JP2000221670A - ポジティブ作用性印刷版の作製法 - Google Patents
ポジティブ作用性印刷版の作製法Info
- Publication number
- JP2000221670A JP2000221670A JP2000021300A JP2000021300A JP2000221670A JP 2000221670 A JP2000221670 A JP 2000221670A JP 2000021300 A JP2000021300 A JP 2000021300A JP 2000021300 A JP2000021300 A JP 2000021300A JP 2000221670 A JP2000221670 A JP 2000221670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- solution
- imaging element
- surfactant
- printing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/10—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
- B41C1/1008—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials
- B41C1/1016—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials characterised by structural details, e.g. protective layers, backcoat layers or several imaging layers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/06—Preparing for use and conserving printing surfaces by use of detergents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/02—Positive working, i.e. the exposed (imaged) areas are removed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/04—Negative working, i.e. the non-exposed (non-imaged) areas are removed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/06—Developable by an alkaline solution
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/14—Multiple imaging layers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/22—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. dyes, UV-absorbers, plasticisers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/24—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation characterised by a macromolecular compound or binder obtained by reactions involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. acrylics, vinyl polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C2210/00—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
- B41C2210/26—Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation characterised by a macromolecular compound or binder obtained by reactions not involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B41C2210/262—Phenolic condensation polymers, e.g. novolacs, resols
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
プロセスの急始動及び再始動において均一なインキ受容
性を有する平版印刷版の作製方法を提供すること。 【解決手段】 本発明に従えば、 −親水性表面を有する平版ベース上に水性アルカリ性溶
液中に可溶性のポリマーを含む第1層及びIR−感受性
で且つアルカリ性現像液に関して非浸透性又はその中に
不溶性である、平版ベースの第1層と同じ側上の最上層
を含んでなり、該第1層と該最上層は1つの同じ層であ
ることができ、シロキサン界面活性剤を含んでなる画像
形成要素をIR光を用いて露光し; −該露光された画像形成要素をアルカリ性溶液を用いて
現像し; −該現像された画像形成要素を水又は水溶液を用いて濯
ぎ; −該現像された画像形成要素をベーキングゴム溶液を用
いてゴム引きし; −該ゴム引きされた画像形成要素を50℃より高い温度
で熱処理に供する 段階を含んでなり、該濯ぎをブラシング及び/又は界面
活性剤を含有する水を用いて行うことを特徴とする平版
印刷版の作製方法が提供される。
Description
る。さらに特定的には、本発明は印刷性が向上した平版
印刷版の作製方法に関する。
印刷インキを受容することができるが、他の領域は水で
湿らされるとインキを受容しない特別に作られた表面か
らの印刷の方法である。インキを受容する領域は印刷画
像領域を形成し、インキ−反発性領域は背景領域を形成
する。
は、露光された領域において(ネガティブ−作用性)又
は非露光領域において(ポジティブ−作用性)、親水性
背景上で画像通りに油性又は脂性インキに対して受容性
とされる。
とも呼ばれる通常の平版印刷版の作製の場合、水に対し
て親和性を有するか又は化学的処理によりそのような親
和性を得る支持体に感光性組成物の薄層がコーティング
される。その目的のためのコーティングには、ジアゾ化
合物、ジクロム酸塩−増感親水性コロイド及び多様な合
成感光性樹脂を含有する感光性ポリマー層が含まれる。
特にジアゾ−増感系が広く用いられる。
れた画像領域は不溶性となり、非露光領域は可溶性のま
ま残る。次いで版は適した液を用いて現像され、非露光
領域のジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂が除去される。
れた領域において可溶性とされる感光性コーティングを
含む印刷版が知られている。その場合、続く現像は露光
された領域を除去する。そのような感光性コーティング
の典型的な例はキノン−ジアジドに基づくコーティング
である。
上記の写真材料は、平版印刷法において再現されるべき
画像を含有する写真フィルムを介してカメラ−露光され
る。そのような作業法はやっかいであり、労働集約的で
ある。しかしながら、他方、かくして得られる印刷版は
優れた平版印刷品質のものである。
の必要を除き、特に再現されるべき画像を示すコンピュ
ータデータから直接印刷版を得るための試みが成されて
きた。しかしながら、感光性コーティングはレーザーを
用いて直接露光されるのに十分に感受性ではない。従っ
て、感光性コーティングの上にハロゲン化銀層をコーテ
ィングすることが提案された。次いでハロゲン化銀をコ
ンピュータの制御下でレーザーを用いて直接露光するこ
とができる。続いてハロゲン化銀層を現像して感光性コ
ーティングの上に銀画像を残す。次いでその銀画像は感
光性コーティングの全体的露光においてマスクとして働
く。全体的露光の後、銀画像は除去され、感光性コーテ
イングが現像される。そのような方法は例えばJP−A
−60−61 752に開示されているが、複雑な現像
及びそれに伴う現像液が必要であるという欠点を有す
る。
カーボンブラックを含有する層を感光性コーティング上
に設ける方法を開示している。次いでこの金属層をレー
ザーを用いて融蝕し(ablate)、感光層上の画像
マスクを得る。次いで感光層を画像マスクを介してUV
−光により全体的に露光する。画像マスクの除去の後、
感光層を現像して印刷版を得る。しかしながら、この方
法は感光層の現像の前にやっかいな処理により画像マス
クを除去しなければならないという欠点をまだ有してい
る。
形成要素の使用を含む印刷版の作製のための方法が知ら
れている。印刷版の作製のための上記のような感光性画
像形成要素の特別な欠点は、それを光から遮蔽しなけれ
ばならないことである。さらに、それらは保存安定性の
観点で感度の問題を有し、それらは比較的低い解像度を
示す。明らかに市場で、ヒートモード印刷版前駆体に向
かう傾向が見られる。
h Disclosure no.33303は、熱可
塑性ポリマー粒子及び赤外吸収性顔料、例えばカーボン
ブラックを含有する架橋された親水性層を支持体上に含
むヒートモード画像形成要素を開示している。赤外レー
ザーに画像通りに露光することにより、熱可塑性ポリマ
ー粒子が画像通りに凝析し、それによりこれらの領域に
おいて画像形成要素の表面を、さらなる現像なしでイン
キ受容性とする。この方法の欠点は、得られる印刷版が
容易に損傷を受けることであり、それは非−印刷領域に
いくらかの圧力が加えられるとそこがインキ−受容性と
なり得るからである。さらに臨界的条件下で、そのよう
な印刷版の平版印刷性能は劣る可能性があり、従ってそ
のような印刷版はほとんど平版印刷寛容度を有していな
い。
リ−可溶性ノボラック樹脂及びオニウム−塩を含有する
感光性組成物を含む画像形成要素を開示している。この
組成物は場合によりIR−増感剤を含有することができ
る。該画像形成要素をUV−可視−又はIR−線に画像
通りに露光し、水性アルカリ液を用いる現像段階が続い
た後、ポジティブ又はネガティブ作用性印刷版が得られ
る。該画像形成要素の照射及び現像により得られる平版
印刷版の印刷結果は劣っている。ベーキング段階は言及
されていない。
IR−線に感受性である層を含み、ポジティブもしくは
ネガティブ作用性であることができる画像形成要素を開
示している。この層はレゾール樹脂、ノボラック樹脂、
潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸収性物質を含んで
なる。該画像形成要素の照射及び現像により得られる平
版印刷版の印刷結果は劣っている。洗浄段階は言及され
ていない。
A−625 728とほとんど同じであるが、ネガティ
ブ作用性IR−レーザー記録画像形成要素を得るための
方法を開示している。IR−感受性層はレゾール樹脂、
ノボラック樹脂、潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸
収性物質を含んでなる。該画像形成要素の照射及び現像
により得られる平版印刷版の印刷結果は劣っている。洗
浄段階は言及されていない。
ーザー−融蝕可能な表面層の下の研磨された金属支持体
上に保護層を設ける方法を開示している。画像通りに露
光されると表面層は保護層のいくらかの部分と同様に完
全に融蝕される。次いで印刷版を清浄化液で処理し、保
護層の残りを除去し、それにより親水性表面層が露出す
る。洗浄段階は開示されていない。
親水性表面を有する平版ベース上に水性アルカリ性溶液
中に可溶性のポリマーを含む中間層及びIR−線に感受
性の最上層を含んでなり、ここで該最上層はIR−線に
露光されると水性アルカリ性溶液により浸透及び/又は
可溶化される容量が減少するか又は増加する、平版印刷
版の作製のためのヒートモード画像形成要素を開示して
いる。洗浄段階は言及されていない。
EP−A−97 203 132.2は、親水性表面を
有する平版ベース及びIR−線に感受性であり、水性ア
ルカリ性溶液中に可溶性のポリマーを含んでなり、ケイ
酸塩としてのSiO2を含有するアルカリ性現像液に関
して非浸透性である最上層からなるヒートモード画像形
成要素を開示している。EP−A−98 201 21
5.5及びEP−A−98 201 213.0は、シ
ロキサン界面活性剤の使用により該版を用いる場合の可
溶性における差を増すことを開示している。通常、現像
段階の後に版を水で濯ぎ、次いでゴム引き溶液(gum
ming solution)を用いて処理して研磨さ
れ且つ陽極酸化されたアルミニウム表面を化学的(酸
化)及び機械的(スクラッチ)損傷に対して保護する。
ブラシ又は洗浄溶液中における界面活性剤の使用は言及
されていない。多数のコピーを得るために、そのような
版をベーキングゴム(baking gum)及びベー
キング段階(235℃における5分間の静的処理又は2
70℃における2分間の動的処理)を用いて処理し、そ
れにより画像領域を架橋し、研磨され且つ陽極酸化され
たアルミニウム表面への画像領域の接着を向上させる。
しかしながらこの場合、制御されない不均一なインキ受
容性の問題が生じ、それは印刷プロセスの急始動(up
start)及び再始動により特に明白である。
キ受容性を有する平版印刷版の作製方法を提供すること
である。
急始動及び再始動において均一なインキ受容性を有する
平版印刷版の作製方法を提供することである。
明らかになるであろう。
溶液中に可溶性のポリマーを含む第1層及びIR−感受
性で且つアルカリ性現像液に関して非浸透性又はその中
に不溶性である、平版ベースの第1層と同じ側上の最上
層を含んでなり、該第1層と該最上層は1つの同じ層で
あることができ、シロキサン界面活性剤を含んでなる画
像形成要素をIR光を用いて露光し; −該露光された画像形成要素をアルカリ性溶液を用いて
現像し; −該現像された画像形成要素を水又は水溶液を用いて濯
ぎ; −該現像された画像形成要素をベーキングゴム溶液を用
いてゴム引きし; −該ゴム引きされた画像形成要素を50℃より高い温度
で熱処理に供する 段階を含んでなり、該濯ぎをブラシング及び/又は界面
活性剤を含有する水を用いて行うことを特徴とする平版
印刷版の作製方法が提供される。
ブラシを用い、好ましくは少なくとも2秒間、より好ま
しくは少なくとも5秒間、好ましくは少なくとも15
℃、より好ましくは少なくとも20℃の温度で行う。同
時に又は代わりに、界面活性剤を含有する水溶液を用い
て濯ぎを行う。該界面活性剤はカチオン性、アニオン
性、両性又は非−イオン性界面活性剤であることができ
る。好ましくは界面活性剤は非−イオン性界面活性剤又
はペルフルオロアルキル界面活性剤である。該水溶液の
表面張力は好ましくは40mN/m未満、より好ましく
は30mN/m未満である。界面活性剤を含有する水溶
液と現像された画像形成要素の間の接触時間は好ましく
は少なくとも10秒、より好ましくは少なくとも20秒
である。
き溶液は、ドデシルフェノキシベンゼンジスルホン酸ナ
トリウム、アルキル化ナフタレンスルホン酸、スルホン
化アルキルジフェニルオキシド、メチレンジナフタレン
スルホン酸などの水溶液であることができる。他のゴム
引き溶液は親水性ポリマー成分及び有機酸成分を含有す
る。さらに別のベーキングゴム引き溶液はヒドロキシエ
チリデンジホスホン酸のカリウム塩を含有する。さらに
別のベーキングゴム引き溶液はスルホスクシナメート化
合物及びリン酸を含有する。該酸もしくは塩は好ましく
は1〜20重量%、より好ましくは2〜10重量%の濃
度でゴム引き水溶液中に存在する。
る。
る。該態様においては、親水性表面を有する平版ベース
上に水性アルカリ性溶液中に可溶性のポリマーを含む第
1層及びIR−感受性で且つアルカリ性現像液に関して
非浸透性である、平版ベースの第1層と同じ側上の最上
層を有する平版印刷版の作製のためのヒートモード画像
形成要素が提供される。
顔料及び結合剤樹脂を含む。IR−色素もしくは顔料の
混合物を用いることができるが、1種のみのIR−色素
もしくは顔料を用いるのが好ましい。好適には、該IR
−色素はIR−シアニン色素である。特に有用なIR−
シアニン色素は2つのインドレニン基を有するシアニン
色素である。
ブラック、金属炭化物、ホウ化物、窒化物、炭窒化物
(carbonitrides)、ブロンズ−構造酸化
物及びブロンズ群に構造的に関連しているがA成分がな
い酸化物、例えばWO2.9である。導電性ポリマー分散
液、例えばポリピロールもしくはポリアニリンに基づく
導電性ポリマー分散液を用いることもできる。得られる
平版印刷性能及び特に印刷耐久性は画像形成要素の感熱
性に依存する。これに関し、カーボンブラックが非常に
優れ且つ好ましい結果を与えることが見いだされた。
くは該IR−感受性最上層の合計量の1〜99重量部、
より好ましくは50〜95重量部の量で存在する。
性のポリマー、例えば、セルロースエステル、塩化ビニ
リデンとアクリロニトリルのコポリマー、ポリ(メタ)
アクリレート、ポリ塩化ビニル、シリコーン樹脂などを
含むことができる。結合剤として好ましいのはニトロセ
ルロース樹脂である。
0g/m2、より好ましくは0.05〜2g/m2の範囲
である。
て、水性アルカリ性溶液により浸透及び/又は可溶化さ
れる容量における差が本発明のアルカリ性現像液に関し
て生まれる。
と、現像の間に非画像形成部分を可溶化したり及び/又
は損傷を与えたりせずに画像形成された部分が清浄化さ
れる程度まで該容量が増加する。
くは5〜120秒の間隔内に行われる。
的に(preferentially)7.5〜14の
pHを有する水性アルカリ性現像液中に可溶性の第1層
を含んでなる。該層は好ましくは最上層に連続している
が、最上層と第1層の間に他の層が存在することができ
る。この層において用いられるアルカリ可溶性結合剤
は、好ましくは、通常のポジティブ又はネガティブ作用
性PS−版で用いられるような疎水性結合剤、例えばノ
ボラックポリマー、ヒドロキシスチレン単位を含有する
ポリマー、カルボキシ置換ポリマーなどである。これら
のポリマーの典型的な例は、DE−A−4 007 4
28、DE−A−4 027 301及びDE−A−4
445 820に記載されている。本発明と関連して
用いられる疎水性結合剤は、さらに、水中における不溶
性及びアルカリ性溶液中における部分的な可溶性/膨潤
性及び/又は補助溶媒と組み合わされた場合の水中にお
ける部分的な可溶性を特徴としている。
ましくは可視光−及びUV−光減感層である。該層は好
ましくは熱的に硬化可能である。この好適に可視光−及
びUV−減感されている層は、250nm〜650nm
の波長領域内で吸収する感光性成分、例えば、ジアゾ化
合物、フォトアシッド(photoacids)、光開
始剤、キノンジアジド類、増感剤などを含まない。この
方法で昼光に安定な印刷版を得ることができる。
好ましくはカルボン酸、さらにもっと好ましくは安息香
酸、最も好ましくは3,4,5−トリメトキシ安息香酸
あるいはベンゾフェノンを含む。
ェノンの合計量対ポリマーの比率は、好ましくは2:9
8〜40:60、より好ましくは5:95〜20:80
の範囲である。該第1層の合計量は好ましくは0.1〜
10g/m2、より好ましくは0.3〜2g/m2の範囲
である。
る)層はシロキサン界面活性剤を含む。他の界面活性剤
も存在することができる。該界面活性剤はカチオン性、
アニオン性もしくは両性界面活性剤であることができる
が、より好ましくは非−イオン性界面活性剤である。界
面活性剤は最も好ましくはペルフルオロアルキル界面活
性剤及びアルキルフェニル界面活性剤から成る群より選
ばれる。界面活性剤は好ましくは最上層中に存在する。
界面活性剤の量は好ましくは0.001〜0.3g/m
2の範囲内、より好ましくは0.003〜0.050g
/m2の範囲内に含まれる。
様の場合に、平版ベースは陽極酸化されたアルミニウム
であることができる。特に好ましい平版ベースは電気化
学的に研磨され、陽極酸化されたアルミニウム支持体で
ある。陽極酸化されたアルミニウム支持体を処理してそ
の表面の親水性を向上させることができる。例えば、ア
ルミニウム支持体を例えば95℃などの高められた温度
でケイ酸ナトリウム溶液を用いてその表面を処理するこ
とによりケイ酸塩化することができる。別の場合、リン
酸塩処理を施すことができ、それは酸化アルミニウム表
面をリン酸塩溶液で処理することを含み、リン酸塩溶液
はさらに無機フッ化物を含有していることができる。さ
らに、酸化アルミニウム表面をクエン酸又はクエン酸塩
溶液で濯ぐことができる。この処理は室温で行うことが
できるか又は約30〜50℃のわずかに高められた温度
で行うことができる。さらに興味深い処理は酸化アルミ
ニウム表面を重炭酸塩溶液で濯ぐことを含む。さらに、
酸化アルミニウム表面をポリビニルホスホン酸、ポリビ
ニルメチルホスホン酸、ポリビニルアルコールのリン酸
エステル、ポリビニルスルホン酸、ポリビニルベンゼン
スルホン酸、ポリビニルアルコールの硫酸エステル及び
スルホン化脂肪族アルデヒドとの反応により生成するポ
リビニルアルコールのアセタールを用いて処理すること
ができる。これらの後処理の1つ又はそれより多くを単
独で又は組み合わせて行うことができることはさらに明
らかである。これらの処理のもっと詳細な記載は、GB
−A−1 084 070、DE−A−4 423 1
40、DE−A−4 417907、EP−A−659
909、EP−A−537 633、DE−A−40
01 466、EP−A−292 801、EP−A−
291 760及びUS−P−4 458 005に示
されている。
ての態様の場合に、親水性表面を有する平版ベースは、
柔軟性支持体、例えば架橋された親水性層が設けられた
紙又はプラスチックフィルムを含んでなる。特に適した
架橋された親水性層は、ホルムアルデヒド、グリオキサ
ル、ポリイソシアナート又は加水分解されたテトラ−ア
ルキルオルトシリケートなどの架橋剤を用いて架橋され
た親水性結合剤から得ることができる。後者が特に好ま
しい。
ーもしくはそれらの混合物、例えばゼラチン、ポリビニ
ルピロリドン、澱粉もしくは改質澱粉、キサンタンゴ
ム、カルボキシメチルセルロースもしくは改質カルボキ
シメチルセルロース、ビニルアルコール、アクリルアミ
ド、メチロールアクリルアミド、メチロールメタクリル
アミド、アクリレート酸(acrylate aci
d)、メタクリレート酸(methacrylate
acid)、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタクリレートのホモポリマー及びコポリマー
あるいは無水マレイン酸/ビニルメチルエーテルコポリ
マーを用いることができる。用いられる(コ)ポリマー
又は(コ)ポリマー混合物の親水度(hydrophi
licity)は、好ましくは、少なくとも60重量パ
ーセント、好ましくは80重量パーセントの程度まで加
水分解されたポリ酢酸ビニルの親水度と同じか又はそれ
より高い。
ートの量は、好ましくは親水性結合剤の重量部当たり少
なくとも0.2重量部、より好ましくは0.5〜5重量
部、最も好ましくは1.0重量部〜3重量部である。
橋された親水性層は、好ましくはまた、層の機械的強度
及び多孔度を向上させる物質を含有する。この目的でコ
ロイドシリカを用いることができる。用いられるコロイ
ドシリカは例えば最高で40nm、例えば20nmの平
均粒度を有するコロイドシリカの任意の商業的に入手可
能な水−分散液の形態であることができる。さらに、コ
ロイドシリカより大きな寸法の不活性粒子、例えばJ.
Colloid and InterfaceSc
i.,Vol.26,1968,pages 62−6
9に記載されている通りStoeberに従って調製さ
れるシリカあるいはアルミナ粒子あるいは二酸化チタン
又は他の重金属酸化物の粒子である少なくとも100n
mの平均直径を有する粒子を加えることができる。これ
らの粒子の導入により、架橋された親水性層の表面に微
視的な丘と谷から成る均一な粗いきめが与えられ、それ
は背景領域における水のための保存場所として働く。
性層の厚さは0.2〜25μmの範囲内で変化すること
ができ、好ましくは1〜10μmである。
れた親水性層の特定の例は、EP−A−601 24
0、GB−P−1 419 512、FR−P−2 3
00354、US−P−3 971 660、US−P
−4 284 705及びEP−A 514 490に
開示されている。
体として、プラスチックフィルム、例えば基質化(su
bstrated)ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、基質化ポリエチレンナフタレートフィルム、酢酸セ
ルロースフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルムなどを用いるのが特に好ましい。プラス
チックフィルム支持体は不透明又は透明であることがで
きる。
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A−619
524、EP−A−620 502及びEP−A−6
19 525に開示されているような親水性結合剤及び
コロイドシリカを含んでなる。好ましくは、接着促進層
中のシリカの量は200mg/m2〜750mg/m2で
ある。さらに、シリカ対親水性結合剤の比率は好ましく
は1より高く、コロイドシリカの表面積は好ましくは少
なくとも300m2/g、より好ましくは少なくとも5
00m2/gである。
である。該態様においては、親水性表面を有する平版ベ
ース上に最上層を有し、その最上層はIR−線に感受性
であり、水性アルカリ性溶液中に可溶性のポリマーを含
み、アルカリ性現像液に関して非浸透性であるか又はそ
の中で不溶性である平版印刷版の作製のためのヒートモ
ード画像形成要素が提供される。
もしくは顔料及び水性アルカリ性溶液中に可溶性のポリ
マーを含む。IR−色素もしくは顔料の混合物を用いる
ことができるが、1種のみのIR−色素もしくは顔料を
用いるのが好ましい。適したIR−色素及び顔料は本発
明の第1の態様において上記で挙げたものである。
IR−感受性最上層の合計量の1〜60重量部、より好
ましくは3〜50重量部の量で存在する。
ポリマーは、好ましくは、通常のポジティブ又はネガテ
ィブ作用性PS−版で用いられるような疎水性且つイン
キ受容性ポリマー、例えばカルボキシ置換ポリマーなど
である。より好ましいのはフェノール樹脂、例えばヒド
ロキシスチレン単位含有ポリマー又はノボラックポリマ
ーである。最も好ましいのはノボラックポリマーであ
る。これらのポリマーの典型的な例は、DE−A−4
007 428、DE−A−4 027 301及びD
E−A−4 445 820に記載されている。本発明
と関連して用いられる疎水性ポリマーはさらに、水中に
おける不溶性及びアルカリ性溶液中における少なくとも
部分的な可溶性/膨潤性及び/又は補助溶媒と組み合わ
された場合の水中における少なくとも部分的な可溶性を
特徴とする。
可視光−及びUV−光減感層である。さらに該層は好ま
しくは熱的に硬化可能である。この好適に可視光−及び
UV−光減感されている層は、250nm〜650nm
の波長領域内で吸収する感光性成分、例えば、ジアゾ化
合物、フォトアシッド、光開始剤、キノンジアジド類、
増感剤などを含まない。この方法で昼光に安定な印刷版
を得ることができる。
子量の酸、より好ましくはカルボン酸、さらにもっと好
ましくは安息香酸、最も好ましくは3,4,5−トリメ
トキシ安息香酸あるいはベンゾフェノン、より好ましく
はトリヒドロキシベンゾフェノンを含む。
ベンゾフェノンの合計量対ポリマーの比率は、好ましく
は2:98〜40:60、より好ましくは5:95〜3
0:70の範囲である。該IR−感受性層の合計量は好
ましくは0.01〜10g/m2、より好ましくは0.
03〜2g/m2の範囲である。
る。他の界面活性剤も存在することができる。該界面活
性剤はカチオン性、アニオン性もしくは両性界面活性剤
であることができるが、より好ましくは非−イオン性界
面活性剤である。界面活性剤は最も好ましくはペルフル
オロアルキル界面活性剤及びアルキルフェニル界面活性
剤から成る群より選ばれる。界面活性剤の量は好ましく
は0.001〜0.3g/m2の範囲内、より好ましく
は0.003〜0.050g/m2の範囲内に含まれ
る。
においてアルカリ性現像液により浸透及び/又は可溶化
される容量における差が本発明のアルカリ性現像液に関
して生まれる。
画像形成要素は画像通りに露光され、現像される。
又は近−赤外、すなわち700〜1500nmの波長領
域で働くレーザーの使用を含む画像通りの走査露光であ
る。最も好ましいのは近−赤外で発光するレーザーダイ
オードである。画像形成要素の露光は短い画素滞留時間
を有するレーザーならびに長い画素滞留時間を有するレ
ーザーを用いて行うことができる。好ましいのは0.0
05μ秒〜20μ秒の画素滞留時間を有するレーザーで
ある。
成要素は水性アルカリ性溶液でそれを濯ぐことにより現
像される。本発明で用いられる水性アルカリ性溶液は、
通常のポジティブ作用性予備増感印刷版の現像に用いら
れ、好ましくはケイ酸塩としてのSiO2を含有し、好
ましくは11.5〜14のpHを有するものである。か
くして露光されて水性アルカリ性溶液に関してより浸透
性とされた最上層の画像形成された部分は清浄化され、
それによりポジティブ作用性印刷版が得られる。
また非常に重要である。
めに特に重要なことは、現像液中のアルカリの濃度及び
ケイ酸塩の濃度などの品質である。そのような状況下で
本発明者等は、前記の組成を有する現像液を用いた場合
のみに迅速高温処理を行うことができ、補足されるべき
補充液の量が少なく、現像液を交換せずに3カ月以上も
の長期間に及んで安定した現像処理を行うことができる
ことを見いだした。
めの補充液は、好ましくは、主にアルカリ金属ケイ酸塩
及びMOHにより示されるアルカリ金属水酸化物又はM
2Oにより示されるその酸化物を含む水溶液であり、こ
こで該現像液は0.5〜1.5のモル比及び0.5〜5
重量%のSiO2濃度でSiO2及びM2Oを含む。その
ようなアルカリ金属ケイ酸塩として好適に用いられるの
は、例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ
酸リチウム及びメタケイ酸ナトリウムである。他方、そ
のようなアルカリ金属水酸化物として好ましいのは水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化リチウムであ
る。
ルカリ性試薬を含有することができる。そのような他の
アルカリ性試薬の例には、水酸化アンモニウム、第三リ
ン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸カ
リウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウ
ム、第二リン酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸アンモニウムなどの
無機アルカリ性試薬;ならびにモノ−、ジ−もしくはト
リエタノールアミン、モノ−、ジ−もしくはトリメチル
アミン、モノ−、ジ−もしくはトリエチルアミン、モノ
−もしくはジ−イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、モノ−、ジ−もしくはトリイソプロパノールアミ
ン、エチレンイミン、エチレンジイミン及びテトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシドなどの有機アルカリ性試薬
が含まれる。
[M2O]のモル比が特に重要であり、それは一般に
0.6〜1.5、好ましくは0.7〜1.3である。こ
れはもしモル比が0.6より低いと活性の大きなばらつ
きが観察され、一方もしそれが1.5を越えると迅速現
像を行うのが困難になり、非画像領域上の感光層の溶出
又は除去が不完全でありがちなためである。さらに、現
像液及び補充液中のSiO 2の濃度は好ましくは1〜4
重量%の範囲である。SiO2の濃度のそのような制限
は、大量の本発明の版を長期間処理した場合でも優れた
仕上げの質を有する平版印刷版を安定して与えることを
可能にする。
の範囲のモル比[SiO2]/[M2O]及び1〜4重量
%のSiO2の濃度を有するアルカリ金属ケイ酸塩の水
溶液が現像液として用いられる。そのような場合、現像
液のアルカリ濃度と等しいか又はそれより高いアルカリ
濃度を有する補充液が用いられるのはもちろんである。
供給されるべき補充液の量を減少させるために、補充液
のモル比[SiO2]/[M2O]が現像液のそれと等し
いか又はそれより小さいことあるいは現像液のモル比が
補充液のそれと等しい場合はSiO2の濃度が高いこと
が有利である。
いて、20℃における水中の溶解度が10重量%以下の
有機溶剤を必要に従って同時に用いることができる。そ
のような有機溶剤の例は、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレングリ
コールモノブチルアセテート、乳酸ブチル及びレブリン
酸ブチルなどのカルボン酸エステル類;エチルブチルケ
トン、メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンな
どのケトン類;エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレング
リコールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、
メチルフェニルカルビノール、n−アミルアルコール及
びメチルアミルアルコールなどのアルコール類;キレシ
ンなどのアルキル−置換芳香族炭化水素;ならびにメチ
レンジクロリド及びモノクロロベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素である。これらの有機溶剤を単独で又は組み
合わせて用いることができる。本発明において特に好ま
しいのはベンジルアルコールである。これらの有機溶剤
は一般に5重量%以下、好ましくは4重量%以下の量で
現像液又はそのための補充液に加えられる。
時に、それらの現像性を向上させる目的で界面活性剤を
含有することができる。そのような界面活性剤の例に
は、高級アルコール(C8〜C22)硫酸エステルの塩、
例えばラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム
塩、オクチルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステルのアンモニウム塩、T
eepol B−81(商標、Shell Chemi
cals Co.,Ltdから入手可能)及びアルキル
硫酸エステル二ナトリウム;脂肪族アルコールリン酸エ
ステルの塩、例えばセチルアルコールリン酸エステルの
ナトリウム塩;アルキルアリールスルホン酸塩、例えば
ドデシルベンゼンスルホネートのナトリウム塩、イソプ
ロピルナフタレンスルホネートのナトリウム塩、ジナフ
タレンジスルホネートのナトリウム塩及びメタニトロベ
ンゼンスルホネートのナトリウム塩;アルキルアミドの
スルホン酸塩、例えばC17H33CON(CH3)CH2C
H2SO3Naならびに2塩基性脂肪族酸エステルのスル
ホン酸塩、例えばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
及びジヘキシルスルホコハク酸ナトリウムが含まれる。
これらの界面活性剤を単独で又は組み合わせて用いるこ
とができる。特に好ましいのはスルホン酸塩である。こ
れらの界面活性剤を一般に5重量%以下、好ましくは3
重量%以下の量で用いることができる。
像安定性を強化するために、以下の化合物を同時に用い
ることができる。
JN−A−58−75 152に開示されているような
NaCl、KCl及びKBr;キレート化剤、例えばJ
N−A−58−190 952(U.S−A−4 46
9 776)に開示されているようなEDTA及びNT
A、JN−A−59−121 336(US−A−46
06 995)に開示されているような[Co(N
H3)6]C13などの錯体;JN−A−55−25 1
00に開示されているもののような周期表のIIa、I
IIa又はIIIb族の元素のイオン化可能化合物;ア
ニオン性又は両性界面活性剤、例えばJN−A−50−
51 324に開示されているようなアルキルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム及びN−テトラデシル−N,N
−ジヒドロキシチルベタイン;US−A−4 374
920に開示されているようなテトラメチルデシンジオ
ール;JN−A−60−213 943に開示されてい
るような非−イオン性界面活性剤;カチオン性ポリマ
ー、例えばJN−A−55−95 946に開示されて
いるようなp−ジメチルアミノメチルポリスチレンのメ
チルクロリド第4級生成物(methyl chlor
ide quaternary products);
両性高分子電解質、例えばJN−A−56−142 5
28に開示されているようなビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロリドとアクリル酸ナトリウムのコポリ
マー;還元性無機塩、例えばJN−A−57−192
952(US−A−4 467 027)に開示されて
いるような亜硫酸ナトリウム及びアルカリ−可溶性メル
カプト化合物又はチオエーテル化合物、例えばチオサリ
チル酸、システイン及びチオグリコール酸;無機リチウ
ム化合物、例えばJN−A−58−59 444に開示
されているような塩化リチウム;有機リチウム化合物、
例えばJN−A−50 34 442に開示されている
ような安息香酸リチウム;JN−A−59−75 25
5に開示されているようなSi、Tiなどを含有する有
機金属性界面活性剤;JN−A−59−84241(U
S−A−4 500 625)に開示されているような
有機ホウ素化合物;第4級アンモニウム塩、例えばEP
−A−101 010に開示されているようなテトラア
ルキルアンモニウムオキシド;ならびに殺バクテリア
剤、例えばJN−A−63−226 657に開示され
ているようなデヒドロ酢酸ナトリウムである。
現像液のための補充液を補充するいずれの既知の手段も
用いることができる。好適に用いられるそのような方法
の例は、JN−A−55−115 039(GB−A−
2 046 931)に開示されているように処理され
たPS版の量と時間の関数として断続的又は継続的に補
充液を補充するための方法、JN−A−58−95 3
49(US−A−4537 496)に開示されている
ように溶出された感光層の程度を検出するためのセンサ
ーを現像領域の中央部分に配置し、検出される溶出され
た感光層の程度に比例して補充液を補充することを含む
方法;GB−A−2 208 249に開示されている
ように現像液のインピーダンス値を決定し、検出される
インピーダンス値をコンピュータにより処理して補充液
の補充を行うことを含む方法である。
アルカリ性溶液を用いて現像した後、次いで版を好まし
くは水で濯ぎ、ベーキングゴム溶液を用いて処理する。
耐久性の向上のために、該版を50℃より高い、好まし
くは100℃より高い、さらに好ましくは200℃〜3
00℃の温度で少なくとも30秒間、より好ましくは1
〜10分間ベーキングする。
となく例示するものである。すべての部及びパーセンテ
ージは、特にことわらない限り重量による。
て5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に箔を
沈め、脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで3
5℃の温度及び1200A/m2の電流密度において交
流を用い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/
lのアルミニウムイオンを含有する水溶液中で箔を電気
化学的に研磨し、0.5mmの平均中心線粗さRaを有
する表面トポロジーを形成した。
lの硫酸を含有する水溶液を用い、60℃において18
0秒間、アルミニウム箔をエッチングし、25℃におい
て30秒間、脱イオン水で濯いだ。
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間、陽極酸化に
供し、3.00g/m2のAl2O3の陽極酸化フィルム
を形成し、次いで脱イオン水で洗浄し、ポリビニルホス
ホン酸を含有する溶液及び続いて三塩化アルミニウムを
含有する溶液を用いて後処理し、脱イオン水を用いて2
0℃で120秒間濯ぎ、乾燥した。 ヒートモード画像形成要素の製造 上記の平版ベース上に最初に55/45の比率のテトラ
ヒドロフラン/メトキシプロパノール中の8.6重量%
溶液からの層を14μmの湿潤コーティング厚さでコー
ティングした。得られる層は80%のALNOVOL
SPN452TM(Clariant,Germanyに
より販売)及び20%の3,4,5−トリメトキシ安息
香酸を含有した。
チルケトン/メトキシプロパノール中の0.31重量%
溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティング
厚さでコーティングした。この層を少なくとも120℃
の温度で少なくとも80秒間乾燥した。得られるIR−
感受性層は30mg/m2のIR−吸収剤I、17.5
mg/m2のFLEXO−BLAU 630TM、2.0
mg/m2のTEGOWET 265TM及び5.0mg
/m2のTEGO GLIDE 410TM(両方ともG
oldschmitt,Germanyからのシロキサ
ン界面活性剤)を含有した。
F,Ludwigshafen,Germanyにより
商業的に入手可能である。
外部ドラムプレートセッターを用い、130mJ/cm
2及び2400dpiにおいて画像形成した。 画像通りに露光された要素の現像及び印刷 露光された材料を、現像液セクションが水性アルカリ性
ポジティブ現像液EP26TM(Agfaから商業的に入
手可能)で満たされ、濯ぎセクションが水で満たされた
Autolith PN 85CETMプロセッサにおい
て現像し、濯ぎセクションで溶融ブラシ(molten
brush)を用いて処理し、ゴム引き部門でOza
sol RC 515TM(Agfaから商業的に入手可
能)ベーキングゴム溶液を用いて処理した。処理速度は
0.96m/分であり、現像液温度は25℃であった。
処理の後、高いランレングス(run length)
を保証するために、得られる版を270℃で2分間ポス
ト−ベーキングした(post−baked)。
TO 52印刷機TM上でRotamatic湿し液TM及
びK+E SkinnexマゼンタインキTMを用いてこ
の材料の印刷を行った。
1.5)。得られる5つの版のすべてが版表面全体(な
らびに画像部分)に及ぶゴムの優れた広がり及び被覆を
示し、印刷すると不均一なインキ吸収(すなわち版表面
からの制御されないインキ分離)の問題は見いだされな
かった。
験を行った。8つの版を現像し(実験2.1〜2.
8)、濯ぎセクションでブラシを用いずに現像された版
のほとんどが画像部分上におけるベーキングゴムの不均
一な広がり及び被覆を示した。偶発的に良い結果が得ら
れた。これらの実験の結果を表1に示す。
ヒートモード画像形成材料の露出は実施例1に記載した
通りに行った。
性アルカリ性EP 26TMポジティブ現像液で満たさ
れ、濯ぎセクションが水で満たされ、ゴム引きセクショ
ンにOzasol RC 515TMベーキングゴムが備
えられたTechnigraph NPX32TMプロセ
ッサ(ブラシを有していない、すなわち濯ぎセクション
に機械的処理がない)で現像した。処理速度は1m/分
であり、現像液温度は25℃であった。処理の後、高い
ランレングスを保証するために、露光された画像形成要
素を230℃で5分間ベーキングした。Dahlgre
n湿し系TMが備えられたGTO 52印刷機TM上でRo
tamatic湿し液TM及びK+E Skinnexマ
ゼンタインキTMを用いてこの材料の印刷を行った。
像部分全体の上でゴムの悪い広がり及び被覆を示し、印
刷すると、これらの現象が不均一なインキ吸収、すなわ
ち版表面からの制御されないインキ分離の問題を生じ
た。
mの表面張力を有するAkypoOP−80TM(Che
my,Germanyのアニオン性ポリグリコール界面
活性剤の商品名)の界面活性剤水溶液を用いて実験を行
った。
ングゴムの均一な広がり及び被覆を示し、不均一なイン
キ吸収、すなわち版表面からの制御されないインキ分離
の問題は見いだされなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】 −親水性表面を有する平版ベース上に、
水性アルカリ性溶液中に可溶性のポリマーを含む第1層
及びIR−感受性で且つアルカリ性現像液に関して非浸
透性又はその中に不溶性である、平版ベースの第1層と
同じ側上の最上層を含んでなり、該第1層と該最上層は
1つの同じ層であることができ、シロキサン界面活性剤
を含んでなる画像形成要素をIR光を用いて露光し; −該露光された画像形成要素をアルカリ性溶液を用いて
現像し; −該現像された画像形成要素を水又は水溶液を用いて濯
ぎ; −該現像された画像形成要素をベーキングゴム溶液を用
いてゴム引きし; −該ゴム引きされた画像形成要素を50℃より高い温度
で熱処理に供する 段階を含んでなり、該濯ぎをブラシング及び/又は界面
活性剤を含有する水を用いて行う平版印刷版の作製方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP99200291.5 | 1999-02-02 | ||
EP19990200291 EP1025991B1 (en) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | A method for making positive working printing plates |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000221670A true JP2000221670A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=8239855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000021300A Pending JP2000221670A (ja) | 1999-02-02 | 2000-01-31 | ポジティブ作用性印刷版の作製法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1025991B1 (ja) |
JP (1) | JP2000221670A (ja) |
DE (1) | DE69909733T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009050947A1 (ja) | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Eastman Kodak Company | ポジ型平版印刷版原版及びその製版方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6613494B2 (en) * | 2001-03-13 | 2003-09-02 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Imageable element having a protective overlayer |
US7316891B2 (en) | 2002-03-06 | 2008-01-08 | Agfa Graphics Nv | Method of developing a heat-sensitive lithographic printing plate precursor with a gum solution |
EP1584470A3 (en) * | 2002-03-06 | 2005-10-19 | Agfa-Gevaert | Method of developing a heat-sensitive lithographic printing plate precursor with a gum solution |
ITVA20020029A1 (it) | 2002-03-22 | 2003-09-22 | Lamberti Spa | Composizioni per lastre litografiche positive termiche |
DK1751625T3 (da) | 2004-05-19 | 2012-02-27 | Agfa Graphics Nv | Fremgangsmåde til fremstilling af fotopolymerplade |
DE602006011920D1 (de) * | 2005-09-09 | 2010-03-11 | Presstek Inc | Druckglieder mit permeabilitätstransitionsschichten und verwandte verfahren |
CN106796400B (zh) * | 2014-10-14 | 2020-11-03 | 太阳油墨制造株式会社 | 层叠结构体 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115045A (en) * | 1979-02-27 | 1980-09-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | Printing plate preparation |
JPS6223045A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-31 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感光性平版印刷版の処理方法 |
JPS6323160A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-01-30 | Konica Corp | 安定性、均一性等が改良される感光性平版印刷版の現像処理方法 |
JPH02209294A (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 平版印刷用湿し水濃厚液 |
JPH06206391A (ja) * | 1990-12-11 | 1994-07-26 | Nikken Kagaku Kenkyusho:Kk | 平版印刷版の湿し水用添加剤及び湿し水原液 |
JPH09146268A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-06 | Konica Corp | 感光性組成物及び感光性平版印刷版 |
DE69833046T2 (de) * | 1997-03-11 | 2006-08-03 | Agfa-Gevaert | Verfahren zur Herstellung einer lithographischen Druckplatte |
-
1999
- 1999-02-02 DE DE1999609733 patent/DE69909733T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-02 EP EP19990200291 patent/EP1025991B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-01-31 JP JP2000021300A patent/JP2000221670A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009050947A1 (ja) | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Eastman Kodak Company | ポジ型平版印刷版原版及びその製版方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69909733D1 (de) | 2003-08-28 |
EP1025991B1 (en) | 2003-07-23 |
EP1025991A1 (en) | 2000-08-09 |
DE69909733T2 (de) | 2004-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000221669A (ja) | ポジティブ作用性印刷版の作製法 | |
EP0950518B1 (en) | A heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
US6083663A (en) | Method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive image element | |
US6004728A (en) | Method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive image element | |
EP0908305B2 (en) | A method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive imaging element | |
EP0908779B1 (en) | A method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive imaging element | |
EP1023994B1 (en) | A heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates. | |
US6192799B1 (en) | Heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
US6251563B1 (en) | Method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive image element | |
US6472119B1 (en) | Heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
EP0950514B1 (en) | A heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
JP2000221670A (ja) | ポジティブ作用性印刷版の作製法 | |
JP2000137321A (ja) | ポジティブ作用性印刷版の作製のためのヒ―トモ―ド感受性画像形成要素 | |
US6458510B1 (en) | Method for making positive working printing plates | |
EP0950513B1 (en) | A heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
EP0950516B1 (en) | A heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
US20010001701A1 (en) | Heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
EP0908304B1 (en) | A method for making positive working printing plates from a heat mode sensitive imaging element | |
US6455229B1 (en) | Method for making positive working printing plates | |
US6391517B1 (en) | Heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
US6447977B2 (en) | Heat mode sensitive imaging element for making positive working printing plates | |
JP4109359B2 (ja) | ヒートモード感受性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法 | |
JP2000035662A (ja) | ヒ―トモ―ド感受性画像形成要素からのポジティブ作用性印刷版の作製方法 | |
JP4208339B2 (ja) | ポジティブ作用性印刷版の作製のためのヒートモード感受性画像形成要素 | |
JP2002333705A (ja) | ネガティブ作用性感熱性平版印刷版前駆体の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080319 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080408 |