JPH056264U - 四方切換弁 - Google Patents

四方切換弁

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JPH056264U
JPH056264U JP6165291U JP6165291U JPH056264U JP H056264 U JPH056264 U JP H056264U JP 6165291 U JP6165291 U JP 6165291U JP 6165291 U JP6165291 U JP 6165291U JP H056264 U JPH056264 U JP H056264U
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JP
Japan
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conduit
valve
way switching
switching valve
valve seat
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JP6165291U
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English (en)
Inventor
和彦 武藤
武史 近藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Publication of JPH056264U publication Critical patent/JPH056264U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、四方切換弁の導管7・8・9の
まわりに、熱遮断するリング状の室12を設けることに
より、従来の熱遮断構造を備えた四方切換弁と同様にバ
ルブシート10部の熱遮断効果を高め、且つバルブシー
ト10の製作を容易にすることを目的とする。 【構成】 本考案の四方切換弁は、シリンダ2内に配置
され、第2導管7・第3導管8・第4導管9と連通する
バルブシート10の上面に、碗型のバルブスライド11
を左右に摺動させるように設けてなる四方切換弁におい
て、3本ある導管の内で少なくとも中央に位置する前記
第4導管9のまわりのバルブシート10に、熱遮断する
リング状の室12を設けたことを特徴とするものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ヒートポンプ式空調機の冷暖房切換に用いる四方切換弁に係り、 特に四方切換弁のバルブスライドと導管との間における熱遮断構造の改良に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、特開昭61−62677号公報にて開示されている従来の熱遮断構造 を備えた四方切換弁の縦断面図およびヒートポンプ式冷凍回路図であり、図4は 、図3におけるバルブシート裏面の拡大図である。 はじめに、従来の四方切換弁の構成について説明すると、ステンレス鋼製のシ リンダ2には、吐出配管35を介してコンプレッサ1の吐出側と連通される純銅 製の第1導管6と、室内側配管36を介して室内側熱交換器3と連通される純銅 製の第2導管7と、室外側配管37を介して室外側熱交換器5と連通される純銅 製の第3導管8と、吸入配管38を介してコンプレッサ1の吸入側と連通される 純銅製の第4導管9と、前記第2〜第4導管とそれぞれ連通するステンレス鋼製 のバルブシート10とが設けられ、さらに、前記シリンダ2内の左側にはピスト ン18の大径側で仕切られた左室24、中央には前記ピストン18の大径側と小 径側との間に挟まれた中央室25、右側にはピストン18の小径側で仕切られた 右室26が設けられ、前記バルブシート10の上面には、前記ピストン18によ り左右に摺動する碗形のセラミック製バルブスライド11が、冷房または暖房運 転切換時に前記導管7・8・9の少なくとも2つを跨ぐように設けられている。 また、パイロット弁19は電磁三方弁であり、パイプ20が前記左室24と、パ イプ21が前記中央室25と、パイプ22が前記第4導管9と連通し、パイプ2 3は前記右室26と前記第4導管9とを連通させている。
【0003】 そして、高圧室31は、前記バルブスライド11が前記導管7・9を跨いでい る場合(図3の状態)には、前記第1導管6および第3導管8の内部空間と前記 中央室25とで構成され、前記バルブスライド11が前記導管8・9を跨いでい る場合には、前記第1導管6および前記第2導管7の内部空間と前記中央室25 とで構成されている。 また、低圧室32は、前記バルブスライド11が前記導管7・9を跨いでいる 場合(図3の状態)には、前記バルブスライド11の内部空間と前記導管7およ び導管9の内部空間で構成され、前記バルブスライド11が前記導管8・9を跨 いでいる場合には、前記バルブスライド11の内部空間と前記導管8および導管 9の内部空間で構成されている。 また、前記バルブシート10は、その下面で且つ導管9と導管7および導管9 と導管8との間に鼓形の空隙室10aが設けられており、高温高圧になっている 導管8内もしくは導管7内の冷媒温度が前記バルブシートを伝わり低温低圧の導 管9内の冷媒に伝熱するのを防ぎ、エアコンの運転効率を低下させないようにし ている。
【0004】 次に、従来のヒートポンプ式冷凍サイクルの作用について説明する。 図3は、冷房運転中の冷凍回路図であり、バルブスライド11がピストン18 とともに左方向に移動し、第1導管6を第3導管8と、第4導管9を第2導管7 に導通させて、コンプレッサ1→第1導管6→第3導管8→室外側熱交換器5→ 絞り装置4→室内側熱交換器3→第2導管7→第4導管9→コンプレッサ1へと 冷媒を循環させて、前記高圧室31に高温の冷媒が流れ、前記低圧室32に低温 の冷媒が流れる。
【0005】 逆に暖房運転では、バルブスライド11がピストン18とともに右方向に移動 し、第1導管6を第2導管7と、第4導管9を第3導管8に導通させて、コンプ レッサ1→第1導管6→第2導管7→室内側熱交換器3→絞り装置4→室外側熱 交換器5→第3導管8→第4導管9→コンプレッサ1へと冷媒を循環させて、冷 房運転と同様に前記高圧室31に高温の冷媒が流れ、前記低圧室32に低温の冷 媒が流れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の熱遮断構造を備えた四方切換弁においては、バルブシート10 の下面に設けられた空隙室10aが鼓形になっているため、バルブシートの加工 に当たっては、精密鋳造や鍛造によらないと加工できず、結局コストが高くなる という問題があった。 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、従来品と 同様にバルブシート部の熱遮断効果が得られる四方切換弁を安価に提供すること を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の考案の四方切換弁は、シリンダ2内に配置され、第2導管7・第3導管 8・第4導管9と連通するバルブシート10の上面に、碗型のバルブスライド1 1を左右に摺動させるように設けてなる四方切換弁において、 3本ある導管の内で少なくとも中央に位置する前記第4導管9のまわりのバ ルブシート10に、熱遮断するリング状の室12を設けたものである。 また、第2の考案は、前記リング状の室12に、断熱性を有するセラミック製ま たは樹脂製のスペーサ13を埋め込んだものである。
【0008】
【作用】
この考案の四方切換弁は、冷暖房の切換によって高圧室側となる導管8もしく は導管7からバルブシート10内を伝わり、中央の低圧室側の導管9へ流れる熱 流を前記室12あるいは、該室12に埋め込まれたスペーサ13によって遮断し 、従来の遮断構造を備えた四方切換弁よりも効率よく熱損失を低減させる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1に基づいて説明するが、バルブシート近傍以 外は従来技術と同様なため詳細な説明を省略する。 この考案における四方切換弁のバルブシート10は、ほゞ半円柱状をしたステ ンレス製の異形材によって作られており、前記バルブシート10の下面に設けら れた流通孔39と導管の差し込み孔40と導管7・8・9の回りにそれぞれ形成 したリング状の室12は、切削によって同時に加工されている。 そして、前記差し込み孔40には、導管7・8・9が差し込まれ、該導管7・8 ・9を拡開して仮り止め後、シリンダ2とバルブシート10と導管7・8・9の 三者が真空ろ中ろう付けによって固定されるようになっている。従って、前記リ ング状の室12は、ほゞ真空状態に保たれるから、当然ながら熱伝導率は、ステ ンレス鋼に比べてきわめて低いため、バルブシート内を通過する熱流の有効流通 断面積を減少させ、従来の熱遮断構造を備えた四方切換弁よりも効率よく高温冷 媒から低温冷媒への熱移動量(熱損失量)を低減させることができる。
【0010】 図2は、この考案の他の実施例を示すものであり、前記リング状の室12には 、ステンレス鋼の熱伝導率よりも低い値を持つセラミック製または樹脂製のスペ ーサ13が埋め込まれている。 なお、前記スペーサ13は、導管7・8・9の拡開によってバルブシート10の 差し込み孔40に仮り止めする際に、該導管7・8・9が変形するのを防止する ために設けたものである。
【0011】
【発明の効果】
以上のように、この考案によれば四方切換弁の導管7・8・9のまわりに、熱 遮断するリング状の室12を設けるか、或は該室12にセラミック製、または、 樹脂製のスペーサ13を埋め込んだものであるから、従来の熱遮断構造を備えた 四方切換弁よりもバルブシート10部の熱遮断効果を高め、高温冷媒から低温冷 媒への熱移動を抑え、エアコンの運転効率を向上させることができる。 また、前記バルブシート10は、その素材として、ほゞ半円柱状をしたステンレ ス製の異形材を用いることにより、バルブシート10の下面に設けられる流通孔 39と、導管の差し込み孔40と、導管7・8・9の回りにそれぞれ形成させる リング状の室12とを、同時に切削加工することができるため、結局コストが極 めて安価になるという産業上有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例でバルブシート近傍の拡
大縦断面図。
【図2】 この発明の他の実施例でバルブシート近傍の
拡大縦断面図。
【図3】 冷房状態の冷凍回路における従来技術の四方
切換弁の縦断面図。
【図4】 従来のバルブシート近傍の拡大底面図。
【符号の説明】
1 コンプレッサ。 2 シリンダ。 3
室内側熱交換器。4 絞り装置。 5 室外側
熱交換器。 6 第1導管。7 第2導管。
8 第3導管。 9 第4導管。10
バルブシート。 11 バルブスライド。 12
リング状の室。13 スペーサ。 18 ピスト
ン。 31 高圧室。32 低圧室。
35 吐出側配管。 36 室内側配管。37
室外側配管。 38 吸入配管。 39
流通孔。40 差し込み孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ2内に配置され、第2導管7・
    第3導管8・第4導管9と連通するバルブシート10の
    上面に、碗型のバルブスライド11を左右に摺動させる
    ように設けてなる四方切換弁において、 3本ある導管の内で少なくとも中央に位置する前記第4
    導管9のまわりのバルブシート10に、熱遮断するリン
    グ状の室12を設けたことを特徴とする四方切換弁。
  2. 【請求項2】 前記リング状の室12に、断熱性を有す
    るセラミック製または樹脂製のスペーサ13が埋め込ま
    れていることを特徴とする請求項1記載の四方切換弁。
JP6165291U 1991-07-09 1991-07-09 四方切換弁 Pending JPH056264U (ja)

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