JPH1122795A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JPH1122795A
JPH1122795A JP18009897A JP18009897A JPH1122795A JP H1122795 A JPH1122795 A JP H1122795A JP 18009897 A JP18009897 A JP 18009897A JP 18009897 A JP18009897 A JP 18009897A JP H1122795 A JPH1122795 A JP H1122795A
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signal pressure
signal
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教雄 今井
Takafumi Nozawa
啓文 野沢
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淳一 徳永
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H2061/6604Special control features generally applicable to continuously variable gearings
    • F16H2061/6608Control of clutches, or brakes for forward-reverse shift

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン圧を精度よく制御するとともに、高い
ライン圧を発生を可能とする。 【解決手段】リニアソレノイドバルブSLTからの第1
の信号圧P10が低いときは、チェックボール111から
これを第2の信号圧20として出力し、プライマリレギュ
レータバルブ72に入力する。第1の信号圧P20が高い
ときには、これよりも高く調圧されたゲイン圧PG をチ
ェックボール111から第2の信号圧として出力し、バ
ルブ72に入力する。第1の信号圧P10の変化に対す
る、バルブ72からのライン圧PL の変化を、ゲインG
とすると、第1の信号圧P10が低い領域では低ゲインと
してライン圧の制御の精度を向上させ、同じく高い領域
では高ゲインとして、高いライン圧PL の発生を可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の油圧
制御装置に関し、詳しくは、信号圧に応じて異なる増幅
率で出力圧を制御するようにした自動変速機の油圧制御
装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の油圧制御装置におい
ては、一般的に、リニアソレノイドバルブにより信号圧
を発生し、この信号圧をプライマリレギュレータバルブ
に入力することにより、ライン圧を適宜な出力圧に調圧
し、この調圧された出力圧によって種々の制御を行って
いる。このときの、リニアソレノイドバルブが発生する
信号圧の変化に対する、プライマリレギュレータバルブ
の出力圧の変化の比を増幅率(以下「ゲイン」という)
とすると、このゲインは、リニアソレノイドバルブが発
生する信号圧の範囲内で、ライン圧を必要なすべての出
力圧に調圧できるように設定されている。つまり、出力
圧の変動幅が、信号圧の変動幅内で実現できるように、
ゲインが設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、ベ
ルトが掛け渡された2個のプーリのプーリ比を変更する
ことで無段階の変速を行ういわゆる無段変速機において
は、非常に高い出力圧が必要となる。すなわち、このよ
うな無段変速機にあっては、各プーリを構成する固定シ
ーブと可動シーブとによるベルトの挟持圧を増減するこ
とでプーリ比を変更しているが、このベルトの挟持圧は
広範囲で変更することが必要であり、したがって、この
ような広範囲の挟持圧を発生させるためのプライマリレ
ギュレータバルブの出力圧を、その変動幅が大きくなる
ようにしなければならない。 出力圧の変動幅を大きく
とる方法として、リニアソレノイドバルブの信号圧の変
動幅を大きくすることが考えられる。しかし、信号圧の
変動幅を大きくするためには、リニアソレノイドバルブ
を大きくすることが必要となり、スペース面、コスト面
で不利になる。
【0004】これらの不利を伴うことなく、出力圧の変
動幅を大きくとる方法として、上述したゲインを大きく
する方法が考えられる。しかし、ゲインを大きくすると
いうことは、信号圧の変動に対する出力圧の変動が大き
くなることを意味し、これによると、信号圧の振動によ
る出力圧のばらつきが大きくなり、出力圧の精度の高い
制御が難しくなるという問題がある。すなわち、信号圧
の変動幅が一定の場合、ゲインを大きく設定すると、出
力圧の変動幅が大きくなり高い出力圧が得られる反面、
出力圧の精度の高い制御が困難となる。反対に、ゲイン
を小さく設定すると、出力圧の精度の高い制御が可能で
ある反面、出力圧の変動幅が小さくなり高い出力圧が得
られない。
【0005】実際、上述の無段変速機を搭載した自動車
においては、無段変速機は、発進時等にはプーリ比を大
きく変更させなければならないため、大きな出力圧が必
要とされる反面、定速走行時等には低燃費等の目的で、
小さな出力圧の領域が使用され、しかも精度の高い出力
圧の制御が要求される。つまり、上述の無段変速機の例
では、低出力側では低ゲインが、また高出力側では高ゲ
インが適しているということになる。
【0006】そこで、本発明は、信号圧の変化に対応し
て増幅率(ゲイン)を切り換えて、出力圧の高精度の制
御と、高出力圧の出力とを両立させるようにした自動変
速機の油圧制御装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、第1の信号圧を発生させる信号圧発生手段(SL
T)と、該信号圧発生手段(SLT)からの第1の信号
圧(P10)が入力されるとともに、該第1の信号圧(P
10)に基づいて第2の信号圧(P20)を出力する増幅率
変更手段と、該増幅率変更手段からの第2の信号圧(P
20)が入力されるとともに、該第2の信号圧(P20)に
応じて出力圧(PL )を調圧する調圧手段(72、72
A)と、を備え、前記増幅率変更手段は、前記第1の信
号圧(P10)の変化に対する前記出力圧(PL )の変化
の比を増幅率(G)とすると、前記第1の信号圧
(P10)の変動幅内で前記増幅率(G)を低増幅率(G
1 )と高増幅率(G2 )とに変更する、ことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に係る本発明において、前記増幅
率変更手段は、前記第1の信号圧(P10)によって調圧
されるゲイン圧(PG )を出力するゲインコントロール
バルブ(110)と、前記第1の信号圧(P10)と前記
ゲイン圧(PG )とのうちのいずれか一方を前記第2の
信号圧(P20)として選択的に出力し前記調圧手段(7
2)に入力する選択手段(111)と、を有する、こと
を特徴とする。
【0009】請求項3に係る本発明において、前記選択
手段(111)は、前記第1の信号圧(P10)と前記ゲ
イン圧(PG )とのうちのいずれか一方をこれらの大き
さに応じて選択的に出力し前記調圧手段(72)に入力
する、ことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る本発明において、前記選択
手段(111)は、前記第1の信号圧(P10)と前記ゲ
イン圧(PG )とのうちのいずれか大きい方を選択的に
出力し前記調圧手段(72)に入力するチェックボール
(111)を有する、ことを特徴とする。
【0011】請求項5に係る本発明において、前記選択
手段(111)は、前記第1の信号圧(P10)と前記ゲ
イン圧(PG )とのうちのいずれか一方が選択的に前記
調圧手段(72)に入力するされるように切り換える切
換バルブ(115)と、該切換バルブを操作するソレノ
イドバルブ(116)と、を有する、ことを特徴とす
る。
【0012】請求項6に係る本発明は、前記信号圧発生
手段(SLT)からの第1の信号圧(P10)が所定値未
満のときに、該第1の信号圧(P10)が前記第2の信号
圧(P20)として前記調圧手段(72)に入力され、低
増幅率(G1 )が選択されるとともに、前記信号圧発生
手段(SLT)からの第1の信号圧(P10)が所定値以
上のときに、該第1の信号圧(P10)より大きい前記ゲ
イン圧(PG )が前記第2の信号圧(P20)として前記
調圧手段(72)に入力され、高増幅率(G2)が選択
される、ことを特徴とする。
【0013】請求項7に係る本発明において、前記増幅
率変更手段は、前記第1の信号圧(P10)によって調圧
されるゲイン圧(PG )を出力するゲインコントロール
バルブ(110)を有し、前記第1の信号圧(P10)が
所定値未満のときに、該第1の信号圧(P10)を前記第
2の信号圧(P20)として前記調圧手段(72A)に入
力するとともに、前記第1の信号圧(P10)が所定値以
上のときに、前記第1の信号圧(P10)及び前記ゲイン
圧(PG )を前記第2の信号圧(P20)として前記調圧
手段(72A)に入力する、ことを特徴とする。
【0014】請求項8に係る本発明において、前記ゲイ
ンコントロールバルブ(110、113)は、前記調圧
手段(72、72A)によって調圧された前記出力圧
(PL)を前記ゲイン圧(PG )に調圧する、ことを特
徴とする。
【0015】請求項9に係る本発明において、前記ゲイ
ンコントロールバルブ(110)は、前記第1の信号圧
(P10)の小から大への変化に対して、前記ゲイン圧
(PG)を小から大へ調圧する、ことを特徴とする。
【0016】請求項10に係る本発明は、前記信号圧発
生手段(SLT)からの前記第1の信号圧(P10)の最
小値から最大値への変化に対して、前記第1の信号圧
(P10)が前記第2の信号圧(P20)として前記調圧手
段(72)に入力され、低増幅率(G1 )を選択し、前
記出力圧(PL )を小から大へ調圧し、前記信号圧発生
手段(SLT)からの前記第1の信号圧(P10)の最大
値から最小値への変化に対して、前記第1の信号圧(P
10)より大きい前記ゲイン圧(PG )が前記第2の信号
圧(P20)として前記調圧手段(72)に入力され、高
増幅率(G2 )を選択し、前記出力圧(PL )を小から
大へ調圧する、ことを特徴とする。
【0017】
【発明の作用・効果】請求項1の発明によると、第1の
信号圧(P10)に対する出力圧(PL )の増幅率(ゲイ
ン)(G)を、増幅率変更手段によって低ゲイン(G
1 )とすることにより、第1の信号圧(P10)に対する
出力圧(PL )の変動を小さくして第1の信号圧
(P10)に対する出力圧(PL )の精度を向上させるこ
とができ、また、ゲイン(G)を増幅率変更手段によっ
て高ゲイン(G2 )とすることにより、第1の信号圧
(P10)に対する出力圧(PL )の変動を大きくして高
い出力圧(PL )を出力することができる。
【0018】請求項2の発明によると、ゲインコントロ
ールバルブ(110)及び選択手段(111)により、
調圧手段(72)に対して、第1の信号圧(P10)とゲ
イン圧(PG )とのうちの一方を第2の信号圧(P20
として選択的に調圧手段(72)に入力することができ
る。したがって、調圧手段(72)に第1の信号圧(P
10)が入力されたときのゲイン(G)と、同じく調圧手
段(72)にゲイン圧(PG )が入力されたときのゲイ
ン(G)とを異ならせることにより、異なる2つのゲイ
ン(G1 、G2 )を実現することができる。このとき、
例えば、出力圧(PL )の精度を上げたい場合にはゲイ
ン(G)の小さい方(G1 )を選択し、高い出力圧を出
力したい場合には、逆にゲイン(G)の大きい方(G
2 )を選択するようにするとよい。
【0019】請求項3の発明によると、選択手段(11
1)によって第1の信号圧(P10)とゲイン圧(PG
とのうちの一方を選択する際の一つの基準を与えること
ができる。すなわち、これら第1の信号圧(P10)の大
きさとゲイン圧(PG )との大きさとを比較し、その大
小関係を基準として選択するものである。これによる
と、例えば次の請求項4に示すように、選択のための構
成を簡単なものとすることができる。
【0020】請求項4の発明によると、第1の信号圧
(P10)とゲイン圧(PG )とのうちの大きい方を、チ
ェックボール(111)によって容易に選択することが
でき、選択のための構成を簡略化することができる。
【0021】請求項5の発明によると、第1の信号圧
(P10)とゲイン圧(PG )とのうちの一方を、切換バ
ルブ(115)によって選択することができる。
【0022】請求項6の発明によると、第1の信号圧
(P10)を小から大へ徐々に変更していくと、第1の信
号圧(P10)が、所定値を境としてこれ未満のときは、
調圧手段(72)に入力される第2の信号圧(P20)と
して第1の信号圧(P10)が選択され低ゲイン(G1
となり、所定値以上のときは、第2の信号圧(P20)と
して第1の信号圧(P10)よりも高いゲイン圧が選択さ
れ高ゲイン(G2 )となる。すなわち、第1の信号圧
(P10)の増加に伴い、所定値を境として低ゲイン(G
1 )と高ゲイン(G2 )とが自動的に切り換わる。
【0023】以上の請求項2〜請求項6では、第1の信
号圧(P10)とゲイン圧(PG )とのうちの一方が選択
され、選択された方が第2の信号圧(P20)として調圧
手段(72)に入力された。
【0024】これに対し、請求項7の発明では、第2の
信号圧(P20)として調圧手段(72A)に入力される
のは、第1の信号圧(P10)の所定値未満では第1の信
号圧(P10)のみであり、第1の信号圧(P10)の所定
値以上では第1の信号圧(P10)及びゲイン圧(PG
である。これによると第1の信号圧(P10)は常に入力
されているので、上述の請求項2〜請求項5のように第
1の信号圧(P10)とゲイン圧(PG )との一方が選択
される場合に比して、ゲイン(G)の切換えが円滑に行
われる。
【0025】請求項8の発明によると、ゲイン圧(P
G )は、その元圧が調圧手段(72、72A)によって
調圧された出力圧(PL )であるので、安定したものと
なる。
【0026】請求項9の発明によると、第1の信号圧
(P10)の大小関係と、ゲイン圧(GG )の大小関係と
が対応する。
【0027】請求項10の発明によると、第1の信号圧
(P10)の変動幅を往復利用することができ、出力圧
(PL )の制御精度の向上と、高い出力圧(PL )とを
得ることができる。また、低ゲイン(G1 )と高ゲイン
(G2 )との切換えが第1の信号圧(P10)の最大値で
行われ、第1の信号圧(P10)が最小値から最大値へ変
化し、さらに最大値から最小値へ変化するときに、出力
圧を小から大へ連続して変化させることができるため、
低ゲイン(G1 )から高ゲイン(G2 )へ(又はこの逆
に高ゲイン(G2 )から低ゲイン(G1 )へ)切り換わ
るときの出力圧(PL )の制御が容易となる。
【0028】なお、上述のカッコ内の符号は、図面と対
照するためのものであり、何等本発明の構成を限定する
ものではない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0030】〈実施の形態1〉実施の形態1では、以
下、 (1) 本発明に係る自動変速機の油圧制御装置を適用し得
る無段変速機の構成 (2) 本発明の基礎となる油圧回路の構成 (3) (1) の無段変速機及び(2) の油圧回路の動作 (4) 本発明の基礎となるライン圧PL の調圧について (5) 本発明に係る自動変速機の油圧制御装置の構成 (6) 同じく動作 の順で説明する。
【0031】(1) 本発明に係る自動変速機の油圧制御装
置を適用し得る無段変速機の構成 図1に、本発明に係る自動変速機の油圧制御装置を適用
し得る車輌用無段自動変速機(以下「無段変速機」とい
う)1の概略構成を示す。
【0032】同図に示す無段変速機1は、CVT(ベル
ト式無段変速装置)2、前後進切換え装置3、ロックア
ップクラッチ5を内蔵したトルクコンバータ6、カウン
タシャフト7、及びディファレンシャル装置9を備えて
おり、これらの装置や部材が分割ケース(不図示)に収
納されている。
【0033】トルクコンバータ6は、エンジン出力軸1
0にフロントカバー17を介して連結されているポンプ
インペラ11、入力軸12に連結されているタービンラ
ンナ13、及びワンウェイクラッチ15を介して支持さ
れているステータ16を有する。そして、ロックアップ
クラッチ5は、入力軸12とフロントカバー17との間
に介装されている。なお、図中20は、ロックアップク
ラッチプレートと入力軸12との間に介装されたダンパ
スプリングであり、また、21は、ポンプインペラ11
に連結されて駆動されるオイルポンプである。
【0034】CVT2は、プライマリシャフト22に固
定された固定シーブ23、及びこのプライマリシャフト
22に軸方向の摺動のみ自在に支持されている可動シー
ブ25からなるプライマリプーリ26と、セカンダリシ
ャフト27に固定されている固定シーブ29、及びこの
セカンダリシャフト27に軸方向の摺動のみ自在に支持
されている可動シーブ30からなるセカンダリプーリ3
1と、これらプライマリプーリ26とセカンダリプーリ
31とに巻き掛けられた金属製のベルト32とを備えて
いる。
【0035】さらに、プライマリ側可動シーブ25の背
面にはダブルピストンからなる油圧アクチュエータ33
が配置されており、またセカンダリ側可動シーブ30の
背面にはシングルピストンからなる油圧アクチュエータ
35が配置されている。上記プライマリ側油圧アクチュ
エータ33は、プライマリシャフト22に固定されたシ
リンダ部材36及び反力支持部材37と、可動シーブ2
5に固定された筒状部材39及びピストン部材40を有
しており、筒状部材39、反力支持部材37及び可動シ
ーブ25の背面にて第1の油圧室41を構成するととも
に、シリンダ部材36及びピストン部材40にて第2の
油圧室42を構成する。そして、これら第1の油圧室4
1と第2の油圧室42とは、連通孔37aにて互いに連
通されているため、全体として、同一油圧によりセカン
ダリ側油圧アクチュエータ35に発生する軸力に比して
ほぼ2倍の軸力を発生する。一方、セカンダリ側油圧ア
クチュエータ35は、セカンダリシャフト27に固定さ
れている反力支持部材43及び可動シーブ30の背面に
固定されている筒状部材45を有しており、これら反力
支持部材43と筒状部材45とにより1個の油圧室46
を構成するとともに、可動シーブ30と反力支持部材4
3との間にプリロード用のスプリング47が縮設されて
いる。
【0036】前後進切換え装置3は、ダブルピニオンプ
ラネタリギヤ50、リバースブレーキB1 、及びダイレ
クトクラッチC1 を有している。上述のダブルピニオン
プラネタリギヤ50は、そのサンギヤSが入力軸12に
連結されており、第1のピニオンP1 及び第2のピニオ
ンP2 を支持するキャリヤCRがプライマリ側固定シー
ブ23に連結されており、そしてリングギヤRが上述の
リバースブレーキB1に連結されており、またキャリヤ
CRとリングギヤRとの間に上述のダイレクトクラッチ
1 が介装されている。
【0037】カウンタシャフト7には、大ギヤ51及び
小ギヤ52が固定されており、大ギヤ51はセカンダリ
シャフト27に固定されたギヤ53に噛合し、かつ小ギ
ヤ52はディファレンシャル装置9のギヤ55に噛合し
ている。ディファレンシャル装置9においては、このギ
ヤ55を有するデフケース66に支持されたデフギヤ5
6の回転が左右サイドギヤ57、59を介して左右車軸
60、61に伝達される。
【0038】また、プライマリ側固定シーブ23の外周
部には多数個の凹凸部23aが歯切りにより等間隔に形
成されており、またこれら凹凸部23aに臨むようにケ
ース(不図示)に固定されて電磁ピックアップ62が配
置されている。同様に、セカンダリ側固定シーブ29の
外周部にも多数個の凹凸部29aが歯切りにより等間隔
に形成されており、またこれら凹凸部29aに臨むよう
にケースに固定されて電磁ピックアップ63が配置され
ている。これら電磁ピックアップ62、63は、それぞ
れその検知面が上述の凹凸部23a、29aに近接して
配置され、凹凸部23a、29aを検出するそれぞれプ
ライマリ(入力)回転数センサ、セカンダリ(出力)回
転数センサ(車速センサ)を構成している。また、フロ
ントカバー17に近接して電磁ピックアップ65が配置
されており、電磁ピックアップ65はエンジン回転数セ
ンサを構成している。そして、入力トルクは、マップに
よりスロットル開度とエンジン回転数に基づきエンジン
トルクを求め、さらにトルクコンバータ6の入出力回転
数から速度比を計算し、この速度比によりマップにてト
ルク比を求め、エンジントルクにこのトルク比を乗じて
求められる。
【0039】(2) 本発明の基礎となる油圧回路の構成 つづいて、図2を参照して、本発明の基礎となる無段変
速機1の油圧回路について説明する。なお、本発明は、
後述するように、図2に示す油圧回路に対して、増幅率
変更手段(例えば、図4では、ゲインコントロールバル
ブ110)を付加した構成となっている。
【0040】図2において、21は上述のオイルポン
プ、70はオイルポンプコントロールバルブ、S2はこ
のオイルポンプコントロールバルブ用ソレノイドバルブ
である。また、72はプライマリレギュレータバルブ、
73はセカンダリレギュレータバルブ、SLTはライン
圧制御用リニアソレノイドバルブ、SLUはロックアッ
プ制御用リニアソレノイドバルブ、SLRはレシオ制御
用リニアソレノイドバルブであり、76はソレノイドバ
ルブ用モジュレータバルブである。
【0041】77はマニュアルバルブであって、マニュ
アル操作により、同図中の表に示すように、クラッチモ
ジュレータバルブ79によって調圧されるモジュレート
圧(ポート1の油圧)がポート2又はポート3に切り換
えられる。80はC1コントロールバルブ、81はニュ
ートラルリレーバルブ、82はリバースインヒビットバ
ルブ、S1は前後進制御用ソレノイドバルブである。ま
た、C1は前述のダイレクトクラッチC1 用の油圧サー
ボ、B1は前述のリバースブレーキB1 用油圧サーボ、
90、91はそれぞれB1用アキュムレータ、C1用ア
キュムレータである。
【0042】92はレシオコントロールバルブ、33及
び35は前述のプライマリ側油圧アクチュエータ及びセ
カンダリ側油圧アクチュエータである。95はロックア
ップコントロールバルブ、96はロックアップリレーバ
ルブ、S3はロックアップ切換え用ソレノイドバルブで
ある。なお、図中、EXはドレーンポートである。
【0043】そして、97はバイパスコントロールバル
ブ、99はセカンダリコントロール圧モジュレータバル
ブ、100はクーラーである。
【0044】(3) 無段変速機及び油圧回路の動作 つづいて、上述構成の無段変速機1及び油圧回路の動作
について説明する。エンジン回転に基づくオイルポンプ
21の起動により、所定油圧が発生し、この油圧は、プ
ーリ比及び入力トルクに基づき演算される制御部からの
信号により制御されるリニアソレノイドバルブSLTに
基づきプライマリレギュレータバルブ72により、ライ
ン圧PL に調圧され、さらに後述するセカンダリレギュ
レータバルブ73により、セカンダリ圧PS が調圧され
る。また、停止状態等、高いライン圧PL を必要としな
い場合、制御部からの信号に基づきソレノイドバルブS
2が制御され、オイルポンプコントロールバルブ70を
右半位置に操作して、ポンプ21からの油圧を直接循環
させる。
【0045】マニュアルバルブ77のD(ドライブ)レ
ンジ及びL(エル)レンジにあっては、ポート1からの
油圧がポート2を介してダイレクトクラッチ用油圧サー
ボC1に供給され、ダイレクトクラッチC1 が接続す
る。この状態では、エンジン出力軸10の回転は、トル
クコンバータ6、入力軸12及びダイレクトクラッチC
1 により直結状態となっているプラネタリギヤ50を介
してプライマリプーリ26に伝達され、さらに適宜変速
されるCVT2を介してセカンダリシャフト27に伝達
され、そしてカウンタシャフト7、ディファレンシャル
装置9を介して左右車軸60、61に伝達される。
【0046】また、マニュアルバルブ77をR(リバー
ス)レンジに操作すると、ポート1からの油圧はポート
3を介してブレーキ用油圧サーボB1に供給される。こ
の状態では、プラネタリギヤ50のリングギヤRが係止
され、入力軸12からのサンギヤSの回転は、キャリヤ
CRに逆回転として取り出され、この逆回転がプライマ
リプーリ26に伝達される。
【0047】前述のCVT2は、セカンダリプーリ31
の油圧アクチュエータ35にプライマリレギュレータバ
ルブ72からのライン圧PL が供給されており、入力ト
ルク及び変速比に応じたベルト挟持力を作用する。一
方、制御部からの変速信号に基づきレシオコントロール
用リニアソレノイドバルブSLRが制御され、このレシ
オコントロール用リニアソレノイドバルブSLRからの
(信号圧)によりレシオコントロールバルブ92が制御
されて、その出力ポートからの油圧がプライマリプーリ
26のダブルピストンからなる油圧アクチュエータ33
に供給され、これによりCVT2の変速比が適宜制御さ
れる。
【0048】そして、エンジン出力軸10のトルクは、
トルクコンバータ6を介して入力軸12に伝達され、特
に発進時にあっては、このトルクコンバータ6によりト
ルク比が高くなるように変速されて入力軸12に伝達さ
れ、滑らかに発進する。また、トルクコンバータ6は、
ロックアップクラッチ5を有しており、高速安定走行時
にあっては、このロックアップクラッチ5が係合して、
エンジン出力軸10と入力軸12とが直結状態となっ
て、トルクコンバータ6の油流による動力損失を減少さ
せている。
【0049】以上で、本発明が適用される無段変速機
1、及び本発明の基礎となる無段変速機の油圧回路の構
成及び動作についての説明を終える。
【0050】(4) 本発明の基礎となるライン圧PL の調
圧について 次に、上述の図2の一部拡大図である図3を参照して、
本発明の基礎となるライン圧PL の調圧について詳述す
る。
【0051】プライマリレギュレータバルブ72の一端
室lにスプリング72bが縮設されているとともにリニ
アソレノイドバルブSLTの出力ポートmからの制御油
圧がオリフィス101を介して作用し、また該バルブ7
2の他端室nにはオリフィス102を介してライン圧P
L が作用する。したがって、スプール72aは一端室l
に作用する制御油圧と他端室nに作用するフィードバッ
ク圧とによりバランスして、オイルポンプ21からプラ
イマリレギュレータバルブ72のポートoに供給される
圧は、該ポートoがドレーンポートEX及びセカンダリ
ポートqに所定割合にて連通することにより調圧され、
これにより入力トルク及びCVT2の変速比に基づき算
出されるライン圧PL が油路hに導かれる。
【0052】一方、セカンダリレギュレータバルブ73
の一端室rにはスプリング73bが縮設されているとと
もにセカンダリコントロール圧モジュレータバルブ99
の出力ポートsからの出力圧がオリフィス103を介し
て作用し、また他端室tにはオリフィス105を介して
セカンダリ圧PS が作用する。したがって、スプール7
3aは一端室rに作用する制御油圧と他端室tに作用す
るフィードバック圧によりバランスして、ポートuは、
ドレーンポートEX及び潤滑油ポートvと所定割合にて
連通することにより調圧され、前記プライマリレギュレ
ータバルブ72のポートqからセカンダリレギュレータ
バルブ73のポートuに供給されている油圧は、前記セ
カンダリコントロール圧モジュレータバルブ99の出力
ポートsからの圧に基づくセカンダリ圧PS となって、
前記油路pに導かれる。また、該セカンダリレギュレー
タバルブ73のポートvからオリフィス109を介して
潤滑装置107に潤滑油圧が供給される。
【0053】そして、上記モジュレータバルブ99は、
その一端室wにスプリング99bが縮設されており、ま
たその他端室xに前記出力ポートsからの出力圧がオリ
フィス106を介して作用している。さらに、該モジュ
レータバルブ99は、前記ライン圧制御用リニアソレノ
イドバルブSLTからの制御油圧がオリフィス104を
介して供給される入力ポートy、前記出力ポートs及び
ドレーンポートEXを有しており、かつ出力ポートsが
入力ポートy及びドレーンポートEXに所定割合にて連
通するとともに、入力ポートyにはVノッチy′が形成
されている。
【0054】したがって、上記モジュレータバルブ99
のスプール99aは、その上端に出力圧がフィードバッ
ク圧として作用しかつ下端にスプリング99bの付勢力
が作用してバランスするが、制御油圧が所定圧以内の場
合、上端室xに作用するフィードバック圧に対してスプ
リング99bの付勢力が大きく、右半位置にあって、入
力ポートyからの制御油圧が出力ポートsにそのまま出
力する。そして、リニアソレノイドバルブSLTからの
制御油圧が所定圧以上になると、上記スプール99aが
フィードバック圧及びスプリング付勢力によりバランス
して、制御油圧が上昇しても、出力ポートsからの出力
圧は、一定値に保持される。
【0055】したがって、ライン圧制御用リニアソレノ
イドバルブSLTは、制御部からの入力トルク及びCV
T2の変速比に基づく制御信号によりソレノイドモジュ
レータバルブ79からのモジュレータ圧PM を出力ポー
トmに所定制御油圧として出力し、該制御油圧が制御油
室lに作用することに基づき、プライマリレギュレータ
バルブ72は、CVT2のU/D(アンダードライブ)
及びO/D(オーバドライブ)の間で入力トルクに比例
するライン圧PL を出力する。
【0056】一方、上記リニアソレノイドバルブSLT
からの制御油圧が所定圧以内にある場合、セカンダリコ
ントロール圧モジュレータバルブ99は、上記制御油圧
をそのまま出力し、該出力圧が制御油室rに作用するこ
とによりセカンダリレギュレータバルブ73は、U/D
時及びO/D時の間で入力トルクに比例したセカンダリ
圧PS を出力する。上記O/D時のセカンダリ圧PS
トルクコンバータ6の必要圧に合うように設定されてお
り、U/D時においてセカンダリ圧PS が不足すること
はない。
【0057】そして、上記モジュレータバルブ99の出
力ポートsからの出力圧は、リニアソレノイドバルブS
LTの制御油圧が所定圧以上になると一定に保持され
る。したがって、ライン圧PL は上記制御油圧に比例し
て上昇するが、セカンダリ圧PS は、一定の出力圧(制
御油圧)に基づき一定値に規制される。該セカンダリ圧
S の上限は、トルクコンバータ5の限界圧以下であっ
て、かつその必要最高圧にほぼ一致する。
【0058】(5) 本発明に係る自動変速機の油圧制御装
置の構成 以上の説明を基礎として、以下に本発明の特徴部分につ
いて詳述する。
【0059】本発明に係る自動変速機の油圧制御装置
は、信号圧発生手段と、増幅率変更手段と、調圧手段と
を備えており、低ゲインと高ゲインとを切り換えること
を特徴としている。構成上の特徴は、上述の図2、図3
との関係でいうと、図4、図5に示すように、信号圧発
生手段としてのリニアソレノイドバルブSLTと調圧手
段としてのプライマリレギュレータバルブ72との間に
増幅率変更手段を介装した点にある。なお、図2と図4
との対応関係については、同じ構成、動作の部材等につ
いては同符号を付して対応させているが、本発明に対し
て直接的に関与しない部分においては若干対応しない部
分もある。例えば、図4では、図2のロックアップコン
トロールバルブ95が省略されている。
【0060】信号圧発生手段としてのリニアソレノイド
バルブSLTは、前述の図2、図3に示すものと同じで
ある。すなわち、制御部からの入力トルク及びCVT2
の変速比に基づく制御信号により、ソレノイドモジュレ
ータバルブ79からのモジュレータ圧PM を出力ポート
mに第1の信号圧P10として出力するものである。
【0061】本実施の形態1における増幅率変更手段
は、図4、図5に示す本実施の形態1においては、ゲイ
ンコントロールバルブ110と、選択手段としてのチェ
ックボール111とによって構成されている。図5に示
すように、ゲインコントロールバルブ110は、リニア
ソレノイドバルブSLTによって発生される第1の信号
圧P10が入力される油室aと、プライマリレギュレータ
バルブ72から出力されたライン圧PL が入力される入
力ポートcと、ライン圧PL を第1の信号圧P10により
ゲイン圧PG として調圧して出力する出力ポートbとを
有する。また、ゲインコントロールバルブ110は、ラ
ンドL1 、L2 を有するスプール110aを有し、スプ
ール110aは、スプリング110bによって上方に付
勢されている。
【0062】チェックボール111は、2個の入力口1
11a、111bと、1個の出力口111cとを有す
る。一方の入力口111aはリニアソレノイドバルブS
LTからの第1の信号圧P10が入力されるものであり、
他方の入力口111bはゲインコントロールバルブ11
0からのゲイン圧PG が入力されるものである。これら
第1の信号圧P10とゲイン圧PG との大きい方が、ボー
ル111dにより選択され、出力口111cから第2の
信号圧P20として出力され、この第2の信号圧P20がオ
リフィス101を介してプライマリレギュレータバルブ
72の一端室lに入力される。この一端室lに入力され
た第2の信号圧P20に応じて、前述のように、ライン圧
L が調圧されることになる。なお、調圧手段としての
プライマリレギュレータバルブ72の構成及び作用は、
図3に示すものとほぼ同様なので、ここでの詳細な説明
は省略する。
【0063】(6) 本発明に係る自動変速機の油圧制御装
置の動作 つづいて、図5及び図8を参照して、上述構成の、自動
変速機の油圧制御装置の動作について説明する。
【0064】オイルポンプ21(図3参照)が起動され
ると、オイルポンプ21からの油圧は、プライマリレギ
ュレータバルブ72の入力ポートoに入力されるととも
に、オリフィス102を介してスプール72a上方の他
端室nに入力される。スプール72aは、他端室nに入
力された油圧により、スプリング72に抗して下方に押
し下げられ、図5の左半位置に配置される。一方、ゲイ
ンコントロールバルブ110は、スプール110aがス
プリング110bによって押し上げられて左半位置に配
置される。これにより、ゲインコントロールバルブ11
0の入力ポートcは、ランドL2 よって閉鎖され、ゲイ
ンコントロールバルブ110には、ライン圧PL は入力
されない。この状態は、図8のminに対応する。な
お、図8縦軸の(P20)は、第1の信号圧P10の変化に
対応して、第2の信号圧P20がライン圧PL と同様に変
化することを示すものである。
【0065】この状態から、リニアソレノイドバルブS
LTにより第1の信号圧P10が発生されると、この第1
の信号圧P10は、ゲインコントロールバルブ110の油
室aと、チェックバルブ111の入力口111aに入力
される。このときチェックバルブ111の他方の入力口
111bには、まだライン圧PL から調圧されたゲイン
圧PG は入力されないので、ボール111dは、入力口
111aから入力された第1の信号圧P10によって同図
中の左方に押し付けられる。これにより、チェックボー
ル111の出力口111cからは、第1の信号圧P
10が、そのまま第2の信号圧P20として出力される。出
力された第2の信号圧P20は、オリフィス101を介し
て、プライマリレギュレータバルブ72の一端室lに入
力される。
【0066】さらに、第1の信号圧P10が増加すると、
油室aに入力する第1の信号圧P10によってスプール1
10aが徐々に押し下げられるのと並行して、第2の信
号圧P20が徐々に増加し、これにより、プライマリレギ
ュレータバルブ72からのライン圧PL も増加する。こ
のときの、第1の信号圧P10の変化に対する、ライン圧
L の変化の比、つまりゲインGは、低ゲインG1 とし
て図8に示してある。この図8における傾きの小さい低
ゲインG1 は、後述の切換点までつづく。
【0067】第1の信号圧P10の増加に伴うスプール1
10aの下降により、ランドL2 の上面が入力ポートc
の上端を過ぎると、ゲインコントロールバルブ110
に、入力ポートcからライン圧PL が入力され調圧され
て、出力ポートbからゲイン圧PG として出力される。
このゲイン圧PG は、チェックボール111の入力口1
11bに入力される。このとき、スプール110aは、
ランドL1 下面の受圧面積がランドL2 上面の受圧面積
よりも大きいことに基づいて、ライン圧PL からは上方
に押し上げる力を受ける。この力は、ランドL1 下面の
受圧面積とランドL2 上面の受圧面積との面積差と、ゲ
イン圧PG との積であり、この力と第1の信号圧P10
油室aに作用する力とのバランスにより、ゲイン圧PG
は調圧される。なお、スプール110aのランドL1
面の受圧面積と、ランドL2 上面の受圧面積との差を適
宜に設定することで、出力ポートbからのゲイン圧PG
を適宜に調圧することができる。例えば、これらの受圧
面積の差を小さくすると、同じ第1の信号圧P10に対し
て高いゲイン圧PG でつり合うことになり、ゲインG
を、後述の高ゲインG2 よりもさらに高いものとするこ
とが可能である。
【0068】上述のように、油室aに入力される第1の
信号圧P10が増加するに伴って、チェックボール111
の入力口111aに入力される第1の信号圧P10と、入
力口111bに入力されるゲイン圧PG とは双方とも増
加する。そして、第1の信号圧P10が低い領域では、上
述のようにゲイン圧PG よりも第1の信号圧P10の方が
大きいため、ボール111dが左方に押し付けられて、
出力口111cからは、大きい方の第1の信号圧P
10が、第2の信号圧P20として出力される。
【0069】ところが、ゲイン圧PG は、第1の信号圧
10によって調圧され、ゲイン圧PG のフィードバック
圧の受圧面積(ランドL1 下面とランドL2 上面の受圧
面積差)が第1の信号圧P10の受圧面積よりも小さく設
定されているため、この入力口111bに入力されるゲ
イン圧PG と、入力口111aに入力される第1の信号
圧P10とを比較すると、ゲイン圧PG の増加率が第1の
信号圧P10の増加率よりも大きくなる。
【0070】したがって、第1の信号圧P10を徐々に増
加させていくと、ある点でゲイン圧PG と第1の信号圧
10との大小関係が逆転し、ゲイン圧PG が第1の信号
圧P10を上回る。この点が図8に示す切換点である。こ
の切換点まで、第1の信号圧P10よりも小さかったゲイ
ン圧PG が、この切換点を境として、第1の信号圧P10
よりも大きくなる。これにより、ボール111dが図5
中の右方に押し付けられ、以後、出力口111cから
は、ゲイン圧PG が第2の信号圧P20として出力され、
プライマリレギュレータバルブ72に入力されることに
なる。このときの、油室aに入力される第1の信号圧P
10の変化に対する、プライマリレギュレータバルブ72
からのライン圧PL の変化の比(ゲインG)は、高ゲイ
ンG2 (G2 >G1 )となる。なお、低ゲインG1 、高
ゲインG2 における「低」、「高」とは、ゲインGの絶
対値の高低をいうのではなく、他方に対する相対的な
「高低」をいうものである。
【0071】この高ゲインG2 は、第1の信号圧P10
最大値に対応するライン圧PL の最大値maxまでつづ
く。なお、図8のグラフにおいては、グラフの傾きがゲ
インGを示し、傾きが小さいときが低ゲインG1 、傾き
が大きいときが高ゲインG2となる。
【0072】上述のように、本発明においては、実施の
形態においては、リニアソレノイドバルブSLTが出力
する第1の信号圧P10の変動幅(最小minと最大ma
xとの間)内で、必要なライン圧PL の変動幅(最小m
inと最大maxとの間)を実現しようとするものであ
る。
【0073】ところが、前述したように、例えば、無段
変速機1(図1参照)においては、第1の信号圧P10
基づく、ライン圧PL の高精度の制御と高いライン圧P
L とを実現することが要求されるが、前者の高精度の制
御には低ゲインG1 が必要となり、後者の高いライン圧
L には高ゲインG2 が必要となるため、従来のよう
に、ゲインGを一種に固定した場合には、高精度の制御
と高いライン圧PL との双方を両立させることが困難で
あった。
【0074】すなわち、第1の信号圧P10の変動幅を一
定とすると、ライン圧PL の高精度の制御を実現すべ
く、低ゲインG1 に設定した場合、図8の二点鎖線に示
すように、第1の信号圧P10を最大にしても、必要なラ
イン圧PL の最大値を得ることができない。一方、これ
とは逆に、高いライン圧PL を実現すべく、一点鎖線に
示すように、高ゲインに設定した場合、ライン圧PL
高精度の制御が困難となる。
【0075】そこで、本発明においては、第1の信号圧
10の変動幅内の切換点を境として、ライン圧PL の高
精度の制御が必要な、第1の信号圧P10の低い領域で
は、低ゲインG1 とする一方、高いライン圧PL が必要
な、第1の信号圧P10の高い領域では、高ゲインG2
することにより、ライン圧PL の高精度の制御と、高い
ライン圧PL とを両立させるようにしている。
【0076】そのための手段として、以上説明した実施
の形態1では、ゲインコントロールバルブ110とチェ
ックボール111とによって構成された増幅率変更手段
によって、第1の信号圧P10とゲイン圧PG とを選択的
に出力し、選択された一方を第2の信号圧P20として、
プライマリレギュレータバルブ72に入力し、これによ
りライン圧PL を制御するものである。
【0077】〈実施の形態2〉上述の実施の形態1に対
し、本実施の形態2においては、第1の信号圧P10が低
い領域においては、これを第2の信号圧P20としてプラ
イマリレギュレータバルブ72に入力し、また、第1の
信号圧P10が高い領域においては、第1の信号圧P10
ゲイン圧PG とを第2の信号圧P20としてプライマリレ
ギュレータバルブ72に入力するものである。
【0078】図6に、実施の形態2を示す。なお、図5
に示す実施の形態1と同じ構成、同じ作用の部材等につ
いては、同じ符号を付して、これらの重複説明を省略す
るとともに、主に実施の形態1と異なる部分について説
明するものとする。
【0079】図6において、信号圧発生手段としてのリ
ニアソレノイドバルブSLT及びゲインコントロールバ
ルブ110は、図5のものとすべて同様であり、また、
調圧手段としてのプライマリレギュレータバルブ72A
は、スプール72aの下端部を下方に延長するとともに
油室dを設けた点を除いて、図5のものと同様である。
【0080】本実施の形態2のおける増幅率変更手段
は、プライマリレギュレータバルブ72Aの油室l及び
油室dと、ゲインコントロールバルブ110とによって
構成されている。
【0081】リニアソレノイドバルブSLTから発生さ
れた第1の信号圧P10は、オリフィス101を介して、
プライマリレギュレータバルブ72Aの油室lに入力さ
れてスプール72aを徐々に上方に押し上げるととも
に、ゲインコントロールバルブ110の油室aに入力さ
れてスプール110aを徐々に下方に押し下げる。
【0082】この状態は、図9に示すように低ゲインG
1 であり、第1の信号圧P10が切換点に達するまで継続
される。
【0083】また、リニアソレノイドバルブSLTから
の第1の信号圧P10は、ゲインコントロールバルブ11
0の入力ポートaに入力され、スプール110aを徐々
に下方へ押し下げ、出力ポートbによりゲイン圧PG
出力され、プライマリレギュレータバルブ72Aの下部
の油室dに入力される第1の信号圧P10が切換点に達す
るまでは、このゲイン圧PG は、第1の信号圧P10より
も低いために、ゲイン圧PG がプライマリレギュレータ
バルブ72Aのスプール72aを上方に押し上げること
はない。次に、第1の信号圧P10が切換点に達すると、
ゲイン圧PG が第1の信号圧P10よりも大きくなり、ス
プール72aは第1の信号圧P10に加え、ゲイン圧PG
によっても上方へ押し上げられる。したがって、本実施
の形態2においては、第1の信号圧P10が切換点に達す
るまでは、この第1の信号圧P10のみがプライマリレギ
ュレータバルブ72Aのスプール72aを上方に押し上
げる第2の信号圧P20として作用し、切換点を超える
と、この第1の信号圧P10とゲイン圧PG との両方が第
2の信号圧P20として作用することになる。
【0084】第1の実施の形態では、第1の信号圧P10
とゲイン圧PG とのうちの大きい方が選択的に第2の信
号圧P20となっていたのと異なり、本実施の形態2にお
いては、図9に示すように、ゲイン圧PG によって、同
図中の斜線部分の圧力が付加されることになるため、前
述の実施の形態1の場合に比して、低ゲインG1 から高
ゲインG2 への移行、またその逆の移行が円滑に行われ
る。
【0085】〈実施の形態3〉図7に実施の形態3を示
す。なお、同図に示す信号圧発生手段としてのリニアソ
レノイドバルブSLT及び調圧手段としてのプライマリ
レギュレータバルブ72は、前述の実施の形態1のもの
とすべて同じであり、これらの説明は省略する。実施の
形態1とは、増幅率変更手段のみが異なり、以下では、
この相違点を主に説明する。
【0086】図7に示す増幅率変更手段は、ゲインコン
トロールバルブ113と、切換バルブ115と、オン/
オフ用のソレノイドバルブ116とを備えている。
【0087】ゲインコントロールバルブ113は、リニ
アソレノイドバルブSLTからの第1の信号圧P10が入
力される入力ポートaと、ライン圧PL が入力される入
力ポートcと、ゲイン圧PG が出力される出力ポートb
を有し、スプール113aは、スプリング113bによ
って上方に付勢されている。
【0088】切換バルブ115は、第1の信号圧P10
入力される入力ポートeと、ゲイン圧PG が入力される
入力ポートfと、第1の信号圧P10又はゲイン圧PG
出力される出力ポートgと、ソレノイドバルブ116の
信号圧が入力される入力ポートiとを有する。
【0089】図10に示すように、本実施の形態3にお
いては、第1の信号圧P10の、minからmaxへの変
更に対応させて低ゲインG1 とし、これに引き続いての
maxからminへの変更に対応させて高ゲインG2
するものである。
【0090】これによると、第1の信号圧P10の変動幅
をほぼ2倍にしたのと同等の効果を得ることができ、ラ
イン圧PL の高精度の制御が可能となり、かつライン圧
Lの高いライン圧PL の実現を可能とするものであ
る。
【0091】以下、詳述する。
【0092】第1の信号圧P10の増加に対応する低ゲイ
ンG1 時は、ソレノイドバルブ116により、切換バル
ブ115のスプール115aを図7の右半位置に配置す
る。
【0093】この右半位置においては、第1の信号圧P
10の大きさにかかわらず、切換バルブ115の入力ポー
トfがスプール115aによって閉鎖されるため、切換
バルブ115の出力ポートgからゲイン圧PG が出力さ
れることはない。入力ポートeに入力された第1の信号
圧P10は、出力ポートgから第2の信号圧P20としてオ
リフィスを介して油室lに入力される。この状態は、図
10における第1の信号圧P10のminからmaxまで
つづけられる。
【0094】上述の第1の信号圧P10は、ゲインコント
ロールバルブ113の油室aにも入力されており、その
minからmaxへの変化に伴って、スプール113a
が下限位置まで押し下げられる。このスプール113a
の下限位置においては、上方のランドによって入力ポー
トcがほぼ閉鎖されている。
【0095】ここで、第1の信号圧P10がmaxに達し
たときに、ソレノイドバルブ116によって切換バルブ
115を左半位置に配置する。これにより、スプール1
15aの上方のランドによって入力ポートeが閉鎖さ
れ、出力ポートgから第1の信号圧P10が出力されなく
なる。これに代わり、出力ポートgからは、入力ポート
fに入力されたゲイン圧PG が調圧されて第2の信号圧
20として出力されることになる。すなわち、切換バル
ブ115を左半位置に配置し、第1の信号圧P10を徐々
に低下させると、ゲインコントロールバルブ113のス
プール113aが徐々に上昇し、これにより、入力ポー
トcの開口面積が徐々に大きくなり、ゲインコントロー
ルバルブ113に入力されるライン圧PL が徐々に増加
する。したがって、出力ポートbからは、徐々に増加す
るゲイン圧PG が出力され、切換バルブ115の入力ポ
ートfに入力される。入力されたゲイン圧PG は、出力
ポートgから第2の信号圧P20として出力され、プライ
マリレギュレータバルブ72の油室lに入力される。
【0096】上述のように、本実施の形態3において
は、第1の信号圧P10のminからmaxの変化に対応
して、低ゲインG1 を実現し、これに連続する第1の信
号圧P10のmaxからminへの変化に対応して、高ゲ
インG2 を実現している。
【0097】なお、図11に、図1に示す無段変速機1
におけるプーリ比とライン圧PL との関係を参考までに
示す。これらの関係は、同図に示すように、下方に凸の
曲線状となるため、発進時等においてプーリ比を大きく
しようとする(U/D側に移動させる)と、大きなライ
ン圧PL が必要となる。
【0098】上述の実施の形態1ないし実施の形態3で
説明した本発明によると、プーリ比のU/D側での大き
なライン圧PL の発生と、プーリ比のO/D側での、精
度の高いライン圧PL の制御とが可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される無段変速機を示す概略図。
【図2】本発明の基礎となる油圧回路を示す図。
【図3】ライン圧の増幅を説明するための拡大図。
【図4】本発明の油圧回路を示す図。
【図5】実施の形態1における増幅率変更手段を示す拡
大図。
【図6】実施の形態2における増幅率変更手段を示す拡
大図。
【図7】実施の形態3における増幅率変更手段を示す拡
大図。
【図8】実施の形態1における第1の信号圧とライン圧
との関係を示す図。
【図9】実施の形態2における第1の信号圧とライン圧
との関係を示す図。
【図10】実施の形態3における第1の信号圧とライン
圧との関係を示す図。
【図11】無段変速機におけるプーリ比とライン圧との
関係を示す図。
【符号の説明】
1 自動変速機(無段変速機) 72、72A 調圧手段(プライマリレギュレータバ
ルブ) 110、113 ゲインコントロールバルブ 111 選択手段(チェックボール) 115 切換バルブ 116 ソレノイドバルブ G 増幅率(ゲイン) G1 低ゲイン G2 高ゲイン P10 第1の信号圧 P20 第2の信号圧 PG ゲイン圧 PL 出力圧(ライン圧) SLT 信号圧発生手段(リニアソレノイドバルブ)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号圧を発生させる信号圧発生手
    段と、 該信号圧発生手段からの第1の信号圧が入力されるとと
    もに、該第1の信号圧に基づいて第2の信号圧を出力す
    る増幅率変更手段と、 該増幅率変更手段からの第2の信号圧が入力されるとと
    もに、該第2の信号圧に応じて出力圧を調圧する調圧手
    段と、を備え、 前記増幅率変更手段は、前記第1の信号圧の変化に対す
    る前記出力圧の変化の比を増幅率とすると、前記第1の
    信号圧の変動幅内で前記増幅率を低増幅率と高増幅率と
    に変更する、 ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅率変更手段は、 前記第1の信号圧によって調圧されるゲイン圧を出力す
    るゲインコントロールバルブと、 前記第1の信号圧と前記ゲイン圧とのうちのいずれか一
    方を前記第2の信号圧として選択的に出力し前記調圧手
    段に入力する選択手段と、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、 前記第1の信号圧と前記ゲイン圧とのうちのいずれか一
    方をこれらの大きさに応じて選択的に出力し前記調圧手
    段に入力する、 ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、 前記第1の信号圧と前記ゲイン圧とのうちのいずれか大
    きい方を選択的に出力し前記調圧手段に入力するチェッ
    クボールを有する、 ことを特徴とする請求項3記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、 前記第1の信号圧と前記ゲイン圧とのうちのいずれか一
    方が選択的に前記調圧手段に入力するされるように切り
    換える切換バルブと、 該切換バルブを操作するソレノイドバルブと、を有す
    る、 ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記信号圧発生手段からの第1の信号圧
    が所定値未満のときに、該第1の信号圧が前記第2の信
    号圧として前記調圧手段に入力され、低増幅率が選択さ
    れるとともに、 前記信号圧発生手段からの第1の信号圧が所定値以上の
    ときに、該第1の信号圧より大きい前記ゲイン圧が前記
    第2の信号圧として前記調圧手段に入力され、高増幅率
    が選択される、 ことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1
    項記載の自動変速機の油圧制御装置。
  7. 【請求項7】 前記増幅率変更手段は、 前記第1の信号圧によって調圧されるゲイン圧を出力す
    るゲインコントロールバルブを有し、 前記第1の信号圧が所定値未満のときに、該第1の信号
    圧を前記第2の信号圧として前記調圧手段に入力すると
    ともに、 前記第1の信号圧が所定値以上のときに、前記第1の信
    号圧及び前記ゲイン圧を前記第2の信号圧として前記調
    圧手段に入力する、 ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ゲインコントロールバルブは、前記
    調圧手段によって調圧された前記出力圧を前記ゲイン圧
    に調圧する、 ことを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1
    項記載の自動変速機の油圧制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ゲインコントロールバルブは、前記
    第1の信号圧の小から大への変化に対して、前記ゲイン
    圧を小から大へ調圧する、 ことを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれか1
    項記載の自動変速機の油圧制御装置。
  10. 【請求項10】 前記信号圧発生手段からの前記第1の
    信号圧の最小値から最大値への変化に対して、前記第1
    の信号圧が前記第2の信号圧として前記調圧手段に入力
    され、低増幅率を選択し、前記出力圧を小から大へ調圧
    し、 前記信号圧発生手段からの前記第1の信号圧の最大値か
    ら最小値への変化に対して、前記第1の信号圧より大き
    い前記ゲイン圧が前記第2の信号圧として前記調圧手段
    に入力され、高増幅率を選択し、前記出力圧を小から大
    へ調圧する、 ことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項5記
    載の自動変速機の油圧制御装置。
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