JPH11222115A - 制動液圧制御装置 - Google Patents

制動液圧制御装置

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JPH11222115A
JPH11222115A JP2477398A JP2477398A JPH11222115A JP H11222115 A JPH11222115 A JP H11222115A JP 2477398 A JP2477398 A JP 2477398A JP 2477398 A JP2477398 A JP 2477398A JP H11222115 A JPH11222115 A JP H11222115A
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JP
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brake
pressure
pump
control
master cylinder
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JP2477398A
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Nobuyasu Nakanishi
伸育 中西
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマスタシリンダ内のブレーキフルー
ドをホイルシリンダに圧送するポンプを備える制動液圧
制御装置に関し、ブレーキ操作の実行に伴って、常に適
正な操作フィーリングを実現することを目的とする。 【解決手段】 ブレーキペダル12のストロークセンサ
14によりブレーキ操作を検出する。緊急ブレーキが検
出された場合はマスタカット弁24を閉弁状態とし、吸
入弁62を開弁状態とし、かつ、ポンプ58をオン状態
とする。ブレーキペダル12の前進中は上記の状態を維
持して、マスタシリンダ圧に比してリリーフ弁30の開
弁圧だけ高圧のホイルシリンダ圧を発生させる。プレー
キペダル12の前進が停止したら吸入弁62を断続的に
開閉動作させて、更なるブレーキ踏力の増大に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動液圧制御装置
に係り、特に、マスタシリンダ内のブレーキフルードを
ホイルシリンダに圧送するポンプを備える制動液圧制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−12126
0号に開示される如く、マスタシリンダに加えて、ポン
プ等で構成された液圧源を備える制動液圧制御装置が知
られている。ポンプ等の液圧源によれば、ブレーキペダ
ルの操作状態に関わらず制動油圧を発生させることがで
き、また、マスタシリンダ圧に比して高圧の制動油圧を
発生させることができる。従って、かかる装置によれ
ば、種々の制動液圧制御を実行することができる。
【0003】このような制動液圧制御は、例えば、液圧
回路内に、マスタシリンダ内のブレーキフルードをホイ
ルシリンダに向けて圧送するポンプを配設することによ
っても実現することができる。かかる構造によれば、ポ
ンプの吸入孔にマスタシリンダ圧が供給されるため、ポ
ンプによるブレーキフルードの圧送を、より効率良く行
うことができる。
【0004】ところで、ブレーキペダル用のストローク
センサを用いると、運転者のブレーキ操作の状態を、安
価な構造で正確に検出することができる。上記構造を有
する装置において、運転者のブレーキ操作を正確に検出
することができれば、運転者が急激なブレーキ操作を実
行した際に、マスタシリンダとホイルシリンダとを遮断
して、ポンプから高圧の制動油圧をホイルシリンダに供
給するブレーキアシスト制御を実行することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなブレーキア
シスト制御を実行する場合、ホイルシリンダ圧が不当に
高圧となるのを避けるため、ポンプから圧送されるブレ
ーキフルードを適当にホイルシリンダ側からマスタシリ
ンダに開放するか、或いは、適当なタイミングでマスタ
シリンダとポンプとを遮断して、ポンプによる圧送を停
止させることが必要である。
【0006】しかし、ポンプから圧送されるブレーキフ
ルードを適当にマスタシリンダ側へ開放する手法による
と、ブレーキアシスト制御の実行中に、ブレーキフルー
ドの開放に伴って大きな作動音が発生する。一方、マス
タシリンダとポンプとを遮断する手法によると、ブレー
キアシスト制御の実行中に、マスタシリンダがホイルシ
リンダからもポンプからも遮断される状況が生ずる。こ
のような状況下では、ブレーキ踏力が増加してもペダル
ストロークが変化しないため、そのブレーキ踏力の増大
をストロークセンサにより検出することができない。従
って、かかる手法によれば、ブレーキアシスト制御が開
始された後に、ブレーキ操作量の変化を制動力に反映さ
せることができない。
【0007】また、上記構造の装置においては、例え
ば、ブレーキ操作が開始された後、想定される油量を超
えるブレーキフルードがマスタシリンダから流出した場
合に、マスタシリンダのボトミングが生ずることがあ
る。上記従来の装置は、ポンプがマスタシリンダからブ
レーキフルードを吸入する構造であるため、このような
ボトミングが生じた場合に、以後、マスタシリンダによ
っても、ポンプによってもホイルシリンダにブレーキフ
ルードを供給できない事態が生ずる。このように、上記
構造の装置は、特殊な状況下において制動操作フィーリ
ングを悪化させる特性を有していた。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキ操作の実行に伴って、常に適正な操作
フィーリングを実現し得る制動液圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ブレーキペダルのストロークを検出す
るストロークセンサにより所定のブレーキ操作が検出さ
れた場合に、マスタシリンダ内のブレーキフルードをポ
ンプによりホイルシリンダに圧送するブレーキアシスト
制御を実行する制動液圧制御装置であって、前記ブレー
キアシスト制御の実行中に、少なくともホイルシリンダ
圧がマスタシリンダ圧に比して所定の制御圧を超えて高
圧となるまでホイルシリンダ側からマスタシリンダ側へ
向かうブレーキフルードの流れを阻止する制御圧生成弁
と、前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入孔との間に
配設される吸入弁と、前記ブレーキアシスト制御の実行
中に、前記吸入弁を繰り返し開閉動作させる吸入弁制御
手段と、を備える制動液圧制御装置により達成される。
【0010】本発明において、ブレーキアシスト制御の
実行中は、ホイルシリンダ側からマスタシリンダ側へ向
かうブレーキフルードの流れが制御圧生成弁により阻止
された状態で、マスタシリンダ内のブレーキフルードが
ポンプによりホイルシリンダ側に圧送される。このた
め、ブレーキアシスト制御の実行中は、ホイルシリンダ
圧が、マスタシリンダ圧に比して少なくとも所定の制御
圧だけ高圧となる。また、本発明において、ブレーキア
シスト制御の実行中は、吸入弁が開閉動作を繰り返す。
吸入弁が閉弁すると、ポンプによるブレーキフルードの
圧送が停止されるため、ブレーキフルードの流通量が減
少する。このため、上記の処理によれば、ブレーキアシ
スト制御の実行中に優れた静粛性が実現される。
【0011】また、吸入弁が開弁すると、マスタシリン
ダからのブレーキフルードの流出が許容される。このよ
うな状況下では、ブレーキ踏力に増加に対応して、ブレ
ーキペダルがストロークすることができる。従って、か
かる状況下では、ブレーキ踏力の変化をストロークセン
サで検出することができる。このため、本発明の装置に
よれば、ブレーキアシスト制御の実行中に、大きな作動
音を発生させることなく、ブレーキ踏力の変化を正確に
ホイルシリンダ圧に反映させることができる。
【0012】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、マスタシリンダ内のブレーキフルードをポンプに
よりホイルシリンダに圧送する液圧制御を実行する制動
液圧制御装置であって、ブレーキペダルのボトミングを
検出するボトミング検出手段と、前記ボトミングが検出
された際に、前記ポンプに、リザーバタンク内のブレー
キフルードを圧送させるフルード補充手段と、を備える
制動液圧制御装置により達成される。
【0013】本発明において、ブレーキ操作の実行中に
ブレーキペダルのボトミングが生ずると、ポンプによ
り、リザーバタンク内のブレーキフルードがホイルシリ
ンダに向けて圧送される。その結果、マスタシリンダお
よびホイルシリンダを含む系内のブレーキフルード量が
増量し、ボトミングが解消される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例の制
動液圧制御装置の一部のシステム構成図を示す。本実施
例の制動液圧制御装置は、右前輪FRおよび左後輪RL
を含む第1系統と、左前輪FLおよび右後輪RRを含む
第2系統とを備えている。これら2つの系統は、構成に
おいて実質的に同一である。このため、以下の記載にお
いては、第1系統の構成および動作のみを説明する。
【0015】本実施例の制動液圧制御装置は、ダイアゴ
ナル配管(X配管)の制動液圧制御装置である。制動液
圧制御装置は、電子制御ユニット10(以下、ECU1
0と称す)により制御される。制動液圧制御装置は、ブ
レーキペダル12を備えている。ブレーキペダル12の
近傍には、ストロークセンサ14が配設されている。ス
トロークセンサ14は、ブレーキペダル12のストロー
クSに応じた電気信号を出力する。ECU10は、スト
ロークセンサ14の出力信号に基づいてブレーキペダル
12のストロークSを検出する。
【0016】ブレーキペダル12は、バキュームブース
タ16に連結されている。バキュームブースタ16は、
ブレーキペダル12が踏み込まれた場合に、ブレーキ踏
力Fに対して所定の倍力比を有するアシスト力Faを発
生する。バキュームブースタ16にはマスタシリンダ1
8が固定されている。マスタシリンダ18の内部には第
1液圧室および第2液圧室が形成されている。これらの
液圧室には、共にブレーキ踏力Fとアシスト力Faとの
合力に応じたマスタシリンダ圧PM/C が発生する。
【0017】マスタシリンダ18の上部にはリザーバタ
ンク20が配設されている。マスタシリンダ18とリザ
ーバタンク20とは、ブレーキペダル12の踏み込みが
解除されている場合にのみ導通状態となる。マスタシリ
ンダ18の第1液圧室および第2液圧室には、それぞれ
第1液圧通路22、および、第2液圧通路24が連通し
ている。第1液圧通路22は、第1系統の液圧回路に連
通している。一方、第2液圧通路24は、第2系統の液
圧回路(図示せず)に連通している。
【0018】第1液圧通路22には、マスタカット弁2
4を介して高圧通路26が連通している。マスタカット
弁24は、常態で開弁状態を維持し、ECU10から駆
動信号が供給されることにより閉弁状態となる2位置の
電磁弁である。第1液圧通路22と高圧通路26との間
には、マスタカット弁24と並列に逆止弁28およびリ
リーフ弁30が配設されている。逆止弁28は、第1液
圧通路22側から高圧通路26側へ向かうブレーキフル
ードの流れのみを許容する一方向弁である。
【0019】一方、リリーフ弁30は、高圧通路26側
の液圧が、第1液圧通路22側の液圧に比して所定の開
弁圧を超えて高圧である場合に、高圧通路26側から第
1液圧通路22側へ向かうブレーキフルードの流れを許
容する定圧開放弁である。本実施例のシステムにおい
て、リリーフ弁30の開弁圧は、後述するブレーキアシ
スト制御(BA制御)の実行中に、ホイルシリンダ圧P
とマスタシリンダ圧との間に発生させるべき目標差圧に
設定されている。以下、この目標差圧を制御圧と称す。
【0020】高圧通路26は、保持弁32,34を介し
て制御液圧通路36,38に連通している。保持弁3
2,34は、常態で開弁状態を維持し、ECU10から
駆動信号が供給されることにより閉弁状態となる2位置
の電磁弁である。保持弁32,34には、それぞれ逆止
弁40,42が並列に配設されている。逆止弁40,4
2は、制御液圧通路36,38側から高圧通路26側へ
向かうブレーキフルードの流れのみを許容する一方向弁
である。
【0021】制御液圧通路36は、プロポーショニング
バルブ(PV)40を介して左後輪RLのホイルシリン
ダ42に連通している。一方、制御液圧通路38は、右
前輪FRのホイルシリンダ44に連通している。また、
ホイルシリンダ42,44には、それぞれ、減圧弁4
6,48を介して低圧通路50が連通している。減圧弁
46,48は、常態で閉弁状態を維持し、ECU10か
ら駆動信号が供給されることにより開弁状態となる2位
置の電磁弁である。低圧通路50は、補助リザーバ52
に連通している。補助リザーバ52は、その内部に所定
量のブレーキフルードを貯留することができる。
【0022】補助リザーバ52には、逆止弁54、56
を介してポンプ58の吸入孔が連通している。2つの逆
止弁54、56の間には、吸入通路60が連通してい
る。吸入通路60は、吸入弁62を介して第1液圧通路
22に連通している。吸入弁62は、常態で閉弁状態を
維持し、ECU10から駆動信号が供給されることによ
り開弁状態となる2位置の電磁弁である。ポンプ56
は、補助リザーバ52にブレーキフルードが貯留されて
いる場合は、そのブレーキフルードを吸入して第1液圧
通路22に圧送することができる。また、ポンプ56
は、吸入弁62が開弁している場合は、マスタシリンダ
18内のブレーキフルードを吸入して第1液圧通路22
に圧送することができる。
【0023】次に、本実施例の制動液圧制御装置の動作
について説明する。図2は、本実施例の制動液圧制御装
置においてECU10が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャートを示す。図2に示すルーチンは、その処
理が終了する毎に繰り返し起動される。図2に示すルー
チンが起動されると、先ずステップ100の処理が実行
される。
【0024】ステップ100では、ブレーキペダルが踏
み込まれているか否かが判別される。その結果、ブレー
キペダルが踏み込まれていないと判別される場合は、以
後、何ら処理が実行されることなく今回のルーチンが終
了される。本実施例のシステムにおいて、本ルーチンが
終了すると、全ての電磁弁およびポンプ58がオフ状態
とされる。一方、ブレーキペダルが踏み込まれていると
判別される場合は、次にステップ102の処理が実行さ
れる。
【0025】ステップ102では、ペダル踏み込み速さ
が所定値以上であるか否かが判別される。本ステップ1
02では、具体的には、ブレーキペダル12のストロー
クSの微分値dS/dt が所定値以上である場合に、上記の
条件が成立すると判別される。上記の条件が成立する場
合は、運転者が制動力を急激に立ち上げることを意図し
ていると判断できる。この場合、以後、BA制御を開始
すべく、ステップ104以降の処理が実行される。一
方、上記の条件が成立しないと判別される場合は、以
後、何ら処理が進められることなく今回のルーチンが終
了される。
【0026】ステップ104では、BA制御を実行する
ための処理、具体的には、マスタカット弁24、吸入弁
62、および、ポンプ58をオン状態とする処理が実行
される。本ステップ104の処理が実行されると、第1
液圧通路22と吸入通路60とが導通し、かつ、ポンプ
58が吸入通路60からブレーキフルードを汲み上げて
第1液圧通路26に圧送する状況が実現される。
【0027】上記の状況によれば、ポンプ58は、マス
タシリンダ圧の供給を受けて効率良くブレーキフルード
の圧送を行い、第1液圧通路26の液圧は、マスタシリ
ンダ圧に比して高圧となる。そして、第1液圧通路26
の液圧が、所定の制御圧を超えてマスタシリンダ圧に比
して高圧となると、リリーフ弁30が開弁して、第1液
圧通路26側のブレーキフルードが、マスタシリンダ1
8側に開放される。その結果、第1液圧通路26の液圧
は、マスタシリンダ圧に比して所定の制御圧だけ高い圧
力に制御される。
【0028】ステップ106では、公知のABS制御が
実行中であるか否かが判別される。ABS制御は、何れ
かの車輪に不当に大きなスリップ率が生じた場合に、そ
の車輪のホイルシリンダ圧を適当に減圧する制御であ
る。本実施例のシステムによれば、上記ステップ104
の処理により実現された状態を維持しつつ、保持弁3
2,34および減圧弁46,48を適当に制御すること
でABS制御が実現される。ABS制御の実行中は、他
のルーチンにより保持弁32,34および減圧弁46,
48の制御が実行される。上記ステップ106でABS
制御が実行中であると判別された場合、本ルーチンで
は、次にステップ108の処理が実行される。
【0029】ステップ108では、ABS制御が終了し
たか否かが判別される。その結果、ABS制御が終了し
ていないと判別される場合は、再び上記ステップ106
の処理が実行される。一方、ABS制御が終了したと判
別される場合は、次に、後述するステップ120の処理
が実行される。上記ステップ106でABS制御が実行
中でないと判別された場合は、次にステップ110の処
理が実行される。ステップ110では、ストロークセン
サ14の出力信号に基づいてブレーキペダル12が前進
しているか否かが判別される。ブレーキペダル12が前
進しているか否かは、所定期間におけるストロークセン
サ14の出力値の変化に基づいて判別される。その結
果、ブレーキペダル12が前進していると判別される場
合は、ブレーキ操作量が増量されていると判断できる。
この場合、次にステップ112の処理が実行される。
【0030】ステップ112では、吸入弁62がオン状
態、すなわち、開弁状態に制御される。本ステップ11
2の処理が実行されると、ポンプ58がマスタシリンダ
18内のブレーキフルードを連続的に吸入し得る状態が
維持される。従って、本ステップ112の処理によれ
ば、ホイルシリンダ圧を急増させることにより、ブレー
キ操作量の増量に対応して制動力を増大させることがで
きる。本ステップ112の処理が終了すると、次に後述
するステップ120の処理が実行される。
【0031】上記ステップ110でブレーキペダル12
が前進していないと判別された場合は、次にステップ1
14の処理が実行される。ステップ114では、ストロ
ークセンサ14の出力信号に基づいて、ブレーキペダル
12が停止しているか否かが判別される。その結果、ブ
レーキペダル12が停止していると判別される場合は次
にステップ116の処理が実行される。
【0032】ステップ116では、吸入弁62を所定デ
ューティ比で駆動する処理が実行される。本ステップ1
16の処理が終了すると、以後、後述するステップ12
0の処理が実行される。BA制御が開始された後、運転
者がブレーキペダル12を停止させる場合は、運転者が
制動力の維持を意図していると考えられる。本実施例の
システムによれば、このような状況下で吸入弁62を開
弁状態に維持しても、ホイルシリンダ圧を一定値、すな
わち、マスタシリンダ圧に比して所定の制御圧だけ高い
液圧に維持することができる。
【0033】しかしながら、ホイルシリンダ圧を一定値
に維持するためには、ポンプ58によるブレーキフルー
ドの圧送を継続させる必要はない。また、かかる状況下
でポンプ58による圧送が継続されると、ポンプ58に
より圧送されるブレーキフルードがリリーフ弁30を流
通してマスタシリンダ18に流入し、大きな作動音が発
生する。このため、ホイルシリンダ圧を一定値に維持す
べき状況下では、吸入弁62を閉弁状態として、ポンプ
58による圧送を停止させることが適切である。
【0034】ところが、本実施例のシステムにおいて、
BA制御の実行中に吸入弁62が閉弁状態とされると、
マスタシリンダ18内のブレーキフルードが、第1液圧
通路26にも、吸入通路60にも流出し得ない状況が生
ずる。このような状況下では、ブレーキ踏力が増大され
ても、ブレーキペダル12はストロークすることができ
ない。従って、このような状況下では、ブレーキ操作量
の変化をストロークセンサ14で検出することができな
い。このため、本実施例のシステムにおいて、ブレーキ
ペダル12が停止した後に、吸入弁62が常時閉弁状態
に維持されると、その後ブレーキ操作量が増量された場
合に、ホイルシリンダ圧を増大させることができなくな
る。
【0035】上述の如く、本実施例においては、ブレー
キペダル12が停止していると判別された場合に、吸入
弁62をデューティ制御することとしている。吸入弁6
2をデューティ制御することによれば、ホイルシリンダ
圧が一定値に維持される状況下で、リリーフ弁30を流
通するブレーキフルード量を抑制することができる。ま
た、吸入弁62をデューティ制御することによれば、ブ
レーキ踏力に増大に応じてブレーキペダル12をストロ
ークさせ得るため、ストロークセンサ14によりブレー
キ操作量の増大を検出することができる。更に、吸入弁
62をデューティ制御することによれば、仮にブレーキ
操作量の増大が検出されなくとも、マスタシリンダ圧が
増大した場合は、ホイルシリンダ圧を、そのマスタシリ
ンダ圧に比して所定の制御圧だけ高い圧力まで増圧させ
ることができる。従って、本実施例の制動液圧制御装置
によれば、BA制御の実行中に、優れた静粛性を確保し
つつ、ブレーキ操作量の増大をホイルシリンダ圧に反映
させる機能を実現することができる。
【0036】本ルーチンにおいて、上記ステップ114
でブレーキペダル12が停止していないと判別される場
合は、ブレーキペダル12が後退していると判断するこ
とができる。この場合、運転者が制動力の減少を意図し
ていると判断できる。上記ステップ114でかかる判別
がなされた場合は、次にステップ118の処理が実行さ
れる。
【0037】ステップ118では、吸入弁62がオフ状
態、すなわち、閉弁状態とされる。制動力の減少が意図
されている場合は、ポンプ58によるブレーキフルード
の圧送を継続する必要がない。かかる状況下で吸入弁6
2を閉弁状態とすれば、ブレーキフルードの流通に伴う
作動音を発生させることなく、運転者の意図に応じて制
動力を低減させることができる。本ステップ118の処
理が終了すると、次にステップ120の処理が実行され
る。
【0038】ステップ120では、ブレーキペダル12
のストロークSが所定値に比して小さいか否かが判別さ
れる。本実施例においては、ストロークSが所定値以上
である場合にBA制御を実行することとしている。この
ため、ストロークSが所定値に比して小さいと判別され
る場合は、BA制御を実行する必要がないと判断され
る。この場合、以後、速やかに今回のルーチンが終了さ
れる。一方、ストロークSが所定値以上と判別される場
合は、再び上記ステップ110の処理が実行される。
【0039】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、ブレーキ操作量を検出する機構に安価なストローク
センサ14を用いつつ、BA制御の実行中に大きな作動
音を発生させることなく、かつ、ブレーキ操作量の増大
に応答して制動力を増大させる機能を実現することがで
きる。尚、上記の実施例においては、マスタカット弁2
4およびリリーフ弁30が前記請求項1記載の「制御圧
生成弁」に相当していると共に、ECU10が、上記ス
テップ116の処理を実行することにより前記請求項1
記載の「吸入弁制御手段」が実現されている。
【0040】次に、図3および図4を参照して、本発明
の第2実施例について説明する。図3は、本実施例の制
動液圧制御装置のシステム構成図を示す。尚、図3にお
いて、上記図1に示す構成部分と同一の部分には、同一
の符号を付してその説明を省略する。本実施例のシステ
ムは、上記図1に示すストロークセンサ14に代えて液
圧センサ122を備えている。液圧センサ122は、マ
スタシリンダ圧に応じた電気信号を出力する。本実施例
において、ECU10は、液圧センサ122の出力信号
に基づいてブレーキ操作量を検出する。
【0041】本実施例のシステムは、リーザーバタンク
20に連通するリザーバ通路124を備えている。リザ
ーバ通路124は、第2吸入弁126を介して、2つの
逆止弁54、56の間、すなわち、ポンプ58の吸入孔
に連通している。第2吸入弁126は、常態で閉弁常態
を維持し、ECU10から駆動信号が供給されることに
より開弁状態となる2位置の電磁弁である。上記の構成
によれば、ポンプ58は、吸入弁62が開弁することに
よりマスタシリンダ18内のブレーキフルードを吸引で
き、また、第2吸引弁126が開弁することによりリザ
ーバタンク20内のブレーキフルードを吸引することが
できる。
【0042】本実施例のシステムによれば、ブレーキペ
ダル12が踏み込まれている場合に吸入弁62を開弁状
態とすることで、マスタシリンダ圧をポンプ58の吸入
孔に供給することができる。この場合、ポンプ58は、
ブレーキフルードを効率良く第1液圧通路22側へ圧送
することができる。従って、本実施例のシステムによれ
ば、マスタシリンダ18内にブレーキフルードが残存す
る状況下では、効率良く高圧の制動油圧を発生させ、そ
の制動油圧を利用した制動力制御(例えばBA制御)を
実行することができる。
【0043】ところで、本実施例のシステムにおいて、
ブレーキペダル12の踏み込みが開始された後、予め想
定した量を超えるブレーキフルードがマスタシリンダ1
8から流出すると、ブレーキペダル12のボトミングが
生ずる。ブレーキペダル12がボトミングすると以後、
吸入弁62を開弁しても、ポンプ58は、マスタシリン
ダ18内のブレーキフルードを吸入することができな
い。従って、かかる状況下では、吸入弁62を開弁して
ポンプ58を作動状態とするだけでは、良好な制動操作
フィーリングを得ることができない。
【0044】これに対して、本実施例のシステムによれ
ば、第2吸入弁126を開弁させることにより、リザー
バタンク20内のブレーキフルードをポンプ58の吸入
孔に供給することができる。ブレーキペダル12にボト
ミングが生じた場合に、リザーバタンク20内のブレー
キフルードをポンプ58により圧送させれば、ボトミン
グを解消して良好な制動操作フィーリングを実現するこ
とができる。本実施例のシステムは、ブレーキペダル1
2のボトミングが生じた場合に、上記の手法で良好な制
動操作フィーリングを実現する点に特徴を有している。
【0045】図4は、上記の機能を実現すべくECU1
0が実行する制御ルーチンのフローチャートを示す。図
4に示すルーチンは、その処理が終了する毎に繰り返し
起動されるルーチンである。図4に示すルーチンが起動
されると、先ずステップ130の処理が実行される。
尚、図4に示すルーチンは、第1系統および第2系統の
それぞれについて実行される。
【0046】ステップ130では、ブレーキ操作が実行
されているか否かが判別される。その結果、ブレーキ操
作が実行されていないと判別される場合は、以後、何ら
処理が進められることなく今回のルーチンが終了され
る。本実施例のシステムにおいて、本ルーチンが終了す
ると、全ての電磁弁およびポンプ58がオフ状態とされ
る。一方、ブレーキ操作が実行されていると判別される
場合は、次にステップ132の処理が実行される。
【0047】ステップ132では、ブレーキペダル12
のストロークSが所定値Lを超えているか否かが判別さ
れる。尚、本実施例において、ストロークSは、液圧セ
ンサ122により検出されるマスタシリンダ圧により推
定される。上記の判別の結果、S>Lが成立しないと判
別される場合は、ブレーキペダル12にボトミングが生
じていないと判断できる。この場合、次にステップ13
4の処理が実行される。
【0048】ステップ134では、ABS制御が実行中
であるか否かが判別される。本実施例において、ABS
制御は、他のルーチンでマスタカット弁24をオン状態
(閉弁状態)とし、かつ、保持弁32、34および減圧
弁46、48を適当に開閉制御することにより実現され
る。その結果、ABS制御が実行されていないと判別さ
れる場合は、以後、何ら処理が進められることなく今回
のルーチンが終了される。一方、ABS制御が実行され
ていると判別される場合は、次にステップ136の処理
が実行される。
【0049】ステップ136では、ブレーキ操作がオフ
されているか、或いは、推定車体速度VS0が所定速度
THに比して小さいかが判別される。推定車体速度VS
0は、各輪の車輪速度から公知の手法で推定した車体速
度である。上記の判別の結果、何れかの条件が成立する
と判別される場合は、もはやABS制御を続行する必要
がないと判断できる。この場合、以後、速やかに今回の
ルーチンが終了される。一方、上記の条件が何れも成立
しないと判別される場合は、ABS制御を続行すること
が適切であると判断できる。この場合、再び上記ステッ
プ132の処理が実行される。
【0050】本ルーチン中上記ステップ132で、スト
ロークS>Lが成立すると判別される場合は、ブレーキ
ペダル12にボトミングが生じていると判断できる。こ
の場合、次にステップ138の処理が実行される。ステ
ップ138では、ABS制御が実行されているか否かが
判別される。その結果、ABS制御が実行中でないと判
別される場合は、次にステップ140の処理が実行され
る。
【0051】ステップ140では、マスタカット弁24
をオン状態(閉弁状態)とし、第2吸入弁126をオン
状態(開弁状態)とし、かつ、ポンプ58をオン状態と
する処理が実行される。上記の処理が実行されると、以
後、リザーバタンク20内のブレーキフルードがポンプ
58により第1液圧通路26に圧送され、マスタシリン
ダ圧に所定の制御圧を加えた液圧を上限値として、ホイ
ルシリンダ圧を増圧することが可能となる。
【0052】このため、本実施例のシステムによれば、
ブレーキペダル12にボトミングが生じている環境下
で、ホイルシリンダ圧を増圧させることができる。ま
た、上記ステップ140の処理が実行された後、ホイル
シリンダ圧が、マスタシリンダ圧と制御圧との和に到達
した後は、リリーフ弁30を介して、リザーバタンク2
0内のブレーキフルードがマスタシリンダ18に供給さ
れる。このため、上記の処理により実現された状態を維
持することによれば、ブレーキペダル12のボトミング
を解消することができる。
【0053】ステップ142では、ABS制御が実行さ
れているか否かが判別される。その結果、ABS制御が
実行中でないと判別された場合は、次にステップ144
の処理が実行される。ステップ144では、ストローク
Sが、所定値LからΔLを減じた値に比して小さいか否
かが判別される。その結果、S<L−ΔLが成立しない
と判別される場合は、未だボトミングが十分に解消され
ていないと判断できる。この場合、以後、再び上記ステ
ップ142の処理が実行される。一方、S<L−ΔLが
成立すると判別される場合は、ブレーキペダル12のボ
トミングが十分に解消されたと判断できる。この場合、
次にステップ146の処理が実行される。
【0054】ステップ146では、第2吸入弁126が
オフ状態(閉弁状態)とされる。本ステップ146の処
理が実行されると、リザーバタンク20とポンプ58と
が遮断され、ブレーキフルードの補充が終了される。ス
テップ148では、マスタシリンダ圧が所定値に比して
大きいかが判別される。その結果、上記の条件が成立す
る場合は、未だ運転者によって制動力の発生が要求され
ていると判断できる。この場合、以後、再び上記ステッ
プ132の処理が実行される。一方、マスタシリンダ圧
が所定値に比して大きくないと判別される場合は、運転
者によって制動力が要求されていないと判断できる。こ
の場合、以後、速やかに今回のルーチンが終了される。
【0055】本ルーチン中上記ステップ142で、AB
S制御が実行中であると判別された場合は、次にステッ
プ150の処理が実行される。ステップ150では、第
2吸入弁126をオフ状態(閉弁状態)とする処理が実
行される。ABS制御の実行中は、ホイルシリンダ4
2,44内のブレーキフルードが補助リザーバ52に放
出されることがある。第2制御弁126が開弁状態であ
る場合に上記の放出が行われると、ブレーキフルードが
補助リザーバ52側からリザーバタンク20へ逆流する
ことがある。本ステップ150の処理が実行されると、
上述したブレーキフルードの逆流を防止することができ
る。
【0056】ステップ152では、制御対象の系統(例
えば第1系統)において、ホイルシリンダ圧の減圧が実
行されていないかが判別される。その結果、その条件が
成立しない、すなわち、制御対象の系統で減圧制御が実
行されていると判別される場合は、次にステップ154
の処理が実行される。ステップ154では、上記ステッ
プ136と同様に、ブレーキ操作がオフされているか、
或いは、推定車体速度VS0が所定速度VTHに比して小
さいかが判別される。その結果、何れかの条件が成立す
ると判別される場合は、速やかに今回のルーチンが終了
される。一方、上記の条件が何れも成立しないと判別さ
れる場合は、再び上記ステップ152の処理が実行され
る。
【0057】本ルーチン中上記ステップ152で、制御
対象系統が減圧中でないと判別された場合は、次にステ
ップ156の処理が実行される。ステップ156では、
第2吸入弁126がオン状態(開弁状態)とされる。本
テップ156は、制御対象の系統においてホイルシリン
ダ圧の減圧が実行されていない状況下で行われる。この
ため、上記の処理が実行されても、ブレーキフルードの
逆流は生じない。上記の処理によれば、ABS制御の実
行中に、ブレーキフルードの逆流を防止しつつ、ボトミ
ング解消のための処理を進めることができる。
【0058】ステップ158では、上記ステップ144
と同様に、S<L−ΔLが成立するか否かが判別され
る。その結果、上記の条件が成立しない、すなわち、ボ
トミングが解消されていないと判別される場合は、再び
上記ステップ154の処理が実行される。一方、上記の
条件が成立すると判別される場合は、次にステップ16
0の処理が実行される。
【0059】ステップ160では、第2吸入弁126が
オフ状態(閉弁状態)とされる。本ステップ160の処
理が実行されると、リザーバタンク20からポンプ58
へのブレーキフルードの流入が阻止され、ブレーキフル
ードの補充が終了される。本ステップ160の処理が終
了すると、以後、上記ステップ148の処理が実行され
る。
【0060】本ルーチン中上記ステップ138で、AB
S制御が実行中であると判別された場合、すなわち、ブ
レーキペダルのボトミングが検知された後(ステップ1
32)、ポンプ58によるブレーキフルードの補充が開
始される以前にABS制御が実行中であると判別された
場合は、以後、上記ステップ152以降の処理が実行さ
れる。
【0061】ABS制御の実行中は、ABS制御の要求
に応じてポンプ58が作動状態とされる。従って、上記
ステップ162の処理が実行されると、上記ステップ1
50の処理が実行された後と同様の状態を実現すること
ができる。このため、以後、上記ステップ152以降の
処理が実行されると、ABS制御の実行中に、ブレーキ
フルードを逆流させることなく適切にブレーキペダル1
2のボトミングを解消することができる。
【0062】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、ブレーキ操作の実行に伴ってブレーキペダル12の
ボトミングが生じた場合に、何らの不都合を伴うことな
く、更にホイルシリンダ圧を増圧させ、かつ、ボトミン
グを解消することができる。従って、本実施例のシステ
ムによれば、ブレーキ操作の実行中に、ボトミングの発
生に関わらず常に良好な制動操作フィーリングを実現す
ることができる。
【0063】尚、上記の実施例においては、ECU10
が、上記ステップ132の処理を実行することにより前
記請求項2記載の「ボトミング検出手段」が、上記ステ
ップ140または156の処理を実行することにより前
記請求項1記載の「フルード補充手段」が、それぞれ実
現されている。ところで、上記の実施例においては、液
圧センサ122の検出値に基づいて、ボトミングの発生
の有無を判別することとしているが(ステップ13
2)、ボトミングの有無を検出する手法はこれに限定さ
れるものではなく、ペダルストロークSを直接検出し
て、その検出値Sと所定値Lとを比較することで上記の
判別を行うこととしてもよい。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ブレーキアシスト制御の実行中に、大きな作動音を
発生させることなく、運転者のブレーキ踏力の変化をホ
イルシリンダ圧に反映させること、すなわち、良好な操
作フィーリングを実現することができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、ポン
プが、マスタシリンダ内のブレーキフルードと同様に、
リザーバタンク内のブレーキフルードを汲み上げること
ができる。このため、本発明によれば、ポンプによりブ
レーキフルードを効率良く圧送することができると共
に、ポンプによりブレーキペダルのボトミングを解消す
ることができる。従って、本発明によれば、常に優れた
制動操作フィーリングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の制動液圧制御装置のシス
テム構成図である。
【図2】図1に示す制動液圧制御装置で実行される制御
ルーチンのフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施例の制動液圧制御装置のシス
テム構成図である。
【図4】図3に示す制動液圧制御装置で実行される制御
ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 12 ブレーキペダル 14 ストロークセンサ 18 マスタシリンダ 20 リザーバタンク 24 マスタカット弁 30 リリーフ弁 58 ポンプ 62 吸入弁 126 第2吸入弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルのストロークを検出する
    ストロークセンサにより所定のブレーキ操作が検出され
    た場合に、マスタシリンダ内のブレーキフルードをポン
    プによりホイルシリンダに圧送するブレーキアシスト制
    御を実行する制動液圧制御装置であって、 前記ブレーキアシスト制御の実行中に、少なくともホイ
    ルシリンダ圧がマスタシリンダ圧に比して所定の制御圧
    を超えて高圧となるまでホイルシリンダ側からマスタシ
    リンダ側へ向かうブレーキフルードの流れを阻止する制
    御圧生成弁と、 前記マスタシリンダと前記ポンプの吸入孔との間に配設
    される吸入弁と、 前記ブレーキアシスト制御の実行中に、前記吸入弁を繰
    り返し開閉動作させる吸入弁制御手段と、 を備えることを特徴とする制動液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 マスタシリンダ内のブレーキフルードを
    ポンプによりホイルシリンダに圧送する液圧制御を実行
    する制動液圧制御装置であって、 ブレーキペダルのボトミングを検出するボトミング検出
    手段と、 前記ボトミングが検出された際に、前記ポンプに、リザ
    ーバタンク内のブレーキフルードを圧送させるフルード
    補充手段と、 を備えることを特徴とする制動液圧制御装置。
JP2477398A 1998-02-05 1998-02-05 制動液圧制御装置 Pending JPH11222115A (ja)

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Cited By (3)

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