JP2508811B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2508811B2 JP63168469A JP16846988A JP2508811B2 JP 2508811 B2 JP2508811 B2 JP 2508811B2 JP 63168469 A JP63168469 A JP 63168469A JP 16846988 A JP16846988 A JP 16846988A JP 2508811 B2 JP2508811 B2 JP 2508811B2
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孝治 石川
節 中村
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気調和機に使用される冷媒回路におけ
る返油装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置として第2図に示すものがある。
図において、(1)は圧縮機、(2)は四方弁、(3)
は室外熱交換器、(4)は減圧装置、(5)は室内熱交
換器、(6)はアキユムレータ、(6a)は前記アキユム
レータ(6)の流出管途中にキリ穴をあけて構成される
返油装置、(11)および(12)はそれぞれガス側延長配
管および液側延長配管である。図中、実線矢印は冷房運
転時の冷媒流れ方向を、また破線矢印は暖房運転時の冷
媒流れ方向を示している。
次に、冷房運転時の動作について説明する。圧縮機
(1)でガス冷媒を圧縮し、吐出された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁(2)を介して室外熱交換器(3)に流
入し、室外空気に放熱する一方、冷媒は凝縮して高圧の
液冷媒となり、減圧装置(4)で減圧され、低圧の気液
混合冷媒となつて、液側延長配管(12)を介して室内熱
交換器(5)に供給される。室内熱交換器(5)では、
室内空気から採熱して冷房する一方、冷媒は蒸発して低
圧のガス冷媒となり、ガス側延長配管(11)および四方
弁(2)を介してアキユムレータ(6)に流入する。ア
キユムレータ(6)では、室内熱交換器(5)で蒸発し
切れなかつた液冷媒とガス冷媒を分離して圧縮機(1)
に吸入させる一方、アキユムレータ(6)の底部に溜つ
ている冷媒と冷凍機油の混合液を返油装置(6a)を介し
て圧縮機(1)に吸入させ、圧縮機(1)内部の潤滑に
必要な油量を適正に保持する。
次に、暖房運転時の動作について説明する。圧縮機
(1)でガス冷媒を圧縮し、吐出された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁(2)およびガス側延長配管(11)を介
して室内熱交換器(5)に供給され、室内空気に放熱し
て暖房する一方、冷媒は凝縮して高圧の液冷媒となる。
この液冷媒は、液側延長配管(12)を介して減圧装置
(4)に流入し、減圧装置(4)で減圧され低圧の気液
混合冷媒となり室外熱交換器(3)に供給され、室外空
気より採熱して、低圧のガス冷媒となつて、四方弁
(2)を介してアキユムレータ(6)に流入する。アキ
ユムレータ(6)では冷媒運転時と同様に、ガス冷媒と
液冷媒を分離する一方、圧縮機(1)に必要な冷凍機油
を返油する。
また、アキユムレータ(6)は冷房運転時と暖房運転
時に必要な冷媒量の差により発生する余剰冷媒量を回収
する機能がある。つまり、第2図に示す如き冷媒回路構
成の場合、冷房運転時には、液側延長配管(12)内の冷
媒状態は低圧の気液混合冷媒であるため、必要な冷媒量
は比較的少ない。これに対して、暖房運転時には、液側
延長配管(12)内の冷媒状態は高圧の液冷媒となるた
め、比重量も大きく、必要な冷媒量が多くなる。従つ
て、冷房運転時には、多量の冷媒液がアキユムレータ
(6)内に停滞する。この停滞する余剰冷媒量は、延長
配管(11)および(12)の配管長が長くなる程多くな
る。
なお、返油装置(6a)を介して圧縮機(1)に流入す
る液冷媒と冷凍機油の混合液流量は簡易的に下記に示す
圧力式に基いて変動する。
△P1+△P2=△P3 △P1:ガス冷媒がアキユム流出管に流入する際に発生す る損失および流出管内の管摩擦損失 △P2:アキユムレータ内液面高さによる液柱圧 △P3:返油装置(キリ穴)前後に発生する差圧 つまり、ガス冷媒の流速が速くなる程△P1が大きくな
り、且つ、アキユムレータ(6)内部の余剰冷媒液量が
多くなる程△P2が大きくなるので、返油装置(6a)の前
後差圧△P3が大きくなり、結果的には混合液流量が増加
する。従つて、冷房運転時には暖房運転時に比べて多量
の混合液が、圧縮機(1)に流入することになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、従来の空気調和機では、アキユムレー
タ(6)の返油装置(6a)を一義的に構成しているの
で、アキユムレータ(6)内の余剰冷媒液が多い場合に
は、返油装置(6a)の返油能力が過大となり、結果的に
圧縮機(1)へ流入する液バツク量が多くなり、圧縮機
(1)の故障を誘発したり、圧縮機(1)の運転効率を
低下させたりするという問題があつた。なお前述の如
き、過度の液バツクを回避するため、返油装置(6)の
キリ穴サイズを小さくすることが考えられるが、この場
合には、アキユムレータ(6)内の余剰冷媒液が少ない
場合には、十分な返油能力が得られず、アキユムレータ
(6)内に多量の冷凍機油が停滞し、圧縮機(1)の潤
滑が十分でなく事故を引き起こしたりするという問題が
ある。更に、吐出ガス温度が上昇しやすい、高圧縮比運
転時に、適度な液バツク量が確保されないので、吐出ガ
ス温度が過熱し、空気調和機の寿命に悪影響を与える。
尚、空気調和機に使用する圧縮機(1)を容量可変形
とした場合には、ガス流速の範囲が広くなり、アキユム
レータ(6)内の余剰冷媒液によつて発生する液柱圧△
P2の影響度が大きくなるので、前述の如き問題点は非常
に顕著に発生する。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされた
もので、アキユムレータ(6)内の余剰冷媒液に関係な
く、適度な液バツク状態で、十分な返油を確保できる空
気調和機を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係わる空気調和機は、アキユムレータ底部
と圧縮機吸入配管の間に、第1の返油装置を設け、この
第1の返油装置と並列関係に電磁弁を介して第2の返油
装置を設けて、冷房運転時あるいは暖房運転時における
アキユムレータ内冷媒液量に応じて、上記電磁弁の開閉
制御を行うものである。
〔作 用〕
この発明では、アキユムレータ内の余剰冷媒液の多い
運転モードでは第2の返油装置に設けられた電磁弁を閉
路させ、第1の返油装置のみで返油を行なわせる。また
余剰冷媒液の少ない運転モードでは、上記電磁弁を開路
して、第1の返油装置と第2の返油装置の並列回路によ
り返油を行わせるよう制御するものである。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例による空気調和機の全
体構成図である。図において(1)(2)(3)(4)
(5)、および(11)(12)は第2図に示す空気調和機
と同様のものである。(6)はアキユムレータであり、
流出管は従来のものと異なり、単に上部に位置してい
る。(10)は吸入管、(7)はアキユムレータ(6)の
底部と吸入管(10)に配管接続された毛細管、あるいは
管オリフイスにより構成された第1の返油装置、(9)
は第1の返油装置(7)と並列関係に電磁弁(8)を介
して接続された毛細管、あるいは管オリフイスより構成
された第2の返油装置である。図中、実線矢印および破
線矢印は、それぞれ冷房運転時および暖房運転時の冷媒
流れ方向を示す。
冷房運転時、並びに暖房運転時の冷媒側の動作につい
ては、第2図に示す従来の空気調和機と全く同様なので
説明を省略し、返油回路部の動作につき以下説明する。
第1図において、第2の返油装置(9)と直列に配管
接続された電磁弁(8)は、冷房運転時には閉路し、暖
房運転時に開路するよう電気回路(図示せず)が構成さ
れている。つまり、従来の空気調和機で説明した通り、
冷房運転時には液側延長配管(12)内の冷媒状態が低圧
の気液混合冷媒となるために、アキユムレータ(6)内
部には多量の余剰冷媒液が保持されているため、液面高
さにより発生する液柱圧△P2が大きくなるので、第1の
返油装置(7)を通過する冷媒と冷凍機油の混合液の量
が多くなる。従つて、電磁弁(8)を閉路して第2の返
油装置(9)の回路をしや断しても、十分な返油能力が
得られると共に、過度の液バツクを防止する。
また、暖房運転時には、液側延長配管(12)内の冷媒
状態が高圧の液冷媒となるため、アキユムレータ(6)
内部には少量の冷媒液が保持され運転されている。つま
り、この場合には液面高さが低くなつているので、液面
高さにより発生する液柱圧△P2が小さくなり、第1の返
油装置(7)を通過する流量が少なくなる。従つて、電
磁弁(8)を開路して第2の返油装置(9)を介して返
油を補うようにして、十分な返油能力を確保すると共
に、適度な液バツクを確保する。
なお、この実施例においては、暖房運転時に電磁弁
(8)を開路するようにしているが、実内側に減圧装置
を設けた空気調和機の場合には、暖房運転時にアキユム
レータ(6)内の余剰冷媒が増加するので、暖房運転時
に電磁弁(8)を閉路し、冷房運転時に電磁弁(8)を
開路する。
また、この実施例においては、第1の返油装置(7)
をアキユムレータ(6)の外部に設けているが、従来の
空気調和機同様にアキユムレータ(6)内部の流出管に
キリ穴により第1の返油装置(7)を構成しても同様の
効果が得られる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した通り、圧縮機への返油回路と
して、アキユムレータ底部と吸入管を接続する第1の返
油装置と、この第1の返油装置と並列関係に電磁弁を介
して第2の返油装置を配管接続し、アキユムレータ内部
の冷媒液量が少ない場合には、電磁弁を開路して第1お
よび第2の返油装置により返油させ、且つ、アキユムレ
ータ内部の冷媒液が多い場合には、電磁弁を閉路して第
1の返油装置のみで返油させるようにしたので、運転モ
ードに関係なく適度な液バツクを保持しながら、圧縮機
に必要な返油量を確保することができる。従つて、圧縮
機への液バツク並びに返油不足に伴う不良事故を防止す
ると共に、適度な液バツクにより圧縮機の過熱運転を防
止できるので、空気調和機の信頼性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による空気調和機の全体
構成図、第2図は従来の空気調和機の全体構成図であ
る。 図中、(1)は圧縮機、(2)は四方弁、(3)は室外
熱交換器、(4)は減圧装置、(5)は室内熱交換器、
(6)はアキユムレータ、(7)は第1の返油装置、
(8)は電磁弁、(9)は第2の返油装置、(10)は吸
入配管である。 なお、各図中同一符号は、同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧装
    置、室内熱交換器、及びアキユムレータが配管接続され
    た冷媒回路、上記アキユムレータと圧縮機を接続する吸
    入配管と上記アキユムレータ底部とを接続する第1の返
    油装置、この第1の返油装置と並列関係に電磁弁を介し
    て取付けられた第2の返油装置とを備え、この電磁弁を
    冷房運転時あるいは暖房運転時に限つて開路するように
    したことを特徴とする空気調和機。
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