JP2571648Y2 - 四方切換弁 - Google Patents

四方切換弁

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JP2571648Y2
JP2571648Y2 JP697992U JP697992U JP2571648Y2 JP 2571648 Y2 JP2571648 Y2 JP 2571648Y2 JP 697992 U JP697992 U JP 697992U JP 697992 U JP697992 U JP 697992U JP 2571648 Y2 JP2571648 Y2 JP 2571648Y2
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conduits
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武史 近藤
欣雅 渡辺
和彦 武藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ヒートポンプ式空調
機の冷暖房切換に用いる四方切換弁に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、ヒートポンプ式冷凍サイクル中
における従来の四方切換弁の縦断面図である。はじめ
に、四方切換弁の構成について説明すると、ステンレス
鋼製のシリンダ2には、吐出配管35を介してコンプレ
ッサ1の吐出側と連通される純銅製の第1導管6と、室
内側配管36を介して室内側熱交換器3と連通される純
銅製の第2導管7と、室外側配管37を介して室外側熱
交換器5と連通される純銅製の第3導管8と、吸入配管
38を介してコンプレッサ1の吸入側と連通される純銅
製の第4導管9と、前記第2〜第4導管とそれぞれ連通
するステンレス鋼製のバルブシート10とが設けられ、
該バルブシート10はシリンダ2内に導管7・8・9と
ともにろう付けにて一体化されている。また、前記シリ
ンダ2内の左側には、ピストン18の大径側で仕切られ
た左室24、中央には前記ピストン18の大径側と小径
側との間に挟まれた中央室25、右側にはピストン18
の小径側で仕切られた右室26が設けられ、前記バルブ
シート10の上面には、前記ピストン18により左右に
摺動する碗形のセラミック製バルブスライド11が、冷
房または暖房運転切換時に前記導管7・8・9の少なく
とも2つを跨ぐように設けられている。また、パイロッ
ト弁19は電磁三方弁であり、パイプ20が前記左室2
4と、パイプ21が前記中央室25と、パイプ22が前
記第4導管9と連通し、パイプ23は前記右室26と前
記第4導管9とを連通させている。
【0003】そして、高圧室31は、前記バルブスライ
ド11が前記導管7・9を跨いでいる場合には、前記第
1導管6および第3導管8の内部空間と前記中央室25
とで構成され、前記バルブスライド11が前記導管8・
9を跨いでいる場合には、前記第1導管6および前記第
2導管7の内部空間と前記中央室25とで構成されてい
る。また、低圧室32は、前記バルブスライド11が前
記導管7・9を跨いでいる場合には、前記バルブスライ
ド11の内部空間と前記導管7および導管9の内部空間
で構成され、前記バルブスライド11が前記導管8・9
を跨いでいる場合には、前記バルブスライド11の内部
空間と前記導管8および導管9の内部空間で構成されて
いる。
【0004】次に、従来のヒートポンプ式冷凍サイクル
の作用について説明する。図6は、冷房運転中の冷凍回
路図であり、バルブスライド11がピストン18ととも
に左方向に移動し、第1導管6を第3導管8と、第4導
管9を第2導管7に導通させて、コンプレッサ1→第1
導管6→第3導管8→室外側熱交換器5→絞り装置4→
室内側熱交換器3→第2導管7→第4導管9→コンプレ
ッサ1へと冷媒を循環させて、前記高圧室31に高温の
冷媒が流れ、前記低圧室32に低温の冷媒が流れる。
【0005】暖房運転ではバルブスライド11がピスト
ン18とともに右方向に移動し、第1導管6を第2導管
7と、第4導管9を第3導管8に導通させて、コンプレ
ッサ1→第1導管6→第2導管7→室内側熱交換器3→
絞り装置4→室外側熱交換器5→第3導管8→第4導管
9→コンプレッサ1へと冷媒を循環させて、冷房運転と
同様に前記高圧室31に高温の冷媒が流れ、前記低圧室
32に低温の冷媒が流れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ステン
レス鋼製のバルブシート10をろう付けにて固定する従
来の四方切換弁では、ろう付け作業の際比較的安定する
炉中ろう付けを用いても、炉に入れる前にバルブシート
10とシリンダ2および各導管7・8・9を仮組立てす
るため、その際に歪が生じて変形したりする。また、ス
テンレス鋼製のバルブシート10は、黄銅製のものに比
べて熱伝導率が小さく高温高圧になっている導管8内も
しくは導管7内の冷媒温度が前記バルブシート10を伝
わり低温低圧の導管9内の冷媒に伝達するのを抑え、エ
アコンの運転効率を低下させないようにしているが、そ
の効果は十分ではない等の問題点があった。本考案は、
上記のような問題点を解決するためになされたもので、
バルブシート10の固定を、従来のろう付けから横断面
C型の筒状薄板ばね12による押付け方式に変更するこ
とにより、バルブシート10の熱による変形を全く考慮
しなくてよいからこの材質をより熱伝導率の小さいもの
に変更可能とし、バルブシート10部の熱遮断効果を高
めエアコンの運転効率を向上させることを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の四方切換弁は、
シリンダ2内に配置され、第2導管7・第3導管8・第
4導管9と連通するバルブシート10の上面に、碗型の
バルブスライド11を左右に摺動させるように設けてな
る四方切換弁において、前記シリンダ2と各導管7・8
・9とをろう付けにて固定すると共に、該導管7・8・
9の上方にはバルブシート10を、該バルブシート10
と各導管7・8・9の接続部の気密を保ごとく、Oリン
グ13あるいはパッキンシール14を介して載置し、前
記バルブシート10の上面に、横断面C型の筒ト10を
下方に押圧するごとくルブシート10を下方に押圧した
ことを特徴とするものである。また、前記バルブシート
10の材質を樹脂製あるいはセラミック製としたことを
特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1〜4に基づいて
説明するが、バルブシート近傍以外は従来技術と同様な
ため詳細な説明は省略する。本考案における四方切換弁
のバルブシート10は、予めシリンダ2にろう付けにて
固定された各導管7・8・9の上部のシリンダ2内にに
載置されるもので、図1〜2に示すごとく、円柱の一部
を軸線方向に沿って切断した略カマボコ状を呈し、平滑
面の両端部(図2では上面左右の端部)に長手方向に沿
って切欠段部10aが設けてあり、樹脂あるいはセラミ
ックで成形されているものである。なお、該切欠段部1
0aは、外方に向かって若干高くなるように傾斜面とす
れば、筒状板ばね12の装着を容易に行うことができ
る。
【0009】また、前記バルブシート10の円弧面(図
2では下面)側で、且つ各導管7・8・9に対応する位
置には、Oリング13を装着するリング状の溝と各導管
7・8・9を挿入する孔とを備えた段付きの孔13aが
下面側から設けられている。従って、前記バルブシート
10が、Oリング13を介して各導管7・8・9の上端
部に載置された状態においては、前後方向と左右方向の
動きが規制できるようになっている。
【0010】12は、図3に示すような横断面C型の筒
状板ばねで、C型の開口部を下にして、その上面中央に
は、前記導管6に対応させて通孔12bを設けるととも
に、下端の開口端縁部には、それぞれ内方へのくびれ部
を設けてその先端を外方にそらしたく字状の曲げ部12
aが設けられている。この、C型の筒状板ばね12は、
く字状の曲げ部12aを適宜な治具を用いて図3の二点
鎖線で示すように内側に縮めた状態でシリンダ2内の前
記バルブシート10の上部に嵌め込み、治具を外すこと
によりバルブシート10を押圧する。
【0011】
【作用】このように構成された四方切換弁は、従来のよ
うなろう付け作業を必要とすることなく、C型の筒状薄
板ばね12にてバルブシート10を固定し、また、バル
ブシート10と各導管7・8・9との気密は、Oリング
13にって保つことができる。従って、前記バルブシー
ト10の材質を熱伝導率の小さい樹脂製あるいはセラミ
ック製のものにできるため、冷暖房の切り換えによって
高圧室側となる導管8もしくは導管7からバルブシート
10内を伝わり、中央の低圧室側の導管9へ流れる熱流
を遮断し熱損失を低減させる。
【0010】
【他の実施例】なお、上記の実施例では、バルブシート
10と各導管7・8・9の接続部にOリング13を設け
たものを示したが、図4のように、バルブシート10と
シリンダ2の間に、各導管7・8・9とそれぞれ対応す
る位置に孔を設けたパッキンシール14を挟み、バルブ
シート10を前記の横断面C型筒状の薄板ばね12によ
り押さえつけても同様の効果を得ることができる。この
場合は、バルブシートに段付きの孔を設ける必要がな
い。
【0011】
【考案の効果】本考案の四方切換弁は、シリンダ2の内
部に載置されたバルブシート10をC型筒状の薄板ばね
12にて上方から押付け固定するとともに、バルブシー
ト10と各導管7・8・9との気密をOリング13ある
いはパッキンシール14によって保つようにしているの
で、従来のようにバルブシート10を溶接する必要がな
いから摺動面の平担度が保てる。また、耐熱性を要求さ
れないからバルブシート10を樹脂あるいはセラミック
材料で成形することができるため、従来品よりも熱伝導
率が小さくなり、バルブシート10部の熱遮断効果を高
め、高温冷媒から低温冷媒への熱移動を抑え、エアコン
の運転効率を向上させることができ、その実用的効果は
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例でバルブシート近傍の拡大縦
断面図。
【図2】 第1図の断面図。
【図3】 薄板ばねの斜視図。
【図4】 本考案の他の実施例でバルブシート近傍の拡
大縦断面図。
【図5】 パッキンシールの斜視図。
【図6】 冷房状態の冷凍回路における従来の四方切換
弁の縦断面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ。 2 シリンダ。 3
室内側熱交換器。4 絞り装置。 5 室外
側熱交換器。 6 第1導管。7 第2導管。
8 第3導管。 9 第4導管。10 バ
ルブシート。 11 バルブスライド。 12 薄板
ばね。13 Oリング。 14 パッキンシー
ル。 18 ピストン。31 高圧室。 32
低圧室。 35 吐出配管。36 室内側配
管。 37 室外側配管。 38 吸入配管。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−109974(JP,A) 特開 昭62−200155(JP,A) 特開 昭63−23074(JP,A) 実開 昭62−39074(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ2内に配置され、第2導管7・
    第3導管8・第4導管9と連通するバルブシート10の
    上面に、碗型のバルブスライド11を左右に摺動させる
    ように設けてなる四方切換弁において、 前記シリンダ2と各導管7・8・9とをろう付けにて固
    定すると共に、該導管7・8・9の上方にはバルブシー
    ト10を、該バルブシート10と各導管7・8・9の接
    続部の気密を保ごとく、Oリング13あるいはパッキン
    シール14を介して載置し、 前記バルブシート10の上面に、横断面C型の筒状薄板
    ばね12を嵌め込んでバルブシート10を下方に押圧し
    たことを特徴とする四方切換弁。
  2. 【請求項2】 前記バルブシート10を樹脂製あるいは
    セラミック製としたことを特徴とする請求項1の四方切
    換弁。
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JPH0559062U JPH0559062U (ja) 1993-08-03
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JP5172276B2 (ja) * 2007-10-29 2013-03-27 日立アプライアンス株式会社 四方切換弁及びこれを用いた冷凍サイクル装置
JP5175144B2 (ja) * 2008-08-07 2013-04-03 株式会社不二工機 四方切換弁用弁体
JP5275947B2 (ja) * 2009-08-26 2013-08-28 株式会社不二工機 四方切換弁
JP6580724B2 (ja) * 2018-01-25 2019-09-25 株式会社不二工機 流路切換弁及びそれに用いられる弁シート部材
CN215981360U (zh) * 2021-07-07 2022-03-08 浙江盾安禾田金属有限公司 三通管及使用该三通管的空调系统

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