JPH09146268A - 感光性組成物及び感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性組成物及び感光性平版印刷版

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JPH09146268A
JPH09146268A JP32653995A JP32653995A JPH09146268A JP H09146268 A JPH09146268 A JP H09146268A JP 32653995 A JP32653995 A JP 32653995A JP 32653995 A JP32653995 A JP 32653995A JP H09146268 A JPH09146268 A JP H09146268A
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JP
Japan
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acid
photosensitive
compound
cyclodextrin
compd
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Application number
JP32653995A
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English (en)
Inventor
Kazuo Noguchi
一雄 野口
Katsuhiko Tono
克彦 東野
Takeshi Sanpei
武司 三瓶
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Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Konica Minolta Inc filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感度を落とさずに、耐薬品性、耐刷力、適性現
像条件許容性、ボールペン適性、テープ剥離性(セロハ
ン粘着テープ適性)の何れもが高いポジ型感光性組成物
及び感光性平版印刷版に関する。 【解決手段】(1)界面活性ポリシロキサン、フェノー
ル性水酸基を有するビニル系重合体及びo−ナフトキノ
ンジアジド化合物を含有するポジ型感光性組成物、
(2)界面活性剤ポリシロキサン、包接化合物、o−ナ
フトキノンジアジド化合物及びアルカリ可溶性樹脂を含
有するポジ型感光性組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性組成物及び感
光性平版印刷版に関し、特に感度を落とさずに、耐薬品
性、耐刷力、適性現像条件許容性、ボールペン適性、テ
ープ剥離性(セロハン粘着テープ適性)の何れもが高い
ポジ型感光性組成物及び感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【発明の背景】ポジ型感光性平版印刷版の感光性組成物
としては、一般にアルカリ可溶性樹脂と感光物としての
ナフトキノンジアジド化合物とを含む組成物が用いられ
ている。例えば、ノボラック型フェノール樹脂/ナフト
キノンジアジド置換化合物として米国特許第3,66
6,473号、同4,115,128号及び同4,17
3,470号等に、また最も典型的な組成物としてクレ
ゾール−ホルムアルデヒドよりなるノボラック樹脂/ト
リヒドロキシベンゾフェノン−1,2−ナフトキノンジ
アジドスルホン酸エステルの例がトンプソン「イントロ
ダクション・トゥー・マイクロリソグラフィー」(AC
S出版、No.219号、p112〜121)に記載さ
れている。
【0003】上記のようなノボラック樹脂とナフトキノ
ンジアジド系感光物を含有するポジ型感光性平版印刷版
が数多く開発、実用化されている。この系のポジ型感光
性平版印刷版において、アルカリ可溶性を高める方法と
して、アルカリ可溶性樹脂、ナフトキノンジアジド感光
物の分子量ダウン、感光層中に占める感光物の量を減少
させる、有機酸、無機酸、酸無水物の添加等が知られて
いるが、この方法だと皮膜強度が劣化して耐薬品性やボ
ールペンヤラレに対する酸性が低下し、適正な現像条件
の範囲が狭くなる等の問題が発生していた。又皮膜強度
(耐刷力)や耐薬品性を向上させる技術としては、バイ
ンダー分子量アップ、感光体の分子量アップ等が一般的
に知られているが、これらの技術により皮膜強度(耐刷
力)向上を図ると、感度低下、現像性の低下等の弊害が
発生する。
【0004】本発明はこれらの問題点を解消し、弊害な
くバランスよく向上させるという感光性組成物を提供す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明は、感度
を落とさずに、耐薬品性、耐刷力、適性現像条件許容
性、ボールペン適性、テープ剥離性(セロハン粘着テー
プ適性)の向上が得られる感光性組成物を提供すること
を第1の目的とし、且つ上記目的を達成できる感光性平
版印刷版を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.界面活性ポリシロキサン、フェノール性水酸基を有
するビニル系重合体及びo−ナフトキノンジアジド化合
物を含有するポジ型感光性組成物、 2.界面活性剤ポリシロキサン、包接化合物、o−ナフ
トキノンジアジド化合物及びアルカリ可溶性樹脂を含有
するポジ型感光性組成物、 3.アルミニウム支持体上に、界面活性ポリシロキサ
ン、フェノール性水酸基を有するビニル系重合体及びo
−ナフトキノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性
組成物からなる感光層を設けたことを特徴とする感光性
平版印刷版、 4.アルミニウム支持体上に、界面活性剤ポリシロキサ
ン、包接化合物、o−ナフトキノンジアジド化合物及び
アルカリ可溶性樹脂を含有するポジ型感光性組成物から
なる感光層を設けたことを特徴とする感光性平版印刷
版、 の各々により達成される。
【0007】
【作用】本発明のに構成を有することにより、感度を落
とさずに、耐薬品性、耐刷力、適性現像条件許容性、ボ
ールペン適性、テープ剥離性(セロハン粘着テープ適
性)のいずれの性能をもバランス良く向上させられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。 (支持体)本発明に使用されるアルミニウム支持体に
は、純アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる支
持体が含まれる。アルミニウム合金としては種々のもの
が使用でき、例えば珪素、銅、マンガン、マグネシウ
ム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル等の金属と
アルミニウムの合金が用いられる。
【0009】(脱脂処理)アルミニウム支持体は、粗面
化に先立ってアルミニウム表面の圧延油を除去するため
に脱脂処理を施すことが好ましい。脱脂処理としては、
トリクレン、シンナー等の溶剤を用いる脱脂処理、ケシ
ロンとトリエタノール等のエマルジョンを用いたエマル
ジョン脱脂処理等が用いられる。また、脱脂処理には、
苛性ソーダ等のアルカリの水溶液を用いることもでき
る。脱脂処理に苛性ソーダ等のアルカリの水溶液を用い
た場合、上記脱脂処理のみでは除去できない汚れや酸化
皮膜も除去することができる。
【0010】(砂目立て処理)感光層との密着性を良好
にし、かつ保水性を改善するために行われる砂目立て処
理方法としては、機械的に表面を粗面化する、いわゆる
機械的粗面化法と、電気化学的に表面を粗面化する、い
わゆる電気化学的粗面化法がある。機械的粗面化法に
は、例えば、ボール研磨、ブラシ研磨、ブラスト研磨、
バフ研磨等の方法がある。また電気化学的粗面化法に
は、例えば、塩酸または硝酸等を含む電解液中で交流あ
るいは直流によって支持体を電解処理する方法等があ
る。この内いずれか1つ、もしくは2つ以上の方法を併
用することにより、支持体を砂目立てすることができ
る。前述のような砂目立て処理して得られた支持体の表
面には、スマットが生成しているので、このスマットを
除去するために適宜水洗あるいはアルカリエッチング等
の処理を行うことが一般に好ましい。このような処理と
しては、例えば特公昭48−28123号公報に記載さ
れているアルカリエッチング法や特開昭53−1273
9号公報に記載されている硫酸デスマット法等の処理方
法が挙げられる。
【0011】(陽極酸化処理)支持体は、耐摩耗性、耐
薬品性、保水性を向上させるために、陽極酸化によって
酸化被膜が形成される。この陽極酸化では一般的に、硫
酸および/またはリン酸等を10〜50%の濃度で含む
水溶液を電解液として電流密度1〜10A/dmで電
解する方法が好ましく用いられるが、他に米国特許第
1,412,768号明細書に記載されている硫酸中で
高電流密度で電解する方法や米国特許第3,511,6
61号明細書に記載されている燐酸を用いて電解する方
法等がある。
【0012】(封孔処理)支持体は、陽極酸化処理の
後、封孔処理を施してもよい。封孔処理としては、沸騰
水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、重クロム酸塩水
溶液処理、亜硝酸塩処理、酢酸アンモン処理等が挙げら
れる。
【0013】(親水化処理)更に支持体は、陽極酸化処
理後(封孔処理を施した場合はさらにその後)、親水化
処理を施す、即ち、親水性層を設けることが好ましい。
親水性層としては、米国特許第3,181,461号明
細書に記載のアルカリ金属珪酸塩、米国特許第1,86
0,426号明細書に記載の親水性セルロース、特開昭
60−149491号公報、同63−165183号公
報に記載のアミノ酸及びその塩、特開昭60−2329
98号公報に記載の水酸基を有するアミン類及びその
塩、特開昭62−19494号公報に記載の燐酸塩、特
開昭59−101651号公報に記載のスルホ基を有す
るモノマー単位を含む高分子化合物等が挙げられる。
【0014】更に、感光性平版印刷版を重ねたときの感
光層への擦れ傷を防ぐために、また、現像時、現像液中
へのアルミニウム成分の溶出を防ぐために、特開昭50
−151136号、同57−63293号、同60−7
3538号、同61−67863号、特開平6−351
74号等に記載されている、支持体裏面に保護層を設け
る処理を行うことができる。
【0015】(感光層)次に、上記表面処理されたアル
ミニウム支持体上には、下記する本発明の感光性組成物
(請求項1又は2)を含有する感光層を塗設し、乾燥す
ることにより本発明の感光性平版印刷版(請求項3又は
4)が得られる。この感光層中に用いられる感光性物質
としては特に限定されるものはなく、通常、感光性平版
印刷版に用いられている種々のものを用いることができ
る。以下、この点について説明する。
【0016】(o−キノンジアジド化合物を含む感光性
組成物)本発明のポジ型感光性組成物層に使用されるo
−キノンジアジド化合物とは、分子中にo−キノンジア
ジド化合物を有する化合物であって、本発明で使用する
ことができるo−キノンジアジド化合物は特に限定され
るものではなく、例えば、o−キノンジアジド基を有す
る重縮合樹脂、例えば、o−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸と、フェノール類及びアルデヒドまたはケトンの
重縮合樹脂とのエステル化合物が挙げられる。
【0017】前記フェノール類としては、例えば、フェ
ノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾ
ール、3,5−キシレノール、カルバクロール、チモー
ル等の一価フェノール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン等の二価フェノール、ピロガロール、フロログ
ルシン等の三価フェノール等が挙げられる。前記アルデ
ヒドとしてはホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、ア
セトアルデヒド、クロトンアルデヒド、フラフラール等
が挙げられる。これらのうち好ましいものはホルムアル
デヒド及びベンズアルデヒドである。前記ケトンとして
はアセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
【0018】前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−、p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂等が挙げられる。
【0019】前記o−ナフトキノンジアジド化合物のフ
ェノール類のOH基に対するo−ナフトキノンジアジド
スルホン酸の縮合率(OH基1個に対する反応率)は、
15〜80%が好ましく、より好ましいのは20〜45
%である。
【0020】更に本発明に用いられるo−キノンジアジ
ド化合物としては特開昭58−43451号公報に記載
のある以下の化合物も使用できる。即ち、例えば1,2
−ベンゾキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−
ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−ベ
ンゾキノンジアジドスルホン酸アミド、1,2−ナフト
キノンジアジドスルホン酸アミドなどの公知の1,2−
キノンジアジド化合物、更に具体的にはジェイ・コサー
ル(J.Kosar)著「ライト−センシティブ・シス
テムズ」(Light−Sensitive Syst
ems)第339〜352頁(1965年)、ジョン・
ウィリー・アンド・サンズ(JohnWilley &
Sons)社(ニューヨーク)やダブリュ・エス・デ
ィ・フォレスト(W.S.De Forest)著「フ
ォトレジスト」(Photoresist)第50巻
(1975年)、マックローヒル(Mc Graw H
ill)社(ニューヨーク)に記載されている1,2−
ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸フェニルエステ
ル、1,2,1´,2´−ジ−(ベンゾキノンジアジド
−4−スルホニル)−ジヒドロキシビフェニル、1,2
−ベンゾキノンジアジド−4−(N−エチル−M−β−
ナフチル)−スルホンアミド、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸シクロヘキシルエステル、1−
(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−
3,5−ジメチルピラゾール、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン−4´−ヒドロキシジフェニル−
4´−アゾ−β−ナフトール−エステル、N,N−ジ−
(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−
アニリン、2´−(1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−アントラキノ
ン、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン−
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2
−ナフトキノノジアジド−5−スルホン酸−2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2モルと
4,4´−ジアミノベンゾフェノン1モルとの縮合物、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド2モルと4,4´−ジヒドロキシ−1,1´−ジフェ
ニルスルホン1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸クロリド1モルとプルプロガ
リン1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−(N−ジヒドロアビエチル)−スルホンアミド等
の1,2−キノンジアジド化合物を例示することができ
る。また、特公昭37−1953号、同37−3627
号、同37−13109号、同40−26126号、同
40−3801号、同45−5604号、同45−27
345号、同51−13013号、特開昭48−965
75号、同48−63802号、同48−63803号
各公報に記載された1,2−キノンジアジド化合物も挙
げることができる。
【0021】上記o−キノンジアジド化合物のうち、
1,2−ベンゾキノンジアジドスルホニルクロリド又は
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロリドをピ
ロガロール・アセトン縮合樹脂又は2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンと反応させて得られるo−キノ
ンジアジドエステル化合物が特に好ましい。本発明に用
いられるo−キノンジアジド化合物としては上記化合物
を各々単独で用いてもよいし、2種以上組合せて用いて
もよい。o−キノンジアジド化合物の感光性組成物中に
占める割合は、6〜60重量%が好ましく、特に好まし
いのは、10〜50重量%である。
【0022】(フェノール性水酸基を有するビニル系共
重体)請求項1に示す本発明に用いられるフェノール性
水酸基を有するビニル系共重合体としては、該フェノー
ル性水酸基を有する単位を分子構造中に有する重合体で
あり、下記一般式[I]〜[V]の少なくとも1つの構
造単位を含む重合体が好ましい。
【0023】
【化1】
【0024】上記一般式[I]〜[V]中、Rおよび
はそれぞれ水素原子、アルキル基又はカルボキシル
基、好ましくは水素原子を表わす。Rは水素原子、ハ
ロゲン原子又はアルキル基を表わし、好ましくは水素原
子又はメチル基、エチル基等のアルキル基を表わす。R
は水素原子、アルキル基、アリール基又はアラルキル
基を表わし、好ましくは水素原子を表わす。Aは窒素原
子又は酸素原子と芳香族炭素原子とを連結する、置換基
を有していてもよいアルキレン基を表わし、mは0〜1
0の整数を表わし、Bは置換基を有していてもよいフェ
ニレン基又は置換基を有してもよいナフチレン基を表わ
す。具体的な構造単位としては、例えば以下の(1)〜
(8)のようなものがある。
【0025】
【化2】
【0026】
【化3】
【0027】従来使用されているビニル系モノマーとし
ては、例えばエチレン、プロピレン、イソブチレン、ブ
タジエン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィン
類、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−クロロスチレン等のスチレン類、アクリ
ル酸、メタクリルサン等のアクリル酸類、例えばイタコ
ン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジ
カルボン酸類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−クロロエチ
ル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、エタク
リル酸エチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸の
エステル類、例えばアクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル等のニトリル類、例えばアクリルアミド、メタク
リルアミド等のアミド類、例えばアクリルアニリド、p
−クロロアクリルアニリド、m−ニトロアクリルアニリ
ド、m−メトキシアクリルアニリド等のアニリド類、例
えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ベ
ンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類、例えばメチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニ
ルエーテル、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニ
ルエーテル類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニリデ
ンシアナイド、例えば1−メチル−1−メトキシエチレ
ン、1,1−ジメトキシエチレン、1,2−ジメトキシ
エチレン、1,1−ジメトキシカルボニルエチレン、1
−メチル−1−ニトロエチレン等のエチレン誘導体類、
例えばN−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、
N−ビニルインドール、N−ビニルピロリデン、N−ビ
ニルピロリドン等のN−ビニル系単量体がある。これら
の単量体は不飽和二重結合が開裂した構造で高分子化合
物中に存在する。上記の単量体のうち脂肪族モノカルボ
ン酸のエステル類、ニトリル類が優れた性能を示し、好
ましい。ビニル系重合体の分子量は好ましくはMwが2
000〜30万、Mnが1000〜2万、多分散度(M
w/Mn)が1.1〜10の範囲であるものが好まし
い。
【0028】(アルカリ可溶性樹脂)本発明の感光性組
成物に用いられるアルカリ可溶性樹脂としては、公知の
アルカリ可溶性樹脂、例えば、ノボラック樹脂、特開昭
55−57841号公報に記載されている多価フェノー
ルとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等が含まれる。
【0029】また、次の単量体の重合物が含まれること
も好ましい。即ち、(1)N,N−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等、
(2)Rがエチレンであるものが好ましく、例えばE
O変性フェノキシ化リン酸アクリレート、EO変性フェ
ノキシ化リン酸アクリレート、EO変性リン酸メタクリ
レート、EO変性リン酸ジメタクリレート、EO変性リ
ン酸ジアクリレート、EO変性リン酸トリアクリレー
ト、EO,BuOH変性リン酸アクリレート、EO,B
uOH変性メタクリレート、EO,オクタノール変性リ
ン酸アクリレート、EO,オクタノールリン酸メタクリ
レート等、(3)ジシクロペンタニルアクリレート、ジ
シクロペンタニルメタクリレート等、(4)ジシクロペ
ンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレ
ート、EO変性ジシクロペンテニルアクリレート、EO
変性ジシクロペンテニルメタクリレート等、(5)グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等、
(6)イソボニルアクリレート、イソボニルメタクリレ
ート等、(7)テトラヒドロフルフリルアクリレート、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート、カプロラクト
ン変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、カプロラ
クトン変性テトラヒドロフルフリルメタクリレート等、
が挙げられる。
【0030】上記単量体は他のビニル系モノマーとの共
重合体であってもよく、他のビニル系モノマーとして
は、従来使用されているものを用いることができるが、
例えばアクリル酸等の不飽和カルボン酸類、メチルアク
リレート等のエステル類、ヒドロキシフェニルアクリル
アミド等のフェノール性水酸基含有モノマー類等、アク
リロニトリル等のシアン化ビニル化合物類が好ましい。
他のビニル系モノマーとの共重合体の場合、上記単量体
の割合が、2〜50モル%であることが好ましい 感光
層中に占めるビニル系重合体の割合は、0.5〜70重
量%が好ましい。本発明に用いて好ましいノボラック樹
脂としては、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂、クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、特開昭55−
57841号公報に記載されているようなフェノール・
クレゾール・ホルムアルデヒド共重合体樹脂、特開昭5
5−127553号公報に記載されているようなp−置
換フェノールとフェノールもしくは、クレゾールとホル
ムアルデヒドとの共重合体樹脂等が挙げられる。前記ノ
ボラック樹脂の分子量(ポリスチレン標準)は、好まし
くは数平均分子量Mnが3.00×10〜7.50×
10、重量平均分子量Mwが1.00×10〜3.
00×10、より好ましくはMnが5.00×10
〜4.00×10、Mwが3.00×10〜2.0
0×10である。上記ノボラック樹脂は単独で用いて
もよいし、2種以上組合せて用いてもよい。上記ノボラ
ック樹脂の感光性組成物中に占める割合は5〜95重量
%が好ましい。
【0031】(界面活性ポリシロキサン)本発明に用い
られる界面活性ポリシロキサン下記式(1)で示される
ものが好ましい。
【0032】
【化4】
【0033】m及びnは1〜4の範囲内の整数であり、
rは2〜5の範囲内の整数であり、Xは10〜100の
範囲内の整数であり、Yは25〜350の範囲内の整数
である。 界面活性ポリシロキサンはジアルキルシクロサン単位
又はジアルキルシクロサン単位とオキシルアルキレン単
位とからなり、感光性組成物中に占める割合は0.01
〜10重量%の範囲が好ましい。
【0034】(包接化合物)本発明の感光性組成物は包
接化合物を含有する。次に包接化合物について説明す
る。包接とは、原子又は分子が結合してできた三次元構
造の内部に空孔があり、その中に別又は分子が一定の組
成比で入り込み、特定の構造をとっている状態である。
従って包接化合物とは、自らが形成している空孔に別の
分子又は原子を取り込む性質をもつ化合物を指す。この
包接を引き起こす駆動力としては、疎水相互作用、イオ
ン相互作用、水素結合、ファンデアワールス力等が考え
られる。包接化合物の具体例としては、シクロデキスト
リン、クラウンエーテル、シクロファン、アザシクロフ
ァン、カリックスアレン、シクロトリベラトリレン、ス
フェランド、キャピタンド、環状オリゴペプチド等の単
分子で包接能をもつもの、尿素、チオ尿素、テオキシコ
ール酸、アポコール酸、コール酸、ジニトロジフェニ
ル、ヒドロキノン、ペルヒドロトリフェニレン、トリ−
o−チモイド、オキシフラバン、ジシアノアンミンニッ
ケル、ジオキシトリフェニルメタン、メチルナフタリ
ン、スピロクマリン、ペルヒドロトリフェニレン等の多
分子系で包接能をもつものが挙げられる。さらにセルロ
ース、デンプン、キチン、キトサン、タンパク質等の天
然高分子やポリビニルアルコール等の合成高分子も種々
の化合物を包接する。これらの化合物は、単独或いは2
種以上混合して使用できる。
【0035】本発明の包接化合物について更に詳述す
る。本発明で使用することができる包接化合物は、水あ
るいは有機分子を包接することができる化合物であれば
特に限定されないが、組成物の調製に用いる溶剤に可溶
な有機系化合物が好ましい。そのような有機系化合物の
例としては、例えば、「ホストゲストケミストリー」
(平岡道夫ら著、講談社1984年、東京)などの成書
や「テトラヘドロンレポート」(No.226(198
7)P5725A.Colletら)、「化学工業4月
号」((1991)P278新海ら)、「化学工業4月
号((1991)P288平岡ら)等に示されているも
のが挙げられる。
【0036】本発明において好ましく使用することがで
きる包接化合物としては、例えば、環状D−グルカン
類、シクロファン類、中性ポリリガンド、環状ポリアニ
オン、環状ポリカチオン、環状ペプチド、スフェランド
(SPHERANDS)、キャビタンド(CAVITA
NDS)およびそれらの非環状類縁体が挙げられる。こ
れらの中でも、環状D−グルカン類およびその非環状類
縁体、シクロファン類、中性ポリリガンドが更に好まし
い。
【0037】環状D−グルカン類およびその非環状類縁
体としては、例えば、α−D−グルコピラノースがグリ
コキシド結合によって連なった化合物として挙げられ
る。
【0038】該化合物としては、デンプン、アミロー
ス、アミロペクトン等のD−グルコピラノース基により
構成される糖質類、α−シクロデキストリン、β−シク
ロデキストリン、γ−シクロデキストリン、D−グルコ
ピラノース基の重合度が9以上のシクロデキストリン等
のシクロデキストリンおよびSOCH
SO基、NHCHCHNH基、NHCH
CHNHCH CHNH基、SC基、N
基、NH基、NEt基、SC(NH )NH
基、SH基、SCHCHNH基、イミダゾール
基、エチレンジアミン基等の置換基を導入した下記式
【0039】
【化5】
【0040】で表されるD−グルカン類の修飾物が挙げ
られる。また、下記一般式[VI]および一般式[VI
I]で表されるシクロデキストリン誘導体および分岐シ
クロデキストリン、シクロデキストリンポリマー等も挙
げられる。
【0041】
【化6】
【0042】一般式[VI]において、R〜Rは、
それぞれ同じでも異なっていてもよく、水素原子、アル
キル基または置換アルキル基を表す。特にR〜R
水素原子あるいはヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロ
ピル基であるものが好ましく、1分子中の置換アルキル
基の含有率が15%〜50%であるものが更に好まし
い。nは4〜10の正の整数を表す。
【0043】
【化7】
【0044】一般式[VII]において、Rは、水素原
子、−R−COH、−R−SOH、−R−N
または−N−(R(Rは、炭素数1〜5の
直鎖または分岐鎖のアルキレン基を表し、Rは、炭素
数1〜5の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表す。
【0045】なお、シクロデキストリンの製造例は「J
ounal of the American Che
mical Society」第71巻 第354頁
1949年、「Cheimish Berichte」
第90巻 第2561頁 1949年、第90巻 第2
561頁 1957年に記載されているが、勿論これら
に限定されるものではない。
【0046】本発明に用いられる分岐シクロデキストリ
ンとは、公知のシクロデキストリンにグルコース、マル
トース、セロビオーズ、ラクトース、ショ糖、ガラクト
ース、グルコサミン等の単糖類や2糖類等の水溶性物質
を分岐付加ないし結合させたものであり、好ましくは、
シクロデキストリンにマルトースを結合させたマルトシ
ルシクロデキストリン(マルトースの結合分子数は1分
子、2分子、3分子等いずれでもよい)やシクロデキス
トリンにグルコースを結合させたグルコシルシクロデキ
ストリン(グルコースの結合分子数は1分子、2分子、
3分子等いずれもでもよい)が挙げられる。
【0047】これら分岐シクロデキストリンの具体的な
合成方法は、例えば、澱粉化学、第33巻、第2号、1
19〜126頁(1986)、同127〜132頁(1
986)、澱粉化学、第30巻、第2号、231〜23
9頁(1983)等に記載されており、これら公知の方
法を参照して合成可能であり、例えば、マルトシルシク
ロデキストリンは、シクロデキストリンとマルトースを
原料とし、イソアミラーゼやプルラナーゼ等の酵素を利
用してシクロデキストリンにマルトースを結合させる方
法で製造できる。グルコシルシクロデキストリンも同様
の方法で製造できる。
【0048】本発明において、好ましく用いられる分岐
シクロデキストリンとしては、以下に示す具体的例示化
合物を挙げることができる。 〔例示化合物〕 D−1 マルトースが1分子結合したα−シクロデキストリン D−2 マルトースが1分子結合したβ−シクロデキストリン D−3 マルトースが1分子結合したγ−シクロデキストリン D−4 マルトースが2分子結合したα−シクロデキストリン D−5 マルトースが2分子結合したβ−シクロデキストリン D−6 マルトースが2分子結合したγ−シクロデキストリン D−7 マルトースが3分子結合したα−シクロデキストリン D−8 マルトースが3分子結合したβ−シクロデキストリン D−9 マルトースが3分子結合したγ−シクロデキストリン D−10 グルコースが1分子結合したα−シクロデキストリン D−11 グルコースが1分子結合したβ−シクロデキストリン D−12 グルコースが1分子結合したγ−シクロデキストリン D−13 グルコースが2分子結合したα−シクロデキストリン D−14 グルコースが2分子結合したβ−シクロデキストリン D−15 グルコースが2分子結合したγ−シクロデキストリン D−16 グルコースが3分子結合したα−シクロデキストリン D−17 グルコースが3分子結合したβ−シクロデキストリン D−18 グルコースが3分子結合したγ−シクロデキストリン
【0049】これら分岐シクロデキストリンの構造につ
いては、HPLC、NMR、TLC(薄層クロマトグラ
フィー)、INEPT法(Insensitive n
uclei enhanced by polariz
ation transfer)等の測定法で種々検討
されてきているが、現在の化学技術をもってしてもいま
だ確定されておらず推定構造の段階にある。しかしなが
ら、各単糖類又は2糖類等がシクロデキストリンに結合
していることは上記測定法で誤りのないことである。こ
の故に、本発明においては、単糖類や2糖類の多分子が
シクロデキストリンに結合している際には、例えば、下
図に示すようにシクロデキストリンの各ぶどう糖に個々
に結合している場合や、1つのぶどう糖に直鎖状に結合
しているものの両方を包含するものである。
【0050】
【化8】
【0051】これら分岐シクロデキストリンにおいて、
既存のシクロデキストリンの環構造はそのまま保持され
ているので、既存のシクロデキストリンと同様な包接作
用を示し、かつ、水溶性の高いマルトースないしグルコ
ースが付加し、水への溶解性が飛躍的に向上しているの
が特徴である。
【0052】本発明に用いられる分岐シクロデキストリ
ンは市販品としての入手も可能であり、例えば、マルト
シルシクロデキストリンは塩水港精糖社製イソエリート
(登録商標)として市販されている。
【0053】次に、本発明に用いられるシクロデキスト
リンポリマーについて説明する。
【0054】本発明に用いられるシクロデキストリンポ
リマーとしては、下記一般式[VIII]で表されるも
のが好ましい。
【0055】
【化9】
【0056】本発明に用いられるシクロデキストリンポ
リマーは、シクロデキストリンを、例えば、エピクロル
ヒドリンにより架橋高分子化して製造できる。
【0057】前記シクロデキストリンポリマーは、その
水溶性すなわち水に対する溶解度が、25℃で水100
ミリリットルに対し20g以上あることが好ましく、そ
のためには上記一般式[VIII]における重合度n
を3〜4とすればよく、この値が小さい程シクロデキス
トリンポリマー自身の水溶性および前記物質の可溶化効
果が高い。
【0058】これらシクロデキストリンは、例えば、特
開昭61−97025号公報やドイツ特許第3,54
4,842号明細書等に記載された一般的な方法で合成
できる。該シクロデキストリンポリマーについても、前
記の如くシクロデキストリンポリマーの包接化合物とし
て使用してもよい。
【0059】シクロファン類とは、芳香環が種々の結合
によりつながった構造を有する環状化合物であって、多
くの化合物が知られており、シクロファン類としては、
これら公知の化合物を挙げることができる。
【0060】芳香環を結ぶ結合しては、例えば、単結
合、−(CR−結合、−O(CR
O−結合、−NH(CRNH−結合、−(C
NR(CR−結合、−(CR
(CR−結合、−
(CR (CR−結合、
−CO−結合、−CONR−結合(ここで、R、R
、R、R、RおよびRは、同一でも異なって
いてもよく、水素原子または炭素数1〜3のアルキル基
を示し、m、pおよびqは、同一でも異なっていてもよ
く、1〜4の整数を示す。)等が挙げられる。該化合物
としては、例えば、下記式
【0061】
【化9】
【0062】で表されるパラシクロファン類、トリ−o
−テイモタイド、シクロトリヴェラトリレンに代表され
る下記式
【0063】
【化10】
【0064】で表されるオルトシクロファン類、メタシ
クロフファン、カリックスアレン、レゾルシノール−ア
ルデヒド環状オリゴマー等に代表される下記式
【0065】
【化11】
【0066】で表されるメタシクロファン類、あるいは
下記式
【0067】
【化12】
【0068】で表されるパラ置換フェノール類非環状オ
リゴマーが挙げられる。
【0069】中性ポリリガンドとしては、クラウン化合
物、クリプタンド、環状ポリアミンおよびそれらの非環
状類縁体が挙げられる。該化合物は、金属イオンを有効
に取り込むことが知られているが、カチオン性有機分子
も有効に取り込むことができる。
【0070】その他の包接化合物として、尿素、チオ尿
素、デオキシコール酸、ジニトロジフェニル、ヒドロキ
ノン、o−トリチモチド、オキシフラバン、ジシアノア
ンミンニッケル、ジオキシトリフェニルメタン、トリフ
ェニルメタン、メチルナフタリン、スピロクロマン、ペ
ルヒドロトリフェニレン、粘度鉱物、グラファイト、ゼ
オライト(ホージャサイト、チャバザイト、モルデナイ
ト、レビーナイト、モンモリロナイト、ハロサイト
等)、セルロース、アミロース、タンパク質等が挙げら
れる。
【0071】これらの包接化合物は、単体として添加し
てもよいが、包接化合物自身あるいは分子を取り込んだ
包接化合物の溶剤への溶解性、その他の添加剤との相溶
性を良好にするために包接能を有する置換基をポリマー
にペンダント置換基として懸垂させたポリマーを一緒に
添加してもよい。
【0072】該ポリマーは、例えば、特開平3−221
501号公報、特開平3−221502号公報、特開平
3−221503号公報、特開平3−221504号公
報、特開平3−221505号公報に開示されているよ
うな方法を用いて容易に得ることができる。
【0073】(有機酸・無機酸・酸無水物)本発明の感
光性組成物には、有機酸・無機酸・酸無水物が含有され
てもよい。本発明に使用される酸としては、例えば特開
昭60−88942号、特願昭63−293107号に
記載の有機酸と、日本化学会編「化学便覧新版」(丸善
出版)第92〜158頁に記載の無機酸が挙げられる。
有機酸の例としては、p−トルエンスルホン酸、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、メタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼルスルホン酸、
m−ベンゼンジスルホン酸等のスルホン酸、p−トルエ
ンスルフィン酸、ベンジルスルフィン酸、メタンスルフ
ィン酸等のスルフィン酸、フェニルホスホン酸、メチル
ホスホン酸、クロルメチルホスホン酸等のホスホン酸、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ペンタン
酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸等の脂肪族モノカルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式モノカルボン
酸、安息香酸、o−、m−、p−ヒドロキシ安息香酸、
o−、m−、p−メトキシ安息香酸、o−、m−、p−
メチル安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、フロ
ログリシンカルボン酸、没食子酸、3,5−ジメチル安
息香酸等の芳香族モノカルボン酸が挙げられる。また、
マロン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、イタコン酸、リンゴ酸
等の飽和または、不飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒ
ドロフタル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、
1,1−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロ
ペンタンジカルボン酸、1,1−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3
−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸等を挙げることができる。
【0074】上記有機酸の内、より好ましいものは、p
−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
メシチレンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、ベンゼルスルホン酸、m−ベンゼンジスルホン
酸等のスルホン酸、またはcis−1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、シリンガ酸等がある。無機酸の例と
しては、硝酸、硫酸、塩酸、ケイ酸、リン酸等が挙げら
れ、さらに好ましくは、硫酸、リン酸である。
【0075】酸無水物を用いる場合の、酸無水物の種類
も任意であり、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水安息
香酸等、脂肪族・芳香族モノカルボン酸から誘導される
もの、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水グルタル
酸、無水フタル酸等、脂肪族・芳香族ジカルボン酸から
誘導されるもの等を挙げることができる。好ましい酸無
水物は、無水グルタル酸、無水フタル酸である。これら
の化合物は、単独あるいは2種以上混合して使用でき
る。これらの酸の含有量は、全感光性組成物の全固形分
に対して、一般的に0.05〜5重量%であって、好ま
しくは、0.1〜3重量%の範囲である。
【0076】(界面活性剤)本発明の感光性組成物は界
面活性剤を含んでもよい。界面活性剤としては、両性界
面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
ノニオン界面活性剤、フッ素系界面活性剤等を挙げるこ
とができる。
【0077】上記両性界面活性剤としては、ラウリルジ
メチルアミンオキサイド、ラウリルカルボキシメチルヒ
ドロキシエチル、イミダゾリニウムベタイン等がある。
アニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸
エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、アルキル
リン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルアリル硫酸エステル
塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキ
シエチレンアルキルリン酸エステル等がある。カチオン
界面活性剤としては、アルキルアミン塩、第4級アンモ
ニウム塩、アルキルベタイン等がある。ノニオン界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキ
シエチレン誘導体、オキシエチレン・オキシプロピレン
ブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン、アルキルアルカノール
アミド等がある。
【0078】フッ素系界面活性剤としては、フルオロ脂
肪族基を含むアクリレートまたはメタアクリレートおよ
び(ポリオキシアルキレン)アクリレートまたは(ポリ
オキシアルキレン)メタアクリレートの共重合体等があ
る。例えば、特開昭62−170950号、同62−2
26143号、米国特許3,787,351号等に記載
のもの(例えば、メガファックF−171,173,1
77、ディフェンサMCF300,312,313(以
上、大日本インキ化学工業社製)、モディパーF−10
0,102,110(日本油脂社製)などが挙げられ
る。これらの化合物は、単独あるいは2種以上混合して
使用することができる。感光性組成物中に占める割合
は、0.01〜10重量%であることが好ましく、さら
に好ましくは0.01〜5重量%で使用される。
【0079】(プリントアウト材料)感光性組成物に
は、露光により可視画像を形成させるプリントアウト材
料を添加することができる。プリントアウト材料は露光
により酸もしくは遊離基を生成する化合物と相互作用す
ることによってその色調を変える有機染料よりなるもの
で、露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物とし
ては、例えば特開昭50−36209号公報に記載のo
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲニド、
特開昭53−36223号公報に記載されているo−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホン酸クロライドと電子
吸引性置換基を有するフェノール類、またはアニリン酸
とのエステル化合物またはアミド化合物、特開昭55−
77742号公報、特開昭57−148784号公報等
に記載のハロメチルビニルオキサジアゾール化合物及び
ジアゾニウム塩等が挙げられる。
【0080】(露光により酸または遊離基を生成する化
合物)本発明の感光性組成物に用いることができる、露
光により酸または遊離基を生成する化合物としては、例
えば、ハロメチルオキサジアゾール化合物、ハロメチル
−s−トリアジン化合物等が用いられる。ハロメチルオ
キサジアゾール化合物とは、オキサジアゾール類にハロ
メチル基、好ましくはトリクロロメチル基を有する化合
物である。
【0081】これらの化合物は公知であり、例えば特公
昭57−6096号公報、同61−51788号公報、
特公平1−28369号公報、特開昭60−13853
9号公報、同60−177340号公報、同60−24
1049号公報等に記載されている。また、ハロメチル
−s−トリアジン化合物とは、s−トリアジン環に1以
上のハロメチル基、好ましくはトリクロロメチル基を有
する化合物である。
【0082】本発明の感光性組成物中における前記露光
により酸又は遊離基を生成する化合物の添加量は、0.
01〜30重量%が好ましく、より好ましくは、0.1
〜10重量%であり、特に好ましくは、0.2〜3重量
%である。これらの化合物は、単独あるいは2種以上混
合して使用できる。
【0083】(色素)本発明の感光性組成物には、さら
に色素を用いることができる。該色素は、露光による可
視画像(露光可視画像)と現像後の可視画像を得ること
を目的として使用される。
【0084】該色素としては、フリーラジカルまたは酸
と反応して色調を変化するものが好ましく使用できる。
ここに「色調が変化する」とは、無色から有色の色調へ
の変化、有色から無色あるいは異なる有色の色調への変
化のいずれをも包含する。好ましい色素は酸と塩を形成
して色調を変化するものである。例えば、ビクトリアピ
ュアブルーBOH(保土谷化学社製)、オイルブルー#
603(オリエント化学工業社製)、パテントピュアブ
ルー(住友三国化学社製)、クリスタルバイオレット、
ブリリアントグリーン、エチルバイオレット、メチルバ
イオレット、メチルグリーン、エリスロシンB、ペイシ
ックフクシン、マラカイトグリーン、オイルレッド、m
−クレゾールパープル、、ローダミンB、オーラミン、
4−p−ジエチルアミノフェニルイミナフトキノン、シ
アノ−p−ジエチルアミノフェニルアセトアニリド等に
代表されるトリフェニルメタン系、ジフェニルメタン
系、オキサジン系、キサンテン系、イミノナフトキノン
系、アゾメチン系またはアントラキノン系の色素が有色
から無色あるいは異なる有色の色調へ変化する変色剤の
例として挙げられる。
【0085】一方、無色から有色に変化する変色剤とし
ては、ロイコ色素及び、例えばトリフェニルアミン、ジ
フェニルアミン、o−クロロアニリン、1,2,3−ト
リフェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェ
ニルアミン、1,2−ジアニリノエチレン、p,p′,
p″−トリス−ジメチルアミノトリフェニルメタン、
p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニルメチルイミ
ン、p,p′,p″−トリアミノ−o−メチルトリフェ
ニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニ
ル−4−アニリノナフチルメタン、p,p′,p″−ト
リアミノトリフェニルメタンに代表される第1級または
第2級アリールアミン系色素が挙げられる。上記の変色
剤の感光性組成物中に占める割合は、0.01〜10重
量%であることが好ましく、更に好ましくは0.02〜
5重量%で使用される。これらの化合物は、単独あるい
は2種以上混合して使用できる。尚、特に好ましい色素
は、ビクトリアピュアブルーBOH、オイルブルー#6
03である。
【0086】(感脂化剤)画像部の感脂性を向上させる
ための感脂化剤(例えば、特開昭55−527号公報記
載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコールに
よるハーフエステル化物、p−t−ブチルフェノール−
ホルムアルデヒド樹脂等のノボラック樹脂、あるいはこ
れらとo−キノンジアジド化合物との部分エステル化
物、フッ素系界面活性剤、p−ヒドロキシスチレンの5
0%脂肪酸エステル等)、等が好ましく用いられる。こ
れらの添加剤の添加量はその使用対象、目的によって異
なるが、一般には全固形分に対して、0.01〜30重
量%である。これらの各成分を下記の溶媒に溶解させ、
前記支持体表面に塗布し乾燥させることにより、感光層
を設けて、本発明の感光性平版印刷版を製造することが
できる。尚、溶剤の用法については特別の制限はない。
【0087】(溶媒)本発明に用いられる感光性組成物
を溶解する際に使用し得る溶媒としては、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n
−ブタノール、n−ペンタノール、ヘキサノール等の脂
肪族アルコール類、アリルアルコール、ベンジルアルコ
ール、アニソール、フェネトール、n−ヘキサン、シク
ロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の
炭化水素類、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−1
−ブタノール、4−メトキシ−1−ブタノール、3−エ
トキシ−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−
1−ブタノール、3−メトキシ−3−エチル−1−1ペ
ンタノール−4−エトキシ−1−ペンタノール、5−メ
トキシ−1−ヘキサノール、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、メチルペンチルケトン、メチルヘキ
シルケトン、エチルブチルケトン、ジブチルケトン、シ
クロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキ
サノン、γ−ブチロラクトン、3−ヒドロキシ−2−ブ
タノン、4−ヒドロキシ−2−ブタノン、4−ヒドロキ
シ−2−ペンタノン、5−ヒドロキシ−2−ペンタノ
ン、4−ヒドロキシ−3−ペンタノン、6−ヒドロキシ
−2−ヘキサノン、3−メチル−3−ヒドロキシ−2−
ペンタノン、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、エチレングリコールモノア
セテート、エチレングリコールジアセテート、プロピレ
ングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジ
アセテート、エチレングリコールアルキルエーテル類お
よびそのアセテート(MC、EC、ブチルセロソルブ、
フェニルセロソルブ、エチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレン
グリコールジブチルエーテル、MCアセテート、ECア
セテート)、ジエチレングリコールモノアルキルエーテ
ル類およびそのアセテート(ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、モノエチルエーテル、モノi−プロピ
ルエーテル、モノブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート等)、ジエチレングリ
コールジアルキルエーテル類(DMDG、DEDG、D
BDG、MEDG)、トリエチレングリコールアルキル
エーテル類(モノメチルエーテル、モノエチルエーテ
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチ
ルエーテル等)、プロピレングリコールアルキルエーテ
ル類およびそのアセテート(モノメチルエーテル、モノ
エチルエーテル、n−プロピルエーテル、モノブチルエ
ーテル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、モノメ
チルエーテルアセテート、モノエチルエーテルアセテー
ト等)、ジプロピレングリコールアルキルエーテル類
(モノメチルエーテル、モノエチルエーテル、n−プロ
ピルエーテル、モノブチルエーテル、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル)、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、
ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピ
オン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル等のカルボン酸
エステル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、乳酸メチル、
乳酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、炭酸プ
ロピレン等が挙げられる。これらの溶媒は、単独あるい
は2種以上混合して使用できる。
【0088】(被覆層)本発明に係る感光性平版印刷版
は、上記感光層上に皮膜形成能を有する水不溶性で有機
溶媒可溶性の高分子化合物から成る被覆層を形成するこ
とができる。
【0089】(マット剤)上記のようにして設けられた
感光層の表面には、真空焼き枠を用いた密着露光の際の
真空引きの時間を短縮し、且つ焼きボケを防ぐため、マ
ット層を設けることが好ましい。具体的には、特開昭5
0−125805号、特公昭57−6582号、同61
−28986号の各公報に記載されているようなマット
層を設ける方法、特公昭62−62337号公報に記載
されているような固体粉末を熱融着させる方法等が挙げ
られる。マット層の目的は密着露光における画像フィル
ムと感光性平版印刷版との真空密着性を改良することに
より、真空引き時間を短縮し、さらに密着不良による露
光時の微小網点のつぶれを防止することである。マット
層の塗布方法としては、特開昭55−12974号に記
載されているパウダリングされた固体粉末を熱融着する
方法、特開昭58−182636号に記載されているポ
リマー含有水をスプレーし乾燥させる方法等があり、ど
の方法でもよいが、マット層自体がアルカリ現像液に溶
解するか、あるいはこれにより除去可能な物が望まし
い。
【0090】(塗布)感光性組成物や被覆層又はマット
層を支持体表面に塗布する際に用いる塗布方法として
は、従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイヤーバー
塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ロール塗布、
ブレード塗布及びカーテン塗布等が用いられる。
【0091】(露光)こうして得られた感光性平版印刷
版の使用に際しては、従来から常用されている方法を適
用することができ、例えば線画像、網点画像などを有す
る透明原画を感光面に密着して露光し、次いでこれを適
当な現像液を用いて非画像部の感光性層を除去すること
によりレリーフ像が得られる。露光に好適な光源として
は、水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、
ケミカルランプ、カーボンアーク灯などが使用される。
【0092】(処理)本発明において、感光性平版印刷
版の現像処理に用いられる現像液、現像補充液は何れも
アルカリ金属珪酸塩を含むものである。アルカリ金属珪
酸塩のアルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、
カリウムが含まれるが、このうちカリウムが最も好まし
い。現像の際、感光性平版印刷版の現像処理量に合わせ
て、適当に現像補充液が補充されることが好ましい。
【0093】好ましい現像液、現像補充液は、〔SiO
〕/〔M〕(式中、〔SiO〕はSiOのモル濃
度を示し、〔M〕はアルカリ金属のモル濃度を示す)が
0.15〜1.0であり、SiO濃度が総重量に対し
て0.5〜5.0重量%であるアルカリ金属珪酸塩の水
溶液である。また、特に好ましくは、現像液の〔SiO
〕/〔M〕が0.25〜0.75であり、SiO
度が1.0〜4.0重量%、現像補充液の〔SiO
/〔M〕が0.15〜0.5であり、SiO濃度が
1.0〜3.0重量%である。
【0094】上記現像液、現像補充液には、水溶性又は
アルカリ可溶性の有機および無機の還元剤を含有させる
ことができる。有機の還元剤としては、例えば、ハイド
ロキノン、メトール、メトキシキノン等のフェノール化
合物、フェニレンジアミン、フェニルヒドラジン等のア
ミン化合物を挙げることができ、無機の還元剤として
は、例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫
酸アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カ
リウム等の亜硫酸塩、亜リン酸ナトリウム、亜リン酸カ
リウム、亜リン酸水素ナトリウム、亜リン酸水素カリウ
ム、亜リン酸二水素ナトリウム、亜リン酸二水素カリウ
ム等の亜リン酸塩、ヒドラジン、チオ硫酸ナトリウム、
亜ジチオン酸ナトリウム等を挙げることができる。これ
ら水溶性又はアルカリ可溶性還元剤は、現像液、現像補
充液に0.05〜10重量%を含有させることができ
る。また、現像液、現像補充液には、有機酸カルボン酸
を含有させることができる。
【0095】これら有機酸カルボン酸には、炭素原子数
6〜20の脂肪族カルボン酸、およびベンゼン環または
ナフタレン環にカルボキシル基が置換した芳香族カルボ
ン酸が包含される。
【0096】脂肪族カルボン酸としては、炭素数6〜2
0のアルカン酸が好ましく、具体的な例としては、カプ
ロン酸、エナンチル酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸等が挙げられ、特に好ましくは、炭素数6
〜12のアルカン酸である。また、脂肪族カルボン酸
は、炭素鎖中に二重結合を有する脂肪酸であっても、枝
分れした炭素鎖を有する脂肪酸であってもよい。上記脂
肪族カルボン酸はナトリウムやカリウムの塩またはアン
モニウム塩として用いてもよい。
【0097】芳香族カルボン酸の具体的な化合物として
は、安息香酸、o−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香
酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香
酸、p−tert−ブチル安息香酸、o−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香
酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロ
キシ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2
−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、1−ナフトエ酸、2−
ナフトエ酸等が挙げられる。
【0098】上記芳香族カルボン酸はナトリウムやカリ
ウムの塩またはアンモニウム塩として用いてもよい。脂
肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸の含有量は少なくと
も0.1〜30重量%を含有させることができる。ま
た、現像剤、現像補充剤には、各種アニオン型、ノニオ
ン型、カチオン型の各界面活性剤および有機溶媒を含有
させることができる。更に、現像液、現像補充液には、
公知の添加物を添加することができる。
【0099】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。 (支持体の作成)厚さ0.3mmのアルミニウム板(材
質1050、調質H16)を、65℃に保たれた5%水
酸化ナトリウム水溶液中で1分間脱脂処理を行った後水
洗し、25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に1分間浸
漬し、中和し、更に水洗した。このアルミニウム板を
1.8重量%の硝酸水溶液中において、温度25℃、電
流密度100A/dm、処理時間60秒の条件で交流
電流により電解粗面化を行った。次いで、5%水酸化ナ
トリウム水溶液中で60℃、10秒間のデスマット処理
を行い、その後、20%硫酸水溶液中で、温度20℃、
電流密度3A/dm、処理時間1分間の条件で陽極酸
化処理を行った。その後、80℃に保たれた1%亜硝酸
ナトリウム水溶液中に30秒間浸漬し、水洗後80℃で
3分間乾燥した。更に、85℃に保たれたポリビニルス
ルホン酸の水溶液(濃度0.1重量%)に30秒浸漬し
た後、80℃で5分間乾燥し、支持体を作成した。(界
面活性ポリシロキサン化合物) 合成方法は公知の方法
で可。
【0100】A シロキサン単位約15〜25個及びオ
キシエチレン単位50〜70のジメチルジクロルシラン
と酸化エチレンとの共重合体。 B シロキサン単位約15〜25個及びオキシエチレン
単位50〜70のジメチルジクロルシランと酸化プロピ
レンとの共重合体。
【0101】 (感光液A) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が5 /57/38のもの4.2gと20/48/32のもの4.2gのブレンド、重 量平均分子量4000) 8.4g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジ アジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率20%) 3.4g ポリエチレングリコール#2000 0.06g ビクトリアピュアブルーBOH(保土谷化学(株)製) 0.13g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−ト リアジン 0.12g S−381(旭硝子(株)製) 0.05g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.4g MEK(メチルエチルケトン)/PGM(プロピレングリコールモノメチルエ ーテル)30/70(重量比) 100ml シリカ マット剤(平均粒径15μm) 0.2g
【0102】 (感光液B) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が5 /57/38のもの3.75gと20/48/32のもの3.75gのブレンド 、重量平均分子量4000) 7.5g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジ アジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率20%) 3.4g アクリル樹脂(HYPMA/AN/MMA/BZMA)のモル比が33.5/ 20/36.5/10 重量平均分子量30000) 0.9g ポリエチレングリコール#2000 0.06g ビクトリアピュアブルーBOH(保土谷化学(株)製) 0.13g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−ト リアジン 0.12g 界面活性ポリシロキサン化合物A 重量平均分子量5000 0.05g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.4g MEK(メチルエチルケトン)/PGM(プロピレングリコールモノメチルエ ーテル)30/70(重量比) 100ml (10)シリカ(平均粒径15μm) 0.2g
【0103】 (感光液C) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が5 /57/38のもの4.2gと20/48/32のもの4.2gのブレンド、重 量平均分子量4000) 8.4g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジ アジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率20%) 3.4g ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(日本食品加工(株)) 0.30g ポリエチレングリコール#2000 0.06g ビクトリアピュアブルーBOH(保土谷化学(株)製) 0.13g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−ト リアジン 0.12g 界面活性ポリシロキサン化合物A 重量平均分子量5000 0.05g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.4g MEK(メチルエチルケトン)/PGM(プロピレングリコールモノメチルエ ーテル)30/70(重量比) 100ml (10)シリカ(平均粒径15μm) 0.2g
【0104】 (感光液D) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が5 /57/38のもの3.75gと20/48/32のもの3.75gのブレンド 、重量平均分子量4000) 7.5g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジ アジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率20%) 3.4g アクリル樹脂(HYPMA/AN/MMA/BZMA)のモル比が33.5/ 20/36.5/10 重量平均分子量30000) 0.9g ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(日本食品加工(株)) 0.30g ポリエチレングリコール#2000 0.06g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ケ谷化学(株)製) 0.13g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−ト リアジン 0.12g 界面活性ポリシロキサン化合物A 重量平均分子量5000 0.05g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.4g (10)MEK(メチルエチルケトン)/PGM(プロピレングリコールモノメ チルエーテル)30/70(重量比) 100ml (11)シリカ(平均粒径15μm) 0.2g
【0105】 (感光液E) ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が5 /57/38のもの3.75gと20/48/32のもの3.75gのブレンド 、重量平均分子量4000) 7.5g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノンジ アジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率20%) 3.4g アクリル樹脂(HyPMA/AN/MMA/BZMA)のモル比が33.5/ 20/36.5/10 重量平均分子量30000) 0.9g ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(日本食品加工(株)) 0.30g ポリエチレングリコール#2000 0.06g ビクトリアピュアブルーBOH(保土谷化学(株)製) 0.13g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s−ト リアジン 0.12g 界面活性ポリシロキサン化合物B 重量平均分子量6500 0.05g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.4g (10)MEK(メチルエチルケトン)/PGM(プロピレングリコールモノメ チルエーテル)30/70(重量比) 100ml (11)シリカ(平均粒径15μm) 0.2g
【0106】[感光性平版印刷版試料の作成]上記支持
体上に表1に記載の塗布液をワイヤーバーを用いて塗布
し、表1に記載の感光性平版印刷版試料〜を作成し
た。(膜厚20mg/dm
【0107】
【表1】
【0108】(評価方法) =感度= 試料に感度測定用ステップタブレット(イーストマンコ
ダック社製No.2、濃度差0.15づつで21段階の
グレースケール)を密着して、4kwメタルハライドラ
ンプ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)
を光源として90cmの距離から露光した。次に、この
試料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈
した現像液で27℃にて20秒間現像した。上記ステッ
プタブレットの3.0段が完全にクリアになる露光時間
をもって感度とした。
【0109】=適性現像条件=(網点感度変動差) 試料にプレート・コントロール・ウェッジ(UGRA
PCW)を密着して、4kwメタルハライドランプ(大
日本スクリーン(株)製vio Quick)を光源と
して90cmの距離から20秒露光した。次に、この試
料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で4倍と5倍と
9倍に希釈した現像液で各々27℃にて20秒間現像し
た。上記プレート・コントロール・ウェッジ(UGRA
PCW)を25倍のルーペで円形パッチの再現性を目
視観察する。(UGRA PCWの円形パッチ変動が小
さいほど網点感度変動差が小さく、適性現像条件の範囲
が広い。)
【0110】=耐刷力= 試料に感度測定用ステップタブレット(イーストマンコ
ダック社製No.2、濃度差0.15づつで21段階の
グレースケール)を密着して、4kwメタルハライドラ
ンプ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)
を光源として90cmの距離から露光した。次に、この
試料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈
した現像液で27℃にて20秒間現像した。得られた平
版印刷版をハイデルベルグ(株)製印刷機GTOにか
け、コート紙、印刷インキ(東洋インキ製造(株)製ニ
ューブライト紅)及び湿し水(コニカ製SEU−3;
2.5%)を使用し印刷を行い、印刷物の画像のベタ部
に着肉不良が現れるかまたは非画線部にインキが着肉す
るまで印刷を続け、その時の印刷枚数を数えた。
【0111】=耐薬品性= 試料にブルナー小点を密着して4kwメタルハライドラ
ンプ(大日本スクリーン(株)製vio Quick)
を光源として90cmの距離から20秒露光した。次
に、この試料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で6
倍に希釈した現像液で27℃にて20秒間現像した。得
られた試料をウルトラプレートクリーナー(ABC c
hemical製)に30分浸漬し水洗後ブルナー小点
のやられの程度を目視評価した。
【0112】=消去汚れ= 試料に20μmの細線を密着して4kwメタルハライド
ランプ(大日本スクリーン(株)製vio Quic
k)を光源として90cmの距離から20秒露光した。
次に、この試料をSDR−1(コニカ製)現像液を水で
6倍に希釈した現像液で27℃にて20秒間現像した。
得られた試料をSIR−3P(コニカ製)で消去(5回
擦り/20秒放置)後水洗乾燥(乾燥条件60℃/1時
間)し、その後現像インキSPO−1(コニカ製)でイ
ンキ盛りし消去部の汚れの程度を目視評価した。
【0113】=テープ剥離性= 試料に原稿張り付け用セロハンテープ(ニチバン製)を
張り付け、強く剥しテープ張り付け部分の感光層のはが
れ状態を目視評価した。
【0114】=ボールペン残り= 試料に原稿位置確認用のボールペン(パイロット社)で
描画(XYプロッターWATANABE製)後、感度同
条件で露光しこの試料を自現機(コニカ製)、現像液S
DR−1(コニカ製)現像液を水で6倍に希釈した現像
液で27℃にて20秒間現像し、描画したボールペンの
インキ残りを目視評価した。
【0115】
【表2】
【0116】分子量測定:日立653型GPC カラム:shodx KF−802×KF−803×K
F−804 (表中のモノマー) HyPMA:p−ヒドロキシフェニルメタアクリルアミ
ド AN :アクリロニトリル EA :エチルアクリレート MMA :メタアクリル酸メチル BZMA :ベンジルメタクリレート
【0117】
【発明の効果】感度を落とさずに、耐薬品性、耐刷力、
適性現像条件許容性、ボールペン適性、テープ剥離性
(セロハン粘着テープ適性)の何れもが高いポジ型感光
性組成物及び感光性平版印刷版を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/075 521 G03F 7/075 521 (72)発明者 三瓶 武司 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性ポリシロキサン、フェノール性水
    酸基を有するビニル系重合体及びo−ナフトキノンジア
    ジド化合物を含有するポジ型感光性組成物。
  2. 【請求項2】界面活性剤ポリシロキサン、包接化合物、
    o−ナフトキノンジアジド化合物及びアルカリ可溶性樹
    脂を含有するポジ型感光性組成物。
  3. 【請求項3】アルミニウム支持体上に、界面活性ポリシ
    ロキサン、フェノール性水酸基を有するビニル系重合体
    及びo−ナフトキノンジアジド化合物を含有するポジ型
    感光性組成物からなる感光層を設けたことを特徴とする
    感光性平版印刷版。
  4. 【請求項4】アルミニウム支持体上に、界面活性剤ポリ
    シロキサン、包接化合物、o−ナフトキノンジアジド化
    合物及びアルカリ可溶性樹脂を含有するポジ型感光性組
    成物からなる感光層を設けたことを特徴とする感光性平
    版印刷版。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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