JPH11220701A - 走査線変換装置及びフリッカ除去装置 - Google Patents

走査線変換装置及びフリッカ除去装置

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JPH11220701A
JPH11220701A JP10310971A JP31097198A JPH11220701A JP H11220701 A JPH11220701 A JP H11220701A JP 10310971 A JP10310971 A JP 10310971A JP 31097198 A JP31097198 A JP 31097198A JP H11220701 A JPH11220701 A JP H11220701A
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vertical
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flicker
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Junji Sukeno
順司 助野
Yoshiyuki Inoue
禎之 井上
Naotoshi Maeda
尚利 前田
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/484Integrated arm assemblies, e.g. formed by material deposition or by etching from single piece of metal or by lamination of materials forming a single arm/suspension/head unit

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカを視覚的に低減するとともに垂直方
向の解像度の低下を抑え、さらに独自の拡大機能を盛り
込むことによりディスプレイ上の細かい文字等も読むこ
とができる。 【解決手段】 1フレーム単位で入力されるノンインタ
ーレース画像を1フィールド単位のインターレース画像
に変換する際、画面垂直拡大位置情報に基づき、垂直方
向補間手段では垂直方向の画素を補間する。また、上記
画面拡大位置情報発生手段より出力される画面水平拡大
位置情報に基づき、水平方向補間手段では水平方向の画
素を補間する。そして、少なくとも垂直方向補間手段で
は垂直方向の画素が補間された1フレーム単位のノンイ
ンターレース画像より所定のラインを間引くことにより
1フィールド単位のインターレース画像を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンと記す。)等より出力される
ノンインターレース画像を、インターレース画像に変換
しテレビジョン(以下、テレビ、あるいはTVと記
す。)等の表示装置に表示する際の走査線変換装置及び
フリッカ除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンの需要が世界各国で急成
長している。しかし、現在普及しつつあるパソコンの多
くは企業、あるいは個人がビジネス用に購入したもので
ある。したがって、今後は家庭への普及が最大の課題と
なってくる。パソコンを家庭内に普及させるためには、
操作の簡単化、低価格化以外に、家族で使用することを
考慮した製品開発が望まれる。最近になり、多くのパソ
コンメーカーより操作性を考慮した一体型パソコンが発
売されている。これら製品群は、パソコン本体、ディス
プレイ、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−
ROM等を一体型にまとめることにより機器同士の接続
をユーザが行わなくてもよい構成になっている。また、
各社とも初期インストールソフトウェア(メニュー表
示、操作の説明等のソフトウェア)に工夫をこらしパソ
コンの操作性の向上を図っている。
【0003】しかし、上述の一体型パソコンは個人をタ
ーゲットとしており、家庭(家族)をターゲットとした
ものではない。上記一体型パソコンは従来のパソコンと
同様に15インチ程度のディスプレイの前でユーザがキ
ーボード、あるいはマウスを操作してCD−ROM、あ
るいはゲーム等を楽しむものである。一方、家庭(家
族)をターゲットとした製品開発においては、パソコン
のきめ細やかな画像、あるいは音声を家族全員で視聴す
るために大きなディスプレイ上にパソコン画面を表示す
る必要がある。また、操作に関しても従来のキーボー
ド、およびマウスを使用するのではなく、オーディオビ
ジアル機器(以下、AV機器と記す。)等の家電製品に
用いられるワイヤレスリモコン等を用いて離れた場所か
らパソコンを操作できる必要がある。
【0004】家庭用をターゲットとしたディスプレイモ
ニタの開発に際しては以下のような問題点を有する。一
般に表示用装置としてパソコン用のディスプレイを用い
た場合は、同一サイズのテレビに比べディスプレイの価
格が4倍程度になる。家庭用にパソコンを普及させるに
あたってはこの価格差(価格)が非常に問題になる。一
方、パソコンの出力(表示画像)を従来の家庭用テレビ
画面上に表示する方法がある。その際、パソコンの表示
画面が順次走査(以下、ノンインターレース走査と記
す。)であるのに対して、テレビの表示はインターレー
ス走査であるため、ノンインターレース走査で送られて
きた画像データ(以下、ノンインターレース画像と記
す。)をインターレース走査の画像(以下、インターレ
ース画像と記す。)に変換する必要がある。その場合、
テレビ画面上にフリッカが発生して非常に見苦しい画像
になる。以下、パソコン、およびテレビの画面表示方
法、フリッカの発生要因、および従来のフリッカ除去回
路を組み込んだ走査線変換装置について説明する。
【0005】まず始め、パソコンの画面表示方法(画面
表示モード)について簡単に説明する。パソコンの画面
表示モードに関しては複数のモードが存在する。その中
で、よく用いられているVGA規格について簡単に説明
する。VGA規格では、1ラインの有効画像数を640
画素とし、1フレームの有効走査線数を480ラインと
規定している。また、ディスプレイ上には上記画像をノ
ンインターレースで表示する。なお、フレーム周波数に
関しては明確な規定がない。(およそ60Hzのフレー
ム周波数で出力される場合が多い。)次に、テレビの画
面表示方法(画面表示モード)について説明する。IT
U−R勧告BT.601(システム525)によるとテ
レビ画面の水平方向の有効画素数は720画素(13.
5MHzサンプリング時)、1フレームの有効走査線数
は486ラインとなっている。また、テレビはフィール
ド周波数が59.94Hzのインターレース画像として
ディスプレイ上に表示される。従って、パソコンより出
力されるVGA出力を単純にインターレース画像に変換
しテレビ画面に表示するとフリッカが発生し非常に見苦
しい画像になる。
【0006】次に、図7〜図9を用いてノンインターレ
ース画像をインターレース画像に変換する際に発生する
フリッカの発生プロセスについて簡単に説明する。図7
はノンインターレース画像の空間周波数の特性を示す図
であり、走査線数525ライン、フレーム周波数60H
zの場合を示している。図において、横軸は時間軸方向
の空間周波数を示し、縦軸は垂直方向の空間周波数を示
している。ノンインターレース画像の場合は時間軸方向
には60Hzの間隔で、また垂直方向には525ライン
の間隔で上記ノンインターレース画像の空間周波数上の
特性(以下、周波数スペクトラムと記す。)が繰り返し
現れる。(図7参照)
【0007】図8はインターレース画像の空間周波数特
性を示す図であり、詳しくは、図7に示す周波数スペク
トラムを有するノンインターレース画像をインターレー
ス画像に変換した際の空間周波数上の特性(周波数スペ
クトラム)を示している。(フィールド周波数60H
z、走査線数525本のインターレース画像)なお、図
中、横軸は時間軸方向の空間周波数を示し、縦軸は垂直
方向の空間周波数を示す。ノンインターレース画像をイ
ンターレース画像に変換した際に発生するフリッカは、
垂直方向の高域成分が時間軸方向からみた場合垂直方向
の低域成分に折り返してくるため発生する。図中斜線を
施した部分が時間軸方向からみた際の、垂直方向の高域
成分折り返し部分(フリッカ成分)に相当する。
【0008】図9はインターレース画像の2次元周波数
特性を示す図である。図中、横軸は水平方向の空間周波
数を示し、縦軸は垂直方向の空間周波数を示す。なお、
図中斜線を施した部分が、2次元周波数上での上記垂直
方向の折り返し成分(フリッカ成分)となる。従って、
垂直方向の高域成分を抑圧することによりフリッカを除
去することができる。
【0009】図10は従来の走査線変換装置のブロック
構成図である。なお、この従来例ではVGA規格に基づ
く信号をNTSC標準画像に変換する場合について説明
する。図において、1a〜1cはVGA信号(VGA規
格に基づくR、G、B信号)の入力端子、2はVGA信
号の同期信号の入力端子、3a〜3cは入力されたアナ
ログ映像信号をディジタル映像信号に変換するアナログ
/ディジタル変換回路(以下、A/D変換回路、あるい
はA/Dと記す。)、4は入力端子2より入力されるV
GA信号の同期信号より垂直同期信号、および水平同期
信号を検出する第1の同期検出回路、5は第1の同期検
出回路4より出力される同期信号を基準にしてクロック
を発生する第1のPLL回路、6a〜6cは入力された
ディジタル映像信号の垂直方向の低域成分を抽出する第
1の垂直低域通過フィルタ(以下、第1のVLPFと記
す。)、7a〜7cは第1のVLPF6a〜6cより出
力されるディジタル映像信号を記憶するフレームメモリ
である。
【0010】8は上記第1のVLPF6a〜6c中のラ
インメモリ23a,23b、および上記フレームメモリ
7a〜7cへのディジタル映像信号の書き込み、および
読み出し制御信号を発生する第1のメモリ制御回路、9
a〜9cはフレームメモリ7a〜7cより出力されるデ
ィジタル映像信号をアナログ映像信号に変換するディジ
タル/アナログ変換回路(以下、D/A変換回路、ある
いはD/Aと記す。)、10は入力されたR、G、B信
号を、輝度信号(以下、Y信号と記す。)、および2つ
の色差信号(以下、R−Y信号、およびB−Y信号と記
す。)に変換するマトリクス回路、11は第2の同期検
出回路12より出力される同期信号を基準にしてクロッ
クを発生する第2のPLL回路、12は入力端子16よ
り入力されるTV側の同期信号より垂直同期信号、水平
同期信号等を検出する第2の同期検出回路である。
【0011】13は、マトリクス回路10より出力され
るY信号に垂直同期信号、および水平同期信号を付加す
る同期付加回路、14はマトリクス回路10より出力さ
れる2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信号)
を変調色信号(以下、C信号と記す。)に変換するクロ
マエンコーダ回路、15aおよび15bはY信号および
C信号の出力端子、16はTV側の同期信号の入力端子
である。
【0012】図11は例えば特開平7−95490号公
報に示された従来の第1のVLPFのブロック構成図で
ある。図において、20はディジタル映像信号の入力端
子、21は第1のメモリ制御回路8より出力されるメモ
リ制御信号の入力端子、22はディジタル映像信号の出
力端子、23a,23bは入力されたディジタル映像信
号を1ライン遅延するラインメモリ、24a,24bは
入力されたディジタル映像信号に0.25を乗算する乗
算回路、25は入力されたディジタル映像信号に0.5
を乗算する乗算回路、26は加算回路である。図12は
図11に示す第1のVLPFの周波数特性を示す図であ
る。図において、横軸は垂直方向の空間周波数を、縦軸
には振幅特性を示す。
【0013】以下、図10〜図12を用いて従来の走査
線変換装置の動作を説明する。なお、本従来例ではVG
A規格に基づき入力されたノンインターレース画像をイ
ンターレース画像に変換し出力する場合について説明す
る。入力端子1a〜1cを介して入力されたR、G、お
よびB信号はA/D変換回路3a〜3cでディジタル映
像信号に変換される。一方、入力端子2を介して入力さ
れたVGA信号の同期信号は第1の同期検出回路4で垂
直同期信号、および水平同期信号が分離される。第1の
同期検出回路4で分離された水平同期信号は第1のPL
L回路5に入力される。第1のPLL回路5では上記入
力された水平同期信号を基準にしてVGA側の基準クロ
ックを発生する。第1のPLL回路5で発生した上記ク
ロックはA/D変換回路3a〜3c、および第1のメモ
リ制御回路8へ入力される。なお、第1の同期検出回路
4で検出された垂直同期信号、および水平同期信号は第
1のメモリ制御回路8へも入力される。
【0014】第1のメモリ制御回路8では第1の同期検
出回路4より出力されるVGA信号の水平同期信号を用
いて第1のVLPF6中のラインメモリ23a,23b
へのディジタル映像信号の書き込みおよび読み出し制御
信号を発生する。例えば、上記ラインメモリ23a,2
3bにFIFO(ファーストインファーストアウト)メ
モリを使用した場合は、第1のメモリ制御回路8からは
書き込みおよび読み出し時のラインアドレスリセット信
号、書き込みおよび読み出し可能信号(ENABL信
号)、ならびに書き込みおよび読み出しクロック信号が
出力される。また、第1のメモリ制御回路8では第1の
同期検出回路4より出力される垂直同期信号、および水
平同期信号を用いてフレームメモリ7a〜7cへのディ
ジタル映像信号の書き込み制御信号も発生する。なお、
フレームメモリ7a〜7cの具体的な制御方式に関して
は後述する。また、本従来例では第1のVLPF6中の
ラインメモリ23a,23bに上記FIFOメモリを用
いるものとする。
【0015】A/D変換回路3a〜3cでディジタル映
像信号に変換されたR、G、およびB信号は第1のVL
PF6a〜6cへ入力される。以下、図11を用いて第
1のVLPF6の動作を説明する。入力端子20を介し
て入力されたディジタル映像信号は乗算回路24a、お
よびラインメモリ23aに入力される。ラインメモリ2
3aでは入力されたディジタル映像信号を1ライン遅延
し出力する。ラインメモリ23aより出力されたディジ
タル映像信号は乗算回路25、およびラインメモリ23
bへ入力される。ラインメモリ23bでは,ラインメモ
リ23aと同様に入力されたディジタル映像信号を1ラ
イン遅延して出力する。ラインメモリ23bの出力は乗
算回路24bに入力される。
【0016】乗算回路24a,24bに入力されたディ
ジタル映像信号は0.25が乗算され出力される。(具
体的には、データが2ビットシフトされ出力される。)
また、乗算回路25へ入力されたディジタル映像信号は
0.5が乗算され出力される。(具体的には、データが
1ビットシフトされ出力される。)乗算回路24a,2
4b、および乗算回路25の出力は加算回路26で加算
され、垂直方向の高域成分が除去され出力端子22を介
してフレームメモリ7へ出力される。なお、図12に上
記第1のVLPF6の周波数特性を示した。また、ライ
ンメモリ23a,23bは、入力端子21を介して第1
のメモリ制御回路8より出力される上記データ書き込み
制御信号、およびデータ読み出し制御信号に基づき上記
ディジタル映像信号のメモリ内への書き込み、および読
み出し制御を行う。
【0017】第1のVLPF6a〜6cで垂直高域成分
が除去されたディジタル映像信号はフレームメモリ7a
〜7cへ入力される。以下、フレームメモリ7への上記
ディジタル映像信号の書き込み動作について説明する。
第1のメモリ制御回路8では60Hzのフレーム周波数
で入力されるノンインターレースのディジタル映像信号
をフィールド周波数60Hzのインターレースのディジ
タル映像信号に変換するための制御信号をフレームメモ
リ7へ出力する。具体的には、フレームメモリ7への書
き込み時にフレーム構造で入力されるディジタル映像信
号をフィールド構造に変換し書き込む。
【0018】以下、第1のメモリ制御回路8より出力さ
れるフレームメモリ7へのデータ書き込み制御信号の発
生方法について説明する。まず始め、第1の同期検出回
路4より垂直同期信号が入力されると第1のメモリ制御
回路8では次にフレームメモリ7に書き込むディジタル
映像信号のフィールドを設定する。そして、前記フィー
ルド設定結果が第1フィールドの場合は奇数ラインのみ
をフレームメモリ7へ書き込むための制御信号を発生
し、第2フィールドの場合は偶数ラインのみをフレーム
メモリ7へ書き込むための制御信号を発生する。なお、
上記制御は第1の同期検出回路4より出力される水平同
期信号を用いて上記偶数/奇数ラインを判別し行う。な
お、その際、本従来例ではフレームメモリ7へはVGA
信号の有効映像信号部分のみが書き込まれるように制御
する。
【0019】フレームメモリ7a〜7cに入力されたノ
ンインターレースのディジタル映像信号は第1のメモリ
制御回路8より出力される上記書き込み制御信号に基づ
きフィールド構造のディジタル映像信号(インターレー
ス構造のディジタル映像信号)に変換されフレームメモ
リ7a〜7c内へ記憶される。なお、本従来例ではフレ
ームメモリ7は第1フィールド用、および第2フィール
ド用の2枚のフィールドメモリで構成されているものと
する。よって、上記ノンインターレース構造のディジタ
ル映像信号をフレームメモリ7へ書き込む際は1フィー
ルドごとに使用する上記フィールドメモリを切り換え
る。その際に、フィールドメモリの切り換え制御信号も
上記フィールド判別結果に基づき上記第1のメモリ制御
回路8より出力される。
【0020】一方、入力端子16を介して入力されたT
V側の同期信号は第2の同期検出回路12で垂直同期信
号、および水平同期信号が検出される。その際、フィー
ルドの判別も上記第2の同期検出回路12で行われる。
第2のPLL回路11では、第2の同期検出回路12で
検出された水平同期信号を基準にしてテレビ側の基準ク
ロックを発生する。第2のPLL回路11で発生した上
記クロックはD/A変換回路9a〜9c、および第1の
メモリ制御回路8へ入力される。なお、第2の同期検出
回路12で検出された垂直同期信号、水平同期信号、お
よびフィールド判別結果は第1のメモリ制御回路8へも
入力される。
【0021】第1のメモリ制御回路8では、テレビ側の
上記垂直同期信号、水平同期信号、およびフィールド判
別結果をもとに上記フレームメモリ7内に記憶されたイ
ンターレース画像を読み出すための読み出し制御信号
(上記フィールドメモリの切り換え信号、データの読み
出しアドレス、読み出し制御信号など)を発生する。フ
レームメモリ7a〜7cでは第1のメモリ制御回路8よ
り出力される上記読み出し制御信号に基づきインターレ
ース構造のディジタル映像信号を出力する。
【0022】フレームメモリ7a〜7cより読み出され
たインターレース構造のディジタル映像信号はD/A変
換回路9a〜9cに入力される。D/A変換回路9a〜
9cでは入力されたインターレース構造のディジタル映
像信号をインターレース構造のアナログ映像信号に変換
する。D/A変換回路9a〜9cより出力されるR、
G、およびB信号は、マトリクス回路10でY信号、お
よび2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信号)
に変換される。マトリクス回路10より出力されるY信
号は同期付加回路13で垂直同期信号、および水平同期
信号が付加された後に出力端子15aを介して出力され
る。なお、同期付加回路13は第2の同期検出回路12
より出力される垂直同期信号、水平同期信号、およびフ
ィールド判別結果に基づき同期信号を発生しY信号に付
加する。
【0023】また、2つの色差信号(R−Y信号、およ
びB−Y信号)はクロマエンコーダ回路14で変調色信
号(C信号)に変換され出力端子15bを介して出力さ
れる。なお、クロマエンコードの際(2つの色差信号を
変調色信号に変換する際)には第2の同期検出回路12
より出力される垂直同期信号、水平同期信号、およびフ
ィールド判別結果に基づき2つの色差信号に変調を施
す。変調の施された変調色信号(C信号)は出力端子1
5bを介して出力される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の走査線変換装置
は以上のように構成されているので、ノンインターレー
ス画像をインターレース画像に変換する際に発生するフ
リッカは除去できるものの垂直方向の周波数帯域が制限
されるため垂直解像度が低下する。すなわち、従来の走
査線変換装置により除去されるフリッカ成分の中には垂
直解像度成分を含んでおり単純に垂直方向の帯域を制限
しただけでは垂直解像度が落ち、特にディスプレイ上の
細かい文字等が読めない等の問題点が生じる。
【0025】また、上述のようにノンインターレース画
像をインターレース画像に変換する際には解像度の低下
が避けられない。よって、細かい文字等を読もうとすれ
ば拡大機能が必要となる。従来、前記拡大機能の手法と
して単純に第2フィールドの映像信号を第1フィールド
内の隣接する上下2ラインの映像信号を用いて平均値補
間するという手法、あるいは第2フィールドの映像信号
を第1フィールドと同一の映像信号で補間する等の手法
が採られてきた。しかし、第2フィールドの映像信号を
第1フィールド内の隣接する上下2ラインの映像信号か
ら平均値補間して作る拡大の場合には、第1フィールド
の映像信号は原信号そのものであるため明瞭な映像であ
るのに対して、第2フィールドの映像信号は第1フィー
ルドの映像信号の上下2ラインの平均値補間であるため
第1フィールドの映像に比べてぼやけた映像となる。よ
って、上述のようにして作られた第1フィールド画像と
第2フィールド画像をインターレース画像として表示す
ると、画面全体がフリッカを起こしているように見え視
覚上非常に見苦しい。また、第2フィールドの映像信号
を第1フィールドの映像信号と同一の映像信号で補間す
る場合には、第1フィールド映像と第2フィールド映像
の間には画像の明瞭さにずれはないが、画像のエッジ部
分でフリッカが発生するという問題が発生する。
【0026】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、フリッカを視覚的に低減すると
ともに垂直方向の解像度の低下を抑え、さらに独自の拡
大機能を盛り込むことによりディスプレイ上の細かい文
字等も読むことができる走査線変換装置及びフリッカ除
去装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係る走査線変
換装置は、1フレーム単位で入力されるノンインターレ
ース画像を1フィールド単位のインターレース画像に変
換する走査線変換装置において、画面拡大時に画面拡大
位置情報を発生する画面拡大位置情報発生手段と、上記
画面拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大
位置情報に基づき垂直方向の画素を補間する垂直方向補
間手段と、上記画面拡大位置情報発生手段より出力され
る画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素を補間
する水平方向補間手段と、少なくとも垂直方向補間手段
で垂直方向の画素が補間された1フレーム単位のノンイ
ンターレース画像より所定のラインを間引くことにより
1フィールド単位のインターレース画像を構成するフィ
ールド画像生成手段を有し、上記、垂直方向補間手段で
垂直方向の画素を補間する際、隣接する上、あるいは下
の画素で補間した後、垂直方向の帯域を制限しフリッカ
成分を除去するように構成するものである。
【0028】また、画面拡大位置情報発生手段より出力
される画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素の
補間をする上記水平方向補間手段を上記フィールド画像
生成手段の後段に配置するよう構成するものである。
【0029】また、垂直方向補間手段において上記画面
拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大位置
情報に基づき垂直方向の画素の補間を行う際、隣接する
上、あるいは下の画素で補間した後に、輝度信号のみ垂
直方向の帯域を制限してフリッカ除去を行い、色差信号
についてはフリッカ除去を行わないよう構成するもので
ある。
【0030】又、この発明に係るフリッカ除去装置は、
入力される映像信号を拡大表示する際、該拡大信号中に
含まれるフリッカ成分を除去するフリッカ除去装置にお
いて、画面拡大時に画面拡大位置情報を発生する画面拡
大位置情報発生手段と、上記画面拡大位置情報発生手段
より出力される画面垂直拡大位置情報に基づき垂直方向
の画素を補間するとともに、垂直方向の帯域を制限する
ことによりフリッカ除去を行なう垂直方向補間・フリッ
カ除去手段と、上記画面拡大位置情報発生手段より出力
される画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素を
補間する水平方向補間手段とを有し、上記垂直方向補間
・フリッカ除去手段で垂直方向の画素を補間し、フリッ
カ除去する際、隣接する上、あるいは下の画素で補間し
た後、該補間画像の垂直方向の高域成分の信号帯域を制
限しフリッカ成分を除去するように構成するものであ
る。
【0031】また、上記垂直方向補間・フリッカ除去手
段において上記画面拡大位置情報発生手段より出力され
る画面垂直拡大位置情報に基づき垂直方向の画素を補間
し、フリッカ除去する際、隣接する上、あるいは下の画
素で補間した後に、少なくとも該補間された輝度信号の
み垂直方向の帯域を制限してフリッカ除去するように構
成するものである。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態である走査
線変換装置においては、1フレーム単位で入力されるノ
ンインターレース画像を1フィールド単位のインターレ
ース画像に変換する際、画面拡大時に画面拡大位置情報
発生手段により画面拡大位置情報を発生する。上記画面
拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大位置
情報に基づき、垂直方向補間手段では垂直方向の画素を
補間する。また、上記画面拡大位置情報発生手段より出
力される画面水平拡大位置情報に基づき、水平方向補間
手段では水平方向の画素を補間する。そして、少なくと
も垂直方向補間手段では垂直方向の画素が補間された1
フレーム単位のノンインターレース画像より所定のライ
ンを間引くことにより1フィールド単位のインターレー
ス画像を構成する。なお、上記、垂直方向補間手段で垂
直方向の画素を補間する際、隣接する上、あるいは下の
画素で補間した後、垂直方向の帯域を制限しフリッカ成
分を除去し出力する。
【0033】また、1フレーム単位のノンインターレー
ス画像を1フィールド単位のインターレース画像に変換
した後に、上記画面拡大位置情報発生手段より出力され
る画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素の補間
をする。
【0034】また、上記垂直方向補間手段において上記
画面拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大
位置情報に基づき垂直方向の画素の補間を行う際、隣接
する上、あるいは下の画素で補間画素を生成する。その
後、輝度信号についてのみ垂直方向の帯域を制限してフ
リッカ除去を行う。
【0035】以下、添付した図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。
【0036】図1はこの発明の実施の形態である走査線
変換装置のブロック構成図である。なお、本実施の形態
においても、従来例と同様にVGA規格に基づく信号を
NTSC標準画像に変換する場合について説明する。図
において、1a〜1cはVGA信号(VGA規格に基づ
くR、G、およびB信号)の入力端子、2はVGA信号
の同期信号の入力端子、3a〜3cはマトリクス回路1
0で輝度信号(Y信号)、および2つの色差信号に変換
されたアナログ映像信号をディジタル映像信号に変換す
るA/D変換回路、4は入力端子2より入力されるVG
A信号より垂直同期信号、および水平同期信号を検出す
る第1の同期検出回路、5は第1の同期検出回路4より
出力される同期信号を基準にしてクロックを発生する第
1のPLL回路、7a〜7cはフリッカ除去回路91よ
り出力される輝度信号(Y信号)、A/D変換回路3
b,3cより出力される2つの色差信号(R−Y信号、
およびBーY信号)を記憶するフレームメモリである。
【0037】9a〜9cは水平補間回路93a〜93c
より出力されるディジタル映像信号をアナログ映像信号
に変換するD/A変換回路、10は入力されたR、G、
およびB信号を、Y信号、および2つの色差信号(R−
Y信号、およびB−Y信号)に変換するマトリクス回
路、11は第2の同期検出回路12より出力されるTV
側の同期信号を基準にしてクロックを発生する第2のP
LL回路、12は入力端子16より入力されるTV側の
同期信号より垂直同期信号、および水平同期信号を検出
する第2の同期検出回路である。
【0038】13はD/A変換回路9aより出力される
Y信号に垂直同期信号、および水平同期信号を付加する
同期付加回路、14はD/A変換回路9b,9cより出
力される2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信
号)を変調色信号(C信号)に変換するクロマエンコー
ダ回路、15a、および15bはY信号、およびC信号
の出力端子、16は同期信号の入力端子である。
【0039】30a,30bはマトリクス回路10より
出力されるR−Y信号、およびB−Y信号の水平方向の
信号帯域を制限する帯域制限フィルタ(以下、LPFと
記す。)、91は入力されたY信号中のフリッカ成分を
除去、あるいはY信号を垂直方向に補間するフリッカ除
去回路、92は上記フリッカ除去回路91中のラインメ
モリ115a,115b、ラインメモリ43、および上
記フレームメモリ7a〜7cへのディジタル映像信号の
書き込み、および読み出し制御信号を出力する第2のメ
モリ制御回路である。92はさらに拡大表示モード時に
上記フレームメモリ7a〜7cに画面拡大位置情報を出
力する。93a〜93cは水平補間回路である。90は
通常/拡大モード切り換え信号、および画面拡大位置情
報の入力端子である。
【0040】図2は図1におけるフリッカ除去回路91
のブロック構成図である。図において101はディジタ
ル映像信号(Y信号)の垂直低域成分を抽出あるいはY
信号を垂直方向に補間する第2のVLPF、40はY信
号の入力端子、41は第2のメモリ制御回路92より出
力されるメモリ制御信号の入力端子、100は第2のメ
モリ制御回路92より出力される通常/拡大表示モード
切り替え信号の入力端子、42aはY信号の第1フィー
ルド映像信号の出力端子、42bはY信号の第2フィー
ルド映像信号の出力端子、43は入力されたY信号を1
ライン遅延するラインメモリ、44はラインメモリ43
より1ライン遅延されたY信号から第2のVLPF10
1より出力される垂直低域成分を減算する減算回路であ
る。上記ラインメモリ43の出力より第2のVLPF1
01の出力を減算することによりY信号の垂直高域成分
が分離される。46および51はレジスタ、50および
52は加算回路、47は減算回路、49はリミッタであ
る。また、48は入力された垂直高域−水平高域成分よ
り水平方向の直流成分を検出する第1のDC検出回路、
45はY信号の垂直高域−水平低域成分を抽出する第1
のHLPFである。102は通常/拡大表示モード切り
替え信号により出力端子42a,42bに出力する映像
信号を切り換えるセレクタである。
【0041】図3は図2における第2のVLPF101
のブロック構成図である。図において110はディジタ
ル映像信号(Y信号)の入力端子、111は第2のメモ
リ制御回路92より出力されるメモリ制御信号の入力端
子、112は通常表示モード時におけるY信号の出力端
子、113は拡大表示モード時におけるY信号の第2フ
ィールド映像信号の出力端子、114は拡大表示モード
時におけるY信号の第1フィールド映像信号の出力端
子、115a,115bは入力されたY信号を1ライン
遅延するラインメモリ、116a〜116cは入力され
た映像信号に0.25を乗算する乗算回路、117は入
力された映像信号に0.5を乗算する乗算回路、118
〜122は加算回路である。
【0042】図4は図1における水平補間回路93のブ
ロック構成図である。図において、130はディジタル
映像信号(Y信号)の入力端子、131はY信号の出力
端子、132は原画像と補間画像を交互に切り換える切
り替え信号の入力端子、133は通常/拡大表示モード
切り換え信号の入力端子、134と135はレジスタ、
136は加算回路、137は入力された映像信号に0.
5を乗算する乗算回路、138は拡大表示モードにおけ
る補間画素と入力画素を切り換えるセレクタ、139は
通常/拡大表示モード切り換え信号により通常表示モー
ド時の映像信号と拡大表示モード時の映像信号とを切り
換えるセレクタである。
【0043】次に、本実施の形態の概念について簡単に
説明する。一般に、垂直高域成分より視覚上フリッカの
目立たない垂直高域−水平高域成分と小振幅の垂直高域
−水平低域成分を抽出し出力画像にフィードバックする
ことによりフリッカを十分に抑えるとともに垂直方向の
解像度を向上できる。しかし、走査線変換装置によって
垂直方向の解像度を向上して、非常に細かいフォントを
用いた文字等を読む場合拡大機能が必要となる。ここで
は走査線変換装置に補助機能として独自の拡大機能を盛
り込むことによりディスプレイ上の細かい文字等も読め
るようにすることを目的とする。
【0044】実施の形態の走査線変換装置の拡大機能に
ついて説明する。前述したように従来の拡大機能の手法
として単純に第2フィールドの映像信号を第1フィール
ド内の隣接する上下2ラインの映像信号を用いて平均値
補間するという手法、あるいは第2フィールドの映像信
号を第1フィールドと同一の映像信号で補間する等の手
法がある。しかし、第2フィールドの映像信号を第1フ
ィールド内の隣接する上下2ラインの映像信号から平均
値補間して作る拡大の場合には、第1フィールドの映像
信号は原信号そのものであるため明瞭な映像であるのに
対して、第2フィールドの映像信号は第1フィールドの
映像信号の上下2ラインの平均値補間であるため第1フ
ィールドの映像に比べてぼやけた映像となる。よって、
上述のようにして作られた第1フィールド画像と第2フ
ィールド画像をインターレース画像として表示すると、
画面全体がフリッカを起こしているように見え視覚上非
常に見苦しい。また、第2フィールドの映像信号を第1
フィールドの映像信号と同一の映像信号で補間する場合
には、第1フィールド映像と第2フィールド映像の間に
は画像の明瞭さにずれはないが、画像のエッジ部分でフ
リッカを発生するという問題が発生する。
【0045】以下、本実施の形態の走査線変換装置の拡
大方式の概要を図5に示すフローチャートを用いて説明
する。本実施の形態の走査線変換装置において拡大表示
モードが選択されると、まず画面拡大位置が検出され
る。そして、上記画面拡大位置情報に基づいて画面拡大
位置の先頭ラインから映像信号に垂直方向の補間を施
し、1フレームの垂直補間画像を生成する。垂直方向の
補間は第2フィールドの映像信号を第1フィールドと同
一の映像信号で行う。次に、上記1フレームの垂直補間
画像を3タップの垂直低域通過フィルタに通してフリッ
カを除去し、フリッカ除去された1フレームの垂直補間
画像を生成する。
【0046】以下、図6を用いて1フレームの垂直補間
画像の生成方法、およびフリッカ除去について説明す
る。まず始め、第2フィールドの映像信号を図に示すよ
うに隣接する原信号で補間する。補間後、隣接する3ラ
インのデータを用いてフリッカ成分を除去する。すなわ
ち、入力された第n−1ライン目の映像信号をan-1
第nライン目の映像信号をan 、第n+1ライン目の映
像信号をan+1 としたとき、拡大表示モード時の第1フ
ィールドの第nライン目の映像信号は(3an +a
n-1 )/4、第2フィールドの第nライン目の映像信号
は(an+1+3an)/4となる。
【0047】次に、以上のような手順で生成された上記
フリッカ除去された1フレームの垂直補間画像に上記画
面拡大位置情報に基づいて画面拡大位置の先頭画素から
水平方向の補間を施す。水平方向の補間は隣接する原画
素の平均値補間で行う。本実施の形態の拡大機能は以上
のように構成されているので、上述したような従来の拡
大機能で発生するような問題は生じず、フリッカを十分
抑えられる上に良好な拡大画像が得られる。
【0048】以下、図1〜図4を用いてこの発明の実施
の形態の走査線変換装置の動作を説明する。なお、本実
施の形態においても、従来例と同様にVGA規格に基づ
き入力されたノンインターレース画像をインターレース
画像に変換し出力する場合について説明する。入力端子
1a〜1cを介して入力されたR、G、およびB信号
は、マトリクス回路10でY信号、および2つの色差信
号に変換される。マトリクス回路10より出力される2
つの色差信号はLPF30a,30bで水平方向の帯域
が半分に制限される。マトリクス回路10より出力され
るY信号、およびLPF30a,30bより出力される
2つの色差信号はA/D変換回路3a〜3cでディジタ
ル映像信号に変換される。その際、上記2つの色差信号
はY信号の半分のサンプリングクロックでディジタル映
像信号に変換される。
【0049】一方、入力端子2を介して入力されたVG
A信号の同期信号は、第1の同期検出回路4で垂直同期
信号、および水平同期信号が検出される。第1のPLL
回路5では上記検出された水平同期信号を基準にしてV
GA側の基準クロックを発生する。第1のPLL回路5
で発生した上記クロックはA/D変換回路3a〜3c、
フリッカ除去回路91、および第2のメモリ制御回路9
2に入力される。その際、上述のように2つの色差信号
用のクロックはY信号用のクロックの半分の周波数に分
周され出力される。また、第1の同期検出回路4で検出
された垂直同期信号、および水平同期信号は第2のメモ
リ制御回路92にも入力される。
【0050】第2のメモリ制御回路92では、入力端子
90より入力される通常/拡大モード切り換え信号、お
よび第1の同期検出回路4より出力されるVGA信号の
水平同期信号を用いてフリッカ除去回路91中のライン
メモリ115a,115b、ラインメモリ43へのディ
ジタル映像信号の書き込みおよび読み出し制御信号、な
らびにセレクタ102および139の切り換え制御信号
を発生する。なお、上記ラインメモリ105a,105
b、およびラインメモリ43はFIFOメモリを用いて
構成するものとする。よって、第2のメモリ制御回路9
2からは、書き込みおよび読み出し時のラインアドレス
リセット信号、書き込みおよび読み出し可能信号(EN
ABL信号)、ならびに書き込みおよび読み出しクロッ
クがフリッカ除去回路91に出力される。また、第2の
メモリ制御回路92では入力端子90より入力される通
常/拡大モード切り換え信号、および第1の同期検出回
路4より出力される垂直同期信号、および水平同期信号
を用いてフレームメモリ7a〜7cへのディジタル映像
信号の書き込み制御信号も発生する。
【0051】A/D変換回路3aでディジタル映像信号
に変換されたY信号はフリッカ除去回路91に入力され
る。以下、図2を用いてフリッカ除去回路91の動作を
説明する。入力端子40を介して入力されたY信号は第
2のVLPF101、およびラインメモリ43に入力さ
れる。図3を用いて第2のVLPF101の動作を説明
する。入力端子110を介して入力されたY信号は乗算
回路116a、およびラインメモリ115aに入力され
る。ラインメモリ115aでは入力されたY信号を1ラ
イン遅延し出力する。ラインメモリ115aより出力さ
れたY信号は乗算回路116b、117、およびライン
メモリ115bに入力される。ラインメモリ115bで
はラインメモリ115aと同様に入力されたY信号を1
ライン遅延して出力する。ラインメモリ115bの出力
は乗算回路116cに入力される。なお、ラインメモリ
115a,115bの制御は入力端子111を介して第
2のメモリ制御回路92より入力される上記データ書き
込み、および読み出し制御信号を用いて行うものとす
る。
【0052】乗算回路116a〜116cに入力された
Y信号は0.25が乗算され出力される。また、乗算回
路117に入力されたY信号は0.5が乗算され出力さ
れる。乗算回路116a,116bの出力は加算回路1
18で加算され、加算回路120、121に出力され
る。同様に、乗算回路116b,116cの出力は加算
回路119で加算され、加算回路120、122に出力
される。加算回路120では加算回路118、および1
19の出力が加算され、Y信号の垂直高域成分が除去さ
れ出力端子112を介して出力される。上記出力端子1
12より出力される信号は通常表示モード時におけるY
信号である。加算回路121では加算回路118と乗算
回路117の出力が加算され、出力端子113を介して
セレクタ102に出力される。同様に、加算回路122
では加算回路119と乗算回路117の出力が加算さ
れ、出力端子114を介してセレクタ102に出力され
る。なお、上述のように出力端子114より出力される
信号は拡大表示モード時にフレームメモリ7aの第1フ
ィールドメモリに書き込まれるY信号であり、出力端子
113より出力される信号は拡大表示モード時にフレー
ムメモリ7aの第2フィールドメモリに書き込まれるY
信号である。
【0053】一方、ラインメモリ43に入力されたY信
号は1ライン遅延され出力される。なお、ラインメモリ
43の制御は入力端子41を介して第2のメモリ制御回
路92より出力される上記データ書き込み、および読み
出し制御信号を用いて行うものとする。
【0054】減算回路44ではラインメモリ43より出
力される1ライン遅延されたY信号より第2のVLPF
101より出力されるY信号の垂直低域成分を減算する
ことによりY信号の垂直高域成分を分離する。(なお、
ラインメモリ43では入力されたY信号と第2のVLP
F101より出力される垂直低域成分との位相をあわせ
るためにY信号を1ライン遅延する。)減算回路44の
出力は第1のHLPF45とレジスタ46へ入力され
る。
【0055】第1のHLPF45で分離されたY信号の
垂直高域−水平低域成分はリミッタ回路49に入力され
るとともに、減算回路47に入力される。減算回路47
ではレジスタ46で1クロック遅延された上記Y信号の
垂直高域成分より、第1のHLPF45より出力される
上記Y信号の垂直高域−水平低域成分を減算し、Y信号
の垂直高域−水平高域成分を出力する。(なお、レジス
タ46ではY信号の垂直高域成分と第1のHLPF45
より出力されるY信号の垂直高域−水平低域成分との位
相をあわせるためにY信号の垂直高域成分を1クロック
遅延する。)減算回路47の出力は第1のDC検出回路
48、および加算回路50に入力される。
【0056】第1のDC検出回路48では、減算回路4
7より出力されるY信号の垂直高域−水平高域成分から
Y信号の水平方向の直流成分(DC成分)を検出する。
以下、簡単に本実施の形態に示す第1のDC検出回路4
8の動作について説明する。第1のDC検出回路48で
はまず始めに、入力されたY信号の垂直高域−水平高域
成分をあらかじめ定められた値と比較することにより水
平方向の直流成分を検出する。具体的には、上記入力さ
れたY信号の垂直高域−水平高域成分の振幅をYHHと
したとき、例えば、YHH≦a、かつYHH≧−aの場
合直流成分を検出したと判断する。(aは正の実数)な
お、aを3程度に設定してシミュレーションを行った結
果、良好な結果が得られた。(なお、YHHの振幅は−
127以上128以下でシミュレーションを行った。)
【0057】リミッタ49では、上記第1のDC検出回
路48の直流検出情報に基づいて、入力された上記Y信
号の垂直高域−水平低域成分の振幅を制限し出力する。
【0058】加算回路50では減算回路47、およびリ
ミッタ回路49の出力を加算する。加算回路52ではレ
ジスタ51、および加算回路50の出力を加算する。加
算回路52の出力はセレクタ102に入力される。
【0059】セレクタ102では加算回路52の出力
(通常表示モードにおけるY信号)と出力端子113お
よび114を介して入力される第2のVLPF101の
出力(拡大表示モードにおけるY信号)を入力端子10
0を介して入力された通常/拡大表示モード切替信号に
基づいて切り換えて出力する。セレクタ102の出力は
出力端子42a,42bを介してフレームメモリ7aに
入力される。なお、出力端子42aからは第1フィール
ドの映像信号、出力端子42bからは第2フィールドの
映像信号が出力される。
【0060】フリッカ除去回路91でフリッカ成分を除
去、あるいは垂直方向に画像が補間されたY信号、およ
びA/D変換回路3b,3cより出力される2つの色差
信号(R−Y信号、およびB−Y信号)はフレームメモ
リ7a〜7cへ出力される。以下、フレームメモリ7へ
の上記ディジタル映像信号の書き込み動作について説明
する。
【0061】第2のメモリ制御回路92では60Hzの
フレーム周波数で入力されるノンインターレースのディ
ジタル映像信号をフィールド周波数60Hzのインター
レースのディジタル映像信号に変換するための制御信号
をフレームメモリ7へ出力する。具体的には、フレーム
メモリ7への書き込み時にフレーム構造で入力されるデ
ィジタル映像信号をフィールド構造に変換し書き込む。
Y信号を例にとると、フリッカ除去回路91の出力端子
42aから出力される第1フィールドのY信号をフレー
ムメモリ7aの第1フィールドメモリに、出力端子42
bから出力される第2フィールドのY信号をフレームメ
モリ7aの第2フィールドメモリに書き込む。
【0062】以下、第2のメモリ制御回路92より出力
されるフレームメモリ7へのデータ書き込み制御信号の
発生方法について説明する。まず始めに、第1の同期検
出回路4より垂直同期信号が入力されると、第2のメモ
リ制御回路92では入力端子90より入力される通常/
拡大表示モード切り換え信号を用いて表示モードを検出
する。上記データ書き込み制御信号は通常表示モードと
拡大表示モードで異なるため、それぞれの場合の動作を
説明する。
【0063】通常表示モードの場合について説明する。
通常表示モードが検出されると、上記第2のメモリ制御
回路92では次にフレームメモリ7に書き込むフィール
ドを設定するとともに、フリッカ除去回路91へ通常表
示モードであることを示す信号を出力する。そして、上
記フィールド設定結果が第1フィールドの場合には奇数
ラインをフレームメモリ7の第1フィールドメモリに書
き込むための制御信号を発生し、第2フィールドの場合
には偶数ラインをフレームメモリ7の第2フィールドメ
モリへ書き込むための制御信号を発生する。具体的に
は、Y信号の場合、上記フィールド設定結果が第1フィ
ールドならフリッカ除去回路91の出力端子42aの出
力をフレームメモリ7aの第1フィールドメモリに、フ
ィールド設定結果が第2フィールドならフリッカ除去回
路91の出力端子42bの出力をフレームメモリ7aの
第2フィールドメモリに書き込むための信号を発生す
る。なお、上記制御は第1の同期検出回路4より出力さ
れる水平同期信号を用いて偶数/奇数ラインを判別し上
記制御信号を発生する。その際、フレームメモリ7へは
VGA信号の有効映像信号部分のみが書き込まれるよう
制御する。
【0064】フレームメモリ7a〜7cに入力されたノ
ンインターレースのディジタル映像信号は、第2のメモ
リ制御回路92より出力される上記書き込み制御信号に
基づきフィールド構造のディジタル映像信号(インター
レース構造のディジタル映像信号)に変換され、フレー
ムメモリ7a〜7c内へ記憶される。なお、本実施の形
態では、従来例と同様にフレームメモリ7は第1フィー
ルド用および第2フィールド用の2枚のフィールドメモ
リで構成されているものとする。よって、上記第2のメ
モリ制御回路92では、インターレース構造に変換され
たディジタル映像信号をフレームメモリ7へ書き込むた
めに、上記2つのフィールドメモリの切り換え制御信号
を上記フィールド判別結果に基づき発生する。また、第
2のメモリ制御回路92では、フレームメモリ7へのデ
ータの書き込み制御信号(データの書き込みアドレス、
フィールドメモリの切り換え信号、書き込み制御信号な
ど)を第1の同期検出回路4で検出された垂直同期信
号、および水平同期信号をもとに発生する。
【0065】一方、入力端子16を介して入力されたT
V側の同期信号は第2の同期検出回路12で垂直同期信
号、および水平同期信号が検出される。その際、フィー
ルドの判別も上記第2の同期検出回路12で行われる。
第2のPLL回路11では、第2の同期検出回路12で
検出された水平同期信号を基準にしてテレビ側の基準ク
ロックを発生する。その際、色差信号のサンプリングク
ロックの周波数はY信号のサンプリングクロックの周波
数の半分に分周される。第2のPLL回路11で発生し
た上記クロックはD/A変換回路9a〜9c、および第
2のメモリ制御回路92へ入力される。なお、第2の同
期検出回路12で検出された垂直同期信号、水平同期信
号、およびフィールド判別結果は第2のメモリ制御回路
92へも入力される。
【0066】第2のメモリ制御回路92では、上記垂直
同期信号、水平同期信号、およびフィールド判別結果を
もとに上記フレームメモリ7内に記憶されたインターレ
ース画像を読み出すための読み出し制御信号(上記フィ
ールドメモリの切り換え信号、データの読み出しアドレ
ス、読み出し制御信号など)を発生する。フレームメモ
リ7a〜7cでは第2のメモリ制御回路92より出力さ
れる上記読み出し制御信号に基づきインターレース構造
のディジタル映像信号を出力する。
【0067】フレームメモリ7a〜7cより読み出され
たインターレース構造のディジタル映像信号は水平補間
回路93a〜93cに入力される。以下、図4を用いて
水平補間回路93の通常表示モード時の動作を説明す
る。入力端子130を介して入力された映像信号はセレ
クタ139に入力される。セレクタ139では入力端子
133より入力された通常表示モード信号により上記入
力された映像信号を出力する。
【0068】水平補間回路93a〜93cより出力され
たインターレース構造のディジタル映像信号はD/A変
換回路9a〜9cでインターレース構造のアナログ映像
信号に変換される。D/A変換回路9aより出力される
Y信号は同期付加回路13で垂直同期信号、および水平
同期信号が付加された後に出力端子15aを介して出力
される。なお、同期付加回路13は第2の同期検出回路
12より出力される垂直同期信号、水平同期信号、およ
びフィールド判別結果に基づく同期信号を発生しY信号
に付加する。
【0069】また、D/A変換回路9b,9cより出力
される2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信
号)はクロマエンコーダ回路14で変調色信号(C信
号)に変換され出力端子15bを介して出力される。な
お、クロマエンコードの際(2つの色差信号を変調色信
号に変換する際)には第2の同期検出回路12より出力
される垂直同期信号、水平同期信号、およびフィールド
判別結果に基づき2つの色差信号に変調を施す。
【0070】次に、拡大表示モードの場合について説明
する。拡大表示モードが検出されると、上記第2のメモ
リ制御回路92では入力端子90より入力される画面拡
大位置情報に基づいて画面拡大範囲を設定するととも
に、フリッカ除去回路91に通常/拡大表示モード切り
換え信号(拡大表示モード信号)を出力する。フリッカ
除去回路91では上記拡大表示モード信号が入力される
と第2のVLPF101より出力される第1フィール
ド、および第2フィールドの垂直方向に補間されたY信
号が出力端子42aおよび42bを介して出力される。
【0071】また、上記第2のメモリ制御回路92では
拡大表示モードが検出されると映像信号をフレームメモ
リ7内の第1フィールド、および第2フィールドに書き
込むための制御信号を発生する。Y信号の場合、フリッ
カ除去回路91の出力端子42aの出力をフレームメモ
リ7aの第1フィールドメモリに、出力端子42bの出
力をフレームメモリ7aの第2フィールドメモリに同時
に書き込むための制御信号を発生する。また、2つの色
差信号の場合には、フレームメモリ7b,7c内の第1
フィールドメモリ、および第2フィールドメモリに同一
ラインのデータが書き込まれる。
【0072】具体的には、まず始め第1の同期検出回路
4で検出された垂直同期信号、および水平同期信号を用
いて拡大時の画像の先頭ライン、および水平方向の先頭
画素の位置を検出する。そして、検出した上記先頭ライ
ン、および水平方向の先頭画素の位置を基準に上記画面
拡大範囲内に属するデータをフレームメモリ7へ書き込
むための制御信号を発生する。結果、通常表示モードの
場合にはフレームメモリ7内の第1フィールドメモリと
第2フィールドメモリに交互に映像信号が書き込まれる
のに対して、拡大表示モードの場合には同時にフレーム
メモリ7内の第1フィールドメモリ、および第2フィー
ルドメモリに映像信号が書き込まれる。なお、本実施の
形態ではフリッカ成分の目立つY信号に関してはフリッ
カ除去回路91より出力される各フィールドの映像信号
を上記フレームメモリ7aに書き込むとともに、フリッ
カの目立たない2つの色差信号に関しては同一ラインの
映像信号を上記フレームメモリ7b,7c内の上記各フ
ィールドメモリ内に書き込むことにより拡大表示モード
時における回路規模の削減をはかっている。
【0073】さらに、第2のメモリ制御回路92では、
第2の同期検出回路12より入力される垂直同期信号、
水平同期信号、およびフィールド判別結果をもとに上記
フレームメモリ7内に記憶されたインターレース画像を
読み出すための読み出し制御信号(上記フィールドメモ
リの切り換え信号、データの読み出しアドレス、読み出
し制御信号など)を発生する。フレームメモリ7a〜7
cでは第2のメモリ制御回路92より出力される上記読
み出し制御信号に基づきインターレース構造のディジタ
ル映像信号を出力する。なお、拡大表示モード時、イン
ターレース構造のディジタル映像信号は通常表示モード
時の半分の周波数で読み出される。
【0074】フレームメモリ7a〜7cより読み出され
たインターレース構造のディジタル映像信号は水平補間
回路93a〜93cに入力される。以下、図4を用いて
水平補間回路93の拡大表示モード時の動作を説明す
る。入力端子130を介して入力された映像信号はレジ
スタ134、加算回路136に入力される。レジスタ1
34で1クロック遅延された映像信号はレジスタ135
およびセレクタ138に入力される。また、レジスタ1
35で1クロック遅延された映像信号は加算回路136
に入力される。加算回路136では入力端子130を介
して入力された映像信号とレジスタ135の出力を加算
して出力する。乗算回路137ではレジスタ135の出
力に0.5を乗算して出力する。乗算回路137の出力
はセレクタ138に入力される。セレクタ138では、
入力端子132を介して入力される切り換え信号により
レジスタ134の出力と乗算回路137の出力を交互に
切り換えてセレクタ139に出力する。なお、レジスタ
134の出力画像は原画像、乗算回路137の出力画像
は水平方向両隣りの平均値補間画像、セレクタ138の
出力は拡大表示モードにおける画像である。セレクタ1
39では入力端子133を介して入力される拡大表示モ
ード信号によりセレクタ138の出力が選択される。セ
レクタ139の出力は出力端子131を介してD/A変
換回路9a〜9cに出力される。
【0075】水平補間回路93a〜93cより出力され
たインターレース構造のディジタル映像信号はD/A変
換回路9a〜9cでインターレース構造のアナログ映像
信号に変換される。D/A変換回路9aより出力される
Y信号は同期付加回路13で垂直同期信号、および水平
同期信号が付加された後に出力端子15aを介して出力
される。なお、同期付加回路13は第2の同期検出回路
12より出力される垂直同期信号、水平同期信号、およ
びフィールド判別結果に基づく同期信号を発生しY信号
に付加する。
【0076】また、D/A変換回路9b,9cより出力
される2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信
号)はクロマエンコーダ回路14で変調色信号(C信
号)に変換され出力端子15bを介して出力される。な
お、クロマエンコードの際(2つの色差信号を変調色信
号に変換する際)には第2の同期検出回路12より出力
される垂直同期信号、水平同期信号、およびフィールド
判別結果に基づき2つの色差信号に変調を施す。
【0077】本実施の形態の走査線変換装置は、以上の
ように、Y信号の垂直方向の画素を補間する際、第2フ
ィールドの映像信号を第1フィールドと同一の映像信号
で補間し、その後3タップの垂直低域通過フィルタで垂
直方向の帯域を制限することによりフリッカ成分を除去
して出力するので、従来の拡大方法で問題であった解像
度の低下、およびフリッカの発生を極力抑えることがで
き、視覚的に非常に良好な画面を得ることができる。2
つの色差信号についてはY信号に比べてフリッカが気に
ならないので、垂直方向の補間は第2フィールドの映像
信号を第1フィールドと同一の映像信号で補間するだけ
で十分であり、フリッカ除去回路91が不要であるので
回路規模を小さくすることができる。また、水平方向の
補間についてはノンインターレース画像をインターレー
ス画像に変換した後に行うため、通常の半分の周波数で
補間処理ができ、LSI化した際に消費電力を小さく抑
えることができる。なお、水平方向の補間として隣接す
る画素の平均値補間を採用したがこれに限るものではな
く、同一ライン上の前画素の繰り返し補間を採用しても
同様の効果を奏する。さらに、通常表示モード時のフレ
ームメモリ7への書き込み制御方法に関しては、実施の
形態に示すものに限るものではない。例えば、上記拡大
表示モード時と同様にフレームメモリ7内のフィールド
メモリを切り換えて、1フレームの映像信号の奇数ライ
ン目をフレームメモリ7内の第1フィールドメモリに、
偶数ライン目を第2フィールドメモリに書き込むように
制御しても同様の効果を奏する。また、拡大時のフリッ
カ除去回路の構成は図3に示すものに限るものではな
い。
【0078】実施の形態ではリミッタ49の形状を直流
成分とそれ以外で切り換えたがこれに限るものではな
く、第1のDC検出回路48での直流検出レベルを複数
種類用意しておき、上記複数種類の検出レベルに応じて
リミッタ49の形状を変えるように構成してもよい。
【0079】実施の形態では減算回路47より出力され
るY信号の垂直高域−水平高域成分を用いて水平方向の
直流成分を検出したがこれに限るものではなく、例え
ば、減算回路44より出力されるY信号の垂直高域成分
より水平方向の直流成分を検出する、あるいは入力され
たY信号より直接水平方向の直流成分を検出しても同様
の効果を奏することは言うまでもない。また、実施の形
態ではリミッタ49で第1のHLPF45より入力され
る垂直高域−水平低域成分の振幅を抑圧する場合につい
て述べたが、若干フリッカが発生するが上記垂直高域−
水平低域成分の振幅を増大させ出力画像にフィードバッ
クしてもよくその際は垂直解像度がさらにあがる。ま
た、上記リミッタ49は複数の振幅変換データを有して
おり、それをユーザ、あるいはパソコンなどが絵柄を判
別して切り換えて(例えば、解像度を必要とするときは
2倍に設定し、フリッカを完全に除去したい場合は0.
5倍に設定し、その他の場合は1.0に設定する等)も
同様の効果を奏する。
【0080】なお、上記実施の形態ではノンインターレ
ース画像の一例としてパソコンのVGA信号を用いて走
査線変換装置の動作を説明したがこれに限るものではな
く、ノンインターレースで入力される画像(例えば、現
在欧州で規格審議が進んでいるDVB、米国で規格化が
進んでいるATV、あるいは日本で規格化が進んでいる
ISDBのようなディジタル放送で送られてくるノンイ
ンターレース画像、あるいはパソコンの他の表示モード
時の画像など。)をインターレース画像に変換する場合
なら上記走査線変換装置を用いてフリッカ成分を除去し
て出力すれば同様の効果を奏する。
【0081】また、実施の形態ではR、G、およびB信
号をマトリクス回路10でY信号、および2つの色差信
号(R−Y信号、およびB−Y信号)に変換した後にY
信号のフリッカ成分のみ除去したがこれに限るものでは
なく、R、G、およびB信号中に含まれるフリッカ成分
を上記フリッカ除去回路31で除去して出力してもよ
い。また、R−Y信号、およびB−Y信号よりフリッカ
成分を上記フリッカ除去回路31で除去してもよい。ま
た、色差信号中のフリッカ成分を除去する際は輝度信号
中のフリッカ成分を除去する場合とフリッカ除去回路3
1の特性、あるいは構成を変えてもよい。また、各色差
信号で上記フリッカ除去回路31の特性、あるいは構成
を変えてもよいことはいうまでもない。
【0082】なお、実施の形態において、細かい文字な
どのない画像、あるいは視距離が長い場合は従来例に示
すように垂直方向の高域成分を除去した画像を出力する
ように走査線変換装置を構成してもよい。また、上記実
施の形態ではマトリクス回路10で輝度信号(Y信号)
と2つの色差信号(R−Y信号、およびB−Y信号)に
変換したがこれに限るものではなく、例えば、輝度信号
(Y信号)と2つの色信号(U、およびV信号)、ある
いは輝度信号(Y信号)、および他の色信号に変換して
た後にY信号からフリッカ成分を除去し、インターレー
ス画像に変換しても同様の効果を奏することはいうまで
もない。また、2つの色差信号を変調色信号に変換した
後に走査線変換を行ってもよい。
【0083】また、実施の形態では水平方向の低域通過
フィルタ、垂直方向の低域通過フィルタを、図11に示
すように構成したがフィルタの構成(タップ数、フィル
タの形状、および種類(FIRフィルタ,IIRフィル
タなど))、および周波数特性などはこれに限るもので
はない。また、実施の形態では、垂直方向の高域通過フ
ィルタを入力信号より垂直低域通過フィルタの出力を減
算することにより構成したがこれに限るものではない。
例えば、垂直高域通過フィルタ、および垂直低域通過フ
ィルタを別々に構成する、あるいは、垂直高域通過フィ
ルタを用いて垂直高域成分を分離した後、入力信号より
上記垂直高域成分を減算することにより垂直低域通過フ
ィルタを構成してもよい。同様に、水平低域通過フィル
タ、および水平高域通過フィルタを別々に構成する、あ
るいは、水平高域通過フィルタを用いて水平高域成分を
分離した後、入力信号より上記水平高域成分を減算する
ことにより水平低域通過フィルタを構成してもよい。
【0084】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0085】1フレーム単位で入力されるノンインター
レース画像を1フィールド単位のインターレース画像に
変換する際、画面拡大時に画面拡大位置情報発生手段に
より画面拡大位置情報を発生する。上記画面拡大位置情
報発生手段より出力される画面垂直拡大位置情報に基づ
き、垂直方向補間手段では垂直方向の画素を補間する。
また、上記画面拡大位置情報発生手段より出力される画
面水平拡大位置情報に基づき、水平方向補間手段では水
平方向の画素を補間する。上記、垂直方向補間手段では
垂直方向の画素を補間する際、隣接する上、あるいは下
の画素で補間した後、垂直方向の帯域を制限しフリッカ
成分を除去し出力するので、従来の拡大方法で問題であ
った解像度の低下、およびフリッカの発生が極力抑える
ことができ、視覚的に非常に良好な画面を得ることがで
きる。
【0086】加えて、従来の走査線変換装置に簡単な回
路を追加するだけで実現することができ、従来の拡大回
路に比べても回路規模を少し増加することにより、フリ
ッカの抑圧された良好な拡大画像を得ることができる。
【0087】また、1フレーム単位のノンインターレー
ス画像を1フィールド単位のインターレース画像に変換
した後に、上記画面拡大位置情報発生手段より出力され
る画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素の補間
をするので、補間処理を行う際のクロック周波数をノン
インターレース画像の状態で行う場合と比較して半分の
周波数で補間処理ができ、LSI化した際に消費電力を
小さく抑えることができる。
【0088】また、上記垂直方向補間手段において上記
画面拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大
位置情報に基づき垂直方向の画素の補間を行う際、隣接
する上、あるいは下の画素で補間画素を生成する。その
後、輝度信号についてのみ垂直方向の帯域を制限してフ
リッカ除去を行い、色差信号についてはフリッカ除去回
路を設けないので、回路規模をほぼ1/3程度に削減で
きるとともに、視覚的に良好な拡大画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態である走査線変換装置
のブロック構成図である。
【図2】 図1におけるフリッカ除去回路91のブロッ
ク構成図である。
【図3】 図2における第2のVLPF101のブロッ
ク構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態における水平補間回路
93のブロック構成図である。
【図5】 垂直方向の補間方法を示すフローチャートで
ある。
【図6】 垂直方向の補間による第1フィールドの映像
信号と第2フィールドの映像信号の生成方法を示す図で
ある。
【図7】 ノンインターレース画像の空間周波数特性を
示す図である。
【図8】 インターレース画像の空間周波数特性を示す
図である。
【図9】 インターレース画像の2次元周波数特性を示
す図である。
【図10】 従来の走査線変換装置のブロック構成図で
ある。
【図11】 第1のVLPF6のブロック構成図であ
る。
【図12】 図11に示す第1のVLPF6の周波数特
性を示す図である。
【符号の説明】
6 第1のVLPF、7 フレームメモリ、23 ライ
ンメモリ、24 乗算回路、25 乗算回路、26 加
算回路、43 ラインメモリ、44 減算回路、45
第1のHLPF、46 レジスタ、47 減算回路、4
8 第1のDC検出回路、49 リミッタ、50 加算
回路、51 レジスタ、52 加算回路、91 フリッ
カ除去回路、92 第2のメモリ制御回路、93 水平
補間回路、101 第2のVLPF、102 セレク
タ、115 ラインメモリ、116乗算回路、117
乗算回路、118加算回路、119 加算回路、120
加算回路、121 加算回路、122 加算回路、13
4 レジスタ、135レジスタ、136 加算回路、1
37 乗算回路、138 セレクタ、139セレクタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレーム単位で入力されるノンインタ
    ーレース画像を1フィールド単位のインターレース画像
    に変換する走査線変換装置において、画面拡大時に画面
    拡大位置情報を発生する画面拡大位置情報発生手段と、
    上記画面拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直
    拡大位置情報に基づき垂直方向の画素を補間する垂直方
    向補間手段と、上記画面拡大位置情報発生手段より出力
    される画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素を
    補間する水平方向補間手段と、少なくとも垂直方向補間
    手段で垂直方向の画素が補間された1フレーム単位のノ
    ンインターレース画像より所定のラインを間引くことに
    より1フィールド単位のインターレース画像を構成する
    フィールド画像生成手段を有し、上記垂直方向補間手段
    で垂直方向の画素を補間する際、隣接する上、あるいは
    下の画素で補間した後、垂直方向の帯域を制限しフリッ
    カ成分を除去するように構成したことを特徴とする走査
    線変換装置。
  2. 【請求項2】 上記画面拡大位置情報発生手段より出力
    される画面水平拡大位置情報に基づき水平方向の画素の
    補間をする上記水平方向補間手段を上記フィールド画像
    生成手段の後段に配置するよう構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の走査線変換装置。
  3. 【請求項3】 上記垂直方向補間手段において上記画面
    拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直拡大位置
    情報に基づき垂直方向の画素の補間を行う際、隣接する
    上、あるいは下の画素で補間した後に、輝度信号のみ垂
    直方向の帯域を制限してフリッカ除去を行い、色差信号
    についてはフリッカ除去を行わないよう構成したことを
    特徴とする請求項1記載の走査線変換装置。
  4. 【請求項4】 入力される映像信号を拡大表示する際、
    該拡大信号中に含まれるフリッカ成分を除去するフリッ
    カ除去装置において、 画面拡大時に画面拡大位置情報を発生する画面拡大位置
    情報発生手段と、 上記画面拡大位置情報発生手段より出力される画面垂直
    拡大位置情報に基づき垂直方向の画素を補間するととも
    に、垂直方向の帯域を制限することによりフリッカ除去
    を行なう垂直方向補間・フリッカ除去手段と、 上記画面拡大位置情報発生手段より出力される画面水平
    拡大位置情報に基づき水平方向の画素を補間する水平方
    向補間手段とを有し、 上記垂直方向補間・フリッカ除去手段で垂直方向の画素
    を補間し、フリッカ除去する際、隣接する上、あるいは
    下の画素で補間した後、該補間画像の垂直方向の高域成
    分の信号帯域を制限しフリッカ成分を除去するように構
    成したことを特徴とするフリッカ除去装置。
  5. 【請求項5】 上記垂直方向補間・フリッカ除去手段に
    おいて上記画面拡大位置情報発生手段より出力される画
    面垂直拡大位置情報に基づき垂直方向の画素を補間し、
    フリッカ除去する際、隣接する上、あるいは下の画素で
    補間した後に、少なくとも該補間された輝度信号のみ垂
    直方向の帯域を制限してフリッカ除去するように構成し
    たことを特徴とする請求項4記載のフリッカ除去装置。
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