JP4648692B2 - 圧縮機用の切換弁装置 - Google Patents

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本発明は、冷凍サイクル等に用いられる圧縮機に一体的に付設され、圧縮機で圧縮された冷媒の流路を切換える圧縮機用の切換弁装置に関する。
一般に、空気調和機、冷凍装置等の冷凍サイクルは、圧縮機、気液分離器、凝縮器(室外熱交換器)、蒸発器(室内熱交換器)、及び膨張弁等に加えて、下記特許文献1等にも見られるように、流路(流れ方向)切換手段としての四方弁を備えている。しかしながら、かかる従来の冷凍サイクルにおいては、四方弁内において高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒とが近接して流動するため、高温高圧の冷媒から低温低圧の冷媒への熱伝導量が大きくなり、無視できない熱損失が発生してしまうという問題があった。
そこで、本願の出願人は、先に、冷凍サイクルにおける熱損失の低減を図るべく、流路切換手段として、四方弁に代えて二つの三方弁(切換弁)を使用した冷凍サイクルを提案した(下記特許文献2)。これを以下に図13(冷房運転状態)、図14(暖房運転状態)を参照しながら説明する。
図示の冷凍サイクル201は、空気調和機のもので、運転モード(冷房運転と暖房運転)の切り換えを送出流路切換手段とされる送出流路切換用三方弁230で行うようになっている。すなわち、圧縮機210、気液分離器212、凝縮器(室外熱交換器)214、蒸発器(室内熱交換器)216、及び膨張弁218を備え、前記の圧縮機210、凝縮器214、及び蒸発器216の三者の間に前記送出流路切換用三方弁230が配在されている。この送出流路切換用三方弁230は、圧縮機210に一体的に付設もしくは保持固定されている。なお、送出流路切換用三方弁230としては、弁体位置(状態)が選択的に切り換えられるものであれば、電磁駆動タイプ、電動タイプ等のいずれでもよく、また、スライド式、ロータリ式等のいずれの形態をとるものであってもよい。
前記各機器類間は導管(パイプ)等で形成される流路で接続されている。具体的には、気液分離器212内の冷媒を圧縮機210に導く吸入流路221、圧縮機210の吐出口210aから吐出された冷媒を三方継手215が付設された凝縮器214の第1流通口214aに導く凝縮器側送出流路232、圧縮機210の吐出口210aから吐出された冷媒を三方継手217が付設された蒸発器216の第1流通口216aに導く蒸発器側送出流路234、凝縮器214の第2流通口214bと膨張弁218とを接続する流路226、膨張弁218と蒸発器216の第2流通口216bとを接続する流路227、凝縮器214の第1流通口214と気液分離器212の戻し口212aとを接続するための凝縮器側戻し流路236、及び、蒸発器216の第1流通口216aと気液分離器212の戻し口212aとを接続するための蒸発器側戻し流路238が設けられ、気液分離器212の戻し口212aと凝縮器側戻し流路236及び蒸発器側戻し流路238との間に戻し流路切換手段としての戻し流路切換用三方弁240が配在されている。この戻し流路切換用三方弁240は、気液分離器212に一体的に付設もしくは保持固定されている。なお、戻し流路切換用三方弁240としては、弁体の位置(状態)が自動的に切り換えられる差圧駆動式等のものが好ましい。
ここで、前記送出流路切換用三方弁230は、冷房運転モードが選択されたときには、図13に示される如くに、圧縮機210の吐出口210aと凝縮器側送出流路232とを連通させるとともに、前記吐出口210aと蒸発器側送出流路234とを遮断し、暖房運転モードが選択されたときには、図14に示される如くに、圧縮機210の吐出口210aと凝縮器側送出流路232とを遮断するとともに、前記吐出口210aと蒸発器側送出流路234とを連通させるようになっている。
また、前記戻し流路切換用三方弁240は、冷房運転モードが選択されたときには、図13に示される如くに、気液分離器212の戻し口212aと凝縮器側戻し流路236とを遮断するするとともに、前記戻し口212aと蒸発器側戻し流路238とを連通させ、暖房運転モードが選択されたときには、図14に示される如くに、気液分離器212の戻し口212aと凝縮器側戻し流路236とを連通させるとともに、前記戻し口212aと蒸発器側戻し流路238とを遮断するようになっている。
このような構成の冷凍サイクル201においては、冷房運転モードが選択されたときには、図13に示される如くに、気液分離器212内の冷媒が吸入流路221を介して圧縮機210に吸入されるとともに、圧縮機210の吐出口210aから高温高圧の冷媒が送出流路切換用三方弁230及び凝縮器側送出流路232を介して凝縮器214に導かれ、凝縮器214において室外空気と熱交換して凝縮し、高圧の二相冷媒となって流路226を介して膨張弁218に導入される。この膨張弁218により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒は、流路227を介して蒸発器216に導入され、ここで室内空気と熱交換(冷房)して蒸発し、蒸発器216からは低温低圧の冷媒が蒸発器側戻し流路238及び戻し流路切換用三方弁240を介して気液分離器212に戻される。このとき、蒸発器側送出流路234の圧縮機210側の端部は送出流路切換用三方弁230により閉じられているので、蒸発器側送出流路234内の低圧の冷媒は実質的に静止せしめられており、また、凝縮器側戻し流路236の気液分離器212側の端部は、戻し流路切換用三方弁240により閉じられているので、凝縮器側戻し流路236内の高圧の冷媒は実質的に静止せしめられている。
一方、暖房運転モードが選択されたときには、図14に示される如くに、気液分離器212内の冷媒が吸入流路221を介して圧縮機210に吸入されるとともに、圧縮機210の吐出口210aから高温高圧の冷媒が送出流路切換用三方弁230及び蒸発器側送出流路234を介して蒸発器216に導かれ、蒸発器216において室内空気と熱交換(暖房)して蒸発し、高圧の二相冷媒となって流路227を介して膨張弁218に導入される。この膨張弁218により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒は、流路226を介して凝縮器214に導入され、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、凝縮器214からは低温低圧の冷媒が凝縮器側戻し流路236及び戻し流路切換用三方弁240介して気液分離器212に戻される。このとき、凝縮器側送出流路232の圧縮機210側の端部は送出流路切換用三方弁230により閉じられているので、凝縮器側送出流路232内の低圧の冷媒は実質的に静止せしめられており、また、蒸発器側戻し流路238の気液分離器212側の端部は、戻し流路切換用三方弁240により閉じられているので、蒸発器側戻し流路238内の高圧の冷媒は実質的に静止せしめられている。
このような構成とされた冷凍サイクル201においては、四方弁に代えて、三方弁230、240が用いられ、冷房及び暖房のいずれの運転モードが選択されたときでも、送出流路切換用三方弁230及び戻し流路切換用三方弁240内で高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒とが近接するものの、それらのうちの一方は流動しているが他方は実質的に静止せしめられているので、高温高圧の冷媒から低温低圧の冷媒への熱伝導量が従来の通常の四方弁が用いられている場合に比して小さくなる。そのため、四方弁に断熱手段を組み込んだ場合と同等以上の熱損失の低減を図ることができる。
また、送出流路切換用三方弁230及び戻し流路切換用三方弁240をそれぞれ圧縮機210と気液分離器212に一体的に付設もしくは保持固定しているので、筐体やブラケット類を不要にできる等の利点も得られる。
特開2003−139430号公報 特願2004−253294号の明細書及び図面
ところで、前記した如くの冷凍サイクル201の圧縮機210に一体的に送出流路切換用三方弁(切換弁)230を付設する場合、切換弁の部品点数を少なくして構造を簡素にするとともに、圧縮機に合理的に組み込むことができるようにして、切換弁及びそれを備えた圧縮機のコンパクト化、低コスト化等を図ることが要望される。
本発明は、かかる要望に応えるべくなされたもので、その目的とするところは、コンパクト化、低コスト化等を図るべく、部品点数を少なくして構造を簡素にするとともに、圧縮機に合理的に組み込むことができるようにされた圧縮機用の切換弁装置を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る圧縮機用の切換弁装置は、基本的には、上面に開口部を有する筺体部と、該筺体部の開口部を密封閉塞する蓋状本体部と電磁弁とを有する切換弁と、を備え、前記圧縮機は、電動機ケースに内蔵される電動機部と前記筺体部内に配在されて上面が開口した吐出室を有する圧縮機構部とを備え、該圧縮機構部は、前記電動機ケース上に配置される
そして、前記切換弁は、前記圧縮機構部の上面に開口した吐出室を覆うように配置され、前記蓋状本体部によって、前記圧縮機構部と前記電動機ケースにボルト類により共締め固定されると共に、前記蓋状本体部の前記筐体部内に位置する下面側張出部に、高圧の冷媒が導入される入口と第1主弁と第2主弁とを設け、前記蓋状本体部の上面側に、第1出口と第2出口とを開口して、前記電動機ケースの吸入口から吸入された低圧の冷媒を前記圧縮機構部で圧縮し、圧縮された高圧の冷媒を前記切換弁の前記入口に導くとともに、前記電磁弁により前記切換弁の前記第2出口及び前記第1出口のどちらかから吐出するように構成していることを特徴としている。
好ましい態様では、前記蓋状本体部は、断面概略凸状に形成され、該蓋状本体部の凸部に、前記第1主弁、前記第2主弁、及び前記電磁弁が設けられている
他の好ましい態様では、前記切換弁は、前記入口から導入された高圧の冷媒を前記第1主弁又は第2主弁を介して前記第1出口又は前記第2出口に選択的に導くものであり、前記入口と前記第1出口との間に前記第1主弁が設けられるとともに、前記入口と前記第2出口との間に前記第2主弁が設けられ、前記電磁弁は前記第1主弁に作用する背圧と前記第1出口側の圧力との差圧を小さくするためのものであり、前記差圧が小さくされたとき、前記第1主弁が開となるとともに前記第2主弁が閉、あるいは、前記第1主弁が閉となるとともに前記第2主弁が開、となるようにされている
また、本発明に係る圧縮機用の切換弁装置においては、前記第1主弁は、弁体部を有する第1スライド弁体と、前記入口と前記第1出口との間を遮断連通すべく前記弁体部が接離する弁座が設けられた第1弁室と、前記第1スライド弁体における前記第1弁室とは反対側に設けられた第1背圧室と、前記弁体部が閉もしくは開となる方向に前記スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、前記第2主弁は、主弁体部及び副弁体部を有する第2スライド弁体と、前記入口と前記第2出口との間を遮断連通すべく前記主弁体部が接離する主弁座が設けられた第2弁室と、前記副弁体部が接離する副弁座が設けられた第2背圧室と、前記主弁体部が閉、前記副弁体部が開となる方向に前記第2スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、前記第1主弁における前記第1背圧室と前記弁座より下流部分とを連通するパイロット通路が設けられるとともに、該パイロット通路を前記電磁弁で開閉するようにされ、かつ、前記弁座より下流部分の圧力を前記第2スライド弁体の副弁体部に作用させるようにされている
好ましい態様では、第1主弁と第2主弁とが平行に配設されている
他の好ましい態様では、前記第1主弁は、弁体部を有する第1スライド弁体と、前記入口と前記第1出口との間を遮断連通すべく前記弁体部が接離する弁座が設けられた第1弁室と、前記第1スライド弁体における前記第1弁室とは反対側に設けられた第1背圧室と、前記弁体部が閉となる方向に前記スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、前記第2主弁は、主弁体部及び副弁体部を有する第2スライド弁体と、前記入口と前記第2出口との間を遮断連通すべく前記主弁体部が接離する主弁座が設けられた第2弁室と、前記副弁体部が接離する副弁座が設けられた第2背圧室と、前記主弁体部が閉、前記副弁体部が開となる方向に前記第2スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、前記第1スライド弁体に、前記第1背圧室と前記弁座より下流部分とを連通するパイロット通路が設けられるとともに、該パイロット通路を前記電磁弁で開閉するようにされ、かつ、前記弁座より下流部分の圧力を前記第2スライド弁体の副弁体部に作用させるようにされている
別の好ましい態様では、前記第1主弁と前記第2主弁とが同一軸線上に配設されているか、あるいは、前記第1主弁、前記第2主弁、及び前記電磁弁が同一軸線上に配設されている
本発明によれば、切換弁装置の部品点数を少なくして構造を簡素にできるとともに、切換弁装置が圧縮機に蓋部材の如くに合理的に組み込まれるので、圧縮機用の切換弁装置のコンパクト化、低コスト化等を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1、図2、図3は、それぞれ本発明に係る圧縮機用の切換弁装置に関連する参考例の、平面図、部分切欠側面図、図2のA−A矢視断面図である。
図示の切換弁付き圧縮機10は、前述した図13、図14に示される冷凍サイクル201の圧縮機210に相当するもので、上面に開口部12aを有する有底円筒状の筐体部12と、該筐体部12内に配在された圧縮機構部13と、該圧縮機構部13を駆動するための回転軸15、この回転軸15に外嵌固定されたロータ16、及び前記ロータ16に内嵌固定されたステータ17からなる電動機部14と、前記筐体部12の開口部12aを密封閉塞する蓋部材の如くに取り付けられた、前述した図13、図14に示される冷凍サイクル201の送出流路切換用三方弁230に相当する切換弁20と、を備え、筐体部12の下部に設けられた吸入口(管)18から吸入された低圧の冷媒を前記圧縮機構部13で圧縮し、圧縮された高圧の冷媒を前記切換弁20の入口23(図5、図6参照)に導くとともに、前記切換弁20の第2出口25(管27)及び第1出口26(管28)のどちらかから吐出するようにされている。
前記切換弁20は、一つの金属ブロックからなる、断面概略矩形の下面側張出部22aを持つ円盤状の蓋状本体部22を有し、この蓋状本体部22の外周端縁部(に形成された段差部22b)に前記筐体部12の上端部が突き合わせ溶接(溶接部K)により密封接合されている。前記筐体部12内に位置する蓋状本体部22の下面側張出部22aには、図5、図6を参照すればよくわかるように、前記入口23が形成されるとともに、該入口23に直交するように、左右互い違いに、第1主弁40(パイロット式電磁弁)用の段付き第1弁穴41及び第2主弁30(差圧応動弁)用の段付き第2弁穴31が平行に設けられ、蓋状本体部22の上面側に、前記第1出口26(管28)及び第2出口25(管27)が垂設されるとともに、電動機電源用コネクタ19及び後述する電磁弁50用の弁穴21が設けられている。本発明に係る切換弁装置は、上面に開口部を有する筐体部12と、この筐体部の開口部を密封閉塞する蓋状本体部22と後述する電磁弁50とを有する切換弁20と、を備えて構成される。
前記切換弁20は、入口23と第1出口26との間に第1主弁40が設けられるとともに、入口23と第2出口25との間に第2主弁30が設けられ、第1主弁40に作用する背圧と第1出口26側の圧力との差圧を小さくするための電磁弁50が設けられるとともに、前記差圧が小さくされたとき、前記第1主弁40が開、前記第2主弁30が閉となるようにされている。
より具体的には、前記第1主弁40は、弁体部42A及び大径部42Cを有する第1スライド弁体42と、入口23と第1出口26との間を遮断連通すべく弁体部42Aが接離する弁座45が設けられた第1弁室44と、第1スライド弁体42における第1弁室44とは反対側に設けられた第1背圧室47と、前記弁体部42Aが閉となる方向にスライド弁体42を付勢する付勢部材としてのコイルばね48と、を備える。
前記第2主弁30は、主弁体部32A、副弁体部32B、及び大径部32Cを有する第2スライド弁体32と、入口23と第2出口25との間を遮断連通すべく主弁体部32Aが接離する主弁座35が設けられた第2弁室34と、副弁体部32Bが接離する副弁座36が設けられた第2背圧室37と、主弁体部32Aが閉、副弁体部32Bが開となる方向に第2スライド弁体32を付勢する付勢部材としてのコイルばね38と、を備える。
なお、前記入口23に導入された高圧の冷媒は、第2弁室34、連通路39、第1弁室44、及び第1スライド弁体42(の大径部42C)とその摺動壁面(第1弁穴41)との間を通って第1背圧室47にも導入されるとともに、第2スライド弁体32(の大径部32C)とその摺動壁面(第2弁穴31)との間を通って第2背圧室37にも導入される。
また、図4に拡大図示されている如くに、前記第1主弁40における第1背圧室47と前記弁座45より下流部分41aとを電磁弁50を介して連通するパイロット通路55設けられるとともに、該パイロット通路55(の弁室側ポート55a)を、コイル部51、吸引子52、ボール53a付き弁体(プランジャ)53、付勢ばね54等からなる電磁弁50で開閉するようにされ、さらに、前記弁座45より下流部分41aと第2背圧室37とが連通路49及び段付き円筒状の弁座形成部材33の連通路33aを介して連通せしめられている。なお、前記電磁弁50は、それ自体はよく知られている汎用品であり、通電されていないときには、付勢ばね54により弁体53が押し下げられて前記パイロット通路55(の弁室側ポート55a)を閉じ、通電されると、前記弁体53が吸引子52側に引き上げられて前記パイロット通路55(の弁室側ポート55a)を開けるようにされる。
また、蓋状本体部22の下面側張出部22aにおける第1主弁40及び前記第2主弁30の第1背圧室47側及び第2背圧室37側には、それぞれ前記コイルばね48、38のばね受けともなるねじ蓋2429が螺合せしめられている。
このような構成とされた切換弁20においては、圧縮機構部13が運転されていないとき(冷媒が圧縮されていないとき)には、第2主弁30は、コイルばね38の付勢力により、主弁体部32Aが閉、副弁体部32Bが開とされ、第1主弁40は、コイルばね48の付勢力により、弁体部42が閉とされ、電磁弁50は通電されていない(無通電)のでパイロット通路55は閉とされる。
圧縮機構部13が運転され、かつ、電磁弁50が通電されていないとき(無通電時)には、図5に示される如くに、入口23に高圧の冷媒が導入されるとともに、電磁弁50によりパイロット通路55(の弁室側ポート55a)が閉じられる。このときには、入口23に導入された高圧の冷媒の圧力が第2主弁30の第2スライド弁体32の大径部32Cに作用し、これにより、第2スライド弁体32がコイルばね38の付勢力に抗して右行し、主弁体部32Aが開となるとともに、副弁体部32Bが閉となり、また、第1主弁40の弁座45より下流部分41aの内圧より第1背圧室47の内圧(背圧)の方が高くなる(差圧が大となる)ので、第1スライド弁体42の弁体部42Aが閉となる。このため、高圧の冷媒は第2出口25に導かれて吐出される。
それに対し、電磁弁50が通電されたとき(通電時)には、図6に示される如くに、入口23に高圧の冷媒が導入されるとともに、電磁弁50の弁体53が引き上げられてパイロット通路55(の弁室側ポート55a)が開かれる。これにより、第1主弁40の弁座45より下流部分41aの圧力が上昇して第1背圧室47との差圧が小さくなり、その上昇した前記弁座45より下流部分41aの圧力が連通路49、33aを介して第2スライド弁体32の副弁体部32Bに作用するので、第2主弁30の第2スライド弁体32が左行して、主弁体部32Aが閉となるとともに、副弁体部32Bが開となり、これによって、高圧の冷媒は、入口23から連通路39を介して第1主弁40の第1弁室44に導かれ、第1スライド弁体42の大径部42Cに作用し、これにより、第1スライド弁体42がコイルばね48の付勢力に抗して左行し、弁体部42Aが開となる。このため、高圧の冷媒は第1出口26に導かれて吐出される。
このように、本実施形態の切換弁20においては、電磁弁50を通電/無通電することにより、高圧の冷媒を吐出する出口の切り換え(第2出口25と第1出口26との切り換え)が行われるので、前述した図13、図14に示される冷凍サイクル201の送出流路切換用三方弁230としての役目を果たすことができる。
また、本実施形態の切換弁20は、圧縮機の筐体部12に密封接合される蓋状本体部22を有し、筐体部12内に位置する蓋状本体部22の下面側張出部22aに、入口23、第1主弁40、及び第2主弁30が設けられ、蓋状本体部22の上面側に、第2出口25及び第1出口26が開口せしめられるとともに、電磁弁50が配設されるので、部品点数を少なくして構造を簡素にできるとともに、圧縮機の筐体部12に蓋部材の如くに合理的に組み込まれるので、切換弁付き圧縮機10のコンパクト化、低コスト化等を図ることができる。
図7、図8、図9は、それぞれ前記切換弁付き圧縮機10とは異なるタイプの圧縮機に、前記と略同じ構成の切換弁20を組み込んだ本発明に係る圧縮機用の切換弁装置の一実施形態を備える切換弁付き圧縮機60を示す、平面図、縦断面図、図8のC−C矢視断面図である。図7〜図9においては、図1〜図6に示される切換弁付き圧縮機10の各部と同一構成ないし同一機能部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図7、図8に示される切換弁付き圧縮機60は、電動機部14を内蔵する電動機ケース14a上に、固定スクロール部66が設けられるとともに、上面が開口した吐出室65を有する短円筒状の上側半体部62、回転軸15を支持するとともに、上側半体部62との間に画成される空間に揺動スクロール部材63が配在された短円筒状の下側半体部61とを備えた圧縮機構部13が配置され、前記吐出室65を覆うように切換弁20が配置され、前記切換弁20(の蓋状本体部22の外周部分)、前記圧縮機構部13(上側半体部62及び下側半体部61の外周部分)、及び前記電動機ケース14aが複数本(ここでは4本)の六角穴付きボルト58により共締め固定されている。
また、切換弁20における蓋状本体部22の下面側張出部22aの平面視左下コーナー部及び右上コーナー部には、突出部56、56が当該切換弁付き圧縮機60の取り付けに供されるボルト類挿入もしくは螺入用の穴もしくは雌ねじ部69、69が設けられている。
かかる構成の切換弁付き圧縮機60においても、切換弁20の蓋状本体部22が圧縮機の筐体部とされる上側半体部62にボルト58による共締めで蓋部材の如くに合理的に組み込まれるので、切換弁付き圧縮機60のコンパクト化、低コスト化等を図ることができる。
図10は、図7、図8に示される切換弁付き圧縮機60と同じ構成の圧縮機に、前記した切換弁20とは異なる構成の切換弁70を組み込んだ切換弁付き圧縮機60’を示す縦断面図である。図10においては、図7、図8に示される切換弁付き圧縮機60の各部と同一構成ないし同一機能部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図10に示される切換弁付き圧縮機60’に組み込まれている切換弁70は、一つの金属ブロックからなる、断面概略凸状の蓋状本体部72を有し、該蓋状本体部72の凸部72bには、図11(電磁弁50の無通電時)、図12(電磁弁50の通電時)を参照すればよくわかるように、入口23が形成されるとともに、該入口23に直交し、かつ、電磁弁50、第1主弁40、及び第2主弁30が同一軸線上に位置するように共通弁穴71が設けられ、凸部72bの左側面側(共通弁穴71の右端部)に第2出口25が、また、その上面側に第1出口26が設けられ、さらに、共通弁穴71の左端部に電磁弁支持部材59が装着されている。
かかる切換弁70においても、入口23と第2出口25との間に第2主弁30が設けられるとともに、入口23と第1出口26との間に第1主弁40が設けられ、第1主弁40に作用する背圧と第1出口26側の圧力との差圧を小さくするための電磁弁50が設けられるとともに、前記差圧が小さくされたとき、前記第2主弁30が閉、前記第1主弁40が開となるようにされている。
より具体的には、前記第1主弁40は、弁体部42A及び大径部42Cを有する第1スライド弁体42と、入口23と第1出口26との間を遮断連通すべく弁体部42Aが接離する弁座45が設けられた第1弁室44と、第1スライド弁体42における第1弁室44とは反対側に設けられた第1背圧室47と、前記弁体部42Aが閉となる方向にスライド弁体42を付勢する付勢部材としてのコイルばね48と、を備える。
前記第2主弁30は、主弁体部32A、副弁体部32B、及び大径部32Cを有する第2スライド弁体32と、入口23と第2出口25との間を遮断連通すべく主弁体部32Aが接離する主弁座35が設けられた第2弁室34と、副弁体部32Bが接離する副弁座36が設けられた第2背圧室37と、主弁体部32Aが閉、副弁体部32Bが開となる方向に第2スライド弁体32を付勢する付勢部材としてのコイルばね38と、を備える。
なお、前記入口23に導入された高圧の冷媒は、連通路39、第1弁室44、及び第1スライド弁体42(の大径部42C)とその摺動壁面(共通弁穴71)との間を通って第1背圧室47にも導入されるとともに、第2スライド弁体32(の大径部32C)とその摺動壁面との間を通って第2背圧室37にも導入される。
また、第1主弁40の第1スライド弁体42には、第1背圧室47と前記弁座45より下流部分(第1出口26及び第2主弁30側)とを連通するパイロット通路(連通路)55’が設けられるとともに、該パイロット通路55’を前記電磁弁50で開閉するようにされ、かつ、前記弁座45より下流部分の圧力を連通穴付き保持部材72、連通穴付きスペーサ73及び段付き円筒状の弁座形成部材33の連通路33aを介して第2スライド弁体32の副弁体部32Bに作用させるようにされている。なお、前記電磁弁50は、それ自体はよく知られている汎用品であり、通電されていないときには、付勢ばね54により弁体53が押し下げられて前記パイロット通路55’を閉じ、通電されると、前記弁体53が吸引子52側に引き上げられて前記パイロット通路55’を開けるようにされる。
また、前記蓋状本体部72の凸部72bには、当該切換弁付き圧縮機60’取り付け用の雌ねじ部76が形成されている。
このような構成とされた切換弁70においても、圧縮機構部13が電動機部14で運転されていないとき(冷媒が圧縮されていないとき)には、第2主弁30は、コイルばね38の付勢力により、主弁体部32Aが閉、副弁体部32Bが開とされ、第1主弁40は、コイルばね48の付勢力により、弁体部42が閉とされ、電磁弁50は通電されていない(無通電)のでパイロット通路55’は閉とされる。
圧縮機構部13が電動機部14で運転され、かつ、電磁弁50が通電されていないとき(無通電時)には、図11に示される如くに、入口23に高圧の冷媒が導入されるとともに、電磁弁50によりパイロット通路55’が閉じられる。このときには、入口23に導入された高圧の冷媒の圧力が第2主弁30の第2スライド弁体32の大径部32Cに作用し、これにより、第2スライド弁体32がコイルばね38の付勢力に抗して左行し、主弁体部32Aが開となるとともに、副弁体部32Bが閉となり、また、第1主弁40の弁座45より下流部分の内圧より第1背圧室47の内圧(背圧)の方が高くなる(差圧が大となる)ので、第1スライド弁体42の弁体部42Aが閉となる。このため、高圧の冷媒は第2出口25に導かれて吐出される。
それに対し、電磁弁50が通電されたとき(通電時)には、図12に示される如くに、入口23に高圧の冷媒が導入されるとともに、電磁弁50の弁体53が引き上げられてパイロット通路55’が開かれる。これにより、第1主弁40の弁座45より下流部分の圧力が上昇して第1背圧室47との差圧が小さくなり、その上昇した前記弁座45より下流部分41aの圧力が連通穴付き保持部材72、連通穴付きスペーサ73及び段付き円筒状の弁座形成部材33の連通路33aを介して第2スライド弁体32の副弁体部32Bに作用するので、第2主弁30の第2スライド弁体32が右行して、主弁体部32Aが閉となるとともに、副弁体部32Bが開となり、これによって、高圧の冷媒は、入口23から連通路39を介して第1主弁40の第1弁室44に導かれ、第1スライド弁体42の大径部42Cに作用し、これにより、第1スライド弁体42がコイルばね48の付勢力に抗して左行し、弁体部42Aが開となる。このため、高圧の冷媒は第1出口26に導かれて吐出される。
このように、本例の切換弁70においても、電磁弁50を通電/無通電することにより、高圧の冷媒を吐出する出口の切り換え(第2出口25と第1出口26との切り換え)が行われるので、前述した図13、図14に示される冷凍サイクル201の送出流路切換用三方弁230としての役目を果たすことができる。
また、切換弁70の蓋状本体部72が圧縮機の筐体部とされる上側半体部62にボルト58による共締めで蓋部材の如くに合理的に組み込まれるとともに、電磁弁50、第1主弁40、第2主弁30が同一軸線上に設けられること等により、切換弁付き圧縮機60’のコンパクト化、低コスト化等を一層図ることができる。
なお、前記実施形態では、第1主弁40の付勢部材であるコイルばね48は、第1背圧室47に配在されて第1スライド弁体42をその弁体部42Aが閉となる方向に付勢するようにされているが、これに代えて、第1主弁40の付勢部材であるコイルばね48を、第1弁室44に配在して第1スライド弁体42をその弁体部42Aが開となる方向に付勢するようにしてもよい。
このようにすることにより、電磁弁50が通電されていないとき(無通電時)には、第1スライド弁体42に、入口23からの高圧の冷媒の圧力に加えてコイルばね48の付勢力が加えられるので、第1主弁40の弁体部42Aが開となり、それに伴い、第2主弁30の副弁体部32Bが開となるとともに主弁体部32Aが閉となり、これによって、高圧の冷媒は、入口23から第1弁室44を介して第1出口26に導かれて吐出される。
それに対し、電磁弁50が通電されたとき(通電時)には、パイロット通路55(の弁室側ポート55a)が開かれるので、第1主弁40の弁座45より下流部分41aと第1背圧室47との差圧が小さくなり、入口23に導入された高圧の冷媒の圧力により、第2スライド弁体32の主弁体部32Aが開となるとともに、副弁体部32Bが閉となり、高圧の冷媒は第2出口25に導かれて吐出される。
本発明に係る圧縮機用の切換弁装置付き圧縮機に関連する参考例の平面図。 本発明に係る圧縮機用の切換弁装置付き圧縮機に関連する参考例の部分切欠側面図。 図2のA−A矢視断面図。 図3の切換弁部分を拡大して示す図。 切換弁の構成及び電磁弁無通電時における切換弁の動作説明に供される、図4のB−B矢視断面図。 切換弁の構成及び電磁弁通電時における切換弁の動作説明に供される、図4のB−B矢視断面図。 図1〜図3に示されるものとは異なるタイプの圧縮機構部に、図1〜図6に示されるものと略同じ構成の切換弁を組み込んだ本発明に係る圧縮機用の切換弁装置の一実施形態を付設した切換弁付き圧縮機を示す平面図。 7に示される切換弁付き圧縮機の縦断面図。 図8のC−C矢視断面図。 図7、図8に示されるものと同じ構成の圧縮機構部に、前記したものとは異なる構成の切換弁を組み込んだ本発明に係る圧縮機用の切換弁装置の他の実施形態を付設した切換弁付き圧縮機を示す縦断面図。 図10の切換弁部分を拡大して示す図(電磁弁無通電時)。 図10の切換弁部分を拡大して示す図(電磁弁通電時)。 本発明に係る圧縮機用の切換弁装置が適用される冷凍サイクルの一例の冷房運転状態を示す図。 本発明に係る圧縮機用の切換弁装置が適用される冷凍サイクルの一例の暖房運転状態を示す図。
10、60、60’…切換弁付き圧縮機
12…筐体部
13…圧縮機構部
14…電動機部
15…回転軸
20、70…切換弁
22…蓋状本体部
23…入口
25…第2出口
26…第1出口
30…第2主弁
32…第2スライド弁体
32A…主弁体部
32B…副弁体部
37…第2背圧室
40…第1主弁
42…第1スライド弁体
42A…弁体部
47…第1背圧室
49…連通路
50…電磁弁
55、55’…パイロット通路

Claims (8)

  1. 上面に開口部を有する筺体部と、該筺体部の開口部を密封閉塞する蓋状本体部と電磁弁とを有する切換弁と、を備えた圧縮機用の切換弁装置であって、
    前記圧縮機は、電動機ケースに内蔵される電動機部と前記筺体部内に配在されて上面が開口した吐出室を有する圧縮機構部とを備え、該圧縮機構部は、前記電動機ケース上に配置されると共に、
    前記切換弁は、前記圧縮機構部の上面に開口した吐出室を覆うように配置され、前記蓋状本体部によって、前記圧縮機構部と前記電動機ケースにボルト類により共締め固定されると共に、前記蓋状本体部の前記筐体部内に位置する下面側張出部に、高圧の冷媒が導入される入口と第1主弁と第2主弁とを設け、前記蓋状本体部の上面側に、第1出口と第2出口とを開口して、前記電動機ケースの吸入口から吸入された低圧の冷媒を前記圧縮機構部で圧縮し、圧縮された高圧の冷媒を前記切換弁の前記入口に導くとともに、前記電磁弁により前記切換弁の前記第2出口及び前記第1出口のどちらかから吐出するように構成していることを特徴とする圧縮機用の切換弁装置
  2. 前記蓋状本体部は、断面概略凸状に形成され、該蓋状本体部の凸部に、前記第1主弁、前記第2主弁、及び前記電磁弁が設けられていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機用の切換弁装置
  3. 前記切換弁は、前記入口から導入された高圧の冷媒を前記第1主弁又は第2主弁を介して前記第1出口又は前記第2出口に選択的に導くものであり、前記入口と前記第1出口との間に前記第1主弁が設けられるとともに、前記入口と前記第2出口との間に前記第2主弁が設けられ、前記電磁弁は、前記第1主弁に作用する背圧と前記第1出口側の圧力との差圧を小さくするためのものであり、前記差圧が小さくされたとき、前記第1主弁が開となるとともに前記第2主弁が閉、あるいは、前記第1主弁が閉となるとともに前記第2主弁が開、となるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機用の切換弁装置
  4. 前記第1主弁は、弁体部を有する第1スライド弁体と、前記入口と前記第1出口との間を遮断連通すべく前記弁体部が接離する弁座が設けられた第1弁室と、前記第1スライド弁体における前記第1弁室とは反対側に設けられた第1背圧室と、前記弁体部が閉もしくは開となる方向に前記スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第2主弁は、主弁体部及び副弁体部を有する第2スライド弁体と、前記入口と前記第2出口との間を遮断連通すべく前記主弁体部が接離する主弁座が設けられた第2弁室と、前記副弁体部が接離する副弁座が設けられた第2背圧室と、前記主弁体部が閉、前記副弁体部が開となる方向に前記第2スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第1主弁における前記第1背圧室と前記弁座より下流部分とを連通するパイロット通路が設けられるとともに、該パイロット通路を前記電磁弁で開閉するようにされ、かつ、前記弁座より下流部分の圧力を前記第2スライド弁体の副弁体部に作用させるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機用の切換弁装置
  5. 前記第1主弁と前記第2主弁とが平行に配設されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機用の切換弁装置
  6. 前記第1主弁は、弁体部を有する第1スライド弁体と、前記入口と前記第1出口との間を遮断連通すべく前記弁体部が接離する弁座が設けられた第1弁室と、前記第1スライド弁体における前記第1弁室とは反対側に設けられた第1背圧室と、前記弁体部が閉となる方向に前記スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第2主弁は、主弁体部及び副弁体部を有する第2スライド弁体と、前記入口と前記第2出口との間を遮断連通すべく前記主弁体部が接離する主弁座が設けられた第2弁室と、前記副弁体部が接離する副弁座が設けられた第2背圧室と、前記主弁体部が閉、前記副弁体部が開となる方向に前記第2スライド弁体を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記第1スライド弁体に、前記第1背圧室と前記弁座より下流部分とを連通するパイロット通路が設けられるとともに、該パイロット通路を前記電磁弁で開閉するようにされ、かつ、前記弁座より下流部分の圧力を前記第2スライド弁体の副弁体部に作用させるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機用の切換弁装置
  7. 前記第1主弁と前記第2主弁とが同一軸線上に配設されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機用の切換弁装置
  8. 前記第1主弁、前記第2主弁、及び前記電磁弁が同一軸線上に配設されていることを特徴とする請求項に記載の圧縮機用の切換弁装置
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