JPH11229756A - トンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機

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JPH11229756A
JPH11229756A JP2947398A JP2947398A JPH11229756A JP H11229756 A JPH11229756 A JP H11229756A JP 2947398 A JP2947398 A JP 2947398A JP 2947398 A JP2947398 A JP 2947398A JP H11229756 A JPH11229756 A JP H11229756A
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ring
cutter head
excavator
penetrating ring
penetrating
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Junichi Tanaka
淳一 田中
Koichi Yoshimoto
幸一 吉本
Toru Sukigara
徹 鋤柄
Yoshifumi Fukawa
宜史 府川
Yasuyuki Tono
康之 都野
Yoshihiro Tanaka
善広 田中
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Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機において、装置の小型軽量化
を図る。 【解決手段】 前胴11と後胴12とからなる掘削機本
体をシールドジャッキ36によって前進可能とし、前胴
11の前部に駆動回転自在なカッタヘッド24を装着し
てその外周部に余堀カッタ30を出没自在に装着し、ま
た、前胴11の内側に掘進方向前方に移動自在な貫入リ
ング38を設けて油圧ジャッキ39によって移動可能と
し、前方に移動した貫入リング38と油圧ジャッキ39
の押圧部41との間に周方向複数に分割された分割式貫
入リング44を挿入するとすると共に、この貫入リング
38と分割式貫入リング44とを連結ボルト45によっ
て連結可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に地中に掘削形
成された既設トンネルに接続するトンネルを掘削形成す
るトンネル掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来のシールド掘削機の概略断
面、図9に図8のIX−IX断面を示す。
【0003】従来のシールド掘削機において、図8及び
図9に示すように、円筒形状をなすスキンプレート101
の前部にはカッタヘッド102が回転自在に装着されてお
り、このカッタヘッド102の前面には多数のカッタビッ
ト103が取付けられている。また、このカッタヘッド102
には余掘ジャッキ104によって外周部から外方に突出自
在な余掘カッタ105が装着されている。そして、カッタ
ヘッド102の後部にはリングギア106が固定される一方、
スキンプレート101には駆動モータ107が取付けられ、こ
の駆動モータ107の駆動ギア108がこのリングギア106に
噛み合っている。従って、駆動モータ107を駆動して駆
動ギア108を回転駆動すると、リングギア106を介してカ
ッタヘッド102を回転することができる。
【0004】スキンプレート101の前部にはカッタヘッ
ド102の後方に位置してバルクヘッド109が取付けられて
おり、カッタヘッド102とこのバルクヘッド109との間に
チャンバ110が形成されている。そして、このチャンバ1
10には一端がシールド掘削機の外部に延設された送泥管
111及び排泥管112の他端が開口しており、排泥管112の
開口部分の近傍には掘削土砂と泥水とを攪拌、混合する
アジテータ113が設置されている。また、スキンプレー
ト101の外周部には所定長さの貫入リング114が移動自在
に嵌合する一方、スキンプレート101には周方向に複数
の油圧ジャッキ115が並設されており、各油圧ジャッキ1
15の駆動ロッドの先端部が連結部材116を介して貫入リ
ング114の後部に連結されている。
【0005】更に、スキンプレート101の後部外周辺に
は円周方向に複数のシールドジャッキ117が並設されて
おり、このシールドジャッキ117がシールド掘削機の掘
進方向後方に伸長して掘削したトンネル内周面に組付け
られた図示しない既設のセグメントSに押し付けること
で、その反力によりスキンプレート101、即ち、シール
ド掘削機全体を前進することができる。一方、スキンプ
レート101の後部中央部にはエレクタ装置118が設けられ
ており、このエレクタ装置118はシールドジャッキ117に
よって前進したスキンプレート101と既設のセグメント
Sとの間の空所に新しいセグメントSを装着してトンネ
ルを構築することができる。
【0006】従って、トンネルを掘削形成するには、ま
ず、駆動モータ107によりカッタヘッド102を回転させな
がら、複数のシールドジャッキ117を伸長し、既設のセ
グメントSへの押し付け反力によってスキンプレート10
1を前進させると、カッタヘッド102に取付けられた多数
のカッタビット104が前方の地盤を掘削する。そして、
掘削された土砂はチャンバ110内に取り込まれ、送泥管1
11から給水されてアジテータ113により掘削土砂と送水
とが攪拌、混合され、排泥管112により外部に排出され
る。次に、シールドジャッキ117の何れか一つを縮み方
向に作動して既設のセグメントSとの間に空所を形成
し、エレクタ装置118によってこの空所に新しいセグメ
ントSを装着する。この作業の繰り返しによって所定長
さのトンネルを掘削形成していく。
【0007】そして、既設トンネルT1 に対してこのシ
ールド掘削機が掘削したトンネルT 2 をほぼ直交するよ
うに地中接合するには、シールド掘削機のカッタヘッド
102が既設トンネルT1 に到達すると、シールドジャッ
キ117の駆動を停止してスキンプレート101の前進を停止
する。ここで、まず、余掘ジャッキ104を収縮して余掘
カッタ105をカッタヘッド102内に収容し、次に、油圧ジ
ャッキ115を伸長することで貫入リング114を前方に移動
し、先端部を既設トンネルT1 に貫入させる。このよう
に既設トンネルT1 とトンネルT2 とが地中接合される
と、カッタヘッド102などを解体し、エレクタ装置118に
よってトンネルT2 の内壁面にセグメントSを組付ける
ことで、互いに連通するトンネルT1 ,T2 が完成す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシー
ルド掘削機にあっては、シールド掘削機が掘削したトン
ネルT2 が既設トンネルT1 に唐突したときに、油圧ジ
ャッキ115を伸長してスキンプレート101内にある貫入リ
ング114を前方に移動し、先端部を既設トンネルT1
貫入させることで両トンネルT1 ,T2 を接合してい
た。そのため、スキンプレート101は所定の長さを有す
る貫入リング114を収納するスペースが必要となり、こ
のスキンプレート101は貫入リング114よりもはるかに長
い全長となり、シールド掘削機が大型化してしまうとい
う問題があった。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置の小型軽量化を図ったトンネル掘削機を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、筒状の掘削機
本体と、該掘削機本体を前進させる推進手段と、前記掘
削機本体の前部に駆動回転自在に装着されたカッタヘッ
ドと、該カッタヘッドを駆動回転するカッタヘッド駆動
手段と、前記カッタヘッドの外周部に径方向出没自在に
装着された移動カッタと、前記掘削機本体の内側に掘進
方向前方に移動自在に設けられた貫入リングと、該貫入
リングを前方に移動させる貫入リング移動手段と、前方
に移動した前記貫入リングと前記貫入リング移動手段と
の間に挿入される周方向複数に分割された分割式貫入リ
ングと、前記貫入リングと前記分割式貫入リングとを連
結するリング連結部材とを具えたことを特徴とするもの
である。
【0011】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
おいて、前記掘削機本体は所定間隔をもって配設された
外筒と内筒との後部が複数の連結部材によって一体に固
定されて構成され、前記貫入リングは該外筒と内筒との
間に移動自在に支持される一方、前記分割式貫入リング
は周方向に隣接する前記複数の連結部材の間から前記外
筒と内筒との間に挿入可能であると共に、該外筒と内筒
との間に移動自在に支持されることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係るトンネル
掘削機としてのシールド掘削機の概略断面、図2に図1
のII−II断面、図3に図2のIII−III断面、図4に図2
のIV−IV断面、図5に図2のV−V断面、図6に図2の
VI−VI断面、図7に貫入リングと分割式貫入リングとの
連結状態を表す概略斜視を示す。
【0014】本実施形態のシールド掘削機において、図
1及び図2に示すように、掘削機本体は円筒形状をなす
前胴11と後胴12とが球面軸受13及びシール部材1
4を介して屈曲自在に連結されて構成されている。そし
て、前胴11は、所定間隔をもって配設された外筒15
と内筒16との後部が、複数の連結部材17,18及び
ライナ19によって一体に固定されて構成されている。
【0015】即ち、図2及び図3に示すように、前胴1
1の外筒15と内筒16の後部において、周方向上部及
び下部には掘進方向前後に対向してブラケット15a,
16aがそれぞれ固定されており、この各ブラケット1
5a,16aは連結部材17を介して連結ボルト20に
よって連結されている。また、図2及び図4に示すよう
に、前胴11の外筒15と内筒16の後部において、周
方向左右側部には掘進方向前後に対向してブラケット1
5b,16bがそれぞれ固定されており、この各ブラケ
ット15b,16bは連結部材18を介して連結ボルト
21によって連結されている。更に、図2及び図5に示
すように、前胴11の外筒15と内筒16の後部におい
て、周方向の連結部材17,18の間には掘進方向前後
に対向してブラケット15c,16cがそれぞれ固定さ
れており、この各ブラケット15c,16cはライナ1
9を介して連結ボルト22によって連結されている。な
お、ライナ19は掘削時は連結されているが、地中トン
ネル接合時には取り外される。
【0016】図1及び図2に示すように、前胴11の内
筒15の前部にはバルクヘッド23が形成されており、
このバルクヘッド23の中心部にはカッタヘッド24の
回転軸25が軸受26によって回転自在に支持されてい
る。このカッタヘッド24の前面には放射状をなしてカ
ッタスポーク27が固定され、このカッタスポーク27
には多数のカッタビット28が取付けられている。ま
た、このカッタヘッド24には複数の余掘ジャッキ29
が内蔵され、各余掘ジャッキ29の駆動ロッドの先端部
には移動カッタとしての余掘カッタ30が連結されてい
る。従って、余掘ジャッキ29の伸縮駆動によってカッ
タスポーク27の外端部から余掘カッタ30を外方に出
没することができる。
【0017】そして、カッタヘッド24の回転軸25の
後部にはリングギア31が固定される一方、内筒15に
はカッタヘッド駆動手段としてのカッタ旋回モータ(油
圧モータまたは電気モータ)32が取付けられ、このカ
ッタ旋回モータ32の駆動ギア33がこのリングギア3
1に噛み合っている。従って、カッタ旋回モータ32を
駆動して駆動ギア33を回転駆動すると、リングギア3
1及び回転軸25を介してカッタヘッド24を回転する
ことができる。
【0018】また、後胴12の前部にはリング状の支持
壁34が形成され、バルクヘッド23とこの支持壁34
との間には複数の屈曲ジャッキ35が架設されており、
この屈曲ジャッキ35の伸縮駆動によって後胴12に対
して前胴11を屈曲することで、シールド掘削機の掘進
方向を変更することができる。更に、後胴12の後部内
周辺には円周方向に沿って推進手段としての複数のシー
ルドジャッキ36が並設されており、このシールドジャ
ッキ36が掘進方向後方に伸長してスプレッダ37を既
設セグメントSに押し付けることで、その反力により前
胴11及び後胴12を前進することができる。
【0019】更に、前胴11の外筒15と内筒16との
隙間にはリング状をなす貫入リング38が掘進方向前方
に移動自在に装着されている。一方、後胴12の前部に
は円周方向に沿って貫入リング移動手段としての油圧ジ
ャッキ39が複数並設されており、この油圧ジャッキ3
9の伸長駆動によって貫入リング38を前方に移動する
ことができる。即ち、図2及び図6(a)に示すように、
前胴11の外筒15と内筒16の間に挿入された貫入リ
ング38は後端部に段部38aが形成されている。一
方、後胴12の前部には周方向ほぼ均等間隔で複数の油
圧ジャッキ39が並設されており、各油圧ジャッキ39
の掘削方向前方へ伸長する駆動ロッド40の先端部には
押圧部41が固定され、この押圧部41には貫入リング
38の段部38aに係止する係止部41aが形成されて
いる。
【0020】従って、油圧ジャッキ39の駆動ロッドを
伸長すると、押圧部41の係止部41aが貫入リング3
8の段部38aに係止し、前方に押圧することで、貫入
リング38を前方に移動させることができる。このと
き、貫入リング38とカッタヘッド24の外周部とが干
渉しないように、予め余掘ジャッキ29を収縮駆動して
カッタスポーク27内に余掘カッタ30を収容してお
く。なお、前胴11における外筒15の外周部と内筒1
6の内周部には、貫入リング38との間で掘削土砂や泥
水などの内部への浸入を防止するシール部材42,43
がそれぞれ周方向に沿って設けられている。
【0021】ところで、本実施形態では、この貫入リン
グ38の全長S1 が通常よりも短くなっており、この貫
入リング38の後部に分割式貫入リング44が連結可能
となっている。即ち、この分割式貫入リング44は周方
向で8分割されたものであり、図6(b)に示すように、
前方に移動した貫入リング38と収縮状態にある油圧ジ
ャッキ39の押圧部41との間の空所に挿入し、リング
連結部材としての連結ボルト45にて貫入リング38に
連結することができる。この場合、連結ボルト45によ
る貫入リング38と分割式貫入リング44との連結作業
を容易とするため、図3乃至図5に示すように、貫入リ
ング38,44と連結部材17,18及びライナ19と
の間には作業空間Wが設けられている。従って、図7に
示すように、全長S1 の貫入リング38の後部に複数の
分割式貫入リング44を長さS2だけ連結することで、
必要長さSの貫入リングとすることができる。
【0022】また、図1及び図2に示すように、前胴の
前部にはバルクヘッド23によってカッタヘッド24の
後方にチャンバ46が形成され、前胴11及び後胴12
内を斜めに貫通して配設されたスクリューコンベヤ47
の前端部がこのチャンバ46に侵入しており、チャンバ
46内の掘削土砂をこのスクリューコンベア47によっ
て外部に搬出することができる。
【0023】更に、後胴12の支持壁34には旋回リン
グ48が駆動回転自在に支持されており、この旋回リン
グ48にはエレクタ装置49が装着されている。このエ
レクタ装置49は既設トンネル内に搬入されたセグメン
トSを把持し、シールドジャッキ36によって前進した
後胴12と既設セグメントSとの間の空所に、把持した
新しいセグメントSを組み付けることができる。
【0024】上述した本実施形態のシールド掘削機によ
ってトンネルを掘削するには、図1に示すように、ま
ず、余掘ジャッキ29の伸長駆動によってカッタスポー
ク27の外端部から余掘カッタ30を前胴11の外径と
ほぼ同位置まで突出した状態で、駆動モータ32によっ
てカッタヘッド24を回転させる。そして、複数のシー
ルドジャッキ36を伸長方向に作動し、既設のセグメン
トSへの押し付け反力によって前胴11及び後胴12を
前進させると、カッタヘッド24に取付けられた多数の
カッタビット28が前方の地盤を掘削する。このとき、
カッタビット28によって掘削された土砂はチャンバ4
6内に取り込まれ、スクリューコンベヤ47により外部
に排出される。次に、シールドジャッキ36の何れか一
つを収縮方向に作動して既設セグメントSとの間に空所
を形成し、エレクタ装置49によってこの空所に新しい
セグメントSを装着する。この作業の繰り返しによって
所定長さのトンネルT2 を掘削形成することができる。
【0025】そして、既に掘削されている既設トンネル
1 に対して、このシールド掘削機が掘削したトンネル
2 をほぼ直交するように地中接合する場合、シールド
掘削機のカッタヘッド24が既設トンネルT1 に到達す
ると、シールドジャッキ36の駆動を停止して前胴11
及び後胴12の前進を停止する。ここで、まず、余掘ジ
ャッキ29を収縮して余掘カッタ30をカッタヘッド2
4内に収容した状態で、全ての油圧ジャッキ39の駆動
ロッドを伸長し、図6(a)に詳細に示すように、押圧部
41の係止部41aが貫入リング38の段部38aに係
止して押圧することで、この貫入リング38を所定距離
だけ前方に移動させる。次に、図6(b)に詳細に示すよ
うに、油圧ジャッキ39の何れか一つを収縮方向に作動
して押圧部41と貫入リング38との間に空所を形成
し、この空所に分割式貫入リング44を挿入して連結ボ
ルト45により貫入リング38と連結する。
【0026】同様にして、各油圧ジャッキ39を順に収
縮して押圧部41と貫入リング38との間に分割式貫入
リング44を挿入していき、この分割式貫入リング44
をリング状とする。この状態で、再び全ての油圧ジャッ
キ39を伸長して貫入リング38を所定距離だけ前方に
移動させる。このように分割式貫入リング44を順次連
結しながら、貫入リング38及び分割式貫入リング44
を前進させることで、図1に二点鎖線で示すように、貫
入リング38の先端部を既設トンネルT1 に貫入させ
る。すると、既設トンネルT1 とトンネルT2 とが地中
接合される。
【0027】このように既設トンネルT1 にトンネルT
2 が地中接合されると、カッタヘッド24などを解体し
て各部材を外部に搬出する。そして、残った掘削土砂を
スクリューコンベヤ47によって外部に排出し、エレク
タ装置49によってトンネルT2 の内壁面にセグメント
Sを組付け、互いに連通すたトンネルT1 ,T2 を完成
させる。
【0028】このように本実施形態のシールド掘削機に
あっては、前胴11の内筒15と外筒16との間に短い
貫入リング38を移動自在に収容し、所定時に油圧ジャ
ッキ39を伸長してこの貫入リング38を前方移動し、
更に、この貫入リング38の後部に分割式貫入リング4
4を順次連結して前方移動することで、貫入リング38
の先端部を既設トンネルT1 に貫入することができる。
従って、貫入リング38の全長を短縮することで、前胴
11、即ち、シールド掘削機自体の全長を短縮して小型
軽量化が図れる。また、貫入リング38及び分割式貫入
リング44を所定ストロークずつ複数回にわけて前方移
動することとなり、油圧ジャッキ39のストロークを小
さく設定することができ、この点からも前胴11及びシ
ールド掘削機自体の全長を短縮できる。
【0029】また、前胴11及びシールド掘削機自体の
全長を短縮することで、屈曲ジャッキ35の伸縮駆動に
よって後胴12に対して前胴11を屈曲させる曲線掘削
作業も容易となる。
【0030】なお、上述の実施形態では、本発明のトン
ネル掘削機をシールド掘削機として説明したが、岩盤を
掘削するトンネルボーリングマシンに適用することもで
きる。また、掘削機本体を屈曲自在に連結した前胴11
及び後胴12で構成したが、掘削機本体を一つの胴とし
てもよい。更に、貫入リング38をリング形状として
が、周方向に複数に分割した貫入リングであってもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、筒状
の掘削機本体を推進手段によって前進可能とし、掘削機
本体の前部に装着されたカッタヘッドをカッタヘッド駆
動手段によって駆動回転可能とすると共に、このカッタ
ヘッドの外周部に径方向出没自在な移動カッタを設け、
また、掘削機本体の内側に掘進方向前方に移動自在な貫
入リングを設けて貫入リング移動手段によって移動可能
とし、前方に移動した貫入リングと貫入リング移動手段
との間に周方向複数に分割された分割式貫入リングを挿
入すると共に、この貫入リングと分割式貫入リングとを
リング連結部材によって連結可能としたので、貫入リン
グを前進しながら分割式貫入リングを連結することで容
易に既設トンネルに貫入することができ、貫入リングの
全長を短縮すると共に、貫入リング及び分割式貫入リン
グを前方移動させる貫入リング移動手段の全長を短縮す
ることで、掘削機本体の全長を短縮し、装置の小型化及
び軽量化を図ることができる。
【0032】また、請求項2の発明のトンネル掘削機に
よれば、掘削機本体を外筒と内筒との後部が複数の連結
部材によって一体に固定されて構成し、貫入リングをこ
の外筒と内筒との間に移動自在に支持する一方、分割式
貫入リングを周方向に隣接する複数の連結部材の間から
外筒と内筒との間に挿入して移動可能に支持したので、
貫入リング及び分割式貫入リングを適切に前方移動させ
ることができると共に、両者の連結作業を容易とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機とし
てのシールド掘削機の概略断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図2のV−V断面図である。
【図6】図2のVI−VI断面図である。
【図7】貫入リングと分割式貫入リングとの連結状態を
表す概略斜視図である。
【図8】従来のシールド掘削機の概略断面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【符号の説明】
11 前胴(掘削機本体) 12 後胴(掘削機本体) 13 球面軸受 15 外筒 16 内筒 17,18 連結部材 19 ライナ(連結部材) 23 バルクヘッド 24 カッタヘッド 30 余掘カッタ 32 カッタ旋回モータ(カッタヘッド駆動手段) 36 シールドジャッキ(推進手段) 38 貫入リング 38a 段部 39 油圧ジャッキ(貫入リング移動手段) 41 押圧部 41a 係止部 44 分割式貫入リング 45 連結ボルト(リング連結部材) 47 スクリューコンベヤ 49 エレクタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鋤柄 徹 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 府川 宜史 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 都野 康之 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内 (72)発明者 田中 善広 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前
    進させる推進手段と、前記掘削機本体の前部に駆動回転
    自在に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆
    動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッド
    の外周部に径方向出没自在に装着された移動カッタと、
    前記掘削機本体の内側に掘進方向前方に移動自在に設け
    られた貫入リングと、該貫入リングを前方に移動させる
    貫入リング移動手段と、前方に移動した前記貫入リング
    と前記貫入リング移動手段との間に挿入される周方向複
    数に分割された分割式貫入リングと、前記貫入リングと
    前記分割式貫入リングとを連結するリング連結部材とを
    具えたことを特徴とするトンネル掘削機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
    て、前記掘削機本体は所定間隔をもって配設された外筒
    と内筒との後部が複数の連結部材によって一体に固定さ
    れて構成され、前記貫入リングは該外筒と内筒との間に
    移動自在に支持される一方、前記分割式貫入リングは周
    方向に隣接する前記複数の連結部材の間から前記外筒と
    内筒との間に挿入可能であると共に、該外筒と内筒との
    間に移動自在に支持されることを特徴とするトンネル掘
    削機。
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