JPH11223934A - 感光性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法 - Google Patents

感光性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法

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JPH11223934A
JPH11223934A JP29906098A JP29906098A JPH11223934A JP H11223934 A JPH11223934 A JP H11223934A JP 29906098 A JP29906098 A JP 29906098A JP 29906098 A JP29906098 A JP 29906098A JP H11223934 A JPH11223934 A JP H11223934A
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JP29906098A
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Inventor
Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Dirk Kokkelenberg
デイルク・コツケレンベルク
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Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価な感光性画像形成要素を用い、優れた印
刷性を有し、選択的で生態学的な方法で現像可能な平版
印刷版を作製するための方法を提供する。 【解決手段】 親水性表面を有する平版印刷ベース上
に、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマーを含む第1
層及び平版印刷ベースの第1層と同じ側に最上層を有
し、その最上層がケイ酸塩としてSiO2を含有するア
ルカリ性現像液に関して非浸透性である感光性画像形成
要素を製造しその要素を化学光に画像通りに露出し;露
出された要素をアルカリ性現像液を用いて現像し、最上
層の露出された領域及び第1層のその下の領域が溶解さ
れ且つ第1層の露出されない領域が溶解されないで残る
ようにする段階を含み、最上層がジアゾニウム塩及びそ
の重量の少なくとも20%の1種もしくはそれ以上の非
タンパク質性親水性フィルム−形成性ポリマーを含む平
版印刷版の作製のための方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は感光性画像形成要素を用いて平
版印刷版を作製するための方法に関する。
【0002】さらに特定的には、本発明は、露出される
と水性現像液により浸透及び/又は可溶化される最上層
の容量が変化することにより、感光性画像形成要素を用
いて平版印刷版を作製するための方法に関する。
【0003】
【発明の背景】平版印刷は、そのいくらかの領域が平版
印刷インキを受容することができるが、他の領域は水で
湿らされるとインキを受容しない特別に作られた表面か
らの印刷の方法である。インキを受容する領域は印刷画
像領域を形成し、インキ−反発性領域は背景領域を形成
する。
【0004】写真平版印刷の技術分野の場合、写真材料
は、露光された領域において(ネガティブ−作用性)又
は非露光領域において(ポジティブ−作用性)、親水性
背景上で画像通りに油性又は脂性インキに対して受容性
とされる。
【0005】表面平版印刷版(surface lit
ho plates)又はプラノグラフィ印刷版(pl
anographic printing plate
s)とも呼ばれる通常の平版印刷版の作製の場合、水に
対して親和性を有するか又は化学的処理によりそのよう
な親和性を得る支持体に感光性組成物の薄層がコーティ
ングされる。その目的のためのコーティングにはジアゾ
化合物、ジクロム酸塩−増感親水性コロイド及び多様な
合成感光性樹脂を含有する感光性ポリマー層が含まれ
る。
【0006】特にジアゾ−増感系が広く用いられる。こ
れらの系はKosar J.により“Light−Se
nsitive Systems”,Wiley,Ne
wYork,1965,Chapter 7において広
く考察されている。一般に用いられるネガティブ−作用
性ジアゾ−増感系は、紫外線及び青光線に露出されると
ポリマーを硬化させるジアゾ化合物の能力に基づいてい
る。その硬化性に基づいて平版印刷版の作製のために用
いられてきたジアゾ化合物は、例えばその光分解生成物
がポリマー(天然コロイド又は合成樹脂)を直接硬化さ
せることができるジアゾニウム塩及びジアゾニウムポリ
マーである。ジアゾニウム基を含有するポリマーは大き
い構造を有するが、それはイオン性ジアゾニウム基が存
在するために水溶性のままである。これらの基が露光に
より破壊されると不溶性樹脂が形成される。特に有用な
ジアゾニウムポリマーはカルボニル化合物、例えばホル
ムアルデヒドなどのアルデヒドと例えばp−アミノジフ
ェニルアミンのジアゾニウム塩との縮合生成物である。
これらの縮合生成物は通常ジアゾ樹脂と称される。これ
らの系においては場合によりポリマー性結合剤がジアゾ
樹脂コーティングに加えられる。
【0007】US−P−3 549 373は、その上
にネガティブ原稿からポジティブ画像を得ることができ
る多層反転可能コピーシートを開示しており、ここで該
シートは非−金属性ベース、該ベース上の中間層及び該
中間層上の感光性ジアゾ化合物−含有層を含み、該中間
層はビニル化合物と不飽和有機カルボン酸のコポリマー
の水溶性アルカリ金属塩を含む樹脂から形成されてい
る。
【0008】US−P−5 466 557は(1)レ
ゾール樹脂、(2)ノボラック樹脂、(3)潜伏性Br
onsted酸、(4)赤外線吸収剤及び(5)テレフ
タルアルデヒドを含む輻射線−感受性組成物を開示して
いる。
【0009】DE−A−4 241 717はジアゾニ
ウム塩及びアルカリ−可溶性ポリマーを含むことを特徴
とするポジティブ作用性感光性組成物を開示している。
【0010】しかし感光性物質としてジアゾニウム塩を
含有する感光性要素から得られるポジティブ作用性印刷
版はない。最も現実的なポジティブ作用性印刷版は感光
性物質としてキノンジアジド誘導体(chinone
diazide derivatives)を用いてい
る感光性要素から得られる。キノンジアジド誘導体は合
成が困難であり、従って高価であり、ジアゾニウム塩は
合成がもっと容易であり、従ってもっと安価である。従
ってジアゾニウム塩を含有し、ポジティブ印刷版を与え
る感光性要素を求める要求が長い間自覚されてきた。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、より安価な感光性画像
形成要素を用い、優れた印刷性を有し、選択的で迅速簡
便で生態学的な方法で現像可能な平版印刷版の作製のた
めの方法を提供することである。
【0012】本発明のさらに別の方法は、高い赤外感度
を有するヒートモード感受性画像形成要素からポジティ
ブ平版印刷版を作製するための方法を提供することであ
る。
【0013】本発明のさらに別の目的は下記の記載から
明らかになるであろう。
【0014】
【発明の概略】本発明に従えば、 a)親水性表面を有する平版印刷ベース上に、アルカリ
性水溶液中に可溶性のポリマーを含む第1層及び平版印
刷ベースの第1層と同じ側に最上層を有し、その最上層
がケイ酸塩としてSiO2を含有するアルカリ性現像液
に関して非浸透性である感光性画像形成要素を製造し; b)該感光性画像形成要素を化学光に画像通りに露出
し; c)該画像通りに露出された感光性画像形成要素を該ア
ルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出された領
域及び第1層のその下の領域が溶解され且つ第1層の露
出されない領域が溶解されないで残るようにする段階を
含み、該最上層がジアゾニウム塩及びその重量の少なく
とも20%の1種もしくはそれ以上の非タンパク質性親
水性フィルム−形成性ポリマーを含むことを特徴とする
平版印刷版の作製のための方法が提供される。
【0015】
【発明の詳細な記述】本発明に従えば、 a)親水性表面を有する平版印刷ベース上に、アルカリ
性水溶液中に可溶性のポリマーを含む第1層及び平版印
刷ベースの第1層と同じ側に最上層を有し、その最上層
がケイ酸塩としてSiO2を含有するアルカリ性現像液
に関して非浸透性である感光性画像形成要素を製造し; b)該感光性画像形成要素を化学光に画像通りに露出
し; c)該画像通りに露出された感光性画像形成要素を該ア
ルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出された領
域及び第1層のその下の領域が溶解され且つ第1層の露
出されない領域が溶解されないで残るようにする段階を
含み、該最上層がジアゾニウム塩及びその重量の少なく
とも20%の1種もしくはそれ以上の非タンパク質性親
水性フィルム−形成性ポリマーを含むことを特徴とする
平版印刷版の作製のための方法が提供される。
【0016】本発明に従う最上層はジアゾニウム塩を含
む。ジアゾニウム塩の混合物を用いることができるが、
1種のみのジアゾニウム塩を用いるのが好ましい。
【0017】本発明で用いるための低分子量ジアゾニウ
ム塩の例には:ベンジジンテトラゾニウムクロリド、
3,3’−ジメチルベンジジンテトラゾニウムクロリ
ド、3,3’−ジメトキシベンジジンテトラゾニウムク
ロリド、4,4’−ジアミノジフェニルアミンテトラゾ
ニウムクロリド、3,3’−ジエチルベンジジンテトラ
ゾニウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミンジ
アゾニウムサルフェート、4−アミノジフェニルアミン
ジアゾニウムクロリド、4−ピペリジノアニリンジアゾ
ニウムサルフェート、4−ジエチルアミノアニリンジア
ゾニウムサルフェート及びジアゾジフェニルアミンとホ
ルムアルデヒドのオリゴマー性縮合生成物が含まれる。
【0018】本発明で有用なジアゾ樹脂の例は感光性物
質としての芳香族ジアゾニウム塩の縮合生成物を含む。
そのような縮合生成物は既知であり、例えばDE−A−
1214 086に記載されている。それらは一般に強
い酸性媒体中における多核芳香族ジアゾニウム化合物、
好ましくは置換もしくは非置換ジフェニルアミン−4−
ジアゾニウム塩の活性カルボニル化合物、好ましくはホ
ルムアルデヒドとの縮合により製造される。
【0019】ジアゾニウム塩の量は最上層の5〜50重
量%、より好ましくは10〜30重量%内に含まれる。
【0020】水溶性最上層は本発明に従う結合剤樹脂と
して水溶性非−タンパク質性親水性フィルム−形成性ポ
リマーを好ましくは重量により少なくとも30%の量で
含む。適したポリマーは例えばポリビニルアルコール、
ポリ(メタ)アクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリ
エチレンオキシド、部分的に加水分解されたポリ酢酸ビ
ニル、スルホン化ポリスチレン、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、セルロースアセ
テートハイドロジエンフタレート(cellulose
acetate hydrogen phthala
te)、デキストラン、デキストリン又はその誘導体、
澱粉、アラビアゴム、アルギン酸誘導体、例えばその塩
又はエステルならびにアセタール基及び少なくとも2つ
のカルボキシル基を有する化合物と少なくとも部分的に
反応したヒドロキシ基を含有するコポリマーである。2
種又はそれ以上の非−タンパク質性親水性フィルム−形
成性ポリマーの混合物を用いて水溶性最上層の重量の該
20%、より好ましくは該30%を得ることも可能であ
る。しかし好ましくは少なくとも10,000、より好
ましくは少なくとも50,000の分子量を有する少な
くとも1種のポリビニルアルコールが好ましい。該ポリ
ビニルアルコールは少なくとも80%、より好ましくは
少なくとも95%の加水分解度を有する。
【0021】最上層の合計量は好ましくは0.05〜1
0g/m2、より好ましくは0.1〜2g/m2の範囲で
ある。
【0022】最上層においては、本発明に従い、アルカ
リ性現像液に画像通りに露出されるとアルカリ性水溶液
により浸透及び/又は可溶化される容量における差が発
生する。
【0023】本発明の場合、化学光に画像通りに露出さ
れると、現像の間に非−画像形成部分を可溶化したり及
び/又はそれに損傷を与えたりせずに画像形成部分が清
浄化される程度まで該容量が増加する。
【0024】アルカリ性水溶液を用いる現像は好ましく
は5〜120秒の間隔内に行われる。
【0025】本発明は最上層と平版印刷ベースの間に水
性現像液、より好ましくは特に(preferenti
ally)7.5〜14のpHを有する水性アルカリ性
現像液中に可溶性の第1層を含む。該層は好ましくは最
上層に連続しているが、他の親水性層が最上層と第1層
の間に存在することができる。この層において用いられ
るアルカリ可溶性結合剤は好ましくは通常のポジティブ
又はネガティブ作用性PS−版で用いられるような疎水
性結合剤、例えばノボラック、ポリビニルフェノール、
カルボキシ置換ポリマーなどである。これらのポリマー
の典型的例はDE−A−4 007 428、DE−A
−4 027 301及びDE−A−4445 820
に記載されている。本発明と関連して用いられる疎水性
結合剤はさらに水中における不溶性及びアルカリ溶液中
における部分的可溶性/膨潤性及び/又は補助溶媒と組
み合わされた場合の水中における部分的可溶性を特徴と
している。
【0026】該第1層は好ましくは低分子量の酸、好ま
しくはカルボン酸、さらにもっと好ましくは安息香酸、
最も好ましくは3,4,5−トリメトキシ安息香酸も含
む。
【0027】第1層における低分子量の酸の合計量とポ
リマーの間の重量比は好ましくは2:98〜40:6
0、より好ましくは5:95〜20:80の範囲であ
る。該第1層の合計量は好ましくは0.1〜10g/m
2、より好ましくは0.3〜2g/m2の範囲である。
【0028】本発明の画像形成要素において、平版印刷
ベースは陽極酸化されたアルミニウムであることができ
る。特に好ましい平版印刷ベースは電気化学的に研磨さ
れ、陽極酸化されたアルミニウム支持体である。陽極酸
化されたアルミニウム支持体を処理してその表面の親水
性を向上させることができる。例えばアルミニウム支持
体を例えば95℃などの高められた温度でケイ酸ナトリ
ウム溶液を用いてその表面を処理することによりケイ酸
塩化することができる。別の場合、リン酸塩処理を適用
することができ、それは酸化アルミニウム表面をリン酸
塩溶液で処理することを含み、リン酸塩溶液はさらに無
機フッ化物を含有していることができる。さらに酸化ア
ルミニウム表面をクエン酸又はクエン酸塩溶液で濯ぐこ
とができる。この処理は室温で行うことができるか又は
約30〜50℃というわずかに高められた温度で行うこ
とができる。さらに興味深い処理は酸化アルミニウム表
面を重炭酸塩溶液で濯ぐことを含む。さらに、酸化アル
ミニウム表面をポリビニルホスホン酸、ポリビニルメチ
ルホスホン酸、ポリビニルアルコールのリン酸エステ
ル、ポリビニルスルホン酸、ポリビニルベンゼンスルホ
ン酸、ポリビニルアルコールの硫酸エステル及びスルホ
ン化脂肪族アルデヒドとの反応により生成するポリビニ
ルアルコールのアセタールを用いて処理することができ
る。これらの後処理の1つ又はそれ以上を単独でか又は
組み合わせて行うことができることはさらに明らかであ
る。これらの処理のもっと詳細な記載はGB−A−1
084070、DE−A−4 423 140、DE−
A−4 417 907、EP−A−659 909、
EP−A−537 633、DE−A−4 001 4
66、EP−A−292 801、EP−A−291
760及びUS−P−4458 005に示されてい
る。
【0029】本発明と関連する他の実施態様に従うと、
親水性表面を有する平版印刷ベースは柔軟性支持体、例
えば架橋された親水性層が設けられた紙又はプラスチッ
クフィルムを含むことができる。特に適した架橋された
親水性層は、ホルムアルデヒド、グリオキサル、ポリイ
ソシアナート又は加水分解されたテトラ−アルキルオル
トシリケートなどの架橋剤を用いて架橋された親水性結
合剤から得ることができる。後者が特に好ましい。
【0030】親水性結合剤として親水性(コ)ポリマ
ー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、ア
クリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリマー及
びコポリマーあるいは無水マレイン酸/ビニルメチルエ
ーテルコポリマーを用いることができる。用いられる
(コ)ポリマー又は(コ)ポリマー混合物の親水度は好
ましくは、少なくとも60重量パーセント、好ましくは
80重量パーセントの程度まで加水分解されたポリ酢酸
ビニルの親水度と同じか又はそれより高い。
【0031】架橋剤、特にテトラアルキルオルトシリケ
ートの量は好ましくは親水性結合剤の重量部当たり少な
くとも0.2重量部、より好ましくは0.5〜5重量
部、最も好ましくは1.0重量部〜3重量部である。
【0032】本実施態様に従って用いられる平版印刷ベ
ースの架橋された親水性層は好ましくは、機械的強度及
び層の多孔度を向上させる物質も含有する。この目的で
コロイドシリカを用いることができる。用いられるコロ
イドシリカは例えば最高40nm、例えば20nmの平
均粒度を有するコロイドシリカのいずれの商業的に入手
可能な水−分散液の形態であることもできる。さらにコ
ロイドシリカより大きな寸法の不活性粒子、例えばJ.
Colloid and InterfaceSc
i.,Vol.26,1968,pages 62 t
o 69に記載されている通りStOeberに従って
調製されるシリカあるいはアルミナ粒子あるいは二酸化
チタン又は他の重金属酸化物の粒子である少なくとも1
00nmの平均直径を有する粒子を加えることができ
る。これらの粒子の挿入により、架橋された親水性層の
表面に顕微鏡的丘と谷から成る均一な粗いきめが与えら
れ、それは背景領域における水のための保存場所として
働く。
【0033】本実施態様に従う平版印刷ベースの架橋さ
れた親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲内で変化
することができ、好ましくは1〜10μmである。
【0034】本発明に従って用いるために適した架橋さ
れた親水性層の特定の例は、EP−A−601 24
0、GB−P−1 419 512、FR−P−2 3
00354、US−P−3 971 660、US−P
−4 284 705及びEP−A 514 490に
開示されている。
【0035】本実施態様と関連する平版印刷ベースの柔
軟性支持体として、プラスチックフィルム、例えば基質
化ポリエチレンテレフタレートフィルム、酢酸セルロー
スフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネート
フィルムなどを用いるのが特に好ましい。プラスチック
フィルム支持体は不透明又は透明であることができる。
【0036】接着促進層が設けられたポリエステルフィ
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A−619
524、EP−A−620 502及びEP−A−6
19 525に開示されている通り親水性結合剤及びコ
ロイドシリカを含む。好ましくは接着促進層中のシリカ
の量はm2当たり200mg〜m2当たり750mgであ
る。さらにシリカ対親水性結合剤の比率は好ましくは1
より高く、コロイドシリカの表面積は好ましくは少なく
ともグラム当たり300m2、より好ましくは少なくと
もグラム当たり500m2である。
【0037】平版印刷版を得るために、本発明の感光性
画像形成要素は最初に化学光に画像通りに露出され、次
いでアルカリ性水溶液中で現像される。
【0038】化学光はジアゾニウム塩により吸収される
光、例えばUV又は青光である。
【0039】画像通りの露出の後、感光性画像形成要素
はアルカリ性水溶液でそれを濯ぐことにより現像され
る。本発明で用いられるアルカリ性水溶液は、通常のポ
ジティブ作用性予備増感印刷版の現像に用いられ、好ま
しくは11.5〜14のpHを有するものである。かく
して露出されてアルカリ性水溶液に関してより浸透性と
された最上層の画像形成された部分及び下にある層のそ
の部分は清浄化されて除去され、それによりポジティブ
作用性印刷版が得られる。
【0040】本発明においては用いられる現像液の組成
も非常に重要である。
【0041】従って長期間安定して現像処理を行うため
に、現像液中のアルカリの濃度及びケイ酸塩の濃度など
の質が特に重要である。そのような状況下で本発明者等
は、前記の組成を有する現像液を用いる場合のみに迅速
高温処理を行うことができ、補充されるべき補充液の量
が少なく、現像液を変えずに3カ月以上の長さの長期間
に及んで安定した現像処理を行うことができることを見
いだした。
【0042】本発明で用いられる現像液及び現像液のた
めの補充液は好ましくは主にアルカリ金属ケイ酸塩及び
MOHにより示されるアルカリ金属水酸化物又はM2
により示されるその酸化物を含む水溶液であり、ここで
該現像液はSiO2及びM2Oを0.5〜1.5のモル比
で含み、SiO2の濃度は0.5〜5重量%である。そ
のようなアルカリ金属ケイ酸塩として好適に用いられる
のは例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸
リチウム及びメタケイ酸ナトリウムである。他方、その
ようなアルカリ金属水酸化物として好ましいのは水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化リチウムであ
る。
【0043】本発明で用いられる現像液は同時に他のア
ルカリ性試薬を含有することができる。そのような他の
アルカリ性試薬の例には水酸化アンモニウム、第三リン
酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸カリ
ウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、
第二リン酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム及び炭酸アンモニウムなどの無機
アルカリ性試薬;ならびにモノ−、ジ−もしくはトリエ
タノールアミン、モノ−、ジ−もしくはトリメチルアミ
ン、モノ−、ジ−もしくはトリエチルアミン、モノ−も
しくはジ−イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モ
ノ−、ジ−もしくはトリイソプロパノールアミン、エチ
レンイミン、エチレンジイミン及びテトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシドなどの有機アルカリ性試薬が含まれ
る。
【0044】本発明の場合、現像液中における[SiO
2]/[M2O]のモル比が特に重要であり、それは一般
に0.5〜1.5、好ましくは0.7〜1.3である。
これはもしモル比が0.5より低いと活性の大きなばら
つきが観察され、一方もしそれが1.5を越えると迅速
現像を行うのが困難になり、露出された領域上の感光層
の溶出又は除去が不完全でありがちなためである。さら
に現像液及び補充液中のSiO2の濃度は好ましくは1
〜4重量%の範囲である。SiO2の濃度のそのような
制限は、大量の本発明の版を長期間処理した場合でも優
れた仕上げの質を有する平版印刷版を安定して与えるこ
とを可能にする。
【0045】特に好ましい実施態様の場合、1.0〜
1.5の範囲のモル比[SiO2]/[M2O]及び1〜
4重量%のSiO2の濃度を有するアルカリ金属ケイ酸
塩の水溶液が現像液として用いられる。そのような場
合、現像液のアルカリ濃度と等しいか又はそれより高い
アルカリ濃度を有する補充液が用いられるのはもちろん
である。供給されるべき補充液の量を減少させるため
に、補充液におけるモル比[SiO2]/[M2O]が現
像液のそれと等しいか又はそれより小さいことあるいは
現像液のモル比が補充液のそれと等しい場合はSiO2
の濃度が高いことが有利である。
【0046】本発明で用いられる現像液及び補充液にお
いて同時に、20℃における水中の溶解度が10重量%
以下の有機溶媒を必要に従って用いることができる。そ
のような有機溶媒の例は酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレングリコ
ールモノブチルアセテート、乳酸ブチル及びレブリン酸
ブチルなどのカルボン酸エステル類;エチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンなど
のケトン類;エチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコ
ールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、メチ
ルフェニルカルビノール、n−アミルアルコール及びメ
チルアミルアルコールなどのアルコール類;キレシンな
どのアルキル−置換芳香族炭化水素;ならびにメチレン
ジクロリド及びモノクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素である。これらの有機溶媒は単独でか又は組み合
わせて用いることができる。本発明において特に好まし
いのはベンジルアルコールである。これらの有機溶媒は
一般に5重量%以下、好ましくは4重量%以下の量で現
像液又はそのための補充液に加えられる。
【0047】本発明で用いられる現像液及び補充液は同
時に、その現像性を向上させる目的の界面活性剤を含有
することができる。そのような界面活性剤の例には高級
アルコール(C8〜C22)硫酸エステルの塩、例えば
ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、オク
チルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル
アルコール硫酸エステルのアンモニウム塩、Teepo
l B−81(商標、Shell Chemicals
Co.,Ltd.から入手可能)及びアルキル硫酸二
ナトリウム;脂肪族アルコールリン酸エステルの塩、例
えばセチルアルコールリン酸エステルのナトリウム塩;
アルキルアリールスルホン酸塩、例えばドデシルベンゼ
ンスルホン酸のナトリウム塩、イソプロピルナフタレン
スルホン酸のナトリウム塩、ジナフタレンジスルホン酸
のナトリウム塩及びメタニトロベンゼンスルホン酸のナ
トリウム塩;アルキルアミドのスルホン酸塩、例えばC
1733CON(CH3)CH2CH2SO3Naならびに2
塩基性脂肪族酸エステルのスルホン酸塩、例えばジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム及びジヘキシルスルホコ
ハク酸ナトリウムが含まれる。これらの界面活性剤は単
独でか又は組み合わせて用いられることができる。特に
好ましいのはスルホン酸塩である。これらの界面活性剤
は一般に5重量%以下、好ましくは3重量%以下の量で
用いられることができる。
【0048】本発明で用いられる現像液及び補充液の現
像安定性を強化するために、以下の化合物を同時に用い
ることができる。
【0049】そのような化合物の例は中性塩、例えばJ
N−A−58−75 152に開示されているようなN
aCl、KCl及びKBr;キレート化剤、例えばJN
−A−58−190 952(U.S−A−4 469
776)に開示されているようなEDTA及びNT
A、錯体、例えばJN−A−59−121 336(U
S−A−4 606 995)に開示されているような
[Co(NH3)6]C13;JN−A−55−25
100に開示されているもののような周期表のIIa、
IIIa又はIIIb族の元素のイオン化可能化合物;
アニオン性又は両性界面活性剤、例えばJN−A−50
−51 324に開示されているようなアルキルナフタ
レンスルホン酸ナトリウム及びN−テトラデシル−N,
N−ジヒドロキシエチルベタイン;US−A−4 37
4 920に開示されているようなテトラメチルデシン
ジオール;JN−A−60−213 943に開示され
ているような非−イオン性界面活性剤;カチオン性ポリ
マー、例えばJN−A−55−95 946に開示され
ているようなp−ジメチルアミノメチルポリスチレンの
メチルクロリド第4生成物(methyl chlor
ide quaternary products);
両性高分子電解質、例えばJN−A−56−142 5
28に開示されているようなビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロリドとアクリル酸ナトリウムのコポリ
マー;還元性無機塩、例えばJN−A−57−192
952(US−A−4 467 027)に開示されて
いるような亜硫酸ナトリウム及びアルカリ−可溶性メル
カプト化合物又はチオエーテル化合物、例えばチオサリ
チル酸、システイン及びチオグリコール酸;無機リチウ
ム化合物、例えばJN−A−58−59 444に開示
されているような塩化リチウム;有機リチウム化合物、
例えばJN−A−50 34 442に開示されている
ような安息香酸リチウム;JN−A−59−75 25
5に開示されているようなSi、Tiなどを含有する有
機金属界面活性剤;JN−A−59−84241(US
−A−4 500 625)に開示されているような有
機ホウ素化合物;第4級アンモニウム塩、例えばEP−
A−101 010に開示されているようなテトラアル
キルアンモニウムオキシド;ならびに殺バクテリア剤、
例えばJN−A−63−226 657に開示されてい
るようなデヒドロ酢酸ナトリウムである。
【0050】本発明の現像処理のための方法において、
現像液のための補充液を補充するいずれの既知の手段も
用いることができる。好適に用いられるそのような方法
の例は、JN−A−55−115 039(GB−A−
2 046 931)に開示されているように処理され
たPS版の量と時間の関数として断続的又は継続的に補
充液を補充するための方法、JN−A−58−95 3
49(US−A−4537 496)に開示されている
ように溶出された感光層の程度を検出するためのセンサ
ーを現像領域の中央部分に配置し、検出される溶出した
感光層の程度に比例して補充液を補充することを含む方
法;GB−A−2 208 249に開示されているよ
うに現像液のインピーダンス値を決定し、検出されるイ
ンピーダンス値をコンピューターにより処理して補充液
の補充を行うことを含む方法である。
【0051】本発明の印刷版は印刷法においてシームレ
ススリーブ印刷版として用いることもできる。この選択
肢の場合、印刷版はレーザーを用いて円筒形にはんだ付
けされる。古典的に作製された印刷版を古典的な方法で
適用する代わりに、直径として印刷シリンダーの直径を
有するこの円筒状印刷版を印刷シリンダー上で滑らせ
る。スリーブに関するさらなる詳細は“Grafisc
h Nieuws” ed.Keesing,15,1
995,page 4 to 6に示されている。
【0052】画像通りに露出された画像形成要素をアル
カリ性水溶液を用いて現像し、乾燥した後、得られる版
をそのまま印刷版として用いることができる。しかし耐
久性を向上させるために該版を200℃〜300℃の温
度で30秒〜5分間、焼くこともできる。画像形成要素
をUV−線への全体的後−露出に供し、画像を硬化させ
て印刷版のランレングスを増加させることもできる。
【0053】以下の実施例は本発明をそこに制限するこ
となく本発明を例示するものである。すべての部及びパ
ーセンテージは、他に特定されなければ重量による。
【0054】
【実施例】実施例:アルカリ−可溶性結合剤に基づくポ
ジティブ作用性サーマルプレート(positive
working thermal plate) 平版印刷ベースの製造 厚さが0.20mmのアルミニウム箔を、50℃におい
て5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に箔を
沈め、脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで3
5℃の温度及び1200A/m2の電流密度において交
流を用い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/
lのアルミニウムイオンを含有する水溶液中で箔を電気
化学的に研磨し、0.5mmの平均中心線粗さRaを有
する表面トポロジーを形成した。
【0055】脱イオン水で濯いだ後、次いで300g/
lの硫酸を含有する水溶液を用い、60℃において18
0秒間、アルミニウム箔をエッチングし、25℃におい
て30秒間、脱イオン水で濯いだ。
【0056】続いて箔を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間、陽極酸化に
供し、3.00g/m2のAl23の陽極酸化フィルム
を形成し、次いで脱イオン水で洗浄し、ポリビニルホス
ホン酸を含有する溶液及び次いで三塩化アルミニウムを
含有する溶液を用いて後処理し、続いて脱イオン水を用
いて20℃で120秒間濯ぎ、乾燥した。
【0057】第1層の調製 740gのテトラヒドロフラン及び503gのメトキシ
プロパノールに74gのメトキシプロパノール及び6.
55gの3,4,5−トリメトキシ安息香酸中の48g
のアルノボルの溶液を加え、該溶液をアルミニウム支持
体の陽極酸化された層の上に20μmの湿潤厚さでコー
ティングし、0.76g/m2の乾燥重量を得た。
【0058】最上層の調製 0.09g/m2のジフェニルアミンジアゾニウム塩と
ホルムアルデヒドの縮合生成物及び0.51g/m2
98%加水分解ポリ酢酸ビニル(POLYVIOL W
48/20 Wackerから入手可能)を含有する水
溶液からの層を第1層上にコーティングした。
【0059】感光性材料をUGRA−ウェッジを介し、
CDL 1205(1200W金属ハロゲンランプ レ
ベル3)を用いて露出した。露出された感光性画像形成
要素を1.16重量%のSiO2を含有し、0.59の
[SiO2]対[Na2O]のモル比を有するアルカリ性
ケイ酸塩含有現像液(75% EP 26現像液、Ag
faから商業的に入手可能)中で現像し、露出された部
分を非常に迅速に溶解する。
【0060】この版をHeidelberg GTO
46印刷機上で通常のインキ(K+E197)及び湿し
液(Rotamatic)を用いて印刷し、優れたプリ
ント、すなわち非画像形成部分にスカム形成がなく、画
像形成部分においてインキ−吸収が優れたプリントを結
果として得た。
【0061】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0062】1.a)親水性表面を有する平版印刷ベー
ス上に、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマーを含む
第1層及び平版印刷ベースの第1層と同じ側に最上層を
有し、その最上層がケイ酸塩としてSiO2を含有する
アルカリ性現像液に関して非浸透性である感光性画像形
成要素を製造し; b)該感光性画像形成要素を化学光に画像通りに露出
し; c)該画像通りに露出された感光性画像形成要素を該ア
ルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出された領
域及び第1層のその下の領域が溶解され且つ第1層の露
出されない領域が溶解されないで残るようにする段階を
含み、該最上層がジアゾニウム塩及びその重量の少なく
とも20%の1種もしくはそれ以上の非タンパク質性親
水性フィルム−形成性ポリマーを含むことを特徴とする
平版印刷版の作製のための方法。
【0063】2.水溶性最上層が水溶性非−タンパク質
性親水性フィルム−形成性ポリマーを重量により少なく
とも30%の量で含む上記1項に記載の平版印刷版の作
製のための方法。
【0064】3.該水溶性非−タンパク質性親水性フィ
ルム−形成性ポリマーがポリビニルアルコールである上
記1又は2項に記載の平版印刷版の作製のための方法。
【0065】4.該ポリビニルアルコールが少なくとも
50,000の分子量を有する上記3項に記載の平版印
刷版の作製のための方法。
【0066】5.該ポリビニルアルコールが少なくとも
80%の加水分解度を有する上記3又は4項に記載の平
版印刷版の作製のための方法。
【0067】6.該水溶性非−タンパク質性親水性フィ
ルム−形成性ポリマーがアセタール基及び少なくとも2
つのカルボキシル基を有する化合物と少なくとも部分的
に反応したヒドロキシ基を含有するコポリマーである上
記1又は2項に記載の平版印刷版の作製のための方法。
【0068】7.該ジアゾニウム塩がジアゾ樹脂である
上記1〜6項のいずれかに記載の平版印刷版の作製のた
めの方法。
【0069】8.該アルカリ性現像液がSiO2及びM2
Oを0.5〜1.5のモル比で含み、SiO2の濃度が
0.5〜5重量%である上記1〜7項のいずれかに記載
の平版印刷版の作製のための方法。
【0070】9.該画像通りに露出された感光性画像形
成要素を1〜4重量%の範囲内のSiO2を含有するア
ルカリ性現像液を用いて現像する上記8項に記載の平版
印刷版の作製のための方法。
【0071】10.該画像通りに露出された感光性画像
形成要素を0.7〜1.3のモル比でSiO2及びM2
を含有するアルカリ性現像液を用いて現像する上記8又
は9項に記載の平版印刷版の作製のための方法。
【0072】11.第1層の結合剤がノボラックである
上記1〜10項のいずれかに記載の平版印刷版の作製の
ための方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・バン・ダメ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 デイルク・コツケレンベルク ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)親水性表面を有する平版印刷ベース
    上に、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマーを含む第
    1層及び平版印刷ベースの第1層と同じ側に最上層を有
    し、その最上層がケイ酸塩としてSiO2を含有するア
    ルカリ性現像液に関して非浸透性である感光性画像形成
    要素を製造し; b)該感光性画像形成要素を化学光に画像通りに露出
    し; c)該画像通りに露出された感光性画像形成要素を該ア
    ルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出された領
    域及び第1層のその下の領域が溶解され且つ第1層の露
    出されない領域が溶解されないで残るようにする段階を
    含み、該最上層がジアゾニウム塩及びその重量の少なく
    とも20%の1種もしくはそれ以上の非タンパク質性親
    水性フィルム−形成性ポリマーを含むことを特徴とする
    平版印刷版の作製のための方法。
JP29906098A 1997-10-08 1998-10-07 感光性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法 Pending JPH11223934A (ja)

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