JPH1122897A - 物品支持装置 - Google Patents

物品支持装置

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JPH1122897A
JPH1122897A JP9195111A JP19511197A JPH1122897A JP H1122897 A JPH1122897 A JP H1122897A JP 9195111 A JP9195111 A JP 9195111A JP 19511197 A JP19511197 A JP 19511197A JP H1122897 A JPH1122897 A JP H1122897A
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JP9195111A
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English (en)
Inventor
Kenji Ueda
賢司 上田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの底板に足部材を取付けてプリンタ
を床面上に支持する支持装置であって、コストが低く、
足部材を容易に底板に取付けることができ、しかも足部
材が外れ難い支持装置を提案する。 【解決手段】 足部材1の上面4に、首部9と頭部10
を有する突部8を設け、底板3の第1の孔11に頭部1
0を通し、足部材1をスライドさせて首部9を第2の孔
12に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品支持面上に載
置される足部材を物品に取付けて当該物品を支持する物
品支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷
機、又はその複合機などとして構成される画像形成装置
や、AV機器に代表される電気製品を初めとして、家
具、書棚、工作機械など各種物品を、上記形式の物品支
持装置によって、床面や机面などの物品支持面上に載置
することは従来より周知である。
【0003】従来は、図22に例示するように、物品1
00Aの底板3Aにねじ20Aによって足部材1Aを固
定し、その足部材1Aを物品支持面2上に載置して物品
100Aを支持する形式の物品支持装置が広く使用され
ている。ところが、この形式の物品支持装置によると、
その構成部品数が多く、しかもねじ20Aによって足部
材1Aを底板3Aに取付ける必要があるため、その取付
作業に多くの手間と時間を必要とする欠点を免れない。
【0004】また、足部材の外周面に螺旋溝を形成し、
この足部材を直接、物品の底板に形成された取付孔にね
じ込んで固定する物品支持装置も提案されている。この
構成によると、ねじを用いることがないため、物品支持
装置の構成部品点数を減らし、そのコストを低減できる
が、足部材を物品に取付けるとき、その足部材を何回転
かさせる必要があるため、やはりその取付時の作業性が
低いものとならざるを得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、極め
て簡単かつ短時間で足部材を物品に取付けることのでき
る低コストな物品支持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の物品支持装置におい
て、足部材が、足本体と、該足本体に付設された突部と
を有し、前記物品には、前記足部材を当該物品に取付け
るとき、前記突部が挿入される第1の孔と、該第1の孔
に連通する第2の孔が形成され、該第2の孔は、前記第
1の孔に挿入した突部を第2の孔に移行させたとき、該
突部が第2の孔から、当該第2の孔の軸線方向に抜け出
ることを阻止できる大きさに形成されていることを特徴
とする物品支持装置を提案する(請求項1)。
【0007】その際、前記突部が、足本体に突設された
首部と、該首部の先端に設けられた頭部とを有し、該頭
部は、前記首部よりも、その半径方向に大きく形成さ
れ、前記首部は前記第1の孔と第2の孔に嵌合し得る大
きさに設定されていると共に、前記突部を第1の孔に挿
入して首部を第1の孔に嵌合させるとき、該突部の頭部
が第1の孔を通過でき、かつ該突部の首部を第2の孔に
移行させたとき、頭部が第2の孔から、当該第2の孔の
軸線方向に抜け出ることを阻止できるように、頭部の大
きさを設定すると有利である(請求項2)。
【0008】また、上記請求項1又は2に記載された物
品支持装置において、前記突部を第2の孔に移行させた
とき、当該突部を第2の孔に保持する保持手段を設ける
と有利である(請求項3)。
【0009】さらに、上記請求項3に記載された物品支
持装置において、前記保持手段が、前記物品の側に形成
されていて、前記突部を第1の孔から第2の孔に移行さ
せるとき、当該突部が当接し、該突部が第2の孔に嵌合
したとき、その突部に係合して当該突部を第2の孔に保
持する突起によって構成されていると有利である(請求
項4)。
【0010】また、上記請求項4に記載された物品支持
装置において、前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行
するとき、前記突起に当った突部の部分が塑性変形する
ように、当該突起の先端が鋭利に形成されていると有利
である(請求項5)。
【0011】さらに、上記請求項4又は5に記載された
物品支持装置において、前記突部が第1の孔から第2の
孔へ移行するとき、前記突起が突部から受ける外力によ
って塑性変形するように当該突起の材質が設定されてい
ると有利である(請求項6)。
【0012】また、上記請求項4に記載された物品支持
装置において、前記突起が第2の孔に向けて突出してい
ると有利である(請求項7)。
【0013】また、上記請求項4乃至7のいずれかに記
載された物品支持装置において、前記突起が、前記物品
の一部によって片持梁状に形成されたアームの先端部に
形成され、前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行する
際に当該突部が前記突起に当ったとき、該突部から受け
る外力によって、前記アームが突部の移行路から逃げる
ように、当該アームを弾性変形可能に構成し、第2の孔
へ移行し終えた突部が第1の孔へ向けて移行しようとし
たときの方が、第1の孔から第2の孔へ移行する突部が
前記突起に当接したときよりも、前記アームが突部の移
行路から逃げる方向に弾性変形し難くなるように、前記
突起の形状を設定すると有利である(請求項8)。
【0014】さらに、上記請求項8に記載された物品支
持装置において、前記突部が第1の孔から第2の孔へ移
行するときに、該突部が当接する側の突起縁とその突部
の移行方向とのなす角度をθ1、第2の孔を向いた側の
突起縁と突部の移行方向とのなす角度をθ2としたと
き、θ1<θ2に設定されていると有利である(請求項
9)。
【0015】また、上記請求項9に記載された物品支持
装置において、前記角度θ1を90°よりも小なる角度
に設定すると有利である(請求項10)。
【0016】さらに、上記請求項1乃至10のいずれか
に記載された物品支持装置において、前記足部材の足本
体に案内軸を突設すると共に、該案内軸が嵌合するガイ
ド孔を物品側に形成し、前記突部を第1の孔に挿入する
と共に、前記案内軸をガイド孔に嵌合し、足部材をその
案内軸の中心軸線のまわりに回転させたとき、前記突部
が第1の孔から第2の孔へ移行するように、当該第1の
孔と第2の孔の位置を設定すると有利である(請求項1
1)。
【0017】また、上記請求項1乃至10のいずれかに
記載された物品支持装置において、物品側に案内軸を突
設すると共に、その案内軸が嵌合するガイド孔を足部材
の足本体に形成し、前記突部を第1の孔に挿入すると共
に、前記案内軸をガイド孔に嵌合し、足部材をその案内
軸の中心軸線のまわりに回転させたとき、前記突部が第
1の孔から第2の孔へ移行するように、当該第1の孔と
第2の孔の位置を設定すると有利である(請求項1
2)。
【0018】さらに、上記請求項1乃至12のいずれか
に記載された物品支持装置において、物品側に円形のガ
イド部を形成し、足部材の突部を第1の孔に挿入すると
共に、該足部材の足本体を前記ガイド部のガイド面に合
致させ、該足部材をガイド面の中心軸線のまわりに回転
させたとき、前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行す
るように、当該第1の孔と第2の孔の位置を設定すると
有利である(請求項13)。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0020】図1は、物品の一例であるプリンタ100
を示し、このプリンタ100は、その本体フレームの底
板に取付けられた4個の足部材(図1には3個の足部材
のみを示す)1を有する物品支持装置を介して、床面や
机面などの物品支持面2上に支持されている。多くの場
合、プリンタや複写機などの物品は、3個以上、通常は
4個の足部材を介して支持面上に支持される。
【0021】図2は、図1に示した1つの足部材1を示
す部分断面正面図であり、この足部材1は、後述するよ
うにプリンタ100の本体フレーム底板3に取付けら
れ、物品支持面2上に載置される。これにより、プリン
タ100を物品支持面2上に安定した状態に載置し、そ
の滑り動きを防止することができる。このように、物品
支持装置は、物品支持面2上に載置される足部材1を、
物品、この例ではプリンタ100に取付けて、当該物品
を支持する用をなす。
【0022】図3は、上述の足部材1をプリンタ100
の底板3に取付ける前の様子をその底板3の上方側から
示した斜視図であり、図4は足部材単体の正面図であ
る。これらの図から判るように、足部材1は、上面4と
下面5と周面6を有する足本体7と、その足本体7の上
面に付設された突部8とを有している。図示した例で
は、2個の突部8が足本体7に付設されているが、その
数は1又は3個以上であってもよい。各足部材1に少な
くとも1つの突部8が設けられる。また本例の突部8は
足本体7に一体に形成されているが、これらをそれぞれ
別部材によって構成し、その両者を不動に固定してもよ
いし、突部8を足本体7に対して離脱しないように、か
つ回転可能に組付けてもよい。
【0023】さらに本例の突部8は、足本体7に一体に
突設された首部9と、その首部9の先端に一体に設けら
れた頭部10とを有し、該頭部10は、首部9よりも、
その半径方向に大きく形成されている。図4に示すよう
に、頭部10の直径をd1、首部9の直径をd2とした
とき、d1>d2となる。また首部9の高さhは、底板
3の板厚t(図2)とほぼ等しいか、又はこれよりも若
干大きく設定されている。
【0024】一方、プリンタ100の底板3には、図3
及び図5に明示するように、物品支持装置の一部を構成
する第1の孔11と、これに連通する第2の孔12とが
形成され、これらの孔11,12は、足部材1の突部8
の数に対応する数、本例では2個ずつ形成されている。
この例では、第1の孔11と第2の孔12が共に円形に
形成され、第1の孔11の直径は、足部材1の頭部10
の直径d1よりも大きく形成されている。また第2の孔
12の直径は、首部9の直径d2とほぼ同じか、又はこ
れよりも若干大きく形成され、かつ頭部10の直径d1
よりも小さく形成されている。また、第1の孔11と第
2の孔12の間には、第2の孔12の直径とほぼ等しい
幅の連通孔13が形成され、この連通孔13を介して第
1の孔11と第2の孔12が連通している。図5に示す
ように、第1の孔11の直径をD1、第2の孔12の直
径をD2、連通孔13の幅をW1としたとき、D1>d
1>d2で、かつd1>D2≒d2≒W1を満たす。
【0025】足部材1を底板3に取付けるには、図3に
示すように、足部材1の突部8がプリンタ100の底板
3を向くように、その足部材1を底板3の下方に配置
し、次いでその足部材1を図3に矢印Aで示すように持
ち上げ、その頭部10を第1の孔11に挿入する。この
ようにして、図6に示すように、頭部10をプリンタ1
00の本体内部側に突入させ、首部9を第1の孔11に
嵌合させる。この状態から、足部材1を矢印Bで示すよ
うに第2の孔12へ向けてスライドさせ、その首部9
を、連通孔13を通して第2の孔12に移行させ、当該
第2の孔12に嵌合させる。このようにして全ての足部
材1の取付作業を行い、足部材の取付作業を完了する。
【0026】このとき、図2に示すように、足部材1の
頭部10の直径は、第2の孔12の直径よりも大きく形
成されているので、底板3が頭部10と足本体7の上面
4との間に挟まれた状態となり、突部8が第2の孔12
から、その孔12の軸線方向に抜け出ることはなく、足
部材1は底板3に取付けられたままとなる。この状態
で、4個の足部材1の下面5を物品支持面2上に載せ、
プリンタ100をその支持面上に安定状態で支持するこ
とができる。上述したところと逆の操作によって、足部
材1を底板3から取外すことができる。
【0027】上述のように、極く簡単に、しかも短時間
で足部材1を底板3に取付け、又はこれを取外すことが
できる。ねじを回わしたり、足部材を何回も回転させる
ような煩雑な作業は不要である。しかも底板3に取付け
た足部材1が第2の孔12から、その軸線方向に脱落す
ることを阻止できる。足部材1は、例えばゴム、軟質合
成樹脂などの弾性材料、又は金属、硬質合成樹脂などの
剛体により構成され、また底板3は、金属板、樹脂板な
どから構成される。
【0028】上述のように、本例の物品支持装置は、そ
の足部材1が、足本体7と、該足本体7に付設された突
部8とを有し、プリンタ100より成る物品には、足部
材1をその物品に取付けるとき、突部8が挿入される第
1の孔11と、その第1の孔11に連通する第2の孔1
2が形成され、該第2の孔12は、第1の孔11に挿入
した突部8を第2の孔12に移行させたとき、該突部8
が第2の孔12から、当該第2の孔12の軸線方向に抜
け出ることを阻止できる大きさに形成されている。
【0029】より具体的に示すと、突部8が、足本体7
に突設された首部9と、該首部9の先端に設けられた頭
部10とを有し、該頭部10は、首部9よりも、その半
径方向に大きく形成され、首部9は第1の孔11と第2
の孔12に嵌合し得る大きさに設定されていると共に、
突部8を第1の孔11に挿入して首部9を第1の孔11
に嵌合させるとき、該突部8の頭部10が第1の孔11
を通過でき、かつ該突部8の首部9を第2の孔12に移
行させたとき、頭部10が第2の孔12から、当該第2
の孔12の軸線方向に抜け出ることを阻止できるよう
に、頭部10の大きさが設定されている。
【0030】ところで、上述した構成の物品支持装置だ
けでも、プリンタ100を物品支持面2上に支持するこ
とができるが、上記構成だけであると、支持されたプリ
ンタ100に対し、例えば図1に矢印P1,P2又はP
3で示すような外力が加えられたとき、足部材1が第2
の孔12から第1の孔11の側へずれ動くおそれがあ
る。
【0031】そこで、本例の物品支持装置には、足部材
1の突部8を前述のように第2の孔12に移行させたと
き、その突部8を第2の孔12に保持する保持手段が設
けられている。かかる保持手段は各種形態に構成できる
が、図1乃至図6に示した例では、保持手段が、プリン
タ100の底板3に形成された突起14によって構成さ
れている。この突起14は第1の孔11と第2の孔12
の中間領域に設けられ、図5に示すように、この突起1
4と、これに対向する底板部分との間の幅W2は、足部
材1の首部9の直径d2よりも若干小さく設定されてい
る。
【0032】前述のように突部8の首部9を第1の孔1
1から、連通孔13を通して第2の孔12に移行させる
とき、その首部9は突起14に当接し、ここを乗り越え
て第2の孔12に至る。首部9が第2の孔12に嵌合し
終えると、突起14は、首部9に係合し、当該首部9が
第2の孔12から第1の孔11へ向けて容易には移動し
ないように保持する。このため、例えば図1に矢印P
1,P2又はP3で示すように、物品支持面2上に足部
材1を介して支持されたプリンタ100を引いたり、こ
れを回わしたときも、突部8が第2の孔12から外れて
第1の孔11の方へ移行することを阻止でき、足部材1
を常に所定の取付位置に保持しておくことができる。
【0033】また足部材1を取外すときは、図2に矢印
Cで示した向きに、その足部材1に対して、大きな力を
加えれば、首部9は突起14を乗り越えて第1の孔11
の方へ移行するので、足部材1を底板3から外すことが
できる。足部材1を第2の孔12にセットし、或いはこ
れを第2の孔12から外すときに要する力は、足部材
1、特にその首部9と、突起14の硬度や、突起14の
形状によって決めることができる。またその力の大きさ
を、プリンタ100を通常使用しているときに、これに
外力P1,P2,P3(図1)が作用しても足部材1が
第2の孔12から外れないように設定すればよい、
【0034】図3に示した例では、1つの第2の孔12
に対して1つの突起14を設けたが、図7に示すよう
に、互いに対向する一対の突起14を設け、これらによ
って、突部8の首部9を第2の孔12に保持することも
できる。
【0035】上述のように、本例の物品支持装置は、そ
の保持手段が、プリンタ100より成る物品の側に形成
されていて、突部8の首部9を第1の孔11から第2の
孔12に移行させるとき、当該突部8の首部9が当接
し、該突部8の首部9が第2の孔12に嵌合したとき、
その突部8の首部9に係合して当該突部8を第2の孔1
2に保持する突起14によって構成されている。
【0036】上述した構成において、首部9が突起14
を乗り越えるように通過するとき、両者の当接部の少な
くとも一方を弾性変形させ、首部9が突起14の部位を
円滑に通過できるように構成することができる。例え
ば、前述のように、足部材をゴムなどの弾性体によって
構成し、底板3を鋼板等の剛体によって構成すれば、足
部材1の首部9が突起14を通るとき、主として首部9
が弾性変形する。また足部材1を剛体により構成し、底
板3を合成樹脂板などの弾性変形しやすい材料によって
構成すれば、首部9が突起14を通るとき、主として底
板3の方が弾性変形し、その首部9の通過を許容する。
足部材11を弾性体により、また底板3を上述の如き樹
脂板により構成すれば、両者を弾性変形させることもで
きる。
【0037】上述した構成に対し、突部8が第1の孔1
1から第2の孔12へ移行するとき、突起14に当った
突部8の部分、本例ではその首部9の部分が塑性変形す
るように、その突起14の先端を鋭利に形成することも
有利である。
【0038】例えば、図8に示すように突起14の先端
を鋭角に形成し、或いはその先端が極く小さな曲率半径
を有するように形成する。また、かかる突起14を構成
する底板3を鋼板などの高剛性材料により構成すると共
に、足部材1の少なくとも首部9を塑性変形しやすい弾
性材によって構成する。かかる首部9が第1の孔11か
ら第2の孔12へ移行するとき、首部9が突起14に当
り、その突起14の先端から受ける外力によって、首部
9の部分が塑性変形する。これにより、図8に示すよう
に、首部9に塑性変形によるバリ状の小突片15が形成
され、首部9が第2の孔12に嵌合したとき、その小突
片15が突起14に対向する。
【0039】プリンタ100の通常の使用時に、このプ
リンタに対して、前述のP1,P2,P3の如き外力が
加えられ、足部材1に対し、これが第2の孔12から抜
け出す向きの力が作用したとき、上述の小突片15が突
起14に係合し、足部材1が第2の孔12から第1の孔
11の側へずれ動くことを阻止する抵抗が高められる。
これにより、足部材1が第2の孔12から外れることを
阻止できる。このように、足部材1を一旦第2の孔12
にセットし終えると、非常に大きな力を足部材1に加え
ない限り、その足部材1が第2の孔12から離脱するこ
とはない。
【0040】また、足部材1の取付時に、突部8の首部
9が第1の孔11から第2の孔12へ移行するとき、突
起14の方が、突部8の首部9から受ける外力によって
塑性変形するように、その突起14の材質を設定するこ
とも有利である。その際、突部8の首部9は、塑性変形
してもよいし、単に弾性変形するだけであってもよい。
【0041】例えば、足部材1の少なくとも首部9を金
属などの高剛性材料により構成すると共に、突起14を
塑性変形しやすい樹脂材料によって構成する。そして、
足部材1を取付けるべく、その突部8を第1の孔11か
ら第2の孔12に移行させるとき、首部9に当接する突
起14を図9に示すように塑性変形させる。このとき、
その塑性変形後の突起14は、先端が鋭利に尖った状態
で第2の孔12の方を向いて突出する。このため、プリ
ンタ100の使用時に、第2の孔12に嵌合した足部材
1に対して、第1の孔11の側へ向く外力が加えられた
としても、首部9は、第2の孔12に向けて突出する突
起14に係合するので、足部材1が第2の孔12から第
1の孔11の側へ離脱することを防止できる。このよう
にして、足部材1を一旦、第2の孔12にセットする
と、この足部材1に大きな力を加えない限り、これを第
2の孔12から外すことはできず、足部材1の不本意な
離脱を阻止できる。この場合も、足部材1を第2の孔1
2にセットし、又は外すときに必要とされる力は、足部
材1の硬度や突起14の形状などによって決めることが
できる。
【0042】足部材1を第2の孔12にセットすると
き、突起14を塑性変形させると共に、突部8の首部9
の方も塑性変形させるように構成すれば、プリンタ10
0の使用時に、これに外力を加えたとき、首部9が第2
の孔12から離脱することをより確実に阻止することが
できる。
【0043】また、突起14の形態を最初から図9に示
すように設定しておくことも有利である。先端が鋭利に
尖った突起14が、第2の孔12に向けて突出している
ように、当該突起14を形成するのである。この構成に
よれば、突部8の首部9を第1の孔11から第2の孔1
2へ移行させるとき、突起14を塑性変形させなくと
も、突部8が第2の孔12に移行し終えたとき、その突
起14の鋭利な先端が第2の孔12を向けて突出してい
るので、突部8を第2の孔12から第1の孔11の側へ
離脱させ難くすることができる。しかも突部8が第1の
孔11から第2の孔12へ移行するときは、その突部8
の首部9に大きな抵抗が作用することを阻止でき、小さ
な力で円滑に突部8を第2の孔12へ移行させることが
できる。
【0044】図10に示す例においては、突起14が、
物品、本例ではプリンタ100の底板3の一部によって
片持梁状に形成されたアーム16の先端部に形成されて
いる。そして、先に説明したように足部材1を底板3に
取付けるとき、その突部8の首部9が第1の孔11から
第2の孔12へ移行する際に、当該突部8の首部9が突
起14に当ったとき、該突部8から受ける外力によっ
て、アーム16が突部8の移行路から逃げるように、当
該アーム16が弾性変形可能に構成されている。しか
も、第2の孔12へ移行し終えた突部8の首部9が第1
の孔11へ向けて移行しようとしたときの方が、第1の
孔11から第2の孔12へ移行する突部8の首部9が突
起14に当接したときよりも、アーム16が突部8の移
行路から逃げる方向に弾性変形し難くなるように、突起
14の形状が設定されている。底板3を、例えば樹脂に
より構成することにより、アーム16を弾性変形させや
すくすることができる。他の基本構成は先に説明した各
実施形態例の構成と変りはない。
【0045】図10に示した構成によれば、足部材1の
取付時に、突部8の首部9を第1の孔11から第2の孔
12へ移行させるとき、その首部9が突起14に当るこ
とによって、アーム16は、図9に矢印Dで示す向き、
すなわち突部8の移行路から逃げる向きに弾性的に曲げ
変形するので、小さな力で足部材1の突部8を第2の孔
12にセットすることができる。
【0046】また、足部材1が第2の孔12へ移行し終
え、首部9が第2の孔12に嵌合した後、プリンタ10
0の使用時に、足部材1に対して、第2の孔12から第
1の孔11の側へ向く外力が加えられたときは、アーム
16は弾性変形し難いため、首部9が第2の孔12から
不用意に離脱する不具合を阻止できる。足部材1に大き
な力を加えることによってのみ、これを第2の孔12か
ら外し、足部材1を底板3から離脱できるのである。
【0047】その際、図11に示すように、足部材1の
突部8が第1の孔11から第2の孔12へ移行するとき
に、その突起8の首部9が当接する側の突起縁(突起1
4の一方の縁部)17とその突部8の移行方向とのなす
角度をθ1、第2の孔12を向いた側の突起縁(突起1
4の他方の縁部)18と突部8の移行方向とのなす角度
をθ2としたとき、θ1<θ2に設定すると、突部8が第
1の孔11から第2の孔12へ移行するとき、その首部
9が突起14の一方の突起縁17を滑らかに押圧して、
アーム16を容易に弾性変形させることができる。これ
により、足部材1を小さな力で第1の孔11から第2の
孔12へ移行させることができ、しかもその後は、首部
9が突起14の他方の突起縁18に当っても、アーム1
6は容易には弾性変形せず、足部材1の突部8を第2の
孔12に安定した状態で保持することができる。その
際、上記角度θ1を90°よりも小なる角度に設定する
と、首部9は特に突起縁17を小なる力で滑らかに押圧
することができ、アーム16を容易に弾性変形させるこ
とができる。
【0048】ところで、以上説明した各実施形態例で
は、足部材1を底板3に取付けるとき、その足部材1を
直線状にスライドさせ、突部8を第1の孔11から第2
の孔12に移行させたが、足部材1を曲線状の軌跡に沿
って動かし、或いは回転させて、その突部8を第1の孔
11から第2の孔12へ移行させることもできる。
【0049】図12及び図13は、足部材1を回転させ
てプリンタ100の底板3に取付ける例を示す。この例
では、図13に示すように、底板3の基準点Eを中心と
した円弧上に、第1及び第2の孔11,12が適数、図
の例では2つずつ形成されている。そして、先に説明し
た実施形態例と全く同じく、各第1の孔11に、図12
に示した足部材1の突部8を挿入し、その首部9を第1
の孔11に嵌合する。次いで、足部材1を基準点Eを中
心として回転させ、突部8を第1の孔11から第2の孔
12へ移行させ、首部9を第2の孔12に嵌合させる。
【0050】このように足部材1を回転させて底板3に
取付ける物品支持装置において、図12に示すように、
足部材1の足本体7の上面4に案内軸19を突設し、物
品側、本例ではプリンタの底板3に上記案内軸19が嵌
合するガイド孔20を形成すると好都合である。ガイド
孔20の中心は、前述の基準点Eに合致し、また案内軸
19は円柱状に形成され、その直径はガイド孔20の直
径とほぼ等しいか、又はこれよりも若干小さく形成され
る。案内軸19は、足本体7に一体に形成してもよい
し、案内軸19が足本体7に対して回転できるように足
本体7に組付けてもよいが、両者が離脱しないように組
付ける必要がある。
【0051】図12に示した突部8を図13に示した第
1の孔11に挿入して、首部9を第1の孔11に嵌合さ
せると同時に、案内軸19をガイド孔20に嵌合する。
そして、足部材1を案内軸19の中心軸線、すなわち前
述の基準点Eのまわりに回転させる。このとき、突部8
の首部9が第1の孔11から第2の孔12へ移行し、そ
の首部9が第2の孔12に嵌合するように、第1の孔1
1と第2の孔12の位置が設定されている。
【0052】他の基本構成は、図1乃至図11に示した
先の各実施形態例と実質的に変りはなく、突部8の首部
9が第2の孔12に移行すると、その頭部10が第2の
孔12よりも大きく形成されているので、足部材1が底
板3から第2の孔12の軸線方向に離脱せず、しかも突
起14の作用によって、プリンタ100の通常の使用状
態では、突部8が第2の孔12から第1の孔11の側へ
外れることが阻止される。
【0053】上記構成によれば、足部材1を底板3に取
付けるべく、その足部材1を回転させるとき、案内軸1
9がガイド孔20に嵌合するので、足部材1を容易に、
かつ正しく回転させ、これを確実に底板3に取付けるこ
とができる。しかも、足部材1を底板3に取付けてプリ
ンタ100を使用する際、そのプリンタ100に対し
て、図1に矢印P1,P2,P3で示した如き外力が加
えられたとき、ガイド孔20に嵌合した案内軸19に力
が作用する。このため、足部材1の突部8が第2の孔1
2から第1の孔11の側へ外れることを効果的に阻止す
ることができ、足部材1の離脱をより確実に防止するこ
とができる。また足部材1を底板3から外すときは、足
部材1を案内軸19のまわりに回転させることによっ
て、容易に足部材1を底板3から離脱することができ
る。
【0054】図12及び図13に示した構成を少し変
え、図14及び図15に示すように、プリンタ100よ
り成る物品の側に案内軸119を突設すると共に、その
案内軸119が嵌合するガイド孔120を足部材1の足
本体7に形成することもできる。そして、突部8を第1
の孔11に挿入すると共に、上記案内軸119をガイド
孔120に嵌合する。次いで、足部材1を案内軸119
の中心軸線のまわりに回転させる。このとき、突部8の
首部9が第1の孔11から第2の孔12へ移行するよう
に、当該第1の孔11と第2の孔12の位置を設定す
る。この構成によっても、図12及び図13に示した構
成と同じ作用効果を奏することができる。図14及び図
15に示した実施形態例の他の基本構成も、図1乃至図
11に示した例と実質的に変りはない。
【0055】また、以上説明した各実施形態例の構成に
次の構成を付加することもできる。すなわち、図16及
び図17に示すように、プリンタ100の底板3に、円
形の突条より成るガイド部21を形成し、足部材1の足
本体7の上面4を円形に形成する。ガイド部21の内径
は、足本体7の上面4の直径とほぼ等しいか、又はこれ
よりも若干大きく形成されている。また第1及び第2の
孔11,12は、ガイド部21の内周面により形成され
たガイド面22の中心軸線E1を中心とした円弧に沿っ
て形成されている。
【0056】足部材1を底板3に取付けるときは、足部
材1の突部8を第1の孔11に挿入してその首部9を第
1の孔11に嵌合させると同時に、足部材1の円形の上
面4をガイド部21の円形なガイド面22に合致させ
る。この状態で足部材1をガイド面21の中心軸線E1
のまわりに回転させ、突部8の首部9を第1の孔11か
ら第2の孔12に移行させ、その首部9を、第2の孔1
2に嵌合させる。この例においても、他の基本構成は先
に説明した各実施形態例と実質的に変りはなく、足部材
1を上述のように底板3に組付けた後は、突部8が第2
の孔12から、その軸線方向に外れることが阻止され、
突起14によって突部8が容易に第2の孔12から第1
の孔11の側に外れることが阻止される。
【0057】上記構成によれば、足部材1を底板3に取
付けるべく、これを回転させるとき、この足部材1をガ
イド面22によって案内しながら容易にかつ正しく回転
させることができる。しかも足部材1を底板3に取付け
た後、プリンタ100をずらしたようなとき、底板3の
ガイド面22に力が伝えられるので、突部8が第2の孔
12から第1の孔11へ向けて外れることを確実に阻止
できる。足部材1を底板3から外すときは、これを回転
させることによって、その足部材1を容易に取り外すこ
とができる。
【0058】また、図18に示すように、プリンタ10
0の底板3に円形の溝より成るガイド部を形成し、その
ガイド面122に、足部材1の足本体7の上面4に突設
した円形の突条23を摺動自在に嵌合し、上述したとこ
ろと全く同様にして、足部材1を底板3に取付けること
もできる。
【0059】上述のように図16乃至図18に示した実
施形態例では、プリンタ100より成る物品の側に円形
のガイド部21を形成し、足部材1の突部8を第1の孔
11に挿入すると共に、該足部材1の足本体7を前記ガ
イド部21のガイド面22,122に合致させ、該足部
材1をガイド面22,122の中心軸線E1のまわりに
回転させたとき、前記突部8が第1の孔11から第2の
孔12へ移行するように、当該第1の孔11と第2の孔
12の位置が設定されている。
【0060】以上説明した実施形態例では、足部材1の
突部8を第2の孔12に移行させたとき、その突部8を
第2の孔12に保持する保持手段を、底板3自体に形成
した突起14によって構成したが、図19に示すよう
に、底板3に固着した爪部材24によって突起14を形
成したり、図20に示すように、保持部材25を底板3
に固着し、又は回転可能に支持し、これによって保持手
段を構成したり、図21に示すように、底板3に板ばね
26を固定し、これによって保持手段を構成することも
できる。これらの爪部材24、保持部材25又は板ばね
26も物品の一要素を構成するものである。
【0061】また、足部材が、物品支持面上に転動可能
に載置されるキャスタを有する足本体を備えているとき
にも本発明を適用することができる。
【0062】さらに、本発明は、プリンタに限らず、先
に例示した各種物品、又はその他の物品の支持装置にも
適用できるものである。
【0063】
【発明の効果】請求項1又は2に記載の物品支持装置に
よれば、構成要素数が少なく、しかも容易に足部材を物
品側に取付けることができる。
【0064】請求項3に記載の物品支持装置によれば、
足部材を物品側に取付けたとき、その足部材の突部が第
2の孔から第1の孔の側へ容易に外れてしまう不具合を
阻止できる。
【0065】請求項4乃至10に記載の物品支持装置に
よれば、簡単な構成によって、突部をより確実に第2の
孔に保持することができる。
【0066】請求項11乃至13に記載の物品支持装置
によれば、足部材をより簡単に物品側に取付けることが
でき、しかもその突部が第2の孔から第1の孔へ向けて
簡単に外れてしまう不具合をより確実に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品の一例であるプリンタの外観斜視図であ
る。
【図2】プリンタの底板に取付けられた足部材を示す部
分断面正面図である。
【図3】足部材を底板に取付ける前の様子を示す斜視図
である。
【図4】足部材単体の正面図である。
【図5】第1の孔と第2の孔を、底板の上方から見たと
きの平面図である。
【図6】足部材の首部を第1の孔に嵌合したときの部分
正面断面図である。
【図7】突起を2つ設けた例を示す部分断面平面図であ
る。
【図8】突起によって足部材の首部を塑性変形させる例
を示す部分断面平面図である。
【図9】足部材によって突起を塑性変形させる部分断面
平面図である。
【図10】突起をアームの先端に形成した例を示す部分
断面平面図である。
【図11】図10に示した突起の拡大図である。
【図12】足部材に案内軸を設けた例を示す斜視図であ
る。
【図13】案内軸が嵌合するガイド孔を有する底板を、
その下方から見た図である。
【図14】ガイド孔を形成した足部材の斜視図である。
【図15】図14に示したガイド孔に嵌合する案内軸を
有する底板を下方から見た図である。
【図16】円形のガイド部を形成した底板を下方から見
た図である。
【図17】図16に示したガイド部に足部材を嵌合した
ときの様子を示す部分断面正面図である。
【図18】底板に形成した円形溝より成るガイド部に足
部材の突条を嵌合したときの様子を示す部分断面正面図
である。
【図19】爪部材によって突起を構成した例を示す平面
図である。
【図20】底板に保持部材を設けた例を示す平面図であ
る。
【図21】底板に板ばねを設けた例を示す平面図であ
る。
【図22】従来の物品支持装置の断面図である。
【符号の説明】
1 足部材 2 物品支持面 7 足本体 8 突部 9 首部 10 頭部 11 第1の孔 12 第2の孔 14 突起 16 アーム 17 突起縁 18 突起縁 19 案内軸 20 ガイド孔 21 ガイド部 22 ガイド面 119 案内軸 120 ガイド孔 122 ガイド面 E1 中心軸線

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品支持面上に載置される足部材を物品
    に取付けて当該物品を支持する物品支持装置において、 前記足部材が、足本体と、該足本体に付設された突部と
    を有し、前記物品には、前記足部材を当該物品に取付け
    るとき、前記突部が挿入される第1の孔と、該第1の孔
    に連通する第2の孔が形成され、該第2の孔は、前記第
    1の孔に挿入した突部を第2の孔に移行させたとき、該
    突部が第2の孔から、当該第2の孔の軸線方向に抜け出
    ることを阻止できる大きさに形成されていることを特徴
    とする物品支持装置。
  2. 【請求項2】 前記突部が、足本体に突設された首部
    と、該首部の先端に設けられた頭部とを有し、該頭部
    は、前記首部よりも、その半径方向に大きく形成され、
    前記首部は前記第1の孔と第2の孔に嵌合し得る大きさ
    に設定されていると共に、前記突部を第1の孔に挿入し
    て首部を第1の孔に嵌合させるとき、該突部の頭部が第
    1の孔を通過でき、かつ該突部の首部を第2の孔に移行
    させたとき、頭部が第2の孔から、当該第2の孔の軸線
    方向に抜け出ることを阻止できるように、頭部の大きさ
    を設定した請求項1に記載の物品支持装置。
  3. 【請求項3】 前記突部を第2の孔に移行させたとき、
    当該突部を第2の孔に保持する保持手段を設けた請求項
    1又は2に記載の物品支持装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段が、前記物品の側に形成さ
    れていて、前記突部を第1の孔から第2の孔に移行させ
    るとき、当該突部が当接し、該突部が第2の孔に嵌合し
    たとき、その突部に係合して当該突部を第2の孔に保持
    する突起によって構成されている請求項3に記載の物品
    支持装置。
  5. 【請求項5】 前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行
    するとき、前記突起に当った突部の部分が塑性変形する
    ように、当該突起の先端が鋭利に形成されている請求項
    4に記載の物品支持装置。
  6. 【請求項6】 前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行
    するとき、前記突起が突部から受ける外力によって塑性
    変形するように当該突起の材質が設定されている請求項
    4又は5に記載の物品支持装置。
  7. 【請求項7】 前記突起が第2の孔に向けて突出してい
    る請求項4に記載の物品支持装置。
  8. 【請求項8】 前記突起が、前記物品の一部によって片
    持梁状に形成されたアームの先端部に形成され、前記突
    部が第1の孔から第2の孔へ移行する際に当該突部が前
    記突起に当ったとき、該突部から受ける外力によって、
    前記アームが突部の移行路から逃げるように、当該アー
    ムを弾性変形可能に構成し、第2の孔へ移行し終えた突
    部が第1の孔へ向けて移行しようとしたときの方が、第
    1の孔から第2の孔へ移行する突部が前記突起に当接し
    たときよりも、前記アームが突部の移行路から逃げる方
    向に弾性変形し難くなるように、前記突起の形状を設定
    した請求項4乃至7のいずれかに記載の物品支持装置。
  9. 【請求項9】 前記突部が第1の孔から第2の孔へ移行
    するときに、該突部が当接する側の突起縁とその突部の
    移行方向とのなす角度をθ1、第2の孔を向いた側の突
    起縁と突部の移行方向とのなす角度をθ2としたとき、
    θ1<θ2に設定されている請求項8に記載の物品支持装
    置。
  10. 【請求項10】 前記角度θ1を90°よりも小なる角
    度に設定した請求項9に記載の物品支持装置。
  11. 【請求項11】 前記足部材の足本体に案内軸を突設す
    ると共に、該案内軸が嵌合するガイド孔を物品側に形成
    し、前記突部を第1の孔に挿入すると共に、前記案内軸
    をガイド孔に嵌合し、足部材をその案内軸の中心軸線の
    まわりに回転させたとき、前記突部が第1の孔から第2
    の孔へ移行するように、当該第1の孔と第2の孔の位置
    を設定した請求項1乃至10のいずれかに記載の物品支
    持装置。
  12. 【請求項12】 物品側に案内軸を突設すると共に、そ
    の案内軸が嵌合するガイド孔を足部材の足本体に形成
    し、前記突部を第1の孔に挿入すると共に、前記案内軸
    をガイド孔に嵌合し、足部材をその案内軸の中心軸線の
    まわりに回転させたとき、前記突部が第1の孔から第2
    の孔へ移行するように、当該第1の孔と第2の孔の位置
    を設定した請求項1乃至10のいずれかに記載の物品支
    持装置。
  13. 【請求項13】 物品側に円形のガイド部を形成し、足
    部材の突部を第1の孔に挿入すると共に、該足部材の足
    本体を前記ガイド部のガイド面に合致させ、該足部材を
    ガイド面の中心軸線のまわりに回転させたとき、前記突
    部が第1の孔から第2の孔へ移行するように、当該第1
    の孔と第2の孔の位置を設定した請求項1乃至12のい
    ずれかに記載の物品支持装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004074592A (ja) * 2002-08-19 2004-03-11 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2004104008A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Ricoh Co Ltd ロック機構付きカバー
US8965258B2 (en) 2012-09-14 2015-02-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device including a guide member for guiding a sheet to a fixing area and image forming apparatus including the same
KR20180061799A (ko) * 2016-11-30 2018-06-08 주식회사 한화 결합돌기와 결합홈을 적용한 자탄의 체결구조

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