JPH11222419A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH11222419A JPH11222419A JP10254633A JP25463398A JPH11222419A JP H11222419 A JPH11222419 A JP H11222419A JP 10254633 A JP10254633 A JP 10254633A JP 25463398 A JP25463398 A JP 25463398A JP H11222419 A JPH11222419 A JP H11222419A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 タンニンとカンゾウエキスとを含有する
ことを特徴とする口腔用組成物。 【効果】 本発明のタンニンを含有する口腔用組成物
は、タンニンにカンゾウエキスを併用したことにより、
その苦みが改善され、使用感が良好で、商品価値の高い
ものである。
ことを特徴とする口腔用組成物。 【効果】 本発明のタンニンを含有する口腔用組成物
は、タンニンにカンゾウエキスを併用したことにより、
その苦みが改善され、使用感が良好で、商品価値の高い
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はタンニンを含有する
口腔用組成物に関し、更に詳しくはタンニンにカンゾウ
エキスを併用することにより、タンニンに由来する苦み
を改善し、使用感を良好にした口腔用組成物に関する。
口腔用組成物に関し、更に詳しくはタンニンにカンゾウ
エキスを併用することにより、タンニンに由来する苦み
を改善し、使用感を良好にした口腔用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、タンニンを口腔用組成物に配合することが知られて
いる（特開昭５９−１５２３１１号公報）。しかし、タ
ンニンは苦みを有するため、タンニンを配合した口腔用
組成物は使用感に問題があった。
り、タンニンを口腔用組成物に配合することが知られて
いる（特開昭５９−１５２３１１号公報）。しかし、タ
ンニンは苦みを有するため、タンニンを配合した口腔用
組成物は使用感に問題があった。
【０００３】特に、タンニンとして口腔用組成物に口腔
内疾患に対して有用な薬効を有する生薬由来のタンニン
含有成分を配合した場合、このタンニン含有成分をその
効果が満足に発揮し得るに十分な程度の量で配合する
と、そこに含まれるタンニンによる苦みのために使用感
が悪く、その改善が望まれていた。
内疾患に対して有用な薬効を有する生薬由来のタンニン
含有成分を配合した場合、このタンニン含有成分をその
効果が満足に発揮し得るに十分な程度の量で配合する
と、そこに含まれるタンニンによる苦みのために使用感
が悪く、その改善が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、タンニンを含有する成分に対しカンゾウエキス
を併用することにより、タンニンに由来する苦みが改善
され、使用感が向上したタンニン含有口腔用組成物を提
供することを目的とする。
発明は、タンニンを含有する成分に対しカンゾウエキス
を併用することにより、タンニンに由来する苦みが改善
され、使用感が向上したタンニン含有口腔用組成物を提
供することを目的とする。
【０００５】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る口腔用組成物は、タンニンとカンゾウエキ
スを含有する。
本発明に係る口腔用組成物は、タンニンとカンゾウエキ
スを含有する。
【０００６】タンニンは、加水分解性タンニン、即ち、
糖又は環状多価アルコールにガロイル基又はその誘導体
が結合したものと、縮合型タンニン、即ち、フラバン−
３−オール又はその誘導体の縮合物に大別される。縮合
型タンニンはフラバン−３−オール又はその誘導体、例
えばカテキン、エピカテキン、エピカテキンガレート、
エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートなどの縮
合物で、一般に生薬や植物から得られる。本発明におい
て用いられるタンニンは上記のいずれのものでもよい
が、その中でも縮合型タンニン、特には生薬又は植物か
らの抽出物の形で用いられるものが好ましい。生薬の中
でも特にアセンヤク、カミツレ、ゲンノショウコ、チ
ャ、ペパーミント、ホップ、マロニエ、メリッサ、モ
モ、ローズマリー、サルビア、ユキノシタを原料とする
ものが最も好ましい。その調製法、分子量、縮合度等
は、特に限定されるものではない。
糖又は環状多価アルコールにガロイル基又はその誘導体
が結合したものと、縮合型タンニン、即ち、フラバン−
３−オール又はその誘導体の縮合物に大別される。縮合
型タンニンはフラバン−３−オール又はその誘導体、例
えばカテキン、エピカテキン、エピカテキンガレート、
エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートなどの縮
合物で、一般に生薬や植物から得られる。本発明におい
て用いられるタンニンは上記のいずれのものでもよい
が、その中でも縮合型タンニン、特には生薬又は植物か
らの抽出物の形で用いられるものが好ましい。生薬の中
でも特にアセンヤク、カミツレ、ゲンノショウコ、チ
ャ、ペパーミント、ホップ、マロニエ、メリッサ、モ
モ、ローズマリー、サルビア、ユキノシタを原料とする
ものが最も好ましい。その調製法、分子量、縮合度等
は、特に限定されるものではない。
【０００７】上記タンニンの配合量はタンニンとして組
成物中に０．０００００１〜０．０１％（重量％、以下
同じ）、特に０．００００１〜０．００１％となるよう
に配合することが望ましい。配合量が０．０００００１
％に満たない場合、配合効果が十分発揮されず、０．０
１％を超えると、タンニンによる製剤の着色があるた
め、視覚上、嗜好性への悪影響が生じる場合がある。
成物中に０．０００００１〜０．０１％（重量％、以下
同じ）、特に０．００００１〜０．００１％となるよう
に配合することが望ましい。配合量が０．０００００１
％に満たない場合、配合効果が十分発揮されず、０．０
１％を超えると、タンニンによる製剤の着色があるた
め、視覚上、嗜好性への悪影響が生じる場合がある。
【０００８】本発明の口腔用組成物はカンゾウエキスを
配合する。その配合量は組成物全体の０．００１〜０．
２％、特に０．０１〜０．１％とすることが好ましい。
配合量が０．００１％に満たないと効果の発現が十分見
られず、また、０．２％を超えると自身の味による嗜好
性への悪影響が生じる場合がある。
配合する。その配合量は組成物全体の０．００１〜０．
２％、特に０．０１〜０．１％とすることが好ましい。
配合量が０．００１％に満たないと効果の発現が十分見
られず、また、０．２％を超えると自身の味による嗜好
性への悪影響が生じる場合がある。
【０００９】本発明に係る口腔用組成物は、練歯磨、潤
製歯磨、液状歯磨等の歯磨、洗口剤、口中清涼剤等に調
製し得る。この場合、他の成分としては、通常使用され
る適宜な成分を配合することができる。
製歯磨、液状歯磨等の歯磨、洗口剤、口中清涼剤等に調
製し得る。この場合、他の成分としては、通常使用され
る適宜な成分を配合することができる。
【００１０】研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲ
ル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリ
カ系研磨剤、第２リン酸カルシウム・２水和物及び無水
物、ピロリン酸カルシウム、第３リン酸カルシウム、ハ
イドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、カルシウ
ム欠損アパタイト、第４リン酸カルシウム、第８リン酸
カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ア
ルミナ、炭酸マグネシウム、第３リン酸マグネシウム、
不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウ
ム、酸化チタン、ゼオライト、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
配合量は、歯磨組成物の場合、通常０〜９０％、特に１
０〜８０％である。
ル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリ
カ系研磨剤、第２リン酸カルシウム・２水和物及び無水
物、ピロリン酸カルシウム、第３リン酸カルシウム、ハ
イドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、カルシウ
ム欠損アパタイト、第４リン酸カルシウム、第８リン酸
カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ア
ルミナ、炭酸マグネシウム、第３リン酸マグネシウム、
不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウ
ム、酸化チタン、ゼオライト、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
配合量は、歯磨組成物の場合、通常０〜９０％、特に１
０〜８０％である。
【００１１】粘稠剤としては、グリセリン、ソルビトー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
が挙げられる。配合量は、通常１０〜８０％である。
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等
が挙げられる。配合量は、通常１０〜８０％である。
【００１２】粘結剤としてはカルボキシメチルセルロー
スナトリウム、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリア
クリル酸ナトリウム、ローカストビーンガム、カーボポ
ール、グアガム、モンモリロナイト等が挙げられる。配
合量は、通常０〜５％である。
スナトリウム、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリア
クリル酸ナトリウム、ローカストビーンガム、カーボポ
ール、グアガム、モンモリロナイト等が挙げられる。配
合量は、通常０〜５％である。
【００１３】界面活性剤としては、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配
合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、α−オレ
フィンスルホン酸ナトリウム、Ｎ−アシルグルタメー
ト、２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン、Ｎ−アシルタウ
レート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイ
ド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノステアレート等が挙げられる。その配合量
は、通常０〜５％である。
剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配
合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、α−オレ
フィンスルホン酸ナトリウム、Ｎ−アシルグルタメー
ト、２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタイン、Ｎ−アシルタウ
レート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイ
ド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノステアレート等が挙げられる。その配合量
は、通常０〜５％である。
【００１４】甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナ
ミックアルデヒド、ネオへスペリジルヒドロカルコン、
ペリラルチン等が挙げらる。防腐剤としては、パラオキ
シ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられ
る。
ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナ
ミックアルデヒド、ネオへスペリジルヒドロカルコン、
ペリラルチン等が挙げらる。防腐剤としては、パラオキ
シ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられ
る。
【００１５】香料としては、ペパーミント油、スペアミ
ント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン
油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモ
ン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアン
ダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ロー
ズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ
油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナ
ム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャス
ミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミ
ント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天
然香料、メントール、カルボン、アネトール、シネオー
ル、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイ
ゲノール、チモール、リナロール、リナリールアセテー
ト、リモネン、メントン、メンチルアセテート、ピネ
ン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カル
ビールアセテート、アニスアルデヒド等の単品香料、エ
チルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキ
サンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチル
メチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラク
トン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアル
コール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノ
ール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラー
ル、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチ
オアセテート等の成分を含有し、更に単品香料及び／又
は天然香料も含む、ストロベリーフレーバー、アップル
フレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバ
ー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、トロピ
カルフルーツフレーバー、バターフレーバー、ミルクフ
レーバー、フルーツミックスフレーバー等の調合香料な
どの口腔用組成物に用いられる公知の香料を使用するこ
とができる。なお、香料は実施例の香料に限定されな
い。
ント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン
油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモ
ン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアン
ダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ロー
ズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ
油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナ
ム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャス
ミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミ
ント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天
然香料、メントール、カルボン、アネトール、シネオー
ル、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイ
ゲノール、チモール、リナロール、リナリールアセテー
ト、リモネン、メントン、メンチルアセテート、ピネ
ン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カル
ビールアセテート、アニスアルデヒド等の単品香料、エ
チルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキ
サンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチル
メチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラク
トン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアル
コール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノ
ール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラー
ル、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチ
オアセテート等の成分を含有し、更に単品香料及び／又
は天然香料も含む、ストロベリーフレーバー、アップル
フレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバ
ー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、トロピ
カルフルーツフレーバー、バターフレーバー、ミルクフ
レーバー、フルーツミックスフレーバー等の調合香料な
どの口腔用組成物に用いられる公知の香料を使用するこ
とができる。なお、香料は実施例の香料に限定されな
い。
【００１６】各種有効成分としては、フッ化ナトリウ
ム、フッ化カリウム、フッ化第１錫、フッ化ストロンチ
ウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正
リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化
合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒ
ノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキ
サム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸ｄｌ−トコ
フェロール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフ
ェノール、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニ
ウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリン
ナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニ
ウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリ
ン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナ
トリウム、ゼオライト、ムタナーゼ、アミラーゼ、メト
キシエチレン、無水マレイン酸共重合体、エピジヒドロ
コレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステ
ロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウ
キ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリ
ー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物等が挙げられる。
ム、フッ化カリウム、フッ化第１錫、フッ化ストロンチ
ウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正
リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化
合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒ
ノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリ
チルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキ
サム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸ｄｌ−トコ
フェロール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフ
ェノール、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニ
ウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリン
ナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニ
ウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリ
ン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナ
トリウム、ゼオライト、ムタナーゼ、アミラーゼ、メト
キシエチレン、無水マレイン酸共重合体、エピジヒドロ
コレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステ
ロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウ
キ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリ
ー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物等が挙げられる。
【００１７】なお、これら成分の配合量は、本発明の効
果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明のタンニンを含有する口腔用組成
物は、タンニンにカンゾウエキスを併用したことによ
り、その苦みが改善され、使用感が良好で、商品価値の
高いものである。
物は、タンニンにカンゾウエキスを併用したことによ
り、その苦みが改善され、使用感が良好で、商品価値の
高いものである。
【００１９】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の％はいずれも重量％であ
る。各例における“苦み”の評価は、その収斂性を１０
名の専門パネルにて官能評価した結果である。評価基準
は表１に示す通りである。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の％はいずれも重量％であ
る。各例における“苦み”の評価は、その収斂性を１０
名の専門パネルにて官能評価した結果である。評価基準
は表１に示す通りである。
【００２０】
【表１】
【００２１】下記例において、サルビア抽出エキスはタ
ンニンを０．３％含有するものであり、ローズマリー抽
出エキスはタンニンを０．２％含有するものである。
ンニンを０．３％含有するものであり、ローズマリー抽
出エキスはタンニンを０．２％含有するものである。
【００２２】
【表２】
【００２３】表２の結果より、サルビア抽出エキスを含
有しない比較例１の練歯磨は苦みはないが、これにサル
ビア抽出エキスを配合すると苦みが生じるものである
（比較例２）。しかし、これに更にカンゾウエキスを配
合することにより、苦みがなくなり、使用感が著しく改
善されることが認められる。
有しない比較例１の練歯磨は苦みはないが、これにサル
ビア抽出エキスを配合すると苦みが生じるものである
（比較例２）。しかし、これに更にカンゾウエキスを配
合することにより、苦みがなくなり、使用感が著しく改
善されることが認められる。
【００２４】
【表３】
【００２５】 〔実施例１７〕潤製歯磨（苦み評価：◎） カンゾウエキス ０．０５％ サルビア抽出エキス ０．０１ ピロリン酸ナトリウム ３．０ ブチルパラベン ０．０２ 炭酸カルシウム ７０ ソルビトール ２ グリセリン ８ サッカリンナトリウム ０．０８ ラウリル硫酸ナトリウム ２．０ 香料 １．０精製水 残 計 １００．０％
【００２６】 〔実施例１８〕洗口剤（苦み評価：○） カンゾウエキス ０．０２％ ローズマリー抽出エキス ０．１ ピロリン酸ナトリウム ５．０ エタノール １０．０ グリセリン ８．０ サッカリンナトリウム ０．１ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．０ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５精製水 残 計 １００．０％
【００２７】 〔実施例１９〕洗口剤（苦み評価：◎） カンゾウエキス ０．０５％ サルビア抽出エキス ０．１ 乳酸アルミニウム ０．５ エタノール ５．０ ソルビトール １０．０ サッカリンナトリウム ０．１ プルロニックＦ１２７ ２．０ 安息香酸ナトリウム ０．３ クエン酸ナトリウム ０．５ 香料 ０．４精製水 残 計 １００．０％
【００２８】 〔実施例２０〕洗口剤（苦み評価：◎） カンゾウエキス ０．１％ ローズマリー抽出エキス ０．０８ アラントイン ０．５ エタノール ８．０ グリセリン １２．０ サッカリンナトリウム ０．１ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．２ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５精製水 残 計 １００．０％
【００２９】 〔実施例２１〕口中清涼剤（苦み評価：◎） カンゾウエキス ０．０８％ サルビア抽出エキス ０．０６ ローズマリー抽出エキス ０．０２ ピロリン酸ナトリウム ２．０ エタノール ３０．０ グリセリン １５．０ サッカリンナトリウム ０．３ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ３．０ 香料 １．０精製水 残 計 １００．０％
【００３０】 〔実施例２２〕歯磨剤（苦み評価：◎） 第２リン酸カルシウム ４５％ プロピレングリコール ３ ソルビット １６ グリセリン １５ キサンタンガム ０．５ ポリアクリル酸ナトリウム ０．３ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０．３ 安息香酸ナトリウム ０．３ ラウリル硫酸ナトリウム １．５ サッカリンナトリウム ０．１ パラベン ０．２ 香料Ａ（下記組成） １．０ トリクロサン ０．０５ グリチルレチン酸 ０．０５ トラネキサム酸 ０．０５ オウバクエキス ０．０５ ビオゾール ０．０２ ミリスチン酸ジエタノールアミド ０．５ ポリビニルピロリドン ０．５ アロエエキス ０．００２ タイムエキス ０．００３ トウキエキス ０．００１ ノバラエキス ０．００２ アルニカエキス ０．００１ ウイキョウエキス ０．００１ アセンヤクエキス ０．００１ カミツレエキス ０．００１ ゲンノショウコエキス ０．００１ チャエキス ０．００１ ホップエキス ０．００１ マロニエエキス ０．００１ メリッサエキス ０．００１ モモエキス ０．００１ ユキノシタエキス ０．００１ ローズマリーエキス ０．１ セイジエキス ０．１ カモミラエキス ０．１ オウゴン乾燥エキス ０．１ カンゾウエキス ０．１ 青色１号 ０．０００１ 緑色３号 ０．０００３水 残 計 １００．０％
【００３１】香料Ａ メントール ４５．０％ ペパーミント油 １１．０ スペアミント油 ７．０ 和種ハッカ油 ２．０ ユーカリ油 ５．０ ウィンターグリーン油 ５．０ カルボン ２．０ アネトール １０．０ アニス油 １．０ アップルフレーバー ３．０ ストロベリーフレーバー ２．０ タイム油 ０．２ カルダモン油 ０．２ クローブ油 ０．２ バジル油 ０．２ カシア油 ０．５ オレンジ油 ０．２ レモン油 ０．２ ライム油 ０．２ コリアンダー油 ０．２ ワインリース油 ０．２ ローズ油 ０．１ イリスコンクリート ０．１ バイオレットリーフ油 ０．１ ラベンダー油 ０．１ フルーツミックスフレーバー ３．０エタノール 残 計 １００．０％
Claims (2)
- 【請求項１】 タンニンとカンゾウエキスとを含有する
ことを特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項２】 タンニンが、アセンヤク、カミツレ、ゲ
ンノショウコ、チャ、ペパーミント、ホップ、マロニ
エ、メリッサ、モモ、ローズマリー、サルビア、ユキノ
シタから選ばれる生薬のタンニンを含有する抽出物であ
る請求項１記載の口腔用組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25463398A JP3570482B2 (ja) | 1997-12-02 | 1998-08-25 | 歯磨組成物及び苦味抑制方法 |
| TW87119495A TW542723B (en) | 1997-12-02 | 1998-11-24 | Oral composition |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-347184 | 1997-12-02 | ||
| JP34718497 | 1997-12-02 | ||
| JP25463398A JP3570482B2 (ja) | 1997-12-02 | 1998-08-25 | 歯磨組成物及び苦味抑制方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11222419A true JPH11222419A (ja) | 1999-08-17 |
| JP3570482B2 JP3570482B2 (ja) | 2004-09-29 |
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