JPH11218377A - 冷蔵庫等の断熱箱体 - Google Patents

冷蔵庫等の断熱箱体

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JPH11218377A
JPH11218377A JP7875598A JP7875598A JPH11218377A JP H11218377 A JPH11218377 A JP H11218377A JP 7875598 A JP7875598 A JP 7875598A JP 7875598 A JP7875598 A JP 7875598A JP H11218377 A JPH11218377 A JP H11218377A
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plate
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heat insulating
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栄 近藤
Hiroshi Yoshimura
宏 吉村
Ariisa Kanayama
在勇 金山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省資源,軽量化の目的で、冷蔵庫の断熱箱体
を構成する外装板の板厚を薄くし、断熱層にウレタン発
泡断熱材を注入発泡させた場合、外装板内面に取着した
凝縮パイプの曲げパターンが外装板の外表面に表れて見
え、外観を損なうという課題がある。 【解決手段】 外装板1の内面に凝縮パイプ2を密着状
態に配設し、断熱層に発泡断熱材を注入発泡してなる冷
蔵庫の断熱箱体4において、上記凝縮パイプ2の曲げパ
ターンに沿った直線状ビード3・3・3・・・を上記外
装板1に設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装板の内面に凝
縮パイプを密着状態に配設し、断熱層に発泡断熱材を注
入発泡してなる冷蔵庫等の断熱箱体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷蔵庫等の断熱箱体は、
特開平2−242070号公報に開示されているよう
に、冷蔵庫の両側面および上面(天板)に、凝縮パイプ
(露つき防止パイプ)を設けてなる構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の冷
蔵庫等の断熱箱体であれば、両側面、上面を構成する外
装板の板厚を例えば0.4mm以下に薄くし、断熱層に
ウレタン発泡断熱材を注入し発泡させた場合、上記凝縮
パイプの曲げパターンが外装板の外表面に表れて見え、
外観的に好ましくない現象が発生するという課題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫等の断熱
箱体は上記のような課題を解決したもので、請求項1記
載の発明は、外装板の内面に凝縮パイプを密着状態に配
設し、断熱層に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫等
の断熱箱体において、上記凝縮パイプの曲げパターンに
沿った直線状ビードを上記外装板に設けたことを特徴と
するものであり、この構成により、外装板の板厚を薄く
しても上記凝縮パイプの曲げパターンが外装板の外表面
に表れて見えにくくなる。
【0005】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、直線状ビードの膨出を外面側にした
ことを特徴とするものであり、この構成により、直線状
ビードと凝縮パイプが交差しても凝縮パイプが直線状ビ
ードに乗り上げて浮き上がることがないので、直線状ビ
ードの長さ及び配列を凝縮パイプと無関係に決定でき、
デザイン的に好ましいビードパターンとすることができ
る。
【0006】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明において、外装板の前・後フランジ形成後
に、直線状ビードをロール成型で形成してなることを特
徴とするものであり、この構成により、前・後フランジ
間の外装板にバランスのとれた張りを与えることがで
き、上記凝縮パイプの曲げパターンが外装板の外表面に
表れ見えなくなるという効果に寄与する。しかも、直線
状ビードの長さ及び配列ピッチを比較的簡単に変えるこ
とができるという利点もある。
【0007】また、請求項4記載の発明は、外装板の内
面に凝縮パイプを密着状態に配設し、断熱層に発泡断熱
材を注入発泡してなる冷蔵庫等の断熱箱体において、上
記凝縮パイプの曲げパターンに沿った模様絞りを上記外
装板に設けたことを特徴とするものであり、この構成に
より、外装板の板厚を薄くしても上記凝縮パイプの曲げ
パターンが外装板の外表面に表れて見えにくくなる。ま
た、外装板の側板が見えるような設置場所では、模様に
よるインテリア効果も得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の冷蔵庫等の断熱箱体
の実施の形態を図面とともに説明する。
【0009】図1は本発明の冷蔵庫等の直線状ビードを
設けた断熱箱体を示す外観斜視図、図2は本発明の冷蔵
庫等の断熱箱体を構成する直線状ビードを設けた外装板
の内面に凝縮パイプを取付けた状態の展開図、図3は本
発明の冷蔵庫等の模様絞りを設けた断熱箱体を示す側面
図である。
【0010】図面において、1は両側面部と天面部とを
一体に形成してなる外装板であり、その内面となる側に
凝縮パイプ2が熱伝導性テープ(図示せず)にて密着状
態に取付けられ、その凝縮パイプ2の直線部分に沿って
直線状ビード3・3・3・・・が外装板1の両側面部に
設けられている。直線状ビード3・3・3・・・は、外
装板1の前フランジ1aと後フランジ1bをロールフォ
ーミングで形成した後にロールフォーミングで形成した
ものであり、直線状ビード3・3・3・・・の長さを簡
単に変えることができる。従って、機種替えにより側面
部の長さが変わり直線状ビード3・3・3・・・の長さ
が変わっても簡単に対応できる。
【0011】直線状ビード3・3・3・・・の膨出はど
ちら側でもよいが、凝縮パイプ2との交差がない場合に
は内面側に膨出させる方が外観的に好ましい。又、直線
状ビード3・3・3・・・は、外装板1を両側面部と上
面部との間で折り曲げるために、側面部と上面部との間
で分断させている。
【0012】尚、凝縮パイプの曲げパターンに沿った直
線状ビードとは、基本的に曲げパターンの直線部分に沿
ったビードということである。
【0013】冷蔵庫の断熱箱体4は、凝縮パイプ2を取
り付けた外装板1を図1に示す如く折り曲げ、内箱5を
組み合わせてから底板(図示せず)および背面板(図示
せず)を組み合わせ、発泡治具に組み込んで断熱層(外
装板1,底板,背面板にて構成される外箱と内箱5とで
形成された空間)にウレタン断熱材を注入発泡させて成
る。
【0014】上記した如く、凝縮パイプ2の曲げパター
ンに沿った直線状ビード3・3・3・・・を上記外装板
1に設けることにより、外装板1の板厚を薄くしても上
記凝縮パイプ2の曲げパターンが外装板1の外表面に表
れて見えるという現象が解消できる。例えば、凝縮パイ
プ2の曲げパターンに沿った直線状ビード3・3・3・
・・を60mm間隔で設けると、板厚0.3mmの外装
板にしても課題を解決できる。
【0015】また、直線状ビード3・3・3・・・が板
厚の薄い外装板1の補強手段としても機能するので、上
記組み立てにおいて生産性を向上でき不良率を低減でき
る。更にまた、直線状ビード3・3・3・・・により外
装板1の表面積が増し、放熱効果や断熱材との接着力が
増加する。
【0016】尚、図2において、6は熱伝導性テープ
で、2点鎖線は折り曲げ部である。この折り曲げ部と直
線状ビード3・3・3・・・との距離(図中:A)は、
折り曲げ治具等の関係により少なくとも30mm以上の
値に、また、外装板1の端部と直線状ビード3・3・3
・・・との距離(図中:B)は、熱伝導性テープ6の幅
等の関係により、少なくとも25mm以上の値にするこ
とが好ましい。
【0017】また、図3において、7は凝縮パイプの曲
げパターン2に沿って直線状に設けられた模様絞りであ
り、外装板1の前フランジ(図2における符号1a)と
後フランジ(図2における符号1b)をロールフォーミ
ングで形成した後に、プレス機等により模様絞り7・7
・7・・・を形成しており、この模様絞り7・7・7・
・・を上記外装板1に設けることにより、外装板1の板
厚を薄くしても凝縮パイプ2の曲げパターンが外装板1
の外表面に表れて見えるという現象が解消できるのみで
なく、外装板1の側板が見えるような冷蔵庫等の断熱箱
体の設置場所では、模様絞り7・7・7・・・によりイ
ンテリアとしての効果も得られる。
【0018】尚、凝縮パイプの曲げパターンに沿った模
様絞りとは、基本的に曲げパターンの直線部分に沿った
模様絞りということである。
【0019】また、模様絞り7・7・7・・・としては
半球状、楕円状、長円状、等の図形状の物や、花、動
物、乗り物、等を図案化した物等の例がある。また、模
様絞り7・7・7・・・を外面側に膨出させた場合、凝
縮パイプの曲げパターン2とは関係なく、模様絞り7・
7・7・・・を外装板1に設けられることは明白であ
る。
【0020】また、模様絞りの配列が不規則であって
も、模様絞り以外の平面部分が極度に広くなければ、同
様の効果が得られることは明白である。
【0021】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫等の断熱箱体は上記のよ
うな構成であるから、請求項1記載の発明は、外装板の
板厚を薄くしたとき発生する、凝縮パイプの曲げパター
ンが外装板の外表面に表れて見え外観を損なうという課
題を解決でき、しかも、ビードを設けることにより外装
板の表面積が増し、放熱効果や断熱材との接着力が増加
させることができる。
【0022】また、請求項2記載の発明は、直線状ビー
ドと凝縮パイプが交差しても凝縮パイプが直線状ビード
に乗り上げて浮き上がることがないので、直線状ビード
の長さ及び配列を凝縮パイプと無関係に決定でき、デザ
イン的に好ましいビードパターンとすることができる。
【0023】そして、請求項3記載の発明は、前・後フ
ランジ間の外装板にバランスのとれた張りを与えること
ができ、凝縮パイプの曲げパターンが外装板の外表面に
表れて見え外観を損なうという課題の解決に寄与でき、
そのうえ、直線状ビードの長さ及び配列ピッチを比較的
簡単に変えることができるという利点もある。
【0024】また、請求項4記載の発明は、外装板の板
厚を薄くしたとき発生する、凝縮パイプの曲げパターン
が外装板の外表面に表れて見え外観を損なうという課題
を解決でき、しかも、模様絞りを設けることにより外装
板の表面積が増し、放熱効果や断熱材との接着力が増加
させることができ、そのうえ、側板が見えるような設置
場所では、設けられた模様絞りによりインテリアとして
の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫等の直線状ビードを設けた
断熱箱体を示す外観斜視図である。
【図2】本発明による冷蔵庫等の断熱箱体を構成する直
線状ビードを設けた外装板の内面に凝縮パイプを取付け
た状態の展開図である。
【図3】本発明による冷蔵庫等の模様絞りを設けた断熱
箱体を示す側面図である。
【符号の説明】
1 外装板 1a 前フランジ 1b 後フランジ 2 凝縮パイプ 3 直線状ビード 4 断熱箱体 5 内箱 7 模様絞り

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装板の内面に凝縮パイプを密着状態に
    配設し、断熱層に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫
    等の断熱箱体において、上記凝縮パイプの曲げパターン
    に沿った直線状ビードを上記外装板に設けたことを特徴
    とする冷蔵庫等の断熱箱体。
  2. 【請求項2】 上記直線状ビードを外面側に膨出させた
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫等の断熱箱体。
  3. 【請求項3】 上記外装板の前・後フランジ形成後に、
    上記直線状ビードをロール成型で形成したことを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫等の断熱箱体。
  4. 【請求項4】 外装板の内面に凝縮パイプを密着状態に
    配設し、断熱層に発泡断熱材を注入発泡してなる冷蔵庫
    等の断熱箱体において、上記凝縮パイプの曲げパターン
    に沿った模様絞りを上記外装板に設けたことを特徴とす
    る冷蔵庫等の断熱箱体。
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JP32431197 1997-11-26
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197966A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
KR101014718B1 (ko) * 2003-12-20 2011-02-16 엘지전자 주식회사 건조기 후면케이스의 강도보강구조
JP2015536394A (ja) * 2012-12-07 2015-12-21 アコ ゼヴェリン アールマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 排水溝のレール
JP2018004248A (ja) * 2017-10-11 2018-01-11 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

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JP2015536394A (ja) * 2012-12-07 2015-12-21 アコ ゼヴェリン アールマン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 排水溝のレール
JP2018004248A (ja) * 2017-10-11 2018-01-11 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

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