JPH11219896A - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法

Info

Publication number
JPH11219896A
JPH11219896A JP10033548A JP3354898A JPH11219896A JP H11219896 A JPH11219896 A JP H11219896A JP 10033548 A JP10033548 A JP 10033548A JP 3354898 A JP3354898 A JP 3354898A JP H11219896 A JPH11219896 A JP H11219896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
processing
stage
alignment
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10033548A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Kubo
博義 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10033548A priority Critical patent/JPH11219896A/ja
Publication of JPH11219896A publication Critical patent/JPH11219896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の製造コストをそれほど増大させずに、
生産性を向上させる。 【解決手段】 順次基板をステージ上に供給し、位置合
せし、露光し、そして回収する露光装置において、それ
ぞれが前記供給、位置合せ、露光、および回収のために
露光位置および他の処理位置に移動する前記ステージ
3、4を2以上有し、露光位置に位置するステージ4上
の基板に対して露光を行う間に他の処理位置に位置する
ステージ3上において露光以外の処理を行うことによ
り、露光以外の処理を露光と並列的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は半導体素子や液晶表
示素子等のデバイスの製造方法およびこれに用いられる
露光装置に関し、特に、半導体ウェハ等の基板を高速処
理し、生産性を向上させたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体露光装置は、図10に示す
ように、搬送系201および202により搬入されるS
iウェハ等のウェハ203を保持する1つのステージ2
05と、搬入されるウェハ203のステージ205に対
する供給および回収、ならびにステージ205上に供給
されるウェハ203の位置決めや露光を行うための処理
部204とを有する。搬送系のウェハ供給部201は、
ウェハ203に設けられたオリエンテーション・フラッ
トにより粗い位置決めを行うためのステージを具備して
いる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の露光装置によれば、ウェハの精密位置決めや露光に
用いられるウェハ移動ステージ205が1つであるた
め、ウェハの供給、位置決め、露光および回収を1枚ず
つ順番に処理しなければならない。したがって、生産性
を向上させるためは、おのおのの処理時間を短くする方
法か、露光できる処理部を増やす方法しかない。前者の
方法としては、例えば、ステージの移動時間を短くする
方法が採られる。この場合、ステージの駆動パワーを増
大させるが、そうすると、ステージが発生する振動や発
熱も増加し、ステージ装置自身だけではなく、他の装置
にも影響を及ぼすという問題がある。一方、後者の方法
は、搬送系を共有して、露光を行う部分を増やすもので
あるが、高価な投影レンズを増やすことは、装置価格の
増大につながり、得策とは言えない。すなわち装置を2
台並べるのと大差のない仕様である。
【0004】そこで、本発明の目的は、露光装置および
デバイス製造方法において、装置の製造コストをそれほ
ど増大させずに、生産性を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明では、順次基板をステージ上に供給し、位置合せ
し、露光し、そして回収する露光装置において、それぞ
れが前記供給、位置合せ、露光、および回収のために露
光位置および他の処理位置に移動する前記ステージを2
以上有し、露光位置に位置するステージ上の基板に対し
て露光を行う間に他の処理位置に位置するステージ上の
基板に対して露光以外の処理を行うことにより、露光以
外の処理を露光と並行して行うことを特徴とし、これに
より、高価な投影レンズを1つのみ用いて装置の製造コ
ストの増大を抑え、生産性の向上を図っている。
【0006】また、本発明のデバイス製造方法では、こ
のような露光装置を用い、露光処理とそれ以外の基板供
給・回収処理および位置合せ処理の少なくとも一部とを
並行して行うことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、2種類以上の処理部を備え、そのうちの1種類が
前記露光を行うための1つの露光処理部であり、他の種
類が前記供給、位置合せ、および回収を行うための1種
類以上の他の処理部であって各種類毎に2つずつが存在
するものであり、前記露光処理部および他の各処理部は
必要に応じて並列的に動作することが可能であり、前記
ステージの数は前記露光処理部を含めた処理部の種類の
数と同数であり、各ステージは相互に種類が異なる処理
部のそれぞれに同時に位置するとともに順次別の種類の
処理部に位置するように移動する。前記他の種類の処理
部として、前記供給、位置合せ、および回収を行うため
の1種類で2つの処理部を有する場合は、これらの間に
前記露光部が位置し、2つの前記ステージのうちの一方
が一方の前記他の種類の処理部に位置するときは他方の
ステージが前記露光部に位置し、前記他方のステージが
他方の前記他の種類の処理部に位置するときは前記一方
のステージが前記露光処理部に位置するように、各ステ
ージは連動して往復移動する。
【0008】前記他の処理部として、前記基板の供給お
よび回収を行うための供給回収部と、前記基板の位置合
せを行うための位置合せ部の2種類が存在する場合は、
前記露光処理部、2つの供給回収部および2つの位置合
せ部は必要に応じて並列的に動作することが可能であ
り、3つの前記ステージは前記露光処理部、いずれかの
供給回収部およびいずれかの位置合せ部のそれぞれに同
時に位置するとともに順次別の種類の処理部に位置する
ように移動するものであり、これにより前記露光、基板
の供給または回収、および位置合せが並列的に行われ
る。この場合、各処理部は、一方の供給回収部、一方の
位置合せ部、露光部、他方の供給回収部、そして他方の
位置合せ部の順で直列的に配置されており、各ステージ
は、前記露光、基板の供給または回収、および位置合せ
が並列的に行われるように、前記直列的配置に沿って一
体的に往復移動する。
【0009】前記他の処理部として、前記基板の供給お
よび回収を行うための供給回収部と、前記基板の粗位置
合せを行うための粗位置合せ部と、前記基板の精密位置
合せを行うための精密位置合せ部の3種類が存在する場
合は、前記露光処理部、2つの供給回収部、2つの粗位
置合せ部および2つの精密位置合せ部は必要に応じて並
列的に動作することが可能であり、4つの前記ステージ
は前記露光処理部、いずれかの供給回収部、いずれかの
粗位置合せ部およびいずれかの精密位置合せ部のそれぞ
れに同時に位置するとともに順次別の種類の処理部に位
置するように移動するものであり、これにより前記露
光、基板の供給または回収、粗位置合せおよび精密位置
合せが並列的に行われる。この場合、各処理部は、一方
の供給回収部、一方の粗位置合せ部、一方の精密位置合
せ部、露光部、他方の供給回収部、他方の粗位置合せ
部、そして他方の精密位置合せ部の順で直列的に配置さ
れており、各ステージは、前記露光、基板の供給または
回収、粗位置合せ、および精密位置合せが並列的に行わ
れるように、前記直列的配置に沿って一体的に往復移動
する。
【0010】いずれの場合においても、各ステージは、
前記露光、位置合せ等のために相互に独立に動作できる
ステージであるが、互いに干渉しないように、機械的ま
たは制御的に連結され、一体ステージのごとく移動する
こともできるものである。
【0011】さらに、処理している基板と異なるパター
ンを露光すべき新たな種類の基板が供給されてきたため
に、露光パターンを有する原画の交換が必要な場合に、
その新たな種類の基板が露光位置に達するまでに前記原
画の交換を行う手段を有し、前記原画の交換のために、
前記処理している基板を各ステージ上からすべて排出す
ることがない。
【0012】前記ステージの数が2であり、露光処理部
以外の処理部が1種類である場合を例としてより具体的
に説明する。この場合、露光装置は、図1に示すよう
に、感光基板であるウェハの供給回収および位置合せを
行う1種類で2つの処理部としての処理ステーション5
と7、および露光を行う露光処理部としての処理ステー
ション6を備え、処理ステーション5と7は同じ機能を
有し、処理ステーション5、6、7がこの順に一直線上
に並んでいる。さらにこれら3つの処理ステーションに
対して、2つのサブステージ3、4を備え、これらのス
テージは、メインステージ9上に設けられている。各サ
ブステージ3、4上には各処理ステーションで処理され
るべきウェハが保持される。メインステージ9上で、各
ウェハは各処理ステーションにおいて、それぞれのサブ
ステージ3、4により、必要な量だけ移動される。各サ
ブステージ3、4はメインステージ9により一体的に移
動され、お互いに干渉せず、衝突するようなことはな
い。ウェハは搬送系1および2の供給部1から供給さ
れ、回収部2によって回収される。
【0013】図1の状態において、処理ステーション5
は、メインステージ9上の右側のサブステージ3上に供
給したウェハの位置決めを実施している。これと同時
に、露光ステーション6は左側のサブステージ4上のウ
ェハについて露光処理を行っている。つまり、2つの処
理を並行処理している。この2つの処理が終わると、メ
インステージ9は左方へ移動し、これにより、露光が終
わった左側のウェハは処理ステーション7へ、位置合せ
されたウェハは処理ステーション6へそれぞれ移動す
る。そして左側のウェハは回収および搬出され、新たな
ウェハが左側のサブステージ4上に供給され、位置決め
される。またこれと同時に、すでに位置合せが完了して
いる右側のウェハに対する露光動作が行われる。このよ
うにして、サブステージ3が処理ステーション5に位置
するときはサブステージ4が露光処理ステーション6に
位置し、サブステージ4が処理ステーション7に位置す
るときはサブステージ3が処理ステーション6に位置す
るように、各サブステージは連動して往復移動する。こ
れにより、常に、露光動作と、供給回収および位置合せ
等の他の動作とが並行処理される。
【0014】ウェハは、従来のような薄型円盤状ではな
く、投影露光光学系の露光面積の1.1倍と同等以下の
寸法で囲まれた領域の範囲内にあるサイズであっても良
い。このような角状チップも処理できる手段を有してい
る。つまりこの場合には、露光ステーションにおいて、
露光とサブステージ移動の動作が繰り返されることな
く、メインステージ9の移動が完了した後、すぐに露光
動作にはいり、これが終了すると、メインステージ9は
次のステーションに移動する。
【0015】このように、露光ステーション6のみに着
目すると、メインステージ9の移動、露光、メインステ
ージ9の移動、露光・・・が繰り返され、途切れること
なく連続的に露光が行われる。
【0016】このように、本発明においては、生産性の
向上を、ステージのスピードを上げたり、露光処理部の
数を増やしたりすることによらず、並列処理を可能にす
ることにより実現している。そしてその手段として、2
以上のステージを設け、これらが同時に1つの露光位置
とそれ以外の処理位置に位置するようにし、これによ
り、常に露光と基板供給回収等の露光以外の動作とが完
全に並列動作となるようにしている。したがって、ステ
ージのスピードも従来と同じであり、振動や熱の問題も
発生するようなことはない。さらに、高価な投影レンズ
を増やす必要がないため、製造コストも抑えられる。
【0017】また、角状のチップにも対応して、効果を
上げることができる。つまり、露光以外の処理を行う処
理部としてのステーションの数を増やし、露光動作とそ
れ以外の動作をタイミング的に一致させることにより、
各基板の処理には、見かけ上、露光動作を行う時間のみ
を要することとなる。したがって、基板サイズを大きく
して生産効率をあげる場合に比べて、基板交換時間等を
実質的になくすることができるため、さらに効率の良い
処理が実現され、生産性の飛躍的な向上が図られる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る投影露光
装置の構成を示す概略図であり、図3はその動作の流れ
を示す概略図である。これらの図に示すように、この露
光装置は、それぞれがウェハの供給(ロード)、位置合
せ(アライメント)、および回収(アンロード)を行う
ための2つの処理部としてのステーション5および6、
露光を行うための露光処理部としてのステーション6、
ならびに、2つのサブステージ3および4を備える。各
サブステージは、ウェハの供給、位置合せ、露光、およ
び回収のためにステーション6およびステーション5ま
たは7に移動する。1は感光材が塗布されたウェハを供
給するための搬送系、2は露光装置で露光処理されたウ
ェハを回収するための搬送系である。
【0019】すなわち、露光とそれ以外の処理を並行処
理するために、処理工程が“ウェハの供給回収と位置合
せ動作”および“露光動作”の2つに分割されている。
露光を行うためのステーション6は中心に配置され、そ
の左右にウェハの供給回収と位置合せを行うためのステ
ーション5と7が配置されている。ステーション5と7
は同じ機能を有する。これらステーション5〜7は直線
状に配置されている。この各工程のステーションで処理
ができるようにメインステージ9が配置されている。2
つのサブステージ4および3はメインステージ9上の左
右に設けられ、それぞれ、ウェハを搭載できるようにな
っている。各サブステージ3および4は、相互に干渉し
ない範囲で、メインステージ9上において独立動作でき
るように配置されている。メインステージ9および各サ
ブステージ3と4は、リニアスケール、静電容量セン
サ、レーザ干渉計等で位置が計測され、各サブステージ
3と4上のウェハは独立に位置制御がなされている。
【0020】メインステージ9は、2つのウェハを搭載
した状態で、それぞれのウェハについてステーション5
とステーション6の各々の作業ができる、図1の位置に
位置し、その状態において、各作業は同時並行処理され
る。この作業が終了すると、メインステージ9は1ステ
ーション分、左方へ移動して、ステーション6とステー
ション7の各々の作業ができるようにする。この作業が
終わると、先ほどのステーション5とステーション6の
各々の作業ができる位置に戻る。このように、メインス
テージ9はステーション間を往復運動する。
【0021】さて、投影露光の処理の流れを図3を用い
て説明する。メインステージ9が左側のサブステージ4
上にウェハが供給されるように、ステーション6と7の
前に移動すると、工程1Aにおいて、ウェハの供給およ
び回収の機能を有する搬送系とステーション7の供給機
能により、左側のサブステージ4上にウェハaが供給さ
れる。さらに、ステーション7によって、ウェハaはア
ライメント(位置決め)される。このとき、左側のサブ
ステージは、メインステージ9上でウェハaを位置決め
されるべき位置へ移動する。
【0022】このようにして位置決めが完了すると、工
程1Bに示すように、メインステージ9はステーション
5と6の前に移動する。そして、先ほど位置決めされた
ウェハaについて、ステーション6は露光動作を実行す
る。これと同時に、前記搬送系とステーション5の供給
機能より、メインステージ9上の右側のサブステージ3
上にウェハbが供給され、ステーション5において、ア
ライメントがなされる。このように、2つの動作を並行
して処理する。メインステージ9がステーション5と6
の前に移動したときに移動誤差が発生すると、アライメ
ントエラーが発生したようにステーション6で露光され
てしまう。そこで、この誤差は、メインステージ9にフ
ィードバックして補正してもよいが、サブステージ4で
補正しても等価である。サブステージで補正すれば、メ
インステージ9に高精度を要求する必要はなく、サブス
テージのみ高精度にすればよい。すなわちメインステー
ジ9は生産性向上のために高速移動は要求されるが、精
度面ではゆるいステージで足りる。ステーション9上の
各サブステージ3と4は、ウェハを全面露光するため
に、ウェハ全域に移動することが可能である。この動き
は、従来の縮小投影露光装置と同様にステップ&リピー
ト動作になっている。当然であるが、スキャンニング露
光のための移動であってもよい。
【0023】ウェハaの露光が完了し、ウェハbの位置
決めが完了すると、工程1Cに移行する。ステーション
7は、ウェハaを左側のサブステージ4から回収(メイ
ンステージから排出)し、新しい未処理のウェハcを左
側のサブステージ4に供給してアライメントする。この
時、同時に右側のウェハbについてステーション6で露
光動作がなされる。工程1Bと工程1Cは、ステーショ
ン5を使うかステーション7を使うかの違いと、ウェハ
の回収動作が追加されたことを除けば、基本的に同じ処
理を行う工程である。
【0024】2つのステーション7および6での処理が
完了すると工程1Dに進み、メインステージ9は再び、
ステーション5と6に移動する。工程1Bと実施するこ
とはほとんど同じだが、ウェハbの回収が追加される。
【0025】工程1Dが完了すると、工程1Eに進む。
工程1Eと工程1Cとは処理内容が同一である。工程1
Eの次の工程は、工程1Dと同じである。このようにし
て、工程1Cおよび工程1Dと同内容の処理が繰り返さ
れる。したがって、ウェハが供給され続ければ、永遠に
メインステージ9は往復運動をし続ける。つまり、一度
動作を始めたら、メンテナンス等で停止させる以外は、
止まることはない。
【0026】もし、途中で、異なる半導体素子を製作す
るために、異なった種類のウェハを送り込む場合であっ
ても装置を停止させることはない。つまり、従来のよう
に、異なる半導体素子を製作するために、投影露光装置
から、前の半導体素子をすべて排出させてから次の種類
のウェハの処理を開始するようなことはしない。当然の
ことながら、異なる半導体素子を製作するための原画
(レチクル)の交換も、メインステージ9が隣のステー
ションに移動する間に実行する。このような動作におい
て、ステーション6だけを見ていると、露光処理しかし
ていないように見える。つまり、装置のスタート時にお
ける1枚目のウェハを除けば、それ以降のウェハの処理
においては、並行処理が行われるため、従来の露光装置
に存在したウェハ交換時間やアライメント時間が存在し
ない。これにより、ステージのスピードやアライメント
の計測ポイントの削減によって処理時間を短くする方法
を使わずに、全処理時間の1/3を占める“ウェハ交換
時間やアライメント時間”を見かけ上カットでき、生産
性が約1.5倍も向上する。
【0027】ステーション6での露光に必要な“露光時
間”と、ステーション5や7での“ウェハ交換時間やア
ライメント時間”との間に、“露光時間”≧“ウェハ交
換時間やアライメント時間”、という関係が成り立って
いる。この関係が成り立つ範囲内で、アライメントのポ
イント数は、増やすことができる。前記のように、従来
の装置では、“ウェハ交換時間やアライメント時間”の
2倍が“露光時間”なので、少なくとも、計測ポイント
を2倍増やしても、上記関係を満足する。このようにす
れば、生産性を向上させ、同時に精度も向上させること
が可能である。
【0028】本実施例では、メインステージ9上に2つ
のサブステージを有するが、メインステージ9をなく
し、2つサブステージに隣接ステーション間を移動でき
るストロークをもたせ、これら2つのステージを、相互
に干渉しないように、同期させながら、移動させるよう
にしてもよい。これによっても、まったく同じ効果を奏
することができる。2つのステージを、移動させるとき
に、機械的に連結したり、電磁クラッチ等の電磁力で連
結しても良いし、制御により、互いに衝突しないように
駆動しても良い。
【0029】また、本実施例では、処理をする感光基板
として、シリコンインゴットから切り出した円筒の薄板
であるウェハを対象としているが、この代わりに、図2
に示すような、円筒ウェハを切断(ダイシング)して得
た角状のチップ101や105を対象とする場合であっ
ても同様の効果が得られる。チップ101には、2つの
半導体素子102および103が形成されるようになっ
ている。このようなチップの寸法は、縦の寸法が、(完
成する半導体素子の大きさの縦寸法の整数倍)+(各半
導体素子に分割切断するのに必要な幅)*(半導体装置
の縦の数−1)であり、横の寸法が、(完成する半導体
素子の大きさの横寸法の整数倍)+(各半導体素子に分
割切断するのに必要な幅)*(半導体装置の横の数−
1)であることを要する。角状のチップ101の場合
は、当然、半導体素子102と半導体素子103は同じ
で、同寸法であり、(半導体素子の縦寸法の2倍)+
(半導体素子に分割切断するのに必要な幅)が縦寸法β
である。横寸法αは半導体素子の横寸法に等しい。角状
のチップ105には、半導体素子104が3つ入ってい
る。この場合は半導体素子104の縦寸法の3倍+切断
必要幅*2が縦寸法である。
【0030】このような角状チップの縦寸法および横寸
法は、半導体素子の寸法の整数倍であることだけでな
く、投影露光装置の露光範囲内であることが必要条件に
なる。ただしこの寸法は、感光材の塗布むらや露光最外
周エッジ部でのフレア等を防ぐために露光範囲の1.1
倍以下の範囲で大きく取ってもよい。この大きくとった
部分は半導体素子としての機能はないので、後で取り除
くことになる。この無駄な部分は製造コストを増大させ
るので、できるだけ小さくとるのは当然である。図2の
例では、それぞれ2つおよび3つの半導体素子が縦並び
に入る場合を示したが、投影露光範囲であれば、縦横に
何個並べて入る場合でもよい。また、角状チップに限ら
ず、前記縦寸法と横寸法の式で囲まれる範囲に内接すれ
ば、多角形や円形のチップであってもよい。
【0031】角状のチップ101を対象とする場合は、
ウェハの場合に比べて、露光に必要とする時間が“1/
ショット数”になる。この場合、“露光時間”≧“ウェ
ハ交換時間やアライメント時間”の関係式において、左
辺が小さくなる。もしこの式を満足しないときは、後述
の第2や第3の実施例を適用すればよい。すなわち、右
辺に係る機能を分割する。第2の実施例は、右辺を、
“ウェハ交換時間”と“アライメント時間”の2つに分
割した場合である。第3の実施例は、さらに分割し、右
辺を、“ウェハ交換時間”、“粗アライメント時間”お
よび“精密アライメント時間”の3つに分割した場合で
ある。ここでは、3分割までであるが、前記関係式が成
り立つように、右辺の項目は分割される。そしてこれら
の場合、ステーションの数は、[左辺の個数(露光ステ
ーション)]+[右辺の項目数の2倍]となる。左辺は
常に1個である。第1の実施例では、右辺が1個なの
で、ステーションの数は3個。第2の実施例では、右辺
が2個なので、ステーションの数は5個。第3の実施例
では、右辺が3個なので、ステーションの数は7個とな
る。
【0032】図4は第2の実施例に係る露光装置を示
す。図中、11は感光材が塗布されたウェハを供給する
ための搬送系、12は本露光装置で露光処理されたウェ
ハを回収するための搬送系である。先に述べたように、
本実施例では、露光とそれ以外の処理を並行処理するた
めに、工程を3つに分割している。“ウェハの供給回
収”、“位置合せ動作”、および“露光動作”である。
これらの工程を処理するステーションとして、中心に露
光を行うステーションを、左右にウェハの供給回収工程
と位置合せ工程を行うステーションを配置する。すなわ
ち図4に示すように、右から順に、ウェハの供給回収工
程を行うステーション13、位置合せ工程を行うステー
ション14、露光工程を行うステーション15、ウェハ
の供給回収工程を行うステーション16、位置合せ工程
を行うステーション17を配置する。左右のステーショ
ン13と16および14と17はそれぞれ同じ機能を有
する。第1の実施例と同様に、これらは直線状に配置さ
れる。この各工程のステーションで処理ができるように
メインステージ22が配置されている。このメインステ
ージ22上にサブステージ18、19および20が設け
られ、3つのウェハを搭載できるようになっている。メ
インステージ22およびサブステージ18、19および
20には、現在位置を計測できるセンサが設けられ、3
つのウェハが独立に位置制御される。メインステージ2
2に3つのウェハを搭載した図4の状態で、各ウェハに
対してステーション13、ステーション14およびステ
ーション15における各作業が行われる。各作業は同時
並行処理される。この作業が終了すると、メインステー
ジ22は、ステーション14、ステーション15および
ステーション16における各作業が同時にできるような
位置に移動する。このように、メインステージ22は、
常に3つの作業が同時処理できる位置に移動する。
【0033】さて、この露光装置における処理の流れを
図5と図6を用いて説明する。メインステージ22をス
テーション14、15および16の前に移動させ、工程
2Aにおいて、ウェハの供給回収の機能をもつ搬送系1
1とステーション16の供給機能により、メインステー
ジ22の左側のサブステージ20上にウェハaを供給す
る。ウェハaの供給が完了すると、工程2Bにおいて、
その図に示す位置にメインステージ22は移動する。工
程2Aでサブステージ20にセットされたウェハaは、
ステーション17でアライメント(位置決め)される。
すなわち、サブステージ20によってウェハaをメイン
ステージ22上で位置決めされるべき位置へ移動する。
これと同時に、搬送系11とステーション16によっ
て、ウェハbをサブステージ19上に供給する。この2
つの動作が完了すると、図6に示す工程2Cに進む。す
なわちメインステージ22はステーション13、14お
よび15の前に移動し、ステーション15は、先ほど位
置決めが完了したウェハaに対して露光動作を実行す
る。これと同時に、ステーション17と同じ機能のステ
ーション14はウェハbをアライメントするとともに、
ステーション13は、メインステージ22上の右側のサ
ブステージ18上に新しいウェハcを供給する。
【0034】前記3つの並行動作が完了すると、工程2
Dに進んで、メインステージ22は1つのステーション
分移動し、ステーション14、15および16の前に位
置する。この位置は、工程2Aと同じ位置である。工程
2Aとの動作上の違いは、露光と位置決めの動作が加わ
ることにある。ステーション16では露光が終了したウ
ェハaを回収(メインステージから排出)し、新しい未
処理のウェハdを供給する。これと同時にステーション
15ではウェハbを露光し、ステーション14ではウェ
ハcをアライメントする。
【0035】次に、工程2Eに進む。工程2Eでは、工
程2Dとはどのステーションを使うかが異なるだけで処
理内容は同じであり、露光が終了したウェハbを回収
し、新しいウェハeを供給すると同時に、ウェハdをア
ライメントし、ウェハcを露光する。これが、終了する
と工程2Fに進むが、この工程も、どのステーションを
使うかが異なるだけで、処理内容は工程2Dと同じであ
り、また、工程2Cとメインステージ22の位置が同じ
である。工程2Cとの動作上の違いは、ウェハcの回収
が追加されている点である。
【0036】この次の工程2Gは、工程2Dと同一であ
る。これ以降は、工程2Dから工程2Fまでが繰り返さ
れる。この場合も、第1の実施例と同様に、ウェハが供
給され続ければ、永遠にメインステージ22は3つの位
置の間で移動し続ける。なお、メインステージ22の駆
動エラー等の補正、サブステージの構成、およびレチク
ル交換に関しては第1の実施例と同様である。
【0037】図7は第3の実施例に係る露光装置を示
す。図中、31は感光材が塗布されたウェハを供給する
ための搬送系、32は本露光装置で露光処理されるウェ
ハを回収するための搬送系である。ここでは、露光とそ
れ以外の処理を並行処理するために、工程を4つに分割
している。“ウェハの供給回収”、“粗位置合せ動
作”、“精密位置合せ動作”および“露光動作”であ
る。これらの工程を処理するステーションとして、中心
に露光工程を行うためのステーション36を配置し、左
右にウェハの供給回収工程、粗位置合せ工程、および精
密位置合せ工程をそれぞれ行うためのステーションを配
置する。つまり図7に示すように、右から順に、ウェハ
の供給回収工程を行うためのステーション33、粗位置
合せ工程を行うためのステーション34、精密位置合せ
工程を行うためのステーション35、露光工程を行うた
めのステーション36、ウェハの供給回収工程を行うた
めのステーション37、粗位置合せ工程を行うためのス
テーション38、および精密位置合せ工程を行うための
ステーション39をこの順で配置する。左右のステーシ
ョン33と37、34と38、および、35と39はそ
れぞれ同じ機能を有する。第1の実施例と同様に、これ
らは直線上に配置されている。この各工程のステーショ
ンで処理ができるようにメインステージ45が配置され
ている。メインステージ45上にはサブステージ40、
41、42および43が設けられ、それらの上に4つの
ウェハを搭載できるようになっている。サブステージ4
0、41、42および43はそれぞれ独立に動作するこ
とができる。さらに、これらのメインステージとサブス
テージには、現在位置を計測できるセンサが設けられ、
4つのウェハの位置が独立に制御される。メインステー
ジ45が図7の位置にあるとき、4つのウェハを搭載し
た状態で、これらのウェハに対してステーション33、
ステーション34、ステーション35およびステーショ
ン36での各々の作業ができる。各作業は同時並行処理
される。この作業が終了すると、メインステージ45
は、例えば、ステーション34、ステーション35、ス
テーション36およびステーション37の各々の作業が
同時に行うことができるような位置に移動する。このよ
うに、メインステージ45は、常に4つの作業が同時処
理できる位置に移動する。
【0038】この露光装置の処理の流れを図8と図9を
用いて説明する。メインステージ22をステーション3
4、35、36および37の前に移動し、工程3Aにお
いて、ウェハの供給回収の機能をもつ搬送系31とステ
ーション37の供給機能により、メインステージ45の
左側のサブステージ43上にウェハaを供給する。ウェ
ハaの供給が完了すると、工程3Bにおいて、その図に
示す位置にメインステージ45が移動し、工程3Aでサ
ブステージ43上にセットされたウェハaを、ステーシ
ョン38で粗アライメント(粗位置決め)する。すなわ
ちメインステージ45上で、サブステージ43によりウ
ェハaを移動し、粗位置決めする。これと同時に、搬送
系31とステーション37によって、ウェハbをサブス
テージ42上に供給する。この2つの並列動作が完了す
ると、工程3Cに進み、メインステージ45はステーシ
ョン36、37、38および39の前に移動する。先ほ
ど粗位置決めしたウェハaはステーション39で精密ア
ライメント(精密位置決め)される。同時に、ウェハb
はステーション38で粗アライメントされ、前記搬送系
31とステーション37によって、ウェハcが供給され
る。
【0039】工程3Cが終了すると、工程3Dに進み、
メインステージ45は3ステーション分移動し、工程3
Dの図に示す位置に位置する。位置決めが完了したウェ
ハaはステーション36で露光される。同時に、ウェハ
bはステーション35で精密アライメント(精密位置決
め)され、ウェハcはステーション34で粗アライメン
トされ、搬送系31とステーション33によって、サブ
ステージ40上にウェハdが供給される。これにより、
サブステージ40から43までのすべての位置にウェハ
が載り、4つの処理が並列処理される状態となる。
【0040】工程3Dが完了すると、工程3Fに進む。
工程3Fにおけるメインステージ45の位置は、工程3
Aの場合と同じである。工程3Aとの違いは、4つのス
テーション34〜37で同時に処理を行うことである。
ここで、ステーション37では、露光が終了したウェハ
aが回収(メインステージから排出)され、代わりに新
しい未処理のウェハeが供給される。これらの動作は第
2実施例の場合と基本的に同じである。
【0041】これ以降の工程3G、工程3H、工程3I
においても同時に4つの動作を並行処理する。メインス
テージ45の位置は、それぞれ工程3B、工程3C、工
程3Dと同じである。次の工程3Jは、工程3Fと同一
であり、これ以降は、工程3Fから工程3Iまでが繰り
返される。この場合も、第1の実施例や第2の実施例と
同様に、ウェハが供給され続ければ、永遠にメインステ
ージ45はこれらの繰返し工程に従って往復運動をす
る。なお、メインステージ45の駆動エラー等の補正、
サブステージの構成、レチクル交換等については、第1
の実施例の場合と同様である。
【0042】本実施例は、角状のチップを処理する場合
に、高い生産性が維持できる実施形態である。なお、本
実施例では、各ステーションの配置を直線的配置とした
が、扇型に配置しても、同様の効果がある。
【0043】次に、上述した露光装置を利用することが
できるデバイス製造例について説明する。図11は微小
デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製
造のフローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイ
スのパターン設計を行なう。ステップ2(マスク製作)
では設計したパターンを形成したマスクを製作する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウ
エハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実
際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後
工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを
用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工
程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を
経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ
7)される。
【0044】図12は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布する。
ステップ16(露光)では上記説明した露光装置または
露光方法によってマスクの回路パターンをウエハの複数
のショット領域に並べて焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。これらのス
テップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重
に回路パターンが形成される。
【0045】これによれば、従来は製造が難しかった大
型のデバイスを低コストで製造することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板を処
理するためのステージを2以上有し、露光位置に位置す
るステージ上の基板に対して露光を行う間に他の処理位
置に位置するステージ上において露光以外の処理を行う
ことにより、露光以外の処理を露光と並列的に行うよう
にしたため、ステージのスピードを上げたり、露光処理
部の数を増やしたりすることなく、生産性を向上させる
ことができる。また、これと同時に、高価な投影レンズ
を増やしていないため、製造コストの上昇も抑えること
ができる。
【0047】さらに、本発明は、ウェハサイズの拡大に
よる半導体素子の製造コスト低減以上の効果を生む角状
のチップに対してより有効である。つまり、角状のチッ
プを使用する場合は露光処理部以外の処理部の数を増や
し、露光動作とそれ以外の動作を時間的に一致させるこ
とにより、処理に要する時間は見かけ上露光動作のみと
なり、ウェハサイズを大きくして生産効率をあげる場合
に比べて、ウェハ交換時間等がなくなるため、さらに効
率よい処理を実現し、生産性を飛躍的に向上させること
ができる。
【0048】また、このように角状のチップの利用を可
能にすることによって、半導体素子を作るための基板材
自体の製造はウェハサイズの変更に影響されない。その
ため、従来のウェハ製造ラインを使用でき、コスト上昇
を押さえることができ、ウェハの歩留まり(価格)を決
めている欠陥密度の改善に集中でき、さらに、良質の基
板材を供給できる効果がある。また、ウェハのサイズが
大きくなるにつれて、ウェハが厚くなる傾向も防ぐこと
ができる。結果として、高価な原料の使用量を減らし、
コスト削減のみならず、製造時に必要とされる電力等も
減らすことができ、省エネルギーも達成できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る、ウェハ処理を
2分割した場合の並行処理機能を備えた投影露光装置の
構成を示す概略図である。
【図2】 ウェハを角状のチップに切断した概略図であ
る。
【図3】 図1の投影露光装置におけるステージ動作フ
ローの一部を示す概略図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る、ウェハ処理を
3分割した場合の並行処理機能を備えた投影露光装置の
構成を示す概略図である。
【図5】 図4の投影露光装置におけるステージ動作フ
ローの一部を示す概略図である。
【図6】 図4の投影露光装置におけるステージ動作フ
ローの他の部分を示す概略図である。
【図7】 本発明の第3の実施例に係る、ウェハ処理を
4分割した場合の並行処理機能を備えた投影露光装置の
構成を示す概略図である。
【図8】 図7の投影露光装置におけるステージ動作フ
ローの一部を示す概略図である。
【図9】 図7の投影露光装置におけるステージ動作フ
ローの他の部分を示す概略図である。
【図10】 従来例に係る露光装置の構成を示す概略図
である。
【図11】 本発明の装置または方法を用いることがで
きるデバイス製造例を示すフローチャートである。
【図12】 図11におけるウエハプロセスの詳細なフ
ローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,11,31:感光基板を供給するための搬送系、
2,12,32:感光基板を回収するための搬送系、
3,4:メインステージ9上のサブステージ、5,6,
7:処理ステーション、9:メインステージ、10:感
光基板の供給回収位置、13,14,15,16,1
7:処理ステーション、18,19,20:メインステ
ージ22上のサブステージ、21:感光基板の供給回収
位置、22:メインステージ、33,34,35,3
6,37,38,39:処理ステーション、40,4
1,42,43:メインステージ45上サブステージ、
44:感光基板の供給回収位置、45:メインステー
ジ、101,105:角状のチップ、102,103,
104:半導体素子、201:感光基板を供給するため
の搬送系、202:感光基板を回収するための搬送系、
203:ステージ上の感光基板、204:処理部(投影
部やアライメント等を含む本体)、205:ステージ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次基板をステージ上に供給し、位置合
    せし、露光し、そして回収する露光装置において、それ
    ぞれが前記供給、位置合せ、露光、および回収のために
    露光位置および他の処理位置に移動する前記ステージを
    2以上有し、露光位置に位置するステージ上の基板に対
    して露光を行う間に他の処理位置に位置するステージ上
    において露光以外の処理を行うことにより、露光以外の
    処理を露光と並列的に行うことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 2種類以上の処理部を備え、そのうちの
    1種類が前記露光を行うための1つの露光処理部であ
    り、他の種類が前記供給、位置合せ、および回収を行う
    ための1種類以上の他の処理部であって各種類毎に2つ
    ずつが存在するものであり、前記露光処理部および他の
    各処理部は必要に応じて並列的に動作することが可能で
    あり、前記ステージの数は前記露光処理部を含めた処理
    部の種類の数と同数であり、各ステージは相互に種類が
    異なる処理部のそれぞれに同時に位置するとともに順次
    別の種類の処理部に位置するように移動するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記他の処理部としては前記基板の供給
    および回収を行うための供給回収部と、前記基板の位置
    合せを行うための位置合せ部の2種類が存在し、前記露
    光処理部、2つの供給回収部および2つの位置合せ部は
    必要に応じて並列的に動作することが可能であり、3つ
    の前記ステージは前記露光処理部、いずれかの供給回収
    部およびいずれかの位置合せ部のそれぞれに同時に位置
    するとともに順次別の種類の処理部に位置するように移
    動するものであり、これにより前記露光、基板の供給ま
    たは回収、および位置合せが並列的に行われることを特
    徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記他の処理部としては前記基板の供給
    および回収を行うための供給回収部と、前記基板の粗位
    置合せを行うための粗位置合せ部と、前記基板の精密位
    置合せを行うための精密位置合せ部の3種類が存在し、
    前記露光処理部、2つの供給回収部、2つの粗位置合せ
    部および2つの精密位置合せ部は必要に応じて並列的に
    動作することが可能であり、4つの前記ステージは前記
    露光処理部、いずれかの供給回収部、いずれかの粗位置
    合せ部およびいずれかの精密位置合せ部のそれぞれに同
    時に位置するとともに順次別の種類の処理部に位置する
    ように移動するものであり、これにより前記露光、基板
    の供給または回収、粗位置合せおよび精密位置合せが並
    列的に行われることを特徴とする請求項2に記載の露光
    装置。
  5. 【請求項5】 前記他の種類の処理部としては前記供
    給、位置合せ、および回収を行うための1種類で2つの
    処理部を有し、これらの処理部の間に前記露光処理部が
    位置し、2つの前記ステージのうちの一方が一方の前記
    他の種類の処理部に位置するときは他方のステージが前
    記露光部に位置し、前記他方のステージが他方の前記他
    の種類の処理部に位置するときは前記一方のステージが
    前記露光処理部に位置するように、各ステージは連動し
    て往復移動するものであることを特徴とする請求項2に
    記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 各処理部は、一方の供給回収部、一方の
    位置合せ部、露光部、他方の供給回収部、そして他方の
    位置合せ部の順で直列的に配置されており、各ステージ
    は、前記露光、基板の供給または回収、および位置合せ
    が並列的に行われるように、前記直列的配置に沿って一
    体的に往復移動するものであることを特徴とする請求項
    3に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 各処理部は、一方の供給回収部、一方の
    粗位置合せ部、一方の精密位置合せ部、露光部、他方の
    供給回収部、他方の粗位置合せ部、そして他方の精密位
    置合せ部の順で直列的に配置されており、各ステージ
    は、前記露光、基板の供給または回収、粗位置合せ、お
    よび精密位置合せが並列的に行われるように、前記直列
    的配置に沿って一体的に往復移動するものであることを
    特徴とする請求項4に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 各ステージは、前記露光、位置合せ等の
    ために相互に独立に動作できるものであるが、互いに干
    渉しないように、機械的または制御的に連結され、一体
    ステージのごとく移動することもできるものであること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の露光
    装置。
  9. 【請求項9】 前記基板は露光面積の1.1倍と同等ま
    たはそれ以下の寸法で囲まれた領域の範囲内にあるサイ
    ズであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 処理している基板と異なるパターンを
    露光すべき新たな種類の基板が供給されてきたために、
    露光パターンを有する原画の交換が必要な場合に、その
    新たな種類の基板が露光位置に達するまでに前記原画の
    交換を行う手段を有し、前記原画の交換のために、前記
    処理している基板を各ステージ上からすべて排出するこ
    とがないことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかの露光装置
    を用い、露光処理とそれ以外の基板供給・回収処理およ
    び位置合せ処理の少なくとも一部とを並列的に行うこと
    を特徴とするデバイス製造方法。
JP10033548A 1998-02-02 1998-02-02 露光装置およびデバイス製造方法 Pending JPH11219896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033548A JPH11219896A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 露光装置およびデバイス製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10033548A JPH11219896A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 露光装置およびデバイス製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11219896A true JPH11219896A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12389623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10033548A Pending JPH11219896A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 露光装置およびデバイス製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11219896A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293376A (ja) * 2007-08-14 2007-11-08 Hitachi High-Technologies Corp 露光装置及び基板製造方法
JP2007306034A (ja) * 2007-08-14 2007-11-22 Hitachi High-Technologies Corp 露光装置及び基板製造方法
JP2008124506A (ja) * 2008-02-06 2008-05-29 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008122996A (ja) * 2008-02-06 2008-05-29 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008146098A (ja) * 2008-02-06 2008-06-26 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008158545A (ja) * 2008-02-06 2008-07-10 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
US8223319B2 (en) 2008-11-10 2012-07-17 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Exposure device
JP2017227915A (ja) * 2003-06-19 2017-12-28 株式会社ニコン 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017227915A (ja) * 2003-06-19 2017-12-28 株式会社ニコン 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
JP2019020745A (ja) * 2003-06-19 2019-02-07 株式会社ニコン 露光装置、露光方法、及びデバイス製造方法
JP2007293376A (ja) * 2007-08-14 2007-11-08 Hitachi High-Technologies Corp 露光装置及び基板製造方法
JP2007306034A (ja) * 2007-08-14 2007-11-22 Hitachi High-Technologies Corp 露光装置及び基板製造方法
JP2008124506A (ja) * 2008-02-06 2008-05-29 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008122996A (ja) * 2008-02-06 2008-05-29 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008146098A (ja) * 2008-02-06 2008-06-26 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
JP2008158545A (ja) * 2008-02-06 2008-07-10 Hitachi High-Technologies Corp プロキシミティ露光装置及び基板製造方法
US8223319B2 (en) 2008-11-10 2012-07-17 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Exposure device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002353121A (ja) 露光方法及びデバイス製造方法
JPH11219896A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JPH10303115A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JPH08330222A (ja) X線露光用マスク及びそれを用いた半導体素子の製造方法
US4397543A (en) Mask for imaging a pattern of a photoresist layer, method of making said mask, and use thereof in a photolithographic process
JP2001338860A (ja) 露光方法及びデバイス製造方法
JP2001127144A (ja) 基板吸着保持方法、基板吸着保持装置および該基板吸着保持装置を用いた露光装置ならびにデバイス製造方法
TWI448823B (zh) 微影裝置、微影裝置與處理模組之組合,以及元件製造方法
US6809798B1 (en) Stage control method, exposure method, exposure apparatus and device manufacturing method
US6381005B1 (en) Mask holding device, exposure apparatus and device manufacturing method
US6559927B1 (en) Gap adjusting method in exposure apparatus
US6309212B1 (en) Substrate conveying system and device manufacturing method using the same
JP3770959B2 (ja) 投影型ステッパ露光装置およびそれを用いた露光方法
US20070072128A1 (en) Method of manufacturing an integrated circuit to obtain uniform exposure in a photolithographic process
JPH1174190A (ja) X線露光装置
JPH11121362A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JP2001230170A (ja) 走査露光装置及び走査露光方法
JPH11150059A (ja) 半導体装置の製造方法及びその装置並びに投影露光装置
JP2001249462A (ja) 露光装置
JPH09283413A (ja) 露光方法及び露光装置
JP2000260690A (ja) X線露光装置
JPH11176743A (ja) 露光装置及び露光方法
JP2000138161A (ja) 露光装置
JPH10270320A (ja) 露光装置および露光方法
JP2545431B2 (ja) リソグラフィ―用レチクルおよびレチクルパタ―ン転写方法