JP3183134B2 - 便座取付装置 - Google Patents

便座取付装置

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JP3183134B2
JP3183134B2 JP30129095A JP30129095A JP3183134B2 JP 3183134 B2 JP3183134 B2 JP 3183134B2 JP 30129095 A JP30129095 A JP 30129095A JP 30129095 A JP30129095 A JP 30129095A JP 3183134 B2 JP3183134 B2 JP 3183134B2
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俊介 川添
上原  智
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株式会社イナックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便座あるいはさらに
便蓋を便器に取り付けるための便座取付装置に関する。
詳しくは、便器に固定される固定部材と、該固定部材に
着脱自在な便座支持部材とからなり、該便座支持部材に
対し便座等を伏仰方向回動自在に支持させるようにした
便座取付装置において、この固定部材と便座支持部材と
の連結構造を改良した便座取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便器に固定される固定部材と、該固定部
材に着脱自在な便座支持部材とからなる便座取付装置に
よって便座等を便器に取り付けると、該便座支持部材と
共に便座を便器から取り外し、便座の付根付近も含めて
便器上面を十分に且つ容易に清掃することができる。
【0003】かかる便座取付装置の従来例(実公平7−
159号公報)について第6〜8図を参照して説明す
る。
【0004】第7図の通り、平板状のベース10及び該
ベース10から下方に延設されたボルト12を有する固
定部材14がナット(図示略)によって便器16(第8
図(a))に固定される。この固定部材14に対し便座
支持部材18が被嵌され、掛止片20a付きのレバー2
0によって固定されている。このレバー20はシャフト
22によって便座支持部材18に軸支されると共に、つ
る巻コイルバネ24によって第8図(b)の矢印θ
向に付勢されている。
【0005】固定部材14には、この掛止片20aと係
合する係合部14aが突設されている。
【0006】便座支持部材18に装着されたピン26を
固定部材14の凹溝28に係合させると共に、掛止片2
0aを係合部14aに係合させることにより、第8図
(a),(b)の通り便座支持部材20が固定部材14
に対し固定される。この便座支持部材18から突設され
た軸棒18aに対し、第6図の通り便座30及び便蓋3
2が枢支される。
【0007】第8図(c)の矢印θ方向にレバー20
を引き上げて回すことにより、係合部14aと掛止片2
0aとの係合が解除され、便座支持部材18を第8図
(a)の矢印Rの如く固定部材14から離脱させ、これ
によって便座30等を便器16から取り外すことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第6〜8図の便座取付
装置にあっては、掛止片20aがバネ24の付勢力によ
って係合部14aに係合されているため、便座支持部材
18に対し第8図(a)の矢印R方向に大きな外力(以
下、離脱力ということがある。)が加えられた場合、レ
バー20が第8図(c)の矢印θ方向に回転し、便座
支持部材18が固定部材14から外れてしまう。
【0009】このような便座の外れを防止するために
は、バネ24のバネ定数を大きくすれば良いのである
が、そのようにすると、便座取り外し時にレバー20に
加えるべきθ方向の力が大きなものとなり、便座取り
外し作業性が悪いものとなる。
【0010】なお、便座取り外し時には、レバー20を
矢印θ方向に回した状態に保持しておく必要があり、
レバー20を引き上げて保持しておく動作と、便座支持
部材18を上方に引き上げる動作とを併行して行なう必
要があり、この点によっても、便座取り外し作業性に劣
るものとなっていた。
【0011】本発明は、かかる問題点を解決し、便座の
取付強度が高く、しかも便座の取り外し作業性が良好な
便座取付装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の便座取付装置
は、便器に固定される固定部材と、該固定部材に着脱自
在に係合された便座支持部材と、該便座支持部材の該固
定部材からの離脱を阻止するためのロック機構とを備え
てなり、該ロック機構は、該固定部材及び便座支持部材
のうちの一方の部材に設けられた係合部と、他方の部材
に設けられており、該係合部に対して係合姿勢と非係合
姿勢とをとりうるロック部材とを備えてなる便座取付装
置において、該ロック機構は、前記係合部としての溝
と、前記ロック部材としてのシャフトとを備えてなり、
該シャフトは、回転されることにより、該溝に侵入した
係合姿勢と該溝から退出した非係合姿勢とが切り替えら
れることを特徴とするものである。
【0013】かかる構成の便座取付装置においては、シ
ャフトを回すことによりロック部材としてのシャフトが
係合部としての溝に侵入又は退出し、これによってシャ
フトと溝との係合、非係合が切り替えられる。シャフト
が溝に係合した状態にあっては、便座支持部材に対し大
きな離脱力が加えられても便座支持部材が固定部材から
外れることがない。
【0014】本発明の一態様において、前記固定部材
は、便器の上面に配置される板状のベースを備え、前記
便座支持部材は、該ベースに上方から嵌合する支持ケー
スを備えており、前記は、該ベースの側面に設けられ
ており、前記シャフトは、該支持ケースに設けられてお
、円弧形断面形状を有し、且つ円弧の中心点を回転軸
心として回転可能とされていることを特徴とする。
【0015】のシャフトは半円形断面形状であること
が好ましい。なお、支持ケースは前記シャフトが挿通さ
れた円形の孔を備えており、該シャフトは、該孔と係合
する部分が円形断面形状となっていることが好ましい。
このようにすると、シャフトを支持ケースに簡単に支持
させることができると共に、シャフトの回転が滑らかな
ものとなる。
【0016】好ましくは、前記支持ケースの外側に該シ
ャフト回動操作用のレバーが配置されており、前記シャ
フトの端部に形成された非円形部が該レバーに設けられ
た非円形凹部に嵌合するように構成する。
【0017】このようにすると、レバーを操作したとき
に、その操作力が非円形凹部を介してシャフトに確実に
伝達される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施例につい
て説明する。第1図は本発明の実施例に係る便座取付装
置を示す斜視図と側面図、第2図はレバーを起立方向に
回動させた場合の斜視図、第3図は分解斜視図、第4図
は便座支持部材の分解斜視図、第5図は便座支持部材と
固定部材との着脱方法を示す断面図である。
【0019】この便座取付装置は、便器16に固定され
る固定部材34と、該固定部材34に着脱自在に連結さ
れた便座支持部材36とを備えている。
【0020】この固定部材34は、便器16のボルト挿
通孔38に挿通されるボルト40と、便器16の上面に
配置されるベース42とを備えてなる。このベース42
は略長方形状の平板状のものであり、一方の短手辺の側
面には半円形の溝44が水平方向に延設されている。他
方の短手辺の側面には、便座支持部材36の内面の凹条
46に係合する凸条48が設けられている。
【0021】この固定部材34は、第1図(b)の通
り、ボルト40をボルト挿通孔38に通し、半球パッキ
ン50を介してナット52を締め込むことにより、便器
16に固定される。53はパッキンを示す。
【0022】便座支持部材36は、前記ベース42に上
方から被さる支持ケース54を備えている。この支持ケ
ース54の上部側面から軸棒54aが突設され、この軸
棒54aに便座及び便蓋が支持される。この支持ケース
54は中空形状であり、その内面の下部に前記凹条46
が設けられている。
【0023】この支持ケース54にコ字形状のレバー5
6が外嵌している。支持ケース54には、両側面に円形
のシャフト孔58が穿設され、このシャフト孔58にシ
ャフト60が挿通されている。
【0024】第4図に示される通り、このシャフト60
はほぼ半円柱形状のものであり、両端近傍に円柱部60
aが設けられ、その他の部分は半円形断面形状となって
いる。このシャフト60の両端が、レバー56の内面に
設けられた半円形の凹部56aに係合することにより、
レバー56とシャフト60とが連結される。なお、シャ
フト60の円柱部60a同士の間の半月部60bは前記
溝44に係入可能とされている。この半月部60bの直
径は、溝44の直径とほぼ同一とされ、該半月部60b
の外周面が溝44の内周面に接するようにして該半月部
60bが溝44内に侵入可能とされている。
【0025】支持ケース54の側面には、シャフト孔5
8の中心と等半径位に延在するガイド溝64が設けられ
ており、レバー56の内面の突起56bがこのガイド溝
64に係合し、レバー56の回転の案内と、レバー56
の回転範囲の規制を行なっている。なお、図示はしない
が、ガイド溝64の延在方向の端部近傍には、この突起
56bと軽く係合し、レバー56を操作する指先に軽い
クリック感を付与するネック部が設けられている。
【0026】この支持ケース54の両側面には、該支持
ケース54を指先で掴んだ際の滑り止めのための凹み6
6が設けられている。レバー56の側面にも、このレバ
ー56を摘んだ際の滑り止め56cが設けられている。
【0027】この便座支持部材36は、第5図(a)
示す如く、凹条46が凸条48に係合され、シャフト6
0が溝44に係合されることにより固定部材34に固定
される。
【0028】この便座支持部材36を固定部材34から
取り外すには、第5図(b)の通り、レバー56を起立
させ、シャフト60の半月部60bの全体を溝44から
離脱させる。そこで、第5図(c)の通り、支持ケース
54の一端側を持ち上げ、この一端側をベース42の上
方に持ち上げた後、第5図(d)の如く水平方向に移動
させて凹条46を凸条48から離脱させる。
【0029】逆に、便座支持部材36を固定部材34に
取り付けるには、上記と逆に、第5図(d),(c),
(b)の順に便座支持部材36をベース42に被せた
後、レバー56を倒せば良い。
【0030】第5図(a)の如くレバー56を倒した状
態にあっては、半月部60bのちょうど半分が溝44に
入り込んでいる。この状態において、便座支持部材36
に対し離脱方向の大きな外力が加えられたとしても、シ
ャフト60には回転トルクが発生せず、シャフト60は
回転しない。従って、便座支持部材36が固定部材34
から離脱することは全くない。
【0031】なお、本実施例にあっては、シャフト60
に円柱部60aが設けられ、この円柱部60aが支持ケ
ース54の円形のシャフト孔58に係合しているため、
シャフト60を円滑に回転させることができる。また、
このシャフト60の半円柱形の両端が、レバー56の半
円形の凹部56aに係合しているため、レバー56の回
転力がシャフト60に確実に伝達される。また、このシ
ャフト60を介してレバー56が支持ケース54に対し
しっかりと支持される。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明の便座取付装置にあ
っては、便座支持部材を固定部材に装着し、ロック状態
とした場合、該便座支持部材に対し離脱方向に大きな外
力が加えられたとしても、便座支持部材が固定部材から
外れることが確実に防止される。また、この便座支持部
材を固定部材から取り外す場合には、ロック部材を予め
係合部から離脱する位置に配置しておき、便座支持部材
を持ち上げる操作のみを行なえば良く、固定部材から容
易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る便座取付装置を示す斜視図及び側
面図である。
【図2】レバーを起立させた状態における便座支持装置
の斜視図である。
【図3】便座取付装置の分解斜視図である。
【図4】便座支持部材の分解斜視図である。
【図5】便座支持部材の着脱方法を示す断面図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
34 固定部材 36 便座支持部材 44 溝 56 レバー 60 シャフト
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−3098(JP,U) 実開 平3−58198(JP,U) 実開 昭61−2198(JP,U) 実開 昭63−135892(JP,U) 実公 平7−159(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器に固定される固定部材と、該固定部
    材に着脱自在に係合された便座支持部材と、該便座支持
    部材の該固定部材からの離脱を阻止するためのロック機
    構とを備えてなり、 該ロック機構は、該固定部材及び便座支持部材のうちの
    一方の部材に設けられた係合部と、他方の部材に設けら
    れており、該係合部に対して係合姿勢と非係合姿勢とを
    とりうるロック部材とを備えてなる便座取付装置におい
    て、 該ロック機構は、前記係合部としての溝と、前記ロック
    部材としてのシャフトとを備えてなり、 該シャフトは、回転されることにより、該溝に侵入した
    係合姿勢と該溝から退出した非係合姿勢とが切り替えら
    れる ことを特徴とする便座取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記固定部材は、便
    器の上面に配置される板状のベースを備え、前記便座支
    持部材は、該ベースに上方から嵌合する支持ケースを備
    えており、 前記は、該ベースの側面に設けられており前記シャフトは、 該支持ケースに設けられており、円弧
    形断面形状を有し、且つ円弧の中心点を回転軸心として
    回転可能とされていることを特徴とする便座取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記シャフトは半円
    形断面形状であることを特徴とする便座取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記支持ケー
    スは前記シャフトが挿通された円形の孔を備えており、
    該シャフトは、該孔と係合する部分が円形断面形状とな
    っていることを特徴とする便座取付装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記支持ケースの外
    側に該シャフト回動操作用のレバーが配置されており、
    前記シャフトの端部に形成された非円形部が該レバーに
    設けられた非円形凹部に嵌合していることを特徴とする
    便座取付装置。
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