JP3376641B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3376641B2 JP16694093A JP16694093A JP3376641B2 JP 3376641 B2 JP3376641 B2 JP 3376641B2 JP 16694093 A JP16694093 A JP 16694093A JP 16694093 A JP16694093 A JP 16694093A JP 3376641 B2 JP3376641 B2 JP 3376641B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍サイクルの制御
機器及びアキュムレータを備えた空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図19は、一般的な空気調和機の冷凍サ
イクルを示す構成図である。図19に示すように空気調
和機は、冷凍サイクルの主要機器である圧縮機(1)、室
外側熱交換器(2)、室内側熱交換器(3)及びアキュムレー
タ(4)と、冷凍サイクルの制御機器である四方弁(5)、二
方弁(6)、逆止弁(71)(72)及びキャピラリチューブ(81)
(82)等を、冷媒配管(9)により接続して構成されてい
る。これらの機器は、図19に示すように室外ユニット
(A)の冷媒配管(91)と室内ユニット(B)の冷媒配管(92)と
が、接続具(10)を介して接続されている。
【0003】上記の一般的な空気調和機は、冷房過負荷
運転時等に使用される二方弁(6)を閉じた状態で、四方
弁(5)を切り換えることができるようになっている。実
線の矢印は暖房時の冷媒の流れ、破線の矢印は冷房時の
冷媒の流れを示す。
【0004】ところで、このような一般的な空気調和機
を具体化した構造としては、従来、例えば実開昭60-796
71号公報に記載されたようなものが使用されている。こ
の従来の空気調和機においては、室外ユニット(A)は図
20に示すように、圧縮機(1)、室外側熱交換器(2)、ア
キュムレータ(4)、四方弁(5)、二方弁(6)、逆止弁
(71)、サービスバルブ(37)(38)およびキャピラリチュー
ブ(81)、さらにはこれらの機器を結ぶ多数の冷媒配管(9
1)が種々の方向に折り曲げられて配設されていた。
【0005】図21は、請求項3〜5の発明に対応する
一般的な空気調和機の冷凍サイクルを示す構成図であ
る。図21に示すように空気調和機は、冷凍サイクルの
主要機器である圧縮機(1)、室外側熱交換器(2)、室内側
熱交換器(3)及びアキュムレータ(4)と冷凍サイクルの制
御機器である四方弁(5)、二方弁(6)、逆止弁(71)(72)及
びキャピラリチューブ(81)(82)等を、冷媒配管(9)によ
り接続して構成されている。これまでの構成は、図19
のものと同一であるが、圧縮機(1)の吐出配管、吸入配
管側には、それぞれ高圧開閉器(110)、低圧開閉器(111)
が接続されている。そして、これらの機器は、図21に
示すように、室外ユニット(A)の冷媒配管(91)と室内ユ
ニット(B)の冷媒配管(92)とが、接続具(112)を介して接
続されている。また、(113)は吐出マフラーを示す。
【0006】上記の図21に示す一般的な空気調和機
は、四方弁(5)を切り換えることにより、室内の冷房・暖
房を切り換えることができるようになっている。また、
二方弁(6)は冷房時の過負荷状態や、暖房時の低温起動
時に高圧開閉器(110)、低圧開閉器(111)の作動により開
状態にし、高低圧バイパス回路として働く。また、図中
の実線の矢印は暖房時の冷媒の流れ、破線の矢印は冷房
時の冷媒の流れを示す。
【0007】この従来の空気調和機においては、室外ユ
ニットAは図22に示すように、圧縮機(1)、室外側熱
交換器(2)、アキュムレータ(4)、四方弁(5)、二方弁
(6)、逆止弁(71)、およびキャピラリチューブ(81)、高
圧開閉器(110)、低圧開閉器(111)、さらにはこれらの機
器を結ぶ多数の冷媒配管(91)が図のように種々の方向に
折り曲げられて配設されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は、
以上のように構成され、室外ユニット(A)内の各制御機
器を冷媒配管(91)によって保持するという形態をとって
いるので、他の配管系との干渉、あるいはその防止のた
めに各配管に大きなスペースを必要とし、室外ユニット
(A)全体が大型化するという問題があった。また、室外
ユニット(A)内の各機器間を冷媒配管(91)によって接続
していたので、必要な冷媒配管(91)の種類や使用量が多
く、コストが高くなるという課題があった。さらに冷媒
配管のろう付け個所が多くなるので、冷媒漏れを起し易
いという課題があった。さらに、二方弁(6)、高圧開閉
器(110)、低圧開閉器(111)は加振源である圧縮機(1)に
近く、振動し易いので、取付け配管系の共振を防ぐ対策
が必要であった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、冷凍サイクル制御機器を他の部
品と一体化、固定することにより、配管間の干渉の防止
あるいは配管系による振動の低減を図ることができ、ま
た室外ユニット内の冷媒配管を省略できる構造にして、
使用する冷媒配管やろう付け個所を減少させることによ
り、コスト低減、小型化、冷媒漏れの防止を図ることが
でき、面倒なろう付け作業をへらすことができる空気調
和機を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る空
気調和機は、アキュムレータの蓋部に、制御機器として
の二方弁を内蔵するとともに、制御機器と冷凍サイクル
の主要機器との接続ポートを配設したことを主要な構成
としている。
【0011】請求項2の発明に係る空気調和機は、圧縮
機の蓋部に、制御機器としての二方弁を内蔵するととも
に、制御機器と冷凍サイクルの主要機器との接続ポート
を配設したことを主要な構成としている。
【0012】請求項3の発明に係る空気調和機は、アキ
ュムレータの鍛造・機械加工により形成された蓋部に、
アキュムレータの内圧を制御圧力として導入する低圧開
閉器を埋設したことを主要な構成としている。
【0013】請求項4の発明に係る空気調和機は、圧縮
機あるいは吐出マフラーの鍛造・機械加工により形成さ
れた蓋部に、圧縮機あるいは吐出マフラー内部の内圧を
制御圧力として導入する高圧開閉器を埋設したことを主
要な構成としている。
【0014】請求項5の発明に係る空気調和機は、アキ
ュムレータの鍛造・機械加工により形成された蓋部に四
方弁シリンダー部分を一体に形成し、シリンダー内部の
内圧を制御圧力として導入する高圧開閉器およびアキュ
ムレータ内部の内圧を制御圧力として導入する低圧開閉
器をそれぞれ上記蓋部に埋設したことを主要な構成とし
ている。
【0015】
【作用】この発明に係る空気調和機においては、室外ユ
ニット内の冷媒配管系の振動の低減を図れる構造にし
て、各配管系の干渉防止のために必要なスペースを減少
できる。また室外ユニット内の冷媒配管を省略できる構
造にして、使用する冷媒配管やろう付け個所を減少させ
る。
【0016】また、低圧開閉器と低圧側冷媒配管系を結
ぶ冷媒配管および高圧開閉器と高圧側冷媒配管系を結ぶ
冷媒配管を省略できる構造にして、使用する冷媒配管や
ろう付け個所を減少させると共に振動を防ぐ。
【0017】さらに、冷媒回路中の主要構成部品のアキ
ュムレータ、四方弁、高圧・低圧開閉器を集約すること
により配管構造を簡略化することができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1は、請求項1の発明に係る実施例1を示
す空気調和機の構成図である。二方弁(11)はアキュムレ
ータ(12)の蓋部(13)に内蔵されている。この空気調和機
の冷凍サイクルは、図19に示した一般的なものと同様
であり、冷媒は、暖房運転時には実線の矢印(圧縮機
(1)→四方弁(5)→室内側熱交換器(3)→キャピラリチュ
ーブ(82)→逆止弁(71)→室外側熱交換器(2)→四方弁(5)
→アキュムレータ(12)→圧縮機(1))に沿って、冷房運
転時には破線の矢印(圧縮機(1)→四方弁(5)→室外側熱
交換器(2)→キャピラリチューブ(81)→逆止弁(72)→室
内側熱交換器(3)→四方弁(5)→アキュムレータ(12)→圧
縮機(1))に沿って流れる。そして、四方弁(5)を切り換
えることにより冷房、暖房を切り換えることができるよ
うになっている。
【0019】図2は、図1におけるアキュムレータ(12)
付近の構造を示す斜視図、図3は図2のI面で切断した
断面図である。これらの図に示すようにアキュムレータ
(12)の蓋部(13)内には、冷凍サイクルの制御機器である
二方弁(11)とこれらの制御機器周りの冷媒通路(14)(15)
及び他の機器との接続ポート(16)(17)が形成されてい
る。
【0020】二方弁(11)及び二方弁(11)周りの冷媒通路
(14)(15)について説明する。図3に示すように、蓋部(1
3)内には弁座(18)が形成され、チューブ(19)内には弁座
(18)に向かって自在に進退するプランジャ(20)が収容さ
れている。このプランジャ(20)は、弁体を兼ねており、
スプリング(21)のバネ力によって弁座(18)に常時押圧さ
れている。一方、プランジャ(20)をスプリング(21)のバ
ネ力に抗して弁座(18)から後退させるために、ソレノイ
ドコイル(22)が設けられている。また、二方弁(11)の周
りには弁座(18)を挟んで冷媒通路(14)(15)が形成されて
おり、冷媒通路(14)は圧縮機(1)との接続ポート(16)に
連通し、冷媒通路(15)は逆止弁(71)(72)やキャピラリチ
ューブ(81)(82)(図1参照)との接続ポート(17)に連通
する。(23)は冷媒通路(14)の一端を封止する蓋である。
【0021】次に、アキュムレータ(12)の蓋部(13)と他
の機器との接続関係について説明する。図1に示すよう
に、蓋部(13)に設けられた吐出管(24)に四方弁(5)の吐
出配管(25)を接続する。また、アキュムレータ(12)の内
部に連通する冷媒導出管(26)(図1参照)に圧縮機(1)
の吸入配管(27)を接続し、接続ポート(16)(図3参照)
に圧縮機(1)の吐出配管(28)を接続し、接続ポート(17)
(図3参照)に逆止弁(71)(72)及びキャピラリチューブ
(81)(82)との接続配管(29)を接続する。
【0022】さて、次にこの実施例1の動作について説
明する。通常運転状態では弁座(18)は閉じており(図3
参照)冷媒通路(15)には冷媒が流れないが、外気温度の
上昇等による過負荷運転時等は、冷媒通路(15)に冷媒を
流し圧縮機(1)から吐出される冷媒の圧力、温度を下げ
るため、パイロットバルブのソレノイド(22)を通電状態
にする。すなわち、パイロットバルブ内の弁座(18)が上
がっているため、導通路(15)、接続ポート(17)を介して
吐出配管(28)と接続配管(29)とが連通する。
【0023】実施例2.次に、請求項2の発明に係る実
施例2について説明する。この実施例2では、図4に示
すように、二方弁(11a)を圧縮機(1a)の蓋部(30)に内蔵
してあるものであり、他の構成は図19に示した一般的
なものと同様である。
【0024】図5は、図4におけるアキュムレータ(12)
付近の構造を示す斜視図、図6は図5のII面で切断し
た断面図である。これらの図に示すように圧縮機(1a)の
蓋部(30)内には、冷凍サイクルの制御機器である二方弁
(11a)とこれらの制御機器周りの冷媒通路(31)(32)及び
他の機器との接続ポート(34)(35)が形成されている。
【0025】このような構造にすることにより、二方弁
(11a)と圧縮機(1a)とを接続する吐出管(28)(図6参
照)の配管長さを削減できるため、冷媒配管の構造をさ
らに簡略化することができるという効果がある。
【0026】なお、上記実施例1ではアキュムレータ(1
2)の蓋部(13)内、実施例2では圧縮機(1a)の蓋部(30)内
に、冷凍サイクルの制御機器である二方弁(11)(11a)を
内蔵させ、これらの制御機器周りの冷媒通路(14)(15)(3
1)(32)等、及び冷凍サイクルの主要機器との接続ポート
(16)(17)(33)(34)(35)等を形成したものを示したが、さ
らに四方弁(5)、逆止弁(71)(72)、サービスバルブ(37)
(38)やキャピラリチューブ(81)(82)等を組込むようにし
てもよい。
【0027】また上記実施例1、2ではアキュムレー
タ、圧縮機の蓋部に冷凍サイクルの制御機器である二方
弁を内蔵させたが、他の密閉容器の蓋部に内蔵させても
かまわない。
【0028】また、上記実施例1、2における二方弁(1
1)(11a)の具体的構成は必ずしも図示のものに特定され
ることはない。
【0029】実施例3.図7は、請求項3の発明に係る
実施例3を示す空気調和機を示す構成図である。低圧開
閉器(111)は低圧容器であるアキュムレータ(4)の蓋部(1
14)に埋設されている。なお、蓋部(114)は鍛造にて形状
を作った後に、切削加工にて穴、アキュムレータ胴部分
(115)との接合面を形成する。図8は低圧開閉器(111)部
分の蓋部(114)の断面図である。図中に示すように、低
圧開閉器(111)は蓋部(114)に切削加工された部分に挿入
されている。また、蓋部(114)内側に連絡する穴(116)が
開閉器(111)に導かれている。そして、蓋部(114)上面の
開閉器(111)との接合部はろう付けあるいは溶接により
接合されている。
【0030】次に動作について説明する。低圧開閉器(1
11)は蓋部(114)内側に連絡する蓋部接続口(1161)と低圧
開閉器の接続口(1162)を通してアキュムレータ(4)の内
圧(低圧圧力)を円板(117)に伝える。円板(117)は加わ
る圧力が設定圧力になると変形し上下する。そして、設
定圧力以下になると円板(117)は蓋部(114)内側に引込ま
れるため図中下側に変形する。すると、ガイド(118)に
支えられた軸(119)が円板(117)の移動にともない移動
し、軸(119)上部に接合している接点板(120)が下に下が
るため接点(121)が開状態になる。そして、再度圧力が
上昇すると円板(117)は軸(119)側に押込まれ変形し元の
状態に戻るため、接点(121)は閉状態に復帰する。そし
て、この開閉状態を検知することにより二方弁(6)の開
閉を行い、高圧側冷媒系と低圧側冷媒系のバイパスを行
う。なお、図21では低圧側冷媒系のバイパス側とし
て、液配管部分に接続したが、図9に示すように直接ア
キュムレータ(4)接続部分にバイパスしてもよい。この
空気調和機の基本冷凍サイクルは、図21に示した一般
的なものと同様であり、冷媒は、暖房運転時には実線の
矢印(圧縮機(1)→四方弁(5)→室内側熱交換器(3)→キ
ャピラリチューブ(82)→逆止弁(71)→室外側熱交換器
(2)→四方弁(5)→アキュムレータ(4)→圧縮機(1))に沿
って、冷房運転時には破線の矢印(圧縮機(1)→四方弁
(5)→室外側熱交換器(2)→キャピラリチューブ(81)→逆
止弁(72)→室内側熱交換器(3)→四方弁(5)→アキュムレ
ータ(4)→圧縮機(1))に沿って流れる。そして、四方弁
(5)を切り換えることにより冷房、暖房モードを切り換
えることができるようになっている。
【0031】なお、前記実施例では、低圧開閉器(111)
と、アキュムレータ(4)の蓋部(114)は分離できる形状で
あったが、図10に示すように図8で示した低圧開閉器
(111)の外郭部分(122)を蓋部(114)の切削加工にて形成
してもよい。
【0032】また、埋設されている部分が鍛造・切削加
工の蓋部(114)であるので、蓋部分(114)に図11に示す
ような貫通穴(123)を形成すれば、冷媒配管(91)として
利用できる。
【0033】また、図12、図13に示すようにアキュ
ムレータ(4)の蓋部(114)に切削加工により形成された貫
通穴(124)に低圧開閉器(111)を挿入し、ろう付けにより
接合する形態とすれば、低圧開閉器(111)に一般市販品
を流用することが可能である。また、低圧開閉器(111)
の固定はアキュムレータ(4)の蓋部(114)に一体形成され
た固定部(125)に、取付穴(126)を介して取付けられた結
束バンド(127)により固定することができる。なお、図
12は低圧開閉器(111)のアキュムレータ(4)への取付け
関係を示す斜視図である。また、図13は本形態を示す
断面図である。(低圧開閉器内部の断面形状は省く。)
【0034】実施例4.次に、請求項4の発明に係る実
施例4について説明する。この実施例4では、高圧容器
である圧縮機(1)あるいは吐出マフラー(113)の蓋部(12
8)に、高圧開閉器(110)を埋設したものである。部品構
成としては、蓋部(128)が高圧容器である点と制御部品
が高圧開閉器(110)である点を除けば実施例3と同じで
ある。図14は本実施例を示す高圧開閉器(110)部分の
蓋部(128)の断面図である。図中に示すように、高圧開
閉器(110)は蓋部(128)に切削加工された部分に挿入され
ている。また、蓋部(128)内側に連絡する穴(129)が開閉
器(110)に導かれている。そして、蓋部(128)上面の開閉
器(110)との接合部はろう付けあるいは溶接により接合
されている。
【0035】次に動作について説明する。高圧開閉器(1
10)は蓋部(128)内側に連絡する蓋部接続口(1291)と高圧
開閉器の接続口(1292)を通して圧縮機(1)あるいは吐出
マフラー(113)の内圧(高圧圧力)を円板(117)に伝え
る。円板(117)は加わる圧力が設定圧力になると変形し
上下する。そして、設定圧力以上になると円板(117)は
蓋部(128)外側に押込まれるため図中上側に変形する。
すると、ガイド(118)に支えられた軸(119)が円板(117)
の移動にともない移動し、軸(119)上部に接合している
接点板(120)が上に上がるため接点(121)が開状態にな
る。そして、再度圧力が減少すると円板(117)は蓋部(12
8)内側に引込まれ変形し元の状態に戻るため、接点(12
1)は閉状態に復帰する。そして、この開閉状態を検知す
ることにより二方弁(6)の開閉を行い。高圧側冷媒系と
低圧側冷媒系のバイパスを行う。
【0036】また、上記実施例3と同様に、図15に示
すように高圧開閉器(110)の外郭部分(122)を蓋部(128)
の切削加工にて形成してもよい。
【0037】また、上記実施例3と同様に、蓋部分(12
8)に図16に示すような貫通穴(123)を形成すれば、冷
媒配管(91)として利用できる。
【0038】実施例5.次に、請求項5の発明に係る実
施例5について説明する。図18は高圧・低圧開閉器(11
0)(111)部分を含む蓋部(114)の断面図である。この実施
例5では、図17に示すように低圧容器であるアキュム
レータ(4)の蓋部(114)に四方弁(5)のシリンダー部(130)
が一体化され、その他の四方弁部材が取付けられてい
る。そして、高圧部分である四方弁のシリンダー部(13
0)内部に貫通する穴(131)を通して、四方弁のシリンダ
ー部(130)側面には高圧開閉器(110)が埋設されている。
また、ベースとなる蓋部(114)には、実施例3に示すよ
うに低圧開閉器(111)が埋設されている。
【0039】なお、基本動作については、上記実施例
3、4と同様である。
【0040】また、上記実施例4、5、6における高圧
・低圧開閉器(110)(111)、四方弁(5)の具体的構成は必ず
しも図示のものに特定されることはない。
【0041】
【発明の効果】請求項1〜2の発明に係る空気調和機に
よれば、アキュムレータの蓋部、あるいは圧縮機の蓋部
に、制御機器としての二方弁を内蔵すると共に、制御機
器と冷凍サイクルの主要機器との接続ポートを配設した
ので、二方弁の安定度が増加し、配管系の振動の低減、
干渉の防止が図れるという効果がある。さらに、従来干
渉防止のため必要としていたスペースの削減を図ること
ができ、室外ユニットを小形化できるという効果があ
る。また、接続配管長さの削減に伴い、使用する冷媒配
管やろう付け個所を減少させることにより、コスト低
減、冷媒漏れの防止を図ることができ、面倒なろう付け
作業を減らすことができるという効果がある。
【0042】請求項3の発明に係る空気調和機によれ
ば、アキュムレータの蓋部に、低圧開閉器を内蔵し、直
接低圧圧力を素子に導くので、連絡配管を削減できると
共に、慣性の大きいアキュムレータに低圧開閉器を直接
固定しているので、連絡配管の形状に基因する配管共振
による振動を防止することができる。また、蓋部に貫通
穴を形成することにより、アキュムレータ系に関係のな
い配管を接続することができる。
【0043】請求項4の発明に係る空気調和機によれ
ば、圧縮機・吐出マフラー部分に高圧開閉器を内蔵し、
直接高圧圧力を導入するので、連絡配管を削減できる。
【0044】請求項5の発明に係る空気調和機によれ
ば、アキュムレータの蓋部に、四方弁、高圧開閉器およ
び低圧開閉器を埋設することにより、冷媒回路中の主要
構成部品を集約することになり、配管構造を大巾に簡略
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る実施例1の空気調和機を
示す構成図。
【図2】図1のアキュムレータ付近の構造を示す斜視
図。
【図3】図2のI面で切断したアキュムレータ蓋部の断
面図。
【図4】請求項2の発明に係る実施例2の空気調和機を
示す構成図。
【図5】図4の圧縮機付近の構造を示す斜視図。
【図6】図5のII面で切断した圧縮機蓋部の断面図。
【図7】請求項3の発明に係る実施例3の空気調和機の
アキュムレータを示す斜視図。
【図8】図7の低圧開閉器部分を含むアキュムレータ蓋
部分の断面図。
【図9】一般的な空気調和機の冷凍サイクルを示す構成
図。
【図10】請求項3の発明に係る他の実施例のアキュム
レータ蓋部の断面図。
【図11】請求項3の発明に係る他の実施例のアキュム
レータ蓋部の断面図。
【図12】請求項3の発明に係る他の実施例のアキュム
レータを示す斜視図。
【図13】図12のアキュムレータ部分の断面図(低圧
開閉器部分の断面図は省略)。
【図14】請求項4の発明に係る実施例4の圧縮機ある
いは吐出マフラー蓋部の断面図。
【図15】請求項4の発明に係る他の実施例の圧縮機あ
るいは吐出マフラー蓋部の断面図。
【図16】請求項4の発明に係る他の実施例の圧縮機あ
るいは吐出マフラー蓋部の断面図。
【図17】請求項5の発明に係る実施例5の空気調和機
のアキュムレータを示す斜視図。
【図18】図17の四方弁シリンダー部分、高圧・低圧
開閉器部分を含むアキュムレータ蓋部分の断面図。
【図19】一般的な空気調和機の冷凍サイクルを示す構
成図。
【図20】図19の室外ユニットの機械室部分を示す斜
視図。
【図21】請求項3〜5の発明に対応する一般的な空気
調和機の冷凍サイクルを示す構成図。
【図22】図21の室外ユニットの機械室部分を示す斜
視図。
【符号の説明】
1、1a 圧縮機 2 室外側熱交換器 3 室内側熱交換器 4 アキュムレータ 5 四方弁 6、11、11a 二方弁 12 アキュムレータ 13 蓋部 16、17、24、26 接続ポート 29 接続配管 30 蓋部 34、35、36 接続ポート 110 高圧開閉器 111 低圧開閉器 113 吐出マフラー 114 蓋部 128 蓋部 130 シリンダー部 A 室外ユニット B 室内ユニット
フロントページの続き (72)発明者 小坂井 毅 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 榎本 寿彦 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (72)発明者 城島 一暢 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株 式会社 静岡製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−9164(JP,A) 特開 平6−50637(JP,A) 実開 昭56−40365(JP,U) 実開 昭56−36068(JP,U) 実開 昭55−75775(JP,U) 実開 昭52−36361(JP,U) 実開 平5−27569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 F24F 11/02 103 F25B 43/00 F25B 49/02 560

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外側熱交換器、室内側熱交換
    器及びアキュムレータを主要機器とする冷凍サイクル
    と、二方弁を有する上記冷凍サイクルの制御機器とを備
    えた空気調和機において、上記アキュムレータの蓋部
    に、上記制御機器としての二方弁を内蔵するとともに、
    上記制御機器と上記冷凍サイクルの上記主要機器との接
    続ポートを配設したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外側熱交換器、室内側熱交換
    器及びアキュムレータを主要機器とする冷凍サイクル
    と、二方弁を有する上記冷凍サイクルの制御機器とを備
    えた空気調和機において、上記圧縮機の蓋部に、上記制
    御機器としての二方弁を内蔵するとともに、上記制御機
    器と上記冷凍サイクルの上記主要機器との接続ポートを
    配設したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室外側熱交換器、室内側熱交換
    器及びアキュムレータを主要機器とする冷凍サイクル
    と、四方弁及び二方弁を有する上記冷凍サイクルの制御
    機器とを備えた空気調和機において、上記アキュムレー
    タの鍛造・機械加工により形成された蓋部に、上記アキ
    ュムレータ内部の内圧を制御圧力として導入する低圧開
    閉器を埋設したことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外側熱交換器、室内側熱交換
    器及びアキュムレータを主要機器とする冷凍サイクル
    と、四方弁及び二方弁を有する上記冷凍サイクルの制御
    機器とを備えた空気調和機において、上記圧縮機あるい
    は吐出マフラーの鍛造・機械加工により形成された蓋部
    に、上記圧縮機あるいは吐出マフラー内部の内圧を制御
    圧力として導入する高圧開閉器を埋設したことを特徴と
    する空気調和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機、室外側熱交換器、室内側熱交換
    器及びアキュムレータを主要機器とする冷凍サイクル
    と、四方弁及び二方弁を有する上記冷凍サイクルの制御
    機器とを備えた空気調和機において、上記アキュムレー
    タの鍛造・機械加工により形成された蓋部に四方弁シリ
    ンダー部分を一体に形成し、シリンダー内部の内圧を制
    御圧力として導入する高圧開閉器およびアキュムレータ
    内部の内圧を制御圧力として導入する低圧開閉器をそれ
    ぞれ上記蓋部に埋設したことを特徴とする空気調和機。
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