JP2000321886A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000321886A
JP2000321886A JP13423399A JP13423399A JP2000321886A JP 2000321886 A JP2000321886 A JP 2000321886A JP 13423399 A JP13423399 A JP 13423399A JP 13423399 A JP13423399 A JP 13423399A JP 2000321886 A JP2000321886 A JP 2000321886A
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JP13423399A
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English (en)
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Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体を用い、転写材の片面又は両面に
トナー画像を形成する際、何れにおいても画像ムラを生
じないで処理速度を高める。 【解決手段】 片面画像形成を連続して行うときは中間
転写体14aにクリーニングブレード141の当接を維
持し、両面画像形成を行うときは先の表面トナー像が感
光体ドラム10上に形成されて搬送される記録紙Pへ転
写終了後クリーニングブレード141が中間転写体14
aに当接するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像形成手段
により像担持手段上に形成したトナー像を転写材に転
写、定着して画像を得る、複写機、プリンタ、FAX等
の電子写真方式の画像形成装置に関し、更に詳しくは、
中間転写体を介して転写材の両面又は片面にトナー像を
形成し定着してカラーの両面又は片面画像を得る画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像形成装置においては、像
担持手段上に形成した一方の面の画像を転写材上に転
写、定着し、転写材を一旦両面反転給送装置に収納し、
つぎに像担持手段上に形成する他方の面の画像とタイミ
ングを合わせて転写材を両面反転給送装置より給送し、
転写材の他方の面に画像を転写、定着する方法がとられ
ている。
【0003】この両面画像形成装置では、転写材を一旦
両面反転給送装置に収納した後再度給送するという転写
材の搬送が行われることから、転写材の搬送距離が長く
なり、両面画像形成に多くの処理時間がかかるという問
題があった。また1度定着手段を通過してカールしやす
くなった転写材を再び給送するため、転写材搬送の信頼
性が低く、転写材のジャムやシワ等を引き起こす原因と
なっていた。
【0004】これに対し、特公昭49−37538号公
報、特公昭54−28740号公報、特開平1−444
57号公報や特開平4−214576号公報等により、
像担持体によって形成したトナー像を中間転写体を用い
て転写材の両面にトナー像を転写し、1回の定着で両面
画像を得る画像形成装置や画像形成方法が提案されてい
る。
【0005】特に、特開平1−44457号公報や特開
平4−214576号公報等には像担持体、帯電手段、
像露光手段、現像手段、クリーニング手段等よりなる像
形成手段をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒色(K)の順に複数組中間転写体上に並列
に配置し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1) 像形成体上で
形成されたトナー像を中間転写体を介して転写材の両面
にトナー像を形成するようにした画像形成装置では一般
に像形成体上の残留トナーを除去するためのクリーニン
グ手段を設けると共に中間転写体にも付着トナーを除去
するための中間転写体に接離するクリーニング手段が設
けられている。中間転写体に接離を行うクリーニング手
段が当接又は離間を行うときにはその作動によって中間
転写体及び像形成体の動作において駆動ムラが生じ、こ
れが原因となって画像ムラとなる。
【0007】本発明は、かかる画像形成装置で、転写材
の片面又は両面に画像形成を行う際、何れにおいても画
像ムラが生じることがなく、中間転写体は清掃された状
態で継続して画像形成を行うことを可能とした画像形成
装置を提供することを第1の目的とする。
【0008】(2) 像形成体上で形成されたトナー像
を中間転写体を介して転写材の両面にトナー像を形成す
るようにした画像形成装置では一般に像形成体上の残留
トナーを除去するためのクリーニング手段を設けると共
に中間転写体にも付着トナーを除去するための中間転写
体に接離するクリーニング手段が設けられている。中間
転写体に接離を行うクリーニング手段が当接又は離間を
行うときにはその作動によって中間転写体及び像形成体
の動作において駆動ムラが生じ、これが原因となって画
像ムラとなる。
【0009】本発明は、かかる画像形成装置で、中間転
写体上に付着したトナーを除去するのにクリーニング手
段によるだけでなく、中間転写体上の付着トナーを像形
成体上に回収するようにして、転写材の片面又は両面に
画像形成を行う際、何れにおいても画像ムラが生じるこ
とがなく、中間転写体は清掃された状態で継続して画像
形成を行うことを可能とした画像形成装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
【0010】(3) 像形成体上で形成されたトナー像
を転写ベルト或いは中間転写体に挟まれた転写材に転写
するようにした画像形成装置では、転写ベルト或いは中
間転写体上に残留トナーが付着し、次第に画像品質を低
下させることとなる。転写ベルト或いは中間転写体には
一般にブレードによるクリーニング手段を設けて当接を
行い、転写ベルト或いは中間転写体に付着したトナーの
除去を行っている。ブレードによるクリーニング手段を
用いると、転写ベルト或いは中間転写体の駆動トルクが
変動し、また亀裂が生じたりして材質を損傷し、クリー
ニング時にはトナーが飛散したりすることとなる。
【0011】このように転写ベルト或いは中間転写体に
当接するクリーニング手段を設けるときはかかる弊害を
伴うことから、本発明はクリーニング手段を設けること
なく、転写ベルト又は中間転写体に付着したトナーを像
形成体へと移動させて回収するようにして清掃された状
態で継続して画像形成を行うことを可能とした画像形成
装置を提供することを第3の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、像形
成体上で形成されたトナー像を中間転写体を介して転写
材の両面にトナー像を形成する画像形成装置において、
両面のトナー像形成を連続して行うとき、先の表面トナ
ー像が形成されて搬送される転写材へ像形成体から転写
終了後、クリーニング手段が中間転写体に当接すること
を特徴とする画像形成装置(請求項1の発明)及び像形
成体上で形成されたトナー像を中間転写体を介して転写
材の両面にトナー像を形成する画像形成装置において、
両面のトナー像形成後片面のトナー像形成を連続して行
うとき、中間転写体に当接したクリーニング手段を維持
したまま片面画像形成を行うことを特徴とする画像形成
装置(請求項5の発明)及び像形成体上で形成されたト
ナー像を中間転写体を介して転写材の両面にトナー像を
形成する画像形成装置において、片面のトナー像形成後
両面のトナー像形成を連続して行うとき、像形成体から
のトナー像の転写終了後中間転写体にクリーニング手段
が当接することを特徴とする画像形成装置(請求項6の
発明)により達成される。
【0013】上記第2の目的は、像形成体上で形成され
たトナー像を中間転写体を介して転写材の両面にトナー
像を形成する画像形成装置において、片面画像形成時は
中間転写体にクリーニング手段を当接し、両面画像形成
時は中間転写体に帯電を行い、中間転写体上のトナーを
像形成体へ再転写することを特徴とする画像形成装置
(請求項7の発明)により達成される。
【0014】上記第3の目的は、像形成体上で形成され
たトナー像を転写ベルトに挟まれた転写材に転写する画
像形成装置において、転写ベルト上のトナーを帯電させ
る帯電手段を配設し、転写ベルト上の非画像形成部に対
応する領域のトナーを帯電させて、転写バイアスにより
像形成体へ回収することを特徴とする画像形成装置(請
求項9の発明)及び像形成体上で形成されたトナー像を
転写ベルトに挟まれた転写材に転写する画像形成装置に
おいて、転写ベルト上のトナーを帯電させる帯電手段を
配設し、転写ベルト上の画像形成部に対応する領域のト
ナーを同極性に帯電させて、転写バイアスにより像形成
体からトナーの移動を行う一方、転写ベルトからトナー
の移行を防止することを特徴とする画像形成装置(請求
項11の発明)により達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の説明に先だって各発明が
適用される画像形成装置に共通する一実施の形態につい
て説明する。なお、本発明は以下に述べる実施の形態に
限定されるものではない。また本欄の記載は請求項の技
術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、
以下の実施形態の説明において、カラートナー像の転写
材への転写の際に、転写域において像担持手段に対向す
る側の転写材の面を表面、転写材の他方の側の面すなわ
ち中間転写体に対向する側の面を裏面といい、転写材の
表面に転写する画像を表面画像、転写材の裏面に転写す
る画像を裏面画像という。
【0016】本発明の画像形成装置の実施形態の画像形
成プロセス及び各機構について、図1〜図3を用いて説
明する。図1は本発明の一実施形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図であり、図2は図1の像担持手段の
側断面図であり、図3は実施形態に係わるトナー像形成
状態と転写材の供給を示す図である。
【0017】図1において、10は像担持手段である感
光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコロトロ
ン帯電器、12は各色毎の像露光手段である露光ユニッ
ト、13は各色毎の現像手段である現像器、14aは中
間転写体、14cは第1の転写手段である1次転写器、
14gは第2の転写手段である2次転写器、15cは転
写材供給手段であるタイミングローラ、30は定着手段
である定着装置である。
【0018】像担持手段である感光体ドラム10は、例
えば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によっ
て形成される円筒状の基体の外周に、透明の導電層、a
−Si層或いは有機感光層(OPC)等の感光層を形成
したものであり、図1の矢印で示す時計方向に回転され
る。
【0019】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リング110a,110bにより軸受けされて回転自在
に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが
装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に定速で回転される。
【0020】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒色(K)の各色の画像形成プロセス用と
して4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム1
0の回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置され
る。
【0021】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、感光体ドラム10の移動方向に対して直交す
る方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感
光体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極11aとを有し、トナーと同極性のコロナ放電と
によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯
電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与え
る。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用い
ることも可能である。
【0022】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、感光体ドラム1
0の軸と平行に主走査方向に配列された発光素子として
のLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた
線状の発光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフ
ォックレンズ12bとが取り付けられる不図示のホルダ
とから構成される。保持部材20に、各色毎の露光ユニ
ット12の他に、一様露光器12c及び転写同時露光器
12dが取付けられ、一体となって感光体ドラム10の
基体内部に収容される。別体の画像読み取り装置によっ
て読み取られ、メモリに記憶された各色の画像データが
メモリより順次読み出されて各色毎の露光ユニット12
にそれぞれ電気信号として入力される。発光素子として
は、その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミ
ネッセンス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素
子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形態
で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cの
トナーに対して透過性の高い680〜900nmの範囲
のものが良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏
面)から像露光を行うことからカラートナーに透明性を
十分に有しないこれより短い波長でもよい。
【0023】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリー
ブ131と、現像ケーシング138を有し、内部にイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色
(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。そ
れぞれの現像器13は不図示の突き当てコロにより感光
体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜1000μ
mをあけて非接触に保たれており、現像スリーブ131
に対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)の直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス
を印加することにより、非接触の反転現像を行い、感光
体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0024】中間転写体14aは体積抵抗率108〜1
15Ω・cmの無端ベルトであり、例えばシリコンゴム
或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5
〜2.0mmの反導電性ゴムベルト基体の外側に、好ま
しくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μ
mのフッ素コーティングを行った、2層構成のシームレ
スベルトである。ベルトの基体としては、この他に、変
性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフル
オロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロ
ンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料
を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィル
ムを使用することもできる。トナー像受像体である中間
転写体14aは、駆動ローラ14dと従動ローラ14e
とに内接して張架され、図1の矢印で示す反時計方向に
回転される。
【0025】第1の転写手段である1次転写器14c
は、中間転写体14aを挟んで感光体ドラム10に対向
して設けられ、中間転写体14aと感光体ドラム10と
の間に転写域14bを形成する。1次転写器14cには
トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)
の直流電圧が印加され、転写域14bに転写電界を形成
することにより、感光体ドラム10上のトナー像を中間
転写体14a上または転写材である記録紙Pの表面に転
写する。
【0026】第2の転写手段である2次転写器14g
は、中間転写体14aを挟んで接地された導電性の駆動
ローラ14dに対向して設けられ、トナーと反対極性
(本実施形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加
され、中間転写体14a上のトナー像を記録紙Pの裏面
に転写する。
【0027】転写材供給手段であるタイミングローラ1
5cは、感光体ドラム10上の表面画像のカラートナー
像または中間転写体14a上の裏面画像のカラートナー
像と同期して、転写材である記録紙Pを転写域14bへ
給送する。
【0028】定着手段である定着装置30は、内部にヒ
ータを有する第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20との2本のローラ状の定着部材を有し、第1定着ロ
ーラ310と第2定着ローラ320との間で熱と圧力と
を加えることにより記録紙P上のトナー像を定着する。
【0029】次に画像形成プロセスを説明する。
【0030】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像デー
タ、或いはコンピュータで編集された画像の画像データ
は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)及
びK(黒色)の各色別の画像信号として一旦メモリに記
憶・格納される。
【0031】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位
の付与が開始される。
【0032】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号即ちY
の画像データに対応する電気信号による露光が開始され
感光体ドラム10の回転走査によってその表面の感光層
に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0033】前記の潜像はYの現像器13により非接触
の状態で反転現像され感光体ドラム10の回転に応じイ
エロー(Y)のトナー像が形成される。
【0034】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上から、マゼンタ(M)のスコロト
ロン帯電器11の帯電作用により電位が付与され、Mの
露光ユニット12の第2の色信号即ちMの画像データに
対応する電気信号による露光が行われ、Mの現像器13
による非接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)
のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重ね合わ
せて形成される。
【0035】同様のプロセスによりシアン(C)のスコ
ロトロン帯電器11、Cの露光ユニット12及びCの現
像器13によって更に第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が重ね合わせて形成され、さらにその
上に、黒色(K)のスコロトロン帯電器11、Kの露光
ユニット12及びKの現像器13によって第4の色信号
に対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形
成され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上に
カラーのトナー像が形成される。
【0036】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の感光層に対する露光は感光
体ドラム10の内部より前述した透明の基体を通して行
われる。従って第2,第3及び第4の色信号に対応する
画像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全
く受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像
と同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0037】上記の画像形成プロセスによって像担持手
段である感光体ドラム10上に裏面画像となる重ね合わ
せカラートナー像が形成され、この感光体ドラム10上
の裏面画像の重ね合わせカラートナー像が転写域14b
において、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の直流電圧が印加される1次転写器14cに
より、中間転写体14a上に一括して転写される。この
際、良好な転写がなされるように、例えば発光ダイオー
ドを用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行わ
れる。
【0038】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは感光体ドラムAC除電器16により除電を受
けた後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム1
0に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19
aによってクリーニングされ、更に、前プリントまでの
感光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを
用いた帯電前の一様露光器12cによる露光によって感
光体周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去
されて引き続き次のカラー画像形成が行われる。
【0039】以上のようにして中間転写体14a上に裏
面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成された
後、引き続き中間転写体14a上の裏面画像と転写域1
4bにおける同期がとられて、上記のカラー画像形成プ
ロセスと同様にして、表面画像となる重ね合わせカラー
トナー像が感光体ドラム10上に形成される。なおこの
時に形成される表面画像は、感光体ドラム10上では裏
面画像とは、互いに鏡像になる様に画像データを変更す
る必要がある。
【0040】また転写材である記録紙Pが転写材収納手
段である給紙カセット15より、送り出しローラ15a
により送り出され、給送ローラ15bにより給送されて
タイミングローラ15cへ搬送される。
【0041】記録紙Pは、転写材供給手段であるタイミ
ングローラ15cの駆動によって、感光体ドラム10上
に形成される表面画像のカラートナー像と、中間転写体
14aに担持されている裏面画像のカラートナー像との
同期がとられて転写域14bへ給送される。このとき中
間転写体14aに担持されている裏面画像及び感光体ド
ラム10上に形成される表面画像のトナー像形成状態と
これらと同期して供給される記録紙Pを図3に示す。
【0042】記録紙Pが転写域14bへ給送される際、
記録紙Pは、中間転写体14aに当接及び当接解除可能
な転写材帯電手段としての紙帯電器14fによりトナー
と同極性に紙帯電され、中間転写体14aに吸着されて
転写域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を
行うことにより、中間転写体14a上のトナー像や感光
体ドラム10上のトナー像と引き合うことを防止して、
トナー像の乱れを防止している。また、転写材帯電手段
としては、中間転写体14aに当接及び当接解除可能な
導通ローラや中間転写体14aに非接触のコロナ放電器
等を用いることも可能である。
【0043】転写域14bではトナーと反対極性(本実
施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される第1
の転写手段としての1次転写器14cにより感光体ドラ
ム10の周面上の表面画像が一括して記録紙Pの表面
(上面)に転写される。この際、中間転写体14aの周
面上の裏面画像は記録紙Pに転写されないで中間転写体
14aに存在する。
【0044】表面にカラートナー像が転写された記録紙
Pは次に、トナーと反対極性(本実施形態においてはプ
ラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段としての2
次転写器14gへと搬送され、2次転写器14gにより
中間転写体14aの周面上の裏面画像を一括して記録紙
Pの裏面(下面)に転写する。
【0045】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、中間転写体14a上に形成
したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を行っ
たり、感光体ドラム10上に形成したカラートナー像を
コロナ帯電により極性反転を行う両面画像形成では、下
層のトナーが同極性に十分帯電されないことから、転写
が不良となるので好ましくない。
【0046】感光体ドラム10上で反転現像を繰り返
し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を極
性を変えずに中間転写体14aに一括転写し、次に、極
性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像
形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像
形成に対しても、感光体ドラム10上に反転現像を繰り
返し、重ね合わせて形成した同極性のカラートナー像を
極性を変えずに記録紙Pに一括転写することが、表面画
像形成の転写性の向上に寄与するので好ましい。
【0047】以上のことからカラー画像形成において
は、第1の転写手段と第2の転写手段を別々に設け、第
1の転写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー
像を形成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材
の裏面にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好
ましく採用される。
【0048】両面にカラートナー像が形成された転写材
である記録紙Pが、転写材分離用としての紙分離AC除
電器14hにより除電され、中間転写体14aから分離
され、上下両方のローラの内部に加熱手段(ヒータ)を
有する2本の定着ローラで構成される定着手段としての
定着装置30へと搬送される。記録紙Pは上側の第1定
着ローラ310と、下側の第2定着ローラ320との間
で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の表裏
の付着トナーが定着され、両面画像記録がなされた記録
紙Pは排紙ローラ18により送られて、装置外部のトレ
イへ排出される。
【0049】転写後の中間転写体14aの周面上に残っ
たトナーは、次に説明する各実施の形態によって異なる
形態によってクリーニングがなされるが、一般には中間
転写体のクリーニング手段である中間転写体クリーニン
グ装置140に設けられ中間転写体14aに当接及び当
接解除可能なブレード141によりクリーニングされ
る。また、転写後の感光体ドラム10の周面上に残った
トナーは像形成体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19に至り、感光体ドラム10に
当接したゴム材から成るクリーニングブレード19aに
よってクリーニング装置19内に掻き落とされ、スクリ
ュウ19bによって不図示の排トナー容器に回収され
る。クリーニング装置19により残留トナーを除去され
た感光体ドラム10は一様露光器12cによる露光によ
って感光体周面の除電がなされた後、Yのスコロトロン
帯電器11によって一様帯電を受け、次の画像形成サイ
クルにはいる。
【0050】(実施の形態1 請求項1〜6の発明)本
実施形態の画像形成装置は、転写材の片面又は両面に画
像形成を行う際、何れにおいても画像ムラが生じること
がなく、可能な限り処理速度を高めて継続して画像形成
を行うことを可能とする中間転写体クリーニング装置1
40のクリーニングブレード141の中間転写体14a
への接離動作を行う。
【0051】(1・1)両面画像形成に引き続いて両面
画像形成を行うとき 図4は両面画像形成時の画像形成の状態を示す説明図で
ある。両面画像形成開始時には中間転写体クリーニング
装置140のクリーニングブレード141は中間転写体
14aから離間し、両面画像形成時の駆動ムラが生じな
いようにする。クリーニングブレード141は、裏面画
像形成がなされ引き続いて表面画像形成がなされて表面
画像の転写材への転写が終了した時点で中間転写体14
aへの当接がなされる。このクリーニングブレード14
1の当接時にはショックが生じ、中間転写体14aを通
して感光体ドラム10にも伝わるが、次の画像の像露光
を始めていない条件下において当接を行うことにより、
画像への駆動ムラの影響はあらわれない。
【0052】クリーニングブレード141の中間転写体
14aへの当接は、中間転写体14aの1回転が終わる
まで継続し、クリーニングブレード141が離間したの
ち次の頁の像露光を開始する。
【0053】なお、上記のクリーニングブレード141
の中間転写体14aへの当接がなされた時点において
は、転写材は中間転写体14a上にあり、2次転写器1
4gによる2次転写が終了していなくとも、転写材は中
間転写体14aに密着しているので画像ズレは生じな
い。なお、中間転写体14a上での転写位置からクリー
ニング位置までの距離を使用される転写材の画像幅より
も長く設定しておくことにより、中間転写体14a上の
転写残の画像先端部分がクリーニング位置に到達するま
でにクリーニングブレード141が当接関係にはいり当
該箇所がクリーニングされるので都合が良い。
【0054】(1・2)両面画像形成に引き続いて片面
画像形成を行うとき 両面画像形成に当たっては、裏面画像形成がなされ引き
続いて表面画像形成がなされて表面画像の転写材への転
写が終了した時点でクリーニングブレード141の中間
転写体14aへの当接がなされるが、引き続いて片面画
像が形成されるときは、クリーニングブレード141の
中間転写体14aへの当接は継続した状態で片面画像形
成が行われる。なおこの場合には(1・1)の両面画像
形成の場合と異なり、転写材の紙間間隔を短縮して画像
形成を行うことも可能となる。
【0055】(1・3)片面画像形成に引き続いて両面
画像形成を行うとき 片面画像形成中はクリーニングブレード141の中間転
写体14aへの当接は維持されるが、片面画像の転写材
への転写が終了した時点でクリーニングブレード141
は離間した状態となる。なおクリーニングブレード14
1が当接状態から離間した時点では中間転写体14aの
回転に駆動ムラが生じ感光体ドラム10にも伝わるが、
クリーニングブレード141の離間動作がなされたのち
感光体ドラム10上への両面画像形成を開始(裏面画像
の像露光を開始)することにより、画像の乱れは生じる
ことがない。
【0056】なお、上記説明におけるクリーニングブレ
ード141の接離の動作は、図示しない画像形成装置の
制御部が、入力された片面又は両面の画像形成モードに
基づいて接離動作の制御が行われる。
【0057】(実施の形態2 請求項7,8の発明)本
実施形態の画像形成装置は、転写材の片面又は両面に画
像形成を行う際、何れにおいても画像ムラが生じること
なく、可能な限り処理速度を高めて継続して画像形成を
行うことを可能とするために、中間転写体14aのクリ
ーニングは中間転写体クリーニング装置140のクリー
ニングブレード141の接離動作のみでなく、中間転写
体14aに機械的な衝撃を与えない接離を可能とする帯
電ローラ145を接地されたローラに対向して設け、中
間転写体14aに付着した転写残トナーを帯電して感光
体ドラム10に移動させ、クリーニング装置19により
クリーニングを行う。
【0058】本発明においては、片面画像形成時にはク
リーニングブレード141は常時中間転写体14aに当
接状態とし駆動ムラは生じることはないが、両面画像形
成時には駆動ムラの生じるクリーニングブレード141
は離間した状態を維持し、帯電ローラ145を用いて残
留トナーを電気的に感光体ドラム10に回収することに
よって、画像ムラやトナー飛散を防止するようにしたも
のである。
【0059】(2・1)片面(表面)画像形成を行うと
き 図5は片面画像形成時の画像形成の状態を示す説明図で
ある。片面画像形成時には帯電ローラ145を中間転写
体14aから離間した状態を維持し、中間転写体クリー
ニング装置140のクリーニングブレード141は中間
転写体14aに当接したクリーニング状態を維持する。
このようにして片面画像形成が行われるので、駆動ムラ
に基づく画像ムラが生じることはない。
【0060】(2・2)両面画像形成を行うとき 図6(a)は両面画像形成時の画像形成の状態を示す説
明図である、両面画像形成の開始以前にはクリーニング
ブレード141を中間転写体14aから離間し、導電性
をもって従動回転する帯電ローラ145については中間
転写体14a上の転写残トナーのある領域が通過時には
中間転写体14aに当接し従動回転するようにすると共
に、AC,DCの重畳バイアスを印加して付着トナーを
プラスに帯電する。本実施形態においては感光体ドラム
10上に形成されるトナー画像(トナー粒子)はマイナ
スに帯電しているが、2次転写器14gによる2次転写
はプラスのコロナ帯電によって行われるので、中間転写
体14aに付着した残留トナーはマイナス帯電の状態に
ある残留トナーと2次帯電によってプラス帯電の状態と
なった残留トナーとが混在した状態にある。このような
プラスとマイナスとの混在した帯電状態にある残留トナ
ーはプラスの直流電圧が印加されて当接状態にある帯電
ローラ145を通過することによって一様にプラス帯電
の残留トナーとなる。
【0061】この一様にプラス帯電した残留トナーは、
次の頁の裏面画像形成時に感光体ドラム10に移動す
る。即ち、プラスの直流電圧が印加された1次転写器1
4cによって感光体ドラム10上に形成されたマイナス
の裏面画像のトナーは中間転写体14aに移動すると同
時にプラスに帯電した残留トナーは感光体ドラム10へ
と移動する。このようにして中間転写体14aに付着し
た残留トナーのクリーニングが行われる。
【0062】上記の中間転写体14a上の残留トナーへ
のプラス帯電がなされた後は、帯電ローラ145の極性
を反転しローラのクリーニングを行った後、中間転写体
14a上の裏面画像の通過又は片面画像形成モードへの
切り替えに対応して帯電ローラ145の離間がなされ
る。なお、帯電ローラ145の帯電によって、中間転写
体14aにはプラス電荷が蓄積しているので、次の頁の
裏面画像形成を続けて行う時は、画像幅に応じた帯電ロ
ーラ145による帯電を行う。これによって帯電ローラ
145によってなされる帯電の有無に基づく1次転写器
14cの1次転写条件の変化を防止することができる。
【0063】なお上記説明では、中間転写体14aに接
離を行う帯電ローラ145を設けて残留トナーの帯電を
行うが、帯電ローラ145に代えて図6(b)に示すよ
うな中間転写体14aとは離間してコロナ放電を行うコ
ロナ帯電器146を用いることもできる。
【0064】上記説明におけるクリーニングブレード1
41の接離の動作と、帯電ローラ145の接離の動作と
帯電は、図示しない画像形成装置の制御部が入力された
片面又は両面の画像形成モードに基づいて制御がなされ
る。
【0065】(実施の形態3 請求項9〜13の発明)
本実施形態の画像形成装置は、これまでに説明したよう
に中間転写ベルトを用いて転写材の両面にトナー像を形
成する画像形成装置と、先の説明での片面画像形成のみ
を行う画像形成装置に適用され、片面画像形成のみを行
うときはベルト上にトナー像を担持しないので、中間転
写ベルトとは呼ばず転写ベルトと称するが、説明の便宜
上中間転写体に統一して行う。
【0066】本実施形態の画像形成装置は、中間転写体
14a上の残留トナーをクリーニングするのに、ブレー
ド等を用いるクリーニング手段を設けないで、残留トナ
ーを感光体ドラム10へ移動させて回収するようにす
る。中間転写ベルトに接離を行うクリーニングブレード
を設けるときは、接離に伴う駆動トルクの変動は形成さ
れる画像品質の低下を招き、クリーニングブレードの摺
接は転写ベルトの亀裂を招き、またトナー飛散がなされ
る。このようなところから本実施形態においては中間転
写体14aにはクリーニング手段を設けない。そして中
間転写体14a上のトナーを帯電させる帯電手段として
実施の形態2で説明した帯電ローラ145又はコロナ帯
電器146を設け、転写材の非通過時に帯電手段によっ
て帯電された残留トナーを感光体ドラム10上に移動さ
せる。
【0067】(3・1)残留トナーを現像トナーと同極
性に帯電 図7は中間転写体14a上の残留トナーを帯電ローラ1
45によって現像トナーと同極性のマイナスに帯電する
説明図である。中間転写体14a上に付着した残留トナ
ーは図7(a)に示すように、マイナスに帯電したトナ
ーが多いがプラスのトナーも混在している。このような
混在トナーの付着した中間転写体14aは、転写材の通
過部分に対応した部分も、非通過部分に対応した部分も
共にマイナス印加された帯電ローラ145の当接位置を
通過することにより、残留トナーは一様にマイナス帯電
し、転写域14bへと移動する。
【0068】転写域14bにおいて、転写材の非通過時
には図7(b)に示すように1次転写器14cがマイナ
スのコロナ放電を行うことにより中間転写体14a上の
残留トナーは総て感光体ドラム10側へと移動する。ま
た転写材である記録紙Pの通過時には図7(c)に示す
ように一時転写器14cをプラスのコロナ放電に切り替
えられて、感光体ドラム10上のマイナスの画像トナー
は記録紙P上に転写する。また中間転写体14a上のマ
イナスに帯電した残留トナーは中間転写体14a上に付
着したまま画像トナーを保持した記録紙Pの中間転写体
14aからの分離がなされる。
【0069】(3・2)残留トナーを現像トナーと反対
極性に帯電 図8は中間転写体14a上の残留トナーを帯電ローラ1
45によって現像トナーと反対極性のプラスに帯電する
説明図である。図8(a)に示すように中間転写体14
a上で転写材の非通過部分に対応した部分に対してはプ
ラスに印加された帯電ローラ145の当接位置を通過す
るようにし、残留トナーのプラス帯電を行う。また中間
転写体14a上で転写材の通過部分に対応した部分に対
しては帯電を行わない。
【0070】転写域14bにおいて、転写材の非通過時
には図8(b)に示すように1次転写器14cがプラス
のコロナ放電を行うことにより中間転写体14a上のプ
ラス帯電の残留トナーは総て感光体ドラム10側へ移動
する。また記録紙Pの通過時には図8(c)に示すよう
に1次転写器14cはプラスのコロナ放電を続けて行う
ことにより感光体ドラム10上のマイナスの画像トナー
は記録紙P上に転写がなされる。
【0071】(3・1)(3・2)で説明したように、
中間転写体14a上の残留トナーは転写材の非通過範
囲、即ち片面画像形成の場合は非画像形成対応部におい
て感光体ドラム10への移動が行われる。従って、非画
像形成対応部の長さ(転写紙間の間隔)を相当量とって
おかないと、プリントを続けて行っていると中間転写体
14a上には付着トナーが増えて行く傾向となり、付着
トナーは固着して所謂コンタミの現象を呈して来る。本
発明者らの検討によれば中間転写体14aのベルト長全
長に対する非画像形成対応部の長さが1/5以上である
ことがコンタミを防止する上で必要であることを見出し
た。更にベルト上での非画像形成対応部の位置がプリン
ト頁毎にずれて行くことが必要で、数プリントでベルト
1周の付着トナーがクリーニングされるよう制御される
ことが望ましい。
【0072】また上記の説明は総て転写材の片面に画像
形成を行う場合について行っているが、(3・2)で説
明した残留トナーを帯電ローラ145によって逆極性に
帯電するようなプロセスを採用するときは、(2・2)
で説明したところによって両面画像形成に対しても画像
ムラのない良質の両面画像が継続して得られることとな
る。
【0073】
【発明の効果】請求項1〜6の発明によるときは、片面
又は両面に画像形成を行う際、何れにおいても画像ムラ
が生じることがなく、継続して可能な限り処理速度を高
めて画像形成を行うことを可能とした画像形成装置が提
供されることとなった。
【0074】請求項7,8の発明によるときは、中間転
写体上に付着したトナーを除去するのにクリーニング手
段によるだけでなく、中間転写体上の付着トナーを像形
成体に移動・回収するようにして、画像ムラを生じるこ
とがなく、継続して可能な限り処理速度を高めて画像形
成を行うことを可能とした画像形成装置が提供されるこ
ととなった。
【0075】請求項9〜13の発明によるときは、転写
ベルト又は中間転写体に当接するクリーニング手段を設
けることなく、転写ベルト又は中間転写体に付着したト
ナーを像形成体へと移動させて回収するようにしたの
で、ベルトの材質を損傷したり、トナーがクリーニング
によって飛散したりすることのない画像形成装置が提供
されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すカラー画像形成装置の
断面構成図。
【図2】図1の像担持体の側断面図。
【図3】トナー像形成状態と転写材の供給を示す図。
【図4】実施の形態1での両面画像の画像形成の状態を
示す説明図。
【図5】実施の形態2での片面画像の画像形成の状態を
示す説明図。
【図6】実施の形態2での両面画像の画像形成の状態を
示す説明図。
【図7】実施の形態3での帯電ローラによって中間転写
体の帯電を行う説明図(その1)。
【図8】実施の形態3での帯電ローラによって中間転写
体の帯電を行う説明図(その2)。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a 中間転写体 14c 1次転写器 14g 2次転写器 19 クリーニング装置 140 中間転写体クリーニング装置 141 クリーニングブレード 145 帯電ローラ 146 コロナ帯電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永瀬 久喜 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BB04 2H032 BA07 BA23 CA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体上で形成されたトナー像を中間
    転写体を介して転写材の両面にトナー像を形成する画像
    形成装置において、両面のトナー像形成を連続して行う
    とき、先の表面トナー像が形成されて搬送される転写材
    へ像形成体から転写終了後、クリーニング手段が中間転
    写体に当接することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング手段の中間転写体への
    当接は、中間転写体上に転写材が存在する間に行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段の中間転写体への
    当接の解除後、次の裏面トナー像の像露光が開始するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写位置からクリーニング位置までの中
    間転写体周面上の距離を画像幅より大とすることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 像形成体上で形成されたトナー像を中間
    転写体を介して転写材の両面にトナー像を形成する画像
    形成装置において、両面のトナー像形成後片面のトナー
    像形成を連続して行うとき、中間転写体に当接したクリ
    ーニング手段を維持したまま片面画像形成を行うことを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体上で形成されたトナー像を中間
    転写体を介して転写材の両面にトナー像を形成する画像
    形成装置において、片面のトナー像形成後両面のトナー
    像形成を連続して行うとき、像形成体からのトナー像の
    転写終了後中間転写体にクリーニング手段が当接するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像形成体上で形成されたトナー像を中間
    転写体を介して転写材の両面にトナー像を形成する画像
    形成装置において、片面画像形成時は中間転写体にクリ
    ーニング手段を当接し、両面画像形成時は中間転写体に
    帯電を行い、中間転写体上のトナーを像形成体へ再転写
    することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 両面画像形成時での中間転写体への帯電
    は次の画像形成領域を含んで行うことを特徴とする請求
    項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 像形成体上で形成されたトナー像を転写
    ベルトに挟まれた転写材に転写する画像形成装置におい
    て、転写ベルト上のトナーを帯電させる帯電手段を配設
    し、転写ベルト上の非画像形成部に対応する領域のトナ
    ーを帯電させて、転写バイアスにより像形成体へ回収す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 上記転写材は転写材の両面にトナー像
    の転写が行われることを特徴とする請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 像形成体上で形成されたトナー像を転
    写ベルトに挟まれた転写材に転写する画像形成装置にお
    いて、転写ベルト上のトナーを帯電させる帯電手段を配
    設し、転写ベルト上の画像形成部に対応する領域のトナ
    ーを同極性に帯電させて、転写バイアスにより像形成体
    からトナーの移動を行う一方、転写ベルトからトナーの
    移行を防止することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 転写ベルト周長における非画像形成部
    の長さは1/5以上とすることを特徴とする請求項9〜
    11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 転写ベルト周長における非画像形成対
    応部をプリント毎にずらして行くことを特徴とする請求
    項9〜12の何れか1項に記載の画像形成装置。
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