JPH11249344A - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

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Publication number
JPH11249344A
JPH11249344A JP5190298A JP5190298A JPH11249344A JP H11249344 A JPH11249344 A JP H11249344A JP 5190298 A JP5190298 A JP 5190298A JP 5190298 A JP5190298 A JP 5190298A JP H11249344 A JPH11249344 A JP H11249344A
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JP
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Application number
JP5190298A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像形成ユニットを使用した両面画像
形成装置において、片面画像形成の場合に必要とする画
像形成ユニットのみを作動状態とする。 【解決手段】 表面画像形成の場合、第1のプロセスユ
ニット20Aにおいては偏心カムC1の初期角度設定に
より案内ローラ140を上限位置に置いてトナー像受像
体14aを感光体ドラム10の周面に当接状態とし、第
2のプロセスユニット20Bにおいては偏心カムC1を
初期角度より1/2回転し案内ローラ140を下限位置
に下降してトナー像受像体14aを感光体ドラム10の
周面より離間し、それによって生じたトナー像受像体1
4aの弛みを偏心カムC2の初期角度よりの回転により
下降したタイトローラ130Aにより吸収した上テンシ
ョンローラ130により一定の張力を保つよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像形成体の周辺に
帯電手段、像露光手段と現像手段を設けたプロセスユニ
ットを複数配置して像形成体に形成されたトナー像を転
写材の両面に転写、定着する複写機、プリンタ、FAX
等の電子写真方式の両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像形成体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像形成
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報、特開平1−44457号公報、特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の両面反転給紙装
置を用いて両面画像を形成する画像形成装置は、周知の
如く転写材の搬送距離が長くなるためコピーに多くの処
理時間がかかり、また転写材が画像定着のため2度加熱
を受けることから紙質を傷める等の問題があった。
【0005】そこで本発明者は先に、2つの像形成手段
と2つの転写手段を設けることにより、転写材の両面に
対しトナー像を転写し、両面にトナー像を有した転写材
を同時に定着する装置について研究を行い、両面コピー
の処理速度を著しく早めることの出来る両面画像形成装
置の実現を可能とした。
【0006】前記の両面画像形成装置においては、表裏
にトナー像を転写した転写材は、定着装置による1度の
加熱処理により両面のトナー像が同時に定着されるの
で、転写材の紙質を傷めるおそれがなく、また転写材の
搬送路を短縮してコピーの処理速度も早められるように
なっている。
【0007】本発明者はさらにコピーの処理時間の短縮
について研究を続け、先に提案した両面画像形成装置に
2組の画像形成ユニットと中間転写体とを使用していわ
ゆるタンデム方式化することにより、コピースピードを
著しく早めることの出来る画像形成装置を実現した。
【0008】本発明は、さらに前記の機能に加えて片面
画像形成を可能とすると共に片面画像形成の場合には一
方の画像形成ユニットを休止状態に置くことによって感
光体や中間転写体の性能劣化を軽減し、長期にわたって
高品質の両面あるいは片面の画像を形成する両面画像形
成装置の提供を目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体と
前記像形成体の周面に配置した帯電、像露光および現像
手段とから構成される2組の画像形成ユニットをベルト
状の中間転写体の周面に設置し、前記画像形成ユニット
間に給紙される転写材を前記中間転写体と介して搬送し
て前記転写材の一方の面に第1の画像形成ユニットの形
成するトナー像を転写し、他方の面に第2の画像形成ユ
ニットの形成するトナー像を転写して転写材の表裏両面
に画像を形成する両面画像形成装置において、前記中間
転写体は、張設手段と少なくとも一方の画像形成ユニッ
トの像形成体に対する当接手段とを備えていて、両面あ
るいは片面何れかの画像形成モードの選択に応じて前記
当接手段が当接もしくは当接解除され、前記張設手段が
切り替えられて張設状態が維持されることを特徴とする
両面画像形成装置によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明による両面画像形成装置の
実施の形態を図1ないし図7によって説明する。
【0011】図1において、10は像形成体である感光
体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコロトロン
帯電器、12は各色毎の像露光手段である露光ユニッ
ト、13は各色毎の現像手段である現像器、14aは中
間転写体であるトナー像受像体、14c、および14
c′は第1の転写手段である1次転写器、14gは第2
の転写手段である2次転写器、15cは転写材供給手段
であるタイミングローラ、30は定着手段である定着装
置である。
【0012】前記のトナー像受像体14a上面の搬送下
流側と上流側には第1及び第2の像形成体たる共通の感
光体ドラム10の周面にそれぞれ複数のスコロトロン帯
電器11、露光ユニット12と現像器13とを配置した
第1及び第2のプロセスユニット20A及び20Bが配
設されている。
【0013】感光体ドラム10は、例えば、光学ガラス
や透明アクリル樹脂の透明部材によって形成される円筒
状の基体の外周に、透明の導電層、a−Si層或いは有
機感光層(OPC)等の感光層を形成したものであり、
図1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0014】感光体ドラム10は、図2に示す如く、そ
れを係合固定する両面端のフランジ部材10a及び10
bが、装置本体に架設固定されるドラム軸110に対し
両端のフランジ部材10a及び10bに嵌込まれたベア
リング110a,110bにより軸受けされて回転自在
に支持され、フランジ部材10bの一体とする歯車Gが
装置本体側の駆動歯車と噛合して駆動されることにより
所定の方向に定速で回転される。
【0015】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11、各色毎の像露光手段である露光ユニット12及
び各色毎の現像手段である現像器13は、これらを1組
として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒色(K)の各色の画像形成プロセス用とし
て4組設けられ、図1の矢印にて示す感光体ドラム10
の回転方向に対して、Y,M,C,Kの順に配置され
る。
【0016】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、感光体ドラム10の移動方向に対して直交す
る方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、感
光体ドラム10の前述した感光層に対し所定の電位に保
持された制御グリッドと、例えば鋸歯状電極からなる放
電電極とを有し、トナーと同極性のコロナ放電とによっ
て帯電作用(本実施の形態においてはマイナス帯電)を
行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与える。放
電電極としては、その他ワイヤ電極を用いることも可能
である。
【0017】各色毎の像露光手段である露光ユニット1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、各色毎のス
コロトロン帯電器11に対して感光体ドラム10の回転
方向下流側に位置するようにして感光体ドラム10の内
部に配置される。露光ユニット12は、感光体ドラム1
0の軸と平行に主走査方向に配列された発光素子として
のLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた
線状の発光素子12aと、等倍結像素子としてのセルフ
ォックレンズ12bとが取り付けられる不図示のホルダ
とから構成される。別体の画像読み取り装置によって読
み取られ、メモリに記憶された各色の画像データがメモ
リより順次読み出されて各色毎の露光ユニット12にそ
れぞれ電気信号として入力される。発光素子としては、
その他FL(蛍光体発光),EL(エレクトロルミネッ
センス),PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子を
アレイ状に並べたものが用いられる。この実施の形態で
使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,Cのト
ナーに対して透過性の高い680〜900nmの範囲の
ものが良好であるが、感光体ドラム10の内側(裏面)
から像露光を行うことからカラートナーに透明性を十分
に有しないこれより短い波長でもよい。
【0018】各色毎の現像手段としての現像器13は、
感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光
体ドラム10の回転方向と順方向に回転する例えば厚み
0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性
のステンレス或いはアルミ材で形成された現像スリーブ
131と、現像ケーシングを有し、内部にイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)
の一成分或いは二成分現像剤を収容している。それぞれ
の現像器13は不図示の突き当てコロにより感光体ドラ
ム10と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあ
けて非接触に保たれており、現像スリーブ131に対し
てトナーと同極性(本実施の形態においてはマイナス極
性)の直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印
加することにより、非接触の反転現像を行い、感光体ド
ラム10上にトナー像を形成する。
【0019】トナー像受像体14aは体積抵抗率108
〜1015Ω・cmで後に説明する周長をもった無端ベル
トであり、例えばシリコンゴム或いはウレタンゴム等に
導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの反導電性
ゴムベルト基体の外側に、好ましくはトナーフィルミン
グ防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティング
を行った、2層構成のシームレスベルトである。ベルト
の基体としては、この他に、変性ポリイミド、熱硬化ポ
リイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、
ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニア
リングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1
〜1.0mmの半導電性フィルムを使用することもでき
る。トナー像受像体14aは、駆動ローラ14dと従動
ローラ14eとに内接して張架され、図1の矢印で示す
反時計方向に回転される。
【0020】第1の転写手段である1次転写器14cお
よび14c′は、トナー像受像体14aを挟んで感光体
ドラム10に対向して設けられ、トナー像受像体14a
と感光体ドラム10との間に転写域を形成する。1次転
写器14cおよび14c′にはトナーと反対極性(本実
施の形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加さ
れ、転写域に転写電界を形成することにより、感光体ド
ラム10上のトナー像をトナー像受像体14a上又は転
写材である記録紙Pの表面に転写する。
【0021】第2の転写手段である2次転写器14g
は、トナー像受像体14aを挟んで接地された導電性の
バックアップローラに対向して設けられ、トナーと反対
極性(本実施の形態においてはプラス極性)の直流電圧
が印加され、トナー像受像体14a上のトナー像を記録
紙Pの裏面に転写する。
【0022】転写材供給手段であるタイミングローラ1
5cは、感光体ドラム10上の表面画像のカラートナー
像又はトナー像受像体14a上の裏面画像のカラートナ
ー像と同期して、転写材である記録紙Pを転写域へ給送
する。
【0023】定着手段である定着装置30は、内部にヒ
ータを有する第1定着ローラ310と第2定着ローラ3
20との2本のローラ状の定着部材を有し、第1定着ロ
ーラ310と第2定着ローラ320との間で熱と圧力と
を加えることにより記録紙P上のトナー像を定着する。
【0024】次に画像形成プロセスを説明する。図3は
画像形成のプロセスを示す説明図である。
【0025】本装置とは別体の画像読み取り装置におい
て、撮像素子により読み取られた原稿画像の画像デー
タ、或いはコンピュータで編集された画像の画像データ
は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)及
びK(黒色)の各色別の画像信号として一旦メモリに記
憶・格納される。
【0026】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により不図示の駆動用の歯車を通して
感光体ドラム10の奥側フランジ10bに設けられた歯
車Gが回動され、感光体ドラム10を図1の矢印で示す
時計方向へ回転し、同時にイエロー(Y)のスコロトロ
ン帯電器11の帯電作用により感光体ドラム10に電位
の付与が開始される。
【0027】先ず原稿裏面の画像データが前記の第2の
プロセスユニット20Bの各露光ユニット12に入力さ
れ、第2のプロセスユニット20Bにおいては各帯電器
11、各現像器13の作用により感光体ドラム10は1
回転中にその周面上にイエロー、マゼンタ、シアン及び
黒の各トナー像の重ね合わせによりカラートナー像が形
成される。このカラートナー像は転写器14cにより前
記のトナー像受像体14aの周面上に一旦転写される。
【0028】原稿裏面のカラートナー像の形成及び転写
に並行して給紙カセット15から転写材として記録紙P
が搬出ローラ15aの作動により給紙を開始され、記録
紙Pは給紙経路15dを経由してタイミングローラ15
cに給送される。
【0029】前述した第2のプロセスユニット20Bへ
の原稿裏面の画像データの入力に所定の時間差を置いて
原稿表面の画像データが前記の第1のプロセスユニット
20Aに入力され、第2のプロセスユニット20Bにお
けると同様のプロセスを経て感光体ドラム10は1回転
中に重ね合わせによりカラートナー像が形成される。な
お第1のプロセスユニット20Aの感光体ドラム10上
に形成される原稿表面の各トナー像は先に形成した原稿
裏面のカラートナー像に対し鏡像関係となるよう前もっ
て画像データが変換される。
【0030】第1のプロセスユニット20Aにおける感
光体ドラム10の周面上の原稿表面のカラートナー像の
形成と、前述したトナー像受像体14a上に転写した原
稿裏面のカラートナー像の位置の双方に同期して前記の
タイミングローラ15cの作動が開始され、記録紙Pが
原稿表裏の各カラートナー像に位相を合わせて、表裏の
カラートナー像先端位置と記録紙Pの先端位置が合致す
るようトナー像受像体14a上に給紙される。
【0031】記録紙Pは紙帯電器14fの帯電によりト
ナー像受像体14aと密着した状態で搬送されて、先ず
その上面に第1のプロセスユニット20Aの感光体ドラ
ム10の担持する原稿表面のカラートナー像を転写器1
4c′により転写され、次いでその下面に第2のプロセ
スユニット20Bの感光体ドラム10より転写されたト
ナー像受像体14a上の原稿裏面のカラートナー像を転
写器14gにより再転写される。
【0032】かくして、上下すなわち表裏両面にカラー
トナー像を転写された記録紙Pは除電器14hの放電に
より除電されてトナー像受像体14aの周面より分離さ
れ、定着装置30においてトナーを記録紙P上に溶着し
たのち排紙ローラ18を経てトレイ上に排出される。
【0033】一方カラートナー像の転写を終えた各感光
体ドラム10とトナー像受像体14aはそれぞれの備え
るクリーニング装置19並びにトナー像受像体クリーニ
ング装置14iによって残留トナーを除去、清掃されて
続くカラートナー像の形成並びに転写に備える。
【0034】前記のトナー像受像体14aは、当接手段
として設けたそれぞれ一対の案内ローラ140を介して
各プロセスユニット20の感光体ドラム10の周面に接
して画像の転写域を形成し、さらに張設手段として設け
たタイトローラ130Aによりトナー像受像体14aは
駆動ローラ14dと従動ローラ14eの間に弛むことな
く架設されさらにテンションローラ130の付勢により
適度の張力を与えられて安定した周速をもって移動・回
転される。
【0035】前記の各案内ローラ140は図4に示す如
く前述した転写器14cあるいは14c′と共に上方を
開放したコの字状の保持部材H1に、また前記のタイト
ローラ130Aは下方を開放したコの字状の保持部材H
2に、さらに前述した紙帯電器14fはバックアップロ
ーラRと共に上方を開放したコの字状の保持部材H3に
それぞれ取り付け支持されていて、それぞれのガイドレ
ールG1,G2あるいはG3に沿って垂直方向に平行移
動出来るように組み込まれている。
【0036】前記の各保持部材H1,H2およびH3
は、両側部の角穴に回転方向の位相を一致したそれぞれ
一対の偏心カムC1,C2およびC3を係合していて、
偏心カムの回転角に応じてそれぞれの保持部材を垂直方
向に所定量移動し、それによって前記の各案内ローラ1
40、タイトローラ130Aならびに紙帯電器14fは
それぞれの位置を選択して設定される。
【0037】前記の画像形成装置において、前述したよ
うな両面の画像形成モードが指定された場合には、図1
に示した如く前記の各偏心カムはそれぞれの保持部材を
上限位置に設定する初期角度に保たれていて、それによ
って各案内ローラ140はトナー像受像体14aをプロ
セスユニット20A,20B双方の感光体ドラム10の
周面に当接して画像の転写域を形成し、その状態でトナ
ー像受像体14aはタイトローラ130Aにより弛みを
吸収されテンションローラ130により適度の張力を付
与される。
【0038】次に表面画像のみの片面画像形成モードが
指定された場合には、図4に示す如く第2のプロセスユ
ニット20B側の偏心カムC1が前記の初期角度より1
/2回転して保持部材H1を下降して下限位置に設定す
る角度に保たれる。同時に偏心カムC2とC3も初期角
度より所定角回転し保持部材H2とH3をそれぞれ下降
して、中間位置に設定する角度に保たれる。
【0039】それによって第2のプロセスユニット20
B側の案内ローラ140は感光体ドラム10の周面に対
するトナー像受像体14aの当接を解除されて、第1の
プロセスユニット20Aによる表面画像の形成のみが行
われる。
【0040】当接解除により生じたトナー像受像体14
aの弛みはタイトローラ130Aの中間位置への下降に
より吸収されてテンションローラ130により両面画像
形成時と、同等の張力が維持される。また図6(a)に
示す如くトナー像受像体14aの搬送面の位置変動に対
応して記録紙の給紙と紙帯電器14fが中間位置に下降
されて記録紙の円滑な給紙と適確な帯電が確保される。
【0041】また裏面画像のみの片面画像形成モードが
指定された場合には、第2のプロセスユニット20Bに
替えて第1のプロセスユニット20A側の偏心カムC1
が初期角度より1/2回転して保持部材H1を下降して
下限位置に設定する角度に保たれ、第1のプロセスユニ
ット20A側の感光体ドラム10の周面に対するトナー
像受像体14aの当接が解除されて第2のプロセスユニ
ット20Bによる裏面画像の形成のみが行われる。
【0042】なお片面画像形成の場合において排出する
記録紙Pの画像面の上下の向きを指定する際には、片面
画像形成モードを選択した上で画像面を上向き(フェイ
スアップ)とする時には第2のプロセスユニット20
B、下向き(フェイスダウン)とする時には第1のプロ
セスユニット20Aにより画像形成を行うかあるいは両
面画像形成モードを選択した上で画像面の向きに応じて
原稿の画像データを第1あるいは第2プロセスユニット
に特定して入力することも出来る。
【0043】さらに非画像形成時すなわち装置の不使用
時には図5に示す如く第1および第2の各プロセスユニ
ットは共に偏心カムC1の回動によりそれぞれの保持部
材H1が下限位置に設定されて感光体ドラム10の周面
に対するトナー像受像体14aの当接が解除された状態
とされ、同時に偏心カムC2が保持部材H2をさらに下
降して下限位置に設定する角度に迄回動されて、当接解
除により生じたトナー像受像体14aの弛みはタイトロ
ーラ130Aの下限位置への下降により吸収されて張設
状態が維持され、一方図6(b)に示す如くトナー像受
像体14aの位置変動に追従して偏心カムC3の回転に
より紙帯電器14fも下限位置に下降される。
【0044】前記の各偏心カムはそれぞれモータあるい
はソレノイドを動力源として駆動回動されるもので、そ
の駆動のタイミングおよび初期角度からの回転角は画像
形成モードの選択情報や電源の入力情報に基づいた制御
回路からの信号によって制御される。
【0045】図7はモノカラー画像を形成するプロセス
ユニットを中間転写体に面して複数組配置したいわゆる
タンデム形式の両面画像形成装置の例を示したもので、
装置本体のほぼ中央部には中間転写体として使用される
トナー像受像体14aが水平方向に配設された駆動部材
たる駆動ローラ14dと従動ローラ14eに掛け渡さ
れ、テンションローラ130の付勢によって張設状態と
されて前記の駆動ローラ14dの回転により反時計方向
へと循環して搬送される。
【0046】前記のトナー像受像体14a上面の搬送下
流側と上流側には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び黒(K)の各トナー像を形成
するプロセスユニット20(Y)、20(M)、20
(C)及び20(K)から構成される第1及び第2のプ
ロセスユニット群I及びIIが配設されている。
【0047】前記の各プロセスユニット20は、それぞ
れ像形成体たる感光体ドラム10とその周面に配置した
スコロトロン帯電器11、露光ユニット12、現像器1
3とクリーニング装置19とから構成されていて、各感
光体ドラム10は時計方向に1回転する過程においてス
コロトロン帯電器11の放電により周面の感光体に一様
の電位が印加され、一様の電位を印加された感光体は露
光ユニット12の露光により静電潜像を形成し、その潜
像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及
び黒(K)の各色の現像剤を内蔵した現像器13により
顕像化して順次特定色のトナー像を形成する。
【0048】先ず原稿裏面の画像データが前記の第2の
プロセスユニット群IIを構成する各プロセスユニット2
0の露光ユニット12に順次入力され、各プロセスユニ
ット20において各感光体ドラム10上に形成されたイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒
(K)の各トナー像は、転写器14cの放電により前記
のトナー像受像体14aに順次転写されて重ね合わせて
カラーのトナー像とされる。
【0049】原稿裏面のカラートナー像の形成及び転写
に並行して給紙カセット15から転写材として記録紙P
が搬出ローラ15aの作動により給紙を開始され、記録
紙Pは給紙経路15dを経由してタイミングローラ15
cに給送される。
【0050】前述した第2のプロセスユニット群IIへの
原稿裏面の画像データの入力に所定の時間差を置いて原
稿裏面の画像データが前記の第1のプロセスユニット群
Iに入力され、第2のプロセスユニット群IIにおけると
同様のプロセスを経て各感光体ドラム10は1回転中に
その周面上にそれぞれのトナー像が形成される。
【0051】なお第1のプロセスユニット群Iの感光体
ドラム10上に形成される原稿表面の各トナー像は先に
形成した原稿裏面のカラートナー像に対し鏡像関係とな
るよう前もって画像データが変換される。
【0052】第1のプロセスユニット群Iにおける各感
光体ドラム10の周面上の原稿表面の各トナー像の形成
と、前述したトナー像受像体14a上に転写した原稿裏
面のカラートナー像の位置の双方に同期して前記のタイ
ミングローラ15cの作動が開始され、記録紙Pが原稿
表裏の各トナー像に位相を合わせて表裏のトナー像の先
端位置と記録紙Pの先端位置が合致するようトナー像受
像体14a上に給紙される。
【0053】記録紙Pは紙帯電器14fの帯電によりト
ナー像受像体14aと一体で搬送されて、先ずその上面
に第1のプロセスユニット群Iの各プロセスユニット2
0のそれぞれの感光体ドラム10の担持する原稿表面の
各トナー像を順次転写器14c′により転写して重ね合
わせてカラーのトナー像とし、次いでその下面に第2の
プロセスユニット群IIの各プロセスユニット20より転
写されたトナー像受像体14a上の原稿裏面のカラート
ナー像を転写器14gにより再転写される。
【0054】かくして上下即ち表裏両面にカラートナー
像を転写された記録紙Pは除電器14hの放電により除
電されてトナー像受像体14aの周面より分離され、定
着装置30においてトナーを記録紙P上に溶着したのち
排紙ローラ18を経てトレイ上に排出される。
【0055】一方カラートナー像の転写終えた各感光体
ドラム10とトナー像受像体14aはそれぞれの備える
クリーニング装置19並びにトナー像受像体クリーニン
グ装置14iによって残留トナーを除去、清掃されて続
くカラートナー像の形成並びに転写に備える。
【0056】前記の各プロセスユニット群においては、
プロセスユニット20(K)に設けられる各転写器14
cあるいは14c′と各案内ローラ140はそれぞれ独
立した保持部材H1Aに、一方プロセスユニット20
(Y)、20(M)および20(C)に設けられる各転
写器14cあるいは14c′と各案内ローラ140はそ
れぞれ一体に接続した保持部材H1Bに分割して支持さ
れている。
【0057】両面のカラー画像形成の場合には前記の各
保持部材H1A、H1Bとさらにタイトローラ130A
を支持する保持部材H2が何れも上限位置に設定されて
トナー像受像体14aはテンションローラ130により
所定の張力を与えられ、各プロセスユニットに画像の転
写域が形成されてカラーの両面画像の形成が行われる。
【0058】片面のカラー画像形成の場合には何れか一
方のプロセスユニット群の保持部材H1AとH1Bが下
限位置に、同時に保持部材H2と紙帯電器14fを支持
する保持部材H3がそれぞれ中間位置に設定されてトナ
ー像受像体14aの張力が維持されかつ記録紙Pの給紙
と帯電の条件も確保される。かかる設定によって上面又
は下面にカラー画像を保持した片面画像形成が行われ
る。
【0059】またモノクロ画像形成に際しては各プロセ
スユニット群の保持部材H1Bが下限位置に、それに対
応して保持部材H2とH3が下降され、各プロセスユニ
ット20(K)のみが画像の転写域が形成されてモノク
ロの両面画像形成が行われる。
【0060】さらに装置の不使用時には各プロセスユニ
ット群の保持部材すべてが下限位置に設定されて感光体
ドラムの図面に対するトナー像受像体14aの当接がす
べて解除状態とされる。
【0061】
【発明の効果】本発明は請求項1により、中間転写体は
両面、片面何れの画像形成モードの場合にも一定した張
力を保って安定した周速をもって搬送されると共に不使
用の感光体は作動を休止することも可能となり、その結
果高品位の画像を長期にわたって形成することの出来る
両面画像形成装置が提供されることとなった。また請求
項2により前記の装置は転写材の画像面を任意の向きに
して排紙することも可能となり、請求項3により不使用
時には画像の転写域が全面的に開放されてメンテナンス
作業が容易化され、さらに請求項4により中間転写体の
搬送経路に対応して転写材の給紙位置が修正されるので
請求項5により中間転写体の搬送経路を変更することに
より張力を一定に保つことが可能となって安定して良好
な画像が得られることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両面画像形成装置の断面構成図。
【図2】感光体ドラムの断面構成図。
【図3】両面画像形成のプロセスを示す説明図。
【図4】片面画像形成時の中間転写体の状態図。
【図5】非画像形成時の中間転写体の状態図。
【図6】転写材の給紙位置を示す要部図。
【図7】他の両面画像形成装置への適用例。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体 14c,14c′ 転写器 14f 紙帯電器 14g (裏面)転写器 130 テンションローラ 130A タイトローラ 140 案内ローラ H1,H2,H3 保持部材 C1,C2,C3 偏心カム G1,G2,G3 ガイドレール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と前記像形成体の周面に配置し
    た帯電、像露光および現像手段とから構成される2組の
    画像形成ユニットをベルト状の中間転写体の周面に設置
    し、前記画像形成ユニット間に給紙される転写材を前記
    中間転写体を介して搬送して前記転写材の一方の面に第
    1の画像形成ユニットの形成するトナー像を転写し、他
    方の面に第2の画像形成ユニットの形成するトナー像を
    転写して転写材の表裏両面に画像を形成する両面画像形
    成装置において、 前記中間転写体は、張設手段と少なくとも一方の画像形
    成ユニットの像形成体に対する当接手段とを備えてい
    て、両面あるいは片面何れかの画像形成モードの選択に
    応じて前記当接手段が当接もしくは当接解除され、前記
    張設手段が切り替えられて張設状態が維持されることを
    特徴とする両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】 片面画像形成モードにおいては、転写材
    の画像形成面の選択に応じて何れか一方の画像形成ユニ
    ットの像形成体に対する前記当接手段の当接が解除され
    ることを特徴とする請求項1に記載の両面画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 非画像形成時においては、双方の画像形
    成ユニットの像形成体に対する前記当接手段の当接が共
    に解除されることを特徴とする請求項1に記載の両面画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成モードの選択に応じ前記中間転
    写体に対する転写材の進入経路が変更されることを特徴
    とする請求項1に記載の両面画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記張設手段の切り替えにより、前記中
    間転写体の搬送経路が変更されることを特徴とする請求
    項1に記載の両面画像形成装置。
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