JP2637160B2 - シールド工法 - Google Patents

シールド工法

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JP2637160B2
JP2637160B2 JP63104135A JP10413588A JP2637160B2 JP 2637160 B2 JP2637160 B2 JP 2637160B2 JP 63104135 A JP63104135 A JP 63104135A JP 10413588 A JP10413588 A JP 10413588A JP 2637160 B2 JP2637160 B2 JP 2637160B2
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    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
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    • E21D9/06Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
    • E21D9/08Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield
    • E21D9/0875Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket
    • E21D9/0879Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a movable support arm carrying cutting tools for attacking the front face, e.g. a bucket the shield being provided with devices for lining the tunnel, e.g. shuttering

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシールド工法、特に回転カッタを備えたシー
ルド掘進機同士の地中接合工法に関する。
〔従来の技術〕
回転カッタを備えたシールド掘進機同士を地中接合す
る場合、第12図に示すように、トンネル両端側から掘進
してきた2台のシールド掘進機1,2の回転カッタ7,8の前
面には掘削ビット9,10が設けられているため、回転カッ
タ7,8の前面が密着するまでシールド掘進機同士を近付
けることはできず、大口径機では、接合地点での各々の
回転カッタ7,8間の距離(未掘削部の長さ)lが1m程度
に達する場合がある。
従来は、この未掘削部を開通させる際の地山の崩壊を
防止して施工の安全を確保する方法として、第12図に斜
線を付して示す地盤強化を必要とする範囲46にシールド
機内からのボーリングにより凍結管を埋設し、この凍結
管にブラインを循環させることにより地山を凍結させ
る、いわゆる凍結工法が主に用いられ、測温により地山
の凍結状態を確認した後、各々のシールド掘進機の内部
の解体と未掘削部の掘削を行って、トンネル坑内を連通
させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の凍結工法によるシールド掘進機同士の地中接合
工事は、測温による地山凍結状態の確認が可能で、高い
信頼性が得られてはいるものの、凍結工法の施工に大が
かりな設備と通常数箇月の日数を要するため、工期が長
くなることと工費のかさむことが問題となっていた。
このため、凍結工法によらずに地中接合部の地山崩壊
を防止する方法も種々検討され、その一つとして、地中
接合するシールド掘進機の一方からシールドハル外筒部
として構成されたスライドシェル(可動フード)を前方
に突き出し、相手側シールド掘進機のフード部または回
転カッタ外周部にオーバラップをさせることによって、
地中接合部の周辺地山を支える方法が考えられている。
しかし、この方法では、スライドシェルをシールド掘進
機の間に残された未掘進部に貫入させるため、地山の地
質によっては貫入抵抗が大きく、施工困難な場合も生じ
ることが懸念される。
本発明は上記問題点に対処するためになされたもの
で、その目的は、凍結工法のように多くの工期と工費を
かけることなく、また地中接合部の土質により左右され
ることなく、安全、確実にシールド掘進機同士の地中接
合を行うことを可能とするシールド工法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため請求項1記載の発明は、回転
カッタを備えたシールド掘進機同士の地中接合工事にお
いて、地中接合する2台のシールド掘進機のうち、第1
のシールド掘進機にはシールドハル外筒部として構成さ
れた前方に摺動可能な可動フードを装備し、かつその回
転カッタ外周部に前記可動フードの外径と少なくとも同
一の掘削径を持ち、可動フードの摺動範囲より退避可能
な外周部掘削ビットを設け、第2のシールド掘進機は隔
壁に対して後退可能な回転カッタを備え、この回転カッ
タ外周部はリング形状となし、その切羽側の一部の外径
を前記可動フードの内径より小さくし、かつその回転カ
ッタ外周部に前記可動フードの外径と少なくとも同一の
掘削径を持つ外周部掘削ビットを設け、地中接合時に第
2のシールド掘進機の回転カッタを、その外周部の切羽
側の一部を残して第2のシールド掘進機のフード部内に
後退させ、その後またはそれと同時に第1のシールド掘
進機を、その回転カッタが第2のシールド掘進機の回転
カッタと干渉しない範囲で地山を掘削しながら前進さ
せ、さらに第1のシールド掘進機の回転カッタの外周部
掘削ビットを退避させ、前記可動フードを前進させて第
2のシールド掘進機の回転カッタ外周部の切羽側の一部
とオーバラップさせ、前記可動フードにより地中接合部
の周辺地山を支えた後、トンネル坑内を連通させること
を特徴とする。
請求項2記載の発明は、地中接合する2台のシールド
掘進機のうち、第1のシールド掘進機にはシールドハル
外筒部として構成された前方に摺動可能な可動フードを
装備し、かつ隔壁に対し後退可能な回転カッタを備え、
その回転カッタ外周部に前記可動フードの外径と少なく
とも同一の掘削径を持ち、可動フードの摺動範囲より退
避可能な外周部掘削ビットを設け、第2のシールド掘進
機の回転カッタ外周部はリング形状となし、その切羽側
の一部の外径を前記可動フードの内径より小さくし、か
つその回転カッタ外周部に前記可動フードの外径と少な
くとも同一の掘削径を持つ外周部掘削ビットを設けた点
では請求項1記載の発明と同一であるが、地中接合時に
第1のシールド掘進機の回転カッタの外周部掘削ビット
を退避させて、その回転カッタを前記可動フード内に後
退させ、その後またはそれと同時に第2のシールド掘進
機を、その回転カッタが第1のシールド掘進機の回転カ
ッタと干渉しない範囲で地山を掘削しながら前進させ、
さらに第1のシールド掘進機の前記可動フードを前進さ
せて第2のシールド掘進機の回転カッタ外周部の切羽側
の一部とオーバラップさせ、前記可動フードにより地中
接合部の周辺地山を支えた後、トンネル坑内を連通させ
ることを特徴とする。
〔作用〕
請求項1記載の発明において、第1および第2のシー
ルド掘進機が接合地点に到達し、未掘削部を残して向き
合った段階では、各々のシールド掘進機の周辺地山は、
回転カッタの外周部掘削ビットにより、第1のシールド
掘進機に装備されている可動フードの外径と少なくとも
同径に掘削されている。この状態から第2のシールド掘
進機の回転カッタを隔壁に対して後退させると、地山の
土質が比較的硬い場合、地山の掘削された部分は、回転
カッタが後退した後もそのまま残っているので、その後
またはそれと同時に第1のシールド掘進機を、その回転
カッタが第2のシールド掘進機を干渉しない範囲で地山
を掘削しながら前進させることにより、新たに掘削され
た分だけ各々のシールド掘進機の間の未掘削部の長さが
縮まり、その後、第1のシールド掘進機の可動フードを
前進させる際の貫入抵抗が小さくなる。したがって、土
質が硬い場合でも、比較的小さい推進力で可動フードを
第2のシールド掘進機の回転カッタ外周部の一部とオー
バラップする位置まで前進させ、それによって地中接合
部の土留と止水を確実に行うことができる。
請求項2記載の発明についても上記と同様なことが言
える。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第11図により説明す
る。
第1図〜第3図は請求項1記載のシールド工法の一実
施例の説明図である。図において、1,2は地中接合する
第1および第2のシールド掘進機、3,4はシールドハ
ル、5は可動フード、6はその内側ガイド、7,8は回転
カッタ、9,10はその前面掘削ビット、11,12は外周部掘
削ビット、13,14はオーバカッタ、15,16はカッタ中心
軸、17,18は隔壁(バルクヘッド)、19,20は掘削土砂取
込用チャンバ、21,22は隔壁軸受部、23,24は土砂シー
ル、25,26はカッタ駆動ギヤ、27,28はギヤケース、29,3
0はギヤケース軸受部、31,32はシールドジャッキ、33,3
4はトンネルの一次覆工用セグメント、35,36は止水用注
入材の注入口および注入配管であり、図中の符号は以下
の各図と共通である。
ここで、第1のシールド掘進機1に装備されている可
動フード5は、シールドハル3とは別体の外筒部として
構成され、その外周はシールドハル3のテール部外周と
同径となっている。シールドハル3の可動フード5より
内側の部分(内筒部)は、可動フード5の内周とはまり
合い、可動フード5を前進する際のガイド6となってい
る。可動フード5は前進させる際に力を伝える突き出し
ロッド装着用ブラケット37が可動フード5の内周数箇所
に設けられている。ブラケット37は可動フード5が前進
する際、同時に前進するので、その摺動範囲だけ内側ガ
イド6を切り欠くとともに、その切欠き部に相当する範
囲をボックス状構造部38で内側から覆い、地山とトンネ
ル坑内とを隔離している。可動フード5のテール側端部
には、可動フード5の前進時に内側ガイド6の切欠き部
を覆い土砂の侵入を防ぐように、可動フード5のストロ
ークより長い長さと切欠き部の幅より大きい幅を持つテ
ールプレート39が取付けられている。シールドハル3の
内部には必要推力に見合った個数の可動フード突き出し
用ジャッキ40を均等に配置し、可動フード5の突き出し
ロッド装着用ブラケット37に突き出し用ジャッキ40のロ
ッド41を連結して、突き出し用ジャッキ40の押し動作に
より可動フード5を前進させる構成としている。
第1のシールド掘進機1に装備されている回転カッタ
7は、その形状を問わないが、その外径が可動フード5
の内径より小さく、その外周部7aに複数個の外周部掘削
ビット11と曲線施工および方向修正用のオーバカッタ13
が装備されている。外周部掘削ビットは通常固定されて
いるが、本実施例では外周部掘削ビット11をオーバーカ
ッタ13と同様にカッタ内部に設けられた油圧ジャッキ
(図示せず)によりカッタ径方向に伸縮可能な構造とし
て、ジャッキを伸ばしたときには外周部掘削ビット11の
掘削径が可動フード5の外径と少なくとも同径となり、
ジャッキを縮めることにより、可動フード5の前進時に
可動フード5の摺動範囲から退避できるようにしてい
る。
第2のシールド掘進機2に装備されている回転カッタ
8は、第4図に示すようなカッタスリット42から掘削土
砂を取込む面板付カッタ、あるいは第5図に示すような
カッタスポーク43の間から掘削土砂を取込む開放形カッ
タのいずれでもよいが、外周部8aはリング形状をなし、
その切羽側の一部の外径は第1のシールド掘進機1の可
動フード5の内径より小さく、反切羽側の一部の外径は
第2のシールド掘進機2のフード部(固定フード)4aの
内径より小さい。回転カッタ7と同様に、回転カッタ8
の外周部8aにも可動フード5の外径と少なくとも同一の
掘削径を持つカッタ径方向に伸縮可能な外周部掘削ビッ
ト12と、オーバカッタ14が設けられている。
次に、本実施例における地中接合の施工手順を第1〜
第3図により説明する。
(1) 回転カッタ7により地山を掘削し、シールドハ
ル3内で組立てられたセグメント33を反力受としてシー
ルドジャッキ31により推進してきた第1のシールド掘進
機1と、同様に回転カッタ8により地山を掘削し、シー
ルドハル4内で組立てられたセグメント34を反力受とし
てシールドジャッキ32により推進してきた第2のシール
ド掘進機2が予定の接合地点に到達し、所定距離の未掘
削部を残して向き合った状態を第1図に示す。この段階
で、各々のシールド掘進機1,2の周辺地山は、回転カッ
タ7,8の外周部掘削ビット11,12により可動フード5の外
径と少なくとも同径に掘削されている(図中、2点鎖線
44,45は外周部掘消ビット11,12の掘削範囲を示す)。
(2) 第2のシールド掘進機2の外周部掘削ビット12
を縮め、ギヤケース28を隔壁18に固定しているボルトを
抜き取ってカッタ中心軸16を坑内側に引き出し、回転カ
ッタ8を、その外周部8aの切羽側の一部を残してフード
部4a内に後退させる。この作業は、シールドハル4また
はセグメント34に固定されたジャッキ(図示せず)を用
いて行うことができる。
(3) 回転カッタ8を後退させた後またはそれと同時
に、第1のシールド掘進機1を、その回転カッタ7によ
り地山を掘削しながら、回転カッタ7と回転カッタ8が
干渉しない範囲で前進させる。これに伴い外周部掘削ビ
ット11による地山の掘削部も前方に伸び、外周部掘削ビ
ット12による既掘削部に近付く。すなわち、回転カッタ
8の後退と回転カッタ7前進によって、その間の未掘削
部を縮小することができる。第2図にこの状態を示す。
(4) 未掘削部が縮まったところで、第1のシールド
掘進機1の前進を止め、外周部掘削ビット11を縮めて可
動フード5の摺動範囲から退避させた後、突き出し用ジ
ャッキ40を作動させ、可動フード5を回転カッタ8外周
部の切羽側の一部とオーバラップする位置まで前進させ
る。第3図はオーバラップ完了した状態を示している。
(5) 回転カッタ8のリング状外周部8aと可動フード
5およびフード部4aとの間に形成されたオーバラップ部
の隙間aに注入口35から止水用注入材を注入し、止水す
る。
(6) 止水作業終了後、回転カッタ7,8の外周部を除
く内殻部と隔壁17,18を解体し、接合部内周をコンクリ
ート打設等により補強して、両側のトンネル坑内を連通
させることにより、工事を完了する。
本実施例では、外周部掘削ビット12がカッタ径方向に
伸縮可能で、地中接合時に可動フード5の摺動範囲から
退避するので、回転カッタ外周部8aと可動フード5のオ
ーバラップ長を大きくとることができる。
次に、請求項1記載のシールド工法の他の実施例を第
6図〜第8図により説明する。
第6図は第1図と同様の図面である。ただし、第2の
シールド掘進機2に装備されている回転カッタ8の外周
部掘削ビット12はリング形状をなす回転カッタ外周部8a
に固定して設けられており、回転カッタ外周部8aの外周
部掘削ビット12より反切羽側の部分の外径をフード部4a
の内径より小さくして、地中接合時に外周部掘削ビット
12がフード部4aの先端に当る位置まで回転カッタ8を後
退させる(第7図)。回転カッタ外周部8aの外周部掘削
ビット12より切羽側の部分の外径は可動フード5の内径
より小さくし、この部分を第1のシールド掘進機1から
突き出された可動フード5とオーバラップさせる(第8
図)。それ以外の構成および施工手順は第1〜第3図の
実施例と同一である。本実施例によれば、外周部掘削ビ
ット12を退避させる機構が不要で、構造を簡単化でき
る。
次に、請求項2記載のシールド工法の一実施例を第9
図〜第11図により説明する。
第9図〜第11図において、第1図のシールド掘進機お
よび第2のシールド掘進機2は、第1図〜第3図に示し
たシールド掘進機1,2と同様に構成されている。地中接
合の施工手順としては、シールド掘進機同士が所定距離
の未掘削部を残して向き合った状態(第9図)から、第
1のシールド掘進機1の外周部掘削ビット11を縮め、ギ
ヤケース27を隔壁17質に固定しているボルトを抜き取っ
てカッタ中心軸15を坑内側に引き出し、回転カッタ7を
ガイド6内に退避させる。その後、またはそれと同時
に、第2のシールド掘進機を、その回転カッタ8により
地山を掘削しながら、回転カッタ7と回転カッタ8が干
渉しない範囲で前進させる(第10図)。すなわち、回転
カッタ7,8の一方の後退と他方の前進によって未掘削部
を縮小する狙いは第1図〜第3図の実施例と同じであ
る。未掘削部が縮まったところで、第2のシールド掘進
機2の前進を止め、外周部掘削ビット12を縮めて、第1
のシールド掘進機1から可動フード5を突き出し、回転
カッタ8外周部の切羽側の一部とオーバラップさせる
(第11図)。その後の止水作業、トンネル連通作業につ
いては既述の通りである。
本実施例では外周部掘削ビット12を伸縮可能な構造と
しているが、第6図〜第8図の実施例と同様に外周部掘
削ビット12が固定された構造でも実施できることは言う
までもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、地中接合するシールド掘進機同士の
間の未掘削部を縮小し、それによって第1のシールド掘
進機から可動フードを突き出し第2のシールド掘進機の
回転カッタ外周部とオーバラップさせる際の貫入抵抗を
小さくすることができるので、凍結工法のように、多く
の工期と工費をかけることなく、また地中接合部の土質
により左右されることもなく、可動フードにより地中接
合部の土留と止水を確実に行い施工の安全を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は請求項1記載のシールド工法の一実施
例を示す縦断面図、第4図,第5図は外周部がリング形
状をなす回転カッタの正面図、第6図〜第8図は請求項
1記載のシールド工法の他の実施例を示す縦断面図、第
9図〜第11図は請求項2記載のシールド工法の一実施例
を示す縦断面図、第12は従来工法による地中接合の説明
図である。 1……第1のシールド掘進機、2……第2のシールド掘
進機、3,4……シールドハル、4a……フード部、5……
可動フード、7,8……回転カッタ、7a,8a……回転カッタ
外周部、11,12……外周部掘削ビット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 斉 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前田建設工業株式会社内 (72)発明者 久保田 五十一 東京都千代田区富士見2丁目10番26号 前田建設工業株式会社内 (72)発明者 土屋 清 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (72)発明者 高野 文哉 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (72)発明者 高橋 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭63−47499(JP,A) 特開 昭62−288298(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転カッタを備えたシールド掘進機同士の
    地中接合工事において、地中接合する2台のシールド掘
    進機のうち、第1のシールド掘進機にはシールドハル外
    筒部として構成された前方に摺動可能な可動フードを装
    備し、かつその回転カッタ外周部に前記可動フードの外
    径と少なくとも同一の掘削径を持ち、可動フードの摺動
    範囲より退避可能な外周部掘削ビットを設け、第2のシ
    ールド掘進機は隔壁に対して後退可能な回転カッタを備
    え、この回転カッタ外周部はリング形状となし、その切
    羽側の一部の外径を前記可動フードの内径より小さく
    し、かつその回転カッタ外周部に前記可動フードの外径
    と少なくとも同一の掘削径を持つ外周部掘削ビットを設
    け、地中接合時に第2のシールド掘進機の回転カッタ
    を、その外周部の切羽側の一部を残して第2のシールド
    掘進機のフード部内に後退させ、その後またはそれと同
    時に第1のシールド掘進機を、その回転カッタが第2の
    シールド掘進機の回転カッタと干渉しない範囲で地山を
    掘削しながら前進させ、さらに第1のシールド掘進機の
    回転カッタの外周部掘削ビットを退避させ、前記可動フ
    ードを前進させて第2のシールド掘進機の回転カッタ外
    周部の切羽側の一部とオーバラップさせ、前記可動フー
    ドにより地中接合部の周辺地山を支えた後、トンネル坑
    内を連通させることを特徴とするシールド工法。
  2. 【請求項2】回転カッタを備えたシールド掘進機同士の
    地中接合工事において、地中接合する2台のシールド掘
    進機のうち、第1のシールド掘進機にはシールドハル外
    筒部として構成された前方に摺動可能な可動フードを装
    備し、かつ隔壁に対して後退可能な回転カッタを備え、
    その回転カッタ外周部に前記可動フードの外径と少なく
    とも同一の掘削径を持ち、可動フードの摺動範囲より退
    避可能な外周部掘削ビットを設け、第2のシールド掘進
    機の回転カッタ外周部はリング形状となし、その切羽側
    の一部の外径を前記可動フードの内径より小さくし、か
    つその回転カッタ外周部に前記可動フードの外径と少な
    くとも同一の掘削径を持つ外周部掘削ビットを設け、地
    中接合時に第1のシールド掘進機の回転カッタの外周部
    掘削ビットを後退させて、その回転カッタを前記可動フ
    ード内に後退させ、その後またはそれと同時に第2のシ
    ールド掘進機を、その回転カッタが第1のシールド掘進
    機の回転カッタと干渉しない範囲で地山を掘削しながら
    前進させ、さらに、第1のシールド掘進機の前記可動フ
    ードを前進させて第2のシールド掘進機の回転カッタ外
    周部の切羽側の一部とオーバラップさせ、前記可動フー
    ドにより地中接合部の周辺地山を支えた後、トンネル坑
    内を連通させることを特徴とするシールド工法。
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JPH01278691A (ja) 1989-11-09

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