JPH0522784Y2 - - Google Patents

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JPH0522784Y2
JPH0522784Y2 JP581088U JP581088U JPH0522784Y2 JP H0522784 Y2 JPH0522784 Y2 JP H0522784Y2 JP 581088 U JP581088 U JP 581088U JP 581088 U JP581088 U JP 581088U JP H0522784 Y2 JPH0522784 Y2 JP H0522784Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は冷蔵庫扉、特にその枠組構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第9,10,11図は、例えば実公昭60−
32860号公報に開示された従来の冷蔵庫扉の一例
を示す斜視図、扉内板を取除いて示す背面図、お
よび前記斜視図のA−A断面拡大矢視図である。
図において、1は、断面をU字状に折曲げた塗装
鋼板から成る外装パネル、2は外枠で、外装パネ
ル1の両端面を四角状に包囲するよう押出成形に
より形成されて、外装パネル1に嵌合されてお
り、さらに上/下のキヤツプ3A/下キヤツプ3
Bにより扉の枠組が形成されている。4は、扉枠
組内部に充填された発泡性断熱材であり、外装パ
ネル1、外枠2、上キヤツプ3A、下キヤツプ3
B等を互に強固に結合している。
5は扉の内板であり、小ねじ6により、外枠2
の内側フランジ7に締結されている。8はドアガ
スケツドであり、外枠2に形成した袋状部9に外
枠2の全周にわたり挿入固定されている。10は
外装パネル1挿入用のパネル挿入溝である。上キ
ヤツプ3A、下キヤツプ3Bは、それぞれの前縁
から両側縁にかけて垂幕状に一体に形成された外
側フランジ11で、外装パネル1上下端および外
枠2を包囲している。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来例の冷蔵庫扉は以上のように構成されてお
り、断面がU字状に折曲つた外装パネル1の端面
周囲に、押出成形による外枠2を嵌合後、上キヤ
ツプ3Aおよび下キヤツプ3Bを装着する構造に
なつているため、これを上キヤツプ3A、下キヤ
ツプ3Bの装着時、外側フランジ11の両側縁
が、外装パネル1側面および外枠2より外側に肉
厚分だけ出つ張つて段差を生じ、外観意匠上好ま
しくないなどの問題点があつた。
この考案は、以上のような、従来例の外観意匠上
の問題点を解消するためになされたもので、上キ
ヤツプ、下キヤツプと、外枠との段差を無くし同
一面状として、意匠上新感覚の冷蔵庫扉を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この考案においては、冷蔵庫扉の上
キヤツプ、下キヤツプの各側面フランジと外枠と
が重なる範囲のみ、外枠に側面フランジの肉厚分
だけ凹状とした段状切欠きを形成することにより
前記目的を達成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような外枠状の凹状段差形成により、
上/下キヤツプの各両端延長フランジ部と外枠の
本来の非加工面とが実質的に同一面となり外観が
意匠的に向上する。
〔実施例〕
以下に、この考案を実施例に基づいて説明す
る。
(構成) 第1図に、この考案に係る冷蔵庫扉の一実施例
の斜視図、第2図に第1図の背面から視た要部拡
大分解破断斜視図、第3図に第1図のB−B断面
拡大矢視図を示す。
前記従来例第9〜11図におけると同一(相
当)構成要素は同一符号で表わす。
1はコーナ半径12を比較的大きくして、ソフ
ト感を有するよう断面をU字状に折曲げた塗装鋼
板等から成る外装パネルである。2は外装パネル
1の両端面に装着される押出成形により形成され
た外枠であり、ドアガスケツト8挿入用の袋状部
9およびパネル挿入溝10、扉内板5を小ねじ6
で締結するための内側フランジ7を一体に形成し
ている。3Aは上キヤツプ、3Bは下キヤツプで
あり、外装パネル1のそれぞれ上/下端に装着
し、上キヤツプ3Aおよび下キヤツプ3Bの裏側
には、それぞれ外枠2とほぼ同一断面を有する上
下枠13が装着されている。外枠2と上下枠13
とのコーナ部の接合部は、当接面がそれぞれ45°
の角度に切断されて当接され、袋状部9が扉の枠
組の4辺が連通するよう形成されている。上キヤ
ツプ3A、下キヤツプ3Bには、それぞれの前縁
から両側縁にかけて垂幕上の外側フランジ11が
形成され、外装パネル1の上/下端とそれぞれ嵌
合される。14は、上記外側フランジ11の両端
部の一部を延長した延長フランジ部である。15
は、外枠2のそれぞれ上/下端部を、切削加工等
により凹状に形成した格段上切欠きであり、切欠
き15の深さは、前記延長フランジ部14の肉厚
と実質的に同等としている。
(組立工程) 以上の各構成部品により扉の枠組が形成され、
発泡性断熱材4が外装パネル1、外枠2、上キヤ
ツプ3A、下キヤツプ3B、上下枠13および扉
内板5の内側に充填され、発泡完了時、上記各構
成部品と密着し、強固な扉体が形成される。次
に、扉内板5が外枠2および上下枠13の内側フ
ランジ7に小ねじ6により締結され、ドアガスケ
ツト8が袋状部9全周に装着され扉組立体が形成
される。
(他の実施例) なお、第3図に示した実施例においては、外装
パネル1と外枠2との接合部16には外枠2の肉
厚分の段差17が形成され、この部分の外観意匠
を悪くしていたが、第4図に他の実施例の第3図
相当図を示すように、外装パネル1のコーナ半径
12の途中より、外装パネル1前面より垂直に立
ち上がる折曲面18を形成し、外枠2の段差17
部分に、軟質塩化ビニール等の材料による先端が
外装パネル1のコーナ半径12と密着し同一面と
なるようなひれ19を形成することにより、段差
を無くすことが可能で外観意匠が改善される。
また、第5図および第6図に、さらに他の実施
例の第3図相当図および第5図の要部分解破断斜
視図を示すように、外枠2の外方に凹状部20を
形成し、上キヤツプ3A、下キヤツプ3Bの延長
フランジ部14に、上記外枠2の凹状部20と連
通する凹溝21を形成し、扉を開ける際この凹状
部20に指を掛けることも可能とした扉を提供す
るものである。
また、第7図は第2図の斜視図に対応し、第8
図は第6図の斜視図に対応するそれぞれの斜視図
であるが、外枠2の押出成形時、外側の平坦部に
ホツトスタンプ加工等により意匠性の良い柄22
を印刷しても良く、外観意匠性をさらに向上し得
る扉体を提供するものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、上キ
ヤツプと下キヤツプの外側フランジに配設した延
長フランジと、外枠の上下端を延長フランジの肉
厚分切除した凹状の段状切欠きを形成し、外枠と
延長フランジとを同一面として連結した構成とし
たため扉体周囲がキヤツプと外枠とが一体的とな
り、意匠性の優れた扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例による冷蔵庫扉
を示す斜視図、第2図は、第1図の背面より視た
要部の拡大分解破断斜視図、第3図は、第1図の
B−B断面図、第4図および第5図は、それぞれ
第3図に相当する他の実施例の各断面図、第6図
は、第5図の分解斜視図、第7図および第8図
は、それぞれ第2図および第6図の各斜視図に対
応する他の実施例の各斜視図、第9,10,11
図は、従来の冷蔵庫扉の一例のそれぞれ斜視図、
扉内板を取つて示す背面図および要部断面図であ
る。なお、各図中、同一符号は同一または相当構
成要素を示す。 1……外装パネル、2……外枠、3A……上キ
ヤツプ、3B……下キヤツプ、4……発泡性断熱
材、5……扉内板、11……外側フランジ、13
……上下枠、14……延長フランジ部、15……
段状切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面をU字状に折曲げた外装パネルの両側端部
    には外枠を、また上/下端部には上下枠が装着さ
    れた各キヤツプをそれぞれ嵌合し、扉内板との内
    部に発泡性断熱材を充填して成る冷蔵庫扉におい
    て、前記各キヤツプの外側フランジの両端部を延
    長した各延長フランジ部を設けると共に、前記外
    枠のそれぞれ上/下端部を該各延長フランジ部の
    肉厚分だけ凹状とした段状切欠きを形成し、前記
    各延長フランジ部と外枠との接合部が実質的に同
    一面となるよう構成したことを特徴とする冷蔵庫
    扉。
JP581088U 1988-01-20 1988-01-20 Expired - Lifetime JPH0522784Y2 (ja)

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JP581088U JPH0522784Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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JP581088U JPH0522784Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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JPH01112389U JPH01112389U (ja) 1989-07-28
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JP581088U Expired - Lifetime JPH0522784Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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