目の画像で正像の関係にあ
る。本実施形態の画像形成装置で縦方向に2つ折りした
記録紙P1上への両面画像の形成は、(a)(b)の何
れの形態であっても差し支えないが、前記の2つ折りし
ない記録紙上に両面画像を形成するプログラム(下面に
転写する画像は2ページ目の画像で鏡像、上面に転写す
る画像は1ページ目の画像で正像)と近似していること
から(a)の形態での画像形成が好ましい。
【0080】記録紙の給紙方向からみて横方向に2つ折
りした記録紙上に両面画像を形成するケースについてみ
ると、左側に折り目をもつ場合と、右側に折り目をもつ
場合と、左側に折り目をもつ場合とが存在する。図9は
左側に折り目をもって給紙を行い、定着後記録紙P2を
展開したとき連続した画像が得られる条件を示したもの
で、(a)に示した形態は中間転写体を介して下面に転
写する画像は1ページ目の画像で鏡像関係にあり、感光
体ドラムから上面に転写する画像は2ページ目の画像で
正像関係にある。また(b)に示した形態は中間転写体
を介して下面に転写する画像は2ページ目の画像で(上
下反転+鏡像)の関係にあり、感光体ドラムから上面に
転写する画像は1ページ目の画像で上下反転した関係に
ある。
りした記録紙上に両面画像を形成するケースについてみ
ると、左側に折り目をもつ場合と、右側に折り目をもつ
場合と、左側に折り目をもつ場合とが存在する。図9は
左側に折り目をもって給紙を行い、定着後記録紙P2を
展開したとき連続した画像が得られる条件を示したもの
で、(a)に示した形態は中間転写体を介して下面に転
写する画像は1ページ目の画像で鏡像関係にあり、感光
体ドラムから上面に転写する画像は2ページ目の画像で
正像関係にある。また(b)に示した形態は中間転写体
を介して下面に転写する画像は2ページ目の画像で(上
下反転+鏡像)の関係にあり、感光体ドラムから上面に
転写する画像は1ページ目の画像で上下反転した関係に
ある。
【0081】図10は右側に折り目をもって給紙を行
い、定着後記録紙P2を展開したとき連続した画像が得
られる条件を示したもので、(c)に示した形態は中間
転写体を介して下面に転写する画像は2ページ目の画像
で鏡像関係にあり、感光体ドラムから上面に転写する画
像は1ページ目の画像で正像関係にある。また(d)に
示した形態は中間転写体を介して下面に転写する画像は
1ページ目の画像で(上下反転+鏡像)の関係にあり、
感光体ドラムから上面に転写する画像は2ページ目の画
像で上下反転した関係にある。
い、定着後記録紙P2を展開したとき連続した画像が得
られる条件を示したもので、(c)に示した形態は中間
転写体を介して下面に転写する画像は2ページ目の画像
で鏡像関係にあり、感光体ドラムから上面に転写する画
像は1ページ目の画像で正像関係にある。また(d)に
示した形態は中間転写体を介して下面に転写する画像は
1ページ目の画像で(上下反転+鏡像)の関係にあり、
感光体ドラムから上面に転写する画像は2ページ目の画
像で上下反転した関係にある。
【0082】本実施形態の画像形成装置で横方向に2つ
折りした記録紙P2上への両面画像の形成は、右側に折
り目をもって給紙して行われる(a)(b)何れの形態
であっても、左側に折り目をもって給紙して行われる
(c)(d)何れの形態であっても差し支えないが、前
記の2つ折りしない記録紙上に両面画像を形成するプロ
グラム(下面転写する画像は2ページ目の画像で鏡像、
上面に転写する画像は1ページ目の画像で正像)と合致
していることから、記録紙P2は給紙方向からみて右側
に折り目をもつような給紙を行い、(c)の形態での画
像形成が好ましい。
折りした記録紙P2上への両面画像の形成は、右側に折
り目をもって給紙して行われる(a)(b)何れの形態
であっても、左側に折り目をもって給紙して行われる
(c)(d)何れの形態であっても差し支えないが、前
記の2つ折りしない記録紙上に両面画像を形成するプロ
グラム(下面転写する画像は2ページ目の画像で鏡像、
上面に転写する画像は1ページ目の画像で正像)と合致
していることから、記録紙P2は給紙方向からみて右側
に折り目をもつような給紙を行い、(c)の形態での画
像形成が好ましい。
【0083】本画像形成装置の操作盤には、図4に示す
ようなモード切替釦B21が設けられていて、片面コピ
ーモード、両面コピーモード、縦2つ折りコピーモー
ド、横2つ折りコピーモードの何れかを選択するように
なっている。また図1に示す給紙カセット15Aには普
通記録紙Pが、また給紙カセット15Bには縦方向に2
つ折りした記録紙P1が給紙時には折り目を先頭として
給紙される方向に収納されている。また給紙カセット1
5Cには横方向に2つ折りした記録紙P2が給紙方向か
らみて右側に折り目があるように収納されている。
ようなモード切替釦B21が設けられていて、片面コピ
ーモード、両面コピーモード、縦2つ折りコピーモー
ド、横2つ折りコピーモードの何れかを選択するように
なっている。また図1に示す給紙カセット15Aには普
通記録紙Pが、また給紙カセット15Bには縦方向に2
つ折りした記録紙P1が給紙時には折り目を先頭として
給紙される方向に収納されている。また給紙カセット1
5Cには横方向に2つ折りした記録紙P2が給紙方向か
らみて右側に折り目があるように収納されている。
【0084】いまモード切替釦21によって縦2つ折り
モードが選択されたときは、制御部B10はROM B
22から縦2つ折りプログラムを呼び出して画像処理及
び画像形成が行われる。画像処理において両面コピー時
と異なる点は1ページ目の画像が上下反転する必要があ
るので、制御部B10はメモリB14から1ページ目の
画像データを呼び出す際、末尾から呼び出して画像伸長
B15が行われ、給紙カセット15Bから給送された縦
2つ折りの記録紙P1の表裏に画像記録が行われる。
モードが選択されたときは、制御部B10はROM B
22から縦2つ折りプログラムを呼び出して画像処理及
び画像形成が行われる。画像処理において両面コピー時
と異なる点は1ページ目の画像が上下反転する必要があ
るので、制御部B10はメモリB14から1ページ目の
画像データを呼び出す際、末尾から呼び出して画像伸長
B15が行われ、給紙カセット15Bから給送された縦
2つ折りの記録紙P1の表裏に画像記録が行われる。
【0085】またモード切替釦21によって横2つ折り
モードが選択されたときは、制御部B10はROM B
22から横2つ折りプログラムを呼び出して画像処理及
び画像形成が行われる。画像処理に当たっては両面コピ
ー時と同じであって、給紙カセット15Cから給送され
た横2つ折りの記録紙P2の表裏に画像記録が行われ
る。
モードが選択されたときは、制御部B10はROM B
22から横2つ折りプログラムを呼び出して画像処理及
び画像形成が行われる。画像処理に当たっては両面コピ
ー時と同じであって、給紙カセット15Cから給送され
た横2つ折りの記録紙P2の表裏に画像記録が行われ
る。
【0086】2つ折りした記録紙の両面に画像記録を行
う際は制御部21は前記の両面コピー時に較べて次のよ
うな変更を行う。
う際は制御部21は前記の両面コピー時に較べて次のよ
うな変更を行う。
【0087】(1)転写材帯電手段として定電流制御が
なされたコロナ放電によって紙帯電を行う紙帯電器14
fへの電流値を1.2〜2倍として記録紙P1又はP2
が中間転写体14aから浮き上がったりし2つ折りした
記録紙が分離して密着性が損なわれないようにする。密
着性が悪いと転写ヌケが生じたり、記録紙の搬送不良が
生じたりすることとなる。
なされたコロナ放電によって紙帯電を行う紙帯電器14
fへの電流値を1.2〜2倍として記録紙P1又はP2
が中間転写体14aから浮き上がったりし2つ折りした
記録紙が分離して密着性が損なわれないようにする。密
着性が悪いと転写ヌケが生じたり、記録紙の搬送不良が
生じたりすることとなる。
【0088】(2)定電流制御を行うコロナ放電によっ
て感光体ドラム10上の1ページ目のトナー画像を記録
紙P1又はP2の上面に転写を行う転写器14cの電流
値を1.2〜2倍として、トナー画像が2つ折りした記
録紙上に効率良く転写がなされるような条件に変更す
る。
て感光体ドラム10上の1ページ目のトナー画像を記録
紙P1又はP2の上面に転写を行う転写器14cの電流
値を1.2〜2倍として、トナー画像が2つ折りした記
録紙上に効率良く転写がなされるような条件に変更す
る。
【0089】(3)定電流制御を行うコロナ放電によっ
て中間転写体14a上の2ページ目のトナー画像を記録
紙P1又はP2の下面に転写を行う裏面転写器14gの
電流値を1.2〜2倍として、トナー画像が2つ折りし
た記録紙の下面に効率良く転写がなされるような条件に
変更する。
て中間転写体14a上の2ページ目のトナー画像を記録
紙P1又はP2の下面に転写を行う裏面転写器14gの
電流値を1.2〜2倍として、トナー画像が2つ折りし
た記録紙の下面に効率良く転写がなされるような条件に
変更する。
【0090】(4)定電流制御を行う紙分離AC除電器
14hの電流値を1.2〜2倍として記録紙P1又はP
2の除電が行われ、中間転写体14aからの2つ折りし
た記録紙の分離が確実になされるような条件に変更す
る。
14hの電流値を1.2〜2倍として記録紙P1又はP
2の除電が行われ、中間転写体14aからの2つ折りし
た記録紙の分離が確実になされるような条件に変更す
る。
【0091】(5)記録紙P1又はP2が定着装置30
を通過する際の上ローラ310の設定定着温度T
S1(℃)及び下ローラ320の設定定着温度TS2(℃)
を両面コピー時の設定定着温度よりも5〜30℃高温に
設定し、2つ折りした記録紙が通過する際奪われる熱量
を補償するよう変更する。本実施形態においては両面コ
ピー時の上ローラ310及び下ローラ320の設定定着
温度が270℃であったのを290℃に変更し、画像形
成を行う時間間隔を広くして上ローラ310及び下ロー
ラ320の表面温度が設定定着温度まで上昇した状態で
定着がなされるような変更を行う。
を通過する際の上ローラ310の設定定着温度T
S1(℃)及び下ローラ320の設定定着温度TS2(℃)
を両面コピー時の設定定着温度よりも5〜30℃高温に
設定し、2つ折りした記録紙が通過する際奪われる熱量
を補償するよう変更する。本実施形態においては両面コ
ピー時の上ローラ310及び下ローラ320の設定定着
温度が270℃であったのを290℃に変更し、画像形
成を行う時間間隔を広くして上ローラ310及び下ロー
ラ320の表面温度が設定定着温度まで上昇した状態で
定着がなされるような変更を行う。
【0092】(6)上記(1)〜(5)に代えて記録紙
P1又はP2が給紙・搬送・定着される線速度を両面コ
ピー時よりも低速となるよう変更する。また線速度の変
更に加えて(1)〜(5)の変更を併せ行うこともなさ
れる。
P1又はP2が給紙・搬送・定着される線速度を両面コ
ピー時よりも低速となるよう変更する。また線速度の変
更に加えて(1)〜(5)の変更を併せ行うこともなさ
れる。
【0093】かかる縦2つ折りプログラム又は横2つ折
りプログラムによって記録紙P1又はP2の両面には上
下面で差異のない良質の画像が形成され、定着後折り目
を開くことで、従来は不可能であった2倍の面積をもっ
た大判の記録紙上に画像が記録されることとなる。
りプログラムによって記録紙P1又はP2の両面には上
下面で差異のない良質の画像が形成され、定着後折り目
を開くことで、従来は不可能であった2倍の面積をもっ
た大判の記録紙上に画像が記録されることとなる。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明により、従来許容される
最大の作像サイズとされていた画像サイズに対してその
倍に相当する大きさの画像サイズの画像形成を可能とし
た画像形成装置が提供されることとなった。
最大の作像サイズとされていた画像サイズに対してその
倍に相当する大きさの画像サイズの画像形成を可能とし
た画像形成装置が提供されることとなった。
【0095】請求項2〜4により、両面コピー時と同質
な良好な画像が2倍の画像サイズについても得られるこ
ととなった。
な良好な画像が2倍の画像サイズについても得られるこ
ととなった。
【図1】第1の実施形態の画像形成装置の断面構成図。
【図2】像形成体の側断面図。
【図3】トナー像の形成状態を示す説明図。
【図4】実施形態の回路構成を示すブロック図。
【図5】画像処理部とデータセレクタ部の回路構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図6】第2の実施形態の画像形成装置の断面構成図。
【図7】定着装置の断面構成図。
【図8】2つ折り(縦)した記録紙上の画像説明図。
【図9】2つ折り(横左側)した記録紙上の画像説明
図。
図。
【図10】2つ折り(横右側)した記録紙上の画像説明
図。
図。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット(像露光手段) 13 現像器 14a トナー像受像体(中間転写体) 14c 転写器 14g 裏面転写器 14h 分離極 30 定着装置 310 上ローラ 320 下ローラ P 記録紙 P1 記録紙(縦方向2つ折り) P2 記録紙(横方向2つ折り)
Claims (4)
- 【請求項1】 像形成体上に形成したトナー像を転写材
の一面に、像形成体上に形成したトナー像を中間転写体
を介して転写材の他面にそれぞれ転写した後、定着を行
う画像形成装置において、2つ折りした転写材を用い
て、2つ折り状態の転写材の両面にトナー像を形成し定
着することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記中間転写体上で転写材が帯電工程を
受けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 2つ折りした転写材を用いる場合は、2
つ折りしない転写材を用いる場合に対しプロセス条件を
変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記プロセス条件は、少なくもプロセス
スピード、帯電、転写、分離、定着条件の何れかである
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10128918A JPH11327364A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10128918A JPH11327364A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11327364A true JPH11327364A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14996601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10128918A Pending JPH11327364A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11327364A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8970895B2 (en) | 2012-06-21 | 2015-03-03 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus for printing on front and back of paper |
JP2016102930A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP10128918A patent/JPH11327364A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8970895B2 (en) | 2012-06-21 | 2015-03-03 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus for printing on front and back of paper |
JP2016102930A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法 |
US9742944B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-08-22 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus using recording sheet folded in half |
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