JPH11228523A - イソシアナトアルキル(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents
イソシアナトアルキル(メタ)アクリレートの製造方法Info
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- JPH11228523A JPH11228523A JP2549398A JP2549398A JPH11228523A JP H11228523 A JPH11228523 A JP H11228523A JP 2549398 A JP2549398 A JP 2549398A JP 2549398 A JP2549398 A JP 2549398A JP H11228523 A JPH11228523 A JP H11228523A
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Abstract
素を有しないイソシアナトアルキル(メタ)アクリレー
ト、およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 アミン類及び/またはイミダゾール類と
エポキシ基をもつ化合物を添加して加熱後蒸留して、イ
ソシアナトアルキルアクリレートの場合は2−クロロプ
ロピオン酸イソシアナトアルキルエステルを、またイソ
シアナトアルキルメタクリレートの場合は2−メチル−
2−クロロプロピオン酸イソシアナトアルキルエステル
を、実質的に含有しないようになるまで精製することに
より、加水分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナ
トアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
Description
含むイソシアナトアルキル(メタ)アクリレートから加
水分解性塩素を除去した実質的に加水分解性塩素を含ま
ないイソシアナトアルキル(メタ)アクリレート及びそ
の製造方法に関する。本発明で提供される加水分解性塩
素を実質的に含まないイソシアナトアルキル(メタ)ア
クリレートは、特に電子材料用ホトレジスト等の材料、
原料として有用である。なお、本発明においては、特に
断わらない限り「(メタ)アクリレート」はアクリレー
トまたはメタクリレートを意味する。
に代表されるイソシアナトアルキル(メタ)アクリレー
トは、水酸基、1級又は2級アミノ基等の置換基を有す
る化合物のような活性水素をもつ化合物との反応性が高
いイソシアナト基と、ビニル重合可能な炭素−炭素二重
結合の両者を一つの分子中に持つ、工業上きわめて有用
な化合物で、塗料・コーティング材、接着剤、ホトレジ
スト、歯科材料、磁性記録材料、等の多くの用途に使用
されている。この化合物は米国特許第2,821,54
4号や特開昭54−5921号公報に記載されているよ
うに、ホスゲンを用いて製造され、一般に「加水分解性
塩素」と呼ばれる不純物をその中に含んでいる。なお、
本発明においては、特に断らない限り「加水分解性塩
素」とは加水分解性を有する塩素含有化合物中の塩素を
意味し、例えばイソシアナトアルキル(メタ)アクリレ
ートの製造において、得られる目的物含有生成物中に存
在する、(メタ)アクリロイルオキシアルキルカルバモ
イルクロライドのような塩素含有化合物が代表例として
挙げられる。加水分解性塩素を含有するイソシアナトア
ルキル(メタ)アクリレートを使用してウレタンアクリ
レート等を製造すると、加水分解性塩素が触媒毒となる
上、製品中に混入する塩素化合物によって、耐候性、耐
食性に悪影響が出てくる。特に電子機器部品用ホトレジ
スト材料としては加水分解性塩素の存在は致命的ともな
りかねない。一般にイソシアナト化合物中の加水分解性
塩素を低減する様々な方法が従来より提案されている。
は、加水分解性塩素含有イソシアナト化合物と、微細な
アルカリ金属炭酸塩とを高温下で長時間混合する方法が
開示され、特開昭59−172450号公報には、加水
分解性塩素含有イソシアナト化合物に亜鉛のカルボン酸
塩とヒンダードフェノール系抗酸化剤とを添加して加熱
処理した後、蒸留する方法が開示され、米国特許第34
65023号には、水に不溶の溶媒中でイソシアナート
を合成した後、炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄する方
法が開示され、またドイツ特許第2249375号に
は、加水分解性塩素を含有するポリメチレンポリフェニ
ルイソシアナートをエポキシ化合物で処理する方法が開
示されている。また上記アルカリ金属炭酸塩等の薬剤を
用いない方法として、特開昭61−161250号公報
には、加水分解性塩素含有イソシアナト化合物を気化さ
せた後、70℃以上の温度で凝縮させることによりイソ
シアナト化合物を精製する方法が開示されている。
性塩素が十分に低減できず、あるいは工業的に実施する
には種々の解決すべき問題点が存在し、例えば、上記特
開昭53−119823号公報に記載されている、加水
分解性塩素含有イソシアナト化合物とアルカリ金属炭酸
塩とを高温で混合する方法では、処理後のイソシアナト
化合物と炭酸塩との分離が困難で、ロスの発生が避けら
れず、また米国特許第3465023号に示される、炭
酸水素ナトリウム水溶液で洗浄する方法では、有機相と
水相との境界に白色の不溶物が析出し、以後の分離操作
をやっかいなものにしたり、装置の汚染の原因になった
りするなどの問題点がある。またこれらのような方法で
は、ナトリウムイオンによるイソシアナト化合物の汚染
の虞があり、たとえこのナトリウムイオン含量がppm
のオーダーであっても、該イソシアナト化合物を電子材
料用に使用する場合には大きな問題となる。
ト化合物を精製する場合には、該イソシアナト化合物同
士の重合反応を防止しつつ、加水分解性塩素含量を効果
的に低減することが求められるが、上記のような方法で
は満足できる結果は得られない。米国特許第43106
88号には、0.21%の加水分解性塩素を含むイソシ
アナトエチルメタクリレートの塩化メチレン溶液を、ビ
シナルエポキシ基含有化合物(例:1,2−ブチレンオ
キシド)で処理することにより、加水分解性塩素含有量
を0.05%に低減できることが示されている。しかし
この方法ではせいぜい数百ppmまで加水分解性塩素を
低減できるに過ぎず、このような方法で得られた精製イ
ソシアナト化合物は、電子材料等の用途に用いるには不
十分であった。
発明者らはイソシアナト化合物中の加水分解性塩素量を
低減させる方法として、アミン類の存在下にエポキシ化
合物で処理する方法を提案した(特開平9−32395
8)。この方法は優れた方法ではあるが、加水分解性塩
素の除去が完全とはいえない。一方、ホスゲンを用いな
いでイソシアナト化合物を製造する方法も検討されてお
り、イソシアナトアルキル(メタ)アクリレートにおい
ても、ウレタン化合物の熱分解による方法が提案されて
いる(米国特許第2718516号、特開昭62−10
053、特開昭62−195354、特開平5−186
414〜5、特開平6−263712)。この方法は高
温下での熱分解工程を含むが、イソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートはきわめて重合しやすいため、そ
の収率は経済的に見た場合、満足しうるものではない。
な従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであっ
て、ホスゲンを使って製造されたイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートから、実質的に加水分解性塩素を
含まないイソシアナトアルキル(メタ)アクリレートを
工業的に製造する方法を提供することを目的としてい
る。
解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至った。即ち、以下の発明が提供される。 (1)加水分解性塩素を含有するイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートの精製工程が、イソシアナトアル
キルアクリレートの場合は2−クロロプロピオン酸イソ
シアナトアルキルエステルを、またイソシアナトアルキ
ルメタクリレートの場合は2−メチル−2−クロロプロ
ピオン酸イソシアナトアルキルエステルを、実質的に含
有しないようになるまで精製することを特徴とする加水
分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートの製造方法。 (2)精製工程において使用するイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートの加水分解性塩素の含有量が10
0ppm以下である上記(1)の製造方法。 (3)加水分解性塩素を含有するイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートをエポキシ基を含む化合物とアミ
ン類及び/又はイミダゾール類で処理しイソシアナトア
ルキル(メタ)アクリレートの加水分解性塩素の含有量
を100ppm以下とする処理工程の後に、精製工程を
行う上記(2)の製造方法。
減圧下、重合禁止剤存在下で行われる蒸留による方法で
ある上記(1)乃至(3)の製造方法。 (5)アミン類が、トリアルキルアミン(但し、該アル
キル基の炭素数は4〜15である。)又は下記式(I)
で表される化合物であり、イミダゾール類が2−アルキ
ル−4−アルキルイミダゾール(但し、該アルキル基の
炭素数はそれぞれ独立に1〜3である。)である上記
(3)又は(4)の製造方法。 H2 N−(CH2 CH2 NH)n −H ・・・・(I) (式中、nは2以上の整数を示す。) (6)加水分解性塩素の含有量に対して、1〜10倍モ
ルのエポキシ基を含む化合物と0.2〜2倍モルのアミ
ン類及び/又はイミダゾール類で処理する上記(3)乃
至(5)の製造方法。 (7)イソシアナトアルキル(メタ)アクリレートが2
−イソシアナトエチルメタクリレートである上記(1)
乃至(6)の製造方法。 (8)イソシアナトアルキルアクリレートの場合は2−
クロロプロピオン酸イソシアナトアルキルエステルを、
またイソシアナトアルキルメタクリレートの場合は2−
メチル−2−クロロプロピオン酸イソシアナトアルキル
エステルを、実質的に含有しないことを特徴とする加水
分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレート。 (9)2−メチル−2−クロロプロピオン酸2−イソシ
アナトエチルエステルを実質的に含有しないことを特徴
とする、加水分解性塩素を実質的に含有しない2−イソ
シアナトエチルメタアクリレート。
質的に含有しないイソシアナトアルキル(メタ)アクリ
レートの製造方法における精製工程では、被精製物中の
加水分解性塩素の含有量は特に限定されるものではない
が、プロセスの経済性の観点からは、通常、加水分解性
塩素の含有量が1000ppm以下のイソシアナトアル
キル(メタ)アクリレートを使用するのが有利であり、
100ppm以下のものを使用することが特に好まし
い。例えば、まず加水分解性塩素を含有するイソシアナ
トアルキル(メタ)クリレートを、アミン類及び/又は
イミダゾール類の存在下にエポキシ化合物にて処理する
ことにより加水分解性塩素を100ppm以下に低減さ
せて精製工程に使用することが特に望ましい。
キル(メタ)アクリレートを合成するときの副生成物の
一つである2−クロロプロピオン酸イソシアナトアルキ
ルエステル又は2−メチル−2−クロロプロピオン酸イ
ソシアナトアルキルエステルを実質的に含有しなくなる
まで、例えば減圧蒸留などの方法で精製することによ
り、加水分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートを得ることを特徴とす
る。本発明に係るイソシアナトアルキル(メタ)アクリ
レートの精製においては、加水分解性塩素が含有される
粗イソシアナトアルキル(メタ)アクリレートを触媒と
してのアミン類及び/またはイミダゾール類の存在下
に、エポキシ化合物にて処理した後、穏和な条件で精製
を行うので、イソシアナトアルキル(メタ)アクリレー
トの品質に悪影響を及ぼすことなく、実質的に加水分解
性塩素を含まないイソシアナトアルキル(メタ)アクリ
レートを、収率よく、効率的に得ることができる。しか
も、このような精製方法は、工業的に容易に実施可能で
ある。
発明に係る加水分解性塩素の量とは、JIS K 15
56(トリレンジイソシアネート試験方法)の5.7に
記載されている分析法、またはそれと原理的に同等な分
析法で求められる塩素の値であらわされる。一般にかか
る方法により定量される加水分解性塩素はある特定の化
合物を指しているものというよりは、複数の塩素化合物
の混合物であると推定される。例として、イソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートをR−NCOと表した場
合、R−NH−COCl、R−NCl2 、R−N=C
(Cl)−R’・HCl(ここでR’はビニル基または
イソプロペニル基をあらわす)、などの形で存在してい
る可能性が考えられるが、詳細は不明である。またこれ
らの加水分解性塩素としては比較的除去しやすいものと
除去しにくいものが混在しており、このことが実質的に
加水分解性塩素を含まないイソシアナトアルキル(メ
タ)アクリレートを製造(精製)する際の障害になって
きた。本発明において、後述する実施例で用いた加水分
解性塩素の分析法の概略は以下の通りである。すなわ
ち、容量500mlのなす型フラスコにメチルアルコー
ル100ml、水100mlおよび試料10ml(加水
分解性塩素含有量が少ないときはメタノール、試料とも
に増やす。)をとり、還流冷却器をとりつけて、30分
間加熱還流させた後、室温まで冷却し、N/100硝酸
銀溶液を用いて電位差滴定を行う。
ルキル(メタ)アクリレートとは、式(II)で表される
化合物であり、好ましくは、R2 が炭素数2から6のア
ルキレン基、特に好ましくは、その反応性、入手の容易
さ、取り扱いの容易さ等から、エチレン基(−CH2 C
H2 −)の2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレー
トである。さらに好ましくは、2−イソシアナトエチル
メタクリレートである。 CH2 =C(R1 )−COO−R2 −NCO ・・・(II) (式中、R1 は水素原子、またはメチル基を、R2 はア
ルキレン基を表す。)
する対象となるイソシアナトアルキル(メタ)アクリレ
ート中に含まれる加水分解性塩素は、10000ppm
以下、好ましくは3000ppm以下であることが望ま
しい。当初含まれる加水分解性塩素がそれより多い場合
は、予め、別の方法によって減らしておく方がよい。こ
の方法としては、エポキシ化合物を加えて減圧蒸留する
方法、窒素等の不活性ガスを吹き込みながら還流させる
方法、トリエチルアミンのような3級アミンを加水分解
性塩素よりもやや少な目に加え、生じた塩酸塩の結晶を
濾過によって分離する方法など各種の方法が考えられる
が、その時の状況に応じて適当な方法を選ぶことができ
る。こうしてある程度以下に減少させられた加水分解性
塩素を含むイソシアナトアルキル(メタ)アクリレート
に、エポキシ基を含む化合物(以下、エポキシ化合物と
略すことがある。)及びアミン類及び/またはイミダゾ
ール類を添加し、加水分解性塩素と反応させる。
は、該エポキシ化合物と本発明のイソシアナトアルキル
(メタ)アクリレートとの沸点差がより大きいものが、
後述する分離精製に、最も一般的な蒸留法を用いること
ができて好都合であり、通常、その沸点差が5℃以上、
好ましくは20℃以上あることが望ましい。エポキシ化
合物としては、分子内にエポキシ基を有し、かつ他にイ
ソシアナト基を反応しうる活性水素を有していない限り
特に限定されず、例えば、脂肪族または脂環式アルキレ
ンオキサイド、エポキシ化脂肪酸エステル、エポキシ化
トリグリセリド等が挙げられる。脂肪族アルキレンオキ
サイドとしては、例えば、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、ヘキセンオキサイド、などが挙げら
れ、また脂環式アルキレンオキサイドとしては、シクロ
ヘキセンオキサイド、シクロペンテンオキサイド、及び
これらに置換基のついたものなどが挙げられる。エポキ
シ化脂肪酸エステルとしてはエポキシ化ステアリン酸ア
ルキル等、分子量300〜500程度のものが挙げられ
る。エポキシ化トリグリセリドとしては、例えば大豆
油、綿実油等の油脂を酢酸、ギ酸等の溶媒中で酸触媒の
存在下に過酸化水素水で酸化して得られるもの(分子
量:約500〜1500,ヨウ素価:2〜14、オキシ
ラン酸素量:2〜15%程度のもの)が挙げられる。な
お、エポキシ化合物中のオキシラン酸素量は、エポキシ
化合物を既知量の塩化水素と反応させた後、過剰分の塩
化水素をアルカリ標準液で滴定し、滴定値をブランク値
と比較することにより定量される。
または2種以上組み合わせて用いることができる。上記
のエポキシ化合物の中では、エポキシ化脂肪酸エステ
ル、エポキシ化トリグリセリドが好ましく用いられる。
エポキシ化合物は、加水分解性塩素1当量(塩素原子1
モル)あたり、1〜5当量、好ましくは1.5〜3当量
の量で用いられることが望ましい。エポキシ化合物の量
が加水分解性塩素1当量あたり1当量未満では加水分解
性塩素を効率的に十分除去できず、その効果は小さい。
また5当量を超える量で用いても、それ以上添加効果は
上がらず、不経済となる。なお、エポキシ化合物の当量
数は、該エポキシ化合物に含有される、(エポキシ基を
構成している酸素原子[オキシラン酸素]の数×モル
数)として計算する。本発明で用いられるアミン類及び
/またはイミダゾール類としては、1級、2級、3級の
各アミンのいずれでもよく、また、鎖状、分枝状でも環
状でもよく、また鎖状アミン類では脂環、芳香環構造を
有していてもよく、アミノ基は1個でも複数個でもよい
が、好ましくは、トリエチレンテトラミン、トリヘプチ
ルアミン、トリオクチルアミン、トリノニルアミン、ト
リデシルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタン、イミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−メ
チルイミダゾール、2,4−ジエチルイミダゾール、1
−ベンジル−2−メチルイミダゾールから選ばれる1つ
またはそれ以上の化合物、更に好ましくはトリエチレン
テトラミン、トリオクチルアミン、2−エチル−4−メ
チルイミダゾールから選ばれる1つまたはそれ以上の化
合物が適している。
水分解性塩素1当量に対し、通常0.2〜2.0当量、
好ましくは0.3〜1.0当量の量で用いられることが
望ましい。このアミン類及び/またはイミダゾール類の
量が0.2当量未満では殆どその添加効果が見られず、
一方、2当量を超えると系内が著しく塩基性雰囲気にな
り、イソシアナト基の重合等好ましくない副反応を引き
起こす原因となることがある。また1級または2級のア
ミンが多くなると、イソシアナトアルキル(メタ)アク
リレートとの反応が無視できなくなり、収率を下げるだ
けでなく、ゲル化の原因になることがある。なお、アミ
ン類及び/またはイミダゾール類の当量数は、窒素原子
の数×モル数として計算する。(例えば、窒素原子を2
個有するイミダゾールであれば、1モルは2当量にな
る。) このようにしてアミン類及び/またはイミダゾール類存
在下に加水分解性塩素とエポキシ化合物を30〜100
℃、好ましくは40〜80℃で反応させる。反応時間は
あまり効果に影響を与えないので特に限定されないが、
30分〜3時間程度が適当である。
トアルキル(メタ)アクリレートを分離するか、抽出、
その他の方法で分離する。これにより、加水分解性塩素
の含有量が1000ppm以下、好ましくは100pp
m以下、更により好ましくは50ppm以下のイソシア
ナトアルキル(メタ)アクリレートを得る。次いでこれ
を精留塔及び還流装置を有する蒸留設備で精留する。精
留塔の種類は特に限定されるものではないが、圧力損失
ができるだけ少ないようなもの、例えば、適当な充填物
を詰めた充填塔が好ましく用いられる。精留塔の理論段
数および還流比は、化合物の種類、蒸留圧力等によって
異なるので、一概に指定できないが、これらの条件を調
整して、副生物の一つである、2−クロロプロピオン酸
イソシアナトアルキルエステル(イソシアナトアルキル
アクリレートの場合)、又は2−クロロ−2−メチルプ
ロピオン酸イソシアナトアルキルエステル(イソシアナ
トアルキルメタクリレートの場合)が、実質的にガスク
ロマトグラフィーで検出されなくなるまで精製する。2
−クロロプロピオン酸イソシアナトアルキルエステル、
または2−クロロ−2−メチルプロピオン酸イソシアナ
トアルキルエステルそのものは前記の加水分解性塩素の
分析により検出されず、無関係のようであるが、これら
を除くことにより、加水分解性塩素を実質的に含有しな
いイソシアナトアルキル(メタ)アクリレートを得るこ
とができる。
よっても異なるが、代表的な2−イソシアナトエチルメ
タクリレートの場合、通常、以下のような検出条件で実
施することができる。 カラム:J&W Scientific社製 DB−1 内径 0.32mm、長さ 30m、液相膜厚 1.0μm 温度:カラム 初期の8分間は80℃、その後10℃/分で昇温し、最終温 度は300℃ 注入口 200〜300℃ 検出器 300℃ 検出器:水素炎イオン化検出器 キャリヤーガス:ヘリウム 流量は、カラム 3ml/分、スプリット 100ml/分
具体的に説明するが、本発明はこのような実施例により
何ら限定されるものではない。 [実施例1]分留管、温度計、攪拌機、加熱浴を備えた
容量500mlのガラス製反応器に、加水分解性塩素含
量が381ppmの2−イソシアナトエチルメタクリレ
ート(沸点211℃)300g、オキシラン酸素含量
6.1%のエポキシ化油脂系可塑剤(分子量:約100
0,ヨウ素価:7)1.7g、2,6−ジターシャリー
ブチル−4−メチルフェノール0.3g、およびトリエ
チレンテトラミン(沸点277.4℃)0.11gを仕
込み、60℃で2.5時間攪拌した後、約1.3kP
a、85℃で蒸留し、初留分を仕込みの10%とった
後、受器を切り替えて、精製2−イソシアナトエチルメ
タクリレート220gを得た。
析したところ、29ppmであり、水素炎イオン化検出
器を備えたガスクロマトグラフィーによる2−クロロ−
2−メチルプロピオン酸2−イソシアナトエチルエステ
ルの分析値は、クロマトグラム上の試料に由来する全ピ
ーク面積に占めるこの化合物のピーク面積の割合(以
下、単純ピーク面積比という)であらわすと、265p
pmであった。次に、内径20mm、長さ30cmのガ
ラスカラムに、3mmφのディクソンパッキング(Dixo
n Packing )を充填したものを2本直列につなぎ、これ
を精留塔として、約0.7kPa、溜出温度70℃、塔
底温度81℃で、上記の精製2−イソシアナトエチルメ
タクリレート150gにフェノチアジン0.15gを加
えたものを蒸留した。初留14.8gが溜出したところ
で受器を切り替え、続いて53gを溜出させた。これを
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、2−クロロ
−2−メチルプロピオン酸2−イソシアナトエチルエス
テルは検出されなかった。また加水分解性塩素含量を分
析したところ、検出されなかった。(検出限界:1pp
m以下)
性塩素が381ppmの2−イソシアナトエチルメタク
リレートを、前処理をすることなく、実施例1の蒸留設
備を用いて同様に蒸留した。初留15gが溜出したとこ
ろで受器を切り替え、続いて51gを溜出させたとこ
ろ、得られた留分中に2−クロロ−2−メチルプロピオ
ン酸2−イソシアナトエチルエステルは検出されなかっ
たが、加水分解性塩素を分析すると、124ppmであ
った。
1本にし、充填物を6mmφのディクソンパッキングに
変えた他は実施例1と同様の実験を行った。得られた溜
出液中の2−クロロ−2−メチルプロピオン酸2−イソ
シアナトエチルエステルは、単純ピーク面積比で0.0
1%であった。一方、加水分解性塩素を分析すると、1
6ppmであった。
pmの2−イソシアナトエチルアクリレートを用い、実
施例1と同様の実験を行った。得られた溜出物中の2−
クロロプロピオン酸2−イソシアナトエチルエステルを
ガスクロマトグラフィーで分析したところ、検出されな
かった。また加水分解性塩素も検出限界以下であった。
pmの2−イソシアナトプロピルメタクリレートを用い
て実施例1と同様の実験を行った。得られた溜出物中の
2−クロロ−2−メチルプロピオン酸2−イソシアナト
プロピルエステルをガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、検出されなかった。また加水分解性塩素も検出
限界以下であった。
含有しないイソシアナトアルキル(メタ)アクリレート
を工業的に製造することができる。特に製造されたイソ
シアナトアルキル(メタ)アクリレートは、電子材料等
の塩素を嫌う用途向けに好適な活性照射線硬化性樹脂等
の原材料に使用可能である。
Claims (9)
- 【請求項1】 加水分解性塩素を含有するイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートの精製工程が、イソシア
ナトアルキルアクリレートの場合は2−クロロプロピオ
ン酸イソシアナトアルキルエステルを、またイソシアナ
トアルキルメタクリレートの場合は2−メチル−2−ク
ロロプロピオン酸イソシアナトアルキルエステルを、実
質的に含有しないようになるまで精製することを特徴と
する加水分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートの製造方法。 - 【請求項2】 精製工程において使用するイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートの加水分解性塩素の含有
量が100ppm以下である請求項1に記載の製造方
法。 - 【請求項3】 加水分解性塩素を含有するイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレートをエポキシ基を含む化合
物とアミン類及び/又はイミダゾール類で処理しイソシ
アナトアルキル(メタ)アクリレートの加水分解性塩素
の含有量を100ppm以下とする処理工程の後に、精
製工程を行う請求項2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 精製工程が溜出温度100℃未満、減圧
下、重合禁止剤存在下で行われる蒸留による方法である
請求項1乃至3に記載の製造方法。 - 【請求項5】 アミン類が、トリアルキルアミン(但
し、該アルキル基の炭素数は4〜15である。)又は下
記式(I)で表される化合物であり、イミダゾール類が
2−アルキル−4−アルキルイミダゾール(但し、該ア
ルキル基の炭素数はそれぞれ独立に1〜3である。)で
ある請求項3又は4に記載の製造方法。 H2 N−(CH2 CH2 NH)n −H ・・・・(I) (式中、nは2以上の整数を示す。) - 【請求項6】 加水分解性塩素の含有量に対して、1〜
10倍モルのエポキシ基を含む化合物と0.2〜2倍モ
ルのアミン類及び/又はイミダゾール類で処理する請求
項3乃至5記載の製造方法。 - 【請求項7】 イソシアナトアルキル(メタ)アクリレ
ートが2−イソシアナトエチルメタクリレートである請
求項1乃至6に記載の製造方法。 - 【請求項8】 イソシアナトアルキルアクリレートの場
合は2−クロロプロピオン酸イソシアナトアルキルエス
テルを、またイソシアナトアルキルメタクリレートの場
合は2−メチル−2−クロロプロピオン酸イソシアナト
アルキルエステルを、実質的に含有しないことを特徴と
する加水分解性塩素を実質的に含有しないイソシアナト
アルキル(メタ)アクリレート。 - 【請求項9】 2−メチル−2−クロロプロピオン酸2
−イソシアナトエチルエステルを実質的に含有しないこ
とを特徴とする加水分解性塩素を実質的に含有しない2
−イソシアナトエチルメタアクリレート。
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