JPH1123071A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH1123071A
JPH1123071A JP9182359A JP18235997A JPH1123071A JP H1123071 A JPH1123071 A JP H1123071A JP 9182359 A JP9182359 A JP 9182359A JP 18235997 A JP18235997 A JP 18235997A JP H1123071 A JPH1123071 A JP H1123071A
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JP
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valve
refrigerant
air conditioner
refrigerant circuit
compressor
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Application number
JP9182359A
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Inventor
Junichi Mori
潤一 森
Kenji Yao
健治 八尾
Michio Ishino
道雄 石野
Takashi Nakanishi
俊 中西
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/20Disposition of valves, e.g. of on-off valves or flow control valves
    • F25B41/24Arrangement of shut-off valves for disconnecting a part of the refrigerant cycle, e.g. an outdoor part

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和装置の冷媒配管を簡略化し、小形化
する。 【解決手段】 圧縮冷凍サイクルを構成する主要な機能
部品の冷媒流通配管を、一対のベース部材31,32の
接合面とその外部とに一体化する。一方のベース部材3
1には、四方切換弁33およびフレアバルブ34などを
装着し、ベース部材31,32間には冷媒流通溝38を
形成し、絞り弁35などを収納する。ベース部材31,
32間は、パッキン36でシールし、ボルトなどの締結
部材37で締結して結合する。四方切換弁33などの装
着の際にも、パッキン36および締結部材37を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、圧縮式冷凍サイク
ルを利用して室内の冷房や暖房を行う空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示すように、圧縮機
1、室外側熱交換器2、四方切換弁3、2.3方弁4な
どのサイクル機能部品と、これらの機能部品を配管接続
する銅管6などによって、空気調和装置の室外ユニット
7が構成されている。圧縮機1は、機械的に冷媒の吸入
と圧縮を行うので、振動を発生し、他のサイクル機能部
品に振動が伝わりにくいように、銅管6は、充分長く、
またターンを繰返して、かつ互いに接触しないように充
分離して引きまわされている。
【0003】図9は、図8に示すような室外ユニット7
を含む空気調和装置の全体的な冷媒配管系統を示す。圧
縮機1の吐出側には四方切換弁3が設けられ、実線で示
す冷房時と、破線で示す暖房時との切換えを行う。室外
側熱交換器2は、冷房時には凝縮器となり、暖房時には
蒸発器となる。サイクル機能部品としては、さらに絞り
機構8、二方弁9、室内側熱交換器10および三方弁1
1が含まれる。室内側熱交換器10は、冷房時には蒸発
器となり、暖房時には凝縮器となる。
【0004】図8に示すような従来の室外ユニット7で
は、サイクル機能部品間を銅管6で配管接続するため
に、各機能部品との接続のための溶接条件、またサイク
ル機能部品の形状に適合させるための配管形状が複雑に
なり、充分な距離を取る必要があるために収納に大きな
容積が必要になるなどの問題が生じる。このような問題
に対して、実開昭62−160238には、図10およ
び図11に示すような冷媒流通路を空気調和機に使用す
る考え方が提案されている。
【0005】図10に示す冷媒流通路20は、一対の板
状部材21,22を貼り合わせ、冷媒流通路20内にサ
イクル機能部品を収容して一体化している。すなわち、
板状部材21,22の少なくとも一方は、プレス加工な
どによって、四方切換弁部23、逆止弁部24、第1絞
り部25、第2絞り部26およびこれらを接続する流通
溝27などを形成する。一体化された冷媒流通路20の
外部には、四方切換弁部23を駆動するための駆動部2
8などを取付ける。
【0006】図11は、図10に示す冷媒流通路20を
用いて、空気調和装置の室外ユニット29として組込ん
でいる状態を示す。冷媒流通路20は、圧縮機1、室外
側熱交換器2、フレアバルブ5などと銅管6で連結さ
れ、図7の室外ユニット7に比較して、コンパクトに収
納することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11に
示す実開昭62−160238の先行技術では、一対の
板状部材21,22を結合する際に接着または溶着する
手法を用いる。板状部材21,22では、プレス加工に
よって四方切換弁部23などのサイクル機能部品用の凹
凸と、流通溝27とを形成する必要があるので、剛性が
あまり大きくなく、接合面全体を密着させて接合する必
要があるからである。しかしながら、接着で接合する際
には、接合強度が必ずしも充分には得られず、また溶着
で接合する際には、材料を加熱する必要があるので材料
選択の幅が狭められる問題がある。
【0008】また図8および図9に示すような従来の圧
縮式冷凍サイクルでは、四方切換弁33は冷房時と暖房
時との切換えを行っている。四方切換弁3は、図9に示
すように、圧縮機の吐出側および吸入側に接続される2
本の銅管6i,6oと、室外側熱交換器2、三方弁11
を介して室内側熱交換器10に接続される2本の銅管6
a,6bが近接して接続される。このために、図8に示
す室外ユニット7における銅管6の配管形状は、一層複
雑になり、配管相互間に充分な距離を取る必要があるの
で、その収納に大きな容積が必要になる。
【0009】また、四方切換弁3を用いる冷暖房サイク
ルの切換えでは、次の点に注意する必要がある。
【0010】1)四方切換弁3は、スライドバルブが摺
動変位して、各ポート間の冷媒流通路の切換えを行うの
で、弁座とスライドバルブとの間の漏れの管理が重要と
なる。
【0011】2)四方切換弁3では、各流通路間の距離
が接近しているので、圧縮機1から吐出される高温冷媒
が圧縮機1に吸入される低温冷媒によって冷却され、熱
ロスを生じて、能力低下の一因となる。
【0012】このような点を考慮すると、図10および
図12に示すように冷媒流通路20内に四方切換弁部2
3を一体的に形成することは、圧縮式冷凍サイクルの熱
効率上は必ずしも好ましくはないはずである。
【0013】本発明の目的は、圧縮式冷凍サイクルを形
成するための配管接続を簡略化し、収納に要する容積を
小さくすることができる空気調和装置を提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮機、熱交
換器、減圧機構、切換弁を含む複数の冷媒回路用機能部
品と、各機能部品間を連結して冷媒回路を形成する冷媒
通路とを有する空気調和装置において、接合面で密着し
て接合可能で、接合面に冷媒通路を形成する溝が形成さ
れ、接合状態で外周側となる表面に、冷媒回路用機能部
品を装着して接続可能な複数のベース部材と、ベース部
材間を、接合面が密着する状態で接合するように締結す
る締結部材とを含むことを特徴とする空気調和装置であ
る。
【0015】本発明に従えば、複数のベース部材を締結
部材で接合面が密着する状態で接合するように締結する
ので、充分な接合強度を容易に得ることができる。接合
に溶接を行う必要がないので、ベース部材の材料の選択
の幅を広げ、接合面に冷媒通路を形成する溝を形成する
方法としても、成型、鋳造、接着加工等の種々の方法を
適宜選択することができる。ベース部材の外周側には冷
媒回路用機能部品を装着して接続可能であるので、ベー
ス部材間に内蔵することが好ましくない機能部品を外部
に取付け、全体として冷媒回路を小型に形成することが
できる。
【0016】また本発明で、前記締結部材は、前記ベー
ス部材へ冷媒回路用機能部品を装着するための接合面の
締結にも用いられることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、冷媒回路用機能部品を、
締結部材によってベース部材の外周面に接合されるの
で、充分な強度で、かつ溶接などの熱の影響を受けるこ
となく、機能を含む冷媒回路を一体的に形成することが
できる。
【0018】また本発明で、前記接合面には、シール材
が設けられることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、接合面にはシール材が設
けられるので、接合面に形成される冷媒通路間のシール
性を確保し、間隔を近付けて全体の小形化を図っても、
効率の低下を避けることができる。
【0020】また本発明で、前記ベース部材は、インサ
ート成形され、外周面から突出する金属管接続用部材を
有することを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、ベース部材には、金属管
の接続用部材が外周面から突出するようにインサート成
形されているので、ベース部材の外部に接続する圧縮機
や熱交換器などとの配管接続を容易に行うことができ
る。
【0022】さらに本発明は、圧縮機、熱交換器、減圧
機構、切換弁を含む複数の冷媒回路用機能部品と、各機
能部品間を連結して冷媒回路を形成する冷媒通路とを有
する空気調和装置において、圧縮機の吐出側に接続さ
れ、圧縮機から吐出される冷媒を予め定める第1の方向
に流通するように冷媒回路に導く第1の二方電磁弁と、
圧縮機の吐出側に接続され、圧縮機から吐出される冷媒
を第1の方向とは逆方向となる第2の方向に流通するよ
うに冷媒回路に導く第2の二方電磁弁と、第1の二方電
磁弁と冷媒回路との接続部に接続される第1の切換ポー
トと、第2の二方電磁弁と冷媒回路との接続部に接続さ
れる第2の切換ポートと、圧縮機の吸入側に接続される
共通ポートとを有し、第1の二方電磁弁が開で第2の二
方電磁弁が閉となるときには共通ポートが第2の切換ポ
ートに連通し、第1の二方電磁弁が閉で第2の二方電磁
弁が開となるときには共通ポートが第1の切換ポートに
連通するように切換えられる三方弁とを含むことを特徴
とする空気調和装置である。
【0023】本発明に従えば、第1および第2の二方電
磁弁と、三方弁とを連動して切換えることによって、圧
縮機から吐出される冷媒を第1の二方電磁弁を通って第
1の方向に冷媒回路に流通させ、三方弁を介して圧縮機
に吸入する状態と、圧縮機から吐出される冷媒を第2の
二方電磁弁を介して冷媒回路に第1の方向とは逆方向に
流通させて、三方弁を介して圧縮機に吸入させる状態と
を切換えることができる。4本の配管を行う必要がある
四方切換弁を用いないので、配管経路を簡略化し、小形
化しても熱ロスの発生を低減することができる。
【0024】また本発明で、前記三方弁は、高圧側の切
換ポートと共通ポートとの間が閉となり、低圧側の切換
ポートと共通ポートとの間が開となるフロートバルブで
あることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、三方弁は、高圧側の切換
ポートと共通ポートとの間が閉となって低圧側の切換ポ
ートと共通ポートとの間が開となるフロートバルブであ
るので、第1または第2の二方電磁弁のうちの開となっ
て圧縮機から冷媒が吐出される側の切換ポートが閉とな
り、2つの電磁二方弁と連動して冷媒の流通方向を確実
に切換えることができる。
【0026】また本発明で、前記三方弁は、電磁弁であ
ることを特徴とする。本発明に従えば、三方弁は電磁弁
であるので、第1および第2の二方電磁弁と連動して冷
媒の流通方向を切換えることができる。
【0027】さらにまた本発明は、接合面で密着して接
合可能であり、接合面に冷媒通路を形成する溝が形成さ
れ、接合状態で外周側となる表面に、冷媒回路用機能部
品を装着して接続可能な複数のベース部材と、ベース部
材間を、接合面が密着する状態で接合するように締結す
る締結部材とを備えることを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、冷媒回路用機能部品間を
接続する冷媒通路は、ベース部材間に溝として形成さ
れ、接合されるベース部材に機能部品が取付けられて一
体化されるので、冷媒回路を小形化して小さな容積に効
率よく収納することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態に
よる冷媒回路の主要部の概略的な構成を、分解した状態
で示す。サイクルユニット30を構成する一対のベース
部材31,32の一方のベース部材31の外周面には、
四方切換弁33、フレアバルブ34などが装着される。
ベース部材31,32間には、絞り機構として絞り弁3
5が収納される。ベース部材31,32の接合面には、
シール材であるパッキン36が介在され、気密性が高め
られる。ベース部材31,32は、ボルトなどの締結部
材37を用いて結合される。締結部材37としてボルト
を用いる場合、頭部で締結するベース部材31側には、
ねじの外周よりも少し大きく、ねじの頭部の外径よりも
小さな連通溝を設けておき、他方のベース部材32には
ボルトのねじに螺合するめねじを形成しておく。ベース
部材32の接合面には、冷媒流通溝38が形成される。
他方のベース部材31の接合面にも同様の冷媒流通溝3
8を形成することができる。冷媒流通溝38は、ベース
部材31,32を成型あるいは鋳造などで製造するとき
には、同時に形成することができる。また、切削によっ
て形成することもできる。本実施形態では、冷媒流通溝
38と同時に、絞り弁35を収納する凹所も形成する。
【0030】一方のベース部材31の接合面の反対側の
表面には、四方切換弁33やフレアバルブ34などを、
締結部材37によって締結して装着する。ベース部材3
1,32の結合や、四方切換弁33やフレアバルブ34
の装着に従来の手法である接着や溶着を用いずに、ボル
トなどの締結部材37を用いて接合するので、締結部材
37の種類や材料を必要に応じて選択し、接合強度の増
加を見込むことができる。また、部品を加熱する必要が
ないので、材料を自由によって選択することができる。
【0031】また、ベース部材31,32を成型や鋳造
で製造する際に、銅管などとのロウ付け用の接続部材3
9を、インサート成型しておく。ベース部材31,32
が成型または鋳造された際に、接続部材39も同時に一
体的に結合されているので、接続部材39に従来のロウ
付け手法によって銅管などを接続すれば、従来と同様に
圧縮機や熱交換器と配管接続を行うことができる。
【0032】図2は、図1に示すサイクルユニット30
の一対のベース部材31,32に、四方切換弁33やフ
レアバルブ34を装着し、締結部材37で締結して一体
化した状態を示す。締結部材37の密度や材質を適宜選
択し、必要な接合強度を容易に得ることができる。図2
に示すように、一対のベース部材31,32のうちの一
方の表面のみに機能部品を装着し、他方のベース部材3
2には、締結部材37であるボルトに対応するめねじを
形成するようにすれば、1方向からの締結で、冷媒回路
を形成することができる。
【0033】図3は、図2に示す冷媒回路を組込む室外
ユニット40の簡略化した構成を示す。空気調和装置の
室外ユニット40は、圧縮機41、室外側熱交換器42
とともに、図2に示すように組立てた状態のサイクルユ
ニット30を含む。この室外ユニット40では、サイク
ルユニット30に装着される四方切換弁33と圧縮機4
1の吸入側との間で周知のアキュムレータ43を設けて
いる。サイクルユニット30では、一面のみから四方切
換弁33などの機能部品を装着し、締結部材37を挿入
しているので、他方のベース部材32の表面を室外ユニ
ット40の底面にそのまま載置することができる。この
ため、室外ユニット40の配管系統を極めて簡略化し、
必要なスペースを縮小して、室外ユニット40の空間を
室外側熱交換器42に大きく割当てて、効率的な動作を
行わせることができる。
【0034】図4は、本発明の実施の他の形態の空気調
和装置の基本的な冷媒配管系統を示す。本実施形態で、
図1に示す実施形態に対応する部分には同一の参照符を
付して重複した説明を省略する。本実施形態では実線で
示す冷房時と、破線で示す暖房時との冷媒の流通方向を
切換えるために、図1に示すような四方切換弁33を用
いないで、四方切換弁33で4本の配管路が接近して生
じる問題を解決し、冷媒回路の一層の小形化を図ってい
る。室外側熱交換器42は、冷房時に圧縮機41から吐
出される冷媒の凝縮器として動作し、凝縮して液体状態
となった冷媒は、絞り機構48を通過する際に膨張し、
二方弁49を介して導かれる室内側熱交換器50で蒸発
する。室内側熱交換器50内で冷媒が蒸発する際に、周
囲の空気を冷却して冷房が行われる。暖房時には、室内
側熱交換器50に圧縮機41からの冷媒が導かれて凝縮
し、凝縮熱を周囲の空気に与えて室内を暖房する。凝縮
された冷媒は、絞り機構48を通過する際に膨張し、室
外側熱交換器42が蒸発器として動作して、周囲の空気
から熱を吸収する。
【0035】図4の実施形態では、冷媒の流通方向を切
換えるために、2つの二方電磁弁51,52と、フロー
トバルブ53とが設けられる。圧縮機40から吐出され
る冷媒は、二方電磁弁51,52の入力ポートにそれぞ
れ与えられる。第1の二方電磁弁51の出力ポートは、
室外側熱交換器40に接続される。この接続点は、フロ
ートバルブ53の第1の切換ポートにも接続される。第
2の二方電磁弁52の出力ポートは、2.3方弁54で
2方切換ポートに接続される。2.3方弁54の3方切
換ポートは、フロートバルブ53の第2の切換ポートに
接続される。2.3方弁54の共通ポートは、室内側熱
交換器50に接続される。本実施形態では、絞り機構4
8、二方弁49、二方電磁弁51,52、フロートバル
ブ53および2.3方弁54が、一体化され、接続配管
とともにサイクルユニット60を形成する。
【0036】図5は、図4に示すフロートバルブ53の
動作を示す。フロートバルブ53は、切換ポート61,
62と共通ポート63とを有する三方弁であり、弁体で
あるフロート64が摺動変位して、弁座65との間を開
閉する。図5(a)に示す状態では、第1の切換ポート
61側の方が第2の切換ポート62側よりも高圧であ
り、フロート64が高圧の切換ポート61側の弁座65
に着座し、切換ポート61と共通ポート63との間を閉
にし、切換ポート62と共通ポート63との間を開にし
ている状態を示す。これによって第1の切換ポート61
と共通ポート63との間は遮断され、第2の切換ポート
62と共通ポート63との間が動作する。図6(b)
は、第1の切換ポート61よりも第2の切換ポート62
の方が高圧となり、第1の切換ポート61と共通ポート
63との間が導通している状態を示す。したがって、三
方弁であるフロートバルブ53は、次の表1に示すよう
な動作で、第1および第2の二方電磁弁51,52と連
動して動作を行い、冷暖房サイクルの切換えが可能とな
る。
【0037】
【表1】
【0038】図6は、サイクルユニット60を分解した
状態で示す。本実施形態では、ベース部材71,72間
にフロート64を挿入し、フロートバルブ53もベース
部材71,72間に同時に形成する。二方電磁弁51,
52は、一方のベース部材71の表面に装着する。ベー
ス部材71,72間を気密にシールするパッキン76の
形状や、冷媒流通溝78の形状を、図4に示す冷媒回路
に合わせて変更することによって、サイクルユニット6
0を容易に一体化して形成することができる。
【0039】図7は、図6に示すサイクルユニット60
を、室外ユニット80として組込む空気調和装置の構成
を示す。本実施形態では、図3と比較し、四方切換弁3
3を用いていないので、さらに室外ユニット80を小形
化し、配管系統を簡略化することができる。なお本実施
形態では、三方弁となるフロートバルブ53を、サイク
ルユニット60内に収納するようにしているけれども、
サイクルユニット60の外部に装着する機能部品とする
こともできる。またフロートバルブ63に代えて、電磁
三方弁を用いることもできる。さらに、サイクルユニッ
ト60として一体化しない場合であっても、四方切換弁
を用いないので、室外ユニットとして従来より小形化す
ることは可能である。
【0040】また、本発明の各実施形態は、空気調和装
置の室外ユニットについて適用しているけれども、同様
な圧縮式冷凍サイクルを用いる冷凍装置や製氷装置など
にも同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接合面に
溝として冷媒流通路を形成し、接合面を締結部材で締結
するので、確実な接合強度を得て、しかもベース部材の
材質や溝の形成方法の選択の幅を広げ、空気調和装置の
冷媒回路をコンパクトかつ効率よく形成することができ
る。
【0042】また本発明によれば、ベース部材の外周面
に装着する冷媒回路用機能部品を、締結部材を用いて締
結して取付けるので、溶接のように熱をかけることなく
装着することができ、機能部品の材質や形状の選択の幅
が広がり、冷凍回路を効率よく形成することができる。
【0043】また本発明によれば、ベース部材間の接合
面やベース部材の外周に対する機能部品の接合面にはシ
ール材が設けられるで、冷媒回路をコンパクトに形成し
ても、冷媒漏れによる熱効率の低下を避けることができ
る。
【0044】また本発明によれば、インサート成形によ
って、金属管接続用部材がベース部材の外周面から吐出
するように設けられるので、圧縮機や熱交換器などへの
銅管などを用いる配管接続を、従来と同様に溶接などに
よって容易に行うことができる。
【0045】さらに本発明によれば、四方切換弁を用い
ないで冷媒回路に流通する冷媒の方向を切換えることが
できるので、配管系統が簡略化され、小形化しても熱ロ
スの発生を抑制することができる。
【0046】また本発明によれば、三方弁としてフロー
ト弁を用いるので、2つの二方電磁弁切換えるによる圧
力の変化に追従して、冷媒流通方向を確実に切換えるこ
とができる。
【0047】また本発明によれば、三方弁として電磁弁
を用いるので、2つの二方電磁弁の切換えと電気的に連
動して、確実に冷媒流通方向を切換えることができる。
【0048】さらにまた本発明によれば、四方切換弁を
用いないで冷媒流通回路を切換える2つの二方電磁弁と
1つの三方弁とを含む冷媒回路を、分割可能なベース部
材の接合面に形成する冷媒通路と、ベース部材の外周面
に装着する機能部品とで構成するので、冷媒回路をコン
パクトに一体化して形成し、しかも熱効率の低下を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な構成を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の実施形態をサイクルユニット30として
組立てた状態を示す斜視図である。
【図3】図2のサイクルユニット30を含む室外ユニッ
ト40の内部を示す簡略化した斜視図である。
【図4】本発明の実施の他の形態の簡略化した冷媒配管
系統図である。
【図5】図4のフロートバルブ54の動作原理を示す図
である。
【図6】図4の実施形態のサイクルユニット60の分解
斜視図である。
【図7】図6のサイクルユニット60を含む室外ユニッ
ト80の内部構成を示す簡略化した斜視図である。
【図8】従来の空気調和装置の室外ユニットの内部構成
を示す簡略化した斜視図である。
【図9】図8に示す室外ユニットを含む空気調和装置の
基本的な冷媒配管系統図である。
【図10】先行技術の冷媒流通路を示す斜視図である。
【図11】図10の先行技術の冷媒流通路を用いる室外
ユニットの内部構成を示す簡略化した斜視図である。
【符号の説明】
30,60 サイクルユニット 31,32,71,72 ベース部材 33 四方切換弁 34 フレアバルブ 35 絞り弁 36,76 パッキン 37 締結部材 38,78 冷媒流通溝 39 接続部材 40,80 室外ユニット 41 圧縮機 42 室外側熱交換器 50 室内側熱交換器 51,52 二方電磁弁 53 フロートバルブ 61,62切換ポート 63 共通ポート 64 フロート 65 弁座
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 俊 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱交換器、減圧機構、切換弁を
    含む複数の冷媒回路用機能部品と、各機能部品間を連結
    して冷媒回路を形成する冷媒通路とを有する空気調和装
    置において、 接合面で密着して接合可能で、接合面に冷媒通路を形成
    する溝が形成され、接合状態で外周側となる表面に、冷
    媒回路用機能部品を装着して接続可能な複数のベース部
    材と、 ベース部材間を、接合面が密着する状態で接合するよう
    に締結する締結部材とを含むことを特徴とする空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 前記締結部材は、前記ベース部材へ冷媒
    回路用機能部品を装着するための接合面の締結にも用い
    られることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記接合面には、シール材が設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材は、インサート成形さ
    れ、外周面から突出する金属管接続用部材を有すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和
    装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、熱交換器、減圧機構、切換弁を
    含む複数の冷媒回路用機能部品と、各機能部品間を連結
    して冷媒回路を形成する冷媒通路とを有する空気調和装
    置において、 圧縮機の吐出側に接続され、圧縮機から吐出される冷媒
    を予め定める第1の方向に流通するように冷媒回路に導
    く第1の二方電磁弁と、 圧縮機の吐出側に接続され、圧縮機から吐出される冷媒
    を第1の方向とは逆方向となる第2の方向に流通するよ
    うに冷媒回路に導く第2の二方電磁弁と、 第1の二方電磁弁と冷媒回路との接続部に接続される第
    1の切換ポートと、第2の二方電磁弁と冷媒回路との接
    続部に接続される第2の切換ポートと、圧縮機の吸入側
    に接続される共通ポートとを有し、第1の二方電磁弁が
    開で第2の二方電磁弁が閉となるときには共通ポートが
    第2の切換ポートに連通し、第1の二方電磁弁が閉で第
    2の二方電磁弁が開となるときには共通ポートが第1の
    切換ポートに連通するように切換えられる三方弁とを含
    むことを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記三方弁は、高圧側の切換ポートと共
    通ポートとの間が閉となり、低圧側の切換ポートと共通
    ポートとの間が開となるフロートバルブであることを特
    徴とする請求項5記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 前記三方弁は、電磁弁であることを特徴
    とする請求項5記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 接合面で密着して接合可能であり、接合
    面に冷媒通路を形成する溝が形成され、接合状態で外周
    側となる表面に、冷媒回路用機能部品を装着して接続可
    能な複数のベース部材と、 ベース部材間を、接合面が密着する状態で接合するよう
    に締結する締結部材とを備えることを特徴とする請求項
    5〜7のいずれかに記載の空気調和装置。
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