JPH11230172A - 樹脂製滑り軸受 - Google Patents

樹脂製滑り軸受

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Publication number
JPH11230172A
JPH11230172A JP4290598A JP4290598A JPH11230172A JP H11230172 A JPH11230172 A JP H11230172A JP 4290598 A JP4290598 A JP 4290598A JP 4290598 A JP4290598 A JP 4290598A JP H11230172 A JPH11230172 A JP H11230172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
outer cylinder
cylinder
sliding bearing
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4290598A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kori
一郎 郡
Toshihiro Okada
敏博 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kagaku Yakin Co Ltd
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kagaku Yakin Co Ltd
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kagaku Yakin Co Ltd, Meiji Rubber and Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Kagaku Yakin Co Ltd
Priority to JP4290598A priority Critical patent/JPH11230172A/ja
Publication of JPH11230172A publication Critical patent/JPH11230172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動調芯作用を有し、寸法精度に優れた樹脂
製滑り軸受の開発が望まれていた。 【解決手段】 内筒と外筒を連結リブによって連結し、
前記内筒と外筒との間に少なくとも一方の端面に開口す
る空隙を設け、弾性を有する構造としたことを特徴とす
る。前記内筒と外筒を連結する連結リブは、半径方向の
連結リブおよび/または軸方向の連結リブであることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コピー機、プリ
ンター、ファクシミリ等のOA機器に使用される搬送ロ
ーラや定着ロール、あるいは各種の自動販売機に使用さ
れる用紙やカードなどの搬送ロールの支持に好適な樹脂
製滑り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピー機、プリンター等のOA機
器には、用紙の搬送装置や定着装置のローラ等を支持す
るのに耐熱性の滑り軸受が使用されている。例えば、コ
ピー機、プリンター等では、転写上にそのトナー像を加
熱定着させる加熱ローラと、転写材を前記加熱ローラに
押圧して回転駆動する押圧ローラを有している。これら
のローラは、耐熱性軸受によって支持されている。そし
てこのようなOA機器のローラ用軸受は、ローラが正確
且つ確実に回転するように円滑な支持が要求される。
【0003】OA機器のローラ用軸受の多くは、近年で
は樹脂製の滑り軸受が使用されている。このような樹脂
製軸受はコストダウンを図ることができるものの、製造
上また使用上次のような問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2つのローラの間を用
紙等を搬送する装置においては、2つのローラは円滑、
確実に協働する必要があるために、一方のローラは相手
シャフトの傾きに倣って傾くように構成することが好ま
しい。ところが、従来の樹脂製滑り軸受は、軸受の内径
がシャフトに対して平行に形成されているために自動調
芯作用を有することができず、シャフトの傾きに追従で
きないという問題があった。
【0005】また、自動調芯作用を持たせるためには、
軸受の内径をシャフトとの間にクリアランスを残した直
線状の中央部と、端部に向かって徐々に拡径するように
形成すればよいが、樹脂軸受においては寸法精度を保つ
ために割型による成形は好ましくない。このために、製
造の際に一体に成形した入れ子を一方側に無理抜きする
と硬い樹脂を使用しているために、割れやカケが生じる
おそれがある。また、全体が厚肉であるために成形後の
収縮により寸法精度(特に真円度)が悪くなるおそれが
ある。この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもの
で、成形が容易であり、自動調芯作用を有し、寸法精度
に優れた樹脂製滑り軸受を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
請求項1に係る樹脂製滑り軸受は、内筒と外筒を連結リ
ブによって連結し、前記内筒と外筒との間に少なくとも
一方の端面に開口する空隙を設けたことを特徴とする。
前記内筒と外筒を連結する連結リブは、半径方向の連結
リブおよび/または軸方向の連結リブであることができ
る。よって、内筒と外筒を連結する連結リブは、内筒と
外筒の端部に設けた半径方向の連結リブであってもよい
し、内筒と外筒の中央部に設けた半径方向の連結リブで
あってもよい。さらに、内筒の内径を中央部において直
線状となし、端部に向かって半径方向に徐々に拡径する
テーパー状または円弧状とすることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図示する実施形態につい
て詳細に説明する。まず、図1および図2は第1実施形
態の樹脂製滑り軸受を示す。軸受1は、内筒3の外側に
軸方向の空隙7を介して外筒5を配設してなり、前記内
筒3と外筒5とは一方の端部を連結する半径方向の連結
リブ9によって一体に形成されている。図2から明らか
なように、軸受1は連結リブ9を設けた端面とは反対側
の端面において開口しており、断面コ字状に形成されて
いる。前記空隙7の幅寸法は、型抜きを容易にするため
に、端面開口部に向かって徐々に大きくなっている。
【0008】また、内筒3の内径は自動調芯作用を高め
るように、中央部よりも両端部が半径方向に拡径してい
る。すなわち、中央部3aは軸受とシャフトとの間に一
定のクリアランスを有する直線状に形成され、その両側
は、端部3bに向かって半径方向に徐々に拡径し、テー
パー状または円弧状に形成されている。
【0009】上記のように、内筒3の内面両側をテーパ
ー状または円弧状に形成した場合には、相手側ローラシ
ャフトの傾きに樹脂製滑り軸受が容易に追随して両ロー
ラの安定した接触状態を保持することができる。また、
内筒3と外筒5との間には空隙7を設けたから弾性を有
し、内面両側をテーパー状または円弧状に形成した場合
でも、射出成形の際に入れ子を無理抜きしても割れやカ
ケが生じることがないとともに、弾性作用によって自動
調芯が可能となる。また、部分圧がかかることがなく、
シャフトあるいは軸受自体の磨耗を防止する。また、空
隙7によって薄肉となるから成形後の収縮変形が少なく
高い真円度を確保することができる。
【0010】図3は、第2実施形態を示し、軸受10
は、内筒3と外筒5を中央部において半径方向の連結リ
ブ9aによって連結し、空隙7aを両端面に開口するよ
うに形成したものである。このように、連結リブ9aを
中央部に設けた場合には、両端部における弾性を均一に
することができる。尚、他の構成および作用効果につい
ては、第1実施形態と同様であるから同一符号を付して
その説明は省略する。
【0011】図4は、この発明の第3実施形態を示す。
軸受20は、内筒3と外筒5とを端部の連結リブ9と軸
方向の連結リブ9bによって連結し、軸方向に複数の空
隙7bを設けたものである。前記複数の空隙7bは図1
の実施例と同様に、連結リブ9とは反対側の端面に開口
しており断面コ字状に形成されている。前記空隙7bの
幅寸法は、型抜きを容易にするために、端面開口部に向
かって徐々に大きくなっている。
【0012】この実施形態のように軸方向の連結リブ9
bを設けた場合には、強度が向上する。尚、前記連結リ
ブ9bの数は特に限定されないが、全体として均一な間
隔で設けることが好ましい。また、他の構成および作用
効果については、第1実施形態と同様であるから同一符
号を付してその説明は省略する。
【0013】この発明にかかる樹脂製滑り軸受は、上記
実施形態に限定されるものではなく、内筒3と外筒5を
連結する半径方向の連結リブの位置および軸方向の連結
リブの数は適宜決定することができる。よって、半径方
向の連結リブを省略して軸方向の連結リブ9bのみによ
って連結してもよく、連結リブ9aと連結リブ9bとの
組み合わせであってもよい。また、内筒3の直線状に形
成される中央部3aの長さは、内径の大きさ、軸受の長
さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0014】
【発明の効果】この発明は、少なくとも一方の端面に開
口する空隙を介して内筒と外筒とを連結する構造とした
から、全体として弾性を備えることによって自動調芯作
用を有する。また、成形の際に入れ子を無理抜きしても
割れやカケが生じるおそれがないとともに、成形後の収
縮が少なく寸法精度を維持することができる。また、成
形が容易でコストダウンが可能である。さらに、内筒の
内面両側をテーパー状または円弧状に形成した場合に
は、全体が弾性を有することと相まって一層自動調芯作
用を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸受の斜視図である。
【図2】第1実施形態を示す第1図の縦断面図である。
【図3】第2実施形態を示す第1図の縦断面図である。
【図4】第3実施形態を示す断面斜視図である。
【符号の説明】
1 軸受 3 内筒 3a 中央部 3b 端部 5 外筒 7、7a、7b 空隙 9、9a、9b 連結リブ 10、20 軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒を連結リブによって連結し、
    前記内筒と外筒との間に少なくとも一方の端面に開口す
    る空隙を設けたことを特徴とする樹脂製滑り軸受。
  2. 【請求項2】 内筒と外筒を連結する連結リブが、半径
    方向の連結リブおよび/または軸方向の連結リブである
    ことを特徴とする請求項1記載の樹脂製滑り軸受。
  3. 【請求項3】 内筒と外筒を連結する連結リブが、内筒
    と外筒の端部に設けた半径方向の連結リブであることを
    特徴とする請求項1記載の樹脂製滑り軸受。
  4. 【請求項4】 内筒と外筒を連結する連結リブが、内筒
    と外筒の中央部に設けた半径方向の連結リブであること
    を特徴とする請求項1記載の樹脂製滑り軸受。
  5. 【請求項5】 内筒の内径を中央部において直線状とな
    し、端部に向かって半径方向に徐々に拡径するテーパー
    状または円弧状とすることを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれか1項に記載の樹脂製滑り軸受。
JP4290598A 1998-02-09 1998-02-09 樹脂製滑り軸受 Pending JPH11230172A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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